JP2003191220A - 粉粒体成形装置 - Google Patents

粉粒体成形装置

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JP2003191220A
JP2003191220A JP2001399257A JP2001399257A JP2003191220A JP 2003191220 A JP2003191220 A JP 2003191220A JP 2001399257 A JP2001399257 A JP 2001399257A JP 2001399257 A JP2001399257 A JP 2001399257A JP 2003191220 A JP2003191220 A JP 2003191220A
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Japan
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granular material
powder
conveyor
powdery
granules
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JP2001399257A
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English (en)
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Fukio Tsurukame
富貴男 鶴亀
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SANKEN TRADING CO Ltd
Sanken Electric Co Ltd
Original Assignee
SANKEN TRADING CO Ltd
Sanken Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬出量調整手段からの搬出時に粉粒体にかか
る圧力が高まらないようにすることで、最終成形部に一
様な密度の粉粒体を供給でき、これにより一様な密度の
マット状の成形品を成形することができる粉粒体成形装
置を提供することを課題とする。 【解決手段】 供給された粉粒体Xを幅方向に拡散して
搬出する第1搬送ユニットと、該ユニットから供給され
た粉粒体Xを搬送して連続定量搬出する第2搬送ユニッ
ト12と、該ユニット12から連続定量供給された粉粒
体Xを搬送しながら所定厚さに成形する第3搬送ユニッ
トとを有し、第2搬送ユニット12は、粉粒体を搬送す
る第2コンベア22と、その上方に前下がりの傾斜姿勢
で配置されて、該コンベア22上を前方へ搬送される粉
粒体Xの上層部を後方へ掻き戻すことにより該粉粒体X
をほぼ定量で連続搬出させる連続定量搬出装置40とを
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉粒体を成形する
粉粒体成形装置に関し、詳しくは粉粒体を所定量ずつ搬
出可能な搬出手段を有する粉粒体成形装置の技術分野に
属する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばプレハブ住宅等に利用され
る屋根材は、セメントに高強度化、耐久性の向上等を目
的としたアスベスト等を加え、これに水を加えて混合し
たものを所定形状に成形して製造されている。あるい
は、近年は、アスベストの代わりに例えば超微粉シリカ
やパルプ等が用いられることもある。このようなセメン
ト、超微粉シリカ、パルプ等の粉粒体を、単独であるい
は複数を混合して所定形状に成形する装置として、特開
2001−162612号公報に記載の粉粒体成形装置
が知られている。
【0003】該粉粒体成形装置は、粉粒体を搬送供給す
る第1搬送装置と、該第1搬送装置の下方に配設され
て、該第1搬送装置の終端から落下供給される粉粒体材
料を受け止め、一旦貯留して搬出量が設定量になるよう
に調整する搬出量調整手段を備えた第2搬送装置と、該
第2搬送装置の下方に配設されて、第2搬送装置の終端
から落下供給される粉粒体材料を受け止めて次工程に搬
送する第3搬送装置とを有すると共に、上記第1搬送装
置に、その幅方向に粉粒体材料を均等拡散する拡散手段
が設けられている。
【0004】その場合に、上記拡散手段は、第1搬送装
置のベルト上の所定高さで幅方向に延びるスクリューを
有し、該スクリューがその軸心まわりに回転することに
より、上記ベルトの幅方向中央部から幅方向両端に向け
て粉粒体を移送し、その層厚を均等にするように構成さ
れている。
【0005】搬出量調整手段は、天井面及び底面が開口
して平面視四角形状の貯留枠を有しており、該貯留枠内
に上記粉粒体を貯留するようになっている。また、この
