JP2003187134A - 製品販売システム及びその方法 - Google Patents

製品販売システム及びその方法

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JP2003187134A JP2001388684A JP2001388684A JP2003187134A JP 2003187134 A JP2003187134 A JP 2003187134A JP 2001388684 A JP2001388684 A JP 2001388684A JP 2001388684 A JP2001388684 A JP 2001388684A JP 2003187134 A JP2003187134 A JP 2003187134A
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Norio Arashiro
典雄 荒城
Satoshi Shimane
島根  聡
Kazuharu Yokoyama
和治 横山
Yuji Shibata
裕司 柴田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】購入側の複数ある要求仕様から適切な機能を組
み合わせた仕様を提示し、かつ最終仕様決定までの情報
をデータベース化することを目的とする。 【解決手段】管理用サーバ101に全ての機能組み合せ
とその組み合せ毎の価格を格納する仕様データベース1
06などを備え、これらのデータベースから要求に適し
た組み合せを選出して、要求を入力する度に要求仕様を
マーケティングデータベース109に記憶させ、顧客情
報として蓄積する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ(以下、PCと略す)のような多種多様な機能を
有しかつ拡張性に優れた製品を販売するにあたり、顧客
の要求仕様に適した機能を的確に選択して提案を行うこ
とができる製品販売システムおよびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、製品は、販売店や一般小売店な
どを通じて販売するため、メーカ側で需要量を予測し、
注文前に先行して製造する見込み生産が行われる。この
見込み生産方式は、需要と供給との間に差異が生じるこ
とが多く、例えば供給量が需要量を上回った場合は在庫
滞留によって不必要な費用が発生する。一方、需要量が
供給量を上回った場合は、製品不足が生じてビジネスチ
ャンスを逃してしまう恐れがあった。
【0003】このため、新たな販売・製造方式としてB
TO(Build To Orderの略)方式と呼ばれる注文製造方
式が台頭してきた。この注文製造方式は、実際に注文を
受け付けてから製造する方式である。この方式では、購
入側の要求した数量,納入期間で製造を行うので、製品
の在庫滞留などによる管理費用,製品不足となるのを防
ぐために実需要より多めに購入している余剰部品の購入
費用や管理費用を削減でき、製品を低価格化で製造する
ことができる。また、PCのような多種多様な機能と拡
張性に富んだ製品を販売する場合は、BTO方式から一
歩進んだCTO(Configure To Orderの略)方式と呼ば
れる受注仕様製造方式が一般的となった。この方式は、
購入側が注文する時に、要求する機能、その組み合せ及
び仕様を明示し、販売側は購入側の要求に合わせた仕様
の製品を製造する方式であり、出荷後の構成追加や仕様
変更などにかかる費用を削減することが可能である。
【0004】このようなCTO方式の従来の技術として
は、特開2001−60233号公報に記載のように、
顧客からの商品又は商品を構成する部品に関する要求仕
様情報の入力を受け、商品を構成する部品の設計情報を
保持するデータベースより、要求仕様を満たす部品を抽
出し、抽出された部品によって構成される部品案を顧客
側に表示出力し、顧客からの発注確認信号を受けた場合
に商品の生産指示を行う受注生産方法がある。又、特開
2000−24670号公報には、設計データベース
と、感性を表す種々の用語及びこの用語の評価項目とし
て用いた種々の製品の評価結果値を格納している感性デ
ータベースと、対象となる製品の設計コンセプトを用語
を使用した評価目標値として入力し、製品要素及びその
物理的特性を検索して設計データベースから抽出する顧
客満足度対応設計方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】食料品のような一種一
様な製品とは異なり、多種多様な機能と拡張性に富むP
