JP2003186880A - 住所検索システム及び住所検索方法 - Google Patents

住所検索システム及び住所検索方法

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JP2003186880A
JP2003186880A JP2001382145A JP2001382145A JP2003186880A JP 2003186880 A JP2003186880 A JP 2003186880A JP 2001382145 A JP2001382145 A JP 2001382145A JP 2001382145 A JP2001382145 A JP 2001382145A JP 2003186880 A JP2003186880 A JP 2003186880A
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Kazuto Nakanishi
一登 中西
Utayoshi Shintani
詠美 新谷
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Zenrin Datacom Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザがデータベースに登録されていない不
正確な検索住所文字列を入力した場合でも、目的とする
住所または目的とする住所の近辺の地図を提供する。 【解決手段】 ユーザは、情報端末1を介して、地図を
所望する住所を住所検索サーバ10に入力する。検索部
30は、入力された検索住所文字列に基づいて住所デー
タベース44を検索し、該当する住所データを検索す
る。そして、検索された住所データに対応付けられた地
図データを地図データベース42から読み出してユーザ
に提供する。ユーザの入力した検索住所文字列に該当す
る住所が存在しない場合は、1つ以上の住所がヒットす
るまで、検索住所文字列を後方から所定量(例えば、1
文字、住所表記単位、所定の境界まで)ずつ削除して検
索を繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、入力された検索住
所文字列に適合する住所データ又は該住所データに関連
付けられた地図データを提供するための住所検索システ
ム及び住所検索方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の住所検索システムでは、入力され
た検索住所文字列を検索キーとして住所データベースを
検索し、該当する住所データを表示させる。あるいは、
検索された住所データに基づいて地図データベースをさ
らに検索し、検索住所文字列に応じた範囲の地図データ
を表示させる。
【0003】所望の場所の地図データを表示させようと
する場合、ユーザは、例えば、目的とする住所を「東京
都渋谷区恵比寿4−20−3」等のように直接入力する
ことにより、所望する範囲の地図を入手することができ
る。あるいは、電話番号、郵便番号、緯度・経度等の他
の情報を検索キーとして用いることもできる。さらに、
ユーザは、都道府県地図から市区町村地図へ、市区町村
地図からより詳細な地図へと徐々に範囲を絞り込んでい
くことにより、目的とする範囲の地図を得ることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、住所に基づ
いて検索を行う際に、ユーザが正確な住所を知っている
場合は、その住所で検索することによって、所望の地図
を得ることができるが、常にユーザが正確な住所を知っ
ているとは限らない。また、ユーザの知る住所表記とデ
ータベースに登録された住所データとが一致しない場合
も多い。
【0005】このため、従来技術では、入力された検索
住所文字列を正規化して表記の揺れを補正したり、ハイ
フンの有無や大文字と小文字又は全角文字と半角文字を
区別しない等の「あいまい検索」を実行したり、入力さ
れた検索住所文字列と部分的に一致するデータも検索す
る「部分一致検索」を実行したりする。なお、部分一致
検索としては、前方一致(〜で始まる項目の検索)、後
方一致(〜で終わる項目の検索)、中間一致(〜を含む
項目の検索)等が知られている。
【0006】しかし、このような工夫をしても、ユーザ
の入力する住所の表記が地図データベースに関連付けら
れている住所データに対応していない場合には、ユーザ
が希望する範囲の地図データを検索することができず、
