JP2003190177A - 医療用針アセンブリ - Google Patents

医療用針アセンブリ

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JP2003190177A JP2002180478A JP2002180478A JP2003190177A JP 2003190177 A JP2003190177 A JP 2003190177A JP 2002180478 A JP2002180478 A JP 2002180478A JP 2002180478 A JP2002180478 A JP 2002180478A JP 2003190177 A JP2003190177 A JP 2003190177A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製作が容易で、使用が簡単で、滅菌が容易で
使用まで無菌状態が維持され、安全に廃棄可能で、且つ
二股状針の通常の使用を妨げない単位用量のワクチン投
与のための針と共に使用される安全なアセンブリを提供
する。 【解決手段】 単位用量針アセンブリ20は、ハブ60
と、ハブ60と単位用量針40とを入れた互いに密閉係
合した二つのパッケージ・シールド100と120とを
具える。単位用量針40はハンドル端と単位用量のワク
チンを保持する患者側端44とを有する。ハブ60はハ
ンドル端と患者側端44との間で単位用量針40に固定
されている。前記シールド100は患者側端の上に延在
し、前記シールド120は単位用量針のハンドル端の上
に延在している。これらシールド100及び120は互
いに取り外し可能に取付けられ、気密な無菌シールを形
成し、単位用量針40は前記シールド100内に収納さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本出願は2001年12月2
8日に出願された「針シールド装置付きの二股状針アセ
ンブリ」の表題の米国仮出願60/344,126、及び2002
年1月11日に出願された「医療用針アセンブリ」の表
題の米国仮出願60/346,999の優先権を主張するものであ
る。
【0002】本発明は医療用アプリケータ器具に関し、
特にワクチン投与及びテストのための針アセンブリに関
する。
【0003】
【従来の技術】医師がワクチンを投与するための簡単で
有効な手段を提供する、二股状即ちフォーク型の端部を
有する針は周知である。使用の際に、この二股針の二股
状先端は、二股状の針の先端に付着した乾燥物質或いは
液状物質のいずれかに接触せしめられる。次いで、この
二股状の針の先端はワクチンの投与を受ける患者の皮膚
に接触せしめられる。この皮膚は、ワクチン物質が患者
の皮膚に吸収されるように、針の先端で引っ掻かれるか
或いは突き刺される。ワクチンを投与する別の方法で
は、一滴のワクチンを患者の皮膚の上に載せて、患者の
皮膚をこの一滴のワクチンを介して二股状の針の先端に
接触させている。別のやり方では、この一滴のワクチン
を患者の皮膚に直接に付与する時に、標準型の尖った針
の先端を使用する場合もある。
【0004】二股状針は、少ない血清で大勢の人々にワ
クチンの接種が可能なことから著しい医療の進歩である
と考えられている。これは、効率よくしかも使い易い構
成であると共にコピーが容易なので、開発の進んでいな
い地域に住む人々にとって特に重要であった。
【0005】しかし、二股状針が余りにも多数回にわた
って再使用されると、ワクチンの効果は減少する。更
に、このようなワクチン針の再使用は、経皮的接触を通
じて感染症の危険性に患者を曝すことになる。その上、
従来型のワクチン針を使用している医療従事者は、この
針の構成と、この針の繰り返し使用とに起因して、感染
症に曝される危険性が増大するので取り扱いが難しい。
【0006】特に、ワクチン投与に使用される二股状針
は、従来から保管と後の使用に便利なように一回限りの
使用の容器内に無菌状態で包装されていない。その上、
これらの針は、従来から先端から針の反対端まで取付け
られたハブを具えておらず、そして使用前及び使用中の
針からの如何なる保護手段も具えていないので、取り扱
いが難しい。
【0007】例えば、Rubin に付与された米国特許 3,1
94,237は、毛管現象によって一定量の液体を保持するよ
うに、一端に両者間に所定の長さ、幅及び深さのスロッ
トを形成した一対の先の尖った突出部分を具えた柄を有
するワクチン投与針を開示している。この針の柄は、先
の尖っていない端部がハンドルとして機能するように充
