JP2003191641A - 光情報記録媒体 - Google Patents

光情報記録媒体

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JP2003191641A JP2001399101A JP2001399101A JP2003191641A JP 2003191641 A JP2003191641 A JP 2003191641A JP 2001399101 A JP2001399101 A JP 2001399101A JP 2001399101 A JP2001399101 A JP 2001399101A JP 2003191641 A JP2003191641 A JP 2003191641A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光記録材料としてフタロシアニンの良い特性
を損なわないで、350〜500nmの波長範囲のレー
ザー光を照射することにより超高密度の記録及び再生を
行なうことができるフタロシアニン誘導体を用いた光情
報記録媒体を提供する。 【解決手段】 例えば中心金属に2価のコバルトを有す
る水素原子以外の置換基を有するフタロシアニン誘導体
(2,9,16,22−テトラモノメチルアミノコバル
ト(II) フタロシアニン) を含有する色素層からなる光
干渉層を有し、該光干渉層が波長350〜500nmの
レーザー光による記録及び再生が可能である光情報記録
媒体。 【効果】上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、350〜500n
mの波長、特に400〜450nmの波長の青色レーザ
ー光により記録及び再生が可能なヒートモードによる追
記型の光情報記録媒体であって、置換基を導入した特殊
のフタロシアニン色素を記録層に用い、特に超高密度の
記録を可能とする光情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】文字、図形等の画像や映像あるいは音声
等のデータを記録し、再生する手段としては、波長77
0〜830nmのレーザー光に対応した記録及び再生が
可能な記録材料として例えばペンタメチン系シアニン色
素やフタロシアニン色素を含有する記録層を有する光デ
ィスクがCD−Rとして知られているが、このレーザー
光より短波長の例えば620〜690nmの赤色レーザ
ー光により高密度記録及び再生が可能なDVD−R(デ
ジタル・ビデオ・ディスク−レコーダブル又はデジタル
バーサタイル・ディスク−レコーダブル)等がCD−R
に代わるメディア(光情報記録媒体)として用いられる
ようになってきている。近年、青色光領域の半導体レー
ザーの実用化が実現可能となりつつあり、記録情報量を
増加させることが可能となりつつある。青色光領域対応
の半導体レーザーの発振波長はおよそ350〜500
(nm)、とりわけ400〜500(nm)となる見込
みであり、光情報記録媒体においても記録材料をこれに
合わせて短波長化する検討が行われている。このような
超高密度の記録が可能となる追記型光情報記録媒体に用
いられるものとして、実際に提案されている有機色素化
合物の例は、特開平4−74890号公報に記載された
シアニン化合物や、特開平7−304256号公報ある
いは特開平7−304257号公報に記載のポルフィリ
ン化合物など、極く限られている。ポルフィリン化合物
は大きな第1の吸収のほかに400nm付近に第2の吸
収(ソーレ帯)を持っており、青色レーザー用記録材料
として検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポルフ
ィリン化合物は対称性の高い構造を持ち、分子量が比較
的小さい為、一般に結晶性が高く、溶剤に対する溶解性
が低い。また、溶剤に溶解した溶液を基板に塗布して記
録層を形成した後に凝集(析出)が起こる可能性があ
る。このような状況の中で、波長が350〜500n
m、特に400〜450nmの波長の青色半導体レーザ
ーに反応して高感度な光記録が可能であり、しかも超高
密度の記録が可能となる有機色素化合物であって、溶剤
に対する溶解性がよく、溶液安定性があり、その溶液の
塗布膜に析出が生じ難く、記録層の生産性がよく、しか
も光劣化や熱劣化に対しても高い耐性を持ち、記録後の
保存安定性や再生安定性が高い記録層を形成できる有機
