JP2003185445A - ネットワークを介した経路探索用電子地図データの配信 - Google Patents

ネットワークを介した経路探索用電子地図データの配信

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JP2003185445A JP2001388904A JP2001388904A JP2003185445A JP 2003185445 A JP2003185445 A JP 2003185445A JP 2001388904 A JP2001388904 A JP 2001388904A JP 2001388904 A JP2001388904 A JP 2001388904A JP 2003185445 A JP2003185445 A JP 2003185445A
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Kazuo Hirai
和男 平井
祐一 ▲吉▼元
Yuichi Yoshimoto
Ryuta Yokoyama
隆太 横山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経路探索用の電子地図データを、ネットワー
クを介して配信する技術を提供する。 【解決手段】 地図配信サーバ100は、インターネッ
トを介して接続されたナビゲーション装置に対して、経
路探索に用いられる通路データを配信する。地図配信サ
ーバ100は、ナビゲーション装置から経路探索におけ
る出発地および目的地を特定するための特定位置情報を
取得し、特定位置情報に基づいて、探索用データベース
DB2から配信すべき通路データを抽出する。探索用デ
ータベースDB2は、通路データを所定の広域管理領域
と、広域管理領域を細分化して定義される狭域管理領域
とで階層的に管理している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
した経路探索用電子地図データの配信に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータで利用可能に電子化された
地図データ、いわゆる電子地図データの利用が普及して
いる。電子地図データは、パーソナルコンピュータや、
車載用あるいは携帯可能なナビゲーション装置などで利
用される。
【0003】従来、電子地図データは、CD−ROM、
DVD−ROM等の記録媒体によってベクトルデータ
(座標データ)の形式で提供されていた。パーソナルコ
ンピュータやナビゲーション装置は、専用のアプリケー
ションソフトによってベクトルデータを処理し、地図の
スクロールや縮尺の変更を円滑に行うことができる。但
し、電子地図データの更新は、頻繁になされないため、
ユーザは、最新の電子地図データを利用することはでき
なかった。
【0004】近年では、インターネット、及び、インタ
ーネットに接続可能な携帯電話や携帯情報端末の普及に
伴い、サーバからクライアントへのインターネットを介
した電子地図データの配信も行われている。これによっ
て、ユーザは、提供者によって更新された最新の電子地
図データを利用することができる。従来、この態様にお
いて、電子地図データは、クライアントがベクトルデー
タを処理するためのアプリケーションソフトを備えてい
ない場合を考慮して、ラスターデータ(画像データ)の
形式で配信されていた。このため、地図のスクロールや
縮尺の変更を円滑に行うことはできなかった。
【0005】最近では、インターネットを介してベクト
ルデータ形式の電子地図データを配信する技術も普及し
つつある(例えば、特開2000−298429号公報
に記載の技術)。この技術では、サーバとクライアント
との間での通信データ量の低減および通信時間の短縮が
考慮されている。即ち、サーバは、電子地図データを細
分化されたブロック単位で管理する。一方、ベクトルデ
ータに対応可能なクライアントは、サーバからブロック
単位でダウンロードしたデータをハードディスク等に保
存し、また、データが更新された場合には、更新された
データのみをダウンロードする。こうして、通信データ
量の低減および通信時間の短縮を実現する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、経路探索を行
うナビゲーション装置に、経路探索用の電子地図データ
を、ネットワークを介して配信する技術については検討
がなされていなかった。いわゆるリンクとノードとで道
路のつながり状態を表した経路探索用のデータを配信す
る場合にも、表示用のデータと同様に、通信データ量の
低減を図る必要がある。一方で、例えば、新たな道路が
建設された場合を考えると、表示用のデータでは、その
道路が属するブロック単位でデータを更新すれば足りる
が、経路探索用のデータでは、他のリンクとのつながり
状態に関するデータも更新する必要が生じるため、ブロ
ック単位での更新には適さないという課題が存在する。
【0007】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたものであり、経路探索用の電子地図データを、ネ
ットワークを介して配信する技術を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明で
は、以下の構成を採用した。本発明の地図配信サーバ
は、ネットワークに接続されたクライアントに対し、経
路探索用の電子地図データを配信する地図配信サーバで
あって、前記経路探索における出発地および目的地を特
定するための特定位置情報を前記クライアントから入力
する特定位置情報入力部と、前記経路探索に用いられる
通路データを保存する探索用データベースから、前記経
路探索に要求される通路データを抽出する探索用データ
抽出部と、該抽出された通路データを前記クライアント
に配信する探索用データ配信部と、を備え、前記探索用
データベースは、前記通路データが、所定の広域管理領
域と、該広域管理領域を細分化して定義される狭域管理
領域とで階層的に管理されたデータベースであり、前記
探索用データ抽出部は、前記特定位置情報に基づいて、
