JP2018531720A - フィルター注射器 - Google Patents

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Abstract

注射流路にろ過手段が設けられ、異物が薬液と一緒に注射されることを防ぐとともに、微細な気孔径のろ過手段が適用されても、薬液をさらに円滑に吸引及び注射することができるので、ユーザの使い勝手及び注射器の商品性を極大化させること。注射針10、シリンダー20、及びプランジャー30を備える周知の注射器において、尖端を有する中空のキャップ100からシリンダー20に至って形成され、周知の一方向弁手段300を有する吸引流路と、シリンダー20から注射針10に至って形成され、注射針10を選択的に開閉させる着脱式の開閉手段400、及び薬液から異物をろ過するろ過手段200を有する注射流路と、で構成されるが、注射流路と吸引流路は、一部を共有し、または注射流路は、吸引流路とは独立して形成され、注射流路において、ろ過手段200から注射針10に至る流路は、吸引流路とは独立して形成される。

Description

本発明は、フィルター注射器に関し、特に、アンプルのガラス片等の異物をろ過させるろ過手段が設けられた注射器の構造を改良して、異物が薬液と一緒に注射されることを防ぐとともに、特に、微細な気孔径のろ過手段が適用されても、薬液を小さな力でスムーズに吸引及び注射可能にするための装置であって、注射流路にろ過手段が設けられ、異物が薬液と一緒に注射されることを防ぐとともに、微細な気孔径のろ過手段が適用されても、薬液をさらに円滑に吸引及び注射することができるので、ユーザの使い勝手及び注射器の商品性を極大化させることができる装置に関する。
一般に、注射器は、動植物の体内に薬液を注射する器具であり、鋭い先端で皮膚を刺し、任意の組職内に薬液を注射するようになっている。
図1は、一般の注射器を示す分解斜視図であり、このような注射器は、図1に示すように、注射針10が結合され、注射液が収容されるシリンダー20と、前記シリンダー20内において前進及び後退可能に設けられるプランジャー30と、で構成される。
この種の注射器は、プランジャー30の後退により、シリンダー20内に負圧が発生しながら注射液が充填され、前進により、正圧となり、シリンダー20内の薬液が注射針10から排出されながら患者の体内に注射液の注射が行われるものである。
しかしながら、この種の注射器の使用時は、注射液そのものに混入されていた異物や、または注射液が貯蔵されたアンプルを折って開封する過程で、注射液内に飛散され混入されたガラス片のような異物が、注射液と一緒に患者の体内に注射される恐れがあった。
このような問題点を解決するために、注射液に含まれた異物をろ過するためのフィルターを備えたフィルター注射器が開発されている。
先ず、特許文献1に開示されているように、異物のろ過のためのフィルターが注射針またはシリンダー内に設けられた従来のフィルター注射器は、シリンダーの内部に吸引される注射液に対して異物をろ過する機能を行うことになる。
しかしながら、注射液の吸引時は、アンプルの内部に入った注射針の外表面に異物が付着したり、あるいは注射針の内部に残存した注射液は、異物がろ過されていない状態であるので、異物が注射液と一緒に患者の体内に注射されることを根本的に防止することはできなかった。
これに対して、特許文献2には、異物のろ過のためのフィルターが、注射針を覆うキャップの内部に設けられた例が開示されている。
図2は、従来のフィルターキャップ注射器を示す分解斜視図であり、図3は、従来のフィルターキャップ注射器を示す要部断面図であって、特許文献2に開示された従来のフィルターキャップ注射器が、図2及び図3に示されている。
従来のフィルターキャップ注射器は、図3に示すように、キャップ40の内部にフィルター41が設けられており、注射液の吸引時、異物がフィルター41でろ過され、注射時には、フィルター41を有するキャップ40を注射針10から分離させるので、異物が注射される恐れがなかった。
しかしながら、このような従来のフィルターキャップ注射器は、注射液がキャップ40に設けられたフィルター41を通過した後、微細な注射針10からのみシリンダー20の内部に吸引されるので、注射液を吸引するのに比較的大きな力が要求され、使用が極めて不便であるという従来技術の問題点があった。
しかも、近年、微細な気孔径のフィルターが適用されることにより、プランジャー30を後退させ、シリンダー20内に負圧が作用して真空状態となっても、薬液が微細な気孔径のフィルターを通過せず、薬液の吸引が円滑ではないという問題点が発生している実情である。