貯留枠の搬送方向下流側側面の下端部は、他の側面の下
端部よりも上方に位置し、該下端部から下方は、粉粒体
の排出口とされている。該下端部には、上記排出口の形
状にほぼ一致する長方形状の板材(以下、「ゲート部
材」という)が上記下端部を支点として回動可能に取り
付けられており、該ゲート部材を回動させてその下端部
位置を変更することで、すなわち該下端部とベルト上面
との間隔を変更することで、上記排出口の実質的な開口
面積が変化して、粉粒体の排出量及び排出厚さを調整す
ることが可能となっている。また、上記貯留枠内には、
上記搬送装置の幅方向に延びる軸を中心として回転する
ほぐし羽根が備えられている。
【0006】第3搬送装置には、第2搬送装置の終端か
ら落下した材料をほぐすほぐし装置が設けられている。
したがって、この拡散手段と、供給量調整手段と、ほぐ
し装置とによれば、ベルトの幅方向に均等に拡散された
状態で貯留枠内に粉粒体を供給することができると共
に、それ以前に供給されて貯留枠の下部に貯留されてい
る粉粒体にかかる圧力が均一となって、下部の粉粒体の
密度が均一になるのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載の装置の場合、排出量調整のためにゲート部材
が前下がりの状態、すなわち排出口が徐々に狭くなって
いるので、粉粒体が排出口から排出されるときに、粉粒
体に作用する圧力が高まって粉粒体密度が大きくなり、
この結果、例えば粉粒体の一部がダマ状になって、ダマ
状にならなかった粉粒体との密度差が生じ、その後、第
3搬送装置のほぐし装置で上記ダマ状の粉粒体をほぐし
ても、その密度が高いため十分にほぐしきれずに密度差
が残存してしまうのである。
【0008】しかも、排出口からの排出のときに粉粒体
がダマ状になると、これが障害となってダマ状の粉粒体
の後方の粉粒体が排出されなかったり、これによりその
部分の圧力がさらに高まって一気に粉粒体が大量に排出
されたりして、排出量が安定しなくなったり、密度差が
さらに拡大したりするのである。
【0009】また、粉粒体が加水されたものである場合
は、粉粒体がさらにダマ状になりやすいだけでなく、ほ
ぐし装置でも十分にほぐせなくなるため、上記問題がさ
らに顕著になるのである。
【0010】加えて、上記粉粒体が、吸水性が異なり、
かつ比重の異なるものが混合されたものである場合、吸
水性のよい例えばパルプ同士でダマ状になって、異なる
粉粒体間で分離し、混合された粉粒体内の密度にさらに
ばらつきが生じ易くなるという問題も生じるのである。
【0011】この結果、成形後も成形品内及び成形品毎
に密度差が生じて、成形品の強度にばらつきが生じ、こ
の結果、例えば成形品の強度が不足するという問題が生
じるのである。
【0012】そこで、本発明は、上記排出量調整手段に
関する問題を解決するもので、排出量調整手段からの搬
出時に粉粒体にかかる圧力が高まらないようにすること
で、最終成形部に一様な密度の粉粒体を供給でき、これ
により一様な密度のマット状の成形品を成形することが
できる粉粒体成形装置を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち、本願の請求項
1に記載の発明は、供給された粉粒体を搬送しながら幅
方向に拡散して搬出する第1搬送部と、該第1搬送部の
終端部下方から前方へ延び、第1搬送部から供給された
粉粒体を搬送して連続定量搬出する第2搬送部と、該第
2搬送部の下方に配置され、第2搬送部の終端部から連
続定量供給された粉粒体を搬送しながら所定厚さに成形
する第3搬送部とを有し、粉粒体を所定幅、所定厚さの
マット状に成形する粉粒体成形装置であって、上記第2
搬送部は、粉粒体を搬送するコンベアと、その上方に前
下がりの傾斜姿勢で配置されて、該コンベア上を前方へ
搬送される粉粒体の上層部を後方へ掻き戻すことにより
該粉粒体をほぼ定量で連続搬出させる連続定量搬出手段
とを有することを特徴とする。
【0014】この発明によれば、第1搬送部に供給され
た粉粒体は、第2搬送部及び第3搬送部を経由して所定
幅、所定厚さのマット状に成形されることとなる。
【0015】その場合に、上記第2搬送部には、該粉粒
体をほぼ定量で連続搬出させる連続定量搬出手段が備え
られているので、該粉粒体の搬出量が安定して、第3搬
送部で所定幅、所定厚さのマット状に安定的に成形する
ことができる。
【0016】しかも、連続定量搬出手段は、粉粒体を搬
送するコンベアの上方に前下がりの傾斜姿勢で配置され
て、コンベア上を前方へ搬送される粉粒体の上層部を後
方へしかも、後方斜め上方へ掻き戻すことにより粉粒体
をほぼ定量で搬出させるので、搬出される粉粒体に該粉
粒体を圧縮するような圧力を加えることがない。したが
って、搬出される粉粒体の密度の上昇も生じないから、
例えば粉粒体に加水されている場合にでも、該密度の上
昇により粉粒体の一部が凝集してダマ状になるようなこ
とがなく、搬出された粉粒体の密度が不均一になること