Cのような製品では、膨大な機能の組み合せの中から、
要求仕様,要求価格及び要求納期に沿うものを選択しな
ければならない。このとき要求仕様を数値で表して明確
化することができればさほど問題とはならないが、例え
ば設置環境基準の一つの判断基準となる浮遊塵埃量のよ
うに、要求仕様を数値化することが困難な場合が多々あ
る。
【0006】また、例えば「ネットワークにつなぎた
い」という単一の機能のみが要求される場合でもその性
能をどのようにするかは未解決のため、この要求を実現
する手段は複数存在し、高性能であれば価格は高くな
り、通常の性能であれば価格は低くなる傾向にある。こ
の例でも分るように、必要条件となる機能のみの要求仕
様は決まっているものの、最終的には性能と価格及び納
期とのトレードオフとなることが多々あることを意味し
ている。
【0007】販売側は、上述したような数値化が困難な
仕様や、価格や納期などとのトレードオフで決定される
仕様などの組み合せの中から、購入者の要求仕様,要求
価格及び要求納期に合致するものを複数提案しなければ
ならず、製品を熟知している者でも即座に選出し提案す
ることは非常に困難であった。
【0008】また、購入側の要求仕様,購入側の要求仕
様を基に選出した複数の販売側の提案,販売側から提示
した複数の提案の中から最終的に選ばれた仕様など、引
合いから提案そして最終的な仕様決定までの一連の過程
を総合的に判断することで購入側の最終的な仕様決定の
要因が分析できるので、これを次期製品への反映や販売
戦略などに使用することによって新たなビジネスチャン
スを広げることができる。
【0009】ところが、BTO方式やCTO方式に代表
される受注後に製造する方式では、最終的に選ばれた仕
様しか残らないため、途中の経過は提案した担当者の記
憶や主観に頼るところが大きく、正確な情報とはなり得
なかった。また、インターネットなどを利用した通信販
売では注文内容の結果しか分らず、仕様決定までの過程
は全く不明であった。
【0010】特開2001−60233号公報に記載の
受注生産方法は、要求仕様を満たす部品を抽出するもの
であり、購入者の要求仕様,要求価格及び要求納期に合
致するものを複数提案すること、仕様決定までの過程の
分析などは配慮されていない。又、特開2000−24
670号公報に記載の顧客満足度対応設計方法は、対象
となる製品の設計コンセプトの用語を使用した評価目標
値として入力し、製品要素及びその物理的特性を検索し
て設計データベースから抽出するものであり、購入者の
要求仕様,要求価格及び要求納期に合致するものを複数
提案すること、仕様決定までの過程の分析などは配慮さ
れていないものであった。
【0011】本発明の第1の目的は、多様な組み合せが
考えられる製品の仕様の中から、購入側の要求仕様に的
確に合致する仕様を複数提案できる製品販売システムお
よびその方法を提供することにある。
【0012】本発明の第2の目的は、引合いから提案そ
して最終仕様決定までの一連の過程での情報を、重要な
顧客要求情報としてデータベース化し、マーケティング
情報として活用可能な製品販売システムおよびその方法
を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、製品の全ての機能組み合せと価格を入力
した仕様データベースと、構成する部材の購入計画も含
めた製品の生産計画を管理した納期管理データベースを
販売側が準備したPCから購入者が参照可能とし、購入
側からの要求仕様をPCへ入力することにより、仕様デ
ータベースから購入側の要求仕様に沿った機能を組み合
わせた複数の仕様を抽出して提案するものである。又、
PCから発注指示を注文データベースへ入力すれば、購
入側が注文した製品の生産計画を納期管理データベース
へリアルタイムにフィードバックすることで、逐次最新
の納期情報をPCから参照することが可能となる。
【0014】又、顧客要求仕様を顧客要求情報としてデ
ータ蓄積して、次機種開発時の仕様決定情報として利用
する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1から図6を用いて本発
明の一実施例を説明する。図1は本実施例の製品販売シ
ステムの構成図である。製品販売システムは、次のよう
に構成される。販売側100には、管理用サーバ101
と、クライアントPC102(コンピュータ102とも
いう)と、ゲートウェイ103と、それらを相互に接続
する販売側専用ネットワークのイントラネット104が
設置されている。ゲートウェイ103は、インターネッ
