JP2003190673A - 体毛処理装置 - Google Patents

体毛処理装置

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JP2003190673A JP2001392793A JP2001392793A JP2003190673A JP 2003190673 A JP2003190673 A JP 2003190673A JP 2001392793 A JP2001392793 A JP 2001392793A JP 2001392793 A JP2001392793 A JP 2001392793A JP 2003190673 A JP2003190673 A JP 2003190673A
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Shigezaemon Iwasaki
重左エ門 岩崎
Atsuhiro Saito
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Hideki Tanaka
秀樹 田中
Yasunori Ueda
泰教 上田
Masanobu Yamazaki
正信 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理剤の吐出機能を低コストで付加すること
ができる上に処理剤の安定した吐出を行うことができる
ものとする。 【解決手段】 体毛の切断処理または体毛の脱毛処理を
行う体毛処理部6と、体毛処理用の処理剤を吐出する処
理剤供給部とを備え、処理剤供給部は処理剤が充填され
ている処理剤容器3と、該処理剤容器3を加圧する加圧
手段4とからなる。加圧手段4がばね420を加圧力発
生部材としている。ばね力を利用して処理剤容器を加圧
して処理剤を押し出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は体毛処理用の処理剤
の吐出機能を備えている体毛処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】体毛の切断処理または体毛の脱毛処理を
行う体毛処理装置に体毛処理用の処理剤(シェービング
液等)を吐出する機能を設けたものがある。たとえば、
特開昭57−150992号公報や実開昭59−108
572号公報には、体毛処理用の処理剤が充填されてい
る処理剤容器と、処理剤容器から処理剤を送り出すダイ
ヤフラムポンプとを設けたものが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、モータ駆動で
作動するダイヤフラムポンプで処理剤を吐出するもので
は、構造が複雑でコストが高くなる、モータの駆動音や
ダイヤフラムの作動音がする、負荷が大きくなるために
電流消費が大きくて電池寿命が短くなる、大型になって
使い勝手が悪い、各機構をスムーズに動かすために潤滑
剤が必要となるといった問題点を有している。
【0004】実開昭60−57364号公報には手動に
よって動かすポンプで石けん水を吐出させるものが示さ
れているが、この場合、ポンプを動かす力によって吐出
量が変動してしまうものであるとともに安定した量の石
けん水を吐出させることが難しい。
【0005】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、その目的とするところは処理剤の吐出機能を
低コストで付加することができる上に処理剤の安定した
吐出を行うことができる体毛処理装置を提供するにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、体毛
の切断処理または体毛の脱毛処理を行う体毛処理部と、
体毛処理用の処理剤を吐出する処理剤供給部とを備え、
処理剤供給部は処理剤が充填されている処理剤容器と、
該処理剤容器を加圧する加圧手段とからなり、加圧手段
がばねを加圧力発生部材としているものであることに特
徴を有している。ばね力を利用して処理剤容器を加圧し
て処理剤を押し出すものである。
【0007】上記加圧手段は体毛処理部を備えた本体に
固定されていても、処理剤容器を覆うカバーの内面に固
定されていても、処理剤容器に設けていてもよい。
【0008】また、加圧手段は処理剤容器内の処理剤の
減少時に加圧力が増大するものが好ましい。この時、加
