JP2003190855A - グラビア塗布装置 - Google Patents

グラビア塗布装置

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JP2003190855A
JP2003190855A JP2001398725A JP2001398725A JP2003190855A JP 2003190855 A JP2003190855 A JP 2003190855A JP 2001398725 A JP2001398725 A JP 2001398725A JP 2001398725 A JP2001398725 A JP 2001398725A JP 2003190855 A JP2003190855 A JP 2003190855A
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liquid
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coating liquid
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厚司 小堂
Shuichi Endo
修一 遠藤
Matsutaro Hirose
松太郎 広瀬
Daisuke Sano
大輔 佐野
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    • Y10S118/04Curtain coater

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Abstract

(57)【要約】 【課題】ビード部において塗布に使用されない余剰の塗
布液が液戻りしにくくなるので、ウエブに塗布された塗
布面にスジ故障が発生しないようにできる。 【解決手段】塗布液16が過剰に給液されたグラビアロ
ール12のロール面12Aと連続走行するウエブ20と
の間で塗布液16のビード部24を形成しながらウエブ
20にバックアップロール14でグラビアロール12に
押し付けることによりウエブ20に所望の塗布液量を塗
布するグラビア塗布装置10において、ビード部24の
グラビアロール回転方向上流側近傍に、ロール面12A
方向に下向きに傾斜した傾斜面26を有すると共にロー
ル面12Aとの間に塗布液16が流れ落ちない間隙28
を有して給液手段18を設け,傾斜面26を流下させて
塗布液16をグラビアロール12に給液する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラビア塗布装置
に係り、特に、連続走行する可撓性支持体(以下「ウエ
ブ」という)に、塗布液を塗布するグラビア塗布装置で
あって、ドクターブレードを使用しないタイプのグラビ
ア塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】連続走行するウエブに塗布液を塗布する
塗布装置の1つにグラビア塗布があり、図3はドクター
ブレードを使用しない従来のグラビア塗布装置の一般的
な装置構成である。図3に示すように、グラビア塗布装
置は、液パン1の塗布液2中に下部が浸ったグラビアロ
ール3を回転させて塗布液を液パン1から掻き上げるこ
とによりグラビアロール3に給液する。そして、グラビ
アロール3と連続走行するウエブ4との間でビード部5
を形成しながら、ウエブ4をバックアップロール6を用
いてグラビアロール3に押し付けることによりウエブ4
に所望の塗布液量を塗布する。
【0003】このように、ドクターブレードを使用しな
いグラビア塗布装置の場合には、ビード形成を安定的に
行うことが良好な塗布面状を形成する上で重要であり、
そのためには、ビード部5に所望の塗布量よりも過剰な
塗布液を供給する必要がある。ビード部5において塗布
に使用されない余剰の塗布液2は、グラビアロール3の
回転方向とは逆方向に液戻りとなって流れる。この液戻
りが、図4の概念図に示すように、塗布液2の物性や塗
布速度によってはスジ状の流れとなるために、これに起
因してウエブ4に塗布された塗布面にスジ故障が発生す
るという問題がある。即ち、スジ状の液戻りが発生する
と、ビード部5内に幅方向への流動が起こり、ビード部
5の大きさに分布が生じる。この結果、バックアップロ
ール6でウエブ4をグラビアロール3に押し付けたとき
に、塗布液2にかかる力が不均一になることによってウ
エブ4に膜厚ムラが生じスジ故障となる。
【0004】スジ状の液戻りによって発生するスジ故障
防止対策としては、特開昭63−194766号公報
に、液パンから掻き上げた塗布液を、塗布液案内板を伝
って塗布部まで持ち上げ、余剰な塗布液を余剰液排出案
内面を通って排出することによって、ロール面を流れる
液戻りを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
63−194766号公報の対策は、グラビアロールの
ロール面上に液戻りは発生しないが、余剰液排出案内面
を伝って流れる塗布液がスジ状になり、これがビード部
