JP2003191931A - 紙製容器およびその製造方法 - Google Patents

紙製容器およびその製造方法

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Kayoko Hamada
佳代子 浜田
Hirofumi Kawai
広文 河合
Masao Tsurusaki
政雄 津留崎
Minoru Nagae
実 永江
Eishin Miyake
英信 三宅
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、電子レンジ調理、吸油・吸水性、耐
水・耐熱水性等の機能を簡便に付与でき、そのうえ、軽
量で、使用後の廃棄処理に際しては、易焼却性を有し、
また埋立処理も可能である、紙製容器およびその製造方
法を提供することを目的とするものである。 【解決手段】パルプ繊維と該繊維を結合させる結合剤と
を主原料とした紙製容器であって、前記容器の内面に機
能性を有する基材シートをインモールドインジェクショ
ン成形法により貼り付けて設けたことを特徴とする紙製
容器およびその製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、パルプ繊維を主体
とする紙製容器およびその製造方法に係わり、さらに詳
しくは、電子レンジ調理、吸油・吸水性、耐水・耐熱水
性等の機能を有する基材シートを容器内面にインモール
ドインジェクション成形法により貼り付けて設けること
により、紙製容器に各種機能を付与することができ、そ
のうえ、軽量で、使用後の廃棄処理に際しては、易焼却
性を有し、また埋立処理も可能である、紙製容器および
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、食品などに用いる容器の素材とし
ては、プラスチックが多く用いられ、インジェクション
成形などによる成形物や、あるいは発泡ポリスチレンシ
ートから加工した容器などがあり、特に後者は軽量で断
熱性も優れていて、広い用途範囲に数多く利用されてい
た。
【0003】しかしながら、上述のプラスチック容器
は、使い捨て容器などとして用いられる場合には、使用
後の処理性に問題を残す。すなわち、使用した後に、容
器を土中に埋立処理を行った場合には、プラスチックは
分解性がないため土中に残存し、また、大量に焼却した
時には、高熱の発生が焼却炉を傷めることも懸念され
る。
【0004】昨今の環境汚染防止への要望から、廃棄処
理が簡便で、燃焼しても汚染物質や煤煙等が出にくく、
しかも軽量な紙基材を主とする紙容器等への転換が進め
られている。しかしながら、紙基材を主体とする紙容器
は、耐油性、耐水性、耐熱水性等に問題があり、紙容器
にこのような機能を付与することが求められていた。ま
た、最近では、電子レンジでの食品の加熱調理がその利
便性から紙容器にこのような機能を付与することが求め
れれている。このように各種機能を付与することのでき
る紙容器およびその機能を簡便に付与することのできる
紙容器の製造方法が要望されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の容器
の問題点を解決すべくなされたもので、電子レンジ調
理、吸油・吸水性、耐水・耐熱水性等の機能を簡便に付
与でき、そのうえ、軽量で、使用後の廃棄処理に際して
は、易焼却性を有し、また埋立処理も可能である、紙製
容器およびその製造方法を提供することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に係
る発明は、パルプ繊維と該繊維を結合させる結合剤とを
主原料とした紙製容器であって、前記容器の内面に機能
性を有する基材シートをインモールドインジェクション
成形法により貼り付けて設けたことを特徴とする紙製容
器である。
【0007】また、請求項2に係る発明は、請求項1記
載の紙製容器において、前記機能性を有する基材シート
が、電子レンジ用サセプター機能を有するシートである
ことを特徴とする。
【0008】また、請求項3に係る発明は、請求項1記
載の紙製容器において、前記機能性を有する基材シート
