以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。
[メモページ情報表示システム]
図1に、メモページ情報表示システム1の概略構成を示す。図1に示すメモページ情報表示システム1は、端末装置2とサーバ3とがネットワーク4を介して接続しており、サーバ3は、地図画像等の各種情報を保持するデータベース5を有している。
端末装置2は、利用者によってウェブ画面上における文字列抽出処理が指定されたことを検知すると、文字列抽出処理を行い、自分専用の登録画面上に文字列抽出結果を表示する。利用者によって、適宜文字列抽出結果が編集された後に、利用者の指定に応じて、端末装置2は、サーバ3に対して編集した情報であるメモページ情報の登録要求を行い、サーバ3は、これに応じて、メモページ情報を登録する。
また、端末装置2は、利用者の指定により、サーバ3に登録したメモページ情報の一覧画面の表示要求を行い、サーバ3は、これに応じて、登録済みのメモページ情報の一覧画面を端末装置2へ送信する。これにより、端末装置2は、登録済みのメモページ情報の一覧画面を表示する。因みに端末装置2は、利用者が使用するパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と呼ぶ。)や携帯電話といったネットワーク4を介してデータの授受が可能な端末装置である。
[メモページ情報表示システムの内部構成]
次に、図2に示すメモページ情報表示システム1の内部構成について説明する。図示のように端末装置2は、送受信手段21、記憶手段22、入力手段23、表示手段24、文字列抽出範囲決定手段25、文字列抽出範囲の文字列取得手段26、文字列抽出手段27、文字列抽出結果記憶手段28、地図情報送信要求手段29、未分類文字列編集要求手段40、登録画面表示手段41、地図情報更新要求手段42、メモページ情報登録要求手段43、登録画面送信要求手段44、地図情報取得手段45、登録画面取得手段46、編集後未分類文字列取得手段47、メモページ一覧画面送信要求手段48、メモページ一覧画面取得手段49、メモページ一覧情報送信要求手段50、メモページ一覧情報取得手段51、メモページ一覧画面表示手段52、メモページ情報更新要求手段53を有し、サーバ3は、送受信手段31、記憶手段32、未分類文字列編集手段33、住所検索手段34、地図画像検索手段35、周辺情報検索手段36、メモページ情報登録手段37、地図情報送信手段38、未分類文字列編集結果送信手段39、登録画面送信手段60、メモページ一覧画面送信手段61、メモページ一覧情報検索手段62、メモページ情報更新手段63、メモページ情報送信手段64を有している。
まず、端末装置2側の構成要素について説明する。
送受信手段21は、サーバ3とネットワーク4を介してデータ等を授受する手段であり、具体的には、文字列抽出プログラムをサーバ3から受信したり、文字列抽出処理終了通知をサーバ3へ行ったりする。記憶手段22は、サーバ3から受信した文字列抽出プログラムや、文字列を抽出した結果を記憶する。入力手段23は、利用者がメニュー等の選択・決定を行う手段であり、具体的には、マウス、キーボード等である。表示手段24は、登録画面等を表示する手段であり、具体的には、ディスプレイ等である。
文字列抽出範囲決定手段25は、ユーザによる入力手段23の結果に基づいて、又は、自動的にウェブ画面上の文字列抽出範囲を決定する。
端末装置2における文字列抽出範囲の文字列取得手段26は、文字列抽出範囲内の文字列を取得し、記憶手段22に記憶する。文字列抽出手段27は、文字列抽出プログラムを利用して、文字列抽出範囲内の文字列を解析し、項目毎に文字列を抽出する。文字列抽出結果記憶手段28は、項目毎に抽出した文字列を記憶手段22に記憶する。
地図情報送信要求手段29は、サーバ3に対して住所文字列を送信すると共に、地図情報送信要求を行う。未分類文字列編集要求手段40は、未分類文字列をサーバ3に対して送信すると共に、未分類文字列の編集要求を行う。ここで未分類文字列とは、単独で表示すべき項目に分類されていない文字列のことを示す。
登録画面表示手段41は、登録画面、抽出した文字列、及び地図情報を表示手段24へ表示する。地図情報更新要求手段42は、登録画面上の住所文字列をサーバ3に対して送信すると共に、地図情報送信要求を行う。メモページ情報登録要求手段43は、表示中のメモページ情報をサーバ3に対して送信すると共に、メモページ情報のデータベース5への登録要求を行う。登録画面送信要求手段44は、サーバ3に対して登録画面の送信要求を行う。
地図情報取得手段45は、ネットワーク4を介してサーバ3から地図情報を取得する。登録画面取得手段46は、ネットワーク4を介してサーバ3から登録画面を取得する。編集後未分類文字列取得手段47は、ネットワーク4を介してサーバ3から編集後の未分類文字列を取得する。
メモページ一覧画面送信要求手段48は、サーバ3に対してメモページ一覧画面の送信要求を行う。メモページ一覧画面取得手段49は、ネットワーク4を介してサーバ3からメモページ一覧画面を取得する。メモページ一覧情報送信要求手段50は、サーバ3に対してメモページ一覧情報の送信要求を行う。メモページ一覧情報取得手段51は、ネットワーク4を介してサーバ3からメモページ一覧情報を取得する。メモページ一覧画面表示手段52は、メモページ一覧画面を表示手段24へ表示する。メモページ情報更新要求手段53は、表示中のメモページ情報をサーバ3に対して送信すると共に、メモページ情報のデータベース5への更新要求を行う。
次に、サーバ3側の構成要素について説明する。
送受信手段31は、端末装置2とネットワーク4を介してデータ等を授受する手段であり、具体的には、文字列抽出プログラムを端末装置2へ送信したり、文字列抽出処理終了通知を端末装置2から受信したりする。記憶手段32は、文字列抽出プログラムや住所情報と位置情報とを関連付けた情報、位置情報と地図画像とを関連付けた情報、地図画像を記憶する。
未分類文字列編集手段33は、端末装置2から取得した未分類文字列を品詞毎に分解する。因みに、未分類文字列編集手段33は、公知の品詞毎に分解するプログラムを利用している。住所検索手段34は、端末装置2から取得した住所文字列に該当する位置情報(例えば、緯度経度情報等)をデータベース5から取得する。地図画像検索手段35は、位置情報に該当する地図画像をデータベース5から取得する。周辺情報検索手段36は、位置情報に該当する周辺情報をデータベース5から取得する。メモページ情報登録手段37は、端末装置2が登録要求したメモページ情報をデータベース5に登録する。
地図情報送信手段38は、ネットワーク4を介して端末装置2へ地図情報を送信する。未分類文字列編集結果送信手段39は、ネットワーク4を介して端末装置2へ編集済みの未分類文字列を送信する。登録画面送信手段60は、ネットワーク4を介して端末装置2へ登録画面を送信する。