トなどの公衆網160を介して購入側150のモデム1
53と接続され、このモデム153を介して購入側15
0のクライアントPC151(コンピュータ151とも
いう)に接続されている。主に打合せで使用されるクラ
イアントPC151はプラウザ152を備え、このプラ
ウザ152により公衆網160経由で送信された管理用
サーバ101の各種データベースの参照や入力ができる
ようになっている。
【0016】管理用サーバ101は、販売する製品の全
ての機能組み合せと価格を入力した仕様データベース1
06と、構成する部材の購入計画も含めた製品の生産計
画を管理する納期管理データベース107と、製品の注
文を入力することで販売側クライアントPC102を通
じて製品の製造指示を受け付ける注文データベース10
8と、購入側からの引合いや打合せをもとに顧客要求を
蓄積するマーケティングデータベース109と、各デー
タベースの参照や入力を行う画面のWebページ105
とを備える。販売側クライアントPC102はプラウザ
110を備え、このプラウザ110により各データベー
スの内容および注文データベースからの製造着手指示を
閲覧できるようになっている。ここで、注文データベー
ス108に製造指示が受け付けられると、納期管理データ
ベース107の製品生産計画を自動更新するようになっ
ている。
【0017】なお、販売側100の管理用サーバ101
にデータベースを全て備えた例を説明したが、管理用サ
ーバ101は注文データベース108のみを備え、注文
データベース108以外のデータベースをクライアント
PC102に備えるようにして柔軟性に富んだシステム
構成をとることができる。
【0018】又、クライアントPC102からの発注指
示は行わないシステムでは、注文データベース108を
備える必要がなく、管理用サーバ101でなくても仕様
データベース106と納期管理データベース107とマ
ーケティングデータベース109を備えれば、顧客の要
求仕様に適した提案、提案に基づくマーケティングデー
タベース109の更新が可能である。
【0019】このシステムを使用して販売を行うフロー
を図2に示す。顧客からの引合い200により顧客の要
求仕様に従って、製品仕様選択201,機能仕様選択20
2,環境条件選択203,外部接続選択204を順次入力
する。この入力された情報を基に仕様データベース10
6から要求仕様に合致する製品のモデルを選定し、納期
管理データベース107から、選定された製品の納期を
算出する。クライアントPC102では、選定された製
品のモデルと納期を表示して、閲覧できるようにしてい
る。販売側は、この情報をもとに購入側に製品仕様/納
期を提案205し、製品の仕様決定206をする。受注2
07が決まれば注文データベース108へ受注した製品の
仕様情報を入力し、製造および発送208を行って、購
入側への納入209を行う。
【0020】本実施例のマーケティングデータベース1
09は、後述するように製品仕様選択201での購入側
の要求仕様,提案する仕様,仕様の絞込み情報等、機能
仕様選択202でのCPU選択フェーズの選択結果、要
求仕様から変更している場合の理由と内容,環境条件選
択203の内容等を、引合い200以降に得られた顧客
要求情報として蓄積210し、この顧客要求情報を販売
戦略や新規開発製品の仕様決定などに活用できるように
なっている。このようにすることにより、通常の販売形
態では入手困難である顧客の要求仕様を正確に入手する
ことが可能となり、マーケティング情報として活用する
ことが可能となる。
【0021】次に、表1に示す機能を有するPCを販売
する場合を例にとり、図2に示すフローに従って製品の
仕様を選択する作業をより詳細に説明する。
【0022】
【表1】
【0023】この例では、製品の仕様の一覧を示す表1
に示すように、PCの機能は製品仕様,機能仕様,環境
条件,外部接続の4項目に大別することができる。それ
ぞれの機能項目毎に複数の選択肢が存在する。購入側の
要求仕様に従い、機能の組み合せを選定し、この組み合
せでの価格および納期を提案する。
【0024】購入側と販売側との打合せは、双方に設置
されているクライアントPC151,102を用いて行う。
この場合は、クライアントPC151からモデム153
を介して管理用サーバ101内のデータベースにアクセ
スすることにより操作しているが、クライアントPC1
51の内部にデータベースを保持し、このデータベース
にアクセスすることにより操作するようにしても、打合
わせた結果をイントラネット104に接続しているクラ
イアントPC102から管理用サーバ101内のデータ