が、吸油・吸水性機能を有する基材シートであることを
特徴とする。
【0009】また、請求項4に係る発明は、請求項1記
載の紙製容器において、前記機能性を有する基材シート
が、耐水・耐熱水性機能を有する基材シートであること
を特徴とする。
【0010】また、請求項5に係る発明は、パルプ繊維
と該繊維を結合させる結合剤からなる主原料を、溶媒と
して水を使用して、該溶媒中で混合・混練する工程と、
その混練物の固形分を調整する工程と、インモールドイ
ンジェクション成形機において、機能性を有する基材シ
ートをシステム内に設けられている金型内に装着する工
程と、前記基材シートを装着した金型内に前記パルプ繊
維と結合剤からなる主原料からなる固形分を調整したそ
の混練物を射出供給し、容器成形品に機能性を有する基
材シートの貼り付けを行うと同時に射出成形を行う工程
からなり、前記パルプ繊維と結合剤とを主原料とした紙
製容器の内面に機能性を有する基材シートを貼り付け
て、一体に成形したことを特徴とする紙製容器の製造方
法である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の紙製容器およびそ
の製造方法の好ましい一例としての実施の形態について
説明する。本発明の紙製容器は、パルプ繊維と該繊維を
結合させる結合剤とを主原料とした紙製容器であって、
前記容器の内面に機能性を有する基材シートをインモー
ルドインジェクション成形法により貼り付けて設けたこ
とを特徴とするするものである。
【0012】本発明の紙製容器を構成する素材の主原料
のパルプ繊維としては、針葉樹、または広葉樹を用いた
晒、または未晒であるクラフトパルプ、ソーダパルプ、
スルファイトパルプ、砕木パルプ、レファイナー砕木パ
ルプ、サーモメカニカルパルプなどのバージンパルプ、
あるいは、故紙、古段ボール紙、古雑誌などに由来する
再生パルプなどが使用可能である。あるいは、紙加工な
どの工程で生じたり、あるいは適切な装置により繊維
状、あるいは綿状に加工されるパルプも使用可能であ
る。
【0013】また、本発明で使用される結合剤は、パル
プ繊維を結合させるために用いられる水溶性バインダー
であれば、特に限定されるものではないが、デンプンま
たはその変性体、アルギン酸ナトリウム、アラビアゴ
ム、ゼラチン、ポリビニルアルコールを挙げることがで
きる。その添加量も適宜選択できるもので特に限定され
るものではない。
【0014】また、本発明で使用される機能性を有する
基材シートとしては、紙製容器に要求される種々の機
能、例えば、電子レンジ調理機能、吸油・吸水性、耐水
・耐熱水性等の機能をはじめとして、その他撥水性、耐
油性など種々機能を付与するために用いられる機能性基
材シートであって、紙製容器の内面にインモールドイン
ジェクション成形法により貼り付けて設けることで、紙
製容器に上記のような機能を付与するものである。
【0015】まず、本発明で使用される機能性を有する
基材シートとして、電子レンジ調理機能を有する基材シ
ートについて説明する。図4に示すように、マイクロ波
加熱原理を利用した食品の電子レンジ調理機能を有する
基材シートは、マイクロ波発熱体すなわちマイクロ波サ
セプターが使用される。このサセプターは、一般にポリ
エチレンテレフタレート(PET)等のプラスチックフ
ィルム基材12に金属薄膜もしくは金属・金属酸化物混
合体からなる蒸着層13を設け、紙などの支持体11と
貼合したマイクロ波サセプター基材10であって、食品
用途の紙製容器内面に密接着して用いられる。本発明で
用いられるマイクロ波発熱体としての金属蒸着層13
は、金属蒸着層にはアルミニウム、錫、亜鉛、鉄、銅な
どの蒸着薄膜が挙げられるが、アルミニウム蒸着薄膜が
望ましい。金属蒸着層の厚さは、発熱量および加熱時ス
パークが発生しないように適宜設定される。
【0016】また、本発明で使用される機能性を有する
基材シートとして、吸油・吸水性機能を有する基材シー
トについて説明する。図5に示すように、一例として、
吸油・吸水性機能を有する基材シート14は、孔あき液
体吸収性フィルム層18の下面に、吸油・吸水紙層17