韓国公開特許第2012−87587号公報 米国登録特許第4180071号公報
本発明は、前記問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、注射流路にろ過手段が設けられ、異物が薬液と一緒に注射されることを防ぐとともに、微細な気孔径のろ過手段が適用されても、薬液をさらに円滑に吸引及び注射することができるので、ユーザの使い勝手及び注射器の商品性を極大化させることができるフィルター注射器を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、注射針、シリンダー、及びプランジャーを備える周知の注射器において、尖端を有する中空のキャップから前記シリンダーに至って形成され、周知の一方向弁手段を有する吸引流路と、前記シリンダーから前記注射針に至って形成され、前記注射針を選択的に開閉させる着脱式の開閉手段、及び薬液から異物をろ過するろ過手段を有する注射流路と、で構成されるが、前記注射流路と前記吸引流路は、一部を共有し、または前記注射流路は、前記吸引流路とは独立して形成され、前記注射流路において、前記ろ過手段から前記注射針に至る流路は、前記吸引流路とは独立して形成されることにより達成される。
このとき、前記吸引流路の入口と前記注射流路の出口が同軸上に位置し、前記吸引流路の出口と前記注射流路の入口を共有してもよく、これとは異なり、前記吸引流路の入口と前記注射流路の出口が同軸上に位置せず、前記吸引流路の出口と前記注射流路の入口を共有してもよい。
このとき、前記注射針と前記シリンダーとの間には、コネクターがさらに設けられてもよい。
これとともに、前記吸引流路の入口と前記注射流路の出口が同軸上に位置し、前記吸引流路の出口と前記注射流路の入口を共有しなくてもよく、これとは異なり、前記吸引流路の入口と前記注射流路の出口が同軸上に位置せず、前記吸引流路の出口と前記注射流路の入口を共有しなくてもよい。
この場合、前記吸引流路の出口と前記注射流路の入口は、互いに異なる方向を向くように固定されまたは角度調整が可能であることが好ましい。
また、前記注射針の針とハブを互いに固定させる接着材料は、注射針を取り囲んで気密を維持する開閉手段内に収容され、薬液から隔離されることが最も好ましい。
本発明によれば、注射流路にろ過手段が設けられ、異物が薬液と一緒に注射されることを防ぐとともに、微細な気孔径のろ過手段が適用されても、薬液をさらに円滑に吸引及び注射することができるので、ユーザの使い勝手及び注射器の商品性を極大化させることができる。
一般の注射器を示す分解斜視図である。 従来のフィルターキャップ注射器を示す分解斜視図である。 従来のフィルターキャップ注射器を示す要部断面図である。 本発明に係るフィルター注射器の実施例1における一方向弁手段の開放状態を示す断面図である。 本発明に係るフィルター注射器の実施例1における一方向弁手段の閉鎖状態を示す断面図である。 本発明に係るフィルター注射器の実施例1における開閉手段を示す斜視図である。 本発明に係るフィルター注射器の実施例1における他の例の一方向弁手段の開放状態を示す断面図である。 本発明に係るフィルター注射器の実施例1における他の例の一方向弁手段の閉鎖状態を示す断面図である。 本発明に係るフィルター注射器の実施例1における他の例の一方向弁手段の開放状態を示す断面図である。 本発明に係るフィルター注射器の実施例1における他の例の一方向弁手段の閉鎖開放状態を示す断面図である。 本発明に係るフィルター注射器の実施例1における他の例の一方向弁手段を示す図である。 本発明に係るフィルター注射器の実施例1における一方向弁手段が外部に設けられた状態を示す断面図である。 本発明に係るフィルター注射器の実施例1における一方向弁手段の一例を示す斜視図である。 本発明に係るフィルター注射器の実施例1における一方向弁手段が外部に設けられ、コネクターが適用された状態を示す断面図である。 本発明に係るフィルター注射器の実施例2における一方向弁手段が外部に設けられた状態を示す断面図である。 本発明に係るフィルター注射器の実施例2における一方向弁手段が外部に設けられ、コネクターが適用された状態を示す断面図である。 本発明に係るフィルター注射器の実施例3における一方向弁手段が外部に設けられた状態を示す断面図である。 本発明に係るフィルター注射器の実施例4における一方向弁手段が内部に設けられた状態を示す断面図である。