色素化合物が求められている。
【0004】本発明の第1の目的は、特に波長350〜
500nmの範囲から選択されるレーザー光に対して、
高感度な光記録が可能な有機色素化合物を用いた光情報
記録媒体を提供することにある。本発明の第2の目的
は、超高密度の記録が可能な光情報記録媒体を提供する
ことにある。本発明の第3の目的は、耐光性や耐熱性が
よく、記録後の保存安定性や再生の安定性に優れ、光や
熱に対する環境変化に対して信頼性の高い記録及び再生
が行える光情報記録媒体を提供することにある。本発明
の第4の目的は、溶剤に対する溶解性が良く、溶液安定
性に優れ、安定した成膜性を持ち、成膜後に析出し難い
有機色素化合物を用いることができ、記録層の生産性の
よい光情報記録媒体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究した結果、例えばアルキルア
ミノ基を導入したコバルト(II) のフタロシアニン誘導
体が大きなソーレ帯を持つことを見出し、波長350〜
500nm、特に400〜450nmのレーザー光に対
し、反応性に優れ、その色素を含有する色素層は良好な
ピットを形成することができ、その色素層を有する光干
渉層を備えた光情報記録媒体が上記の目的を達成するこ
とを見い出し、本発明をするに至った。したがって、本
発明は、(1)、基板上に色素層を含む光干渉層を有す
る光情報記録媒体において、該色素層が下記一般式〔化
1〕で表わされるフタロシアニン誘導体を含有する光情
報記録媒体を提供するものである。
【化1】 〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
びR8 は少なくとも1つが水素原子以外の置換基を表わ
し、該置換基でないときは水素原子を表わし、2つ以上
が置換基であるときは同種又は異なってもよく、Mは水
素原子又は金属原子を表わす。) また、本発明は、(2)、(R1 、R2 )、(R3 、R
4 )、(R5 、R6 )及び(R7 、R8 )の4組の各組
において、少なくともいずれか一方が−NR’R’’
(但し、R’及びR’’は同一又は異なるアルキル基を
表わし、いずれか一方が水素原子でもよい。)又は−N
+ R’R’’R’’’X- (但し、R’、R’’及び
R’’’は同一又は異なるアルキル基を表わし、その内
の1つ又は2つは水素原子でもよく、X- は陰イオンを
表わす。)であるアルキルアミノ基を表わし、各組内の
置換基は同種又は異なってもよく、各組間の置換基も複
数組において同種又は異なってもよい上記(1)の光情
報記録媒体、(3)、上記一般式〔化1〕で表わされる
フタロシアニン誘導体が下記〔化2〕で示されるフタロ
シアニン誘導体である上記(2)の光情報記録媒体、
【化2】 〔式中、Meはメチル基、CoIIは2価のコバルト原子
を表わす。〕 (4)、光干渉層が350〜500nmの波長領域から
選ばれたレーザー光により記録及び再生が可能である光
情報記録媒体を提供するものである。
【0006】本発明において、光干渉層は350〜50
0nm、特に400〜450nmの波長領域から選ばれ
たレーザー光により記録及び再生が可能になるように形
成されるが、他の色素を併用して、そのほかにもこの光
干渉層を400nm〜約700nmの範囲のレーザー光
に対してはDVD−R用、約700nm〜830nmの
範囲のレーザー光に対してはCD−R用に使用可能にす
ることもできる。上記光干渉層とは、有機色素材料から
なる色素層その他の有機材料あるいは無機材料からなる
層から構成され、レーザー光照射でピット形成可能な単
一層又は複数層の色素層を含む記録層や、この記録層以
外に光情報記録媒体の光学的物性を調整する目的で屈折
率、膜厚を調整した例えば樹脂材料からなるエンハンス
層、さらには基板と色素層、色素層が複数の場合にはそ
の間に設ける中間層等も含まれ、これらを総称したもの
である。
【0007】上記の色素層には置換基を導入したフタロ
シアニン誘導体(置換基導入型フタロシアニン色素)を
含有させるが、その色素としては例えば上記一般式〔化
1〕で表わされる化合物を挙げることができる。上記一
般式〔化1〕中、R1 〜R8 は少なくともその一つが水
素原子以外の置換基であり、その置換基でない場合は水
素原子であり、2つ以上が置換基であるときは同種又は
異なってもよいが、(R1 、R2 )、(R3 、R4 )、