検索不能の結果が返される事が多い。例えば、ユーザが
「東京都**区**1−1−1 **ビル***号室」
のように建物名等の詳細な住所まで入力した場合、この
ような詳細な情報は住所データベースに登録されていな
いため、検索することができない。即ち、データベース
に登録されていない未整備の住所データまで含んだ内容
で検索されると、検索結果を出すことができない。従っ
て、ユーザは、検索のために待たされた挙げ句に、検索
不能との結果を得ることになり、使い勝手が悪い。
【0007】そこで、例えば、特開2001−2291
82号公報に記載の従来技術では、検索キーワードを都
道府県名、市区町村名、丁、番地、姓、名等の複数の要
素に分解して重み付けし、登録されたデータとの一致率
を算出することにより、候補地をリストアップするよう
にしている。しかし、この場合は、検索文字列の分解及
び重み付け、さらに一致率の算出の各処理を行う必要が
あるため、検索プログラムが複雑化し、処理時間も要す
る。
【0008】本発明は、上述した問題に鑑みてなされた
もので、その目的は、検索のために入力された住所がデ
ータベースに登録されていない場合でも、その近辺の住
所データを提供することにより、使い勝手を向上できる
ようにした住所検索システム及び住所検索方法を提供す
ることにある。本発明の他の目的は、最初に入力された
検索住所文字列がデータベースに登録されている住所デ
ータと一致しない場合でも、検索住所文字列に対応する
目的地近辺の地図データを提供し、ユーザの使い勝手を
向上できるようにした住所検索システム及び住所検索方
法を提供することにある。本発明の更なる目的は、後述
する実施の形態から明らかになるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明に係る住所検索システムでは、階層化された住所
データを管理するデータ管理手段と、検索住所文字列に
基づいてデータ管理手段を参照することにより、検索住
所文字列に対応する住所データを検索する手段と、検索
手段が検索住所文字列に対応する住所データを検索でき
ない場合は、検索住所文字列を最下層の情報から所定量
削除して修正する修正手段とを備えている。そして、検
索手段が検索住所文字列に対応する住所データを検索す
るまで、修正手段により検索住所文字列を修正し、検索
手段による検索を繰り返させるようになっている。
【0010】本発明の好適な実施形態では、さらに、デ
ータ管理手段は、住所データと地図データとを相互に関
連付けて管理し、検索手段は、検索住所文字列に対応す
る住所データ検索し、さらに、検索された住所データに
関連付けられた地図データを検索する。
【0011】また、好適な実施形態では、検索住所文字
列を検索手段に設定する設定手段を備える。この設定手
段は、入力された文字列が所定の住所表記に従っていな
い場合に、前記文字列を前記所定の住所表記に従う文字
列に修正し、この修正した文字列を検索住所文字列とし
て検索手段に設定させる。
【0012】設定手段は、例えば、「1丁目1番1号」
という文字列を「1−1−1」に修正したりする等のよ
うに、いわゆる住所文字列の正規化を行う。
【0013】データ管理手段が管理する住所データは、
例えば、都道府県、市区町村、大字、丁目、番地、号等
のように階層化されている。また、データ管理手段が住
所データと地図データを相互に関連付けて管理する場合
は、地図データも住所データと同様に、全国図、都道府
県別地図、市区町村別地図等のように、縮尺の異なるデ
ータが階層化されて構成されている。
【0014】ユーザが目的地の住所を検索文字列として
入力すると、検索手段は、検索住所文字列を検索キーと
して住所データベースを参照する。なお、検索住所文字
列の入力は、ユーザによる手入力に限定されない。コン
ピュータ間のデータ通信によって検索住所文字列を検索
手段に入力することができる。
【0015】検索住所文字列に該当する住所データが住
所データベースに登録されている場合は、この登録され
た住所データが検索される。そして、検索された住所デ
ータに関連付けられている地図データが地図データベー
ス内から検索される。
【0016】一方、検索手段が検索住所文字列に対応す
る住所データを検索できない場合は、修正手段により検
索住所文字列の最下層の情報が所定量だけ削除されて、
再度の検索が行われる。ここで、「最下層の情報」と
は、検索住所文字列を構成する階層化された各情報のう
ち最下層の情報を意味する。階層が下がるほど、より詳
