JP2003189927A - 化粧用パフ - Google Patents

化粧用パフ

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JP2003189927A
JP2003189927A JP2001396006A JP2001396006A JP2003189927A JP 2003189927 A JP2003189927 A JP 2003189927A JP 2001396006 A JP2001396006 A JP 2001396006A JP 2001396006 A JP2001396006 A JP 2001396006A JP 2003189927 A JP2003189927 A JP 2003189927A
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silicone rubber
cosmetic puff
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JP2001396006A
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Hiroshi Honma
博 本間
Katsuya Baba
勝也 馬場
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DuPont Toray Specialty Materials KK
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Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適度な硬さと良好なクッション性を有し、人
肌に対する感触に優れたシリコーンゴムスポンジ化粧用
パフを提供する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂中空粉体(0.01〜30
重量%)および/または水(0.01〜15重量%)を
含有し、ウイリアムス可塑度(25℃)が50〜600
であるシリコーンゴムスポンジ形成性組成物を発泡・硬
化して得られるスポンジからなることを特徴とする、化
粧用パフ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリコーンゴムスポ
ンジからなる化粧用パフに関し、詳しくは適度な硬さと
良好なクッション性を有し、人肌に対する感触性に優れ
たシリコーンゴムスポンジからなる化粧用パフに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】シリコーンゴムスポンジからなる化粧用
パフを得る方法としては、数多くの方法が提案されてい
る。例えば、特開平4−297203号公報では、ジオ
ルガノポリシロキサンを主体とするシリコーンゴムコン
パウンド、タルク粉末あるいはポリ四フッ化エチレン粉
末、アゾビスイソブチロニトリル、および有機過酸化物
を含有してなるシリコーンゴム組成物を発泡・硬化して
なる、化粧用シリコーンゴムスポンジパフが提案されて
いる。また、特開平5−156059号公報では、ジオ
ルガノポリシロキサンを主体とするシリコーンゴムコン
パウンド、粉末状アゾビスイソブチロニトおよび有機過
酸化物を含有してなるシリコーンゴム組成物を発泡・硬
化してなる、シリコーンゴム発泡体が化粧用パフとして
好適であると記載されている。しかし、これらの組成物
は、いずれもアゾビスイソブチロニトリルに代表される
熱分解型有機発泡剤を配合しているので、スポンジ形成
に際して、有害な分解副生物が発生する等環境汚染上の
問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上記問題
点を解消すべく鋭意研究した結果、本発明を完成するに
至った。即ち、本発明の目的は、上記のような問題点が
なく、適度な硬さと良好なクッション性を有し、人肌に
対する感触に優れたシリコーンゴムスポンジからなる化
粧用パフを提供することにある。
【0004】
【課題の解決手段】本発明は、熱可塑性樹脂中空粉体
(0.01〜30重量%)および/または水(0.01
〜15重量%)を含有し、ウイリアムス可塑度(25
℃)が50〜600であるシリコーンゴムスポンジ形成
性組成物を発泡・硬化して得られるシリコーンゴムスポ
ンジからなることを特徴とする、化粧用パフに関する。
【0005】
【発明の実施の形態】これを説明すると、本発明に使用
される熱可塑性樹脂中空粉体は発泡剤としての働きを
し、特には形成される発泡セルの核になると同時に発泡
セルを均一にする働きをする。このような熱可塑性樹脂