圧手段は処理剤容器内の処理剤の減少に伴って加圧力が
漸次増大するものであっても、処理剤容器内の処理剤の
減少に伴って加圧力が減少した後、増大するものであっ
てもよい。
【0009】また、加圧手段は処理剤容器内の処理剤の
減少にかかわらず加圧力が一定のものであってもよい。
【0010】加圧手段におけるばねは円錐コイルばねと
するのが好ましい。
【0011】また、加圧手段はばねと該ばねで付勢され
たリンク部材とからなるアクチュエータであってもよ
い。この時、複数のアクチュエータを並設するととも
に、両アクチュエータを結ぶ連結軸をアクチュエータに
おけるリンクと一体に形成しておくとよい。
【0012】上記リンク部材の作動範囲を制限するスト
ッパーを備えたものとするのも好ましい。ばねとリンク
との結合部材をスライダーで形成したり、ばねをリンク
部材の内部に配置してもよい。
【0013】いずれにしても、加圧手段は処理剤容器に
接する押さえ板の略中央部を押圧するものであることが
望ましい。
【0014】加圧手段はばねと該ばねで付勢されたカム
とからなるものであってもよい。
【0015】また、ばねは容器の加圧方向と直交する方
向がばね力発生方向となっていることが好ましい。
【0016】処理剤容器との接触面に弾性部材を配設す
るのも好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施の形態の一例に
基づいて詳述すると、図示例の体毛処理装置は、体毛
(髭)の切断を行う電気かみそりであって、体毛の切断
処理を行う体毛処理部6を具備する本体1と、この本体
1の外面に着脱もしくは開閉自在に配されているカバー
2と、体毛処理用の処理剤が充填されている処理剤容器
3と、該処理剤容器3を加圧して処理剤を本体1の体毛
処理部6の近傍に位置させた吐出部5から吐出させる加
圧手段4とで構成されている。
【0018】まず本体1から説明すると、この本体1
は、筒状のハウジング10内に駆動用モータ11と電源
としての電池12とをシャーシ18を介して収納したも
ので、その上端に位置する体毛処理部6は、ネット状の
外刃と往復駆動される内刃とからなるネット刃61を2
組備えるとともに、スリット状の外刃と往復駆動される
内刃とからなるスリット刃62を1組備えたものとなっ
ており、これらにおける各内刃は、モータ11の回転を
往復動に変換する駆動子14,14とスリット刃用駆動
子15とに連結されている。図中19はモータ11のオ
ンオフ用のスイッチである。
【0019】上記本体1の一面にはカバー2が着脱自在
に配されているとともに、本体1とカバー2との間の空
間の上部に吐出部5が配設され、下部に加圧手段4と処
理剤容器3とが配設されている。
【0020】ここにおける処理剤容器3は、柔軟性を有
する縦長の袋として形成されたもので、その上端には接
続口30を備えている。
【0021】また、本例における加圧手段4は、カバー
2の内面との間で処理剤容器3を挟持することになる押
さえ板40と、上下一対の圧縮コイル型のばね41,4
1と、ばねを利用した一対のアクチュエータ42,42
とからなるもので、本体1の外面と押さえ板40との間
に配されたこれらばね41,41及びアクチュエータ4
2,42による付勢で押さえ板40はカバー2の内面側
に向けてばね付勢されており、このためにカバー2と押
さえ板40との間に処理剤容器3を配した時、処理剤容
器3は常に加圧された状態となる。
【0022】なお、上記アクチュエータ42は、図16
に示すように、両端が本体1への固定部427、427
に固定されたガイド軸424と、このガイド軸424に
被せられたコイルばね型のばね420と、一端が一方の
固定部427に連結されたリンク421と、一端が上記
ガイド軸424に沿ってスライドするスライダー426
に連結されるとともに他端が上記リンク421の他端に
連結されたリンク422とを備えてるとともに、リンク
421,422同士を連結する連結軸423を左右一対
のアクチュエータ42,42で共有しているもので、ば
ね420によるスライダー426の付勢で連結軸423
が押さえ板40側に突出するものとなっている。
【0023】吐出部5は図7〜図9に示すように、ベー
ス57と、このベース57の側面の弧状溝572にスラ
イド係合するリブ501を備えているヘッド部50と、
ベース57とヘッド部50との間に配されてヘッド部5