もない。
【0017】また、連続定量搬出手段は、前述の通り傾
斜姿勢で配置されているので、コンベア上の粉粒体は、
掻き戻しの終端位置側を頂点として連続定量排出手段の
傾斜部にほぼ沿うような斜面を形成すると共に、該頂点
近傍の上流側にも粉粒体の自由落下により上記頂点をピ
ークとする斜面を形成して、側面視三角形状の山とな
る。その場合に、上記コンベアは常に前方へ進行してい
るので、掻き戻された粉粒体は、新たに供給された粉粒
体と混合されて、再度前方へ搬送されることとなる。そ
のときに、掻き戻されて上記上流側の斜面に拡散された
粉粒体のうち、掻き戻しの始端位置における連続定量搬
出手段の下端位置よりも高い位置に位置する粉粒体は、
再度掻き戻される一方、上記下端位置よりも低い位置に
位置する粉粒体は、コンベアにより搬出されることにな
る。すなわち、コンベア上の粉粒体は、新たに供給され
た粉粒体と混合されながら、繰り返しコンベア上で循環
して、攪拌されるのである。したがって、単一種類の粉
粒体のときだけでなく、比重の異なる粉粒体が混合され
ているような場合にでも、比重の異なる粉粒体が分離す
ることなく均一に混合される。しかも、これが、前述の
通り、粉粒体の密度を上昇させずに行なわれるので、粉
粒体をダマ状にさせずに、均一に混合することができる
という多大な効果を生じるのである。
【0018】さらに、第3搬送部で所定厚さ、所定幅に
成形するときにも同様に、粉粒体の密度が低い状態で供
給されるので、粉粒体の一部がダマ状となるようなこと
が防止され、この結果、確実に均一な密度のマット状に
成形することができるようになり、均一な強度を有する
成形品を成形することができる。
【0019】次に、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、第2搬送部に供給される粉粒体
の量は、第2搬送部の終端部から搬出される粉粒体の量
より多く設定されていると共に、該第2搬送部の始端部
側の下方に、該第2搬送部からオーバーフローした粉粒
体を受ける受部が設けられていることを特徴とする。
【0020】この発明によれば、第2搬送部に供給され
る粉粒体の量が、第2搬送部の終端部から搬出される粉
粒体の量より多いので、第2搬送部から搬出する粉粒体
が不足することがない。また、その量の差に相当する粉
粒体は受部にオーバーフローするので、搬出量より多い
粉粒体を第2搬送部上に供給しても、コンベア上の粉粒
体の量が増加し続けることがない。その場合に、粉粒体
は、連続定量搬出手段の終端部近傍まで掻き上げられた
後は、必ず自由落下によりコンベアの上流側に向かって
下がる斜面を形成するので、常に上記終端部近傍を頂点
とする側面視三角形状の山となる。すなわち、コンベア
上の粉粒体の量が常に一定となるだけでなく、その形状
も一定となるので、貯留状態の粉粒体の下部にかかる圧
力が、常に一定となる。つまり、搬出される粉粒体にか
かる圧力が常に一定となって、搬出される粉粒体の密度
がさらに均一になり、成形品もさらに均一なものとなる
のである。
【0021】次に、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の発明において、受部で受けられた粉粒体を、第
1搬送部より上流側にフィードバックするフィードバッ
ク手段が設けられていることを特徴とする。
【0022】この発明によれば、受部で受けられた粉粒
体は第1搬送部より上流側にフィードバックされるの
で、回収した粉粒体を有効に利用することができる。
【0023】そして、請求項4に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、連続定量搬出手段は、コンベ
アの終端部側上方でコンベアの幅方向に支持された第1
軸と、コンベアの始端部側上方の上記第1軸よりも高い
位置で上記第1軸に対して平行に支持された第2軸と、
これら第1、第2軸の間に巻き掛けられた左右一対のチ
ェーンと、これらのチェーンに跨って該チェーンに対し
てほぼ直角に起立して取り付けられた長方形状の複数の
板材と、上記チェーンのコンベアと対向する走行部が該
コンベアによる粉粒体の搬送方向と逆方向に走行するよ
うに上記第1、第2軸の少なくとも一方を駆動する駆動
手段とを有することを特徴とする。
【0024】この発明によれば、駆動手段が作動する
と、第1、第2軸の少なくとも一方が回転することによ
り、これらの軸に巻き掛けられたチェーンに取り付けら
れた複数の板材のうち、コンベアと対向する側に位置す
る板材が粉粒体の搬送方向とは逆方向に走行して、粉粒
体がコンベアの始端部側に掻き戻されることとなる。
【0025】しかも、連続定量搬出手段の最低限の構成
要素は、第1、第2軸と、これらの軸に巻き掛けられた
左右一対のチェーンと、これらのチェーンに取り付けら
れた複数の板材と、上記軸のいずれか一方を駆動する駆
動手段だけであるので、該連続定量搬出手段を容易に構