中空粉体は、熱可塑性樹脂を外殻としてその内部に不活
性ガスを含有するものである。ここで、熱可塑性樹脂と
しては、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂が例示される。これらの中でも熱可塑性シリコ
ーン樹脂が好ましい。この熱可塑性樹脂の軟化点は40
〜200℃が好ましく60〜180℃がより好ましい。
不活性気体としては、空気、窒素ガス、ヘリウムガスが
例示される。熱可塑性樹脂中空粉体の大きさは、その平
均粒子径が0.1〜500μmの範囲が好ましく、1〜
50μmの範囲がより好ましい。このような熱可塑性樹
脂中空粉体は、例えば、溶剤に溶解した熱可塑性樹脂と
水との分散液をスプレーノズルから熱気流中に噴霧し
て、有機溶剤を飛散させるとともに熱可塑性樹脂を粉末
化させることにより製造される。熱可塑性樹脂中空粉体
のシリコーンゴムスポンジ形成性組成物中に占める量
は、0.01〜30重量%であり、0.1〜10重量%
であることが好ましく、0.1〜5重量%であることが
より好ましい。
【0006】本発明に使用される水は、上記熱可塑性樹
脂中空粉体と同様に発泡剤としての働きをする。特に、
上記熱可塑性樹脂中空粉体と併用すればその作用効果が
著しく発現される。このような水としては、通常は、純
水、精製水、イオン交換水等と呼称されている純度の高
い水が使用される。
【0007】このような水は、シリコーンゴムベースコ
ンパウンドに直接配合し含有させてもよいが、水溶性シ
リコーンと水との混合物あるいはシリコーンオイルを油
層とした油中水型エマルジョンとして含有していること
が好ましい。ここで、水溶性シリコーンとしては、水に
溶解可能なシリコーンであればよくその種類等は特に限
定されず、例えば、ポリオキシアルキレン変性シリコー
ンオイル、アミノアルキル基含有シリコーンオイル、ア
ミド基含有シリコーンオイル、カルビノール基含有シロ
キサンオリゴマー等が挙げられる。これらの中でもポリ
オキシアルキレン変性シリコーンオイルが好ましい。シ
リコーンオイルを油層とした油中水型エマルジョンは、
水を界面活性剤によりシリコーンオイル中に分散させる
ことにより容易に製造される。油層となるシリコーンオ
イルは、ジオルガノシロキサン単位を主骨格とするオリ
ゴマーないしポリマーであり、液状を呈するものであれ
ばよくその種類は特に限定されない。このようなシリコ
ーンオイルの代表例としては、下記一般式で示されるジ
オルガノポリシロキサンが例示される。 一般式(1):
【化1】 (式中、Rは、一価炭化水素基もしくはハロゲン化アル
キル基であり、R1はRまたは水酸基である。一価炭化
水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基、ペンチル基、ヘキシル基等のアルキル基;ビニ
ル基、アリル基、ヘキセニル基等のアルケニル基;シク
ロヘキシル基等のシクロアルキル基;β−フェニルエチ
ル基等のアラルキル基;フェニル基等のアリール基等が
例示され、ハロゲン化アルキル基としては、3−クロロ
プロピル基、3,3,3−トリクロロプロピル基が例示
される。これらの中でもアルキル基、特にはメチル基が
好ましい。nは0以上の整数である。)で表され、25
℃における粘度が1〜100,000mPa・sの範囲
内にあり、好ましくは10〜100,000mPa・s
の範囲内にある。
【0008】界面活性剤は、油中水型エマルジョンを形
成することができて、シリコーンゴム組成物の硬化阻害
を起こすものでなければその種類は特に限定されない。
このような界面活性剤としては、下記一般式(2)で示
されるような側鎖にポリオキシアルキレン基を有するジ
オルガノポリシロキサンが例示される。 一般式(2):
【化2】 {式中、xおよびyは1以上の整数であり、zは0また
は1以上の整数であり、Aは、一般式:−(CH2)a
−O−(C24O)p(C36O)qR(式中、aは1〜
3の整数、pは1以上の整数、qは0または1以上の整
数であり、Rは水素原子または炭素原子数1〜4のアル
キル基である。Bは−(CH2n−CH3 (式中、nは
7〜23の整数である。))、前記一般式(2)中、A
で示されるようなポリオキシアルキレン基を分子鎖末端
に有するジメチルポリシロキサン、ポリオキシエチレン
ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビ
ット脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテル等の非イオン系
界面活性剤、前記ポリオキシアルキレン基含有オルガノ
ポリシロキサンと前記非イオン系界面活性剤の混合物が
例示される。
【0009】水がシリコーンゴムスポンジ形成性組成物