0を上方に向けて付勢するばね55,55と、ヘッド部
50内に上下動自在に配されている可動体52と、ヘッ
ド部50の下部に固定されている受け部材54と、受け
部材54の接続口54と上記ベース57との間をつない
でる可撓性を有するチューブ56と、ヘッド部50の上
端面に設けた複数の吐出口500に夫々配したボール5
1とからなるもので、吐出口500の上端開口径d1は
ボール51の直径Dより小さく、且つ吐出口500の下
部開口径d2はボール51の直径Dより大きくされてお
り、受け部材54との間に配されたばね53によって上
方に向けて付勢されている上記可動体52によって、上
記の各ボール51が回転自在に受けられている。
【0024】また可動体52の下方に突出する軸部52
0は受け部材54を貫通して接続口540の下方に突出
しているのであるが、この軸部520の下端部には逆止
弁と521して機能することになるOリングが装着され
ている。図中541は受け部材54の外周とヘッド部5
0の内周との間のシール用のOリング、560は屈曲自
在なゴム体で形成されて上記チューブ56の中に配され
ることでチューブ56内の流路断面積を小さくしている
チューブ芯、561はベース57内に配されてベース5
7における下部の接続口570からチューブ56に至る
内部流路の断面積を絞って処理剤の流量を一定にする中
空パイプ、571は処理剤容器3の接続口30が着脱自
在に接続される接続口570の外周に装着されて、接続
口30との間のシールを行うOリングである。
【0025】この吐出部5においては、ベース部57に
対してヘッド部57がばね55によって上方へ付勢され
ており、さらにヘッド部57に対して可動体52及びボ
ール51が上方へ付勢されており、この状態では上記逆
止弁521が閉じているとともにボール51が吐出口5
00を閉じているが、ヘッド部57の上端を肌に押し付
ければ、図10に示すようにボール51及び可動体52
がばね53に抗して沈んで吐出口500を開くとともに
逆止弁521を開くものであり、このために上記加圧手
段4で加圧されている処理剤容器3内の処理剤は、接続
口30からベース部57内とチューブ56内を通り、開
いている逆止弁521並びにヘッド部50内面と可動体
51の溝が形成されている外面との間の空間を通じて吐
出口500から外部の吐出される。さらに強くヘッド部
57の上端を肌に押し当てれば、ヘッド部50がばね5
5に抗して沈み込むフロート動作がなされる。
【0026】加圧手段4で処理剤容器3を常時加工して
いることから、処理剤は常に押し出されて吐出部5のヘ
ッド部50に向かうものの、ヘッド部50の上端面を肌
に押し当てないことには処理剤の吐出がなされないもの
である。また、上向きだけでなく下向きや横向きに使用
されても処理剤の吐出量は変化せず、処理剤を均一に肌
に塗布することができるものとなっている。なお、図
2,図3及び図8に示した調節ねじ29は処理剤の吐出
量の調整用のもので、その先端は吐出部5のベース57
の内部流路内に突出している。
【0027】図12は処理剤容器3内の処理剤が減って
きた時点での状態を示しており、さらに図13〜図15
は処理剤がすべて吐出された時点での状態を示してい
る。このように処理剤が無くなった時には、図14に示
すように、押さえ板40が本体1に装着した検知スイッ
チ49を押して接点を切り替えるために、本体1内の制
御駆動回路を実装した基板13上に搭載した発光ダイオ
ード130が点灯するとともにこの点灯がカバー2にお
ける透光部を通じて視認することができるために、使用
者は処理剤容器3の交換時期にあることを知ることがで
きる。なお、押さえ板40は図11に示すように、処理
剤容器3の幅よりも大きく且つ本体1に対する位置決め
係止部105,106も処理剤容器3の外側にくるよう
にしておくことが好ましい。処理剤容器3内の処理剤の
残量を少なくすることができるからである。同様の理由
で押さえ板40の処理剤容器3に接する面は、カバー2
の内面と同じ形状としてある。また、押さえ板40の上
端と吐出部5の接続口570に接続される処理剤容器3
の剛体からなる接続口30との間の部分は、押さえ板4
0で絞ることができない部分であるが、この部分に関し
ては、図13に示すように、本体1及びカバー2からリ
ブ17を突出させておくとよい。
【0028】処理剤容器3の交換は、カバー2における
着脱釦20をばね付勢に抗して押して本体1との係合を