細な位置を記述している。従って、最下層の情報を削除
するほど、検索住所文字列の示す目的地は広まる。
【0017】修正手段は、検索住所文字列の最下層の情
報から住所表記上の単位で削除することにより修正する
ことができる。
【0018】「住所表記上の単位」とは、例えば、大
字、丁目、号、番地、建物名、階数、部屋番号等を意味
する。例えば、「〜**ビル 123号」という検索住
所文字列の場合、「123号」を削除して、「〜**ビ
ル」と修正する。これにより、効率よく再検索を行うこ
とができる。
【0019】または、修正手段は、検索住所文字列の最
下層の情報から1文字単位で削除することにより修正す
ることもできる。
【0020】先の例で言えば、「〜**ビル 123
号」を、「〜**ビル 123」→「〜**ビル 1
2」→「〜**ビル 1」→「〜**ビル」のように、
住所の後方から機械的に1文字ずつ削除しながら検索を
繰り返すこともできる。この場合は、検索回数が増大す
るものの、検索住所文字列を修正するためのプログラム
を簡素化することができる。
【0021】あるいは、修正手段は、検索住所文字列の
最下層の情報から所定の境界単位で削除することにより
修正することもできる。所定の境界としては、例えば、
文字と数字との境界または数字とハイフンの境界のいず
れか又は双方を用いることができる。
【0022】これにより、検索住所文字列を修正するプ
ログラムを簡素化することができ、また、再検索回数を
少なくして効率的な検索を行うことができる。
【0023】好適な実施の形態では、検索手段による検
索結果が複数の場合は、各検索結果を一覧形式で表示す
る提供手段を備えている。
【0024】さらに、好適な実施の形態では、検索手段
による検索結果が所定値を上回った場合には、ユーザに
検索住所文字列の属する範囲を絞り込ませる絞り込み手
段を備えている。
【0025】例えば、都道府県名を欠いた検索住所文字
列で検索したような場合は、全国各地から検索住所文字
列に該当する住所が所定数を越えて検索される場合があ
る。そこで、この場合は、いずれかの都道府県に属する
住所であるかを選択させることにより、検索範囲を絞り
込む。
【0026】本発明の別の観点に従う住所検索システム
は、住所データを記憶する記憶手段と、入力された住所
に基づいて検索対象とする検索住所文字列を設定する設
定手段と、記憶手段に記憶された住所データから、設定
手段が設定した検索住所文字列と一致する住所データを
検索する検索手段と、検索手段が、設定手段により設定
された検索住所文字列と一致する住所データを検索でき
ない場合は、検索住所文字列の示す住所がより広い区域
の住所を示すように、検索住所文字列を段階的に修正す
る修正手段と、を備える。
【0027】即ち、修正手段は、例えば、「A市B区C
1−1−1」という検索住所文字列を、「A市B区C1
−1」、「A市B区C1」、「A市B区C」のように、
検索住所文字列の指し示す住所がより広い区域での住所
を示す文字列となるように、段階的に修正していく。
【0028】本発明は、さらに、住所検索方法やコンピ
ュータプログラムとして捉えることもできる。プログラ
ムは、例えば、CD-ROM、HDD、メモリ等の記録媒体に固
定して配布することもできるし、通信ネットワークを介
して配信することもできる。
【0029】
【発明の実施の形態】図1〜図8に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。本実施の形態では、住所データ
と地図データとを相互に関連付けて管理しており、地図
データ検索のために住所データの検索を行うようになっ
ている。但し、本発明はこれに限らず、住所データの検
索だけを行うシステムにも適用可能である。
【0030】まず、図1は、本実施の形態に係る住所検
索システムの全体概要を示す構成図である。
【0031】情報端末1は、検索結果等を表示するため
の表示部1Aと検索したい住所(検索住所文字列)等を
入力するための操作部1Bとを備えている。そして、情
報端末1は、例えば、無線通信網やインターネット等の
通信ネットワークCNを介して、住所検索サーバ10に
接続されており、情報端末1と住所検索サーバ10とは
双方向のデータ通信が可能となっている。情報端末1と
しては、例えば、パーソナルコンピュータ、ワークステ
ーション、携帯情報端末、携帯電話等を挙げることがで
きる。
【0032】住所検索サーバ10は、それぞれ後述する
ように、WWWサーバ20と、検索部30と、データ管