中に占める量は、0.01〜15重量%であり、0.0
1〜10重量%であることが好ましく、0.1〜5重量
%であることがより好ましい。
【0010】本発明に使用されるシリコーンゴムスポン
ジ形成性組成物は、上記のような熱可塑性樹脂中空粉体
および/または水を含有するものであり、そのウイリア
ムス可塑度(25℃)が50〜600の範囲内にあるこ
とが必要であり、100〜500が好ましく、150〜
350がより好ましい。ここで、ウイリアムス可塑度は
JIS K6249:1997「未硬化及び硬化シリコ
ーンゴムの試験方法」に規定する可塑度試験にしたがっ
て測定できる。
【0011】本発明の化粧用パフは、上記のような熱可
塑性樹脂中空粉体および/または水を含有するシリコー
ンゴムスポンジ形成性組成物を発泡・硬化して得られる
スポンジからなるものであるが、ここで使用されるシリ
コーンゴムスポンジ形成性組成物としては、下記組成か
らなるものが好ましい。 (A)(a)1分子中に少なくとも2個のアルケニル基
を有するジオルガノシロキサン生ゴム(100重量部)
と(b)無機質充填剤(1〜400重量部)からなり、
ウイリアムス可塑度(25℃)が50〜600であるシ
リコーンゴムベースコンパウンド(100重量部) (B)熱可塑性樹脂中空粉体(組成物中で0.01〜3
0重量%となる重量部数) (C)水(組成物中で0.01〜15重量%となる重量
部数)、および (D)硬化剤(本発明組成物を硬化させるに十分な量)
【0012】これを説明すると、(A)成分は本組成物
の主剤となるものであり、その内(a)1分子中に少な
くとも2個のアルケニル基を有するジオルガノシロキサ
ン生ゴムは、シリコーンゴム組成物の主剤として使用さ
れている従来公知のものが使用可能である。このような
ジオルガノシロキサン生ゴムは、通常、25℃における
粘度が100万mPa・s以上であるが、500万mP
a・s以上であることが好ましい。このような(a)成
分は、その性状が常温で生ゴム状であり、そのウイリア
ムス可塑度が50以上であり、100以上が好ましく、
120以上がさらに好ましい。また、その重合度は、通
常、3,000〜20,000であり、重量平均分子量
は20×104以上である。このようなオルガノポリシ
ロキサン生ゴムは、硬化剤がアルキル系パーオキサイド
や白金系触媒とケイ素原子結合水素原子含有オルガノポ
リシロキサンを併用したものであるときは、1分子中に
少なくとも2個のケイ素原子結合アルケニル基を有する
ことが必要である。ここでアルケニル基としてはビニル
基、アリル基、プロペニル基、ヘキセニル基が例示され
る。本成分の分子構造は直鎖状、分枝を含む直鎖状のい
ずれであってもよい。本成分は単一重合体でも共重合体
でもよく、あるいはこれらの重合体の混合物でもよい。
本成分を構成するシロキサン単位の具体例としては、ジ
メチルシロキサン単位、メチルビニルシロキサン単位、
メチルフェニルシロキサン単位、(3,3,3―トリフ
ロロプロピル)メチルシロキサン単位が挙げられる。分
子鎖末端に存在する基としては、トリメチルシロキシ
基、ジメチルビニルシロキシ基、メチルビニルヒドロキ
シシロキシ基、ジメチルヒドロキシシロキシ基が例示さ
れる。このようなオルガノポリシロキサン生ゴムとして
は、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルビニルポリ
シロキサン生ゴム、両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジ
メチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体生
ゴム、両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポ
リシロキサン生ゴム、両末端ジメチルビニルシロキシ基
封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重
合体生ゴム、両末端ジメチルヒドロキシシロキシ基封鎖
ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体
生ゴム,両末端メチルビニルヒドロキシシロキシ基封鎖
ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン・メチル
フェニルシロキサン共重合体生ゴム、両末端メチルビニ
ルヒドロキシシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチ
ルビニルシロキサン・(3,3,3−トリフルオロプロ
ピル)メチルシロキサン共重合体生ゴムが例示される。
【0013】(b)無機質充填剤としては、乾式法シリ