(R5 、R6 )及び(R7 、R8 )の4組の各組におい
て、少なくともいずれか一方、すなわち片方又は両方が
−NR’R’’のアルキルアミノ基であることも好まし
い。ここで、R’及びR’’はアルキル基を表わし、ア
ルキル基としては低級アルキル基は好ましいが、いずれ
か一方が水素原子、すなわち第1級のアルキルアミノ
基、第2級のアルキルアミノ基のいずれでもよい。ま
た、上記各組において、少なくともいずれか一方が−N
+ R’R’’R’’’X- の第3級のアルキルアミノ
基、すなわち第4級アンモニウム塩でもよい。ここで、
R’、R’’及びR’’’はアルキル基を表わし、アル
キル基としては低級アルキル基は好ましいが、その内の
1つ又は2つは水素原子でもよい。X- は陰イオンを表
わし、後述の一般式〔化3〕のX- と同じものが挙げら
れる。上記各組内において両方が置換基のときは同種又
は異なってもよい。また、置換基を有する各組間におい
ても置換基が同種又は異種である複数の組、すなわち2
組、3組又は4組があってもよく、その際、その置換位
置はいずれでもよい。また、上記一般式〔化1〕中、M
は水素原子又は金属原子であるが、その金属原子として
は、Mg、Al、Si、Ca、Sc、Ti、V、Cr、
Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Ga、Ge、A
s、Sr、Y、Zr、Nb、Mo、Tc、Ru、Rh、
Pd、Ag、Cd、In、Sn、Sb、Ba、Pr、E
u、Yb、Hf、Ta、W、Re、Os、Ir、Pt、
Au、Hg、Tl、Pb、Bi、Thなどが挙げられる
が、特にMg、Al、Si、Ti、V、Mn、Fe、C
o、Ni、Cu、Zn、Ga、Ge、Pd、In、S
n、Pbなどが好ましい。なお、上記一般式〔化1〕の
化合物はMが水素原子である場合(Mが結合する各窒素
原子(N)にはMの代わりに水素原子(H)がそれぞれ
結合する)はいわゆる無金属フタロシアニン誘導体とい
うことができる。
【0008】このように、本発明においては、中心金属
の種類の選択と、水素原子以外の置換基の導入によって
大きなソーレ帯の吸収を持つ置換基導入型フタロシアニ
ン色素が得られることを見い出し、これを利用して波長
350〜500nm、特に波長400〜450nmの青
色レーザ−に対する反応性、例えば熱分解性をよくし、
超高密度の記録を行なうことができることを可能にした
が、従来は、CD−Rなどに用いられるフタロシアニ
ン、例えば上記一般式〔化1〕のR1 〜R8 が全て水素
原子で、Mが銅であるフタロシアニン化合物は、780
nm付近に大きな第1の吸収を持ち、400nm付近に
第2の吸収(ソーレ帯)を持つことが知られているが、
ソーレ帯の吸収は第1の吸収に比べ非常に小さいことが
多く、波長350〜500nmの青色レーザ−に対する
反応性が低く、この波長域での光記録には用いることが
できないと考えられていた。もともと、フタロシアニン
は分子量が大きく、溶剤に溶解した溶液の安定性もよ
く、基板に対する塗布膜の均一性も優れ、安定した成膜
性を持ち、その成膜後も析出し難く、このため成膜によ
る記録層の形成が能率的に行なえ、その記録層ひいては
光情報記録媒体の生産性を向上させることができるのみ
ならず、光劣化や熱劣化に対しても高い耐性を持ち、光
や熱といった環境変化に対して記録の保存安定性や再生
の安定性に優れ、記録及び再生の信頼性を高めることが
できるいう利点があり、特に青色レーザーは波長が40
0nm付近であって波長が短く、紫外線領域に近いこと
から、記録後に再生を行なう毎に繰り返し照射されると
光劣化が起こり易い状況にあるなかで、再生の信頼性が
高いことは極めて優れた特性であり、フタロシアニンを
用いることができれば記録及び再生の信頼性の高い光情
報記録媒体を提供することができ、例えば記録及び再生
を長波長側で行なうCD−Rですでに実績があるが、上
記の置換基導入型フタロシアニン色素も基本骨格はフタ
ロシアニと同様であるのでこれらの性能を損なわず、あ
るいはさらに助長して持たせることができ、しかも青色
レーザー光で記録及び再生を行うことができる。
【0009】本発明で用いられる上記一般式〔化1〕の
フタロシアニン誘導体としては、例えば、特開平5−9
8181号公報、同5−140472号公報、同5−1
40473号公報、同5−263007号公報、同5−
279591号公報、同4−189873号公報、同5
