JP2003188333A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2003188333A JP2001384192A JP2001384192A JP2003188333A JP 2003188333 A JP2003188333 A JP 2003188333A JP 2001384192 A JP2001384192 A JP 2001384192A JP 2001384192 A JP2001384192 A JP 2001384192A JP 2003188333 A JP2003188333 A JP 2003188333A
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connection electrode
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伸一 豊岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来における半導体装置では、耐湿性の向上
の為に裏面がレジスト層で覆われており、半田電極はレ
ジスト層の開口部に設けられている。そのため、各部材
の熱膨張率の違いによる応力が作用した場合、この当接
部分にどうしても応力が集中してしまい、クラックが発
生する課題があった。 【解決手段】 本発明の半導体装置では、アイランド電
極42および取り出し電極43裏面に外部接続電極49
を構成する半田の流れ防止用の溝部50を設けている。
そして、耐湿性の向上用のレジスト48を溝部50から
離間して形成している。そのため、半導体装置41を実
装基板に実装後においても、外部接続電極49とレジス
ト48とが離間して形成される構造を実現でき、外部接
続電極49の耐クラック性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の半導体装置では、リ
ードレスタイプのCSP型半導体装置の外部接続電極に
おいて、外部接続電極へのクラック防止を実現する構造
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ICパッケージは携帯機器や小型
・高密度実装機器への採用が進み、従来のICパッケー
ジとその実装概念が大きく変わろうとしている。詳細
は、例えば電子材料(1998年9月号22頁〜)の特
集「CSP技術とそれを支える実装材料・装置」で述べ
られている。
【0003】図13は、基板を不要にした半導体装置1
の構造およびその製造方法を説明する図である。以下に
半導体装置1の製造方法を説明する。
【0004】先ず、図13(A)を参照して、フレキシ
ブルシート5上に半導体素子2を固着し、メッキ4を被
覆する。そして金属細線3で半導体素子2とメッキ4と
の電気的接続を行う。
【0005】次に、図13(B)を参照して、半導体素
子2、金属細線3およびメッキ4を絶縁性樹脂6で封止
する。
【0006】次に、図13(C)を参照して、フレキシ
ブルシート5を剥がす。このことにより、半導体装置1
は絶縁性樹脂6で全体が支持される形となる。
【0007】最後に、図13(D)を参照して、裏面に
レジスト層7を形成し、レジスト層7の開口部に半田電
極8を設ける。以上の作業により半導体装置1が完成す
る。
【0008】図14は、同じく基板を不要にした半導体
装置11の構造およびその製造方法を説明する図であ
る。この半導体装置11では、裏面の半田電極がリード
フレーム14の裏面に設けられている。以下に、半導体
装置11の製造方法を説明する。
【0009】先ず、図14(A)を参照して、リードフ
レーム14上に半導体素子11を固着し、電極となるリ
ードフレーム14と半導体素子12を金属細線13で電
気的接続を行う。
【0010】次に、図14(B)を参照して、半導体素
子12および金属細線13を絶縁性樹脂16で封止す
る。そして、破線Lでダイシングを行い、絶縁性樹脂1
6およびリードフレーム14の不要な部分の除去を行
う。
【0011】最後に、図14(C)を参照して、半導体
装置11の裏面に、レジスト層17および半田電極18
を設ける。以上の作業により半導体装置11が完成す
る。
【0012】図15では、フレキシブルシート24が支
持基板として採用されている半導体装置21の構造およ
びその製造方法を説明する。以下にその製造方法を説明
する。
【0013】先ず、図15(A)を参照して、フレキシ
ブルシート24にスルーホール29を設け、電極30を
形成する。そして、フレキシブルシート24上に半導体
素子22を固着し、金属細線23で半導体素子22と電
極30の電気的接続を行う。
【0014】次に、図15(B)を参照して、絶縁性樹
脂26で、半導体素子22および金属細線23を封止す
る。そして、破線Lでダイシングを行い、個々の半導体
装置に分割する。
【0015】最後に、図15(C)を参照して、半導体