解除することでカバー2を取り外し、古い処理剤容器3
を取り外した後、新しい処理剤容器3の接続口30を吐
出部5の接続口570に接続し、カバー2を再度装着す
ることで行う。処理剤容器3から吐出口500に至る流
路の全容積及び流路断面積は小さくされているために、
吐出部5の内部への無駄な処理剤の滞留量は少なく、こ
のために初めて処理剤容器3を装填して使用する時にも
処理剤の吐出はすぐになされる。
【0029】ところで、加圧手段4として前記アクチュ
エータ42を用いているのは次の理由による。すなわ
ち、コスト的な点からすれば、図18及び図19に示す
ように、上下一対のばね41,41だけで加圧手段4を
構成してもよく、特にばね41として円錐コイルばねを
用いることで、ばね41の密着長を短くしてばね41が
圧縮された時のばね41の配置スペースを小さくできて
小型化が可能であるが、この場合、図20に示すよう
に、処理剤容器3内の処理剤の量が多い初期には加圧手
段4(ばね41)による加圧加重が高く、処理剤の量が
減少するにつれて加圧加重が低くなる。そして、処理剤
の吐出量は加圧加重が高いほど多くなることから、上記
構成では初期の吐出量が多く、処理剤が減少するにつれ
て吐出量が少なくなってしまう。
【0030】一方、上記アクチュエータ42であれば、
図21に示すように、押さえ板40を押す力fはばね4
20のばね力Fに対して f=2Ftanθ となって、ばね420が伸びて角度θが大きくなるほど
加重fを大きくすることができるために、図22に示す
ように、処理剤の容量が減少するにつれて加重がいった
ん小さくなった後に増大する(i)ようにしたり、処理剤
の容量が減少するにつれて加重が高くなる(iii)よう
に、あるいは処理剤の減少にかかわらず加重を一定にす
る(ii)ことができるものであり、特に上記ばね41,4
1と組み合わせることで初期加重を大きくして処理剤容
器3の加圧に備えるとともに処理剤の容量減少につれて
アクチュエータ42による加圧加重の補助(図23のハ
ッチング部)が作用して処理剤の吐出量の減少を防ぐ構
成とすることで、処理剤の残容量にかかわらず、一定量
の処理剤の吐出を行うことができるものとなる。
【0031】なお、アクチュエータ42は図24に示す
単独で用いてもよいのであるが、押さえ板40の幅方向
中央を押すことが好ましいことを考えると、ばね41,
41の配置との関係で配置スペースを確保することが難
しい上に、充分な強度や機能(ばね加重値を含む)を持
たせることが困難となる。このためにここでは2つのア
クチュエータ42を左右に配して、連結軸423で押さ
え板40を押す構成をとっている。なお、ここにおける
連結軸423は、左右のアクチュエータ42,42にお
けるリンク422,422と一体の部品として形成する
ことで、部品数の削減及び強度の向上を図っている。
【0032】アクチュエータ42におけるスライダー4
26は、ばね420の力でリンク421がスムーズに動
くようにしてばね加重のロスを低減する。また、図1
6,17,24中のストッパー425は、リンク42
1,422の作動範囲を処理剤の吐出に必要な範囲に制
限(連結軸423の突出量を規制)することで、新しい
処理剤容器3に交換してカバー2を装着する際の加圧手
段4に抗する力が大きくなりすぎることがないようにし
ているものである。
【0033】なお、加圧手段4における加圧中心点が図
28に示すように処理剤容器3の中央部からずれている
と、容器3に途中から加重が加わりにくくなり、処理剤
容器3を効果的に加圧することができなくなる。これに
対して、図29に示すように、処理剤容器3のほぼ中心
を加圧するようにしておくと、処理剤容器3内の処理剤
が下ってきても、容器3を確実に加圧することができ
る。
【0034】加圧手段4はカバー2側に設けてもよい。
つまり、図25に示すように、カバー2の内面にばね4
1や押さえ板40を取り付けて、処理剤容器3を本体1
の外面に向けて押圧するようにしておくのである。
【0035】図26に示すように、処理剤容器3内に加
圧手段4を内蔵させてもよい。図中25は処理剤容器3
の抜き差しのためにカバー2の底面部に設けた開閉蓋で
ある。
【0036】図27に示すものも、処理剤容器3内に加
圧手段4を内蔵させたものであるが、ここでは加圧手段
4を容器3の奥側に配置し、容器3の前面には逆止弁を
備えた注入口36を設けて、カバー2の開口部26から