理部40との3層構造で構成されている。WWW(Worl
d-Wide Web)サーバ20は、情報端末1に搭載されてい
るウェブブラウザとの間で情報の交換を行うものであ
る。
【0033】検索部30は、WWWサーバ20から渡さ
れた検索住所文字列を検索キーとしてデータベースを検
索するものである。検索部30は、検索エンジン31と
検索キー修正部32とを備えている。検索エンジン31
は、住所データベース44から検索住所文字列と一致す
る住所データを検索し、この検索された住所データに関
連付けられた地図データを地図データベース42から読
出すものである。検索エンジン31は、後述のように、
住所の前半部分及び後半部分のそれぞれについて前方一
致検索を行うようになっている。
【0034】検索キー修正部32は、検索エンジン31
が検索住所文字列に対応した地図データを検索できない
場合、即ち、検索住所文字列に該当する住所データが検
索されない場合に、検索住所文字列を修正するものであ
る。検索キー修正部32は、検索住所文字列の最下層の
情報を所定量だけ削除することにより検索住所文字列を
修正する。修正された検索住所文字列は検索エンジン3
1に入力され、検索エンジン31は、修正された検索住
所文字列に基づいて再び検索を行う。
【0035】データ管理部40は、地図データ及び住所
データを管理するものである。データ管理部40には、
地図データベース42及び住所データベース44が設け
られている。地図データベース42は、地図データベー
ス管理部(図中「DBMS」と略記)41により管理さ
れ、住所データベース44は、住所データベース管理部
43によって管理されている。
【0036】図2は、住所データベース44の記憶内容
の一例を示す。住所データベース44には、例えば、緯
度(LTTD)、経度(LGTD)、都道府県名(TO
DNM)、市区町村名(SHKNM)、大字名(OZA
NM)、字丁目名(AZCNM)、番名(BANN
M)、号名(GOUNM)、全文住所(ADDR)、前
半住所(ADDR1)、後半住所(ADDR2)がそれ
ぞれ関連付けられて記憶されている。
【0037】なお、地図データベース42の記憶内容は
図示しないが、全国図、都道府県図、市区町村図、市街
図等のように、縮尺を変えた多数のメッシュデータから
構成されており、緯度及び経度等の情報を介して地図デ
ータと住所データとは関連付けられている。従って、目
的とする住所データが検索された場合は、この住所デー
タに対応する地図データを地図データベース42から読
出すことができる。
【0038】次に、図3は、検索処理の概要を示すフロ
ーチャートである。図中、ステップを「S」と略記す
る。
【0039】ユーザは、情報端末1を介して住所検索サ
ーバ10にアクセスし、WWWサーバ20を介して検索
したい住所を入力する。この入力された検索住所文字列
は、WWWサーバ20から検索部30に引き渡される
(S1)。
【0040】検索部30に入力された検索文字列は正規
化されて(S2)、検索エンジン31により検索される
(S3)。検索文字列と一致する住所データが1つも検
索されない場合は(S4:NO)、検索キー修正部32によ
り検索文字列が修正される(S5)。修正の方法につい
ては、図4〜図6と共に後述する。
【0041】入力された検索文字列に一致する住所デー
タが検索された場合は(S4:YES)、ヒットしたデータの
件数が所定数(例えば、20個程度)以下であるか否か
を判定する(S6)。例えば、ユーザが都道府県名など
を指定せずに検索住所文字列を入力したような場合は、
検索住所文字列と一致する住所データが全国各地から検
出される。このように多数の住所データが検出された場
合は、絞り込みをさせるべく、より上位の区画を表示し
てユーザに選択させる(S7,S8)。
【0042】例えば、ユーザが「富士見1丁目」等のよ
うに大字名と丁目のみを入力したような場合、全国各地
の該当する住所データが検出される。そこで、S7で
は、例えば、「A市富士見」、「B市富士見」、「C区
富士見」等のように、入力された検索住所文字列よりも
上位の区画(市区町村名)を一覧表示させる。ユーザ
は、市区町村のリストから所望する目的地を選択する。
【0043】検索結果のヒット件数が所定数以下の場合
は(S6:YES)、さらに、ヒット数が1件であるか否かを
判定する(S9)。ヒット数が1件だけの場合は(S9:Y
ES)、その住所データに関連付けられている地図を情報
端末1の表示部1Aに表示させる(S10)。一方、ヒ