を部分的に接着して設け、この吸油・吸水紙層17の下
面に、非液体吸収性フィルム層16と基材紙層15とを
順次接着して設けた吸油・吸水性の機能を有する基材シ
ートである。鮮魚類や精肉などの生鮮食品や、てんぷ
ら、フライなどの揚げ物食品などの紙製容器内面に密接
着して用いられる。
【0017】上述の孔あき非液体吸収性フィルム層に形
成される貫通孔19は、食品から漏出する液体が透過し
やすく、しかも、いったん吸油・吸水紙層17に吸収さ
れたら、液体が逆戻りしにくい開孔面積のものを選択す
る必要がある。また、非液体吸収性フィルム16の材質
は、水分や油分が透過しにくい、例えばポリエチレン、
ポリプロピレンなどのポリオレフィンや、ポリエチレン
テレフタレートなどのポリエステルフィルムが使用され
る。
【0018】また、吸油・吸水紙層17としては、タオ
ルペーパー、不織布、無サイズ紙などを用いることがで
きる。
【0019】また、孔あき液体吸収性フィルム層18と
吸水・吸油紙層17とを部分的に接着する方法とは、ド
ライラミネート加工法やウェットラミネート加工法によ
って、吸油・吸水紙層上に、接着剤をドット状、線状、
格子縞状などに塗布して、孔あき液体吸収性フィルム層
18を、吸水・吸油紙層17上に部分的に接着するもの
である。
【0020】また、吸油・吸水紙層17の下面に、非液
体吸収性フィルム層16と基材紙層15とを順次接着し
て設けると、吸水・吸油紙層に吸収された液体が、非液
体吸収性フィルム層によりシート裏面へ裏抜けすること
が防げ、また、基材紙層によりシートに剛性が付与され
る。
【0021】さらに、本発明で使用される機能性を有す
る基材シートとして、耐水・耐熱水性機能を有する基材
シートを説明する。紙製容器に耐水性や湿潤強度を付与
する場合は、ポリビニルアルコール樹脂、ポリアクリル
アミド、でんぷん等が、また、湿潤時紙力増強剤として
は尿素ホルムアルデヒド樹脂、メラミンホムルアルデヒ
ド樹脂、でんぷん、ポリアミドアミン、そのエピクロル
ヒドリン変性体、さらには各種ラテックス、例えば天然
ゴムラテックス、SBR、NBR、ポリクロロプレン等
の合成ゴムラテックス、ポリ酢酸ビニル、アクリル樹
脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンもしくはこれ
らの共重合体の樹脂ラテックスなどを紙基材に含浸し
て、耐水性の機能を有する基材シートが用いられる。食
品用紙製容器内面に密接着して耐水性や湿潤強度を紙製
容器に付与することができる。
【0022】さらに、耐熱水性を付与する場合は、シラ
ン系樹脂、メラミン系樹脂、ウレタン系樹脂、イソシア
ネート系樹脂、などの熱硬化性樹脂の他に、アクリル系
樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリエチレン樹脂やポリプ
ロピレン樹脂などの熱可塑性樹脂なども要求される耐熱
水温度により選択して、紙基材に含浸して用いられる。
また、付加機能として高い撥水性などが要求される場合
においても、必要な耐熱水性を損なわない限り、要求機
能レベルに応じて上記の樹脂材料を複合もしくは混合し
て使用することも可能である。
【0023】紙基材に、上記の耐水性や湿潤強度や耐熱
水性を付与する樹脂材料を含浸する方法、として、抄紙
工程もしくは抄紙後の二次加工の工程において含浸(内
添もしくは外添)することにより、紙部材の厚み方向全
体にわたり均等に前述の樹脂を配することができる。機
能レベルに応じて、含浸紙の密度や厚みや内添する樹脂
量など任意に決定することができる。
【0024】この外添による含浸方法としては、紙基材
を含浸剤中に浸し過剰量の含浸剤を一時的に付与できる
ディッピング法や、好ましくは、含浸剤を一定量だけ塗
工または含浸させるグラビアコーティング法やロールコ
ーティング法などがあり、基材の表裏から含浸剤を含浸
することも可能である。
【0025】さらに、2ユニット以上あるグラビア含浸
方法では、はじめに紙基材内部に含浸させる含浸剤を片
面もしくは両面より施し、基材内部にまで含浸剤を浸透
させる。その後の最後のユニットで紙基材の表面にコー
ティング被膜層の形成等が可能となる。そこで得られた