注入口36を通じて処理剤を容器3に充填することがで
きるようにしている。
【0037】図30に上記アクチュエータ42の他例を
示す。ここでは引っ張りコイルばね型のばね420をリ
ンク421,422間に配置している。アクチュエータ
42の小型化を図ることができる。
【0038】リンク421,422を用いたアクチュエ
ータ42に代えて、図31に示すように、カム428を
用いてもよい。ここでは処理剤容器3の加圧方向と直交
する方向にばね力を発揮するばね420によって回転付
勢されたカム428で押さえ板420を押圧するように
している。
【0039】図32に示すように、ばね(図示せず)に
よって回転付勢されたカム428によりガイド軸400
でガイドされた押さえ板40を駆動するようにしてもよ
い。
【0040】ところで、処理剤容器3を柔軟な材質のも
ので形成した場合、図33に示すように、容器3に皺3
3が発生して、図34(a)に示すように皺33の周辺の
処理剤を加圧することができなくなることがある。この
点に対しては、図34(b)に示すように、押さえ板40
の容器3側の表面に弾性材48を取り付けておくとよ
い。皺33の存在にもかかわらず、容器3の全面を加圧
することができる。なお、弾性材48は図35に示すよ
うに、押さえ板40の表面にではなく、カバー2の内面
側に設けてもよい。もちろん、押さえ板40とカバー2
の両方に弾性材48を取り付けて、容器3の両面に弾性
材48,48が接するようにしてもよい。
【0041】以上の例では本体1が髭剃り用の体毛処理
部6を備えたものを示したが、図36に示すように、モ
ータ75によって回転駆動される脱毛ブロック70に開
閉駆動される脱毛爪71を設けた脱毛用の体毛処理部7
を備えたものであってもよい。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明においては、体毛の
切断処理または体毛の脱毛処理を行う体毛処理部と、体
毛処理用の処理剤を吐出する処理剤供給部とを備え、処
理剤供給部は処理剤が充填されている処理剤容器と、該
処理剤容器を加圧する加圧手段とからなり、加圧手段が
ばねを加圧力発生部材としているものであり、ばね力を
利用して処理剤容器を加圧して処理剤を押し出すため
に、処理剤の吐出にポンプ等の高コスト部材を必要とせ
ず、低コストで提供することができる上に、手動で処理
剤を吐出させる場合に比して、吐出量を安定させること
ができる。
【0043】上記加圧手段は体毛処理部を備えた本体に
固定しておくと、本体の駆動時の振動が加圧手段の動作
の摩擦抵抗を軽減してスムーズな動きを得ることができ
る。
【0044】また、加圧手段を処理剤容器を覆うカバー
の内面に固定しておけば、処理剤容器は本体側に接する
ことになり、本体の駆動時の振動が容器内の処理剤成分
のチンでを防止することになる。
【0045】また加圧手段が本体やカバーにあると、処
理剤容器の装着にあたって加圧手段を避けて容器の装着
を行わなければならないが、加圧手段を処理剤容器に設
けておけば、処理剤容器と加圧手段との干渉が問題とな
ることはなく、処理剤容器の装着をたとえばスロットイ
ン方式で行うことが可能となる。
【0046】また、加圧手段は処理剤容器内の処理剤の
減少時に加圧力が増大するものが好ましい。容器内の処
理剤の残量が減った時に吐出量も減少してしまうことを
避けることができ、体毛処理を常に快適に行うことがで
きる。
【0047】この時、加圧手段は処理剤容器内の処理剤
の減少に伴って加圧力が漸次増大するものであっても、
処理剤容器内の処理剤の減少に伴って加圧力が減少した
後、増大するものであってもよい。残量が殆どない状態
でも所要の吐出量を確保することができる。
【0048】また、加圧手段は処理剤容器内の処理剤の
減少にかかわらず加圧力が一定のものであれば、吐出量
をもっとも安定させることができる。
【0049】加圧手段におけるばねは円錐コイルばねと
するのが好ましい。ばねの配置スペースが少なくてすむ
ものであり、これ故に処理剤容器として容量の大きいも
のを用いることができる。
【0050】また、加圧手段がばねと該ばねで付勢され
たリンク部材とからなるアクチュエータであると、所要
の加圧加重特性を簡単に得ることができる。
【0051】この時、複数のアクチュエータを並設する
とともに、両アクチュエータを結ぶ連結軸をアクチュエ
ータにおけるリンクと一体に形成しておくと、所要の加