装置21の裏面に、レジスト層27および半田電極28
を設ける。以上の工程により半導体装置21が完成す
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、半導体
装置1、11および21は薄型の半導体装置であるた
め、半導体装置全体に対する絶縁性樹脂量の割合が小さ
い。従って、半導体装置に占める半導体素子の割合が大
きくなり、半導体装置の熱膨張率は半導体素子の材料で
あるシリコンの熱膨張率を反映することになる。そし
て、この半導体装置が樹脂製の実装基板に実装された場
合、半導体装置の熱膨張率と、実装基板の熱膨張率は異
なる。このことにより、両者を接続する半田電極には応
力が作用することとなる。
【0017】また、半田電極は半導体装置の周囲に設け
られている事が多いので、パッケージの各半田電極の離
間距離は大きくなる。熱膨張率の違いにより半田電極に
作用する応力は、この離間距離に比例するので、半田電
極には大きなストレスが作用することとなる。
【0018】更に、従来例の半導体装置では、耐湿性の
向上及び絶縁対応の為に裏面がレジスト層で覆われてお
り、このレジスト層は半田電極形状・寸法の形成のため
にレジスト層の一部が開口され電極が設けられている。
しかし、この形成方法では、レジスト層と半田電極とは
接触するので、この接触部分で半田電極はくびれNKを
有する構造となってしまう。そして、熱膨張による応力
が作用した場合、このくびれの部分にどうしても応力が
集中してしまい、クラックが発生する課題があった。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した従来
の課題に鑑みてなされたもので、本発明である半導体装
置は、半導体装置裏面にその一端面を露出する少なくと
も1つのアイランド電極または取り出し電極と、該アイ
ランド電極または取り出し電極裏面にロウ材により設け
られた外部接続電極とを有し、少なくとも前記アイラン
ド電極裏面には前記ロウ材の流れ防止用の一環状の溝部
が設けられており、前記溝部と前記外部接続電極の端部
とはほぼ一致していることを特徴とする。
【0020】本発明の半導体装置は、好適には、前記半
導体装置裏面にはレジスト層を形成するが、前記レジス
ト層端部と前記外部接続電極端部とは離間して設けられ
ていることを特徴とする。
【0021】更に、本発明の半導体装置は、好適には、
前記外部接続電極端部の厚みは、ほぼ前記溝部の厚みと
同等の厚みを有し、前記外部接続電極端部に作用する応
力に対抗することを特徴とする。
【0022】また、上記した従来の課題に鑑みてなされ
たもので、本発明である半導体装置の製造方法は、導電
箔を用意し、少なくとも半導体素子の搭載部を多数個形
成する導電パターンを形成する工程と、所望の前記導電
パターンの前記各搭載部に半導体素子を固着する工程
と、各搭載部の前記半導体素子を一括して被覆し、分離
溝に充填されるように絶縁性樹脂で共通モールドする工
程と、前記導電箔の裏面全域を前記絶縁性樹脂が露出す
るまで除去する工程と、再び、前記導電箔の裏面の一部
を除去し、前記導電箔裏面にロウ材の流れ防止用の一環
状の溝部を形成する工程と、前記絶縁性樹脂を各搭載部
毎にダイシングにより分離する工程とを具備することを
特徴とする。
【0023】更に、本発明の半導体装置の製造方法は、
好適には、前記外部接続電極は、実装基板に実装される
際にパターン認識されることを特徴とする。
【0024】更に、本発明の半導体装置の製造方法は、
好適には、前記導電箔裏面の前記溝部を介して前記ロウ
材から成る外部接続電極を形成することを特徴とする。
【0025】更に、本発明の半導体装置の製造方法は、
好適には、前記外部接続電極はスクリーン印刷により形
成することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】先ず、図1〜図3を参照して、本
発明である半導体装置について、以下に、説明する。
【0027】本発明の半導体装置は、半導体装置裏面に
その一端面を露出する少なくとも1つのアイランド電極
または取り出し電極と、該アイランド電極または取り出
し電極裏面にロウ材により設けられた外部接続電極とを
有し、少なくとも前記アイランド電極裏面には前記ロウ
材の流れ防止用の一環状の溝部が設けられており、前記
溝部と前記外部接続電極の端部とはほぼ一致しているこ
とを特徴とする。
【0028】そして、図1は本発明である半導体装置の
断面図を示している。具体的には、図示の如く、半導体
装置41は、例えば、Cu箔から成るアイランド電極4
2および取り出し電極43と、アイランド電極42上に
導電ペースト46を介して固着される半導体素子44
と、半導体素子44の電極パッド(図示せず)と取り出
し電極43とを電気的に接続する金属細線45と、半導
体素子44等を一括してモールドする絶縁性樹脂47
と、半導体装置41裏面に露出するアイランド電極42
および取り出し電極43対応の外部接続電極49と、半