カ、湿式法シリカ等の微粉末状シリカ、それらの表面が
オルガノクロロシラン、オルガノアルコキシシラン、ヘ
キサオルガノジシラザン、オルガノシロキサンオリゴマ
ー等で疎水化処理された微粉末状シリカ等で例示される
補強性充填剤;石英粉末、けいそう土、重質炭酸カルシ
ウム、軽質炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、けい酸
カルシウム、マイカ、酸化アルミニウム、水酸化アルミ
ニウム、カーボンブラック等の準補強性充填剤ないし増
量充填剤が例示される。これらの中でも、微粉末状シリ
カが好ましい。本成分の配合量は多すぎると(a)成分
への配合が難しくなるので(a)成分100重量部に対
して1〜400重量部である。
【0014】(A)成分は上記のような(a)成分と
(b)成分を均一に混合することによって容易に製造で
きる。(A)成分は25℃におけるウイリアム可塑度
が、50〜600であり、100〜500が好ましく、
150〜350がより好ましい。
【0015】(B)熱可塑性樹脂中空粉体と(C)水
は、上記したと同様なものが例示される。
【0016】(D)硬化剤としては、有機過酸化物と、
白金系触媒とケイ素原子結合水素原子含有オルガノポリ
シロキサンを併用したものがある。前者の有機過酸化物
としては、ベンゾイルパ−オキサイド、t−ブチルパ−
ベンゾエイト、o−メチルベンゾイルパ−オキサイド、
p−メチルベンゾイルパ−オキサイド、m−メチルベン
ゾイルパ−オキサイド、ジクミルパ−オキサイド、2,
5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパ−オキシ)ヘ
キサンが例示される。本成分の配合量は(A)成分10
0重量部に対して0.1〜10重量部が好ましい。
【0017】後者の白金系触媒とケイ素原子結合水素原
子含有オルガノポリシロキサンを併用したものの内、白
金系触媒としては、白金微粉末、白金黒、塩化白金酸、
アルコ−ル変性塩化白金酸、塩化白金酸のオレフィン錯
体、塩化白金酸とジケトンとの錯体、塩化白金酸と1、
3−ジビニルテトラメチルジシロキサンの錯体,白金触
媒含有熱可塑性樹脂微粒子触媒が例示される。これらの
中でも、白金系触媒含有熱可塑性樹脂微粒子触媒が好ま
しく、白金系触媒を白金金属原子として0.01重量%
以上含有する熱可塑性樹脂微粒子触媒(ここで、該熱可
塑性樹脂の軟化点は50〜250℃であり、熱可塑性樹
脂微粒子触媒の平均粒子径は0.01〜100μmであ
る。)がより好ましい。本成分の配合量は、白金系金属
として組成物全体の0.1〜500ppm(重量)が好
ましい。ケイ素原子結合水素原子含有オルガノポリシロ
キサンは架橋剤であり、白金系触媒の存在下に上記
(A)成分中のアルケニル基と付加反応して本発明組成
物を硬化させる働きをする。このようなケイ素原子結合
水素原子含有オルガノポリシロキサンとしては、両末端
トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシ
ロキサン、両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシ
ロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、
両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチル
シロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合
体、テトラメチルテトラハイドロジェンシクロテトラシ
ロキサン等が例示される。本成分の配合量は、本成分中
のケイ素原子結合水素原子と(A)成分中のアルケニル
基のモル比が(0.5:1)〜(10:1)となる量が
好ましい。なお、この場合は、白金系触媒の触媒活性の
抑制剤として知られている従来公知の化合物、例えば、
1−エチニル−シクロヘキサノ−ル、3−メチル−1−
ペンテン−3−オ−ル、ベンゾトリアゾ−ル等を加える
ことが好ましい。
【0018】本組成物は、上記した(A)成分〜(D)
成分からなるものであるが、シリコーンゴムスポンジ形
成性組成物に添加配合することが公知とされる添加剤を
配合することは本発明の目的を損なわない限り差し支え
ない。このような添加剤としては、顔料、抗菌剤、防カ
ビ剤、ジメチルシリコーンオイル等のシリコーンオイル
類が例示される。
【0019】本組成物は、上記のような(A)成分〜
(D)成分あるいは必要に応じてさらにその他の成分を
加えて均一に混合することにより容易に製造できる。製
造装置としては、シリコーンゴム組成物の製造に使用さ
れている公知の装置、例えば、ニーダーミキサー、連続