メモページ一覧画面送信手段61は、メモページ一覧情報を含むメモページ一覧画面を送信する。メモページ一覧情報検索手段62は、検索条件に合致するメモページ情報をデータベース5から取得する。メモページ情報更新手段63は、データベース5に格納されているメモページ情報を更新する。メモページ情報送信手段64は、ネットワーク4を介して端末装置2へメモページ一覧情報を送信する。
[ウェブテキスト抽出方法]
次にウェブテキスト抽出方法について、具体的に述べる。図3は、ウェブテキスト抽出を行うウェブ画面(例えば、お気に入りの店の情報が表示されている画面)の例である。
端末装置2は、利用者が入力手段23を介して画面表示を指定することにより、当該画面を表示手段24に表示する。また、端末装置2は、利用者が入力手段23を介して文字列抽出をする範囲(例えば、抽出範囲SEL)を指定した後に入力手段23を介してメニュー表示を指定すると、メニューM1を表示する。
図示のように、利用者が入力手段23を介してメニューM1中の「文字列抽出」を指定すると、端末装置2は、サーバ3から文字列抽出プログラムを取得し、文字列抽出範囲決定手段25は、文字列抽出範囲を抽出範囲SELと決定する。
そして、文字列抽出範囲の文字列取得手段26は、抽出範囲SEL内の文字列である「居酒屋○○○ 定休日:日曜日コメント:どこか和風の佇まい。相性の良い気軽な惣菜が自慢。予算:昼 1100円 夜 6500円 座席:25席 住所 AAA県BBB市DDD町1−2−3 TEL 000−0000−0000」を取得し、記憶手段22に保存する。
端末装置2は、文字列抽出範囲の文字列取得手段26によって抽出範囲SEL内の文字列を記憶手段22に保存した後、端末装置2は、当該文字列抽出プログラムを実行することにより文字列抽出手段27として機能し、記憶手段22に保存した情報から、住所、電話番号等の文字列抽出プログラムで定義した項目に該当する文字列を抽出する。
図3の例では、「定休日」と記載されている行に「日曜日」と記載されているため、文字列抽出手段27は「定休日」が日曜日であると判断し、項目とその内容を関連付けた文字列(例えば、「定休日:日曜日」)を文字列抽出結果とする。
同様に、文字列抽出手段27は、「コメント」が「どこか和風の佇まい。相性の良い気軽な惣菜が自慢。」であり、「住所」が「AAA県BBB市DDD町1−2−3」であり、「電話番号」が「000−0000−0000」であると判断し、項目とその内容を関連付けた文字列を文字列抽出結果とする。
因みに、文字列抽出手段27は、「予算」が「昼 1100円 夜 6500円」であり、「座席」が「25席」であると判断できるが、これらの項目は、表示対象として、それほど重要でない項目であると文字列抽出プログラムで定義しているため、未分類文字列であることを示す文字列(例えば、「未分類文字列:昼 1100円 夜 6500円 25席」。なお、これらが最終的に未分類文字列欄に表示されるときには、項目名も[予算]や[座席]として未分類文字列欄に表示される。例えば、「未分類文字列:[予算]昼 1100円 夜 6500円[座席]25席)を文字列抽出結果とする。ここで、未分類文字列とは、単独で表示すべき項目に分類されていない文字列のことを示す。
そして、文字列抽出手段27は、「居酒屋○○○」が記載されている行に「店名」「名称」等の項目名が記載されていないため、未分類文字列であることを示す文字列を文字列抽出結果とする。また、文字列抽出手段27は、同一の項目に該当する文字列が複数ある場合、所定のルールで優先順位を決定し、優先順位の低い文字列については、未分類文字列として文字列抽出結果とする。優先順位を決定するルールについては、後述する。
文字列抽出結果記憶手段28は、文字列抽出手段27により抽出した文字列抽出結果を記憶手段22に記憶する。
[地図情報取得方法]
次に、地図情報取得方法について説明する。
文字列抽出手段27によって住所文字列を抽出した場合、地図情報要求手段29は、当該住所文字列(例えば、「AAA県BBB市DDD町1−2−3」)をサーバ3に対して送信すると共に、地図情報送信要求を行う。
サーバ3は、地図情報要求を受信すると、住所検索手段34は、端末装置2から受信した住所文字列に該当する位置情報(例えば、緯度経度情報)をデータベース5から取得する。これによりサーバ3は、取得した位置情報に該当する地図情報をデータベース5から取得することができる。
地図画像検索手段35は、当該位置情報に該当する地図画像をデータベース5から検索し、周辺情報検索手段36は、当該位置情報に該当する周辺情報をデータベース5から検索する。地図情報送信手段38は、検索した地図画像及び周辺情報を端末装置2へ送信することにより、端末装置2における地図情報取得手段45は、地図画像及び周辺情報を取得する。よって端末装置2は、住所文字列に対応した地図画像及び周辺情報を取得できる。
[未分類文字列編集結果取得方法]
次に、未分類文字列編集結果取得方法について説明する。
文字列抽出手段27によって未分類文字列を抽出した場合、未分類文字列編集要求手段40は、サーバ3に対して当該未分類文字列(例えば、「昼 1100円 夜 6500円 25席」)を送信すると共に、当該未分類文字列の編集要求を行う。
サーバ3は、未分類文字列の編集要求を受信すると、未分類文字列編集手段33によって当該未分類文字列を品詞毎に分解し、品詞毎に分解された未分類文字列のうち名詞のみを未分類文字列編集結果送信手段39によって端末装置2へ送信する。
これにより、端末装置2における編集後未分類文字列取得手段47は、未分類文字列の編集結果を取得する。よって端末装置2は、名詞のみに分解された未分類文字列を取得することができ、編集せずに未分類文字列を表示する場合に比して、利用者にとって使用し易い形態で未分類文字列をウェブ画面上に表示することができる。
また、ウェブ画面上の文字列をそのまま抽出すると、著作権侵害になるが、単語レベルに分解することにより、著作権侵害を回避することができる。
[抽出結果の表示方法]
次に、抽出結果の表示方法について説明する。端末装置2は、ウェブテキスト抽出処理終了後、登録画面送信要求手段44によって、サーバ3に対して登録画面送信要求を行う。
サーバ3は、登録画面の送信要求を受信すると、記憶手段22内の登録画面を登録画面送信手段60によって端末装置2へ送信する。
登録画面取得手段46が上記登録画面を取得すると、登録画面表示手段41は、当該登録画面を表示手段24へ表示し、文字列抽出手段27により取得した各項目に対応する文字列、上記地図情報取得を行ったことにより取得した地図情報、及び名詞のみに分解された未分類文字列を当該登録画面内の各項目に対応する箇所へ表示する。
図4にウェブテキスト抽出を行った結果を基に生成した利用者専用の登録画面の例を示す。
登録画面表示手段41は、住所、電話番号、定休日、コメントに関する文字列抽出結果をそれぞれ住所情報表示領域ED3、電話番号表示領域ED4、定休日表示領域ED6、コメント表示領域ED7に表示する。また、登録画面表示手段41は、名詞のみに分解された未分類文字列を未分類テキスト表示領域ED8に表示する。これにより、利用者が未分類文字列を適宜利用できる。