導体装置41の裏面保護用のレジスト48とから、主
に、構成されている。そして、詳細は後述するが、本発
明の特徴は、アイランド電極42および取り出し電極4
3の裏面には、外部接続電極49を形成する、例えば、
半田等のロウ材の流れ防止用の溝部50が形成されてい
ることである。
【0029】ここで、図示はしていないが、アイランド
電極42上には導電ペースト46との接着性を考慮して
銀メッキや金メッキが施されている場合もある。また、
取り出し電極43上には金属細線45の接着性が考慮さ
れ銀メッキやニッケルメッキが施されている場合もあ
る。また、半導体装置41の裏面を被覆する材料として
は、レジスト48以外でも絶縁被膜であればよい。
【0030】次に、図2に示す如く、本発明の特徴であ
る半田等のロウ材の流れ防止用の溝部50について説明
する。
【0031】先ず、図2(A)では、図1に示したアイ
ランド電極42裏面を拡大した平面図を示している。本
実施の形態では、アイランド電極42および取り出し電
極43の厚みは、例えば、40μm程度の厚さで形成さ
れている。そして、このアイランド電極42裏面には、
ハッチングで示した円状の溝部50が形成されている。
この溝部50の深さは、例えば、10〜20μm程度で
形成されているが、この溝部50で外部接続電極49を
形成するロウ材の流れ出しを防ぐことができる深さであ
れば特に問題はない。そして、本発明では、図1にも示
したように、この溝部50の外縁ライン51が外部接続
電極49の端部とほぼ一致していることに特徴がある。
つまり、この溝部50を予め形成した後、この溝部50
を利用して外部接続電極49を形成することで、外部接
続電極49の形状、寸法等を目的に応じて形成すること
ができる。
【0032】ここで、例えば、アイランド電極42裏面
に溝部50を設けずに、アイランド電極42の大きさ自
体を外部接続電極49の大きさとして形成する。そし
て、アイランド電極42の大きさで外部接続電極49の
形状、寸法等を目的に応じて形成することもできる。し
かし、本実施の形態のように、絶縁性樹脂47でアイラ
ンド電極42や取り出し電極43を一体に支持している
場合では問題が発生する場合がある。それは、アイラン
ド電極42自体の面積を小さく形成すると、実装の際ア
イランド電極42が半田の表面張力により抜けてしまう
という問題である。また、アイランド電極42は通常の
大きさで形成するが、溝部50を形成しない場合もあ
る。この場合は、半田は2点鎖線で示した外部接続電極
流れだしライン52のように、形状不安定となる。この
半田が流れ出すことにより、以下の問題が発生する。第
1の問題は、半導体装置41を実装基板55に実装する
時の認識マークとして用いる際、形状が一定でないため
パターン認識の精度の悪化する問題である。第2の問題
は、例えば、導電路56等の被実装面の電極サイズと外
部接続電極とのサイズが同一でないと、ヒートサイクル
試験等の寿命が短いという問題である。第3の問題は、
半導体装置41裏面の外部接続電極の半田の厚みにばら
つきが生じ、例えば、導電路56(図3参照)等の被実
装面との接続が不安定となる問題である。
【0033】上述したように、本発明の半導体装置で
は、溝部50を予め形成した後、この溝部50を利用し
て外部接続電極49を形成することで、外部接続電極4
9を形成する半田の流れを防止することができる。そし
て、外部接続電極49端部では、半田の厚みが溝部50
の深さ分も加わるため、半田の耐クラック寿命を向上さ
せることができる。
【0034】更に、本発明の半導体装置では、半導体装
置41を実装基板55(図3参照)上の導電路56に実
装する際、半導体装置41裏面の外部接続電極49をパ
ターン認識して行う。このとき、上述のように、外部接
続電極49の形状、寸法W1等を目的に応じて形成する
ことができるので、本実施の形態のように微細な半導体
装置41の場合でも、確実にパターン認識できる構造を
実現できる。特に、微細な半導体装置41の裏面に多数
の外部接続電極が形成される場合に、確実に個々の外部
接続電極が独立して形成でき、ボンディング精度の向上
を実現することができる。尚、取り出し電極43におい
てもアイランド電極42と同等の効果を得ることができ
る。
【0035】一方、図2(B)においても、図1に示し
たアイランド電極42裏面を拡大した平面図を示してい
る。図示の如く、溝部50の形状は四角形状の場合で
も、上述した図2(A)の場合と同等の効果を得ること
ができる。また、特に、図2(A)、(B)の形状に限
定する必要はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、
種々の変更が可能である。尚、取り出し電極43におい
ても同様な構造を有することで、アイランド電極42と
同等の効果を得ることができる。
【0036】また、図2(C)においても、図1に示し
たアイランド電極42裏面を拡大した平面図を示してい
る。図示の如く、アイランド電極42裏面に溝部50で