前記狭域管理領域単位で、前記通路データの抽出を行う
ことを要旨とする。
【0009】一般に、出発地から目的地までの経路探索
には、ダイクストラ法が適用されることが多い。そし
て、ダイクストラ法では、経路探索に、通路を表すリン
クデータや、その結合点を表すノードデータや、リンク
の評価値を表すコストデータを含む通路データが用いら
れる。本発明では、探索用データベースが、広域管理領
域と狭域管理領域とで階層的に通路データを管理してい
る。従って、道路の新設等があった場合でも、通路デー
タの更新、管理を容易に行うことができ、最新の通路デ
ータを提供することができる。更に、地図配信サーバ
は、特定位置情報に基づいて、経路探索に要求される必
要な通路データのみを抽出し、配信することができるの
で、クライアントへの通信データ量を低減し、通信時間
を短縮することができる。
【0010】なお、探索用データの抽出は、クライアン
トから入力された特定位置情報以外の他の経路探索処理
条件に基づいて行ってもよい。地図配信サーバが、クラ
イアントからの経路探索条件を入力する経路探索条件入
力部を備えるようにし、これに対応した通路データを抽
出するものとしてもよい。例えば、クライアント側から
有料道路非通行の条件が入力された場合に、探索用デー
タ抽出部は、有料道路を表す通路データを抽出せずに、
有料道路以外の種別の道路を表す通路データだけを抽出
するようにしてもよい。こうすることによって、地図配
信サーバは、経路探索に要求される通路データを、探索
条件に応じて抽出することができる。このように探索条
件が道路の種別に基づいて設定される場合の通路データ
の抽出は、探索用データベースが、高速道路、有料道
路、国道および県道、細街路など、道路の種別ごとに階
層的に管理された通路データを保持するようにすること
によって実現可能である。探索用データベースは、道路
の種別ごとに階層化された通路データを、更に、広域管
理領域と狭域管理領域とで階層的に管理するようにして
もよい。こうすることによって、クライアントへの通信
データ量を更に低減し、通信時間を短縮することが可能
となる。
【0011】上記地図配信サーバにおいて、更に、電子
地図を表示するための表示データを保存する表示データ
ベースから、配信対象となる表示データを抽出する表示
データ抽出部と、該抽出された表示データを前記クライ
アントに配信する表示データ配信部と、を備え、前記表
示データベースは、前記表示データが、所定範囲の図領
域と、該図領域を細分化して定義されるブロック領域と
で階層的に管理されたデータベースであり、前記表示デ
ータ抽出部は、前記特定位置情報に基づいて、前記クラ
イアントに配信済みの表示データと異なる表示データ
を、前記ブロック領域単位で抽出するようにしてもよ
い。
【0012】こうすることによって、上述した地図配信
サーバと同様に、表示データの更新、管理を容易にする
ことができる。更に、クライアントが既に保持している
表示データは配信しないので、通信データ量を低減し、
通信時間を短縮することができる。
【0013】上記地図配信サーバにおいて、前記表示デ
ータは、前記地図上に表示される複数のオブジェクトの
形状データを有し、該複数の形状データは、それぞれ予
め用意された複数のレイヤのいずれかと、所定の規則に
基づいて対応付けられており、前記複数の形状データ
は、前記地図の表示時に描画されるべき順序で配列され
るとともに、該描画順序上、許容される範囲で前記レイ
ヤごとにまとめて配列されているようにしてもよい。
【0014】従来、地図上に表示される建物、道路、文
字などの複数のオブジェクトは、それぞれ別個のレイヤ
で管理されていた。このため、管理すべきレイヤの数
や、クライアントに配信すべきレイヤの数、即ち、通信
データ量が多くなる傾向にあった。クライアントは、受
信するレイヤの数が多くなると、処理負担が大きくなっ
ていた。また、クライアントは、通常、受信した順序で
オブジェクトを描画(表示)するので、地図配信サーバ
から配信される順序が正しくない場合、オブジェクトの
上下関係、即ち、重なり具合が正しくなくなることがあ
った。例えば、鉄道の線路の上に駅舎が描画されるべき
ところ、駅舎の上に線路が描画されてしまう場合があっ
た。
【0015】本発明では、表示データベースは、オブジ
ェクトを所定の規則、例えば、建物をまとめた建物レイ
ヤや、道路をまとめた道路レイヤなど、表示態様が共通
する複数のオブジェクトをそれぞれ対応付けてレイヤ管
理する。従って、管理すべきレイヤの数を減少させるこ
とができる。更に、表示データベースでは、レイヤ単位
ではなく、形状データ単位で描画順に配置されているた
め、クライアントは軽い処理負担で適正な描画を実現す
ることができる。また、形状データは、描画順を維持し
つつ、レイヤごとにまとめられているため、各レイヤに
付されるヘッダ情報などが過度に重複して送信されるこ
とを低減できる利点もある。
【0016】また、上述した地図配信サーバにおいて、
前記経路探索以外に、前記電子地図を活用して実現可能
な付加機能の利用の要否を選択するための指示情報を前
記クライアントから入力する指示情報入力部と、前記付
加機能を実現するための付加機能データを保存する付加
機能データベースから、前記指示情報に対応した付加機
能データを抽出する付加機能データ抽出部と、該抽出さ
れた付加機能データを前記クライアントに配信する付加
機能データ配信部と、を備えるようにしてもよい。
【0017】ここで、付加機能データとは、地図上に配
置されるオブジェクトに関連するデータである。付加機
能データとしては、例えば、建物の名称、住所、店の営
業時間、電話番号、橋の長さ、建物の高さ、場所の標
高、その他オブジェクトに関連する情報が挙げられる。
本発明では、このような付加機能データを付加機能デー
タベースが保持しており、クライアントからの指示によ
って抽出し、配信することができるので、電子地図の利
便性を向上させることができる。
【0018】上記地図配信サーバにおいて、更に、前記
指示情報に対し、前記付加機能データの提供の可否を認
証する認証部を備えるようにしてもよい。
【0019】こうすることによって、特定のクライアン
トのみに付加機能データを配信することができる。