ベースにアクセスして操作してもよい。
【0025】購入側の要求に合ったPCの仕様を提案す
るために、製品仕様,機能仕様,環境条件,外部接続の
順に選択を行う。図3に示す製品仕様選択201では、
長期間の安定供給410と長時間の安定稼動420の判
断が行われる。各々の仕様に関して必要であれば要41
1,421を、不必要であれば不要412,422を選
択する。購入側の要求仕様では特に言及されていない場
合や、購入側が決断をしかねる場合は不問・未決41
3,423を選択する。この不問・未決が選択された場
合でも提案仕様を決定する際には、要と不要の2種類を
選択したものとして提案する仕様の絞り込みを行う。こ
の選択結果は、仕様データベース106および納期管理
データベース107へ逐一送られ、多様な組み合せの中
から購入側の要求に近い仕様を絞り込む。購入側の要求
仕様、提案する仕様、仕様の絞込み情報等は、マーケテ
ィングデータベース109に購入要求情報として蓄積2
10される。
【0026】図4に示す機能仕様選択202では、機能
を、OS選択フェーズ510,CPU選択フェーズ52
0,メモリ選択フェーズ530,ハードディスク選択フ
ェーズ550の順に選択し、選択結果は仕様データベー
ス106と納期管理データベース107へ送信590さ
れ、これらのデータベースを顧客の要求仕様に沿った提
案の絞り込みに使用する。
【0027】OS選択フェーズ510では、クライアン
ト用511かサーバ用512を択一で選択する。次にC
PU選択フェーズ520では、高速処理用521か安価
構成用522かを選択する。この項目は、価格と性能と
のトレードオフで決定することが多々あり、顧客側では
要求仕様として決定できない場合が多いので不問・未決
523の選択肢を用意している。この不問・未決を選択
した場合は、高速処理用521と安価構成用522の2
種類を選択したものとして提案する仕様の絞り込みとそ
れに対応する納期の抽出を行う。このCPU選択フェー
ズ520の選択結果は、マーケティングデータベース1
09へ蓄積する。このCPU選択情報は、CPUに対す
る顧客の要求性能として、引合い当初から決定している
仕様なのか、価格との兼ね合いで決定される仕様なのか
等の重要なマーケティング情報となりうる。
【0028】メモリ選択フェーズ530では、まず図3
に示す製品仕様の安定稼動420での選択結果を安定稼
動531として反映する。要421を選択していた場合
は、高価だがデータの1ビットエラーを自動修復し安定
稼動の一助となるECC(Error Checking and Correct
ing の略)付きメモリ532,533を、不要422を
選択していた場合は、安価なECC無しメモリ534,
535を選択する。不問・未決423を選択していた場
合は、ECC付きメモリ532,533とECC無しメ
モリ534,535の両方を選択する。又、先の選択フ
ェーズで選択した製品仕様に適したメモリを自動的に選
択する。このようにして選択することにより、購入側
は、ECCの有無を意識する必要がなく、メモリの必要
な記憶容量を択一で選択することができる。例えば、図
4に示す例では、メモリの容量が64MBか128MB
かを選択する。この結果、表2のマーケティングデータ
ベースの管理内容に示す例では、安定稼動421を選択
しているため、全てECC付きメモリで提案している。
【0029】
【表2】
【0030】ハードディスク選択フェーズ550では、
ハードディスクインタフェースとして、価格ではなく性
能を重視するSCSI551か、性能ではなく価格を重
視するIDE552か、不問・未決553かの選択肢か
ら択一で選択する。不問・未決553を選択した場合
は、SCSI551とIDE552の両方を提案554
する。
【0031】次にハードディスク容量を選択する。この
選択では、ハードディスク容量として〜10GB55
7,559と、〜20GB558,560のどちらかを
択一で選択させる。このハードディスク容量の選択結果
は、ハードディスクインタフェースの選択結果と自動的
にリンクされる。
【0032】表1に示す製品の例では、ハードディスク
インタフェースとCPUとでモデルを大別しており、モ
デル名PC−Aは高速CPUを選択しており、高速CP
Uを搭載したモデルでは、ハードディスクインタフェー
スとしてIDEが選択不可となっている。そのため、ハ
ードディスクインタフェースとしてIDEを選択し、希
望容量として〜10GB559を選択していた場合は、
ハードディスクインタフェースがSCSIの同容量の〜
10GB557を選択するか、もしくは安価CPU搭載
のモデル名PC−Bのフロー561へ移行する。また、