にも影響を与えるために、スジ故障が発生してしまう。
【0006】従って、ドクターブレードを使用しないタ
イプのグラビア塗布装置においては、現在、スジ故障を
根本的に解決できるものがないのが実情である。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、ビード部において塗布に使用されない余剰の塗
布液が液戻りしにくくなるので、可撓性支持体に塗布さ
れた塗布面にスジ故障が発生しないようにできるグラビ
ア塗布装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、塗布液が過剰に給液されたグラビアロールの
ロール面と連続走行する可撓性支持体との間で塗布液の
ビード部を形成しながら、前記可撓性支持体をバックア
ップロールを用いて前記グラビアロールに押し付けるこ
とにより前記可撓性支持体に所望の塗布液量を塗布する
グラビア塗布装置において、前記ビード部の前記グラビ
アロール回転方向上流側近傍に給液手段を設け、該給液
手段から前記グラビアロールに塗布液を給液することを
特徴とする。
【0009】発明者は、ビード部で塗布に使用されない
余剰の塗布液が重力によってロール回転の逆方法に引っ
張られる力が強く、その距離が長いほど、スジ状の液戻
りになり易いことに着目し、従来のように液パンから塗
布液を掻き上げて塗布液をグラビアロールに給液するの
ではなく、ビード部のグラビアロール回転方向上流側近
傍に塗布液を給液することで、液戻りを抑制でき、たと
え液戻りが発生してもスジ状になることを防止できると
の知見を得た。
【0010】本発明によれば、ビード部の前記グラビア
ロール回転方向上流側近傍に給液手段を設け、該給液手
段から前記グラビアロールに塗布液を給液するようにし
たので、ビード部で塗布に使用されない余剰の塗布液が
液戻りしようとしても給液手段によりビード部近傍で堰
止められてロール回転の逆方法に戻りにくくなる。これ
により、余剰の塗布液が重力によってロール回転の逆方
法に引っ張られる力を弱くすることができる。更に、ビ
ード部近傍に給液することで、塗布液がロール上部面に
乗った状態になり流れ落ちにくくなるので、いっそう液
戻りが生じ難くなる。これにより、スジ状の戻り液の発
生を効果的に防止できるので、可撓性支持体に塗布され
た塗布面にスジ故障を発生させないようにできる。
【0011】また、本発明の好ましい態様としては、給
液手段は、グラビアロールのロール面方向に下向きに傾
斜した傾斜面を有し、該傾斜面に塗布液を流下させて給
液すると共に、傾斜面の先端と前記ロール面との間に
は、0μmを超えて400μm以下の隙間を有すること
が好ましい。これは、塗布液を傾斜面に流下させること
で、ロール面への安定した給液を行うことができ、傾斜
面の先端とロール面との間には、0μmを超えて400
μm以下の隙間を形成することにより、ロール面に傾斜
面の先端が接触することなく、且つ上記した塗布液の堰
止め効果を発揮させることができる。この場合、隙間は
0μmを超えて200μm以下であれば一層よい。隙間
の上限を200μm以下とすることで、塗布液が隙間か
ら流れ落ちることを確実に防止できるので、塗布液の液
戻りを確実に防止できる。
【0012】このように、本発明は、ビード部における
余剰の塗布液が液戻りしようとしても直ぐに堰止められ
てグラビアロール下部まで流れ落ちないようにすること
が重要ある。従って、給液手段が設けられる好ましい位
置としては、傾斜面のロール面側先端位置が、グラビア
ロール中心から可撓性支持体がグラビアロールに接触す
る接触点に向けて引いた線と、傾斜面のロール面側先端
に向けて引いた線と、の成す中心角が45°以下になる
ように位置していることが好ましい。また、給液手段の
傾斜面の角度が大きすぎると傾斜面を流れる塗布液が乱
れるので、傾斜面の下方傾斜角度は水平に対して15°
を超えないことが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るグラビア塗布装置の好ましい実施の形態について詳説
する。
【0014】図1は本発明に係るグラビア塗布装置の全
体構成の一実施の形態を説明する概念図である。
【0015】図1に示すように、グラビア塗布装置10
は、主として、グラビアロール12と、バックアップロ
ール14と、塗布液16の給液手段18とで構成され
る。
【0016】グラビアロール12は、そのロール面12
Aに、塗布液16を付着保持する凸凹の彫刻加工が施さ
れており、グラビアロール12が回転することにより給
液手段18からロール面12Aに給液された塗布液16
が,連続走行するウエブ20に転写塗布される。グラビ
アロール12の下方には受けパン22が設けられる。こ
の受けパン22は、グラビアロール12から落下した塗
布液16を受けるもので、従来のように塗布液16をグ
ラビアロール12に給液するためのものではない。従っ
て、受けパン22に塗布液16は貯留されていない。バ
ックアップローラ14は、グラビアロール12の上側に
隣接配置されて、連続走行するウエブ20をグラビアロ
ール12とで挟持するようにして、ウエブ20をグラビ