ット数が複数の場合は、ヒットした候補住所の一覧を表
示させる(S11)。ユーザが候補リストから住所を選
択すると(S12:YES)、選択された住所の地図が表示さ
れる(S10)。
【0044】図4は、検索住所文字列の修正方法を示す
説明図である。
【0045】例えば、ユーザが「東京都千代田区西神田
1丁目1番1号」と入力した場合(P1)、この検索住
所文字列は、例えば、「東京都千代田区西神田1−1−
1」のように正規化される(P2)。
【0046】正規化された検索住所文字列によって住所
データベース44を検索した結果、1件もヒットしなか
った場合は、検索住所文字列の修正が行われる。図4に
示す例では、所定の境界に到達するまで文字列の後方か
ら削除する。ここで、所定の境界としては、例えば、文
字と数字との間、数字とハイフンとの間を挙げることが
できる。
【0047】図4中では、文字列の後方部分「1−1−
1」から最後の「−1」を削除して「1−1」と修正し
ている(P3)。修正して再検索しても1件もヒットし
ない場合は、さらなる修正が行われる。即ち、数字とハ
イフンとの間が検出され、その境界まで文字列の後方を
削除する。これにより、「〜西神田1−1」は「〜西神
田1」と修正され、再び検索が行われる(P4)。
【0048】2回目の修正にもかかわらず、1件もヒッ
トしない場合は、再び所定の境界が検出される。図示の
例では、文字「田」と数字「1」の間が「所定の境界」
となり、「〜西神田1」は「西神田」と修正される(P
5)。この修正によっても、1件も検索できない場合
は、検索不能と回答する。「東京都千代田区西神田」と
いう修正された検索住所文字列中には、「所定の境界」
が存在せず、これ以上の修正を行えないためである。
【0049】図5は、他の修正方法を示す説明図であ
る。この例では、検索住所文字列の後方から1文字ずつ
削除することにより修正を行う。
【0050】例えば、ユーザが「東京都墨田区江東橋1
−8−3−702」という文字列を検索のために入力し
たと仮定する(P11)。このように、建物名を省略し
て、号名の次に部屋番号を続けて表記する例も現実には
多く見られるが、このような住所表記は不正確で、住所
データベース44と対応していないことが多い。
【0051】検索の結果、1件もヒットしない場合は、
検索住所文字列の後方を1文字削除し、「東京都墨田区
江東橋1−8−3−70」に修正する(P12)。この
ようにして検索されるまで、「東京都墨田区江東橋1−
8−3−7」(P13)、「東京都墨田区江東橋1−8
−3」(P14)、「東京都墨田区江東橋1−8」(P
15)のように、後方から1文字ずつ削除していく。ど
こまで削除するかは適宜設定することができる。例え
ば、「大字名」までは削除を許可して検索を繰り返し、
「市区町村名」以上の削除は行わないようにすることが
できる。
【0052】図6は、さらに他の修正方法を示す説明図
である。この例では、住所表記上の単位で検索住所文字
列の後方を削除することにより修正する。
【0053】例えば、ユーザが「東京都台東区上野1−
2−3 XYZビル」という文字列を検索のために入力
したとする(P21)。ここで、「XYZビル」なる建
物名は、ランドマークとなり得るような著名な建造物で
はなく、一般的な建造物の名称であるとする。
【0054】建物名まで含んだ検索住所文字列のままで
検索できない場合は、最初の検索住所文字列の後方を住
所表記上の単位で削除する。即ち、検索住所文字列の後
方から「XYZビル」なる文字の全体が除去され、「東
京都台東区上野1−2−3」という検索住所文字列に修
正される(P22)。以下、同様に、「東京都台東区上
野1−2」(P23)、「東京都台東区上野1」(P2
4)のように、住所表記上の単位で削除されていく。
【0055】ここで、検索住所文字列の後方から削除す
るのは、一般的に、住所は、都道府県名→市区町村名→
大字名等のように、前方から後方に向かうにつれて区分
が細かくなるように表記されるためである。従って、逆
に、号名→番名→丁目名→大字名のように、前方から後
方に向かうにつれて区分が大きくなるように表記する場
合は、検索住所文字列の前方から削除することになる。
【0056】次に、図7及び図8は、住所検索システム
が提供するユーザインターフェースの画面例の一部であ
る。
【0057】図7(a)に示すように、ユーザは、文字
列入力欄G1に、目的とする場所の住所を自分の知って
いる表記で自由に入力することができる。入力欄G1の
左隣には、範囲を絞り込むための範囲指定部G2が設け