希望容量として〜20GB560を選択していた場合
は、ハードディスクインタフェースがSCSIの同容量
の〜20GB558か、もしくは安価CPU搭載のモデ
ル名PC−Bのフロー562、表2に示す提案3(81
0),提案4(820)へ移行する。上述したような理
由で購入側の要求仕様から変更している点があれば、最
終的に購入側に提案する仕様には、変更している理由と
内容を併記する。この変更している内容も最終的に決定
された仕様、すなわち発注時の決定仕様からは分らない
部分であり、変更している理由と内容は、逐一マーケテ
ィングデータベース109へ蓄積800を行い、要求さ
れるCPU性能と要求されるハードディスクインタフェ
ース及び容量の組み合せデータとして記録しておき、次
機種開発の仕様決定時に重要な情報として活用する。
【0033】図5に示す環境条件選択では、購入側が実
際に製品を使用する環境条件を選択する。図5に示す例
では、機能仕様条件から選定した一モデル570につい
ての選択フローを示しており、この環境条件の選択結果
により防塵フィルタの要否が判断される。環境条件選択
203のパラメータとして、塵埃と動作環境温度を設定
している。塵埃は数値化することが困難であるため、ク
リーンルームを想定した良好(空調・防塵設備完備)
と、一般事務室を想定した普通(空調完備)と、製造現
場事務所を想定した悪(空調無し・絶縁性粉塵有り・耐
油性不要)と、製造現場を想定した劣悪(空調無し・絶
縁性粉塵有り・耐油性要)の4種類の選択肢を設けてい
る。動作環境温度は5℃〜45℃と5℃〜40℃の2種
類の選択肢を設ける。各々のパラメータを入力すると、
環境条件選択203に記載している通りフィルタの要否
が判別できるように仕様データベース106に記録して
いる。判別の結果、フィルタが必要であれば提案する仕
様に防塵フィルタを追加したモデル620を、フィルタ
が不要であれば防塵フィルタを装着しないモデル570を
提示し、補足説明として設置環境についての第三者機関
の設置環境基準も併記する。また、空調設備がなく、油
煙があるような環境条件での使用が入力された場合は、
耐油性フィルタ装着モデル630を提案し、提案する仕
様の提示時に注意事項として製品の動作環境条件を付記
して留意を促す。この環境条件選択もマーケティングデ
ータベース109に購入側の環境条件として蓄積800
する。このように、要求される複数の仕様の中から適切
なものを選出して提案することができ、引合いから提
案,仕様決定までの一連の内容を総合的に判断すること
ができる。
【0034】図6に示す外部接続選択では、選択結果に
よりオプションで用意しているネットワークアダプタの
実装の提案を作成する。ネットワーク接続204では、
ネットワークアダプタの実装有無を判断する。オプショ
ンとして用意するアダプタが増えた場合は選択項目を追
加し対応する。
【0035】ネットワークアダプタは、販売側の社内で
製造して製品供給のコントロールが可能な自社製Ehter
アダプタと、他社製品を購入し採用しているため長期的
な製品供給が保証できないが安価な他社製Ehter アダプ
タとを用意している。ネットワークアダプタは、上述し
たように自社製のもの及び他社製のものを用意している
ので、図3に示す製品仕様での安定供給710に関する
選択結果を反映させる。図3に示す要421もしくは不
問・未決423を選択していた場合は、製品供給のコン
トロールが可能な自社製Ehter アダプタ追加720を、
不要422もしくは不問・未決423を選択していた場
合は、他社製Ehter アダプタ追加730を自動選択し、
この選択したネットワークアダプタを追加した製品仕様
(740,750)を提案する。
【0036】以上のフローにより、購入側の要求仕様に
適した複数のモデル名とオプションの組み合せを選定し
た適切な仕様での提案を行い、選定の途中で得た顧客要
求仕様をマーケティングデータベースへ格納し、クライ
アントPCからの発注を許可しているシステムであれ
ば、複数の提案仕様から最終仕様を選出し発注を行うこ
とが可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、購入側の要求仕様に対
し適切な機能を組み合わせた仕様の製品を提示し、かつ
機能組み合せ段階での購入の要求情報としてデータベー
スへ格納することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である販売システムの構成図
である。
【図2】本実施例の受注手順とデータの流れ図である。