成することができる。
【0026】さらに、請求項5に記載の発明は、請求項
4に記載の発明において、連続定量搬出手段は、コンベ
ア面からの第1軸の高さを調整する調整手段を有するこ
とを特徴とする。
【0027】この発明によれば、第1軸の高さを調整す
ることができるので、板材が第1軸の下方に移動したと
き、すなわち板材が最も低い位置に移動したときの、該
板材の下端位置と、コンベア面との間隔を調整すること
ができる。つまり、粉粒体の搬出厚さ及び搬出量を調整
することができるので、さまざまな成形条件に柔軟に対
応することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
粉粒体成形装置1について説明する。図1に示すよう
に、該粉粒体成形装置1は、セメント、シリカ、パルプ
等が混合された粉粒体X(図3参照)からプレハブ住宅
等で使用される瓦を製造する設備のうち、上記粉粒体X
を所定のマット状に成形して、図示しない下流側の最終
成形装置に供給するものである。
【0029】該粉粒体成形装置1の上流側には、上記セ
メント、シリカ、パルプ等の混合された粉粒体Xが投入
されると共に、製造工程途中で余剰となったリターン材
料が投入される投入槽2と、該投入された粉粒体Xに加
水して混合する加水混合機3と、投入槽2から加水混合
機3に材料を搬送する搬送装置4とが設けられている。
【0030】該搬送装置4は、該搬送装置4を通過中の
粉粒体Xの含水率を測定する図示しない含水率測定部を
有する。加水混合機3は、測定された上記含水率に基づ
いて上記搬送装置4を制御し、該加水混合機3に供給さ
れる粉粒体Xの量を制御する。また、加水混合機3は、
回動自在の支持軸3aに取り付けられて該支持軸3aの
回転により粉粒体Xを攪拌する攪拌羽根3bと、凝集し
た粉粒体Xを剪断する図示しない剪断部とを有してい
る。そして、該加水混合機3で加水混合された粉粒体X
が、粉粒体成形装置1に供給されるようになっている。
【0031】粉粒体成形装置1は、加水混合機3から供
給された粉粒体Xを搬送しながら幅方向に拡散して搬出
する第1搬送ユニット11と、該第1搬送ユニット11
の終端部下方から前方へ延び、第1搬送ユニット11か
ら供給された粉粒体Xを搬送して連続定量搬出する第2
搬送ユニット12と、該第2搬送ユニット12の下方に
配置され、第2搬送ユニット12の終端部から連続定量
供給された粉粒体Xを搬送しながら所定厚さに成形する
第3搬送ユニット13とを有し、供給された粉粒体Xを
所定幅、所定厚さのマット状に成形するように構成され
ている。
【0032】上記第1、第2、第3の搬送ユニット1
1,12,13のコンベア21,22,23は、図のA
1,A2,A3方向、すなわち図1における左から右方
向に粉粒体Xを順次搬送する。また、製造途中で余った
粉粒体Xは、例えば後述する受部72等で受けられた
後、再度投入槽2に搬送されて、再利用される。
【0033】第1搬送ユニット11は、加水混合機3か
ら供給された粉粒体Xをほぐすほぐし羽根31と、該ほ
ぐし羽根31でほぐされた粉粒体Xを第1コンベア21
の幅方向に拡散する拡散スクリュー32とを有してい
る。該拡散スクリュー32は、図2に示すように、第1
搬送ユニット11の両側壁11a,11aに取り付けら
れた軸受33,33間に回動自在に支持された支軸34
と、該支軸34の符号aで示す中心から対称に設けられ
た螺旋羽根35と、上記支軸34の一端に連結されたモ
ータ36とを有し、該モータ36が上記支軸34を回転
させることにより、螺旋羽根35が支軸34まわりに回
転して、第1コンベア21のベルト21a上を搬送され
ている粉粒体Xを中心aからb、b方向に拡散するよう
に構成されている。
【0034】また、両側壁11a,11aの下部には、
該側壁11a,11a及びベルト21aよりも軟らかい
素材を用いて形成されたふさぎ板11b,11bが取り
つけられ、その下端部がベルト21aの上面に摺接する
ことで両側壁11a,11aの下端部下方から粉粒体X
が流出するのを防止している。
【0035】次に、第2搬送ユニット12は、図3、図
4に示すように、本発明の特徴部分である連続定量搬出
装置40を有している。該連続定量搬出装置40は、第
2コンベア22の終端部側上方で第2コンベア22の幅
方向に支持された第1軸41と、第2コンベア22の始
端部側上方の上記第1軸41よりも高い位置で上記第1
軸41に対して平行に支持された第2軸42と、これら
第1、第2軸41,42に設けられたスプロケット41
a,41a,42a,42a間に巻き掛けられた左右一
対のチェーン43,43と、これらのチェーン43,4
3に跨ってチェーン43,43に対してほぼ直角に起立
して取り付けられた長方形状の複数の板材44…44と
を有し、第2コンベア22を底面とし両側壁12a,1
2aで囲まれた空間Z内に、第1搬送ユニット11から