−43813号公報等に記載された方法に準じて合成す
ることができる。
【0010】本発明における光干渉層には、上記一般式
〔化1〕のフタロシアニン誘導体をその他のフタロシア
ニン系色素、例えばこの一般式〔化1〕において置換基
が異なる物を併用し、好ましくは一般式〔化1〕のフタ
ロシアニン誘導体を少なくとも50重量%(50重量%
以上)を同一の色素層あるいは他の色素層を設けて併用
してもよく、また、その色素層あるいはそれらの色素層
とともにフタロシアニン系色素以外のその他の色素の1
種又は複数種を同一の色素層あるいは他の色素層を設け
て併用してもよく、このようにすると上述したように、
350〜500nm、特に400〜450nmの波長に
よる超高密度の記録及び再生とともに、例えばCD−
R、DVD−R用あるいはこれらの両者にも使用できる
光情報記録媒体を提供することができる。上記のフタロ
シアニン系色素以外のその他の色素としては、シアニン
色素、アゾ色素(含金属色素を含む)、ポリフィリン系
色素など光記録媒体に用いられる公知の色素を用いるこ
とができる。例えば下記一般式〔化3〕で示されるシア
ニン色素を挙げることができる。
【化3】 〔ただし、Aは下記一般式〔化4〕ないし〔化6〕のい
ずれかを表わし、
【化4】
【化5】
【化6】 、A’は下記一般式〔化7〕ないし〔化9〕のいずれか
を表わし、
【化7】
【化8】
【化9】 、AとA’は同種であっても異種であってもよく(ただ
し、D1 、D2 はそれぞれ水素原子、アルキル基、アル
コキシル基、水酸基、ハロゲン原子、カルボキシル基、
アルコキシカルボニル基、アルキルカルボキシル基、ア
ルキルヒドロキシル基、アラルキル基、アルケニル基、
アルキルアミド基、アルキルアミノ基、アルキルスルホ
ンアミド基、アルキルカルバモイル基、アルキルスルフ
ァモイル基、アルキルスルホニル基、フェニル基、シア
ノ基、エステル基、ニトロ基、アシル基、アリル基、ア
リール基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリー
ルチオ基、フェニルアゾ基、ピリジノアゾ基、アルキル
カルボニルアミノ基、スルホンアミド基、アミノ基、ア
ルキルスルホン基、チオシアノ基、メルカプト基、クロ
ロスルホン基、アルキルアゾメチン基、アルキルアミノ
スルホン基、ビニル基及びスルホン基の群のなかから選
択される置換基を表わし、同種であっても異種であって
もよく、p、qは置換基の数であってそれぞれ1又は複
数の整数を表わす。)、R3 、R4 は置換又は非置換の
アルキル基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル
基、アルキルカルボキシル基、アルコキシル基、アルキ
ルヒドロキシル基、アラルキル基、アルケニル基、アル
キルアミド基、アルキルアミノ基、アルキルスルホンア
ミド基、アルキルカルバモイル基、アルキルスルファモ
イル基、水酸基、ハロゲン原子、アルキルアルコキシル
基、ハロゲン化アルキル基、アルキルスルホニル基、金
属イオン若しくはアルキル基と結合したアルキルカルボ
キシル基若しくはアルキルスルホリニル基、フェニル
基、ベンジル基、アルキルフェニル基及びフェノキシア
ルキル基(ベンゼン環部分及び/又はアルキル部分の水
素原子をアルキル基、カルボキシル基、水酸基、ハロゲ
ン原子等の金属イオン以外の置換基で置換してもよく、
前記フェニル基、ベンジル基、アルキルフェニル基の該
当部分についても同様である。)の群から選択される置
換基を表わし、同種でも異種でもよく、X- はハロゲン
原子、PF6 - 、過塩素酸、ホウフッ化水素酸、リン
酸、ベンゼンスルホン酸、SbF6 - 、トルエンスルホ
ン酸、アルキルスルホン酸、ベンゼンカルボン酸、アル
キルカルボン酸、トリフルオロメチルカルボン酸、過ヨ
ウ素酸、SCN- 、テトラフェニルホウ酸及びタングス
テン酸の陰イオンの群のなかから選択される陰イオンを
表わし、nは0、1又は2を表わす。〕 この一般式〔化3〕においてAが上記一般式〔化4〕〜
〔化6〕の一般式から任意に選択され、A’が上記一般
式〔化7〕〜〔化9〕の一般式から任意に選択され、両
者のその選択したそれぞれの個々の全ての組み合わせの
化合物が挙げられる。例えば一般式〔化4〕と一般式
〔化7〕〜〔化9〕のそれぞれとの組み合わせが挙げら
れるが、その他の一般式〔化5〕、〔化6〕のそれぞれ