さらに、登録画面表示手段41は、住所に対応した地図画像を画面右側の地図表示領域MPに表示し、周辺情報をアクセス表示領域ACに表示する。したがって、端末装置2は、ウェブ画面から文字列を取得し、その文字列中から各種項目に該当する文字列を抽出し、その抽出結果を利用者専用の登録画面に対して表示することにより、各種項目の情報を自動で表示している。これにより利用者は、利用者専用の登録画面に対する入力作業を軽減できる。
さらに、端末装置2は、住所項目に該当する住所文字列を抽出した場合は、サーバ3から当該住所文字列に該当する地図画像や周辺情報を取得し、当該地図画像及び周辺情報を表示している。これにより、利用者専用の登録画面上に自動で有用な情報を含めることができる。因みに図4の例では、緯度経度情報を表示していないが、緯度経度情報を画面上に表示しても良い。この場合、有用な情報をさらに含めることができる。
また、文字列抽出により自動抽出されなかった未分類文字列は名詞に分解されて未分類テキスト表示領域ED8に表示されるので、利用者は自ら入力手段23を操作することにより、未分類文字列を利用して利用者専用の登録画面を編集することができる。例えば、未分類テキスト表示領域ED8に表示された「居酒屋○○○」をコピーし、名称表示領域ED1に貼り付けることにより、名称の欄を埋めることができる。
[地図情報再検索方法及び地図情報再表示方法]
地図情報再検索方法は、利用者が所望する住所文字列を抽出できなかった場合や住所文字列がなかった場合に、利用者が住所文字列を所定の領域(例えば、図4における住所表示領域ED3)に入力し、所定のボタン等(例えば、図4における再検索ボタンBTN1)を押下した後、端末装置2が当該所定の領域内に入力された住所文字列に該当する地図情報をサーバ3から取得する方法である。
そして、地図情報再表示方法は、地図情報再検索方法により取得した地図情報を、地図情報を表示すべき領域(例えば、図4における地図表示領域MPやアクセス表示領域AC)に表示する方法である。
次に、図4を用いて、地図情報再検索方法及び地図情報再表示方法について説明する。
まず、地図情報再検索方法について、以下に説明する。
住所情報表示領域ED3に住所が入力されている状態で、利用者によって再検索ボタンBTN1が押下された場合、地図情報更新要求手段42は、住所情報表示領域ED3に入力されている住所文字列をサーバ3に対して送信すると共に、地図情報送信要求を行う。サーバ3に対して地図情報送信要求を行った後の処理については、上記地図情報取得方法と同様であるため、省略する。
これにより、地図情報取得手段45は、住所表示領域ED3に入力された住所に対応した地図画像及び周辺情報を取得できる。
次に、地図情報再表示方法について説明する。
上記地図情報再検索方法により、地図情報(地図画像及び周辺情報)を取得すると、登録画面表示手段41は、上記地図情報再検索方法で取得した地図画像を地図表示領域MPに表示し、周辺情報をアクセス表示領域ACに表示する。これにより、住所表示領域ED3に入力された住所に対応した地図画像及び周辺情報が表示される。
因みに、上記地図情報再検索を行う前に、地図画像又は周辺情報が表示されている場合、登録画面表示手段41は、表示中の地図画像及び周辺情報を削除した後に、上記地図情報再検索方法で取得した地図情報を表示する。
例えば、複数の住所を抽出した結果、利用者が住所情報として登録したい住所が未分類文字列として未分類テキスト表示領域ED8に表示されている場合、未分類文字列内の住所情報をコピーし、住所情報表示領域ED3へ貼り付けた後、再検索ボタンBTN1を押下する。この結果、登録画面表示手段41は、利用者が望む住所に対応した地図画像を地図表示領域MPに表示する。
これにより、端末装置2は、仮に利用者が住所情報として利用したい情報が初期表示時に住所情報表示領域ED3に表示されていない場合でも、抽出した住所情報を未分類文字列として、未分類テキスト表示領域ED8に表示しておくことにより、利用者が簡易に所望の住所に該当する地図情報を再表示させることができる。
[メモページ情報登録方法]
次に、メモページ情報の登録方法について説明する。
端末装置2において、利用者が図4における登録ボタンBTN2を押下すると、メモページ情報登録要求手段43は、サーバ3に対して端末装置2に表示中のメモページ情報を送信すると共に、当該メモページ情報の登録要求を行う。サーバ3は、端末装置2からメモページ情報の登録要求を受信すると、メモページ情報登録手段37によって当該メモページ情報をデータベース5へ登録する。
[登録済みメモページ情報一覧表示方法]
次に、登録済みメモページ情報一覧表示方法について説明する。
ここで、登録済みメモページ情報一覧方法とは、利用者が上記登録画面で登録を行ったメモページ情報を一覧に表示する方法である。
端末装置2に表示されている、メモページ情報をストックしているサイトで利用者が利用者のIDやパスワード等を入力することによりログインすると、メモページ一覧画面送信要求手段48は、利用者のIDを送信すると共に、メモページ一覧表示用の画面であるメモページ一覧画面の送信要求をサーバ3に対して行う。
サーバ3では、メモページ一覧画面の送信要求を受信すると、メモページ一覧情報検索手段62は、利用者IDを検索キーとして、メモページ一覧画面の初期表示情報(例えば、フォルダ構成等)をデータベース5から取得し、メモページ一覧画面送信手段61は、当該メモページ一覧画面の初期表示情報を反映したメモページ一覧画面を端末装置2へ送信する。
端末装置2では、メモページ一覧画面取得手段49が、メモページ一覧画面をサーバ3から取得すると、メモページ一覧画面表示手段52は、当該メモページ一覧画面を表示手段24へ表示する。メモページ一覧画面の例を図5に示す。
メモページ一覧表示画面は、フォルダ管理情報表示領域AREA1とメモページリスト表示領域AREA2とメモページ情報表示領域AREA3と各種機能ボタン表示領域AREA4とを含む。フォルダ管理情報表示領域AREA1は、フォルダの階層構成を表示する領域であり、メモページリスト表示領域AREA2は、フォルダ内のメモページをリスト化して表示する領域であり、メモページ情報表示領域AREA3は、メモページリスト表示領域AREA2内の選択されたメモページのメモページ情報を表示する領域であり、各種機能ボタン表示領域AREA4は、各種処理を実行するボタンを表示する領域である。
端末装置2において、図5におけるフォルダ管理情報表示領域AREA1内の「NNN」フォルダが利用者により選択されると、図6に示すように、メモページ一覧画面表示手段52は、「グルメ」フォルダと「レジャー施設」フォルダとを表示する。このように、「NNN」フォルダの下位階層には、「グルメ」フォルダと「レジャー施設」フォルダがある。また、「グルメ」フォルダの下の階層には、「東京」フォルダと「横浜」フォルダがあり、「横浜」フォルダには、「ラーメン」フォルダと「居酒屋」フォルダがある。このように、ツリー構造を持った階層的な管理が実現されている。