図4は、本発明に係るフィルター注射器の実施例1における一方向弁手段の開放状態を示す断面図であり、図5は、本発明に係るフィルター注射器の実施例1における一方向弁手段の閉鎖状態を示す断面図であり、図6は、本発明に係るフィルター注射器の実施例1における開閉手段を示す斜視図である。
図7は、本発明に係るフィルター注射器の実施例1における他の例の一方向弁手段の開放状態を示す断面図であり、図8は、本発明に係るフィルター注射器の実施例1における他の例の一方向弁手段の閉鎖状態を示す断面図である。
また、図9は、本発明に係るフィルター注射器の実施例1における他の例の一方向弁手段の開放状態を示す断面図であり、図10は、本発明に係るフィルター注射器の実施例1における他の例の一方向弁手段の閉鎖状態を示す断面図である。
また、図11は、本発明に係るフィルター注射器の実施例1における他の例の一方向弁手段を示す図であって、(a)は正面図であり、(b)は正断面図である。
図12は、本発明に係るフィルター注射器の実施例1における一方向弁手段が外部に設けられた状態を示す断面図であり、図13は、本発明に係るフィルター注射器の実施例1における一方向弁手段の一例を示す斜視図であり、図14は、本発明に係るフィルター注射器の実施例1における一方向弁手段が外部に設けられ、コネクターが適用された状態を示す断面図である。
また、図15は、本発明に係るフィルター注射器の実施例2における一方向弁手段が外部に設けられた状態を示す断面図であり、図16は、本発明に係るフィルター注射器の実施例2における一方向弁手段が外部に設けられ、コネクターが適用された状態を示す断面図である。
また、図17は、本発明に係るフィルター注射器の実施例3における一方向弁手段が外部に設けられた状態を示す断面図であり、図18は、本発明に係るフィルター注射器の実施例4における一方向弁手段が内部に設けられた状態を示す断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施例について説明する。
本発明のフィルター注射器は、図4乃至図18に示すように、周知の注射器の内外部に、薬液を吸引するための吸引流路と、薬液を注射するための注射流路とが形成されるが、ろ過手段200から前記注射針10に至る流路が、前記吸引流路とは独立して形成されることにより、基本的に異物が含まれた薬液が注射されることがなく、既存よりも小さな力で容易に薬液を吸引及び注射することができることを、その技術上の基本特徴とする。
本発明に係るフィルター注射器は、注射針10、シリンダー20、及びプランジャー30を備える周知の注射器において、尖端を有する中空のキャップ100から前記シリンダー20に至って形成され、周知の一方向弁手段300を有する吸引流路と、前記シリンダー20から前記注射針10に至って形成され、前記注射針10を選択的に開閉させる着脱式の開閉手段400、及び薬液から異物をろ過するろ過手段200を有する注射流路と、で構成されるが、前記注射流路と前記吸引流路は、一部を共有し、または前記注射流路は、前記吸引流路とは独立して形成され、前記注射流路において、前記ろ過手段200から前記注射針10に至る流路は、前記吸引流路とは独立して形成されることが好ましい。
このように、吸引流路と、注射流路において、シリンダー20からろ過手段200までの流路は、例えば、ガラス製アンプルのような薬液容器の開封時、ガラス粉等の異物が含まれた薬液が残存する可能性がある区間であり、このように異物が残存し得る区間を、注射流路においてろ過手段200から注射針10に至る流路とは独立して形成することにより、ガラス粉のような異物が体内に注射されることを根本的に予防することができることになる。
すなわち、本発明は、異物が含まれた薬液を、吸引時にろ過させず、注射時にろ過させることである。
これは、気孔径が略1.2μm以下である微細なろ過手段200を適用することにより、薬液の吸引が円滑でないことを改善するためのことであって、同じ大きさの圧力が負圧として作用して薬液を吸引する場合、微細な気孔径のろ過手段200により薬液の吸引が制限されるが、これに対して、同じ大きさの圧力が正圧として作用して薬液を注射する場合は、微細な気孔径のろ過手段200であっても薬液の注射がさらに円滑に行われる作用を用いたものである。
このため、本発明においては、吸引流路の入口と注射流路の出口を独立して形成することにより、薬液の吸引時は、吸引流路の一方向弁手段300が開放され、薬液が、注射針10の直径にかかわらず、注射器のシリンダー20の内部に容易に吸引され、その間、開閉手段400が注射流路を閉鎖している。