についても同様である。A、A’の置換基(D1 )p、
(D2 )qのp、qは少なくとも1であるが、複数の整
数、すなわち2以上の整数である。なお、色素の合成法
としては、The Chemistry of Syn
thetic Dyes Vol14に記載されている
方法を利用できる。
【0011】上記一般式〔化1〕に属するフタロシアニ
ン誘導体あるいはこれと他の色素は、これらの色素のみ
で用いてもよいが、目的に応じて塗布液中にはさらに酸
化防止剤、UV吸収剤、可塑剤、潤滑剤などの各種の添
加剤を添加してもよい。耐光性を向上させるために、フ
タロシアニン系色素以外の色素を併用する場合は特に、
光安定化剤を色素層に含有させ、あるいは他の層に含有
させてもよい。このような光安定化剤としては金属錯体
が挙げられ、この金属錯体としては、下記一般式〔化1
0〕で表わされる化合物を挙げることができる。
【0012】
【化10】 〔ただし、R1 、R2 はそれぞれハロゲン原子、フェニ
ル基、アルキル基、シアノ基、チオアルキル基、アルキ
ルスルホニル基、r、sは1〜4の整数を表わし、R4
はアルキル基、YはN又はP、MはCu、Co又はNi
等の金属を表わす。〕
【0013】上記一般式〔化10〕に属する具体的化合
物としては、下記〔化11〕、〔化12〕の化合物を挙
げることができる。
【0014】
【化11】
【0015】
【化12】
【0016】また、光安定化剤としてはアミニウム系及
びジイモニウム系安定化剤を挙げることができる。具体
的化合物としては、下記〔化13〕、〔化14〕で表さ
れる化合物を挙げることができる。これらの光安定化剤
は少なくとも1種、すなわち単独又は複数併用すること
ができる。
【0017】
【化13】
【0018】
【化14】
【0019】本発明の光情報記録媒体を製造するには、
上記一般式〔化1〕で示されるフタロシアニン誘導体、
あるいはこれとその他のフタロシアニン系色素、上記一
般式〔化3〕で示されるシアニン色素その他の色素を溶
解した混合色素(前者を50重量%以上混合することが
好ましい)、あるいはこれらのそれぞれに上記一般式
〔化10〕で示される金属錯体その他の光安定化剤を溶
解した溶液を調製し、透光性の基板に塗布する。これら
の色素溶液には、ジメチルシクロヘキサン等の脂環状化
合物の溶剤、クロロホルム、ジクロロエタン、フッ素化
アルコール等のフッ素系溶剤、メチルエチルケトン、ジ
メチルホルムアミド、メタノール、トルエン、シクロヘ
キサノン、アセチルアセトン、ジアセトンアルコール、
メチルセロソルブ等のセロソルブ類、ジオキサン等を用
いることができる。この場合の色素の混合割合は1重量
%〜10重量%が好ましい。また、本発明に用いられる
基板には、ガラスや、エポキシ樹脂、メタクリル樹脂、
ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ塩化ビ
ニル樹脂、ポリオレフィン樹脂等のプラスチックスが例
示される。この基板にはトラック溝あるいはピットが形
成されていてもよく、また、アドレス信号に必要な信号
を有するものでもよい。また、上記色素溶液を基板に塗
布するにはスピンコート法を用いることが好ましい。ま
た、本発明における光干渉層には上記の金属錯体以外の
一重項酸素クエンチャー、光吸収剤、ラジカルスカベン
ジャー(捕捉剤)等の他の化合物を含んでもよい。
【0020】上記の光干渉層のほかに反射層を設けても
よく、また、必要に応じて保護層を設けてもよい。反射
層としては、蒸着、スパッタリング等により形成したA
u、Al、Ag、Cu、Pt、これらの各々その他の合
金、さらにはこれら以外の微量成分が添加された合金等
の金属膜等の高反射率材料膜が挙げられ、保護層として
は光情報記録媒体の保護と耐候性の向上等の目的で紫外
線硬化型樹脂等の放射線硬化型樹脂の溶液をスピンコー
ト法等により塗布し、放射線硬化させた塗布層が挙げら
れる。
【0021】このようにして基板の上に色素層を含む光
干渉層、反射層を設け、さらには保護層などが設けられ
た光ディスクが得られる。その光干渉層を少なくとも有
した他の同様な構成あるいは別の構成の光ディスクを貼
り合わせたり、あるいは基板そのものを対向させて貼り
合わせたりしてもよい。この貼り合わせのための材料、
方法としては、紫外線硬化樹脂、カチオン性硬化樹脂、
両面粘着シート、ホットメルト法、スピンコート法、デ