端末装置2において、「居酒屋」フォルダが利用者によって選択されると、メモページ一覧画面表示手段52は、当該「居酒屋」フォルダ内に格納されているメモページ情報の一覧をメモページリスト表示領域AREA2に表示する。これにより、利用者は、当該「居酒屋」フォルダ内にどのメモページ情報が登録されているか容易に視認することができる。
また、メモページリスト表示領域AREA2には、メモページ情報の複数項目(名前、アクセス、住所等)が表示されているため、利用者は、メモページリスト表示領域AREA2を参照するだけで、メモページリスト表示領域AREA2に表示されているメモページ情報の概要を知ることができる。
端末装置2は、メモページリスト表示領域AREA2にメモページ情報の一覧から利用者によって、図6における名前が「居酒屋○○○」であるメモページが選択されると、図7に示すように、メモページリスト表示領域AREA2で選択された「居酒屋○○○」のメモページ情報を、メモページ情報表示領域AREA3に表示する。
また、メモページ一覧画面では、利用者が、フォルダ作成ボタンBTN10を押下することにより、フォルダを作成することができる。さらに、メモページ情報を現在保存されているフォルダ以外のフォルダへ移動させることができる。これにより、カテゴリ別にフォルダを作成して、カテゴリ別にメモページを保存する等、利用者の好みでメモページを整理することができる。
このように、メモページ一覧画面では、ツリー構造のフォルダ管理状態をフォルダ管理情報表示領域AREA1に表示し、フォルダ内のメモページの一覧をメモページリスト表示領域AREA2に表示し、メモページ情報をメモページ情報表示領域AREA3に表示することにより、上記3つの表示内容を一画面で表示しており、利用者にとってメモページ情報の保存状態を視認しやすい画面設計になっている。
[登録済みメモページ情報編集方法]
次に、登録済みのメモページ情報編集方法について、以下に説明する。
図7のように登録済みのメモページ情報を表示している場合、メモページ情報の表示のみ行い、利用者が名称等各項目を編集することができない(以下、このような状態をメモページ情報表示状態という)。
上記のようなメモページ情報表示状態の場合、メモページ一覧画面表示手段52は、メモページ情報表示領域AREA3に編集ボタンBTN7を表示する。当該編集ボタンBTN7が利用者によって押下されると、メモページ一覧画面表示手段52は、メモページ情報を編集可能な状態にする(例えば、住所項目の「AAA県BBB市DDD町1−2−3」が編集可能になる)。さらに、メモページ一覧画面表示手段52は、図示しないが、当該編集ボタンBTN7を表示している位置の周辺に更新登録ボタン、キャンセルボタンを表示する(以下、このような状態をメモページ情報編集状態という)。
メモページ情報編集状態において、利用者がメモページ情報を編集した後、上記更新登録ボタンを押下すると、端末装置2におけるメモページ情報更新要求手段53は、サーバ3に対して、メモページ情報の更新要求を行い、サーバ3における、メモページ情報更新手段63は、それに応じて、データベース5のメモページ情報を更新する。サーバ3は、メモページ情報の更新終了後、メモページ情報の更新終了通知を端末装置2に対して行う。端末装置2がサーバ3からメモページ情報の更新終了通知を受信すると、メモページ一覧画面表示手段52は、メモページ情報編集状態からメモページ情報表示状態へ遷移する。
メモページ情報編集状態において、利用者が上記キャンセルボタンを押下すると、仮にメモページ情報が編集されていても、メモページ情報更新要求手段53がサーバ3に対してメモページ情報の更新要求を行わず、メモページ一覧画面表示手段52は、メモページ情報編集状態からメモページ情報表示状態へ遷移する。なお、メモページ一覧画面表示手段52は、メモページ情報表示状態からメモページ編集状態へ遷移する時のメモページ情報を表示する。よって、編集中のメモページ情報は、破棄される。
このように、メモページ情報表示領域AREA3内の編集ボタンBTN7等が押下されることにより、メモページ一覧画面表示手段52は、メモページ情報表示状態とメモページ情報編集状態とを切り替えることにより、メモページ情報の表示とメモページ情報の編集を同一画面で行うことが可能であるため、メモページ情報の表示用画面以外にメモページ情報の編集用画面を提供する必要がなく、利用者にとって使用性に優れた画面設計となっている。
因みに、メモページ情報編集状態において、メモページリスト表示領域AREA2に表示されているメモページ情報の一覧から、メモページ情報表示領域AREA3に表示されているメモページ以外のメモページが選択された場合、メモページ情報表示領域AREA3に表示されているメモページの更新を行うか否かについて、問い合わせをするメッセージを表示しても良い。これにより、最初にメモページ情報表示領域AREA3に表示されているメモページの編集内容を更新し忘れることを防止できる。
また、上記の場合、問い合わせを行うメッセージを表示することなく、メモページ情報編集状態でメモページ情報表示領域AREA3に表示されているメモページに対応するメモページリスト表示領域AREA2に表示されているメモページの背景色を変更しても良い。これにより、利用者は、メモページリスト表示領域AREA2に表示されているメモページ情報一覧を確認すれば、メモページ情報の編集内容を更新し忘れているか否か確認することができる。また、メモページ情報の編集途中で、別のメモページ情報を参照した後に、編集内容を更新するか否か判断したい場合にも対処できる。
[登録済みメモページ情報検索方法]
登録済みメモページ情報検索方法とは、利用者が入力した検索条件に合致したメモページ情報のみをメモページリスト表示領域AREA2に表示する方法である。
次に登録済みメモページ情報検索方法について、以下に説明する。
まず、利用者が、コンボボックスCO1に定義されている検索範囲を選択する(例えば、図6における「NNNさんのデータ」等)。コンボボックスCO1には、検索範囲がいくつか用意されており、これにより利用者は、必要とする検索範囲に対してのみ検索を実行させることができ、必要としない範囲までも検索してしまうことにより、検索処理に無駄な時間を浪費してしまうことを防止できる。そして、検索条件のキーワードを検索条件入力領域ED9に入力する。
上記のように、検索条件を入力した後に、利用者は、検索ボタンBTN6を押下する。これにより、端末装置2において、メモページ一覧情報送信要求手段50は、検索条件及び検索範囲をサーバ3へ送信すると共に、サーバ3へメモページ一覧情報送信要求を行う。
サーバ3において、端末装置2からメモページ一覧情報送信要求を受信すると、メモページ一覧情報検索手段62は、端末装置2から受信した検索条件に合致するメモページ情報の一覧をデータベース5から取得し、メモページ情報送信手段64は、当該メモページ情報の一覧を端末装置2へ送信する。端末装置2において、メモページ一覧情報取得手段51がサーバ3から受信したメモページ情報の一覧を取得した後、メモページ一覧画面表示手段52が、当該メモページ情報の一覧をメモページリスト表示領域AREA2へ表示する。