含浸紙は、例えば含浸紙の内部全体にわたり湿潤紙力増
強剤などが含浸され高い湿潤強度を有し、含浸紙表層に
は撥水剤等を配することにより高い撥水効果を有するこ
とができる。すなわち紙基材に含浸剤を供給できる方法
であれば、使用される紙基材や含浸剤の種類にもよる
が、それらに応じて、いずれの方法を任意に選択するこ
とができる。さらにはこれらの外添による含浸方法は二
次加工的に行われるため、抄紙工程に比較すると少量の
加工を安価に行うことができる。
【0026】次ぎに、本発明の紙製容器の製造方法とし
てのインモールドインジェクション成形方法について一
例を例示して説明する。上述したパルプ繊維同士を結合
する結合剤を水に溶解し、これにパルプ繊維を混合し、
懸濁、混練する。混合混練したその混合物の固形分を調
整する。固形分として、特に限定されるものではない
が、50〜98重量%の範囲が望ましい。
【0027】そのインモ−ルドインジェクション成形法
としては、図1に示すように、コア金型1、キャビティ
−金型2、ランナ−3、ゲ−ト口4、上記のコア金型1
に取り付けた真空吸引装置5からなる射出成形金型Kを
使用し、まず、上記の本発明にかかる機能性を有する基
材シートSを、成形容器の内側底面の全面に相当する位
置に密接着するように、コア金型1の内側底面に、真空
吸引装置5を利用して真空吸引して固定しながら装着
し、次いで、キャビティ−金型2にコア金型1を固定
し、しかる後、該キャビティ−金型2とコア金型1とか
ら形成した空間部内に、シリンダ−(図示せず)で、パ
ルプ繊維と結合剤からなる主原料からなる固形分を調整
したその混練物をランナ−3を通してゲ−ト口4から射
出し、上記の空間部の形状にあった成形紙製容器7を成
形すると共にその成形紙製容器7を構成する内側底面の
全面に機能性を有する基材シートSを一体化して密接着
させ、しかる後、乾燥して成形紙製容器7を取り出し
て、本発明にかかる機能性を有する基材シートSを貼着
した成形紙製容器を製造することができる。
【0028】上記の例示は、その成形法の一例を例示す
るものであり、これだけに限定されるものではなく、例
えば、図示しないが、上記のように容器の内側底面の全
面に機能性を有する基材シートSを一体化して密接着さ
せるだけではなく、その容器の外側壁面の全面に機能性
を有する基材シートSを一体化して密接着させることも
でき、さらには、胴部の内側壁面の全面およびその内側
底面の全面に機能性を有する基材シートSを一体化して
密接着させることもできものである。
【0029】本発明において、上記で製造される紙製容
器の一例を図2に示した。図に示すように、パルプ繊維
を主体とした紙製容器8の内側底面の全面に、例えばマ
イクロ波サセプター基材シートSを貼り付けた電子レン
ジ調理機能性を有する本発明の紙製容器8を示した模式
断面図である。また、図3は、本発明の紙製容器の他の
例を示した模式断面図である。図に示すように、パルプ
を主体とした紙製容器の一部分内側底面に、例えばマイ
クロ波サセプター基材シートSを貼り付けた電子レンジ
調理機能性を有する本発明の紙製容器8である。上記の
本発明の紙製容器は、一例として電子レンジ調理機能性
を有する基材シートを貼り合わせた例を示したが、もち
ろん、吸油・吸水性、耐水・耐熱水性等の機能性を有す
る基材シートをを貼り合わせても良い。本発明の紙製容
器は、使用後の廃棄処理に際しては、易焼却性を有し、
また埋立処理も可能であり、電子レンジ調理、吸油・吸
水性、耐水・耐熱水性等の機能が要求される、例えば、
弁当箱や固体状食品もしくは生鮮食品用途の紙製容器と
して用いられるものである。
【0030】
【発明の効果】本発明により、パルプを主体とした紙製
容器に内面に電子レンジ調理、吸油・吸水性、耐水・耐
熱水性等の機能性を有する基材シートをインモールドイ
ンジェクション成形法により貼り付けることで、簡便に
機能性を付与できる紙製容器およびその製造方法を提供
できる。そのうえ、本発明の紙製容器は、軽量で、使用
後の廃棄処理に際しては、易焼却性を有し、また埋立処
理も可能であり、電子レンジ調理、吸油・吸水性、耐水
・耐熱水性等の各種機能が要求される弁当箱や固体状食