ィスペンス法(押し出し法)、スクリーン印刷法、ロー
ルコート方式等が用いられる。
【0022】
【発明の実施の形態】詳細は以下の実施例により説明す
るが、トラックピッチ長が0.74μm(0.80μm
でもよい)で、wobble信号のみを持つ(プレピッ
ト信号も併せ持ってもよい)ポリカーボネート基板を用
い、光干渉層の色素層を、上記一般式〔化1〕に属する
化合物であって、 (R1 、R2 )、(R3
4 )、(R 5 、R6 )及び(R7 、R8 )の4組の各
組において、いずれか一方が−NR’R’’であって、
R’が低級アルキル基、R’’が水素である第1級アル
キルアミノ基、中心金属が2価のコバルトである化合
物、その中で、 各組の第1級アルキルアミノ基が同
種である化合物、その中で、 その第1級アルキルア
ミノ基を2、9、16、23に有する化合物について、
それぞれの化合物(色素)の溶液( その各色素とアミニ
ウム系光安定化剤を加えた溶液でもよい) 、また、これ
らにさらに、 上記一般式〔化1〕において、R1
8 が水素原子であり、中心金属がCuである銅フタロ
シアニンを加え、上記の、、の各々に属する色素
を色素全体の50〜100重量%比率を占める色素溶液
を調製し、これらの各々の溶液を用いてスピンコート法
により乾燥膜厚が50〜150nmとなるように形成す
る。その後、スパッタリングによるAu又はAlの反射
層を設け、その上に紫外線硬化樹脂からなる保護層をス
ピンコート法により形成し、さらにポリカーボネート基
板をスピンコート法による紫外線硬化樹脂からなる接着
剤層により貼り合わせ、貼り合わせ型光ディスクを得
る。このようにして得られる光ディスクに波長が350
nm〜500nm、特に400〜450nmのレーザー
光を照射して記録を行うと、上記一般式〔化1〕のフタ
ロシアニン誘導体の色素を使用したことから、上記一般
式〔化1〕に属する色素を使用せず、その代わりに例え
ば銅フタロシアニンを使用したこと以外は同様にして得
られた光ディスクに比べて、記録のための最短ピットの
長さを明らかに短くすることができ、超高密度記録が可
能であり、しかも高感度の記録が可能であり、そのほか
の特性は、上記一般式〔化1〕のフタロシアニン誘導体
も従来のフタロシアニンと共通する基本骨格を有するこ
とから、上述したように、従来のフタロシアニン色素が
示す特性を損なわずに示すことができ、さらに再生にお
ける反射率、エラーレート及びジッター等も良くするこ
とができる。
【0023】
【実施例】次に本発明の実施例を説明するが、これに限
定されるものではない。 実施例1 (上記〔化2〕の化合物の製造)2,9,16,22−
テトラモノメチルアミノコバルト(II) フタロシアニン
( 上記〔化2〕の化合物) の合成は、4−モノメチルア
ミノフタロニトリル 3.14g(2/100モル)、
塩化コバルト六水和物 1.19g(0.5/100モ
ル)、1,8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕−7−ウ
ンデセン 4.57g(3/100モル)、1−ペンタ
ノール20gを混合し、130℃で6時間攪拌処理し
た。ついで、その処理液を冷却後水蒸気蒸留で溶剤を留
去し、析出した沈殿物の色素を吸引、濾別し、メタノー
ルで洗浄後、60℃で一夜間乾燥した。このようにして
紫色粗結晶を得た。粗収量1.75gであった。その粗
結晶をシクロヘキサン/クロロホルム=40ml/10
mlの混合溶媒に溶解し、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフ法で精製した。収量は1.35gであった。 (上記〔化2〕の化合物の同定)元素分析値(計算値)
は次のとおりであった。C:63.25%(62.88
%)、H:3.99%(4.10%)、N:24.25
%(24.44%)、Co:8.14%(8.57%) この元素分析値から分子の構成原子数はC36H28C
oN12となり、この分子はC361228Coで示され
るので、その分子量の計算値は687.63となる。
【0024】(光ディスクの製造)表面に幅0.32μ
m、深さ100nm、ピッチ0.74μmのスパイラル
状のグルーブが形成された厚さ0.6mm、外径(直
径)120mmφのポリカーボネートからなる透明な基
板を射出成形法により成形した。次に、上記で製造の上
記〔化2〕の化合物(2,9,16,22−テトラモノ