はなく、例えば、円状に凹部53を形成することで、上
述した図2(A)の場合と同等の効果を得ることができ
る。この場合も、この凹部53の外縁ライン54が外部
接続電極49の端部とほぼ一致している。また、特に、
円状に限定する必要はなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で、種々の変更が可能である。尚、取り出し電極4
3においても同様な構造を有することで、アイランド電
極42と同等の効果を得ることができる。
【0037】次に、図3に示す如く、実装基板55上の
導電路56に半導体装置41を実装した形状について説
明する。
【0038】先ず、図3(A)では、実装基板55上に
半導体装置41を実装した構造の断面図を示している。
また、図3(B)では、図3(A)の特徴部分である実
装部を拡大した断面図を示している。図示の如く、実装
基板55上には、例えば、Cu箔等の導電箔により導電
路56が形成されており、この導電路56上に外部接続
電極49を介して半導体装置41が実装されている。そ
して、図3(B)に示す如く、本発明の半導体装置の特
徴としては、実装後の外部接続電極49の端部と半導体
装置41裏面のレジスト48端部との間に離間距離dを
設けることである。つまり、実装基板55の導電路56
上に半導体装置41を実装後においても、外部接続電極
49を構成する半田はアイランド電極42裏面において
溝部50外へ流れ出すことはない。そのことにより、外
部接続電極49の端部とレジスト48の端部とは当接す
ることは無く、従来における外部接続電極とレジストと
の当接部における応力集中を緩和することができる。
【0039】具体的には、本発明における半導体装置4
1は、薄型化、そして、軽量化されたものである。従っ
て、半導体装置41全体に占める半導体素子44の割合
が大きく、半導体装置41の熱膨張率は、主に半導体素
子44の材料であるシリコンの熱膨張率に依ることにな
る。そして、この半導体装置41が樹脂製、セラミック
製、ガラスエポキシ製のフレキシブル樹脂製等の実装基
板55に実装される場合がある。この場合、実装基板5
5と半導体素子44の材料であるシリコンとの熱膨張率
は異なる。従って、半導体装置41と実装基板55の両
方の温度が上昇すると、両者を接続する外部接続電極4
9に応力が作用する。
【0040】例えば、外部接続電極49のみで半導体装
置41が固着された場合、この応力の大きさはパッケー
ジサイズが大きくなる程、大きくなる。具体的には、半
導体パッケージに形成される電極間の距離に比例して半
田に応力が加わる。しかし、半導体装置41の裏面保護
用のレジスト48が外部接続電極49に連続して形成さ
れている場合は、上述した応力の大部分が、従来例に示
したネック部分NK(図13参照)に集中する。つま
り、従来例に示したネック部分NKにクラックが発生し
てしまった。
【0041】しかし、上述したように、アイランド電極
42裏面に溝部50を形成し、この溝部50で外部接続
電極49用の半田の形状を決めることで、外部接続電極
49とレジスト48との接触を防ぐことができる。つま
り、本発明の外部接続電極49からは従来におけるネッ
ク部分NKを無くし、半田の耐クラック性を向上させる
半導体装置を実現できる。
【0042】また、図3(B)に示す如く、外部接続電
極49の側面57が、例えば、太鼓膜のようにくびれの
ない、滑らかな同一の曲面を有することによって、外部
接続電極の一部に応力が集中するのを防止することがで
きる。従って、外部接続電極49の側面57が同一曲率
のラインを描くことで、従来におけるネック部分NKを
無くし、クラックが発生するのを防止することができ
る。
【0043】ここで、実装基板55について説明する。
前述した半導体装置41を実装する実装基板55として
は、プリント基板、セラミック基板、フレキシブルシー
ト基板または金属基板が考えられる。この実装基板55
は、表面に導電パターンが形成されるため、電気的絶縁
が考慮されて、少なくとも基板の表面が絶縁処理されて
いる。プリント基板、セラミック基板、フレキシブルシ
ート基板は、基板自身が絶縁材料で構成されているた
め、そのまま表面に導電パターン形成すれば良い。しか
し金属基板の場合は、少なくとも表面に絶縁材料が被着
され、この上に導電パターンが被着されている。また、
導電路56としては、半田を介しての接続であり主にC
uであるが、半田に濡れれば良く他に表面にNiが被着
されたもの及びNi配線、表面にAuが被着されたもの
及びAu配線等が考えられる。
【0044】次に、本発明の半導体装置の製造方法につ
いて図4〜図12を参照しながら説明する。
【0045】先ず、本発明の第1の工程は、図4から図
6に示す如く、導電箔70を用意し、少なくとも半導体
素子62の搭載部を多数個形成する導電パターン61を
除く領域の導電箔70に導電箔70の厚みよりも浅い分
離溝71をエッチングにより形成して導電パターン61
を形成することにある。
【0046】本工程では、先ず図4(A)に示す如く、