供給された粉粒体Xを、第2コンベア22上に一時貯留
しながら搬送する一方、搬送されている粉粒体Xの上層
部を板材44…44により第2コンベア22の始端部側
に掻き戻すように構成されている。
【0036】また、連続定量排出装置40は、上記チェ
ーン43,43と板材44…44との間に挟み込まれた
状態で設けられて粉粒体Xが上方に飛散するのを防止す
る飛散防止シート45と、後述する連動部材55(図5
参照)により図示しない連結部材を介して上記チェーン
43,43の回動面内に固定され、上記チェーン43,
43の第2コンベア22と対向する走行部が粉粒体Xの
押し上げ圧力により上方に押し上げられないように支持
する支持板46,46とを有している。
【0037】また、連続定量搬出装置40には、第2搬
送ユニット12の図5における奥側の側壁12aに図示
しないブラケットを介してモータ47が設けられてい
る。
【0038】第2搬送ユニット12は、図5に示すよう
に、第2軸42の前方の第2軸42よりも高い位置で第
2軸42に平行に設けられた第3軸48を有している。
上記モータ47の駆動軸47aの先端と、第3軸48の
両端と、第2軸42の一端とには、それぞれスプロケッ
ト47b,48a,48a,42aが固着されている。
スプロケット47bとスプロケット48aとの間にはチ
ェーン49が掛け渡され、スプロケット48aとスプロ
ケット42aとの間にはチェーン50が掛け渡されてい
る。
【0039】これによれば、モータ47の駆動軸47a
をB1方向に回転させると、チェーン49を介して第3
軸48がB2方向に回転し、さらにチェーン50を介し
て第2軸42がB3方向に回転し、さらにチェーン4
3,43を介して第1軸41が図3のようにB4方向に
回転することになる。そのとき、上記チェーン43,4
3の第2コンベア22と対向する走行部は、該第2コン
ベア22による粉粒体Xの搬送方向A2と逆のC方向に
走行して、板材44…44で粉粒体Xの上層部をC方向
に掻き戻すこととなる。
【0040】ここで、上記第1、第2、第3軸41,4
2,48の支持構造について説明する。まず、第3軸4
8は、側壁12a,12aに固着された取付板51,5
1に固設された軸受52,52に回動可能に支持されて
いる。第2軸42は、該軸42の軸方向において上記ス
プロケット42aと軸受52との間に設けられて両端に
軸受を有するブラケット54,54により、上記第3軸
48から吊り下げ状に支持されている。また、第1軸4
1は、その両端部で、第2搬送ユニット12の床部材1
2c上に設けられた高さ調整機構61により回動可能に
支持されている。さらに、図4、図5にも示すように、
第1、第2軸41,42は、断面L字状の連動部材5
5,55,56,56に固設された軸受部材57,5
7,58,58,59,59,60,60によっても支
持されている。これによれば、第2軸42は、第1軸4
1を中心として第2軸42が揺動するときの円弧状の軌
跡と、第3軸48を中心として第2軸42が揺動すると
きの円弧状の軌跡とが交差する位置で位置決めされるこ
ととなる。
【0041】ここで、上記高さ調整機構61は、第2搬
送ユニット12の床部材12c上に設けられたベース部
材62と、該ベース部材62上に立設された支持ポール
63,63と、両ポール63,63に摺動自在に挿通さ
れたスリーブ64,64と、これらのスリーブ64,6
4の上端に固設されたプレート65と、該プレート65
上に載置された軸受66とを有し、これにより、第1軸
41が上下方向に移動可能となっている。
【0042】また、高さ調整機構61は、プレート65
の下面に固設されて上記ベース部材62の天井面62a
を貫通して下方に延びるネジ軸67と、ベース部材62
上に載置されて上記ネジ軸67に噛み合うウォームギア
機構68とを有し、ウオームギア機構68の操作軸68
aを、例えば取手等で回転させることで、上記ネジ軸6
7を上下させ、これにより、第1軸41の高さ、すなわ
ち板材44…44が第2コンベア22に面したときの、
板材44…44の下端位置と第2コンベア22のベルト
22aの上面との間隔Yを調整可能としている(図3参
照)。
【0043】その場合に、該高さ調整機構61により第
1軸41を上方あるいは下方に移動させても、第3軸4
8の位置が変化しないので、浮動軸である第2軸42
は、前述の軌跡が交差する位置に移動することとなる。
なお、図4に示すように側壁12a,12aにおける第
1軸41が貫通する開口部12b,12b及び第2軸4
2が貫通する図示しない開口部は、その内径が、両軸4
1,42の上記移動を許容するようにそれぞれの軸4
1,42の外径よりも大きくされている。
【0044】また、第2搬送ユニット12の両側壁11
a,11aの下部には、第1搬送ユニット11同様、側
壁12a,12a及びベルト22aよりも軟らかい素材
を用いて形成されたふさぎ板12d,12dが取りつけ
られ、その下端部がベルト22aの上面に摺接すること