圧加重特性を備えるとともに強度の高い加圧手段を少な
い部品数で得ることがでできる。
【0052】上記リンク部材の作動範囲を制限するスト
ッパーを備えたものとしておけば、加圧手段の加重に抗
した処理剤容器の装着を容易に行うことができるものと
なる。
【0053】ばねとリンクとの結合部材をスライダーで
形成しておけば、スムーズな動きを容易に得ることがで
きて、ばね加重のロスを低減させ、所要の特性を安定的
に発揮させることができる。
【0054】ばねをリンク部材の内部に配置しておけ
ば、アクチュエータの小型化が可能となり、加圧手段の
占有スペースを小さくすることができる。
【0055】また、加圧手段は処理剤容器に接する押さ
え板の略中央部を押圧するものであることが望ましく、
このようにしておくことで、処理剤が減ってきた時も容
器を均等に加圧することができて、より多くの処理剤を
押し出すことができる。
【0056】加圧手段はばねと該ばねで付勢されたカム
とからなるものであってもよい。低コストで必要な加圧
特性を有している加圧手段を構成することができる。
【0057】また、ばねは容器の加圧方向と直交する方
向がばね力発生方向となっていることが、加重制御の精
度を高くすることができる点で好ましい。
【0058】さらに処理剤容器との接触面に弾性部材を
配設しておけば、容器の表面を満遍なく加圧することが
できて、処理剤を有効に吐出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の縦断面図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】同上の一部を破断した側面図である。
【図4】同上の水平断面図である。
【図5】同上の本体部の分解斜視図である。
【図6】同上の処理剤吐出関係部材の分解斜視図であ
る。
【図7】同上の吐出部の分解斜視図である。
【図8】同上の吐出部の縦断面図である。
【図9】同上の吐出部の横断面図である。
【図10】同上の吐出部の処理剤吐出時の横断面図であ
る。
【図11】同上のカバーを外した状態の正面図である。
【図12】同上の縦断面図である。
【図13】同上の縦断面図である。
【図14】同上の縦断面図である。
【図15】同上の水平断面図である。
【図16】同上のアクチュエータの斜視図である。
【図17】同上のアクチュエータの分解斜視図である。
【図18】加圧手段がばねだけである例の縦断面図であ
る。
【図19】同上の押さえ板とばねの斜視図である。
【図20】(a)(b)(c)は同上の特性図である。
【図21】同上のアクチュエータの説明図である。
【図22】同上のアクチュエータの特性図である。
【図23】加圧手段全体としての加圧加重の特性図であ
る。
【図24】アクチュエータの他例の斜視図である。
【図25】他の例の縦断面図である。
【図26】更に他の例の斜視図である。
【図27】別の例の斜視図である。
【図28】(a)(b)は加重点が端にある場合の状態の断面
図である。
【図29】(a)(b)は加重点が中央にある場合の断面図で
ある。
【図30】アクチュエータの更に他例の斜視図である。
【図31】ばねとカムを加圧手段とした例を示すもの
で、(a)(b)は断面図、(c)はカムの斜視図である。
【図32】ばねとカムを加圧手段とした例の他例を示す
もので、(a)(b)は断面図である。
【図33】(a)は容器の斜視図、(b)は容器の部分拡大図
である。
【図34】(a)は加圧時の断面図、(b)は弾性材を併用し
た場合の加圧時の断面図である。
【図35】他の例の部分縦断面図である。
【図36】他の実施の形態の一例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 本体部 2 カバー 3 処理剤容器 4 加圧手段 5 吐出部 6 体毛処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩崎 重左エ門 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 齋藤 篤裕 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 田中 秀樹 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 上田 泰教 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 山崎 正信 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3C056 JE04 JE10