反対に、薬液の注射時は、一方向弁手段300により、吸引流路が閉鎖されるのに対して、開閉手段400の除去により注射流路が開放されるとともに、ろ過手段200が薬液から異物をろ過させた後、注射することである。
このとき、前記一方向弁手段300は、実施形態によって、圧力の作用方向により自然に開閉が調節されてもよく、ユーザの回転操作により開閉が調節されてもよく、単にキャップ100が分離されたか否かにより開閉が調節されてもよいのみならず、軟性の気密材料を貫通する尖端の貫通針であってもよい。
上述のような本発明に係るフィルター注射器を具現するのには、吸引流路の入口と注射流路の出口が同軸上に位置するか否かと、注射器のシリンダー20において吸引流路の出口と注射流路の入口を共有するか否かとの組合せにより、下記の4つの例が挙げられ、以下、これらを実施例1乃至実施例4に分けて説明する。
実施例1:吸引流路の入口と注射流路の出口が同軸上に位置し、吸引流路の出口と注射流路の入口を共有する例
実施例2:吸引流路の入口と注射流路の出口が同軸上に位置せず、吸引流路の出口と注射流路の入口を共有する例
実施例3:吸引流路の入口と注射流路の出口が同軸上に位置し、吸引流路の出口と注射流路の入口を共有しない例
実施例4:吸引流路の入口と注射流路の出口が同軸上に位置せず、吸引流路の出口と注射流路の入口を共有しない例
実施例1は、吸引流路の入口と注射流路の出口が同軸上に位置し、吸引流路の出口と注射流路の入口を共有する例である。
本発明に係るフィルター注射器の実施例1では、一方向弁手段300を内装している例と、一方向弁手段300を外装している例とに分けられる。
先ず、図4乃至図14に、本発明に係るフィルター注射器の実施例1において、一方向弁手段300を内装している例が示されている。
特に、図4及び図5には、薬液に加わる圧力の作用方向により自然に開閉される一方向弁手段300が適用されたものであって、吸引流路は、キャップ100の吸引針110→キャップ100のキャップハブ120→一方向弁手段300→注射針10のハブ12→シリンダー20からなる。
このとき、キャップ100は、薬液溶液から薬液を吸引するためのものであって、吸引針110及びキャップハブ120で構成され、前記吸引針110の先端は、バイアル等を突き通すように傾斜して尖端を有し、金属材または合成樹脂材からなり、高い剛性を有する。
また、キャップハブ120は、このような吸引針110を支持するように一体で結合されたものであって、キャップハブ120の内周面は、注射針10の針11を支持するハブ12の外周面と結合し、前記ハブに形成された貫通孔12aの下部において気密を維持する。
ここで、前記注射針10の針11とハブ12は、エポキシのような接着材料13で互いに固定されており、このとき、前記ハブ12が注射器のシリンダー20に気密を維持して組み立てられる。
このとき、別途の弾性材質のシーリングのような気密手段600を、キャップハブ120の内周面とハブ12の外周面との間にさらに設置し、その間への薬液の漏れを予防することもできる。
これとともに、前記注射針10のハブ12には、微細なガラス粉等の異物をろ過可能な周知の構成であるろ過手段200が設けられ、このろ過手段200の下方に、前記貫通孔12aに連通して薬液に加わる圧力の作用方向により自然に開閉される一方向弁手段300が内装されている。
このような一方向弁手段300は、例えば、シリコンのように柔らかな材質の円形弾性板310と係止突部311で構成される。
前記弾性板310は、前記ハブ12の内径に対応する直径で形成され、その中心が前記ハブ12のろ過手段200の下に組立て固定され、前記弾性板310の外周端の上側には、前記弾性板310が上方へ変形することを制限するための係止突部311が形成されている。
その結果、薬液の吸引時、前記弾性板310の外周端が、図4に示すように、図面において下方へ変形しながら一方向弁手段300が開放されることにより、薬液がろ過手段200を経ずに吸引流路を通じて注射器のシリンダー20の内部に充填される。
また、注射流路は、図5に示すように、シリンダー20→注射針10のハブ12→ろ過手段200→注射針10の針11からなる。
このときは、前記一方向弁手段300において、弾性板310の外周端が、図5に示すように、係止突部311に係止されて上方への変形が制限されるので、前記一方向弁手段300が閉鎖されることにより、吸引流路への薬液の漏れを防ぐことになる。
これとともに、前記注射針10の針11は、薬液の吸引時、開閉手段400により閉鎖されていたが、薬液の注射時は、前記開閉手段400を分離させて針11を開放させるようになる。
