JP2003184850A - 携帯電話用クリップ - Google Patents

携帯電話用クリップ

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JP2003184850A
JP2003184850A JP2001389065A JP2001389065A JP2003184850A JP 2003184850 A JP2003184850 A JP 2003184850A JP 2001389065 A JP2001389065 A JP 2001389065A JP 2001389065 A JP2001389065 A JP 2001389065A JP 2003184850 A JP2003184850 A JP 2003184850A
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clip
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Hirokazu Matsumoto
裕多 松本
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  • Clamps And Clips (AREA)
  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】基部と保持部からなる携帯電話用クリップが、
携帯電話本体から簡単に外れないようにする携帯電話用
クリップを提供する。 【解決手段】携帯電話10に固定される基部12とそれ
と対をなす保持部13を一体化する部位に、弾性的に変
形する湾曲部14が形成され、この湾曲部14と基部1
2との間および湾曲部14と保持部13との間にはそれ
ぞれ内側に突出した状態の屈曲部15A,15Bが形成
されている。これにより、保持部13を開閉するとき
に、湾曲部14に集中的に力が作用し、基部12が携帯
電話10から外れることが防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話を腰ベル
トや鞄・被服等のポケット等に保持する携帯電話用クリ
ップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯電話を腰ベルトや鞄・被服等のポケ
ット等に保持するクリップについては、多数の先行技術
がある。本発明に最も近いと思われる先行技術として、
特開平11−68908号公報がある。
【0003】これは、図13に示したように、ほぼ逆U
字型をしたクリップ1が、固定基板2と保持片3で形成
され、固定基板2と携帯電話4とが接着テープ5を介し
てしっかりと一体化されている。そして、クリップ1全
体は大体同じ厚さの寸法とされている。また、符号6は
腰ベルト、符号7はズボン等の被服である。図12の状
態から携帯電話4を下方へ押し下げると、腰ベルト6が
相対的に固定基板2と保持片3との間に押し込まれ、携
帯電話4の保持がなされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
押し込みの過渡期には、保持片3が図12の反時計方向
に回されるような力を受けるので、固定基板2は仮想点
8を支点にして同様に反時計方向の回転力を受けること
となる。したがって、固定基板2には接着テープ5を剥
離させる力が作用するので、このような力が頻繁に作用
させられると、固定基板2が携帯電話4から外れるおそ
れがあり、万一、携帯電話4が落下したりすると、携帯
電話4が壊れることになりかねない。
【0005】また、携帯電話4をクリップ1で腰ベルト
6に保持しているときに、携帯電話4の下側に図12の
右方への力が作用した場合でも、やはり上記のような剥
離方向の力が作用して、上記と同様な問題が発生する。
以上に述べた問題点は、固定基板2と保持片3との連続
部、すなわち仮想点8付近の剛性が高すぎるために発生
している。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、クリップが携帯電話から容易に外れることのな