メチルアミノコバルト(II) フタロシアニン) 0.2g
をジメチルシクロヘキサン10mlに溶解し、その溶液
を上記の基板の表面にスピンコート法(回転数2000
rpm)で塗布し、膜厚100nmの感光色素膜からな
る光干渉層を形成した。なお、ジメチルシクロヘキサン
10mlの代わりにエタノールを10ml用いたこと、
基板に上記のポリカーボネートからなる透明な基板の代
わりにガラス板を用いたこと以外は上記と同様にして膜
厚100nmの感光色素膜を形成し、この感光色素膜に
ついて可視紫外分光光度計/U−4000((株)日立
製作所製)による吸収スペクトル〔吸光強度の波長40
0〜800nm範囲の波長依存性〕を測定したところ、
図1に示す吸収スペクトルが得られた。図1中、横軸は
「波長(nm)」、縦軸は「吸光強度」を示す(以下、
図2以降も同様)。
【0025】上記光干渉層上にスパッタリング法により
膜厚100nmのAu膜を成膜し、反射層を形成した。
また、この反射層の上に紫外線硬化樹脂SD−211
(大日本インキ化学工業社製)をスピンコートし、その
塗膜に紫外線を照射して硬化させ、膜厚5μmの保護膜
を形成した。さらに、この基板の保護膜及びその保護膜
が形成されていない光干渉層の上に紫外線硬化樹脂SD
−318(大日本インキ化学工業社製)を滴下した後、
上記と同様に成形した他の基板(同じ材質、寸法)をそ
の上に置き、その間隙にスピンコート法により樹脂を均
一に拡散させた後、再度紫外線を重ねた基板側から照射
して硬化させ、当初からの基板の32mmφから120
mmφの領域に樹脂からなる厚さ25μmの接着層を形
成することにより重ねた基板を貼り合わせ、貼り合わせ
型の光ディスクを作製した。
【0026】このようにして作成された光ディスクに、
波長408nmの青紫色半導体レーザーで記録した後、
記録特性を測定した。記録及び記録特性評価はパルステ
ック社製DDU1000を用いた。最短ピット(最小楕
円形ピットの長径)が0.25μmの信号を、レーザー
パワー80.mW(記録感度)で記録した。その後、同
装置を用いてレーザー出力を0.5mWにして信号を再
生し、反射率、エラーレート及びジッターを測定したと
ころ、いずれも良好な値を示した。
【0027】実施例2 実施例1において、上記〔化2〕の化合物とともに、銅
フタロシアニンを、重量比で順に60:40で用いたこ
と以外は同様にして色素層からなる光干渉層及びその後
の工程を行って光ディスクを作製し、光干渉層について
は実施例1と同様に吸収スペクトルを測定した結果を図
2に示し、光ディスクについては実施例1と同様に記録
を行ったところ、最短ピットは0.3μm、記録パワー
は10mWであり、実施例1と同様にして再生し、反射
率、エラーレート及びジッターを測定した結果、実施例
1ほどではないが、いずれも良好な値を示した。
【0028】比較例1 実施例1において、上記〔化2〕の化合物の代わりに、
置換基を持たないPdフタロシアニン(パラジウムフタ
ロシアニン)を用いたこと以外は同様にして色素層から
なる光干渉層及びその後の工程を行って光ディスクを作
製し、光干渉層については実施例1と同様に吸収スペク
トルを測定した結果を図3に示し、光ディスクについて
は実施例1と同様に記録を行ったところ、記録レーザー
パワー12mWで記録信号は確認できず、測定不可能で
あった。
【0029】比較例2 比較例1において、上記Pdフタロシアニンの代わり
に、置換基を持たないCoシアニン(コバルトシアニ
ン)を用いたこと以外は同様にして色素層からなる光干
渉層及びその後の工程を行って光ディスクを作製し、光
干渉層については実施例1と同様に吸収スペクトルを測
定した結果を図4に示し、光ディスクについては実施例
1と同様に記録を行ったところ、記録レーザーパワー1
2mWで記録信号は確認できず、測定不可能であった。
【0030】比較例3 比較例1において、上記Pdフタロシアニンの代わり
に、ポルフィリンを用いたこと以外は同様にして色素層
からなる光干渉層及びその後の工程を行って光ディスク
を作製したが、析出が起こり良好な記録が行える記録膜
形成に至らなかった。なお、光干渉層については実施例
1と同様に吸収スペクトルを測定した結果を図5に示
す。
【0031】以上の結果から、実施例1のものと比較例
1〜3のものでは、レーザーに対する反応性は明らかに
差がみられ、記録材料として記録感度に大きな差がある