られている。ユーザは、範囲指定部G2のプルダウン式
メニューの中から、都道府県名や市区町村名等を選択す
ることができる。
【0058】ユーザが入力した住所に一致する住所が所
定数以下の場合は、図7(b)に示すように、検索され
た候補住所の全てが一覧表示される。ユーザは、このリ
ストの中から所望の住所を選択することにより、選択し
た住所の地図を閲覧することができる。
【0059】ユーザの入力した住所に一致する住所デー
タがデータベース44内に存在しない場合は、上述した
ように、検索住所文字列の自動修正と再検索が行われ
る。そして、図8(a)に示すように、修正による検索
結果が表示される。図8(a)の例では、「神田1−1
−1」がユーザにより入力された住所であり、この検索
要求に対して、本住所検索システムは、「東京都千代田
区神田1丁目1」と「東京都千代田区神田1丁目11」
という検索結果を返している。
【0060】ユーザが入力した住所に一致する住所デー
タが所定数以上の場合は、例えば、図8(b)に示すよ
うに、入力された住所に一致する住所を含んだ上位の区
画を一覧表示する。ユーザは、この一覧表示された区画
の中から、所望する住所を選択して地図を表示させるこ
とができる。
【0061】本実施の形態は以上のように構成されるの
で、目的の住所をユーザが自由に入力した場合でも、検
索住所文字列に対応する住所データを検索し、この住所
データに基づいて地図データを提供することができる。
正確な住所表記と異なる余分な情報を含んだ住所をユー
ザが入力した場合でも、住所が検索されるまで、検索キ
ー修正部32によって検索住所文字列を自動的に修正し
ながら、再検索を繰り返すため、目的地または目的地近
傍の地図データをユーザに提供することができ、使い勝
手が向上する。
【0062】上述した通り、住所の情報は、都道府県、
市区町村、大字、丁目、番地、号のように、階層化され
ているため、ユーザが入力した住所の文字列と完全に一
致しない住所の地図を提供した場合でも、その地図内に
目的とする住所が含まれている可能性が高い。例えば、
「西神田1−1−1」をユーザが検索しようとした場合
に、「西神田1−1−1」に一致する住所が見つから
ず、「西神田1−1」に対応する地図を提供した場合、
この地図内にユーザが所望する場所または目的地近辺の
情報が含まれている可能性が高い。従って、ユーザの目
的地と完全に一致しない地図であっても、ユーザにとっ
ては有用であり、従来のように検索不能の回答を返す住
所検索システムよりも利便性が高い。
【0063】また、本住所検索システムでは、検索住所
文字列を最下層の情報から所定量ずつ削除することによ
り修正するため、検索住所文字列の修正プログラムを簡
素化することができ、従来技術で述べたような要素毎に
重み付け等を行う必要がなく、検索処理の負荷をあまり
増大させずに、ユーザに速やかに地図を提供することが
できる。
【0064】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。当業者であれば、実施の形態の構成に
新たな追加や変更を加える等のように、種々の変形を行
うことができる。
【0065】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、デ
ータベースに登録されている住所データと異なる不完全
な住所をユーザが入力した場合でも、目的地または目的
地近辺の住所データ又は地図データを提供することがで
き、使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る住所検索システムの
全体概要を示すブロック図である。
【図2】住所データベースの記憶内容の一例を示す説明
図である。
【図3】検索処理の概要を示すフローチャートである。
【図4】検索住所文字列の修正方法を示す具体例であ
る。
【図5】検索住所文字列の他の修正方法を示す具体例で
ある。
【図6】検索住所文字列のさらに他の修正方法を示す具
体例である。
【図7】ユーザに提供される検索画面の一例を示す画面
構成図である。
【図8】検索画面の他の一例を示す画面構成図である。
【符号の説明】
1 情報端末 10 住所検索サーバ 20 WWWサーバ 30 検索部 31 検索エンジン 32 検索キー修正部 40 データ管理部 41 地図データ管理部 42 地図データベース 43 住所データ管理部 44 住所データベース

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階層化された住所データを管理するデー