い携帯電話用クリップの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の携帯電話用クリップは、携帯電話の本体に
固定される基部と上記基部と一体的に形成された保持部
との間に腰ベルトやポケット縁部等の相手方部材が挟み
付けられる携帯電話用クリップであって、上記基部と上
記保持部を一体化する部位には弾性的に変形する湾曲部
が形成され、上記湾曲部と上記基部との間および上記湾
曲部と保持部との間にはそれぞれ内側に突出した状態の
屈曲部が形成されていることを要旨とする。
【0008】すなわち、上記基部と上記保持部を一体化
する部位には弾性的に変形する湾曲部が形成され、上記
湾曲部と上記基部との間および上記湾曲部と保持部との
間にはそれぞれ内側に突出した状態の屈曲部が形成され
ている。したがって、保持部を腰ベルト等と被服との間
に差し込む時には、湾曲部が柔軟に変形するので、基部
に対する力伝達が大幅に低減され、上述のように基部が
携帯電話本体から外れるような心配が少なくなる。
【0009】上記湾曲部を少しでも多く変形させるため
には、湾曲部にできるだけ多くの力を集中させることが
必要である。そこで、上記屈曲部が剛性の高い状態で存
在しているので、この屈曲部付近での変形が抑制され、
結果的に湾曲部に多くの力が集中する。湾曲部や屈曲部
は、ばね鋼のような金属材料で作られるのが通常であ
り、この場合、屈曲部における加工変形量が湾曲部に比
して多大であるため、屈曲部における加工硬化が促進さ
れ、そのために屈曲部での変形量が抑制されることとな
る。もし、このような屈曲部がなければ、湾曲部に至ら
ない箇所での変形を許容することとなり、湾曲部の柔軟
な活用が不十分になる。
【0010】さらに、本発明の携帯電話用クリップは、
携帯電話の本体に固定される基部と上記基部と一体的に
形成された保持部との間に腰ベルトやポケット縁部等の
相手方部材が挟み付けられる携帯電話用クリップであっ
て、上記基部には携帯電話に設けられた着信音用の通孔
やカメラ用レンズ等を露出させるための開口が形成され
ていることを要旨とする。
【0011】すなわち、上記基部には携帯電話に設けら
れた着信音用の通孔やカメラ用レンズ等を露出させるた
めの開口が形成されている。したがって、着信音が聞き
づらくなったり、被写体の撮影に支障を来したりするこ
とがない。
【0012】本発明の携帯電話用クリップにおいて、上
記保持部が上記開口を覆い隠さない程度の長さとされて
いる場合には、被写体を撮影する際に保持部が妨げにな
るようなことがない。
【0013】本発明の携帯電話用クリップにおいて、上
記基部が携帯電話本体に枢着部を介して取付けられてい
る場合には、上記クリップが腰ベルト等と一体化された
まま携帯電話本体は枢着部により回動できるので、使用
者が腰掛けたりするときに携帯電話を縦向きから横向き
にすることにより、腹部付近の窮屈さを解消することが
できる。
【0014】本発明の携帯電話用クリップにおいて、上
記枢着部に復帰用弾性部材が取付けられている場合に
は、使用者が腰掛けたときに復帰用弾性部材の弾力に抗
して横向きにされていた携帯電話が、立上がったときに
上記復帰用弾性部材により、自動的に縦向きに復帰す
る。したがって、腰掛けから起立する度にいちいち縦向
きに戻す動作が不要となり、使い勝手がよくなる。
【0015】本発明の携帯電話用クリップにおいて、上
記枢着部にその中央部に携帯電話に設けられた着信音用
の通孔やカメラ用レンズ等を露出させるための開口が形
成されている場合には、上記枢着部に、携帯電話を回動
させることと、着信音の低減防止や正常な被写体の撮影
を可能ならしめること等の複数機能を果たさせることが
可能となり、機能向上と構造簡素化が両立する。
【0016】本発明の携帯電話用クリップにおいて、上
記枢着部の開口が、携帯電話の本体に固定される取付板
に透孔付きの環状軸部が形成され、この環状軸部によっ
て基板が上記取付板に対して回動可能な状態で支持さ
れ、上記開口が上記透孔によって形成されている場合に
は、簡単な板金構造により、上記環状軸部の透孔部分が
窓孔のようになって、着信音の低減防止や正常な被写体
の撮影を可能ならしめる。
【0017】本発明の携帯電話用クリップにおいて、上