混練押出機等の混合装置あるいは混練装置、2本ロール
が使用可能である。
【0020】本組成物からシリコーンゴムスポンジを製
造するには、本組成物を熱可塑性中空粉体を構成する熱
可塑性樹脂の軟化点以上の温度に加熱して硬化させれば
よい。その際、本組成物は発泡しつつ硬化して、シリコ
ーンゴムスポンジを形成する。本発明の化粧用パフは、
上記のようにして得られたシリコーンゴムスポンジを、
公知の方法により所定の形状に加工することにより得ら
れる。例えば、本組成物を押出成形あるいは加圧成形し
てシート状成形品とし、ついで、熱可塑性中空粉体を構
成する熱可塑性樹脂の軟化点以上の温度に加熱してシリ
コーンゴムスポンジシートを製造した後、このシートか
ら、目的とする化粧用パフの形状に合わせた成形品を打
ち抜き、化粧用パフを製造できる。この際、シリコーン
ゴムスポンジシートの表層部は比較的硬い膜で覆われて
いるので、その表層部をスライスし除去して、発泡セル
が表層部に露出するようすることが好ましい。
【0021】
【実施例】次に参考例と実施例にて本発明を説明する。
参考例と実施例中、部とあるのは重量部であり、粘度と
ウイリアムス可塑度は25℃における値である。ここ
で、ウイリアムス可塑度の測定はつぎのようにして測定
した。 <ウイリアムス可塑度>JIS K6249:1997
「未硬化及び硬化シリコーンゴムの試験方法」に規定す
る可塑度試験にしたがって測定した。即ち、シリコーン
生ゴムを体積2cm3の円筒状の試験片とした。つい
で、この試験片をセロハン紙に挟んで、ダイヤルゲージ
の付いた平行板可塑度計(上島製作所製;ウイリアムス
プラストメータ)中にセットし、49Nの荷重を加えて
2分間放置した後、ダイヤルゲージの目盛りをミリメー
トルまで読み取り、試験片の厚さを記録し、この数値を
100倍して可塑度とした。
【0022】シリコーンゴムスポンジの特性と化粧用パ
フの特性の評価はつぎのようにして測定した。 <シリコーンゴムスポンジの特性の評価>シリコーンゴ
ム形成性組成物を発泡・硬化させて、厚さ11mmのシ
リコーンゴムスポンジシートを成形した。ついで、この
シリコーンゴムスポンジシートの表皮をスライサーによ
り除去して、厚さ8mmとした後、打ち抜き治具により
打ち抜き、6個の正方形の試験体(50mm×50m
m)を作成した。この打ち抜きシリコ−ンゴムスポンジ
試験体(50mm×50mm)について、発泡倍率、発
泡セルの直径、硬さを測定した。スポンジの硬さはJI
S6253に従いタイプEの硬度計を用いて測定した。 <化粧用パフとしての特性の評価>上記で得られた打ち
抜きシリコ−ンゴムスポンジ試験体(50mm×50m
m)表面に、油性化粧料(カネボウ株式会社製、フレッ
シェルティントミルクUV1)を載せ、顔面を軽くたた
き、そのときの感触について測定した。また、この化粧
料の顔面へののり具合を測定した。この試験には6人の
パネラーが参加した。
【0023】
【参考例1】シリコーン樹脂中空粉体の製造 メチルシロキサン単位とメチルフェニルシロキサン単位
から構成され、そのモル比が22:78であるメチルフ
ェニルポリシロキサン樹脂(軟化点80℃、比重1.2
0)をジクロロメタンに溶解してなるジクロロメタン溶
液(固形分30重量%)を100cc/分で2流体ノズ
ルを使って、窒素ガスを気流としたスプレードライヤー
内に連続的に噴霧した。この時の窒素ガスの熱気流温度
は70℃で、圧力は0.5kg/cm2であった。捕集
したシリコーン樹脂粒状物を純水100部と非イオン界
面活性剤(トリメチルノナノールのエチレンオキサイド
付加物)1部からなる水溶液に24時間浸漬し、浮遊し
たシリコーン樹脂中空粉体を捕集した。分別したシリコ
ーン樹脂中空粉体は平均粒径40μmであり、外殻の平
均厚さが4μmであり、窒素ガスを内包していた。
【0024】
【参考例2】水と水溶性シリコーンの混合物の製造 平均組成式;Me3SiO−(Me2SiO)7−(Me
RSiO)3SiMe3 [式中、Meはメチル基、Rはド
デカオキシエチレン基{−(CH22−O−(C2
4O)12H基}を示す。本ポリエーテル変性シリコーン
オイル中のポリオキシエチレン基は70重量%であ
る。]で示される水溶性ポリエーテル変性シリコーンオ
イル40部とイオン交換水60部をフラスコ中で攪拌す
ることにより、均一な水溶液を製造した。
【0025】
【参考例3】油中水型エマルジョンの製造 粘度100m・Pa.sのトリメチルシロキシ基封鎖ポ
リジメチルシロキサン50部、ドデカオキシエチレン基
を側鎖に1分子中平均3個持つ、粘度約1800m・P
a・sのポリオキシエチレン変性ポリジメチルシロキサ
ン10部をフラスコに入れ強く攪拌した。この中に、イ
オン交換水40部を徐々に添加して、シリコーンオイル