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体毛の切断処理または体毛の脱毛処理を
    行う体毛処理部と、体毛処理用の処理剤を吐出する処理
    剤供給部とを備え、処理剤供給部は処理剤が充填されて
    いる処理剤容器と、該処理剤容器を加圧する加圧手段と
    からなり、加圧手段がばねを加圧力発生部材としている
    ものであることを特徴とする体毛処理装置。
  2. 【請求項2】 加圧手段は体毛処理部を備えた本体に固
    定されていることを特徴とする請求項1記載の体毛処理
    装置。
  3. 【請求項3】 加圧手段は処理剤容器を覆うカバーの内
    面に固定されていることを特徴とする請求項1記載の体
    毛処理装置。
  4. 【請求項4】 加圧手段は処理剤容器に設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の体毛処理装置。
  5. 【請求項5】 加圧手段は処理剤容器内の処理剤の減少
    時に加圧力が増大するものであることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれかの項に記載の体毛処理装置。
  6. 【請求項6】 加圧手段は処理剤容器内の処理剤の減少
    に伴って加圧力が漸次増大するものであることを特徴と
    する請求項5記載の体毛処理装置。
  7. 【請求項7】 加圧手段は処理剤容器内の処理剤の減少
    に伴って加圧力が減少した後、増大するものであること
    を特徴とする請求項5記載の体毛処理装置。
  8. 【請求項8】 加圧手段は処理剤容器内の処理剤の減少
    にかかわらず加圧力が一定のものであることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかの項に記載の体毛処理装置。
  9. 【請求項9】 加圧手段におけるばねが円錐コイルばね
    であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に
    記載の体毛処理装置。
  10. 【請求項10】 加圧手段はばねと該ばねで付勢された
    リンク部材とからなるアクチュエータであることを特徴
    とする請求項1〜8のいずれかの項に記載の体毛処理装
    置。
  11. 【請求項11】 複数のアクチュエータが並設されてい
    るとともに、両アクチュエータを結ぶ連結軸がアクチュ
    エータにおけるリンクと一体に形成されていることを特
    徴とする請求項10記載の体毛処理装置。
  12. 【請求項12】 リンク部材の作動範囲を制限するスト
    ッパーを備えていることを特徴とする請求項10または
    11記載の体毛処理装置。
  13. 【請求項13】 ばねとリンクとの結合部材がスライダ
    ーで形成されていることを特徴とする請求項10〜12
    のいずれかの項に記載の体毛処理装置。
  14. 【請求項14】 ばねがリンク部材の内部に配置されて
    いることを特徴とする請求項10〜13のいずれかの項
    に記載の体毛処理装置。
  15. 【請求項15】 加圧手段は処理剤容器に接する押さえ
    板の略中央部を押圧するものであることを特徴とする請
    求項1〜14のいずれかの項に記載の体毛処理装置。
  16. 【請求項16】 加圧手段はばねと該ばねで付勢された
    カムとからなることを特徴とする請求項1〜8のいずれ
    かの項に記載の体毛処理装置。
  17. 【請求項17】 ばねは容器の加圧方向と直交する方向
    がばね力発生方向となっていることを特徴とする請求項
    10〜16のいずれかの項に記載の体毛処理装置。
  18. 【請求項18】 処理剤容器との接触面に弾性部材を配
    設していることを特徴とする請求項1〜17のいずれか
    の項に記載の体毛処理装置。
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