特に、本発明において、前記開閉手段400が、図6に示すように、気密空間410及びフランジ420を有してもよい。
すなわち、前記開閉手段400は、薬液の吸引時、注射針10の針11を閉鎖させ、薬液の注射時、注射針10の針11を開放させる機能をするものであって、本発明では、前記開閉手段400が前記注射針10のハブ12に結合可能であることが好ましい。
このため、前記開閉手段400の下部には、気密空間410が形成され、この気密空間410が前記注射針10のハブ12を取り囲んで結合することになる。
特に、本発明では、前記注射針10の針11とハブ12を互いに固定させる接着材料13は、注射針10を取り囲んで気密を維持する開閉手段400の気密空間410内に収容され、薬液から隔離されることが好ましい。
これにより、接着材料13が薬液と接触して、接着材料13の接着力を低下させ、または接着材料13により薬液の成分が変質することが防がれる。
これとともに、前記開閉手段400に設けられるフランジ420は、必要に応じて、前記開閉手段400をキャップハブ120の内周面に固定させることを可能にするものである。
図5には、前記開閉手段400がキャップ100の内部に固設され、前記キャップ100の分離により、開閉手段400を一緒に分離させることにより、注射針10を開放させる例が示されている。
これにより、薬液の吸引時、薬液は、キャップ100から一方向弁手段300を経てシリンダーに吸引され、薬液の注射時、薬液は、シリンダー20からろ過手段200を経て注射針10を通じて注射される。
その結果、注射流路において、ろ過手段200から注射針10に至る流路は、ガラス粉等の異物が残存し得る薬液に対して、ろ過手段200がろ過を行うので、異物が注射されることが根本的に防がれ、特に、ろ過手段200が注射流路に設けられるので、薬液の吸引をさらに円滑にするとともに、微細な気孔径のろ過手段200に対しても注射を容易に行うことができる。
すなわち、ろ過手段200が吸引流路に設けられ、微細な気孔径のろ過手段200を適用する場合、薬液の吸引時、シリンダー20の内部に真空が形成されても、薬液がろ過手段200を容易に通過しないので、薬液の吸引が円滑ではなかったが、本発明は、このような問題を解決することができ、以降、薬液の注射時は、薬液に正圧が作用するので、薬液は、微細な気孔径のろ過手段200を確実に通過して注射され得る。
また、上記では、ろ過手段200がハブ12の内部に設けられ、一方向弁手段300がハブ12のろ過手段200の下に配置されたものを例示しているが、これと同様に、例えば、ろ過手段200がハブ12の内部に設けられ、一方向弁手段300が注射器のシリンダー20内に配置されてもよい。
これを変形して、ろ過手段200が注射器のシリンダー20内に配置され、一方向弁手段300が注射器のシリンダー20内に配置されるが、前記ろ過手段200の下に位置することも可能である。
これと同様に、前記ハブ12と前記カバー20との間に別途のコネクター500を加え、ろ過手段200がハブ12の内部に設けられ、一方向弁手段300が前記コネクター500の内部に設けられ、或いは、前記ろ過手段200がコネクター500の内部に設けられ、一方向弁手段300が注射器のシリンダー20内に配置されてもよい。
すなわち、本発明において、ろ過手段200及び一方向弁手段300の位置は特別に限定されず、ただろ過手段200が一方向弁手段300よりも注射針10の側に位置すればよい。
次に、図7及び図8を参照して、本発明に係るフィルター注射器の実施例1において、一方向弁手段300がユーザの回転操作により開閉調節される例について説明する。
このときも、吸引流路は、キャップ100の吸引針110→キャップ100のキャップハブ120→一方向弁手段300→注射針10のハブ12→シリンダー20からなる。
また、上述した圧力の作用方向により自然に開閉する一方向弁手段300が適用された実施例と重複する構成については、その説明を省略し、一方向弁手段300の異なる作用についてのみ説明する。
このとき、注射針10のハブ12には、前記キャップハブ120に連通する通路321が形成され、注射器のシリンダー20には、これに対応して開口322が形成される。
これにより、前記シリンダー20を回転させると、選択的に前記開口322と通路321が整列される場合、薬液の吸引が可能となり、前記シリンダー20をさらに回転させて整列を解除する場合、前記開口322と通路321が互いに一列に整列されずに遮断されることにより、薬液の注射時、吸引流路に薬液が逆流することを防止する。