品もしくは生鮮食品用途の紙製容器として用いられるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明に係る機能性を有する基材シート
をインモールドインジェクション成形法により前記基材
シートを貼り付けて成形した紙製容器を製造する一例を
説明する概略的構成図である。 (b)本発明の一実施例としての紙製容器の模式断面図
である。
【図2】本発明の一実施例としての紙製容器の模式断面
図である。
【図3】本発明に係る機能性を有する基材シートとして
マイクロ波サセプター基材シートの一例を示した模式断
面図である
【図4】本発明に係る機能性を有する基材シートとして
吸油性基材シートの一例を示した模式断面図である
【符号の説明】
1・・・コア金型 2・・・キャビティー金型 3・・・ランナー 4・・・ゲート口 5・・・真空吸引装置 6・・・パルプ繊維と結合剤を主原料とする成形材料 7、8、9・・・紙製成形容器 10・・・マイクロ波サセプター基材シート 11、15・・・紙基材層 12・・・プラスチックフィルム層 13・・・金属蒸着層 14・・・吸油性基材シート 16・・・非液体吸収フィルム層 17・・・吸油層 18・・・孔あき液体吸収フィルム層 19・・・孔 K・・・インジェクション成形金型 S・・・機能性を有する基材シート
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 1/00 C (72)発明者 永江 実 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 三宅 英信 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 Fターム(参考) 3E033 AA09 AA10 BA07 BA10 BA13 BB08 CA09 CA10 CA20 DD01 FA02 4F100 AK42 AT00A BA02 BA07 DG02B DG10B EH36 GB16 GB23 JB07A JD14A JD15A JL00 4L055 AF09 AH37 BE14 BF08 BF09 FA19 FA20 FA30 GA05 GA50

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パルプ繊維と該繊維を結合させる結合剤と
    を主原料とした紙製容器であって、前記容器の内面に機
    能性を有する基材シートをインモールドインジェクショ
    ン成形法により貼り付けて設けたことを特徴とする紙製
    容器。
  2. 【請求項2】前記機能性を有する基材シートが、電子レ
    ンジ用サセプター機能を有するシートであることを特徴
    とする請求項1記載の紙製容器。
  3. 【請求項3】前記機能性を有する基材シートが、吸油・
    吸水性機能を有する基材シートであることを特徴とする
    請求項1記載の紙製容器。
  4. 【請求項4】前記機能性を有する基材シートが、耐水・
    耐熱水性機能を有する基材シートであることを特徴とす
    る請求項1記載の紙製容器。
  5. 【請求項5】パルプ繊維と該繊維を結合させる結合剤か
    らなる主原料を、溶媒として水を使用して、該溶媒中で
    混合・混練する工程と、その混練物の固形分を調整する
    工程と、インモールドインジェクション成形機におい
    て、機能性を有する基材シートをシステム内に設けられ
    ている金型に装着する工程と、前記基材シートを装着し
    た金型内に前記パルプ繊維と結合剤からなる主原料から
    なる固形分を調整したその混練物を射出供給し、容器成
    形品に機能性を有する基材シートの貼り付けを行うと同
    時に射出成形を行う工程からなり、前記パルプ繊維と結
    合剤とを主原料とした紙製容器の内面に機能性を有する
    基材シートを貼り付けて、一体に成形したことを特徴と
    する紙製容器の製造方法。
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