アロール12に押し付ける。そして、給液手段18から
塗布液16が過剰に給液されたグラビアロール12のロ
ール面12Aと連続走行するウエブ20との間で塗布液
16のビード部24を形成しながら、ウエブ20をバッ
クアップロール14を用いてグラビアロール12に押し
付けることによりウエブ20に所望の塗布液量を塗布す
る。
【0017】給液手段18は、ロール面12A方向に下
向きに傾斜した傾斜面26を有すると共にロール面との
間に塗布液16が流れ落ちない隙間28を有しており、
ビード部24のグラビアロール回転方向上流側近傍に傾
斜面26が位置するように配置される。給液手段18と
しては、傾斜面26の幅方向(図1の表裏方向)に塗布
液16を均等に供給し、傾斜面26を流下させながら塗
布液16をグラビアロール12に給液できるものであれ
ば特に限定されないが、図1及び図2の給液手段18を
好適に使用することができる。
【0018】図1の給液手段18は、塗布液16を供給
する給液部と傾斜面を形成する傾斜部とを独立した部材
として構成したもので、傾斜面26を形成する傾斜板3
0の上方に給液部であるエクストルージョン型のダイコ
ータ32を下向きに配置したものである。ダイコータ3
2内には、傾斜面26の幅方向に平行なポケット部34
が形成されると共に、ポケット部34から吐出口36ま
で狭隘なスリット38が形成される。そして、ポケット
部34に供給された塗布液16は、ポケット部34で傾
斜面26の幅方向に拡流された後、スリット38を下降
して吐出口36から傾斜面26上に押し出される。これ
により、塗布液16は、傾斜面26の幅方向に均等に供
給され、傾斜面26を流下してグラビアロール12のロ
ール面12Aに給液される。
【0019】一方、図2の給液手段18は、塗布液16
を供給する給液部と傾斜面26を形成する傾斜部とを一
体的に構成したもので、スライド型のダイコータ40を
使用したものである。このスライド型のダイコータ40
は、ダイコータ40自体の上面に傾斜面26を備えてお
り、その他のポケット部34やスリット38はエクスト
ルージョン型のダイコータと同様である。この場合に
は、ポケット部34で拡流された塗布液16は、スリッ
ト38を上昇して傾斜面26に押し出される。これによ
り、塗布液16は、傾斜面26の幅方向に均等に供給さ
れ、傾斜面26を流下してグラビアロール12のロール
面12Aに給液される。
【0020】図1及び図2の給液手段18ともに、グラ
ビアロール12のロール面12Aに対する傾斜面26の
好ましい位置としては、グラビアロール12の中心Oか
らウエブ20がグラビアロール12に接触する接触点A
に向けて引いた線42と、傾斜面26のロール面側先端
に向けて引いた線44と、の成す中心角βが45°以下
になる位置であり、更に好ましくは、中心角βが30°
以下である。これは、傾斜面26先端の位置がビード部
24に対して下方に離れすぎていると、ビード部24で
塗布に使用されない余剰の塗布液26がロール12面A
に沿って流れ落ちる液戻りの距離が長くなり、スジ状の
液戻りになり易いためである。従って、ビード部24か
ら近い位置で液戻りを堰止めることが重要であり、その
ためには中心角βが45°以下となる位置に給液手段1
8の傾斜面26先端が位置することが好ましい。更に、
中心角βを45°以下にすることで、塗布液16がロー
ル面12Aの上部面に乗った状態になり流れ落ちにくく
なるので、一層液戻りが生じ難くなる。尚、中心角βが
0°のようにウエブ20がグラビアロール12に接触す
る接触点Aに傾斜面26先端を位置させることは不可能
なので、中心角βの下限は物理的に給液が可能な角度で
ある。
【0021】また、給液手段18の傾斜面26の傾斜角
αは、水平に対して15°を超えないことが好ましく、
更に好ましくは10°を超えないことである。これは、
塗布液16をロール12A面に給液するには、ロール面
12Aの方向に下方傾斜していることが必要であるが、
傾斜角αが大きすぎると、傾斜面26を流下する塗布液
16の流下速度が大きくなりすぎて、流下する塗布液1
6の液膜が乱れる。そして、この乱れによる不具合がウ
エブ20への塗布に悪影響を与える。
【0022】また、傾斜面26先端とロール面との隙間
28は、0μmを超えて400μm以下であることが好
ましく、更に好ましくは0μmを超えて200μm以下
である。これは、ロール面12Aに傾斜面26の先端が
接触しないようにしてロール面12Aの磨耗を防止する
必要があり、且つ液戻りを抑制するには隙間28から塗
布液が下方に流れ落ち難くすることが重要なためであ
る。従って、傾斜面26先端とロール面との隙間28の
上限を400μm以下にすれば、隙間28から塗布液が
流れ落ちにくくでき、上限を200μm以下にすれば塗
布液の流れ落ちがまずないので、液戻りを確実に防止で
きる。
【0023】
【実施例】ウエブとして厚み0.1mm、幅1000m
mのPET(ポリエチレンテレフタレート)を用い、表
1の塗布条件にて図1で示した本発明のグラビア塗布装
置(実施例)と、図2で示した従来のグラビア塗布装置
(比較例1)及び特開昭63−194766号の従来の