【0020】本発明は、上述した地図配信サーバの他、
地図配信サーバから受信した電子地図データを利用する
経路探索装置の態様で構成することもできる。この態様
は、上述した地図配信サーバとサブコンビネーションの
関係に相当する。本発明の経路探索装置は、ネットワー
クに接続可能な経路探索装置であって、経路探索におけ
る出発地および目的地を特定するための特定位置情報を
入力する入力部と、該特定位置情報を前記ネットワーク
に接続された地図配信サーバに送信する送信部と、前記
地図配信サーバから、経路探索に用いられる通路データ
を受信する通信部と、前記通路データを用いて前記経路
探索を行う経路探索部と、前記経路探索の結果を表示す
る表示部と、を備え、前記通路データは、前記特定位置
情報に基づいて、所定の広域管理領域と、該広域管理領
域を細分化して定義される狭域管理領域とで階層的に管
理されるとともに、該狭域管理領域単位で配信されるデ
ータであることを要旨とする。
【0021】こうすることによって、地図配信サーバか
ら必要な通路データのみを受信することができるので、
あらゆる経路を探索する場合と比較して、経路探索に要
する時間を短縮することができる。
【0022】本発明は、上述の地図配信サーバ、経路探
索装置としての構成の他、地図配信方法の発明として構
成することもできる。また、これらを実現するコンピュ
ータプログラム、およびそのプログラムを記録した記録
媒体、そのプログラムを含み搬送波内に具現化されたデ
ータ信号など種々の態様で実現することが可能である。
なお、それぞれの態様において、先に示した種々の付加
的要素を適用することが可能である。
【0023】本発明をコンピュータプログラムまたはそ
のプログラムを記録した記録媒体等として構成する場合
には、地図配信サーバ、経路探索装置を駆動するプログ
ラム全体として構成するものとしてもよいし、本発明の
機能を果たす部分のみを構成するものとしてもよい。ま
た、記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−
ROM、DVD−ROM、光磁気ディスク、ICカー
ド、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードな
どの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶
装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装
置などコンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用
できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、実施例に基づき以下の順で説明する。 A.ナビゲーションシステム: B.ナビゲーション装置: C.地図配信サーバ: D.データベース: E.データ配信: F.第2実施例: G.変形例:
【0025】A.ナビゲーションシステム:図1は、実
施例としてのナビゲーションシステム1000の概略構
成を示す説明図である。本実施例のナビゲーションシス
テム1000は、地図配信サーバ100とナビゲーショ
ン装置(経路探索装置)200とから構成されている。
地図配信サーバ100とナビゲーション装置200と
は、インターネットINTを介して接続され、各種デー
タのやり取りを行う。本実施例では、ナビゲーション装
置200は、車両に搭載されるタイプのいわゆるカーナ
ビゲーション装置であるものとした。ナビゲーション装
置200は、車両の移動とともに中継局ST1,ST
2,ST3,…と無線通信を行う中継局を切換えつつイ
ンターネットINTに接続される。
【0026】B.ナビゲーション装置:図2は、第1実
施例のナビゲーション装置200の構成を示す説明図で
ある。ナビゲーション装置200は、表示パネル210
と、操作パネル220と、制御ユニット230とを備え
ている。表示パネル210は、地図や文字情報やメニュ
ー画面や経路探索の結果などを表示する。操作パネル2
20は、表示パネル210に表示された地図上のカーソ
ルの移動や、縮尺の設定・変更、画面のスクロール、目
的地に関する情報の入力を含むメニュー画面での各種設
定等、ユーザの指示を入力するためのものである。この
ユーザの指示の入力は、リモート・コントローラ(リモ
コン)225を用いて行うことも可能である。
【0027】制御ユニット230は、CPU、RAM、
ROM等を備えるマイクロコンピュータとして構成され
ており、制御部231と、通信部232と、現在地検出
部233と、コマンド入力部234と、経路探索部23
5と、表示データ記憶部236と、表示制御部237と
を備えている。これらの各機能ブロックは、ソフトウェ
ア的に構成されている。
【0028】制御部231は、制御ユニット230内の
各部の制御を行う。通信部232は、中継局(図1参
照)と無線通信を行い、インターネットINTを介し
て、地図配信サーバ100と各種データのやり取りを行
う。現在地検出部233は、図示しないGPSアンテナ
が受信する人工衛星からの電波に基づいて現在位置を検
出する。コマンド入力部234は、操作パネル220や
リモコン225の操作によるユーザの指示や経路探索に
おける目的地などを入力する。目的地は、例えば、目的
地の住所や、名称や、電話番号などによって特定するこ
とができる。経路探索部235は、地図配信サーバ10
0から供給される経路探索用データ(通路データ)に基
づいて現在地(出発地)から目的地までの経路探索を行
う。本実施例では、ダイクストラ法によって経路探索を
行うものとした。経路探索用データには、通路を表すリ
ンク、リンクの結合点を表すノード、リンクの評価値を
表すコストが含まれている。表示データ記憶部236
は、地図配信サーバ100から受信した表示データや、
CD−ROM等の記録媒体から取得した表示データを記
憶する。ここで、表示データとは、地図上に表示される
べきオブジェクトの形状を表すベクトルデータである。
表示制御部237は、表示パネル210に表示すべき画
面を制御する。
【0029】C.地図配信サーバ:図3は、第1実施例
の地図配信サーバ100の構成を示す説明図である。地