このように、端末装置2は、利用者が検索条件を入力した後に、検索ボタンBTN6を押下することに応じて、サーバ3から検索条件に合致したメモページ情報の一覧を取得し、メモページ情報の一覧をメモページリスト表示領域AREA2へ表示することができる。
例えば、利用者が多くのメモページ情報を登録している場合、多くのメモページ情報の一覧から所望のメモページを探し出すのは、時間を要する。
そこで、検索条件を入力した後に、検索を行い、その結果をメモページリスト表示領域AREA2に表示させれば、上記検索条件に合致したメモページ情報のみが一覧表示されるので、利用者が所望のメモページ情報を探し出す時間を短縮することができる。
また、同一画面上に検索ボタンや検索条件入力領域があるため、別画面上に検索用の画面がある場合に比して、利用者にとって使用性が優れている。
[ウェブテキスト抽出処理等の手順]
次に、図8のフローチャートを用いて、「ウェブテキスト抽出処理」及び「ウェブテキスト抽出結果の表示及びデータベース登録」の説明を行う。因みに「ウェブテキスト抽出処理」は、ステップS1からステップS7までの処理であり、「ウェブテキスト抽出結果の表示及びデータベース登録」は、ステップS8〜ステップS10及びステップS16までの処理である。
端末装置2は、利用者が情報をコピーしたいページを表示手段24に表示する(ステップS1)。利用者は画面を視認しながら、入力手段23を介して文字列抽出範囲の指定メニューから「文字列抽出」の選択を行う。
次に、端末装置2は、送受信手段21を介してサーバ3へ文字列抽出プログラムの送信要求を行う(ステップS2)。因みに、本実施例における文字列抽出プログラムは、JavaScript(登録商標)などにより生成することができる。
サーバ3は、端末装置2から文字列抽出プログラムの送信要求を受信すると、記憶手段32に保存している文字列抽出プログラムを送受信手段31を介して端末装置2へ送信する(ステップS3)。
端末装置2は、サーバ3から文字列抽出プログラムを取得すると、当該文字列抽出プログラムを記憶手段22へ保存する。
文字列抽出範囲決定手段25は、文字列抽出範囲を決定する(ステップS4)。文字列抽出範囲を決定した後、文字列抽出範囲の文字列取得手段26は、文字列抽出範囲の文字列を取得し、当該文字列抽出範囲の文字列を記憶手段22に保存する(ステップS5)。 文字列抽出手段27は、文字列抽出プログラムを実行することにより、記憶手段22に保存した文字列抽出範囲の文字列に対して、文字列抽出処理を行う(ステップS6)。なお、文字列抽出処理の詳細については、後述する。
次に、文字列抽出手段27は、文字列抽出処理を行うことにより、文字列抽出範囲の文字列から項目に対応した文字列抽出結果を取得する。文字列抽出結果記憶手段28は、上記文字列抽出手段27により取得した文字列抽出結果を記憶手段22に記憶する(ステップS7)。こうして、端末装置2は、文字列抽出処理を終了すると、文字列抽出処理の終了通知をサーバ3へ行い、登録画面送信要求手段44は、サーバ3に対して登録画面の送信要求を行う(ステップS8)。
サーバ3は、端末装置2から文字列抽出処理の終了通知及び登録画面の送信要求を受信した後、登録画面送信手段60によりHTML(Hyper Text Markup Language)ファイル形式の登録画面を端末装置2へ送信する(ステップS9)。
端末装置2は、登録画面取得手段46によりサーバ3から登録画面を受信すると、当該登録画面と文字列抽出結果等を表示する(ステップS10)。なお、「登録画面と文字列抽出結果等の表示処理」の詳細については、後述する。これにより、図4に例示するような、利用者専用の登録画面が端末装置2に表示される。
利用者が登録画面内の表示内容を適宜編集した後、利用者によって登録を意味するボタン(例えば図4の登録ボタンBTN2)が押下されると、メモページ情報登録要求手段43は、メモページ情報をデータベース5へ登録し(ステップS16)、「ウェブテキスト抽出結果の表示及びデータベース登録」を終了する。なお、メモページ情報のデータベース登録処理の詳細については、後述する。
[文字列抽出処理手順]
次に図8におけるステップS6の文字列抽出処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。
サーバ3から受信した文字列抽出プログラムを端末装置2が実行すると、まず、文字列抽出手段27は、記憶手段22に保存した文字列抽出範囲の文字列を改行コード毎に分割する(ステップS61)。次に、文字列抽出手段27は、各行の文字列に対して第1解析処理を行う(ステップS62)。ここで第1解析処理とは、各行の文字列に、図10に示す複数の「項目」について、「項目を判断する文字列」が含まれるか否かを解析する処理である。
各行の文字列に「項目を判断する文字列」が含まれている場合は、項目名称と、その項目名称に対応する文字列を抽出対象の文字列とする。例えば、図3の例においては、2行目に項目を判断する文字列「定休日」が含まれているので、項目名称「定休日」に対応する文字列「日曜日」を抽出対象とする。因みに、図10の例では、1つの「項目」に対して「項目を判断する文字列」を複数設定しており、これにより、検索精度を上げることができる。
ステップS62の第1解析処理を終了すると、文字列抽出手段27は、分割した文字列に対して第2解析処理を行う(ステップS63)。ここで第2解析処理とは、解析対象となる文字列に、都道府県名が含まれるか否かを解析する処理である。各行の文字列に都道府県名が含まれている場合は、住所情報として当該文字列を抽出対象の文字列とする。これにより、第1解析処理で住所項目と判断する文字列を含んでいない場合でも、住所として抽出することができる。ただし、都道府県名を含む文字列が住所を意味していない可能性があるため、第1解析処理で住所を抽出した場合は、第1解析処理の抽出結果を優先するように規定している。
ステップS63の第2解析処理を終了すると、文字列抽出手段27は、各行の文字列に対して第3解析処理を行う(ステップS64)。ここで第3解析処理とは、各行の文字列に、重要度が低いと思われる情報に関する項目が含まれるか否かを解析する処理であり、本実施例では、図11に示す「項目を判断する文字列」が含まれるか否かを解析する処理である。
各行の文字列に図11の「項目を判断する文字列」を含んでいる場合は、項目毎に文字列を分割し、分割した文字列を未分類文字列としての抽出対象とする。一方、図11の「項目を判断する文字列」を含んでいない場合は、各行の文字列自体を未分類文字列としての抽出対象とする。
ステップS64の第3解析処理を終了すると、文字列抽出手段27は、文字列抽出処理を終了する。
なお、上記の第1解析処理では、同一の項目についての文字列が複数抽出された場合について、以下のルールに基づき、各項目に対応する文字列を1つに絞り、他の文字列を未分類文字列としての抽出対象とする。
(ルール1)図10の「項目を判断する文字列」について、左側の文字ほど優先度を高くする。
(ルール2)ルール1が同じ場合、行の先頭に近い文字を含む行ほど優先度が高い。
(ルール3)ルール2も同じ場合、ページ内で先の行ほど優先度が高い。