を油層とした油中水滴型エマルジョンを製造した。
【0026】
【参考例4】白金ビニルシロキサン錯体組成物の製造 6gの塩化白金酸水溶液(白金含有量33重量%)と1
6gの1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサンを3
5gのイソプロピルアルコールに溶解した。この溶液に
10gの重炭酸ソーダを加えて懸濁状態で攪拌しながら
70〜80℃で30分反応させた。イソプロピルアルコ
ールと水を圧力50mmHg、温度45℃の条件下で揮
発除去し、固形分を濾過することによって白金含有量
9.8重量%の1,3−ジビニルテトラメチルジシロキ
サンの白金錯体触媒の1,3−ジビニルテトラメチルジ
シロキサン溶液を製造した。
【0027】
【参考例5】白金触媒含有熱可塑性シリコーン樹脂微粒
子触媒の製造 332gのフェニルトリクロロシラン、53gのジメチ
ルジクロロシランおよび110gのジフェニルジクロロ
シランを150gのトルエンで希釈した溶液を、430
gのトルエンと142gのメチルエチルケトンと114
gの水からなる液中に滴下して加水分解した。この反応
混合物を水洗いして塩化水素を除去してから有機相を分
離し、さらに加熱してメチルエチルケトンを除去した。
ついで、0.2gの水酸カリウムを加えて加熱し、発生
する水を留去した後、酢酸で中和して水洗いを繰返し
た。しかる後、溶媒を乾固して熱可塑性シリコーン樹脂
を得た。この熱可塑性シリコーン樹脂のガラス転移点は
65℃、軟化点は85℃であった。ガラス製の攪拌機付
容器に、上記で得られた熱可塑性シリコーン樹脂900
gとトルエン500gとジクロロメタン4600gを投
入し均一に混合した。この中に、参考例4で得られた白
金ビニルシロキサン錯体組成物44.4gを投入し、混
合することにより白金ビニルシロキサン錯体と熱可塑性
シリコーン樹脂の均一溶液を得た。ついで、この溶液を
流体ノズルを使って、窒素ガスを熱気流にしたスプレー
ドライヤー槽内に連続して噴霧した。ここで、窒素ガス
の熱気流温度はスプレードライヤー槽の入口で95℃で
あり、スプレードライヤー槽の出口で45℃であり、熱
気流速度は1.3m3/minであった。1時間の運転
後バッグフィルターによって450gの白金ビニルシロ
キサン錯体含有の熱可塑性シリコーン樹脂微粒子触媒を
捕集した。この微粒子触媒の平均粒子径は1.1μmで
あり、5μm以上の微粒子触媒の含有量は0.5重量%
であった。またこの微粒子触媒の形状を走査型電子顕微
鏡により観察したところ、この微粒子触媒は球状体であ
ることが確認された。また、この微粒子触媒に含まれる
白金系触媒は、白金金属として約0.4重量%であっ
た。
【0028】
【実施例1】ニーダーミキサーに、ジメチルシロキサン
単位99.85モル%とメチルニルシロキサン単位0.
15モル%からなり、両末端がジメチルビニルシロキシ
基で封鎖された分子量50万のオルガノポリシロキサン
生ゴム100部と、BET法比表積130m2/gの湿
式法シリカ(日本シリカ工業株式会社製;商品名ニプシ
ルLP)35部、粘度60mPa・sの両末端シラノー
ル基封鎖ジメチルシロキサンオリゴマー2部を投入して
均一に混合した。ついで、175℃で60分間加熱処理
してシリコーンベースコンパウンドを製造した。このシ
リコーンゴムベースコンパウンドのウイリアムス可塑度
は220であった。このベースコンパウンド100部
に、式;Me3SiO(Me2SiO)3(MeHSi
O)5SiMe3(式中、Meはメチル基である。)で示
される粘度25mPa.sのトリメチルシロキシ基封鎖
ジメチルシロキサン・メチルハイドロシロキサン共重合
体1.0部、硬化制御剤としての1−エチニル−シクロ
ヘキサノール0.002部と硬化触媒として参考例5で
得られた白金触媒含有熱可塑性シリコーン樹脂微粒子触
媒を、白金金属として3ppmとなる量および参考例1
で得られた熱可塑性樹脂中空粉体1部を添加し、2本ロ
ール上で均一に混練してシリコーンゴムスポンジ形成性
組成物を得た。この組成物を厚さ5mmのシート状に成
形し、常圧下で230℃の加熱炉に5分間投入した。シ
リコーンゴムスポンジ形成性組成物は、発泡しつつ硬化
して厚さ11mmのシリコーンゴムスポンジが得られ
た。次に、このシリコーンゴムのスポンジの表皮をスラ
イサーにより除去し厚さ8mmとした、ついで、打ち抜
き治具により50mm×50mmの正方系に打ち抜い
た。この打ち抜きシリコーンゴムスポンジについて発泡
倍率、発泡セルの直径、硬さを測定した。また、このシ
リコーンゴムスポンジの表面に油性化粧料(カネボウ株
式会社製の油性ファンデーション、商品名フレッシェル
ティントミルクUV1を載せ、顔面を軽くたたいた時の
感触を測定した。この油性化粧料の顔面へののり具合を