    タ管理手段と、 検索住所文字列に基づいて前記データ管理手段を参照す
    ることにより、前記検索住所文字列に対応する住所デー
    タを検索する手段と、 前記検索手段が前記検索住所文字列に対応する住所デー
    タを検索できない場合は、前記検索住所文字列を最下層
    の情報から所定量削除して修正する修正手段とを備え、 前記検索手段が前記検索住所文字列に対応する住所デー
    タを検索するまで、前記修正手段により前記検索住所文
    字列を修正し、前記検索手段による検索を繰り返させ
    る、ことを特徴とする住所検索システム。
  2. 【請求項2】 さらに、前記検索住所文字列を前記検索
    手段に設定する設定手段を備えた請求項1に記載の住所
    検索システム。
  3. 【請求項3】 前記設定手段は、入力された文字列が所
    定の住所表記に従っていない場合に、前記文字列を前記
    所定の住所表記に従う文字列に修正し、この修正した文
    字列を前記検索住所文字列として前記検索手段に設定さ
    せるものである請求項2に記載の住所検索システム。
  4. 【請求項4】 前記修正手段は、前記検索住所文字列の
    最下層の情報から住所表記上の単位で削除することによ
    り修正する請求項2に記載の住所検索システム。
  5. 【請求項5】 前記修正手段は、前記検索住所文字列の
    最下層の情報から1文字単位で削除することにより修正
    する請求項2に記載の住所検索システム。
  6. 【請求項6】 前記修正手段は、前記検索住所文字列の
    最下層の情報から所定の境界単位で削除することにより
    修正する請求項2に記載の住所検索システム。
  7. 【請求項7】 前記所定の境界は、文字と数字との境界
    または数字とハイフンの境界のいずれか又は双方である
    請求項6に記載の住所検索システム。
  8. 【請求項8】 さらに、前記検索手段による検索結果が
    複数の場合は、該各検索結果を一覧形式で表示する提供
    手段を備えた請求項1〜請求項7のいずれかに記載の住
    所検索システム。
  9. 【請求項9】 さらに、前記検索手段による検索結果が
    所定値を上回った場合には、ユーザに前記検索住所文字
    列の属する範囲を絞り込ませる絞り込み手段を備えた請
    求項1〜請求項7のいずれかに記載の住所検索システ
    ム。
  10. 【請求項10】 さらに、前記データ管理手段は、前記
    住所データと地図データとを相互に関連付けて管理し、 前記検索手段は、検索住所文字列に対応する住所データ
    検索し、さらに、該検索された住所データに関連付けら
    れた地図データを検索するものである、請求項1〜請求
    項9のいずれかに記載の住所検索システム。
  11. 【請求項11】 住所データを記憶する記憶手段と、 入力された住所に基づいて検索対象とする検索住所文字
    列を設定する設定手段と、 前記記憶手段に記憶された住所データから、前記設定手
    段が設定した検索住所文字列と一致する住所データを検
    索する検索手段と、 前記検索手段が、前記設定手段により設定された検索住
    所文字列と一致する住所データを検索できない場合は、
    前記検索住所文字列の示す住所がより広い区域の住所を
    示すように、前記検索住所文字列を段階的に修正する修
    正手段と、を備えることを特徴とする住所検索システ
    ム。
  12. 【請求項12】 入力された検索住所文字列に対応する
    住所データを検索するための住所検索方法において、 前記検索住所文字列に対応する住所データが検索される
    まで、前記検索住所文字列を最下層の情報から所定量ず
    つ削除しながら検索を繰り返させる住所検索方法。
  13. 【請求項13】 入力された検索住所文字列に基づい
    て、階層化された住所データを管理するデータ管理手段
    を参照し、前記検索住所文字列に対応する住所データを
    検索する機能と、 前記検索住所文字列に対応する住所データを検索するま
    で、前記検索住所文字列を最下層の情報から所定量削除
    して修正しながら繰返し検索させる機能と、 をコンピュータ上に実現するためのプログラム。
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