で両側壁12a,12aの下端部下方から粉粒体Xが流
出するのを防止している。
【0045】なお、図5に示すように、上記ポール6
3,63は、その強度を向上させるために、上端が連結
部材69で連結されている。
【0046】また、図3に示すように、第2搬送ユニッ
ト12は、第2コンベア22の始端部側上方に、第2コ
ンベア22上に貯留される粉粒体Xを堰き止める堰止部
材71を有すると共に、第2コンベア22における第1
搬送ユニット11側の下方に、上記堰止部材71を越え
て落下した粉粒体Xを受ける受部72を有している。該
受部72には、回動軸73aを中心として回動するスク
リュー羽根73bを有するフィードバック装置73が設
けられ、上記投入槽2に粉粒体Xを供給する図示しない
供給装置にまで、上記受部72に落下した粉粒体Xをフ
ィードバックする。
【0047】また、第2搬送ユニット12は、第2コン
ベア22の終端部の上方に、第2コンベア22上の粉粒
体Xを強制的に切り出して第3搬送ユニット13に供給
する切り出し装置81を有している。該切り出し装置8
1は、側壁12a,12a間に回動自在に支持された支
軸82と、該軸82の軸方向に所定間隔で、かつ該軸8
2に対して直交して取り付けられた複数の円盤状部材8
3…83と、該円盤状部材83…83間をしきるように
支軸82から放射状に設けられた図示しない複数のしき
り板とを有し、上記支軸82を図示しないモータにより
D方向に回転させることで、円盤状部材83…83及び
しきり板を回転させて、粉粒体Xを強制的に切り出す。
【0048】第3搬送ユニット13は、第2コンベア2
2の終端部側の、該第2コンベア22と第3コンベア2
3との間の高さのところに、上記切り出し装置81で切
り出された粉粒体Xを剪断する剪断装置91を有してい
る。該剪断装置91は、側壁12a,12a間に回動自
在に支持された回動軸92,93と、これらの回動軸9
2,93の軸方向に所定間隔で、かつ該軸92,93に
対して直交して取り付けられた複数の星状板材94…9
4,95…95とを有し、該回動軸92,93を図示し
ないモータによりそれぞれE方向,F方向に、すなわち
星状板材94…94,95…95を、両板材94…9
4,95…95が交差する位置ではそれぞれが下方に向
かうように互いに反対方向に回転させることで、該星状
板材94,95上に落下した粉粒体Xを引込みながら剪
断して下方に搬出する。
【0049】なお、両側壁12a,12a,13a,1
3a間には、上記切り出し装置81及び剪断装置91か
ら飛散した粉粒体Xが他の工程に拡散しないように、拡
散防止壁101,102,103が設けられている。
【0050】また、図1に示すように、第3コンベア2
3の始端部側上方には、給水装置111が設けられ、第
3コンベア23のベルト23a面に給水して、上記剪断
装置91から落下してくる粉粒体Xに加水する。
【0051】剪断装置91の下方には、第3搬送ユニッ
ト13が設けられ、該搬送ユニット13の第3コンベア
23上に設けられたローラ状の厚み調整装置112によ
りA3方向に搬送されている粉粒体Xを所定幅、所定厚
さのマット状に成形する。
【0052】次に、この粉粒体成形装置1の作用を説明
する。
【0053】まず、投入槽2に投入された粉粒体Xは、
搬送装置4を通過中に含水率が測定され、所定の含水率
となるように加水混合機3により加水混合される。該加
水混合機3で加水混合された粉粒体Xは、所定量ずつ第
1搬送ユニット11に供給される。
【0054】第1搬送ユニット11に供給された粉粒体
Xは、第1コンベア21の幅方向に対して均一な状態と
なっていないため、ほぐし羽根31でほぐした後、拡散
スクリュー32により第1コンベア21の幅方向に均一
に拡散される。
【0055】拡散された粉粒体Xは、図3に示すよう
に、第1コンベア21の終端から第2コンベア22上に
第2コンベア22の幅方向に均一な状態で落下する。そ
のとき、既に第2コンベア22上に粉粒体Xが貯留され
ている場合には、粉粒体X上に第2コンベア22の幅方
向に均一な状態で落下する。なお、以後の説明において
は、既に粉粒体Xが貯留されているものとして説明す
る。
【0056】そして、第2コンベア上では、上記連続定
量搬出装置40が、第2コンベア22のベルト22a上
でA2方向に搬送されている粉粒体Xの上層部をC方向
に掻き戻すように作動すると共に、第2コンベア22の
始端部側には堰止部材71が設けられているので、この
掻き戻された粉粒体Xは、その一部が上記堰止部材71
により堰き止められる一方、他の一部は、該堰止部材7
1を越えて落下し、受部72で受けられる。そして、受
部72で受けられた粉粒体Xは、フィードバック装置7
3により図示しない移送装置にフィードバックされ、該
移送装置により投入槽2に移送されて再利用される。
【0057】一方、堰止部材71に堰き止められた第2
コンベア22上の粉粒体Xは、A2方向に搬送される一
