JP2003190250A - 指圧靴 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、歩行と同時に自然に充分な指圧效
果があるだけでなく、その過程において皮膚の過敏反応
が全く発生しない指圧靴を提供する。 【解決手段】 本発明の指圧靴は、半径以下の上端部が
切断された球形状を有する複数の穴がその上面に形成さ
れた靴台と、一部分が前記穴に相応する形状を有する皮
膚親和性材質の指圧具を含んでなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、指圧靴に関し、よ
り詳しくは、靴台の上面に複数の皮膚親和性材質の指圧
具を挿設することにより、歩行と同時に自然に充分な指
圧效果があるだけでなく、その過程において皮膚の過敏
反応が全く発生しない指圧靴に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、東洋医学的な見地から、指圧
は特定疾病の診療及び予防に主要役割を担当してきた。

【０００３】特に、最近では、人の内臓器官が足の裏と
重要な連結関係を有しているとの事実が広く知られるに
つれ、日常生活を営為する間暇暇に足の裏の指圧を実施
できる方法に対する研究が活発に進行されている。

【０００４】例えば、事務用椅子に長時間座っている人
たちのために、複数の突出部を有する指圧具に足を乗せ
たまま事務をすることができる足の指圧器が開発されて
いる。

【０００５】また、スリッパ等の靴類の上面に複数の突
出部を形成することにより、歩行と同時に指圧されるよ
うに構成された指圧靴も市販されている。

【０００６】前記指圧靴は、スリッパのような簡便な靴
類に適用されることが普通であり、柔軟性及び生産性の
確保の次元から前記のような種類の靴は合成樹脂材でな
っている。

【０００７】しかし、従来のような構造の指圧靴は、そ
の材質が合成樹脂材であり、且つその上面に形成された
突出部自体が伸縮性を有しているため、足の裏に充分な
強度の指圧力が加えられない問題があった。

【０００８】さらに、前記材質としての合成樹脂材は、
皮膚親和性がないため、過敏性皮膚を有する着用者には
かえって微弱な指圧效果よりも逆效果がもっと大きいと
の不都合が伴う。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記のよう
な従来の問題点を勘案して案出されたことであって、歩
行と同時に自然に充分な指圧效果があるだけでなく、そ
の過程において皮膚の過敏反応が全く発生しない指圧靴
を提供することに本発明の目的がある。

【００１０】

【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明の指圧靴は、靴台の上面に形成された複数
の穴に皮膚親和性材質の指圧具を挿設した特徴的な構造
を有する。

【００１１】

【作用】従って、本発明の指圧靴は、半径以下の上端部
が切断された球形状を有する複数の穴がその上面に形成
された靴台と、一部分が前記穴に相応する形状を有する
皮膚親和性材質の指圧具を含んでなって、歩行と同時に
自然に充分な指圧效果があるだけでなく、その過程にお
いて皮膚の過敏反応も全く発生しない。

【００１２】

【発明の実施形態】以下、添付図面に基づいて本発明に
よる実施例の指圧靴を詳しく説明する。

【００１３】本発明による第1実施例の指圧靴を示す斜
視図である図1によると、指圧靴10は、半径以下の上端
部が切断された球形状を有する複数の穴11-aがその上面
に形成された靴台11と、一部分が前記穴11-aに相応する
形状を有する皮膚親和性材質の指圧具12を含んでなる。

【００１４】前記靴台11は、その材質を通常のスリッパ
類でのように合成樹脂材とし、製造工程としては射出成
形(injection molding)を経ることが好ましいが、他の
材質を用いてもまたは他の製造工程を経ても無妨であ
る。

【００１５】前記穴11-aをその半径以下の上端部が切断
された形状になるようにしたことは、図2の部分断面図
に示すように、穴11-aに挿入された指圧具12の離脱を防
止する離脱防止顎tを形成するためである。

【００１６】即ち、指圧具12に離脱力が作用しても、前
記離脱防止顎tに引っかかって穴11-aから離脱しなくな
る。

【００１７】前記のような離脱が抑制されるメカニズム
(mechanism)をより具体的に説明すると、指圧具12への
離脱力が作用する場合、該離脱力は前記離脱防止顎tに
引っかかって、矢印方向の回転力形態に変換されること
になって、前記指圧具12は穴11-aの中で若干の回転移動
のみを反復することになる原理である。