分な長さを有している。Steiner に付与された米国特許
3,948,261は、乾燥ワクチンを担持した二股状針を支え
る圧縮可能な蓋の付いた、頑丈な容器に入ったワクチン
用の再使用可能な単位用量容器を開示している。この蓋
は、凍結乾燥工程の際に液状ワクチンが針上で乾かされ
る間、針を容器内に支えるように構成されている。この
蓋は、乾燥凍結の際にワクチンから蒸発した液体を容器
から排出するための溝を有し、しかもなお、容器を密閉
することができる。
【0008】更に、フランジ状操作表面を有する芯の無
い針を開示している米国特許 3,119,391や、フランジ状
ハンドルを具えたワクチン投与針を開示している米国特
許 Des.426,304等には、ハンドル機構を具えた種々の針
が開示されている。しかし、これらの針は無菌包装や保
護のための有効な構造を提供するものとは綯っていな
い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、製作が容易
で、使用が簡単で、滅菌が容易で使用まで無菌状態が維
持され、安全に廃棄可能で、且つ二股状針の通常の使用
を妨げない単位用量のワクチン投与のための針と共に使
用される安全なアセンブリの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ワクチンを投
与するための無菌状態の、1回限りの使用の単位用量の
針アセンブリであって、ハブと、単位容量針と、このア
センブリの両端の上に延びてアセンブリの無菌状態を維
持する包装用カバーとを具えた針アセンブリを提供する
ものである。この単位用量針は鋭くないハンドル端と単
位用量のワクチンを保持するように構成された患者側端
を有する細長い本体を具えている。ハブは第1端と第2
端とを具え、患者側端と鋭くない端との間の単位用量針
の本体に固定され、この単位用量針の患者側端はハブの
第1端から延び、単位用量針の鋭くない端はハブの第2
端から延びている。ハブの第1端には第1パッケージ・
シールドがねじ係合等によって取り外し可能に取付けら
れ、ハブの第2端には第2パッケージ・シールドが取り
外し可能に取付けられている。第1パッケージ・シール
ドとハブとの間の取付け部は気密シールを形成し、単位
用量針は第1パッケージ・シールド内に無菌状態で入っ
ている。
【0011】単位用量針は二股状の針であり、患者側端
には患者の皮膚を突き刺したり引っ掻いたりできる二本
のフォーク状突起が設けられている。これらのフォーク
状突起は、液状ワクチン等の単位用量のワクチンを保持
可能なU字型チャンネルによって分離されていることが
望ましい。
【0012】本発明の利点は、剛性スリーブのカバーが
使用前の針アセンブリを無菌状態に維持することが容易
である点にある。第2剛性カバーの注目すべき利点は、
或る実施形態においてはハブの第2端に接続された状態
に保たれてハンドルとして使用され、使用者が容易に且
つ正確に患者にワクチンを投与したり、患者でテストを
行うことができるように針の向きを定めることを補助す
ることにある。
【0013】
【発明の実施の形態】すべての図を通じて、同じ符号が
同じ部品を示すのに使用されているこれら複数の図を参
照すると、図1は未使用で針が露出されていない状態の
完全に組み立てられた針アセンブリ20を示す。一般的
に、この針アセンブリ20は、無菌状態で包装された状
態のアセンブリの入った第1剛性スリーブ100形の第
1パッケージカバーと、第2剛性スリーブ120の形の
第2パッケージカバーと、単位用量針40と、ハブ60
とを具えている。針アセンブリ20は、ここに更に詳細
に述べられるように、患者の皮膚に或いは皮膚を通じて
ワクチンを投与するために使用されることを意図され、
且つ包装されている間の針の無菌状態を維持し、医療従
事者のための使い易さを提供する一回限りの使用のため
のワクチン投与用針アセンブリとして意図されたもので
ある。
【0014】図2〜図4に示されているように、針アセ
ンブリ20は単位用量のワクチンを投与するための単位
用量針40を具えている。この単位用量針40は、従来
技術において周知のように、乾燥粉末或いは液状のワク
チンの単位用量を投与することが可能な任意の形をして
いる。好ましくは、この単位用量針40は、非患者側の
端42にハンドル端を、患者側の端44に先の尖った突
出部分を具えた二股状針の形をしている。単位用量針4
0は、この針の患者側端44に位置する二本の鋭く先の
尖った突出部分46を具えている。これらの先の尖った
突出部分46は、好ましくは液状の単位用量のワクチン
を保持するような形状をなしたU字型チャンネル48に