方で、その上層部がC方向に掻き戻され、その一部は上
記堰止部材71に堰き止められて、再度A2方向に搬送
されることとなる。つまり、粉粒体Xは、第2コンベア
22上で、循環しながらほぐされ、徐々に貯留状態の粉
粒体Xの下層部に移行して、図3に示す厚さYよりも下
の位置に移動したときに、搬出されることになる。つま
り、粉粒体Xは、十分に解きほぐされた状態で、第2コ
ンベア22の終端から第3搬送ユニット13に搬出され
ることとなる。
【0058】次に、搬出された粉粒体Xは、切り出し装
置81により強制的に切り出されて第2コンベア22の
終端部側下方に落下し、さらに剪断装置91により剪断
されて第3搬送ユニット13の第3コンベア23のベル
ト23a上に落下する。
【0059】そして、図1に示すように、ベルト23a
上に落下した粉粒体Xは、A3方向に搬送されながら、
給水装置111から供給された水を吸収しながら、厚み
調整装置112により所定厚さ、所定幅のマット状態に
成形されることとなる。
【0060】その場合に、上記第2搬送ユニット12に
は、粉粒体Xをほぼ定量で連続搬出させる連続定量搬出
装置40が備えられているので、該粉粒体Xの搬出量が
安定して、第3搬送ユニット13で所定幅、所定厚さの
マット状に安定的に成形することができる。
【0061】しかも、図3に示すように、上記連続定量
搬出装置40は、粉粒体Xを搬送する第2コンベア22
の上方に前下がりの傾斜姿勢で配置されて、第2コンベ
ア22上を前方へ搬送される粉粒体Xの上層部をC方
向、すなわち、後方斜め上方へ掻き戻すことにより粉粒
体Xをほぼ定量で搬出させるので、搬出される粉粒体X
に該粉粒体Xを圧縮するような圧力を加えることがな
い。したがって、搬出される粉粒体Xの密度の上昇も生
じないから、粉粒体Xに加水されている場合にでも、該
密度の上昇により粉粒体Xの一部が凝集してダマ状にな
るようなことがなく、搬出された粉粒体Xの密度が不均
一になることもない。
【0062】また、連続定量搬出装置40は、前述の通
り傾斜姿勢で配置されているので、第2コンベア22上
の粉粒体Xは、掻き戻しの終端位置側を頂点Tとして連
続定量排出装置40の傾斜部にほぼ沿うような斜面S1
を形成すると共に、該頂点T近傍の上流側にも粉粒体X
の自由落下により上記頂点Tをピークとする斜面S2を
形成して、側面視三角形状の山となる。その場合に、上
記第2コンベア22は常にA2方向へ進行しているの
で、掻き戻された粉粒体Xは、新たに供給された粉粒体
Xと混合されて、再度A2方向へ搬送されることとな
る。そのときに、掻き戻されて上記上流側の斜面S2に
拡散された粉粒体Xのうち、掻き戻しの始端位置におけ
る連続定量搬出装置40の板材44の下端位置Uよりも
高い位置に位置する粉粒体Xは、再度掻き戻される一
方、上記下端位置Uよりも低い位置に位置する粉粒体X
は、第2コンベア22により搬出されることになる。す
なわち、第2コンベア22上の粉粒体Xは、新たに供給
された粉粒体Xと混合されながら、繰り返し第2コンベ
ア22上で循環して、攪拌されるのである。したがっ
て、単一種類の粉粒体のときに均一に混合されるだけで
なく、比重の異なる粉粒体が混合されているような場合
にでも、比重の異なる粉粒体間で分離することなく均一
に混合されるのである。しかも、これが、前述の通り、
粉粒体Xの密度を上昇させずに行なわれるので、粉粒体
Xをダマ状にさせずに、均一に混合することができると
いう多大な効果を生じるのである。
【0063】また、第2搬送ユニット12に供給される
粉粒体Xの量が、第2搬送ユニット12の終端部から搬
出される粉粒体Xの量より多いので、第2搬送ユニット
12から搬出する粉粒体Xが不足することがない。ま
た、その量の差に相当する粉粒体Xは受部72にオーバ
ーフローするので、搬出量より多い粉粒体Xを第2搬送
ユニット12に供給しても、第2コンベア22上の粉粒
体Xの量が増加し続けることがない。その場合に、粉粒
体Xは、連続定量搬出装置40の終端部近傍まで掻き上
げられた後は、必ず自由落下により第2コンベア22の
上流側に向かって下がる斜面S2を形成するので、常に
上記終端部近傍を頂点Tとする側面視三角形状の山とな
る。すなわち、第2コンベア22上の粉粒体Xの量が常
に一定となるだけでなく、その形状も一定となるので、
貯留状態の粉粒体Xの下部にかかる圧力が、常に一定と
なる。つまり、搬出される粉粒体Xにかかる圧力が常に
一定となって、搬出される粉粒体Xの密度がさらに均一
になり、成形品もさらに均一なものとなるのである。
【0064】また、上記受部72で受けられた粉粒体X
は投入槽2にフィードバックされるので、回収した粉粒
体Xを有効に利用することができるのである。
【0065】また、連続定量搬出搬出装置40の最低限
の構成要素は、第1、第2軸41,42と、これらの軸
41,42に巻き掛けられた左右一対のチェーン43,
43と、これらのチェーン43,43に取り付けられた