シート状の導電箔70を用意する。この導電箔70は、
ロウ材の付着性、ボンディング性、メッキ性が考慮され
てその材料が選択され、材料としては、Cuを主材料と
した導電箔、Alを主材料とした導電箔またはFe−N
i等の合金から成る導電箔等が採用される。
【0047】導電箔70の厚さは、後のエッチングを考
慮すると10μm〜300μm程度が好ましく、ここで
は70μm(2オンス)の銅箔を採用した。しかし30
0μm以上でも10μm以下でも基本的には良い。後述
するように、導電箔70の厚みよりも浅い分離溝71が
形成できればよい。
【0048】尚、シート状の導電箔70は、所定の幅、
例えば45mmでロール状に巻かれて用意され、これが
後述する各工程に搬送されても良いし、所定の大きさに
カットされた短冊状の導電箔70が用意され、後述する
各工程に搬送されても良い。
【0049】具体的には、図4(B)に示す如く、短冊
状の導電箔70に多数の搭載部が形成されるブロック7
2が複数個(ここでは4〜5個)離間して並べられる。
各ブロック72間にはスリット73が設けられ、モール
ド工程等での加熱処理で発生する導電箔70の応力を吸
収する。また導電箔70の両側にはインデックス孔74
が一定の間隔で設けられ、各工程での位置決めに用いら
れる。
【0050】続いて、導電パターンを形成する。
【0051】先ず、図5に示す如く、Cu箔70の上
に、ホトレジスト(耐エッチングマスク)PRを形成
し、導電パターン61となる領域を除いた導電箔70が
露出するようにホトレジストPRをパターニングする。
そして、図6(A)に示す如く、ホトレジストPRを介
して導電箔70を選択的にエッチングする。
【0052】本工程では、エッチングで形成される分離
溝71の深さを均一に且つ高精度にするために、図6
(A)に示す如く、分離溝71の開口部を下に向けて、
導電箔70の下方に設けたエッチング液の供給管80か
ら上方に向けてエッチング液をシャワーリングする。こ
の結果、エッチング液の当たる分離溝71の部分がエッ
チングされ、エッチング液は分離溝71内に液溜まりを
作らず直ぐに排出される。そのため、分離溝71の深さ
はエッチング処理時間で制御でき、均一で高精度の分離
溝71を形成できる。なお、エッチング液は塩化第二鉄
または塩化第二銅が主に採用される。
【0053】図6(B)に具体的な導電パターン61を
示す。本図は図4(B)で示したブロック72の1個を
拡大したものである。点線で示す部分が1つの搭載部7
5であり、導電パターン61を構成し、1つのブロック
72には5行10列のマトリックス状に多数の搭載部7
5が配列され、各搭載部75毎に同一の導電パターン6
1が設けられている。各ブロック72の周辺には、ダイ
シング時の位置合わせマーク77が設けられている。
【0054】次に、本発明の第2の工程は、図7に示す
如く、所望の導電パターン61の各搭載部75に半導体
素子62を固着し、その後半導体素子62の電極と所望
の導電パターン61とをワイヤボンディングすることに
ある。
【0055】図7に示す如く、本実施の形態では、導電
パターン61は半導体素子62を固着するためのアイラ
ンド電極61Aおよび取り出し電極61Bから成り、半
導体素子62は半田等のロウ材または導電ペースト65
で固着される。
【0056】次に、クランパ(図示せず)によって導電
箔70のブロック72の周端を押さえ、導電箔70をヒ
ートブロック(図示せず)に密着させる。その後、図7
(B)に示す如く、半導体素子62の電極パッド(図示
せず)と取り出し電極61Bとを金属細線63を介して
熱圧着によるボールボンディング及び超音波によるウェ
ッヂボンディングにより一括してワイヤボンディングを
行う。このことにより、各搭載部75毎にクランパを使
用してワイヤボンディングを行っていた従来の半導体装
置の製造方法と比較して、極めて効率的にワイヤボンデ
ィングを行うことができる。
【0057】次に、本発明の第3の工程は、図8に示す
如く、各搭載部75の半導体素子62を一括して被覆
し、分離溝71に充填されるように絶縁性樹脂66で共
通モールドすることにある。
【0058】本工程では、図示の如く、絶縁性樹脂66
は半導体素子62および複数の導電パターン61を完全
に被覆する。そして、導電パターン61間の分離溝71
には絶縁性樹脂66が充填され、導電パターン61の側
面の湾曲構造と嵌合して強固に結合する。そのことで、
絶縁性樹脂66により導電パターン61が支持されてい
る。
【0059】また本工程では、トランスファーモールド
またはインジェクションモールドにより実現できる。樹
脂材料としては、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂がトラ
ンスファーモールドで実現でき、ポリイミド樹脂、ポリ
フェニレンサルファイド等の熱可塑性樹脂はインジェク
ションモールドで実現できる。
【0060】導電箔70表面に被覆された絶縁性樹脂6