よって分離されている。先の尖った吐出部分46は患者
の皮膚を突き刺し或いは擦って、U字型チャンネル48
に入っているワクチンを投与するように意図されてい
る。
【0015】単位用量針40は二本の先の尖った突出部
分を有する二股状針に関して説明されたが、単位用量針
40は、従来技術において周知のように、乾燥粉末或い
は液状等の単位用量のワクチンを投与可能な任意の単位
用量針であればよい。更に、単位用量針40は、金属、
プラスチック等の公知の任意の材料で構成され、望まし
くは医療グレードの外科用スチールで構成されている。
【0016】図4、図5及び図6に示されているよう
に、本発明のアセンブリは、更に、ねじ山付き端64、
リブ付き端66及び前記ねじ山付き端とリブ付き端との
間に延在する通路62を具えたハブ60を有している。
ねじ山付き端64とリブ付き端66は肩部112によっ
て分離されていてもよい。
【0017】一実施形態においては、ねじ山付き端64
は、後述するように剛性スリーブとねじ係合する雄のね
じ山80を具えている。この雄ねじ山80は、ワクチン
投与に使用するために使用者が把持し易いような構造を
提供している。別の例では、針アセンブリはねじ山付き
端64の雄ねじ山80を介して従来型の針ホルダー上に
取付けられ、針ホルダーはワクチン投与のためのハンド
ルとして作用する。単位用量針40の非患者側端42
は、雄ねじ山80が針アセンブリを従来型の針ホルダー
に取付けるのに使用される場合には必要ではない。
【0018】ハブ60は、非患者側端42と患者側端4
4との間の単位用量針40の細長い本体の一部に沿って
単位用量針40に固定されている。このように、針40
の非患者端42はねじ山端64から延び、針40の患者
端44はリブ付き端66から延びている。このハブ60
は接着剤を介して針40に固定されることが望ましい。
この接着剤は通路62の中で針40と接触している部分
の全体に沿って存在するか、或いは通路62の一方又は
両方の端に存在している。このような接着剤は針40を
ハブ60に固定又は接着することのできる任意の材料、
例えばエポキシ樹脂又はその同等物等である。内部通路
62は、ハブ60の内部通路62内に針40を収容し固
定するために針40の外径とほぼ同じサイズの内径を有
する孔であることが望ましい。
【0019】針アセンブリ20は、更に、針40の患者
側端40の周囲に延びる第1剛性スリーブ100の形の
第1パッケージ・シールドを具えている。この第1剛性
スリーブ100は、前端102と後端104との間に延
在するチューブ状ハウジングを具えたほぼチューブ状の
中空構造体をなし、これを貫通して内部開口が形成され
ている。第1剛性スリーブ100の前端102はほぼ開
放され、一方、後端104は閉鎖されて壁を形成してい
る。第1剛性スリーブ100は針40の周囲に延び、そ
れによって針40の部分を包み込んでいる。更に詳しく
は、第1剛性スリーブ100は針40の周囲に延在し、
それによって針40の患者側端44を包含している。
【0020】図2、図3、図4及び図8に示すように、
第1剛性スリーブ100は内側壁108と外側壁110
を具えた円筒形の環状スカート106を具えている。環
状スカート106はハブのリブ付き端66肩部112で
係合するが、このリブ付き端66は第1剛性スリーブ1
00の環状スカート106の中に摩擦によって可逆的に
嵌合する雄型リブ82を具えている。針アセンブリ20
は、更に針40の非患者側端42の周囲に延びる第2剛
性スリーブ120の形の第2パッケージ・シールドを具
えている。この第2剛性スリーブ120は第1剛性スリ
ーブ100と同様に、ほぼチューブ状の中空構造をな
し、前端122と後端124との間に延在するチューブ
状ハウジングを具えたほぼチューブ状の中空構造体をな
し、これを貫通して内部開口が形成されている。第2剛
性スリーブ120は内側壁126と外側壁128を具え
ている。第2剛性スリーブ120の内側壁126は、前
端122の開放端に隣接した第2剛性スリーブ120の
内側壁の円周に沿って延びる内部リブ130を具えてい
る。第1剛性スリーブ100は針の患者側端を覆うよう
に設けられ、第2剛性スリーブ120は非患者側端を覆
うように設けられている。第2剛性スリーブ120の内
側壁126は第1剛性スリーブ100の前端102と出
会って、内部リブ130が環状スカート106に係合し
て気密シールを形成し、このアセンブリの内容物の無菌
状態を保証する。こうして、単位用量針40は無菌状態
の気密構造の内部に入れられる。図1に示されているよ
うに、開封されたことを示すラベルであるラベル140