図配信サーバ100は、制御部110と、通信部120
と、表示データ抽出部130と、探索用データ抽出部1
40とを備えている。これらの各機能ブロックは、ソフ
トウェア的に構築されている。
【0030】制御部110は、地図配信サーバ100内
の各部の制御を行う。通信部120は、ナビゲーション
装置200と各種データのやり取りを行う。通信部12
0は、例えば、ナビゲーション装置200からの経路探
索における出発地および目的地を特定するための特定位
置情報を受信し、これに基づいて抽出された表示データ
や、探索用データをナビゲーション装置200に送信す
る。通信部120は、本発明の特定位置情報入力部、表
示データ配信部、探索用データ配信部に相当する。
【0031】表示データ抽出部130は、特定位置情報
に基づいて、地図を表示するための表示データを保存す
る表示データベースDB1から、配信対象となる表示デ
ータを抽出する。探索用データ抽出部140は、特定位
置情報に基づいて、経路探索に用いられる探索用データ
(通路データ)を保存する探索用データベースから、要
求される探索用データを抽出する。なお、表示データベ
ースDB1および探索用データベースDB2は、地図配
信サーバ100の内部に備えるようにしてもよいし、外
部に備えるようにしてもよい。
【0032】D.データベース: D1.表示データベース:図4は、表示データベースD
B1に保存されている表示データの一例を示す説明図で
ある。表示データベースDB1では、地図上の比較的狭
い所定の領域を1つのブロックとして、複数ブロックの
表示データが管理されている。そして、図示するよう
に、16(4×4)個のブロックBR1〜BR16の表
示データを結合することによって、比較的広い図領域W
Rの表示データを構成する。つまり、表示データベース
DB1は、表示データを、図領域WRと、図領域WRを
16個に細分化したブロック領域BR1〜BR16とで
階層的に管理している。各ブロックには、ブロック領域
単位での抽出が可能なように、それぞれ表示ブロック番
号が割り当てられている。
【0033】図5は、表示データについて示す説明図で
ある。図5(a)は、図4に示したブロック領域BR6
の表示データを拡大して模式的に示す説明図である。図
5(a)に示すように、ブロック領域BR6には、17
個のオブジェクト、即ち、建物B1〜B5と、道路R1
〜R4と、線路L1〜L3と、ガソリンスタンドGS
と、銀行BKと、コンビニエンスストアCSと、駅舎S
Tと、駅名NAが含まれる。
【0034】図5(b)は、ブロック領域BR6の表示
データの構造を示す説明図である。表示データは、管理
情報Daと、複数のレイヤ情報Dlとを有している。管
理情報Daには、表示ブロック番号や、表示データの更
新履歴を表すバージョン情報などが含まれる。レイヤ情
報Dlは、ヘッダ情報Dhと実データDrとを有してい
る。実データDrは、オブジェクトの形状や、配置場所
などを表すデータである。
【0035】実データDrは、原則として、レイヤごと
にまとめられている。例えば、図5(a)に示した建物
B1〜B5は、建物のレイヤD1として1つのレイヤに
まとめられている。ただし、後述するように、描画順上
の制約がある場合には、その制約に従って、1つのレイ
ヤに属するオブジェクトが複数箇所に分かれて配置され
る場合もある。ヘッダ情報Dhは、建物、道路、線路、
文字等、オブジェクトの種別や、線の太さや、色などを
表すデータを有している。複数のレイヤ情報Dlおよび
オブジェクトは、描画すべき順に格納されている。図の
例では、建物のレイヤD1、道路のレイヤD2、線路の
レイヤD3、…の順にレイヤが格納されており、この順
序で描かれる。ここで、駅舎STは、建物のレイヤに属
するが、線路L1,L2,L3よりも後に描かれるべき
データである。従って、駅舎STのデータはオブジェク
ト単位での描画順序を重視し、線路のレイヤD3よりも
後に格納される(D4)。この場合、駅舎STに付され
るヘッダは、建物のレイヤD1のヘッダDhと重複して
いる。
【0036】以上で説明したように、本実施例の表示デ
ータでは、1つのレイヤが複数箇所に現れることを許容
して、オブジェクト単位で描画順にデータを格納してい
るため、複雑な処理を要さずに適正な描画を実現するこ
とができる。また、描画順の制約で許容される範囲内で
レイヤごとにオブジェクトをまとめて格納しているた
め、各レイヤに要求されるヘッダの過度の重複を回避す
ることができ、データ量の低減を図ることができる。
【0037】このような本実施例の表示データは、以下
に説明する処理によって生成され、表示データベースD
B1に登録される。図6は、表示データベースDB1に
表示データを登録する流れを示すフローチャートであ
る。これらの処理は、表示データベースDB1に接続さ
れたコンピュータによって行われる処理である。まず、
従来の表示データを取得する(ステップS100)。そ
して、レイヤ情報Dlごとに実データDrを抽出する
(ステップS110)。次に、オブジェクトの描画順の
並べ替え処理を実行する(ステップS120)。並べ替
え処理とは、例えば、図5における駅舎STのように、
レイヤ単位の描画順序制御では、適正な描画が行われな
いオブジェクトのデータについて、描画順序を考慮した
位置に移動させる処理である。本実施例では、オペレー
タが並べ替えを行うべきオブジェクトを個別に指定する
ことでこの処理を実行するものとした。並べ替えに関す
る規則を、並べ替え情報ファイルとして別途作成し、こ
れに基づいて自動的に並べ替え処理を行うものとしても
よい。次に、並べ替え処理が施された新たなレイヤ(実
データDr)を生成するとともに、新たなレイヤごとに
ヘッダ情報Dh添付し、新たなレイヤ情報Dlを生成す
る(ステップS130)。そして、各レイヤ情報Dlを
結合して管理情報を添付する(ステップS140)。こ
うして生成された表示データを地図配信サーバに登録す
る(ステップS150)。
【0038】D2.探索用データベース:図7は、探索
用データベースDB2に保存されている通路データの一
例を示す説明図である。探索用データベースDB2で
は、地図上の比較的狭い狭域管理領域(ブロック)ごと