6の厚さは、金属細線63の最頂部から約100μm程
度が被覆されるように調整されている。この厚みは、強
度を考慮して厚くすることも、薄くすることも可能であ
る。
【0061】その他に、本工程の特徴は、絶縁性樹脂6
6を被覆するまでは、導電パターン61となる導電箔7
0が支持基板となることであり、支持基板となる導電箔
70は電極材料として必要な材料である。そのため、構
成材料を極力省いて作業できるメリットを有し、コスト
の低下も実現できる。
【0062】また分離溝71は、導電箔70の厚みより
も浅く形成されているため、導電箔70が導電パターン
61として個々に分離されていない。従って、シート状
の導電箔70として一体で取り扱え、絶縁性樹脂66を
モールドする際、金型への搬送、金型への実装の作業が
非常に楽になる特徴を有する。
【0063】次に、本発明の第4の工程は、図8および
図9に示す如く、分離溝71を設けていない厚み部分の
導電箔70を除去することにある。
【0064】本工程は、導電箔70の裏面を化学的およ
び/または物理的に除き、導電パターン61として分離
するものである。この工程は、研磨、研削、エッチン
グ、レーザの金属蒸発等により施される。
【0065】実験では研磨装置または研削装置により全
面を30μm程度削り、分離溝71から絶縁性樹脂66
を露出させている。この露出される面を図8では点線で
示している。その結果、約40μmの厚さの導電パター
ン61となって分離される。また、絶縁性樹脂66が露
出する手前まで、導電箔70を全面ウェトエッチング
し、その後、研磨または研削装置により全面を削り、絶
縁性樹脂66を露出させても良い。更に、導電箔70を
点線で示す位置まで全面ウェトエッチングし、絶縁性樹
脂66を露出させても良い。
【0066】この結果、図9に示す如く、絶縁性樹脂6
6に導電パターン61の裏面が露出する構造となる。す
なわち、分離溝71に充填された絶縁性樹脂66の表面
と導電パターン61の表面は、実質的に一致している構
造となっている。従って、本発明の半導体装置は、マウ
ント時に半田等の表面張力でそのまま水平に移動してセ
ルフアラインできる特徴を有する。
【0067】次に、本発明の第5の工程は、図9に示す
如く、再び、半導体装置の裏面からエッチングを行い、
導電パターン61であるアイランド電極61Aおよび取
り出し電極61B裏面に溝部67を形成することにあ
る。
【0068】先ず、図9(A)に示す如く、アイランド
電極61Aおよび取り出し電極61B裏面上に、ホトレ
ジスト(耐エッチングマスク)PRを形成し、溝部67
となる領域を露出するようにホトレジストPRをパター
ニングする。そして、図6(B)に示す如く、ホトレジ
ストPRを介してアイランド電極61Aおよび取り出し
電極61B裏面を選択的にエッチングする。
【0069】本工程におけるエッチング条件等は、上述
した第1の工程時と同様であるので、第1の工程を参照
とし、ここではで説明を割愛することとする。
【0070】そして、図9(B)に示す如く、上述した
製法によりアイランド電極61Aおよび取り出し電極6
1Bの裏面には、溝部67が形成される。このとき、こ
の溝部67の深さは、例えば、10〜20μm程度で形
成されているが、この溝部67で外部接続電極69を構
成するロウ材の流れ出しを防ぐことができる深さであれ
ば特に問題はない。そして、後工程において、この溝部
67を利用して外部接続電極69を形成するが、外部接
続電極69の形状、寸法等を目的に応じて形成すること
ができる。
【0071】次に、本発明の第6の工程は、図10に示
す如く、半導体装置裏面から露出する導電パターン上に
外部接続電極69を形成することにある。
【0072】先ず、図10(A)では、外部接続電極6
9が形成された半導体装置の断面図を示しており、ま
た、図10(B)では、図10(A)に示した半導体装
置を裏面から見た平面図を示している。図示の如く、半
導体装置60裏面からアイランド電極61Aおよび取り
出し電極61Bが露出している。そして、半導体装置6
0の裏面の耐湿性向上および絶縁対応のため、絶縁性樹
脂66、アイランド電極61Aおよび取り出し電極61
Bが露出した裏面にはレジスト68を全体に塗布する。
このとき、レジスト68は、アイランド電極61Aおよ
び取り出し電極61B裏面に形成された溝部67から外
側に離間して配置されるように、一部分のレジストが除
去される。その後、アイランド電極61Aおよび取り出
し電極61B裏面には、エッチングされていない溝部6
7より内側の外部接続電極形成領域をパターン認識し、
半田がスクリーン印刷され外部接続電極69を形成す
る。このとき、形成される外部接続電極69の厚みも考
慮して半田量が決定される。
【0073】次に、本発明の第7の工程は、図11に示
す如く、絶縁性樹脂66で一括してモールドされた各搭
載部75の半導体素子62の特性の測定を行うことにあ
る。
【0074】前工程で導電箔70の裏面エッチングをし
た後に、導電箔70から各ブロック72が切り離され