このようなルールを規定しておくことにより、利用者が利用するために望ましい情報を自動で表示できる可能性が高くなる。
また、低い優先度とした文字列についても、未分類文字列として抽出しているので、仮に、利用者が、低い優先度の文字列を各項目の情報として利用したい場合にも、自ら利用者専用の登録画面内でコピー、貼り付けすることにより、低い優先度の文字列を簡易に利用することができる。
[登録画面と文字列抽出結果等の表示処理手順]
次に図8におけるステップS10の「登録画面と文字列抽出結果等の表示処理」について、図12のフローチャートを用いて説明する。
端末装置2において、登録画面取得手段46が図8のステップS9にてサーバ3から送信された登録画面を取得すると、登録画面表示手段41は、当該登録画面を表示し、抽出した文字列を登録画面上の各項目に該当する表示領域へ表示する(ステップS11)。端末装置2は、上記登録画面を表示した後、未分類文字列表示処理(ステップS12)及び地図情報表示処理(ステップS13)を行う。端末装置2は、これらの処理を非同期で行っている。
未分類文字列表示処理は、文字列抽出処理により取得した未分類文字列を品詞毎に分解し、当該分解した文字列を登録画面上に表示する処理である。例えば、未分類文字列を品詞毎で分解した後に、当該分解した未分類文字列のうち名詞のみを図4の未分類文字列表示領域ED8へ表示する。未分類文字列表示処理の詳細は後述する。
地図情報表示処理は、文字抽出処理により取得した住所文字列に該当する地図画像及び当該住所の周辺情報を取得し、当該地図画像及び周辺情報を登録画面上に表示する処理である。例えば、図4の例においては、住所「AAA県BBB市DDD町1−2−3」に該当する地図画像及び周辺情報を取得して、地図画像を地図表示領域MPへ表示し、周辺の情報をアクセス表示領域ACへ表示する。地図情報表示処理の詳細は後述する。
端末装置2は、上記の未分類文字列表示処理及び地図情報表示処理を終了すると、「登録画面と文字列抽出結果等の表示処理」を終了する。この結果、端末装置2は、図4のような画面を表示する。
[未分類文字列表示処理手順]
次に図12におけるステップS12の未分類文字列表示処理について、図13を用いて説明する。
端末装置2は、記憶手段22に未分類文字列があるか否か判断し、未分類文字列がない場合(ステップS121:No)、未分類文字列表示処理を終了する。一方、未分類文字列がある場合(ステップS121:Yes)、未分類文字列編集要求手段40は、当該未分類文字列をサーバ3に対して送信すると共に、未分類文字列の編集要求を行う(ステップS122)。
サーバ3は、端末装置2から未分類文字列を受信する(ステップS123)。未分類文字列を受信した後、未分類文字列編集手段33は、未分類文字列を品詞毎に分解する(ステップS124)。未分類文字列編集結果送信手段39は、未分類文字列編集手段33によって未分類文字列が品詞毎に分解された後、分解された未分類文字列のうち名詞のみを端末装置2へ送信する(ステップS125)。
端末装置2において、編集後未分類文字列取得手段47が分解された未分類文字列をサーバ3から取得すると(ステップS126)、登録画面表示手段41は、当該分解された未分類文字列を登録画面上に表示し(ステップS127)、未分類文字列表示処理を終了する。この結果、端末装置2は、例えば、図4において、未分類テキスト表示領域ED8に品詞毎に分解された未分類文字列のうち名詞のみを表示する。
[地図情報表示処理手順]
次に図12におけるステップS13の地図情報表示処理について、図14を用いて説明する。
端末装置2は、記憶手段22に住所文字列があるか否か判断し、住所文字列がない場合(ステップS131:No)、地図情報表示処理を終了する。一方、住所文字列がある場合(ステップS131:Yes)、地図情報送信要求手段29は、サーバ3に対して、当該住所文字列を送信すると共に、地図情報送信要求を行う(ステップS132)。
サーバ3においては、地図情報送信要求手段29が住所文字列を受信した後(ステップS133)、住所検索手段34は、データベース5から当該住所文字列に対応する位置情報(緯度経度情報等)を取得する(ステップS134)。サーバ3は、上記位置情報を取得した後、当該位置情報を端末装置2へ送信し(ステップS135)、端末装置2は、当該位置情報を受信する(ステップS136)。
端末装置2は、位置情報を受信後、地図画像表示処理(ステップS137)及び周辺情報表示処理(ステップS138)を行う。端末装置2は、これらの処理を非同期で行っている。
地図画像取得処理は、位置情報に該当する地図画像を取得し、当該地図画像を登録画面上に表示する処理である。例えば、図4の例において、住所「AAA県BBB市DDD町1−2−3」に該当する地図画像を取得して、当該地図画像を地図表示領域MPへ表示する。地図画像表示処理の詳細は後述する。
周辺情報取得処理は、位置情報に該当する周辺情報を取得し、当該周辺情報を登録画面上に表示する処理である。例えば、図4の例においては、住所「AAA県BBB市DDD町1−2−3」に該当する周辺の情報を取得して、周辺の情報をアクセス表示領域ACへ表示する。周辺情報表示処理の詳細は後述する。
端末装置2は、上記の地図画像表示処理及び周辺情報表示処理を終了すると、地図情報表示処理を終了する。
[地図画像表示処理手順]
次に図14におけるステップS137の地図画像表示処理について、図15を用いて説明する。
端末装置2は、図14のステップS136で受信した位置情報をサーバ3へ送信する(ステップS201)。サーバ3においては、端末装置2から位置情報を受信した後(ステップS202)、地図画像検索手段35がデータベース5から当該位置情報に対応する地図画像を取得する(ステップS203)。
上記地図画像を取得した後、地図情報送信手段38は、当該地図画像を端末装置2へ送信し(ステップS204)、地図情報取得手段45は、当該地図画像を受信する(ステップS205)。
端末装置2では、上記地図画像を受信後、登録画面表示手段41が登録画面上における所定の表示領域に当該地図情報を表示し(ステップS206)、地図画像表示処理を終了する。この結果、端末装置2は、図4の例において、住所「AAA県BBB市DDD町1−2−3」に該当する地図画像を取得した後、当該地図画像を地図表示領域MPへ表示する。
[周辺情報表示処理手順]
次に図14におけるステップS138の周辺情報表示処理について、図16を用いて説明する。
端末装置2は、図14のステップS136で受信した位置情報をサーバ3へ送信する(ステップS301)。サーバ3においては、端末装置2から位置情報を受信した後(ステップS302)、周辺情報検索手段36がデータベース5から位置情報に対応する周辺情報を取得する(ステップS303)。
上記周辺情報を取得した後、地図情報送信手段38は、当該周辺情報を端末装置2へ送信し(ステップS304)、地図情報取得手段45は、当該周辺情報を受信する(ステップS305)。