に通路データが管理されている。そして、図示するよう
に、16(4×4)個の狭域管理領域br1〜br16
の通路データを結合することによって、比較的広い広域
管理領域wrの表示データを構成する。つまり、探索用
データベースDB2は、通路データを、広域管理領域w
rと、広域管理領域wrを16個に細分化した狭域管理
領域br1〜br16とで階層的に管理している。各狭
域管理領域には、狭域管理領域単位での通路データの抽
出が可能なように、それぞれ通路ブロック番号が割り当
られている。本実施例では、広域管理領域wrと表示デ
ータの管理領域WRとは同じ広さとし、ブロック数も表
示データと同じとしたが、両者が異なっていても構わな
い。
【0039】なお、通路データの抽出は、種々の方法を
採ることができる。本実施例では、探索用データ抽出部
140(図3参照)は、出発地Psと目的地Pgとに基
づいて、それぞれが含まれるブロックに隣接するブロッ
クの通路データを抽出するものとした。図7に示した例
では、探索用データ抽出部140は、出発地Psと目的
地Pgとに基づいて、それぞれが含まれるブロックbr
6とbr11とに隣接する14個のブロックbr1〜b
r3,br5〜br12,br14〜br16の通路デ
ータを抽出する。また、図7に示したように、出発地P
sと目的地Pgとを結ぶ線分Lの周りに予め設定された
幅の探索用領域Aを設定し、この探索用領域Aを含むブ
ロック(br2,br3,br5〜br12,br14
〜br16)を抽出するものとしてもよい。
【0040】図8は、通路データについて示す説明図で
ある。本実施例では、表示データのブロック領域と通路
データの狭域管理領域とが一致するものとした。ブロッ
ク領域と狭域管理領域とは異なるものとしてもよい。図
8(a)には、図4のブロック領域BR6の表示データ
を拡大して模式的に示した。図8(b)には、図8
(a)に示した表示データに対応する通路データを模式
的に示した。本実施例では、通路データとして、車両が
通行可能な道路に関するデータを用いるものとした。通
路データに車両が通行できない道路に関するデータや、
鉄道の線路や航路など他の交通手段に関するデータを含
めるようにしてもよい。
【0041】ここで、道路R1に着目する。図8(b)
に示すように、通路データには、道路を表すリンクデー
タLK0〜LK2と、これらの結合点を表すノードデー
タN0〜N3と、リンクデータの評価値を表すコストデ
ータ(図示省略)とが含まれる。
【0042】図9は、通路データの内容を示す説明図で
ある。図9(a)には、ノードデータを示した。図9
(b)には、リンクデータおよびコストデータを示し
た。ノードデータには、ノード番号と、各ノードの緯
度、経度や、ノードの種別を示すデータが含まれる。リ
ンクデータには、各リンクの始点及び終点を表すノード
番号が含まれる。それぞれのリンクデータはコストと関
連付けられている。これらのデータは、出発地から目的
地までの最短の経路探索に用いられるため、コストは、
一般に、移動時間と対応し、移動時間が長いリンクほど
高くなる。なお、コストは、経路探索の目的や、道路の
渋滞状況などに応じて、随時更新することができる。
【0043】経路探索用のデータには、図8に示したリ
ンクLK0のように、2つのブロックbr6,br10
にまたがるリンクが存在する。このようなリンクLK0
については、2通りの取り扱いが可能である。第1の方
法は、ブロックの境界にノードNxを設け、リンクLK
0を各ブロック内のリンクに分断する方法である。第2
の方法は、リンクLK0を便宜上、ブロックbr6また
はブロックbr10の一方または双方に設ける方法であ
る。本実施例では、第2の方法を適用しており、図8に
示すように、一部のリンクがブロックからはみ出した状
態で定義されている。
【0044】E.データ配信:図10は、本実施例にお
ける通路データおよび表示データの配信の流れを示すフ
ローチャートである。図の左側には、地図配信サーバ1
00での処理を示し、右側にはナビゲーション装置20
0での処理を示した。まず、ナビゲーション装置200
側で出発地および目的地を特定するための特定位置情報
を入力し(ステップS202)、地図配信サーバ100
に送信する(ステップS204)。地図配信サーバ10
0側では、特定位置情報を取得し(ステップS21
0)、これに基づいて探索用データベースDB2から通
路データを抽出し(ステップS220)、これをナビゲ
ーション装置200に配信する(ステップS230)。
【0045】次に、地図配信サーバ100は、特定位置
情報に基づいて表示データベースDB1から表示データ
を抽出し(ステップS240)、これをナビゲーション
装置200に配信する(ステップS250)。
【0046】ナビゲーション装置200は、ステップS
230において地図配信サーバ100から通路データが
配信されると、これを受信し(ステップS232)、経
路探索を実行する(ステップS234)。そして、ステ
ップS250において地図配信サーバ100から配信さ
れた表示データを受信し(ステップS260)、ステッ
プS234における経路探索結果とともに表示データを
表示する(ステップS270)。
【0047】図11は、図10に示したステップS24
0における表示データ抽出処理の流れの一例を示すフロ
ーチャートである。地図配信サーバ100側では、ま
ず、特定情報に基づいて、送信すべき表示データの各管
理情報Daを抽出し(ステップS241)、これをナビ
ゲーション装置200に送信する(ステップS24
2)。管理情報Daには、表示に必要なブロックを特定
する情報、および各ブロックの最新バージョンを特定す
る情報が含まれる。
【0048】ナビゲーション装置200側では、管理情
報Daを受信し(ステップS243)、表示データ記憶
部236(図2参照)内に記憶されている表示データの
各管理情報に、ブロックのバージョンも含めて、同じも
のがあるか否かを検索し(ステップS244)、その検
索結果を地図配信サーバ100に送信する(ステップS
245)。
【0049】地図配信サーバ100は、この検索結果を
受信し(ステップS246)、検索結果から必要なブロ
ックおよび更新されているブロックを検索し、配信すべ