次は、図9及び図10を参照して、本発明に係るフィルター注射器の実施例1において、一方向弁手段300が、単にキャップ100の分離の有無により開閉が調節される例について説明する。
このときも、吸引流路は、キャップ100の吸引針110→キャップ100のキャップハブ120→一方向弁手段300→注射針10のハブ12→シリンダー20からなる。
このとき、注射針10のハブ12には、図9及び図10に示すように、内周面から外周面に至る流通孔351が形成され、ハブ12の外周面には、前記流通孔351の周辺を一周して溝部352が形成される。
前記流通孔351の直径及び個数は、薬液が円滑に流通するとともに、気密が行われるように適宜変更されてもよく、前記溝部352は、緩慢な曲面からなり、この溝部352内に略円形断面を有するゴム等の弾性材質の弾性バンド350が位置する。
このような弾性バンド350は、前記溝部352内に弾性的に配置され、キャップ100のキャップハブ120との接触の有無により、その位置が移動することになる。
このため、前記キャップハブ120の内周面には、前記弾性バンド350との接触のための係止段122が形成されている。
これにより、前記キャップ100が注射針10に組み立てられた状態では、図9に示すように、係止段122に弾性バンド350が接触しながら、前記弾性バンド350が移動することにより、流通孔351が開放される。
これに対して、前記キャップ100が注射針10から分離された状態では、図10に示すように、弾性バンド350が最小の直径に収縮しながら曲面を伝わって元の位置に戻り、流通孔351を閉鎖させる。
その結果、ユーザは、キャップ100が組み立てられているか否かにより、一方向弁手段300の開閉を断続することができ、生理食塩水を吸引してから粉末薬剤が入った薬液容器に生理食塩水を注射して粉末薬剤を溶解させ、再び吸引しなければならない場合、上述した一方向弁手段300によって、吸引及び注射がさらに小さな力で円滑に行われるという利点を有する。
以降、体内に注射しようとするときは、単にキャップ100を分離させるだけで、注射流路は、図10に示すように、シリンダー20→注射針10のハブ12→ろ過手段200→注射針10の針11からなる。
このときも、開閉手段400がキャップ100の内部に固設され、前記キャップ100の分離により開閉手段400が一緒に分離され、注射針10を開放させる。
これにより、薬液の吸引時、薬液は、キャップ100から一方向弁手段300を経てシリンダーに吸引され、薬液の注射時、薬液はシリンダー20からろ過手段200を経て注射針10を通じて注射される。
その結果、必要に応じて、迅速に薬液を吸引してから迅速に排出させることができる。
図11には、2つの一方向弁手段300が二重で形成された例が示されており、この場合、上述した注射針10のハブ12に、変形された流通孔351及び溝部352が形成された第一の一方向弁手段300が構成され、キャップ100が結合されたか否かにより、一方向弁手段300の開閉が調節され、ハブ12の内部には、変形された形状の弾性板310からなる第二の一方向弁手段300が構成されていてもよい。
このような第二の一方向弁手段300の場合、弾性板310は、別途の係止突部311を必要とせず、薬液に作用する圧力の方向により、略傾斜して形成された羽根状の構造物がハブ12の内壁と直接接触して開閉が行われる。
このように、2つ以上の一方向弁手段300を重複して含んで構成してもよい。
次に、図12乃至図14に、本発明のフィルター注射器の実施例1において、一方向弁手段300を外装している例が示されている。
これまでは、一方向弁手段300が、キャップ100や注射針10の内部に設けられている例について説明したが、薬液の吸引の際に必要な力が一方向弁手段300を通過するときに作用することができる。
すなわち、薬液の吸引をさらに小さな力で行うために、一方向弁手段300のサイズを大きく設計しなければならなかったが、既存は、このような一方向弁手段300が内装されており、そのサイズの拡張には制限があった。
したがって、本発明では、図12乃至図14に示すように、キャップ100のキャップハブ120から注射器のシリンダー20に至る外部の吸引流路をさらに設けてもよい。
これにより、一方向弁手段300のサイズに制限されなくなる。
図12には、一方向弁手段300が別途に外装されている例が示されている。
このとき、前記一方向弁手段300は、上述した例とは異なり、サイズに制限されず、図13に例示した球を内装した逆止め弁(チエッキ弁)等、様々な変更が可能である。