端末装置2では、上記周辺情報を受信後、登録画面表示手段41が登録画面上における所定の表示領域に当該周辺情報を表示し(ステップS306)、周辺情報表示処理を終了する。この結果、端末装置2は、図4の例において、住所「AAA県BBB市DDD町1−2−3」に該当する周辺情報を取得して、当該周辺情報をアクセス表示領域ACへ表示する。
[メモページ情報のデータベース登録処理]
次に図8におけるステップS16メモページ情報のデータベース登録処理について、図17を用いて説明する。端末装置2は、データベース登録を意味する登録ボタン(図4における登録ボタンBTN2)が利用者によって押下されたか否か判定する。登録ボタンが押下されたことを検知した場合(ステップS151:Yes)、メモページ情報登録要求手段43は、サーバ3に対して現在表示しているメモページ情報を送信すると共に、サーバ3へ登録要求する(ステップS152)。
サーバ3において、メモページ情報登録手段37は、受信したメモページ情報をデータベース5へ登録する(ステップS153)。サーバ3は、受信したメモページ情報をデータベース5へ登録終了後、処理結果ウェブ画面(例えば「登録されました」というメッセージを含むウェブ画面)を端末装置2へ送信する(ステップS154)。
端末装置2は、上記処理結果ウェブ画面を受信すると、表示手段24に当該処理結果ウェブ画面を表示して、メモページ情報のデータベース登録処理を終了する。
これにより、端末装置2は、サーバ3に対して上記登録したメモページ情報の表示要求を行えば、メモページ情報の表示を行うことができる。
[登録済みメモページ情報検索処理]
次に登録済みメモページ情報検索処理について、図18を用いて説明する。利用者により、メモページ情報一覧画面上で検索条件が入力された後に(例えば、図6におけるコンボボックスCO1内の項目選択又は検索条件入力領域ED9への入力)、検索ボタン(例えば、図6における検索ボタンBTN6)が押下されると、端末装置2における、メモページ一覧情報送信要求手段50は、サーバ3に対して、検索条件を送信すると共に、当該検索条件に合致するメモページ情報の送信要求を行う(ステップS702)。
サーバ3において、端末装置2から検索条件を受信した後、メモページ一覧情報検索手段62は、当該検索条件でデータベース5に問い合わせると(ステップS703)、データベース5から当該検索条件に合致するメモページ情報の一覧が返却され(ステップS704)、当該メモページ情報の一覧を取得する(ステップS705)。メモページ情報の一覧を取得した後、メモページ情報送信手段64は、当該メモページ情報の一覧を端末装置2へ送信する(ステップS706)。
端末装置2においては、メモページ一覧情報取得手段51は、サーバ3から送信されたメモページ情報一覧を取得し、メモページ一覧画面表示手段52は、当該取得したメモページ情報一覧をメモページ一覧画面に表示し(ステップS707)、登録済み情報検索処理を終了する。
この結果、端末装置2は、図6における、メモページリスト表示領域AREA2に取得したメモページ情報一覧を表示する。
[他の実施例]
上記の実施例では、文字列抽出範囲の指定について、利用者自身がマウス等の入力手段23により指定していたが、本発明の適用はこれには限られず、現在表示中のウェブ画面全体を自動的に文字列抽出範囲と決定してもよい。例えば、図19に示すように、利用者が文字列範囲を指定することなく、入力手段23を介して、「メニュー3」を指定した後に表示されるメニューM2から「文字列抽出」を指定した場合に、文字列抽出範囲決定手段25は、現在表示中のウェブ画面内の全テキストを文字列抽出範囲とみなしても良い。この場合、文字列抽出範囲の指定が不要なため、利用者が、簡易に文字列抽出処理の指定を行うことができる。
また、上記の実施例では、複数の項目について文字列抽出を実行していたが、本発明の適用は、これに限られず、必要な項目についてのみ文字列抽出を行えるようにしても良い。例えば、図20に示すように、メニューM3に文字列抽出を行う項目毎の選択肢(「住所」文字列抽出)又は複数の項目をグループ化した選択肢(「住所・電話番号」文字列抽出)を生成することにより、文字列抽出を行う項目を限定しても良い。この場合、文字列抽出を行う項目を限定するため、文字列抽出処理の処理速度を上げることができる。
さらに、上記の実施例では、周辺情報検索手段35が検索した住所の周辺の駅情報を取得していたが、本発明の適用はこれに限られず、最も近い駅の出入り口も取得しても良い。この場合、周辺情報として表示されている駅が複数の出入り口を有している際、利用者にとってより有効な情報を提供することができる。なお、住所と駅の出入り口との関連情報をデータベース5が保持することにより実現できる。
さらに、上記の実施例では、検索した住所と周辺情報である駅との経路について、特に定めていなかったが、検索した住所と周辺情報である駅との経路を表示しても良い。これは、公知の種々の経路検索の手法を用いて実現できる。この場合、利用者が実際に登録した場所へ行く際に、スムーズに当該場所へ行くことができる。
さらに、上記の実施例では、検索した住所の周辺情報について駅情報等のみ取得していたが、本発明の適用はこれに限られず、クルマの最寄ICや各種施設の情報も取得し、当該施設のアイコン等の表示・非表示を切り替えても良く、カテゴリ毎に表示・非表示を切り替えても良い。この場合、より多くの情報を地図画像に含めることが可能となる。
さらに、上記の実施例では、表示する地図画像の縮尺について、特に定めていなかったが、周辺情報が全て表示される縮尺で表示するようにしても良い。この場合、利用者は、地図検索した位置と周辺情報との位置関係を把握しやすくなり、利用者自身が縮尺を微調整する必要がない。
さらに、上記の実施例では、表示する地図画像の縮尺変更について、特に定めていなかったが、例えば、表示画面中における、地図画像を表示する周辺に、所定の縮尺に変更できる縮尺リンクを設け、当該縮尺リンクを利用者が指定することにより、地図画像の縮尺を変更するようにしても良い。この場合、利用者が望む縮尺の地図画像を提供することができる。
さらに、上記の実施例では、地図画像の中心位置変更について、特に定めていなかったが、地図画像上をマウス等で指定することにより、当該指定した位置を中心とした地図画像を更新表示しても良い。この場合、利用者は、地図画像の位置調整を行うことができる。
さらに、上記の実施例では、表示する地図画像の縮尺について、特に定めていなかったが、取り込んだ住所によって、表示する縮尺を変更しても良い。例えば、詳細地図がある住所である場合は、詳細地図を表示し、広域地図のみある場合は、広域地図を表示することが考えられる。この場合、利用者は、利用する地図の変更を行うことなく、詳細地図を利用することができる。
さらに、上記の実施例では、サーバ3が検索した位置情報を端末装置2に送信し、端末装置2がサーバ3へ当該位置情報を送信した後に、サーバ3が当該位置情報に対応する地図画像及び周辺情報を取得していたが、本発明の適用はこれに限られず、サーバ3が端末装置2に位置情報を送信することなく、当該位置情報に対応する地図画像及び周辺情報を取得しても良い。これにより、サーバ3と端末装置2との間の通信回数を減らすことができる。