きブロックが有れば(ステップS247)、そのブロッ
クの表示データを抽出する(ステップS248)。必要
なブロックがなければ(ステップS247)、表示デー
タ抽出処理を終了する。
【0050】表示データの抽出処理は、以下のように行
ってもよい。例えば、ナビゲーション装置200側で
は、予め特定位置情報の送信時等に、表示データ記憶部
236に保持されている表示データの管理情報Daを地
図配信サーバ100に送信し、地図配信サーバ100側
で必要な表示データ、更新されている表示データを抽出
して、ナビゲーション装置200に送信するようにして
もよい。
【0051】以上で説明した第1実施例のナビゲーショ
ンシステム1000では、探索用データベースDB2
は、経路検索用の通路データを狭域管理領域と広域管理
領域とで管理している。従って、道路の新設等があった
場合でも、通路データの更新、管理を容易に行うことが
でき、最新の通路データを提供することができる。ま
た、地図配信サーバ100は、特定情報に基づいて、経
路探索に要求される必要な通路データのみを抽出し、配
信することができるので、ナビゲーション装置200へ
の通信データ量を低減し、通信時間を短縮することがで
きる。また、ナビゲーション装置200は、地図配信サ
ーバ100から必要な通路データのみを受信することが
できるので、あらゆる経路を探索する場合と比較して、
経路探索に要する時間を短縮することができる。
【0052】F.第2実施例:第1実施例のナビゲーシ
ョンシステム1000では、地図配信サーバ100は、
ナビゲーション装置200から取得した特定位置情報に
従って、通路データおよび表示データを配信した。第2
実施例では、更に、地図配信サーバ100Aは、ナビゲ
ーション装置200Aからの要求(指示情報)に従っ
て、付加機能データを配信することができる。付加機能
データとは、地図上に配置されるオブジェクトに関連す
るデータである。付加機能データとしては、例えば、建
物の名称、住所、店の営業時間、電話番号、橋の長さ、
建物の高さ、場所の標高、その他オブジェクトに関連す
る情報が挙げられる。
【0053】第2実施例のナビゲーション装置200A
の構成は、図2に示したナビゲーション装置200と同
じである。ただし、ユーザが操作パネル220やリモコ
ン225から付加機能の利用の要否を選択するための指
示情報や、認証データ(認証のためのIDおよびパスワ
ード)を入力することによって、地図配信サーバ100
Aに付加機能データを要求することができる。
【0054】図12は、第2実施例の地図配信サーバ1
00Aの構成を示す説明図である。地図配信サーバ10
0Aは、制御部110Aと、通信部120Aと、表示デ
ータ抽出部130と、探索用データ抽出部140と、認
証部150と、付加機能データ抽出部160とを備えて
いる。これらの各機能ブロックは、ソフトウェア的に構
築されている。表示データ抽出部130と探索用データ
抽出部140の機能は、第1実施例の地図配信サーバ1
00と同じである。
【0055】通信部120Aは、第1実施例の通信部1
20の機能の他に、付加機能に関するデータのやり取り
も行う。即ち、通信部120Aは、本発明の指示情報入
力部および付加機能データ配信部としても機能する。
【0056】認証部150は、ナビゲーション装置20
0Aから取得した認証データによって、付加機能データ
を要求したナビゲーション装置200Aが正当なデータ
提供相手であるか否かを判断する。
【0057】付加機能データ抽出部160は、認証部1
50で付加機能データの提供が許可されたときに、ナビ
ゲーション装置200Aから入力された指示情報に従っ
て付加機能データベースDB3から付加機能データを抽
出する。付加機能データベースDB3には、各種付加機
能データがオブジェクトと対応付けられ、識別可能に記
憶されている。
【0058】図13は、付加機能について示す説明図で
ある。図13(a)には、ナビゲーション装置200A
の表示パネル210に表示されるユーザインタフェース
の一例を示した。このユーザインタフェースには、付加
機能の利用の要否を選択するためのボタンと、要求する
付加機能データの種類を選択するためのボタンとが用意
されている。本実施例では、付加機能データとして、
「名称」、「住所」、「営業時間」、「電話番号」、
「標高」、「その他」を選択することができるものとし
た。「その他」を選択した場合には、「名称」、「住
所」、「営業時間」、「電話番号」、「標高」以外に、
付加機能データベースDB3に登録されているその他の
付加機能データを取得することができる。
【0059】図13(b)には、ナビゲーション装置2
00Aが付加機能データを取得した後、表示パネル21
0に表示される画面の一例を示した。この画面は、ユー
ザがポインタPTを銀行BKの位置に合わせ、銀行BK
に関連する付加機能データを要求する指示情報を地図配
信サーバ100Aに送信して、付加機能データを取得し
たときの画面である。
【0060】図14は、付加機能データの配信の流れを
示すフローチャートである。図の左側には、地図配信サ
ーバ100Aでの処理を示し、右側には、ナビゲーショ
ン装置200Aでの処理を示した。まず、ナビゲーショ
ン装置200A側では、ユーザが操作パネル220やリ
モコン225によって指示情報および認証データの入力
を行う(ステップS300)。そして、これらを地図配
信サーバ200Aに送信する(ステップS310)。
【0061】地図配信サーバ100Aは、この指示情報
および認証情報を取得して(ステップS320)、認証
データが正しいか否かを判断する(ステップS33
0)。認証データが正しい場合には、指示情報に基づい
て付加機能データベースDB3から付加機能データを抽
出し(ステップS340)、ナビゲーション装置200
Aに配信する(ステップS360)。認証データが正し
くない場合、あるいは、認証データがない場合には、認
証データが無効である旨を伝えるためのデータ(認証無
効データ、NGデータ)をナビゲーション装置200A
に送信する(ステップS350)。
【0062】ナビゲーション装置200Aは、付加機能
データ、あるいは、認証無効データを受信し(ステップ
S370)、表示パネル210に表示する(ステップS