【００１８】前記のような離脱抑制メカニズムが成立さ
れるように、指圧具12は前記穴11-aに相応するサイズの
完全球形状であり、その上端部は穴11-aの上方に突出さ
れる構造を有する。

【００１９】ここで、究極的に靴の着用者の足の裏に指
圧力を加えることは、前記穴11-aの上方に突出された部
分である。

【００２０】一方、前記指圧具12の材質は、水虫予防及
び軽量化の側面から木材が好ましいが、遠赤外線を放出
する玉石もしくは脈斑岩等の他の機能性材質でもよい。

【００２１】即ち、本発明の指圧靴は、前記指圧具12が
木材である場合のみを特に制限することではない。

【００２２】指圧具12の材質として前記例示された3種
のいずれかの一種を選択しても、それらの材質はその自
体として充分な剛性を有するため、靴の着用者の足の裏
に充分な強度の指圧力を加えることになる。

【００２３】前記のような離脱抑制メカニズムを用い
て、本発明による指圧靴を製造する場合、別途の接着剤
を使用しなくてもほぼ完璧に近い離脱抑制の效果が得ら
れると、これは製造工程の簡単化と費用低減であるとの
かなり重要な意味を有してなる。

【００２４】さらに、本発明による第2実施例の指圧靴
を示す斜視図とその部分断面図である図3と図4による
と、この指圧靴20も基本的には、半径以下の上端部が切
断された球形状を有する複数の穴21-aがその上面に形成
された靴台21と、一部分が前記穴21-aに相応する形状を
有する皮膚親和性材質の指圧具22を含んでなる点から前
記第1実施例と同じである。

【００２５】しかし、前記第2実施例の指圧靴20におけ
る指圧具22は完全球形ではなく、その一部分が前記穴21
-aに相応するサイズの球形状を取る一方、穴21-aの上方
に突出される部分は卵形状になっている。

【００２６】指圧具22の離脱抑制メカニズムは前記第1
実施例と同一であるが、前記指圧具22に離脱力が作用す
る場合、上述した第1実施例とは多少相異な形態の回転
力に変換される。

【００２７】勿論、この場合でも離脱防止顎tが形成さ
れており、且つ失印方向の回転力に変換されるため、前
記指圧具22もやはり穴21-aから離脱しなくなる。

【００２８】一方、添付図面に基づいて、前記第1及び
第2実施例を説明したが、当業者であれば本発明の範囲
を脱しない範囲での修正が可能であり、本発明の範囲は
前記図示されたことに制限さらず、添付の特許請求の範
囲によって特定されることを明らかにする。

【００２９】

【発明の效果】上述のように、本発明によると、歩行と
同時に自然に充分な指圧效果があるだけでなく、その過
程において皮膚の過敏反応が全く発生しない指圧靴が得
られる。

【図面の簡単な説明】

【図1】本発明による第1実施例の指圧靴を示す斜視図で
ある。

【図2】前記第1実施例の指圧靴を示す部分断面図であ
る。

【図3】本発明による第2実施例の指圧靴を示す斜視図で
ある。

【図4】前記第2実施例の指圧靴を示す部分断面図であ
る。

【符号の説明】

10、20 指圧靴 11、21 靴台 11-a、21-a 穴 12、22 指圧具

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項1】 半径以下の上端部が切断された球形状を有
   する複数の穴がその上面に形成されている靴台と、一部
   分が前記穴に相応する形状を有する皮膚親和性材質の指
   圧具を含んでなることを特徴とする指圧靴。
2. 【請求項2】 前記指圧具が木材であり、前記穴の上方に
   突出され、全体的に完全球形状であることを特徴とする
   請求項1記載の指圧靴。
3. 【請求項3】 前記指圧具が木材であり、前記穴の上方に
   突出され、その突出部分が卵形状であることを特徴とす
   る請求項1記載の指圧靴。