が、第1剛性スリーブ100と第2剛性スリーブ120
との間に延在する最後に組み立てられた部品に貼られ
る。
【0021】第1剛性スリーブ100と第2剛性スリー
ブ120の形のこのパッケージ・カバーは、針アセンブ
リの輸送や貯蔵の際及び使用前に単位用量針40が傷ま
ないように、そして土壌その他の汚染物に曝されないよ
うに保護するのに役立つ。第1剛性スリーブ100も、
ワクチン投与のために第1剛性スリーブ100の取り外
しに先立って第2剛性スリーブ120を取り外す間に、
医療従事者が針に刺されないようにしている。その上、
最後に組み立てられた部品にラベル140が付与されて
もよい。このラベルは部品が再使用されないように、開
封されるのを防いでいる。換言すれば、ラベル140は
第1剛性スリーブ100が第2剛性スリーブ120に密
閉して接続されていることを示す手段として使用され
る。
【0022】ハブ26と第1、第2剛性スリーブ10
0、120は任意の材料で構成することができ、望まし
くは成形可能なプラスチック材料とする。好適なプラス
チック材料としては、これに限定されるものではない
が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリ
エステル、フッ化ポリエチレンが挙げられる。好ましく
は、ハブ60と第1、第2剛性スリーブ100、120
は剛性材料で構成する。
【0023】或る実施形態では、第1剛性シール100
と密閉係合する内部リブ130と対面するように、第2
剛性スリーブ120の内側壁126は、内側壁126上
にハブ60のねじ山と係合する内部ねじ山(図示しな
い)を有している。この実施形態では、針アセンブリ2
0は組み立てられて、針40は通路62の内部にハブ6
0を通じて挿入され、接着剤によってハブの両側で密閉
される。次に、第1剛性スリーブ100はハブ60のリ
ブ82上に摩擦嵌合される。第2剛性スリーブ120は
ハブ60に直接に接続され、それによって第2剛性スリ
ーブ120の内側壁126のねじ山は、ハブ60の雄ね
じ山80とねじ係合して相互接続される。第1剛性スリ
ーブ100の前端102は、肩部112の周囲で第2剛
性スリーブ120の前端122と出会い、両者の間に気
密シールを形成する。前述のように、ラベル140が最
後に組み立てられた部品に付与される。このラベルはこ
れらの部品が開封されることを防いで、再使用されない
ようにしている。
【0024】使用の際には、ラベル140を破って第2
剛性スリーブ120を第1剛性スリーブ100から取り
外すこと等によって、第2剛性スリーブ120の形のパ
ッケージ・シールドが取り除かれる。別の実施形態は、
第2剛性シールド120の雌型ねじ山130からハブ6
0のねじ山端64を緩めて、単位用量針40の非患者側
端42を外に出すことが必要である。使用者は指と親指
の間にアセンブリのハブ60を把持し、雄ねじ山80を
使用者のための把持表面として作用させる。次に、第1
剛性スリーブ100の形の第1パッケージ・シールドが
取り外され、単位用量針40の患者側端44の二本の先
の尖った突き刺しエレメント(突出部分)を露出させ
る。次に、図6に示されているように、針アセンブリ
は、非患者側端42とハブ60を使用の際にアセンブリ
を保持する操作可能なハンドルとして使用し、患者の皮
膚を通じてワクチンを投与するのに使用することができ
る。例えば、U字型チャンネル48内に入っている単位
用量のワクチンは、単位用量針40によって患者に経皮
的に投与される。この単位用量のワクチンは、包装の際
及び第1剛性スリーブ100を取り外す前にU字型チャ
ンネル48の中に入れられ、或いは単位容量のワクチン
は投与の直前に、第1剛性スリーブ100を取り外した
後でU字型チャンネル48内に入れられる。同じアセン
ブリによる、患者に対するワクチン投与には幾つかのや
り方がある。ワクチン投与が完了した後、使用者は第1
剛性スリーブ100を再び取付け、使用済みの針を適切
に廃棄するための安全なシールドを提供する。
【0025】針アセンブリ20は、第2剛性スリーブ1
20を取り外すことなくワクチン投与に使用されること
もある。この場合、第2剛性スリーブ120は使用の際
に使用者のためのハンドルとして作用する。このような
実施形態において、第2剛性スリーブ120は、接着剤
や不可逆的ねじ手段等によってハブ60に恒久的に取付
けられる。更に、ハブ60及び/又は第2剛性スリーブ
120は、使用者の指に適応した外形をなしている。
【0026】第1剛性スリーブ100と第2剛性スリー
ブ120とは、望ましくはハブ60に隣接して互いに密
閉係合し、両者間に気密な接続を提供し、第1剛性スリ