380)。
【0063】以上で説明した第2実施例の地図配信サー
バ100Aでは、ナビゲーション装置200Aからの指
示情報に基づいて、付加機能データベースDB3から付
加機能データを抽出して配信することができるので、ナ
ビゲーションシステムの利便性を向上させることができ
る。また、ナビゲーション装置200Aから取得した認
証データによって認証を行うので、特定のナビゲーショ
ン装置200Aのみに付加機能データを配信することが
できる。
【0064】G.変形例:以上、本発明のいくつかの実
施の形態について説明したが、本発明はこのような実施
の形態になんら限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲内において種々なる態様での実施が可能で
ある。例えば、以下のような変形例が可能である。
【0065】G1.変形例1.上記実施例では、経路探
索における出発地を、ナビゲーション装置200が備え
る現在位置検出部233が検出した地点としたが、目的
地と同様に、ユーザが操作パネル220やリモコン22
5の操作によって入力するようにしてもよい。
【0066】また、上記実施例では、現在位置検出部2
33は、GPSアンテナが受信する人工衛星からの電波
に基づいて現在位置を検出するものとしたが、DGPS
(ディファレンシャルGPS)を利用した方法や、携帯
電話、PHS等の無線基地局の電波を利用した方法や、
ジャイロセンサを利用もしくは併用した方法などによっ
て現在位置を検出するものとしてもよい。
【0067】G2.変形例2:上記実施例では、ナビゲ
ーション装置200が備える表示データ記憶部236に
記憶されている表示データの更新を、特定位置情報に基
づいた表示データの抽出時に行ったが、これに限られな
い。例えば、ナビゲーション装置200側から地図配信
サーバ100側に、ユーザの操作によって更新データの
有無を問い合わせ、更新があったときに地図配信サーバ
100が表示データを配信するようにしてもよい。ま
た、ナビゲーション装置200側から地図配信サーバ1
00側に、ユーザの操作によらず、定期的に更新データ
の有無を問い合わせ、更新があったときに地図配信サー
バ100が表示データを配信するようにしてもよい。
【0068】G3.変形例3:上記第2実施例では、地
図配信サーバ100Aは、付加機能データの提供の可否
の認証を行ったが、認証を行わずに付加機能データを配
信するようにしてもよい。
【0069】G4.変形例4:上記実施例では、本発明
を車両に搭載される、いわゆるカーナビゲーション装置
に適用した場合について説明したが、これに限られな
い。例えば、インターネットに接続可能なパーソナルコ
ンピュータや、携帯情報端末や、携帯用のナビゲーショ
ン装置や、携帯電話に適用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例としてのナビゲーションシステム100
0の概略構成を示す説明図である。
【図2】第1実施例のナビゲーション装置200の構成
を示す説明図である。
【図3】第1実施例の地図配信サーバ100の構成を示
す説明図である。
【図4】表示データベースDB1に保存されている表示
データの一例を示す説明図である。
【図5】表示データについて示す説明図である。
【図6】表示データベースDB1に表示データを登録す
る流れを示すフローチャートである。
【図7】探索用データベースDB2に保存されている通
路データの一例を示す説明図である。
【図8】通路データについて示す説明図である。
【図9】通路データの内容を示す説明図である。
【図10】本実施例における通路データおよび表示デー
タの配信の流れを示すフローチャートである。
【図11】図10に示したステップS240における表
示データ抽出処理の流れの一例を示すフローチャートで
ある。
【図12】第2実施例の地図配信サーバ100Aの構成
を示す説明図である。
【図13】付加機能について示す説明図である。
【図14】付加機能データの配信の流れを示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1000…ナビゲーションシステム 100、100A…地図配信サーバ 110、110A…制御部 120、120A…通信部 130…表示データ抽出部 140…探索用データ抽出部 150…認証部 160…付加機能データ抽出部 200、200A…ナビゲーション装置 210…表示パネル 220…操作パネル 225…リモート・コントローラ(リモコン) 230…制御ユニット 231…制御部 232…通信部 233…現在地検出部 234…コマンド入力部 235…経路探索部 236…表示データ記憶部 237…表示制御部 DB1…表示データベース DB2…探索用データベース DB3…付加機能データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09B 29/00 G09B 29/00 Z 29/10 29/10 A (72)発明者 横山 隆太 福岡県北九州市小倉北区下到津1丁目1番 10号 株式会社ゼンリン内 Fターム(参考) 2C032 HB08 HC15 HC24 HC25 2F029 AA02 AB01 AB07 AB13 AC02 AC08 AC09 AC14 5B075 ND08 NK43 UU13 UU16 5H180 AA01 BB04 BB05 BB13 BB15 FF04 FF05 FF22 FF27 FF32

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続されたクライアント
    に対し、経路探索用の電子地図データを配信する地図配
    信サーバであって、 前記経路探索における出発地および目的地を特定するた
    めの特定位置情報を前記クライアントから入力する特定
    位置情報入力部と、 前記経路探索に用いられる通路データを保存する探索用
    データベースから、前記経路探索に要求される通路デー
    タを抽出する探索用データ抽出部と、 該抽出された通路データを前記クライアントに配信する
    探索用データ配信部と、 を備え、 前記探索用データベースは、前記通路データが、所定の