る。このブロック72は絶縁性樹脂66で導電箔70の
残余部と連結されているので、切断金型を用いず機械的
に導電箔70の残余部から剥がすことで達成できる。
【0075】各ブロック72の裏面には図9に示す如
く、導電パターン61の裏面が露出されており、各搭載
部75が導電パターン61形成時と全く同一にマトリッ
クス状に配列されている。この導電パターン61の絶縁
性樹脂66から露出した外部接続電極69にプローブ7
6を当てて、各搭載部75の半導体素子62の特性パラ
メータ等を個別に測定して良不良の判定を行い、不良品
には磁気インク等でマーキングを行う。
【0076】本工程では、各搭載部75の半導体装置は
絶縁性樹脂66でブロック72毎に一体で支持されてい
るので、個別にバラバラに分離されていない。従って、
テスターの載置台に置かれたブロック72は搭載部75
のサイズ分だけ矢印のように縦方向および横方向にピッ
チ送りをすることで、極めて早く大量にブロック72の
各搭載部75の半導体装置の測定を行える。すなわち、
従来必要であった半導体装置の表裏の判別、電極の位置
の認識等が不要にできるので、測定時間の大幅な短縮を
図れる。
【0077】次に、本発明の第8の工程は、図12に示
す如く、絶縁性樹脂66を各搭載部75毎にダイシング
により分離することにある。
【0078】本工程では、ブロック72をダイシング装
置の載置台に真空で吸着させ、ダイシングブレード79
で各搭載部75間のダイシングライン78に沿って分離
溝71の絶縁性樹脂66をダイシングし、個別の半導体
装置に分離する。
【0079】本工程で、ダイシングブレード79はほぼ
絶縁性樹脂66を切断する切削深さで行い、ダイシング
装置からブロック72を取り出した後にローラでチョコ
レートブレークするとよい。ダイシング時は予め前述し
た第1の工程で設けた各ブロック72の周辺の枠状のパ
ターン64の内側の相対向する位置合わせマーク77を
認識して、これを基準としてダイシングを行う。周知で
はあるが、ダイシングは縦方向にすべてのダイシングラ
イン78をダイシングをした後、載置台を90度回転さ
せて横方向のダイシングライン78に従ってダイシング
を行う。
【0080】そして、上記した製造工程により、半導体
装置は完成する。
【0081】尚、本発明の半導体装置の製造方法では、
導電箔上に集合ブロックを形成した場合について説明し
たが、特に、この場合に限定する必要はなく、リードフ
レーム等のように導電部材から成る基板に対しも同様な
効果を得ることができる。また、上述では半導体装置の
製造方法について説明したが、回路装置の製造方法につ
いても同様なことをいうことができる。その他、本発明
の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
【0082】
【発明の効果】上述したように、第1に、本発明の半導
体装置では、半導体装置裏面にその一端面を露出する少
なくとも1つのアイランド電極または取り出し電極裏面
に外部接続電極を構成するロウ材の流れ防止用の一環状
の溝部が設けることに特徴を有する。そのことにより、
半田等のロウ材は溝部の外側に流れ出すことはないの
で、外部接続電極の形状および寸法は溝部により目的に
応じて形成することができる。その結果、半導体装置裏
面に耐湿性等を考慮して形成されるレジストと外部接続
電極とを離間して形成することができる。そして、両者
の接合部に集中する材質の熱膨張率の違いによる外部応
力を分散することができ、耐クラック性に優れた外部接
続電極を形成することができる。
【0083】第2に、本発明の半導体装置では、半導体
装置裏面にその一端面を露出する少なくとも1つのアイ
ランド電極または取り出し電極裏面に外部接続電極を構
成するロウ材の流れ防止用の一環状の溝部が設けること
に特徴を有する。そのことにより、外部接続電極の端部
は溝部のラインとほぼ一致しているので、外部接続電極
の端部は、少なくとも溝部の深さ分の厚みを有すること
となる。その結果、外部接続電極の端部においても、材
質の熱膨張率の違いによる外部応力等に対して耐クラッ
ク効果を得ることができる。
【0084】第3に、本発明の半導体装置では、溝部の
ラインと外部接続電極の端部とを一致して形成すること
に特徴を有する。そのことにより、外部接続電極を目的
に応じて様々な形状および寸法に形成できる。その結
果、特に、半導体装置裏面に多数の外部接続電極が形成
される場合に、半導体装置を実装基板に実装する際のボ
ンディング精度の向上を実現できる。
【0085】第4に、本発明の半導体装置の製造方法で
は、複数の搭載部が形成されている導電箔の状態で、1
回目の除去工程の後に連続して、溝部形成工程を行うこ
とができる。そのことにより、半導体装置裏面に形成さ
れた溝部を用いて複数の外部接続電極を精度よく大量に
形成することができる。その結果、位置精度および量産
性に優れた半導体装置の製造方法を実現できる。
【0086】第5に、本発明の半導体装置の製造方法で