測定した。これらの測定結果を表1に示した。
【0029】
【実施例2】実施例1においてトリメチルシロキシ基封
鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロシロキサン共重
合体、1−エチニル−シクロヘキサノール、白金触媒含
有熱可塑性シリコーン樹脂微粒子触媒の代りに、o−メ
チルベンゾイルパーオキサイド0.3部、2,5―ジメ
チル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン
0.4部を添加した以外は実施例1と同様にしてシリコ
ーンゴムスポンジ形成性組成物を製造した。この組成物
から実施例1と同様にして化粧用パフを作成した。この
化粧用パフの特性を実施例1と同様にして測定した。そ
れらの結果を表1で示した。
【0030】
【実施例3】実施例1においてシリコーンベースコンパ
ウンドに参考例2で得られた水と水溶性シリコーンの混
合物1.5部を添加した以外は実施例1と同様にしてシ
リコーンゴムスポンジ組成物を製造した。この組成物か
ら実施例1と同様にして化粧用パフを作成した。この化
粧用パフの特性を実施例1と同様にして測定した。それ
らの結果を表1に示した
【0031】
【実施例4】実施例1においてシリコーンベースコンパ
ウンドに参考例3で得られた油中水型エマルジョン2部
を添加した以外は実施例1と同様にしてシリコーンスポ
ンジ形成性組成物を製造した。この組成物から実施例1
と同様にして化粧用パフを作成した。この化粧用パフの
特性を実施例1と同様にして測定した。それらの結果を
表1に示した。
【0032】
【実施例5】ニーダーミキサーに、ジメチルシロキサン
単位99.85モル%とメチルビニルシロキサン単位
0.15モル%からなり、両末端がジメチルビニルシロ
キシ基で封鎖された分子量50万のオルガノポリシロキ
サン生ゴム100部と、BET法比表面積130m2
gの湿式法(日本シリカ工業株式会社製;商品名、ニプ
シルLP)20部、BET法比表面積200mm2/g
の乾式法シリカ(日本アエロジル株式会社製;商品名、
アエロジル200)15部、粘度60mPa・sの両末
端シラノール基封鎖ジメチルシロキサンオリゴマー3部
を投入してこれらを均一に混合し、ついで、175℃で
60分間加熱処理してシリコーンベースコンパウンドを
製造した。このシリコーンベースコンパウンドのウイリ
アムス可塑度は235であった。このベースコンパウン
ド100部に、式;Me3SiO(Me2SiO)3(M
eHSiO)5SiMe3(式中、Meはメチル基であ
る。)で示される粘度25mPa.sのトリメチルシロ
キシ基封鎖のジメチルシロキサン・メチルハイドロシロ
キサン共重合体1.0部、硬化制御剤としての1−エチ
ニル−シクロヘキサノール0.002部と参考例4で得
られた白金ビニルシロキサン錯体組成物を、白金として
3ppmおよび参考例1で得られたシリコーン樹脂中空
粉体1部を添加し、2本ロール上で均一に混練してシリ
コーンゴムスポンジ形成性組成物を製造した。この組成
物から実施例1と同様にして化粧用パフを作成した。こ
の化粧用パフの特性を実施例1と同様にして測定した。
それらの結果を表1に示した。この化粧用パフの特性を
実施例1と同様にして測定した。それらの結果を表1に
示した。
【0033】
【比較例1】ジメチルシロキサン単位99.85モル%
とメチルビニルシロキサン単位0.15モル%からな
り、両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された分
子量50万のオルガノポリシロキサン生ゴム100部
と、BET法比表面積130m2 /gの湿式法シリカ
(日本シリカ工業株式会社製、商品名ニプシルLP)1
10部、シリカ表面処理剤である粘度0.06Pa・S
の両末端シラノール基封鎖ジメチルポリシロキサン10
部を投入してこれらを均一に混合し、ついで、175℃
で60分間加熱処理して混合物を製造した。この混合物
100部に、式;Me3SiO(Me2SiO)3(Me
HSiO)5SiMe3(式中、Meはメチル基であ
る。)で示される粘度0.025Pa.sのトリメチル
シロキシ基封鎖のジメチルシロキサン・メチルハイドロ
シロキサン共重合体1.0部、硬化制御剤1−エチニル
−シクロヘキサノール0.002部と硬化触媒としての
参考例4で得られた白金ビニルシロキサン錯体を、白金
として3ppmおよび参考例1で得られたシリコーン樹
脂中空粉体1部を添加し、2本ロールで均一に混練して
シリコーンゴムスポンジ形成組成物を得た。この組成物
のウイリアムス可塑度は640であった。この組成物を
2ロールで厚さ5mmに成形し、常圧下、230℃の加