例えば、図13に示すように、前記流路を選択的に開閉させる球330を有する周知の逆止め弁である。
このような球330を有する逆止め弁は、遊動可能な前記球330の両側に接触シート331、332が形成されるが、一方のシート331には、注射液の流れが可能なように切開されており、他方のシート332には、球330の外表面と接触して気密を維持するようになっている。
その結果、注射器を基準として負圧が作用するときは、前記球330が切開されたシート331側に移動して、注射液の流れがその切開部位を通じて行われるが、注射器を基準として正圧が作用するときは、前記球330が気密を維持するシート332側に移動して、注射液の流れを遮断することになる。
この場合、前記キャップ100と前記シリンダー20との間には、流路を形成するための別途の構成が加えられてもよい。
例えば、分岐管をキャップハブ120やシリンダー20に一体で形成した後、柔らかな素材の管で相互連結してもよく、所定の傾斜角を維持するように構成してもよく、相互選択的に連結または分離することができる周知の構成が可能である。
但し、互いの連結を分離する構造では、一方向弁手段300がシリンダー20側に連結された状態を維持しなければ、薬液が漏れてしまう恐れがある。
また、図12には、一方向弁手段300だけが外装されたものを例示しており、また、図14には、別途のコネクター500を用いて一方向弁手段300を外装した例が示されている。
このとき、このようなコネクター500をキャップハブ120やシリンダー20に一体で形成してもよく、一方向弁手段300を、このようなコネクター500内に内装してもよく、その変更適用に制限がない。
実施例2は、吸引流路の入口と注射流路の出口が同軸上に位置せず、吸引流路の出口と注射流路の入口を共有する例である。
次に、本発明の実施例2は、上述したように、吸引流路の出口と注射流路の入口を共有するのに対して、吸引流路の入口と注射流路の出口が同軸上に位置しない場合である。
このため、キャップ100と注射針10は、それぞれ独立して位置し、開閉手段400は、キャップ100から分離されて注射針10を閉鎖させるように設けられる。
この場合、図15に示すように、吸引流路に一方向弁手段300が設けられ、このとき、前記キャップ100から前記シリンダー20に至る吸引流路を柔らかく構成してもよいが、前記シリンダー20から注射針10とは異なる所定の傾斜角を維持するように構成してもよい。
これにより、シリンダー20から互いに異なる角度で分岐された胴体に、一方には吸引流路が形成され、他方には注射流路が形成されてもよい。
このような構成によると、注射流路が開閉手段400により閉鎖された状態で、キャップ100から薬液を吸引することにより、吸引される薬液は、一方向弁手段300を経てシリンダー20に充填され、注射される薬液は、ろ過手段200を経て開閉手段400が除去された注射針10から送り出される。
図16には、別途のコネクター500を加えたものが示されており、同図には、直角に分岐されたコネクター500を例示しているが、それ以外の角度をなして構成してもよく、またはその角度を調節可能に構成することも良好であり、前記コネクター500内に一方向弁手段300が設けられてもよい。
実施例3は、吸引流路の入口と注射流路の出口が同軸上に位置し、吸引流路の出口と注射流路の入口を共有しない例である。
図17には、吸引流路の入口と注射流路の出口が、上述したように同軸上に位置するのに対して、吸引流路の出口と注射流路の入口は互いに共有しない場合である。
この場合、一方向弁手段300が内装されてもよく、例示のように、外装されてもよい。
このときも、分岐管をキャップハブ120やシリンダー20に一体で形成した後、柔らかな素材の管で相互連結してもよく、所定の傾斜角を維持するように構成してもよく、相互選択的に連結または分離することができる周知の構成が可能である。
但し、互いの連結を分離する構造では、一方向弁手段300がシリンダー20側に連結された状態を維持しなければ、薬液が漏れてしまう恐れがある。
このとき、前記一方向弁手段300は、軟性の気密材質と、これを貫通して挿入しまたは分離可能な尖端の貫通針とで構成されてもよい。
例えば、前記シリンダー20にシリコン等の気密材質を設置し、これを貫通する尖端の貫通針を設置すれば、例えば、バイアルのように、前記貫通針が気密材質を貫通して位置する間は、薬液がシリンダー20に吸引され、前記貫通針を気密材質から分離すると、孔が塞がれながら、シリンダー20の内部の薬液がこの気密材質を通過して流出してしまうことがない。