記保持部の先端部には保持部の上記相手方部材に対する
差込みを容易にする緩傾斜部と保持部が相手方部材から
抜けにくくする急傾斜部とが設けられている場合には、
上記クリップの保持部を腰ベルトと被服の間に差し込む
ときには、上記緩傾斜部によって軽い押し込みの力で簡
単に行え、また、抜き取り方向に対しては、上記急傾斜
部が腰ベルト端部に当たることにより、抜けにくい状態
になる。したがって、クリップを差し込むときには少な
い力で扱い易い状態となり、抜き取り方向については上
記急傾斜部による抜けにくい状態となり、簡単に抜け出
して携帯電話が落下・損傷をしたりすることが予防でき
る。
【0018】本発明の携帯電話用クリップにおいて、上
記保持部の表面にオーナメントプレートが取付けられて
いる場合には、上記クリップを腰ベルト等から抜き取っ
たときに、人目につき易い保持部の表面の装飾性が良好
になる。特に、滑らかな表面形状のオーナメントプレー
トを取付けることにより、保持部と被服との間の滑りが
なめらかになり、クリップの抜き差しにとって好適であ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0020】図1から図11は、本発明の携帯電話用ク
リップの実施の形態を示す。まず、図1から図3に示さ
れた実施の形態について説明する。短冊状の細長いばね
鋼製の板材を用いてクリップ9が構成されている。符号
10は携帯電話であり、その背面11にクリップ9が固
着される。
【0021】上記クリップ9は、携帯電話10の本体、
すなわち背面11に固定される基部12と、この基部1
2と一体的に形成された保持部13とを有しており、上
記基部12と上記保持部13とを連続した状態で一体化
する部位には弾性的に変形する湾曲部14が形成されて
いる。湾曲部14と基部12との間および湾曲部14と
保持部13との間にはそれぞれ内側に突出した状態の屈
曲部15A,15Bが形成されている。
【0022】上記屈曲部15A,15Bは、図2からも
明らかなように、内側にくびれた形状とされ、この部分
の加工変形量は湾曲部14のそれよりも大幅に大きくな
っている。基部12は平坦な形状で、接着テープまたは
接着剤16を用いて、背面11に強固に固着されてい
る。上記クリップ9によって挟み付けられる相手方部材
は、腰ベルト17やポケット縁部(図示していない)等
であり、基部12と保持部13との間で適当な力で挟み
付けられるようにするために、湾曲部14の湾曲半径や
湾曲部14の幅を図3のように狭くしたりする。なお、
図2の符号18は被服である。
【0023】上記のようにばね鋼を変形させてクリップ
9を製作した場合には、湾曲部14や保持部13の先端
部などが角張っていて、手触りがよくないことがあるの
で、塗膜の厚い塗装を施すのが適当である。
【0024】上記保持部13の表面には、オーナメント
プレート19が接着してある。このオーナメントプレー
ト19は透明の合成樹脂で作られた円盤型の形状であ
り、そこには携帯電話10の所有者名のイニシャルを表
示したり、好みのワンポイントマークを表示したりし
て、装飾性を高めている。さらに、オーナメントプレー
ト19の周囲は符号19Aで示したように、丸みを帯び
た形状に仕上げてあり、こうすることにより、保持部1
3が腰ベルト17と被服18との間に挿入されるとき
に、なめらかに差し込むことができる。なお、オーナメ
ントプレート19は、不透明なカラフルなものであって
もよい。
【0025】図4に示された実施の形態は、基部12と
保持部13が合成樹脂で成形されている場合である。湾
曲部14や屈曲部15A,15Bは上記の実施の形態と
同様の金属製の構成であり、屈曲部15A,15Bの下
方の1部が基部12や保持部13にモールドされてい
る。この保持部13にも2点鎖線図示のようにオーナメ
ントプレート19を固着してもよい。なお、屈曲部15
A,15Bや湾曲部14を含めて全体を合成樹脂で構成
してもよい。この場合には、屈曲部15A,15Bや湾
曲部14の厚さや幅、あるいは合成樹脂材料の弾性的特
性も最適なものとされる。それ以外は、上記実施の形態
と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