熱炉に5分間投入して硬化発泡させ、実施例1と同様に
してシリコーンスポンジ形成性組成物を製造した。この
組成物から実施例1と同様にして化粧用パフを作成し
た。この化粧用パフの特性を実施例1と同様にして測定
した。これらの結果を表2に示した。た。それらの結果
を表1に示した。この化粧用パフの特性を実施例1と同
様にして測定した。
【0034】
【比較例2】実施例1において、熱可塑性シリコーン樹
脂中空粉体1部を添加しなかった以外は実施例1と同様
ににしてシリコーンゴムスポンジ形成性組成物を製造し
た。この組成物から実施例1と同様にして化粧用パフを
作成した。この化粧用パフの特性を実施例1と同様にし
て測定した。これらの結果を表2に示した。
【0035】
【比較例3】実施例2において、熱可塑性シリコーン樹
脂中空粉体1部を添加しなかった以外は実施例2と同様
ににしてシリコーンゴムスポンジ形成性組成物製造し
た。この組成物から実施例1と同様にして化粧用パフを
作成した。この化粧用パフの特性を実施例2と同様にし
て測定した。これらの結果を表2に示した。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【発明の効果】本発明の化粧用パフは、熱可塑性樹脂中
空粉体(0.01〜30重量%)および/または水
(0.01〜15重量%)を含有し、ウイリアムス可塑
度(25℃)が50〜600であるシリコーンゴムスポ
ンジ形成性組成物を発泡・硬化して得られるスポンジか
らなるので、適度な硬さと良好なクッション性を有し、
人肌に対する感触性に優れるという特徴を有する。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1で得られた化粧用パフの斜
視図である。
【図2】 本発明の実施例1で得られた化粧用パフの断
面図である。 1 化粧用シリコーンゴムスポンジパフ 2 発泡セル 3 シリコーンゴム
フロントページの続き Fターム(参考) 4F074 AA90 AA91 AB05 AC02 AC09 AC19 AC20 AC24 AC32 AG01 BA33 BA34 BA91 BB02 BB22 BB23 CB62 CB65 CB82 CB85 DA02 DA03 DA59

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂中空粉体(0.01〜30
    重量%)および/または水(0.01〜15重量%)を
    含有し、ウイリアムス可塑度(25℃)が50〜600
    であるシリコーンゴムスポンジ形成性組成物を発泡・硬
    化して得られるシリコーンゴムスポンジからなることを
    特徴とする、化粧用パフ。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂中空粉体が、軟化点が40
    ℃〜200℃である熱可塑性樹脂殻に気体を内包したも
    のであることを特徴とする、請求項1に記載の化粧用パ
    フ。
  3. 【請求項3】 熱可塑性樹脂がシリコーン樹脂であるこ
    とを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の化粧
    用パフ。
  4. 【請求項4】 水が水溶性シリコーンと水との混合物あ
    るいはシリコーンオイルを油層とした油中水型エマルジ
    ョンとして含有されていることを特徴とする、請求項1
    に記載に記載の化粧用パフ。
  5. 【請求項5】 シリコーンゴムスポンジ形成性組成物
    が、下記組成からなるものである、請求項1に記載の化
    粧用パフ。 (A)(a)1分子中に少なくとも2個のアルケニル基
    を有するジオルガノシロキサン生ゴム(100重量部)
    と(b)無機質充填剤(1〜400重量部)からなり、
    ウイリアムス可塑度(25℃)が50〜600であるシ
    リコーンゴムベースコンパウンド(100重量部) (B)熱可塑性樹脂中空粉体(組成物中で0.01〜3
    0重量%となる重量部数) (C)水(組成物中で0.01〜15重量%となる重量
    部数)、および(D)硬化剤(本発明組成物を硬化させ
    るに十分な量)
  6. 【請求項6】 硬化剤が白金系触媒とケイ素原子結合水
    素原子含有オルガノポリシロキサンである請求項5に記
    載の化粧用パフ。
  7. 【請求項7】 白金系触媒が、白金系触媒含有熱可塑性
    樹脂微粒子触媒である請求項6に記載の化粧用パフ。
  8. 【請求項8】 硬化剤が、有機過酸化物である請求項5
    に記載の化粧用パフ。
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