さらに、上記の実施例では、特に述べていなかったが、メモページリスト表示領域AREA2内のメモリストを名称やコメントや登録された日時等を基準にして並び替えをしても良い。この場合、ある項目を基準に並び替えているので、利用者は、容易に所望のメモページ情報を検索することができる。
さらに、上記の実施例では、特に述べていなかったが、図5における新規作成ボタンBTN3を利用者が押下すると、それに応じて、メモページ情報表示領域AREA3に新規作成用画面を表示することにより、メモページの新規作成を行うことができるようにしても良い。
この場合、他のウェブ画面上から抽出すべき情報がなく、利用者自身が手で入力する場合に対応することができる。
さらに、上記の実施例では、特に述べていなかったが、図7におけるメモページ情報表示領域AREA3内の地図最大化ボタンBTN8が利用者によって押下されると、メモページ一覧画面表示手段52は、地図画像の表示領域を広くし、地図画像を大きく表示するようにしても良い。この場合、メモページ一覧画面表示手段52は、地図画像を大きく表示しているので、利用者にとって、地図画像がより見やすくなる。
さらに、上記の実施例では、メモページ検索処理の検索対象とするメモページを利用者自身が所有するメモページとしていたが、本発明の適用はこれに限られず、別の利用者が作成したメモページに関しても検索対象としても良い。この場合、より多くのメモページが検索され得る。これにより、利用者にとって、有益な情報を取得することができる。
さらに、上記の実施例では、画面領域の大きさ変更について特に述べていなかったが、本発明の適用は、これに限られず、フォルダ管理情報表示領域AREA1、メモページリスト表示領域AREA2及びメモページ情報表示領域AREA3の大きさを適宜変更できるようにしても良い。この場合、例えば、メモページリスト表示領域AREA2に表示されるメモページ数が多い場合に、メモページリスト表示領域AREA2を大きくすることにより、全て表示できるように調節することができる。
さらに、上記の実施例では、登録画面において、登録ボタンBTN2を押下しないで、当該登録画面を閉じた場合について述べていなかったが、登録ボタンBTN2を押下しないで、当該登録画面を閉じた場合、任意のフォルダに仮データとして、データベース5に時間制限付きで登録しても良い。この場合、利用者が誤って画面を閉じてしまった場合に、リカバリ処理としての役割を果たすことができる。
また上記のような仮データをメモページリスト表示領域AREA2に表示する場合に、当該仮データの背景の色の濃さを時間制限までの残り時間によって変化させても良い。この場合、自動的に削除されてしまうまで残りがどの程度であるか、利用者が直感的に理解できる。
さらに、上記の実施例では、検索条件をキーワードとしていたが、本発明の適用はこれに限られず、「(営業日・営業時間から判断して)今やっている」「行ったことがある・ない」といった詳細条件を基に検索できるようにしても良い。この場合、検索している時の状況に応じた検索結果を取得することができる。
さらに、上記の実施例では、メール機能について述べていなかったが、図5におけるメールボタンBTN5を押下することにより、メモページリスト表示領域AREA2に選択中のメモページ情報をメールプログラムのメール本文に貼り付けても良い。この場合、送信相手に、メモページ情報を簡易に送信することができる。
さらに、上記の実施例では、メール機能について述べていなかったが、メールボタンBTN5を押下し、同一のウェブサービスの会員である送信相手にメールを送信すると、メモページリスト表示領域AREA2に選択中のメモページ情報を送信相手が所有するメモページ情報に含めるようにしても良い。この場合、利用者自身のメモページ情報を送信相手と共有することができる。
さらに、上記の実施例では、印刷機能について述べていなかったが、印刷ボタンBTN4が押下された後に、図21に示すように「のりしろ」印刷を行うようにしても良い。ここで「のりしろ」印刷とは、区域のあるA4ページを印刷する機能である。例えば、「選択したページを中心として、9ページ印刷」と指定すれば、印刷した9ページの地図を貼り合わせることにより、簡易に巨大な地図を作成できる。
さらに、上記の実施例では、印刷機能について述べていなかったが、印刷ボタンBTN4が押下された後に、図22に示すように「しおり」印刷を行うようにしても良い。ここで「しおり」印刷とは、ページ情報等で保存した地図画像を利用し、出発点と目的地の経路を指定した後、行く方法や所要時間等を付して、しおり形式に印刷する機能である。この機能を用いることにより、グループで出かける場合に使用するしおりを簡易に作成することができる。
さらに、上記の実施例では、印刷機能について述べていなかったが、印刷ボタンBTN4が押下された後に、図23に示すように、メモページ情報をA4ページに収まるようにレイアウト印刷を行うようにしても良い。これにより、簡易にメモページ情報を印刷することができる。
さらに、上記の実施例では、外部データからのメモページ情報の自動登録について特に述べていなかったが、CSV(Comma Separated Values)形式ファイルをデータベース5に対して登録するようにしても良い。この場合、既に作成されているCSV形式のデータを有効利用できる。
さらに、上記の実施例では、抽出結果を図4のような登録画面に表示したが、本発明の適用はこれに限られず、抽出結果をメモページ情報表示領域AREA3に表示しても良い。この場合、端末装置2は、別途登録画面を提供することなく、メモページ一覧画面上で、抽出結果を基にメモページ情報を登録することができる。
さらに、上記の実施例では、「端末装置2からサーバ3への文字列抽出プログラムの送信要求」(ステップS2)と「サーバ3から端末装置2へ文字列抽出プログラムを送信」(ステップS3)を、「文字列抽出範囲の決定」(ステップS4)と「文字列抽出範囲の文字列取得」(ステップS5)より先に行う場合について述べたが、本発明の適用は、これに限られず、「文字列抽出範囲の決定」(ステップS4)と「文字列抽出範囲の文字列取得」(ステップS5)の後に、「端末装置2からサーバ3への文字列抽出プログラムの送信要求」(ステップS2)と「サーバ3から端末装置2へ文字列抽出プログラムを送信」(ステップS3)を行っても良い。
さらに、上記の実施例では、図4における地図表示領域MPに地図画像を表示していたが、本発明の適用はこれに限られず、図24に示すように、地図表示領域MPに地図画像と、枠線WLを表示するようにしても良い。当該枠線WLは、メモページ一覧画面におけるメモページ情報表示領域AREA3の地図画像表示領域の大きさを示す。登録画面における地図画像の表示領域と、メモページ一覧画面における地図画像の表示領域とでは、画面構成の違いにより、大きさが異なる。そこで、登録画面表示手段41がメモページ情報一覧画面に表示される地図画像の領域の大きさを示す枠線WLを表示することにより、利用者は、メモページ情報一覧画面に表示される地図画像の範囲を確認することができる。