【0026】上記のように合成樹脂を併用することによ
って、携帯電話使用中、人目につき易い保持部13の色
彩や表面の意匠をより豊かなものにすることができる。
それ以外は、上記実施の形態と同様の作用効果を奏す
る。
【0027】図5に示された実施の形態は、携帯電話1
0の着信音用の通孔20や、図示していないがカメラ用
レンズ,その他の操作ボタン等を露出させるために、開
口21が基部12にあけられ、それと同様に接着テープ
または接着剤16の層にも開口22があけられている。
なお、符号23は、携帯電話10に取付けられている着
信音の発声器である。また、保持部13の長さは、上記
開口21を覆い隠さない程度の長さに設定してある。そ
れ以外は、上記各実施の形態と同様であり、同様の部分
には同じ符号を付している。
【0028】したがって、着信音が聞きづらくなった
り、被写体の撮影に支障を来したりすることがない。ま
た、被写体を撮影する際に保持部13が妨げになるよう
なことがない。それ以外は、上記各実施の形態と同様の
作用効果を奏する。
【0029】図6に示された実施の形態は、上記基部1
2が携帯電話10の本体に枢着部24を介して取付けら
れている場合である。基部12と取付板25とが軸26
で結合され、抜け止め用のフランジ26A,26Bが軸
26と一体的に設けてある。これらのフランジ26A,
26Bが突き出ないようにするために、基部12と取付
板25には窪み12A,25Aが形成されている。それ
以外は、上記各実施の形態と同様であり、同様の部分に
は同じ符号を付している。
【0030】上記クリップ9が腰ベルト17等と一体化
されたまま携帯電話10は枢着部24により回動できる
ので、使用者が腰掛けたりするときに携帯電話10を縦
向きから横向きにすることにより、腹部付近の窮屈さを
解消することができる。また、フランジ26A,26B
が窪み12A,25A内にはまり込んでいるので、基部
12の内面は平坦になり、腰ベルト17等がクリップ9
の差込み時にひっかかるようなことがなく、また、取付
板25の接着面側も平坦になり、背面11に対してぴっ
たりと密着できる。それ以外は、上記各実施の形態と同
様の作用効果を奏する。
【0031】図7に示された実施の形態は、枢着部24
の軸26の構成の仕方が異なった場合である。すなわ
ち、取付板25の中央部を図7(A)の左側に膨らませ
て、その先端部を押しつぶすことにより軸26とフラン
ジ26Aが形成される。また、同図(B)に示されてい
るように、基部12に軸孔27があけられ、それに連続
させて挿入スリット28,28が左右に設けられてい
る。組付けるときには、フランジ26Aを斜め方向から
挿入スリット28,28に差込みながら向きを変える
と、図7(B)のような組立て状態になる。さらに、図
7(C)に示されているように、フランジ26Aが通過
できる大径孔29に軸26を支持する小径孔30を連続
させて形成する。なお、基部12を符号39で示した折
れ線の箇所、すなわち軸孔27や大径孔29の中心を通
る折れ線39の個所で「く」の字型(図7(A)におい
て基部12が「く」の字型となる)に曲げてある。それ
以外は、上記各実施の形態と同様であり、同様の部分に
は同じ符号を付している。
【0032】このような軸構造によって、部品点数が少
なくてすみ、軸26と取付板25の一体化を確実に図る
ことができる。さらに、図7(B),(C)のように枢
着部24の軸組付けが簡単に行える。また、上記の
「く」の字型の形状により、枢着部24の軸組み付けが
一層簡単となり、軸部が外れにくくなる。それ以外は、
上記各実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0033】図8に示されている実施の形態は、枢着部
24に復帰用弾性部材31が取付けられている場合であ
る。復帰用弾性部材31としては色々な弾性部品が採用
できるが、ここでは同図(B)に示したつる巻きばねを
使用している。つる巻きばね31の端部31A,31B
を、基部12の突起12Bと取付板25の突起25Bに
それぞれ引っ掛けて、携帯電話10が縦向きに復帰する
回転力が付与されている。それ以外は、上記各実施の形
