JP2003190335A - ゴルフクラブ - Google Patents
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Abstract
翔するボールの方向性をよくし、飛距離も大きくなるよ
うにしたクラブヘッドを提供する。 【解決手段】 レーザービーム照射処理、放電加工処
理、またはサンドブラスト処理したクラブヘッドであっ
て、クラブヘッドフェース面がスコアライン状に粗面化
されるようにしたものである。
Description
ライン状に粗面化したゴルフクラブに関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】従来、ゴルフクラブヘッドのボールの打
撃面に複数のスコアライン又は溝を形成してボールにス
ピンを与えるようにすることが行われている。特に、ア
イアンクラブの場合には、軌道を安定化させるととも
に、グリーン上に落下したときボールを停止させるため
にスピンを付与するスコアライン又は溝の形成は極めて
重要である。 【0003】一方、ウッドクラブの場合も、ボールを上
げるためにスコアライン又は溝を形成することが行われ
ている。ゴルフボールにはディンプルが形成されている
が、その大きさ、深さはさまざまで、スコアライン又は
溝が深いほどスピンがかかりやすい。しかしウッドクラ
ブは、飛距離を大きくすることが主な役割であり、スコ
アライン又は溝によってスピンが加わると、ボールが落
下してからのランが少なくなってしまい、また、ヘッド
スピードの速い人の場合はボールが上がりすぎて飛距離
が減少するという問題がある。また、スコアライン又は
溝によりボールに横回転が加わって左右方向に曲がり易
くなり、方向性にも問題が生ずる。これを改善するた
め、ウッドクラブのヘッドのフェース面にスコアライン
又は溝を形成しないものも提案されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ウッドクラブにおい
て、クラブフェース面にスコアライン又は溝を形成する
ものにおいては、上記したように飛距離が減少するとい
う問題がある。また、ウッドクラブでは、高強度材料を
用いることで薄肉化して大型化、軽量化を図ることが行
われているが、フェース面にスコアライン又は溝を形成
すると、その部分が溝の深さ分だけ薄くなって機械的強
度が低下し、打撃時の衝撃により、破損や摩耗等が生じ
やすくなるという問題がある。 【0005】一方、クラブフェース面にスコアライン又
は溝を形成しないものにおいては、方向性が安定化し、
飛距離を大きくすることができる長所はあるものの、ヘ
ッドスピードがあまり出ない一般のゴルファでは、ボー
ルが上がらないという致命的欠陥があり、そのためかえ
って飛距離が減少するという問題がある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためのもので、レーザービーム照射処理等でフェー
ス面をスコアライン状に粗面化し、機械的強度を低下さ
せずに、飛翔するボールの方向性をよくし、飛距離も大
きくなるようにしたクラブヘッドを提供することを目的
とする。そのために本発明のゴルフクラブは、レーザー
ビーム照射処理、放電加工処理、またはサンドブラスト
処理したクラブヘッドであって、クラブヘッドフェース
面がスコアライン状に粗面化されていることを特徴とす
る。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明のクラブヘッドを説明するた
めの図である。クラブヘッド1はパーシモン、メタル、
チタン等任意の材料からなるウッドクラブヘッドであ
り、連結部2でシャフト3に支持固定されている。ボー
ルを打撃するフェース面4には、レーザービーム照射処
理、放電加工処理、サンドブラスト処理等によりスコア
ライン状に表面に傷を付けるようにして形成した粗面化
部5が形成されている。 【0008】フェース面を形成する部材の材質として
は、ステンレス、チタンのような鍛造・鋳造金属、チタ
ンやアルミニウム合金等を母材とし、シリコンカーバイ
ト、ボロン等を材料とする強化繊維を補強材とした複合
強化材料等さまざまなものが使用されているが、本発明
はどのような材質のものであっても適用可能であり、粗
面化処理は、フェース面を形成している部材の材質に応
じて適宜採用する。 【0009】このような粗面化部5は表面がざらざらし
て摩擦係数が大きくなり、打撃時にボールに対してスピ
ンを与える。しかも粗面化部は微細な凹凸が形成された
状態になっているため、打撃時のボールとの接触面積が
大きく、ボールに対してソフトにかつ効果的に作用す
る。従来のスコアラインや溝では、凹部を形成する開口
の縁部分が線状にボールと接触してボールにスピンを与
えているため作用が鋭角的で、ボールに傷をつけやすか
ったが、本発明の粗面化部は面でボールと接触するため
よりボールに対してソフトにかつ効果的にスピンを与え
ることができるのである。 【0010】また、従来のスコアラインや溝では、ボー
ルに形成されているディンプルの大きさ、深さにより作
用の度合いが影響を受け易いが、本発明の微細な凹凸か
らなる粗面化部は、ボールに形成されているディンプル
の大きさ、深さにより作用の度合いが影響を受けにく
い。 【0011】粗面化部がボールにスピンを与える度合い
は、粗面化部の面積、微小な凹凸の大きさが影響してく
る。したがって、例えば、上級者の場合はヘッドスピー
ドが速くボールが上がり易いので、粗面化部の面積や凹
凸を小さくし、一方、ヘッドスピードが遅くボールが上
がらない一般ゴルファ向けには、粗面化部の面積や凹凸
を大きくするなど粗面化部の処理を適宜調節するのが好
ましい。このような調節は、粗面化時のレーザービーム
照射の強度、放電加工時の放電強度の制御等により簡単
に行うことができる。 【0012】なお、図1においては粗面化部をスコアラ
イン状に形成するようにしたが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、円形状、楕円形状、角形状、スパイ
ラル形状に形成したり、フェース面の全面または一部に
任意のパターンで形成してもよい。 【0013】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、ボールを
打撃するフェース面を粗面化することにより、フエース
部材の機械的強度を低下させることなく、かつボールを
上げやすくすることができ、しかも粗面化部の面積や凹
凸の大きさを選ぶことにより、方向性をよくすることに
対しても容易に対応することが可能である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 レーザービーム照射処理、放電加工処
理、またはサンドブラスト処理したクラブヘッドであっ
て、クラブヘッドフェース面がスコアライン状に粗面化
されていることを特徴とするゴルフクラブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001392276A JP2003190335A (ja) | 2001-12-25 | 2001-12-25 | ゴルフクラブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001392276A JP2003190335A (ja) | 2001-12-25 | 2001-12-25 | ゴルフクラブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003190335A true JP2003190335A (ja) | 2003-07-08 |
Family
ID=27599649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001392276A Pending JP2003190335A (ja) | 2001-12-25 | 2001-12-25 | ゴルフクラブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003190335A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8206240B2 (en) | 2007-10-18 | 2012-06-26 | Sri Sports Limited | Golf club head |
US8262504B2 (en) * | 2006-09-22 | 2012-09-11 | Sri Sports Limited | Method for surface treating a golf club head |
JP2021122449A (ja) * | 2020-02-04 | 2021-08-30 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴルフクラブヘッドのフィッティング装置、方法及びプログラム |
-
2001
- 2001-12-25 JP JP2001392276A patent/JP2003190335A/ja active Pending
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US8597138B2 (en) | 2006-09-22 | 2013-12-03 | Sri Sports Limited | Method for surface treating a golf club head |
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JP7415621B2 (ja) | 2020-02-04 | 2024-01-17 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴルフクラブヘッドのフィッティング装置、方法及びプログラム |
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