複数の板材44…44と、上記第2軸42を駆動するモ
ータ47であるので、該連続定量搬出装置40を容易に
構成することができる。
【0066】そして、該連続定量搬出装置40は、高さ
調整機構61を備えているので、搬出する粉粒体Xの量
を調整することができ、さまざまな成形条件に柔軟に対
応することができる。
【0067】また、切り出し装置81及び剪断装置91
に供給されるときに、粉粒体Xは前述の通り低密度の状
態であるので、上記切り出しや剪断時に圧力が加わって
も、例えば箱状の貯留槽の下部から排出されるときのよ
うに粉粒体が凝集することがない。
【0068】なお、本実施の形態では、セメントや、パ
ルプや、シリカ等が混合された粉粒体を成形する粉粒体
成形装置について説明したが、本粉粒体成形装置は、他
の粉粒体を成形する場合にも広く一般に適用可能であ
る。
【0069】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、搬送中
の粉粒体の上層部を搬送方向とは逆方向に掻き戻す連続
定量搬出装置を設けることで、搬出時に粉粒体にかかる
圧力が高まることがなくなると共に、搬送中に粉粒体が
十分攪拌されるので、均一な密度の粉粒体を最終厚み調
整部に供給することが可能となり、これにより一様な密
度のマット状の成形品を成形することができる。本装置
は、粉粒体を成形する成形装置一般に広く好ましく適用
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る粉粒体成形装置の
概要図である。
【図2】 図1の矢印アによる矢視図である。
【図3】 第2搬送ユニットの側壁部を取り外したとき
の側面図である。
【図4】 図3のイ−イ線による矢視図である。
【図5】 第2搬送ユニット近傍の側面図である。
【符号の説明】
1 粉粒体成形装置 11 第1搬送ユニット(第1搬送部) 12 第2搬送ユニット(第2搬送部) 13 第3搬送ユニット(第3搬送部) 22 第2コンベア(コンベア) 40 連続定量搬出装置(連続定量搬出手
段) 41 第1軸 42 第2軸 43,43 チェーン 44…44 板材 47 モータ(駆動手段) 61 高さ調整機構(調整手段) 72 受部 73 フィードバック装置(フィードバック
手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給された粉粒体を搬送しながら幅方向
    に拡散して搬出する第1搬送部と、該第1搬送部の終端
    部下方から前方へ延び、第1搬送部から供給された粉粒
    体を搬送して連続定量搬出する第2搬送部と、該第2搬
    送部の下方に配置され、第2搬送部の終端部から連続定
    量供給された粉粒体を搬送しながら所定厚さに成形する
    第3搬送部とを有し、粉粒体を所定幅、所定厚さのマッ
    ト状に成形する粉粒体成形装置であって、上記第2搬送
    部は、粉粒体を搬送するコンベアと、その上方に前下が
    りの傾斜姿勢で配置されて、該コンベア上を前方へ搬送
    される粉粒体の上層部を後方へ掻き戻すことにより該粉
    粒体をほぼ定量で連続搬出させる連続定量搬出手段とを
    有することを特徴とする粉粒体成形装置。
  2. 【請求項2】 第2搬送部に供給される粉粒体の量は、
    第2搬送部の終端部から搬出される粉粒体の量より多く
    設定されていると共に、該第2搬送部の始端部側の下方
    に、該第2搬送部からオーバーフローした粉粒体を受け
    る受部が設けられていることを特徴とする請求項1に記
    載の粉粒体成形装置。
  3. 【請求項3】 受部で受けられた粉粒体を、第1搬送部
    より上流側にフィードバックするフィードバック手段が
    設けられていることを特徴とする請求項2に記載の粉粒
    体成形装置。
  4. 【請求項4】 連続定量搬出手段は、コンベアの終端部
    側上方でコンベアの幅方向に支持された第1軸と、コン
    ベアの始端部側上方の上記第1軸よりも高い位置で上記
    第1軸に対して平行に支持された第2軸と、これら第
    1、第2軸の間に巻き掛けられた左右一対のチェーン
    と、これらのチェーンに跨って該チェーンに対してほぼ
    直角に起立して取り付けられた長方形状の複数の板材
    と、上記チェーンのコンベアと対向する走行部が該コン
    ベアによる粉粒体の搬送方向と逆方向に走行するように
    上記第1、第2軸の少なくとも一方を駆動する駆動手段
    とを有することを特徴とする請求項1に記載の粉粒体成
    形装置。
  5. 【請求項5】 連続定量搬出手段は、コンベア面からの
    第1軸の高さを調整する調整手段を有することを特徴と
    する請求項4に記載の粉粒体成形装置。
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