実施例4は、吸引流路の入口と注射流路の出口が同軸上に位置せず、吸引流路の出口と注射流路の入口を共有しない例である。
最後に、実施例4は、図18に示すように、吸引流路の入口と注射流路の出口が同軸上に位置せず、吸引流路の出口と注射流路の入口も共有しない場合である。
図18には、キャップ100の内部に一方向弁手段300が内装された例が示されているが、一方向弁手段300がキャップ100からシリンダー20に至る流路中に形成されてもよく、シリンダー20内に設けられてもよい。
また、上述のように、気密材質と尖端の貫通針で具現することも可能である。
その結果、キャップ100に吸引された薬液は、一方向弁手段300を経てシリンダー20に吸引され、シリンダー20の薬液は、開閉手段400を除去することにより、ろ過手段200を経て異物をろ過した後、注射針10から体内に注射されることになる。
したがって、本発明に係るフィルター注射器は、吸引流路の入口と注射流路の出口が完全に分離されており、ガラス粉等の異物が薬液と一緒に注射されることを根本的に予防することができ、必要に応じて、一方向弁手段300を外装型で配置することができるので、一方向弁手段300のサイズに制限がなく、薬液の吸引をさらに小さな力で円滑に行うことができるという大きな利点を有する。
また、ろ過手段200を注射流路の上に設置することにより、微細な気孔径のろ過手段200が適用されても、薬液の吸引時、大きな力を必要とせず、薬液の注射時、正圧により薬液の注射が円滑に行われることである。
上述した実施例は、本発明の技術的思想を具体的に説明するための一例であり、本発明の範囲は、上記した図面や実施例に限定されるものではない。
10 注射針
11 針
12 ハブ
13 接着材料
20 シリンダー
30 プランジャー
100 キャップ
110 吸引針
120 キャップハブ
121 ガイド溝
122 係止段
200 ろ過手段
300 一方向弁手段
310 弾性板
311 係止突部
321 通路
322 開口
330 球
331、332 接触シート
350 弾性バンド
351 流通孔
352 溝部
400 開閉手段
410 気密空間
420 フランジ
500 コネクター
600 気密手段

Claims (8)

  1. 注射針、シリンダー、及びプランジャーを備える周知の注射器において、
    尖端を有する中空のキャップから前記シリンダーに至って形成され、周知の一方向弁手段を有する吸引流路と、
    前記シリンダーから前記注射針に至って形成され、前記注射針を選択的に開閉させる着脱式の開閉手段、及び薬液から異物をろ過するろ過手段を有する注射流路と、で構成されるが、
    前記注射流路と前記吸引流路は、一部を共有し、または前記注射流路は、前記吸引流路とは独立して形成され、前記注射流路において、前記ろ過手段から前記注射針に至る流路は、前記吸引流路とは独立して形成されることを特徴とするフィルター注射器。
  2. 前記吸引流路の入口と前記注射流路の出口が同軸上に位置し、前記吸引流路の出口と前記注射流路の入口を共有することを特徴とする請求項1に記載のフィルター注射器。
  3. 前記吸引流路の入口と前記注射流路の出口が同軸上に位置せず、前記吸引流路の出口と前記注射流路の入口を共有することを特徴とする請求項1に記載のフィルター注射器。
  4. 前記吸引流路の入口と前記注射流路の出口が同軸上に位置し、前記吸引流路の出口と前記注射流路の入口を共有しないことを特徴とする請求項1に記載のフィルター注射器。
  5. 前記吸引流路の入口と前記注射流路の出口が同軸上に位置せず、前記吸引流路の出口と前記注射流路の入口を共有しないことを特徴とする請求項1に記載のフィルター注射器。
  6. 前記注射針と前記シリンダーとの間には、コネクターがさらに設けられることを特徴とする請求項2または3に記載のフィルター注射器。
  7. 前記吸引流路の出口と前記注射流路の入口は、互いに異なる方向を向くように固定されまたは角度調整が可能であることを特徴とする請求項4または5に記載のフィルター注射器。
  8. 前記注射針の針とハブを互いに固定させる接着材料は、注射針を取り囲んで気密を維持する開閉手段内に収容され、薬液から隔離されることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載のフィルター注射器。
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