    広域管理領域と、該広域管理領域を細分化して定義され
    る狭域管理領域とで階層的に管理されたデータベースで
    あり、 前記探索用データ抽出部は、前記特定位置情報に基づい
    て、前記狭域管理領域単位で、前記通路データの抽出を
    行う、 地図配信サーバ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の地図配信サーバであっ
    て、更に、 電子地図を表示するための表示データを保存する表示デ
    ータベースから、配信対象となる表示データを抽出する
    表示データ抽出部と、 該抽出された表示データを前記クライアントに配信する
    表示データ配信部と、を備え、 前記表示データベースは、前記表示データが、所定範囲
    の図領域と、該図領域を細分化して定義されるブロック
    領域とで階層的に管理されたデータベースであり、 前記表示データ抽出部は、前記特定位置情報に基づい
    て、前記クライアントに配信済みの表示データと異なる
    表示データを、前記ブロック領域単位で抽出する、 地図配信サーバ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の地図配信サーバであっ
    て、 前記表示データは、 前記地図上に表示される複数のオブジェクトの形状デー
    タを有し、 該複数の形状データは、それぞれ予め用意された複数の
    レイヤのいずれかと、所定の規則に基づいて対応付けら
    れており、 前記複数の形状データは、前記地図の表示時に描画され
    るべき順序で配列されるとともに、該描画順序上、許容
    される範囲で前記レイヤごとにまとめて配列されてい
    る、 地図配信サーバ。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の地図配信サーバ
    であって、 前記経路探索以外に、前記電子地図を活用して実現可能
    な付加機能の利用の要否を選択するための指示情報を前
    記クライアントから入力する指示情報入力部と、 前記付加機能を実現するための付加機能データを保存す
    る付加機能データベースから、前記指示情報に対応した
    付加機能データを抽出する付加機能データ抽出部と、 該抽出された付加機能データを前記クライアントに配信
    する付加機能データ配信部と、 を備える地図配信サーバ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の地図配信サーバであっ
    て、 更に、前記指示情報に対し、前記付加機能データの提供
    の可否を認証する認証部を備える地図配信サーバ。
  6. 【請求項6】 ネットワークに接続されたクライアント
    に対し、電子地図データを配信する地図配信方法であっ
    て、(a)経路探索における出発地および目的地を特定
    するための特定位置情報を前記クライアントから取得す
    る工程と、(b)前記特定位置情報に基づいて、所定の
    広域管理領域と、該広域管理領域を細分化して定義され
    る狭域管理領域とで階層的に管理され、前記経路探索に
    用いられる通路データを保存する探索用データベースか
    ら、前記狭域管理領域単位で、前記経路探索に要求され
    る通路データを抽出する工程と、(c)該抽出された通
    路データを前記クライアントに配信する工程と、 を備える地図配信方法。
  7. 【請求項7】 ネットワークに接続されたクライアント
    に対し、電子地図データを配信するためのコンピュータ
    プログラムであって、 経路探索における出発地および目的地を特定するための
    特定位置情報を前記クライアントから取得する機能と、 前記特定位置情報に基づいて、所定の広域管理領域と、
    該広域管理領域を細分化して定義される狭域管理領域と
    で階層的に管理され、前記経路探索に用いられる通路デ
    ータを保存する探索用データベースから、前記狭域管理
    領域単位で、前記経路探索に要求される通路データを抽
    出する機能と、 該抽出された通路データを前記クライアントに配信する
    機能と、 をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログ
    ラム。
  8. 【請求項8】 ネットワークに接続可能な経路探索装置
    であって、 経路探索における出発地および目的地を特定するための
    特定位置情報を入力する入力部と、 該特定位置情報を前記ネットワークに接続された地図配
    信サーバに送信する送信部と、 前記地図配信サーバから、経路探索に用いられる通路デ
    ータを受信する通信部と、 前記通路データを用いて前記経路探索を行う経路探索部
    と、 前記経路探索の結果を表示する表示部と、を備え、 前記通路データは、前記特定位置情報に基づいて、所定
    の広域管理領域と、該広域管理領域を細分化して定義さ
    れる狭域管理領域とで階層的に管理されるとともに、該
    狭域管理領域単位で配信されるデータである、 経路探索装置。
  9. 【請求項9】 経路探索を行うためのコンピュータプロ
    グラムであって、 経路探索における出発地および目的地を特定するための
    特定位置情報を取得する機能と、 該特定位置情報を前記ネットワークに接続された地図配
    信サーバに送信する機能と、 前記地図配信サーバから、前記特定位置情報に基づい
    て、所定の広域管理領域と、該広域管理領域を細分化し
    て定義される狭域管理領域とで階層的に管理されるとと
    もに、該狭域管理領域単位で配信され、経路探索に用い
    られる通路データを受信する機能と、 前記通路データを用いて前記経路探索を行う機能と、 前記経路探索の結果を表示させる機能と、 をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログ
    ラム。
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