グラビア塗布装置(比較例2)との塗布性能を評価し
た。
【0024】試験は、ウエブに塗布する1回の塗布長を
100mとし、塗布末尾の10mをサンプリングして面
状に発生しているスジ故障の本数をカウントした。発生
したスジ故障のレベルは、○、△、×の3段階で評価
し、○が注意して見なければ分からない程度の製品許容
範囲内のスジ故障であり、△が○よりもややはっきりと
したスジ故障であるが製品許容範囲内、×が明らかなス
ジ故障で製品許容範囲外を示す。合わせて、グラビアロ
ール上に発生している液戻りスジ本数を目視でカウント
した。但し、比較例2の場合は、余剰液排出案内面に発
生した液戻りのスジ本数をカウントした。尚、液戻りの
スジ本数は3回目の試験でカウントした。
【0025】
【表1】 試験結果を表2に示す。
【0026】
【表2】 表2から分かるように、比較例1のグラビア塗布装置で
塗布した場合には、塗布面上に発生したスジ故障のレベ
ルのうち、製品許容範囲外のスジ故障が13本と多く、
液戻り本数も21本と極めて多かった。
【0027】比較例2のグラビア塗布装置で塗布した場
合には、グラビアロールのロール面での液戻りは見られ
なかったが、余剰液排出案内面において液膜がスジ状に
なっていた。これにより、比較例1よりもスジ故障の本
数が少ないものの、製品許容範囲外のスジ故障が3本あ
り、満足できる結果ではなかった。また、余剰液排出案
内面に発生した液戻りのスジ本数は12本と多かった。
【0028】これに対し、本発明のグラビア塗布装置で
塗布した場合には、スジ故障が全く発生せず、ロール面
における液戻りスジも全く見られなかった。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のグラビア
塗布装置によれば、ビード部において塗布に使用されな
い余剰の塗布液が液戻りしにくくなるので、可撓性支持
体に塗布された塗布面にスジ故障が発生しないようにで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のグラビア塗布装置の実施の形
態を説明する概念図で、給液手段として、エクストルー
ジョン型のダイコータと傾斜板を使用した図
【図2】図2は、本発明のグラビア塗布装置の実施の形
態を説明する概念図で、給液手段として、スライド型の
ダイコータを使用した図
【図3】図3は、従来のグラビア塗布装置の概念図
【図4】図4は、スジ状の液戻りを説明する説明図
【符号の説明】
10…グラビア塗布装置、12…グラビアロール、12
A…ロール面、14…バックアップロール、16…塗布
液、18…給液手段、20…ウエブ、22…受けパン、
24…ビード部、26…傾斜面、28…隙間、30…傾
斜板、32…エクストルージョン型のダイコータ、34
…ポケット部、36…吐出口、38…スリット、40…
スライド型のダイコータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広瀬 松太郎 静岡県富士宮市大中里200番地 富士写真 フイルム株式会社内 (72)発明者 佐野 大輔 静岡県富士宮市大中里200番地 富士写真 フイルム株式会社内 Fターム(参考) 4F040 AA21 AA22 AC01 BA10 BA12 BA23 BA26 CB06 CB16 CB21 CB27 DA02 DA12 DA14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗布液が過剰に給液されたグラビアロール
    のロール面と連続走行する可撓性支持体との間で塗布液
    のビード部を形成しながら、前記可撓性支持体をバック
    アップロールを用いて前記グラビアロールに押し付ける
    ことにより前記可撓性支持体に所望の塗布液量を塗布す
    るグラビア塗布装置において、 前記ビード部の前記グラビアロール回転方向上流側近傍
    に給液手段を設け、該給液手段から前記グラビアロール
    に塗布液を給液することを特徴とするグラビア塗布装
    置。
  2. 【請求項2】前記給液手段は、前記グラビアロールのロ
    ール面方向に下向きに傾斜した傾斜面を有し、該傾斜面
    に塗布液を流下させて給液すると共に、前記傾斜面の先
    端と前記ロール面との間には、0μmを超えて400μ
    m以下の隙間を有することを特徴とする請求項1に記載
    のグラビア塗布装置。
  3. 【請求項3】前記傾斜面のロール側先端位置は、前記グ
    ラビアロール中心から、前記可撓性支持体が前記グラビ
    アロールに接触する接触点に向けて引いた線と、前記傾
    斜面の前記ロール面側先端に向けて引いた線と、の成す
    中心角が45°以下になるように位置していることを特
    徴とする請求項2に記載のグラビア塗布装置。
  4. 【請求項4】前記傾斜面の下方傾斜角度は水平に対して
    15°を超えないことを特徴とする請求項2又は3に記
    載のグラビア塗布装置。
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