ーブ100内及び必要に応じて第1及び第2剛性スリー
ブ100、120の間に単位用量針40が入っているこ
とに留意されたい。このような気密配置は、完全な、密
閉された、無菌状態の、一回限りの使用の単位用量針ア
センブリの形の自蔵式アセンブリとしての針アセンブリ
20を提供し、これはこの形で輸送される。別の例で
は、この針アセンブリ20は更に包装されて、アセンブ
リを更に無菌状態に保つこともある。
【0027】本発明は種々の異なる形の実施形態を含む
ものであるが、図面に示され、ここに詳しく述べられた
本発明の好適実施形態は、本発明の原理を例示したもの
に過ぎず、本発明を図示された実施形態に限定する意図
はない。当業者であれば、本発明の範囲と要旨から逸脱
することなく、他の種々の実施形態を容易に作るこは明
らかであろう。本発明の範囲は添付の特許請求の範囲と
それの均等物から推し量られるであろう。
【0028】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る針アセ
ンブリは単位用量のワクチン投与において安全に使用す
ることができると共に、二股状針の通常の使用も妨げる
ことがないと言う効果がある。また、製作が容易で、使
用が簡単であると共に、滅菌が容易で使用まで無菌状態
を維持することができ、且つ安全に廃棄することができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】特殊なパッケージを具えた本発明の針アセンブ
リの斜視図である。
【図2】第2の頑丈なスリーブを取り外した図1の針ア
センブリの斜視図である。
【図3】第1の頑丈なスリーブを取り外した図1の針ア
センブリの斜視図である。
【図4】第1及び第2の頑丈なスリーブを両方とも取り
外した図1の針アセンブリの斜視図である。
【図5】単位用量針とハブの斜視図である。
【図6】使用中の単位用量針の斜視図である。
【図7】シールドされていない図4の針アセンブリの断
面図である。
【図8】第2の頑丈なスリーブの無いアセンブリの断面
図である。
【符号の説明】
20 単位用量針アセンブリ 60 ハブ 40 単位用量針 44 側端 100 パッケージ・シールド 120 パッケージ・シールド 100 シールド 120 シールド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 595117091 1 BECTON DRIVE, FRA NKLIN LAKES, NEW JE RSEY 07417−1880, UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 ジョン ディー.スウェンソン アメリカ合衆国 07470 ニュージャージ ー州 ウェイン ロックレッジ テラス 21 (72)発明者 リチャード ジェームズ カイッツァ アメリカ合衆国 07462 ニュージャージ ー州 バーノン オーガスタ ドライブ 3 Fターム(参考) 4C060 MM01

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単位用量のワクチンを投与するための無
    菌状態の、一回限りの使用可能な針アセンブリであっ
    て、 第1及び第2端を具えたハブと、 前記ハブの前記第1端から延在する単位用量のワクチン
    を保持するように構成された患者側端と前記ハブの前記
    第2端から延びる非患者側端とを有する単位用量針と、 前記単位用量針の前記患者側端を取り外し可能に取り囲
    む第1パッケージ・シールドと、 前記単位用量針の前記非患者側端を取り外し可能に取り
    囲む第2パッケージ・シールドとを具え、 前記第1パッケージ・シールドと前記第2パッケージ・
    シールドとは気密シールを形成し、前記第1パッケージ
    ・シールド内に単位用量針が入っていることを特徴とす
    る針アセンブリ。
  2. 【請求項2】 前記単位用量針が二股状の針であり、患
    者側端は患者の皮膚を突き刺し或いは引っ掻くことので
    きる二本の先の尖った突出部分を具え、前記各突出部分
    は単位容量のワクチンを保持することができるU字型チ
    ャンネルによって分離されていることを特徴とする請求
    項1に記載の針アセンブリ。
  3. 【請求項3】 前記単位用量のワクチンが液状であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の針アセンブリ。
  4. 【請求項4】 前記ハブが、患者側端とハンドル端との