は、溝部を用いて外部接続電極を形成することで、外部
接続電極の形状を安定化させることができる。そのこと
により、半導体装置を実装基板に実装する際、この外部
接続電極を認識マークとして確実に用いることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置を説明する断面図である。
【図2】本発明の半導体装置を説明する平面図である。
【図3】本発明の半導体装置の実装構造を説明する断面
図である。
【図4】本発明の半導体装置の製造方法を説明する図で
ある。
【図5】本発明の半導体装置の製造方法を説明する図で
ある。
【図6】本発明の半導体装置の製造方法を説明する図で
ある。
【図7】本発明の半導体装置の製造方法を説明する図で
ある。
【図8】本発明の半導体装置の製造方法を説明する図で
ある。
【図9】本発明の半導体装置の製造方法を説明する図で
ある。
【図10】本発明の半導体装置の製造方法を説明する図
である。
【図11】本発明の半導体装置の製造方法を説明する図
である。
【図12】本発明の半導体装置の製造方法を説明する図
である。
【図13】従来の半導体装置およびその製造方法を説明
する断面図である。
【図14】従来の半導体装置およびその製造方法を説明
する断面図である。
【図15】従来の半導体装置およびその製造方法を説明
する断面図である。
【符号の説明】
41 半導体装置 42 アイランド電極 43 取り出し電極 44 半導体素子 45 金属細線 46 導電ペースト 47 絶縁性樹脂 48 レジスト 49 外部接続電極 50 溝部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置裏面にその一端面を露出する
    少なくとも1つのアイランド電極または取り出し電極
    と、 該アイランド電極または取り出し電極裏面にロウ材によ
    り設けられた外部接続電極とを有し、 少なくとも前記アイランド電極裏面には前記ロウ材の流
    れ防止用の一環状の溝部が設けられており、前記溝部と
    前記外部接続電極の端部とはほぼ一致していることを特
    徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体装置裏面にはレジスト層を形
    成するが、前記レジスト層端部と前記外部接続電極端部
    とは離間して設けられていることを特徴とする請求項1
    記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記外部接続電極端部の厚みは、ほぼ前
    記溝部の厚みと同等の厚みを有し、前記外部接続電極端
    部に作用する応力に対抗することを特徴とする請求項1
    記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記溝部は前記取り出し電極裏面にも設
    けられていることを特徴とする請求項1記載の半導体装
    置。
  5. 【請求項5】前記ロウ材は半田であることを特徴とする
    請求項1記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 導電箔を用意し、少なくとも半導体素子
    の搭載部を多数個形成する導電パターンを形成する工程
    と、 所望の前記導電パターンの前記各搭載部に半導体素子を
    固着する工程と、 各搭載部の前記半導体素子を一括して被覆し、分離溝に
    充填されるように絶縁性樹脂で共通モールドする工程
    と、 前記導電箔の裏面全域を前記絶縁性樹脂が露出するまで
    除去する工程と、 再び、前記導電箔の裏面の一部を除去し、前記導電箔裏
    面にロウ材の流れ防止用の一環状の溝部を形成する工程
    と、 前記絶縁性樹脂を各搭載部毎にダイシングにより分離す
    る工程とを具備することを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 前記導電箔裏面の前記溝部を介して前記
    ロウ材から成る外部接続電極を形成することを特徴とす
    る請求項6記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記外部接続電極は、実装基板に実装さ
    れる際にパターン認識されることを特徴とする請求項6
    または請求項7記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記外部接続電極はスクリーン印刷によ
    り形成することを特徴とする請求項6から請求項8のい
    ずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記ロウ材は半田であることを特徴と
    する請求項6または請求項7記載の半導体装置の製造方
    法。
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