ことがわかる。また、比較例3に使用した色素は成膜後
析出がみられ、実施例1の色素に比べて成膜安定性に劣
ることがわかる。溶剤に対する溶解性が良いものは均一
な膜を形成できるので成膜性もよい。また、その成膜後
に析出のないことは長期保存、もしくは加速試験後の信
号品質の劣化、目視による記録面の変色などから確認す
ることができる。なお、上記において、「重量」は「質
量」としてもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、例えば波長350〜5
00nm、特に400〜450nmの範囲から選択され
るレーザー光に対して反応性がよいフタロシアニン系色
素を用いることができ、超高密度の記録が可能であると
ともに、耐光性や耐熱性がよく、記録後の保存安定性や
再生の安定性に優れ、光や熱に対する環境変化に対して
信頼性の高い記録及び再生が行える光情報記録媒体を提
供することができる。また、溶剤に対する溶解性が良
く、溶液安定性に優れ、安定した成膜性を持ち、成膜後
に析出し難いフタロシアニン系色素を用いることがで
き、記録層の生産性のよい光情報記録媒体を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる上記一般式〔化1〕に属する1
例の色素を含有する色素層の吸収スペクトルを示す図で
ある。
【図2】本発明に係わる上記一般式〔化1〕に属する色
素(図1の場合と同様の色素)と銅フタロシアニンを併
用した色素層の吸収スペクトルを示す図である。
【図3】比較例1で使用したPdフタロシアニンの色素
層の吸収スペクトルを示す図である。
【図4】比較例2で使用したCoフタロシアニンの色素
層の吸収スペクトルを示す図である。
【図5】比較例3で使用したポルフィリンの色素層の吸
収スペクトルを示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大田黒 国彦 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 Fターム(参考) 2H111 EA03 EA22 EA32 EA40 EA44 FB45 4C050 PA12 5D029 JA04 JC03 JC13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に色素層を含む光干渉層を有する
    光情報記録媒体において、該色素層が下記一般式〔化
    1〕で表わされるフタロシアニン誘導体を含有する光情
    報記録媒体。 【化1】 〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
    びR8 は少なくとも1つが水素原子以外の置換基を表わ
    し、該置換基でないときは水素原子を表わし、2つ以上
    が置換基であるときは同種又は異なってもよく、Mは水
    素原子又は金属原子を表わす。)
  2. 【請求項2】 (R1 、R2 )、(R3 、R4 )、(R
    5 、R6 )及び(R 7 、R8 )の4組の各組において、
    少なくともいずれか一方が−NR’R’’(但し、R’
    及びR’’は同一又は異なるアルキル基を表わし、いず
    れか一方が水素原子でもよい。)又は−N+ R’R’’
    R’’’X- (但し、R’、R’’及びR’’’は同一
    又は異なるアルキル基を表わし、その内の1つ又は2つ
    は水素原子でもよく、X- は陰イオンを表わす。)であ
    るアルキルアミノ基を表わし、各組内の置換基は同種又
    は異なってもよく、各組間の置換基も複数組において同
    種又は異なってもよい請求項1に記載の光情報記録媒
    体。
  3. 【請求項3】 上記一般式〔化1〕で表わされるフタロ
    シアニン誘導体が下記〔化2〕で示されるフタロシアニ
    ン誘導体である請求項2に記載の光情報記録媒体。 【化2】 〔式中、Meはメチル基、CoIIは2価のコバルト原子
    を表わす。〕
  4. 【請求項4】 光干渉層が350〜500nmの波長領
    域から選ばれたレーザー光により記録及び再生が可能で
    ある請求項1ないし3のいずれかに記載の光情報記録媒
    体。
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