【図3】図2で示す製品仕様選択の具体的内容を示す流
れ図である。
【図4】図2で示す機能仕様選択項目の具体的内容を示
す流れ図である。
【図5】図2で示す環境条件選択項目の具体的内容を示
す流れ図である。
【図6】図2で示す外部接続選択項目の具体的内容を示
す流れ図である。
【符号の説明】
100…販売側、101…管理用サーバ、102,15
1…クライアントPC、103…ゲートウェイ、104
…イントラネット、105…Webページ、106…仕
様データベース、107…納期管理データベース、10
8…注文データベース、109…マーケティングデータ
ベース、110,152…プラウザ、150…購入側、
153…モデム、160…公衆網。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島根 聡 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所情報制御システム事業部 内 (72)発明者 横山 和治 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所情報制御システム事業部 内 (72)発明者 柴田 裕司 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所情報制御システム事業部 内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】仕様データベース,納期データベースを有
    した管理用サーバ又はコンピュータと、該管理用サーバ
    又はコンピュータと購入側のコンピュータとを公衆網を
    介して接続するゲートウェイを備え、前記購入側のコン
    ピュータに入力された製品の要求仕様を受信して前記コ
    ンピュータに製品仕様選択,機能仕様選択,環境条件選
    択の各選択を順次入力して前記仕様データベース及び納
    期データベースから要求仕様に沿った複数の製品のモデ
    ルを前記購入側のコンピュータに送信することを特徴と
    する製品販売システム。
  2. 【請求項2】前記管理用サーバ又はコンピュータが、マ
    ーケティングデータベースを有するものであって、該マ
    ーケティングデータベースに購入側の要求仕様,提案す
    る製品仕様,仕様の絞込み情報,要求仕様から変更して
    いる理由と内容,環境条件の内容を記憶する請求項1に
    記載の製品販売システム。
  3. 【請求項3】購入側のコンピュータに入力された製品の
    要求仕様を公衆網,ゲートウェイを介して受信し、コン
    ピュータに製品仕様選択,機能仕様選択,環境条件選択
    の各選択を順次プラウザを用いて入力し、管理用サーバ
    又はコンピュータに記憶された仕様データベース,納期
    データベースから要求仕様に沿った複数の製品のモデル
    及び納期を選定して前記購入側のコンピュータに送信す
    ることを特徴とする製品販売方法。
  4. 【請求項4】前記仕様データベースが製品全ての機能の
    組み合せとその組み合せた価格を記憶しているものであ
    って、前記購入側のコンピュータに送信する複数の製品
    のモデルが、要求仕様に沿った機能の組み合せを前記仕
    様データベースを参照することによって絞り込むもので
    ある請求項3に記載の製品販売方法。
  5. 【請求項5】前記仕様データベースと納期管理データベ
    ースへの入力および閲覧を行うためのWebページを前
    記管理用サーバ内又はコンピュータ内に保持し、購入側
    へのコンピュータへの送信を前記管理用サーバ内又はコ
    ンピュータイントラネットに接続している複数のクライ
    アントシステムからプラウザを用いて行う請求項1に記
    載の製品販売システム。
  6. 【請求項6】前記管理用サーバ又はコンピュータが、マ
    ーケティングデータベースを有するものであって、該マ
    ーケティングデータベースに前記購入側のコンピュータ
    から送信される要求仕様を顧客要求情報として、提案し
    た複数の仕様及び最終的に注文された仕様まで過程を顧
    客要求情報としてサーバにデータを蓄積する請求項3に
    記載の製品販売方法。
JP2001388684A 2001-12-21 2001-12-21 製品販売システム及びその方法 Pending JP2003187134A (ja)

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