    間の単位用量針の一部に沿って接着剤ジョイントで単位
    用量針に固定されていることを特徴とする請求項1に記
    載の針アセンブリ。
  5. 【請求項5】 前記接着剤ジョイントがエポキシ接着剤
    であることを特徴とする請求項4に記載の針アセンブ
    リ。
  6. 【請求項6】 前記ハブの前記第1端が、前記第1パッ
    ケージ・シールドに可逆的に係合する雄型リブを具えて
    いる請求項1に記載の針アセンブリ。
  7. 【請求項7】 前記ハブの前記第2端が、前記第2パッ
    ケージ・シールドとねじ係合するねじ山を具えているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の針アセンブリ。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2パッケージ・シールド
    が一つ以上の成形可能なプラスチックで構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の針アセンブリ。
  9. 【請求項9】 更に、前記第1パッケージ・シールドと
    第2パッケージ・シールドとの間の外表面上に延びるパ
    ッケージ・ラベルを具えたことを特徴とする請求項1に
    記載の針アセンブリ。
  10. 【請求項10】 単位用量のワクチンを投与するための
    無菌状態の針アセンブリであって、 鋭くないハンドル端と単位用量のワクチンを保持するよ
    うに構成された患者側端とを具えた細長い本体を有する
    単位用量針と、 前記患者側端と前記鋭くないハンドル端との間の単位用
    量針の細長い本体に固定されたハブと、 単位用量針の患者側端を取り囲み、前記ハブに取り外し
    可能に取付けられた第1パッケージ・シールドと、 単位用量針の鋭くないハンドル端を取り囲み、前記ハブ
    に取り外し可能に取付けられた第2パッケージ・シール
    ドとを具え、 前記第1パッケージ・シールドと前記ハブとの間の取付
    け機構は気密シールを形成し、前記第1パッケージ・シ
    ールドの内部に単位用量針が入っていることを特徴とす
    る針アセンブリ。
  11. 【請求項11】 前記単位用量針は二股状の針を具え、
    前記患者側端は患者の皮膚を突き刺し或いは引っ掻くこ
    とのできる二本の鋭く先の尖った突出部分を具え、前記
    各突出部分は単位用量のワクチンを保持可能なU字型チ
    ャンネルによって分離されていることを特徴とする請求
    項10に記載の針アセンブリ。
  12. 【請求項12】 前記ハブは前記第1パッケージ・シー
    ルドと係合する雄型リブを具えていることを特徴とする
    請求項10に記載の針アセンブリ。
  13. 【請求項13】 前記ハブは前記第2パッケージ・シー
    ルドとねじ係合するねじ山を具えていることを特徴とす
    る請求項10に記載の針アセンブリ。
  14. 【請求項14】 更に、前記第1パッケージ・シールド
    と第2パッケージ・シールドとの間の外表面の上に延び
    るパッケージ・ラベルを具えていることを特徴とする請
    求項10に記載の針アセンブリ。
  15. 【請求項15】 単位用量のワクチンを投与するための
    無菌状態の針アセンブリであって、 単位用量のワクチンを保持するように構成された患者側
    端と非患者側端を具えた細長い本体を有する単位用量針
    と、 前記単位用量針の細長い本体に固定され、第1端と第2
    端とを有するハブと、 単位用量針の患者側端を取り囲み、前記ハブの第1端に
    取り外し可能に取付けられた第1パッケージ・シールド
    と、 前記ハブの前記第1端に取り外し可能に取付けられた第
    2パッケージ・シールドとを具え、 前記第1パッケージ・シールドと前記ハブとの間の取付
    け機構は気密シールを形成し、前記第1パッケージ・シ
    ールドの内部に単位用量針が入っていることを特徴とす
    る針アセンブリ。
  16. 【請求項16】 前記第2パッケージ・シールドがねじ
    山によって前記ハブの第2端に取付けられていることを
    特徴とする請求項15に記載の針アセンブリ。
  17. 【請求項17】 前記単位用量針が前記第2パッケージ
    ・シールドの中に延びていることを特徴とする請求項1
    5に記載の針アセンブリ。
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