態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付してい
る。
【0034】上記構成により、使用者が腰掛けたときに
つる巻きばね31のばね力に抗して横向きにされていた
携帯電話が、立上がったときに上記つる巻きばね31に
より、自動的に縦向きに復帰する。したがって、腰掛け
から起立する度にいちいち縦向きに戻す動作が不要とな
り、使い勝手がよくなる。なお、このような立っている
ときの状態や座っているときの状態は、図10に示され
ている。それ以外は、上記各実施の形態と同様の作用効
果を奏する。
【0035】図9に示されている実施の形態は、枢着部
24の中央部に携帯電話10に設けられた着信音用の通
孔20やカメラ用レンズ,その他のボタン(図示してい
ない)等を露出させるための開口32が形成されている
場合である。それ以外は、上記各実施の形態と同様であ
り、同様の部分には同じ符号を付している。
【0036】上記枢着部24に、携帯電話10を回動さ
せることと、着信音の低減防止や正常な被写体の撮影を
可能ならしめること等の複数機能を果たさせることが可
能となり、機能向上と構造簡素化が両立する。それ以外
は、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0037】さらに、図9に示されている実施の形態
は、枢着部24の開口32が、携帯電話10の本体に固
定される取付板25に透孔33付きの環状軸部34が形
成され、この環状軸部34によって基部12が上記取付
板25に対して回動可能な状態で支持され、上記開口3
2が上記透孔33によって形成されている場合である。
同図(B)に示されているように、短い筒部35がいわ
ゆる筒状の軸であり、上記環状軸部34に相当してい
る。また、短い筒状の孔が透孔33に相当している。こ
の筒部35を基部12にあけた軸孔36に通してから外
方に折り曲げて、(A)のような枢着部24の開口32
が形成される。それ以外は、上記各実施の形態と同様で
あり、同様の部分には同じ符号を付している。
【0038】上記のように簡単な板金構造により、環状
軸部34の透孔部分が窓孔のようになって、着信音の低
減防止や正常な被写体の撮影を可能ならしめる。それ以
外は、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0039】図11に示された実施の形態は、保持部1
3の先端部に保持部13の腰ベルト17に対する差込み
を容易にする緩傾斜部37と、保持部13が腰ベルト1
7から抜けにくくする急傾斜部38とが設けられている
場合である。上記緩傾斜部37は、保持部先端の内面と
基部12がなす角度θ1が小さく設定され、また、急傾
斜部38は、緩傾斜部37の奥側の保持部内面と基部1
2がなす角度θ2が大きく設定されている。それ以外
は、上記各実施の形態と同様であり、同様の部分には同
じ符号を付している。
【0040】上記クリップ9の保持部13を腰ベルト1
7と被服18の間に差し込むときには、上記緩傾斜部3
7によって軽い押し込みの力で簡単に行え、また、抜き
取り方向に対しては、上記急傾斜部38が腰ベルト17
の端部に当たることにより、抜けにくい状態になる。し
たがって、クリップ9を差し込むときには少ない力で扱
い易い状態となり、抜き取り方向については上記急傾斜
部38による抜けにくい状態となり、簡単に抜け出して
携帯電話10が落下・損傷をしたりすることが予防でき
る。それ以外は、上記各実施の形態と同様の作用効果を
奏する。
【0041】図1から図9に示されているように、保持
部13の表面にオーナメントプレート19が取付けられ
ている。この取付けの方法は、接着剤の使用が最も簡単
である。他方、図示していないが、保持部13に孔をあ
け、ここにオーナメントプレート19の突起を押込む方
法でもよい。それ以外は、上記各実施の形態と同様であ
り、同様の部分には同じ符号を付している。
【0042】上記クリップ9を腰ベルト17等から抜き
取ったときに、人目につき易い保持部13の表面の装飾
性が良好になる。特に、滑らかな表面形状のオーナメン
トプレート19を取付けることにより、保持部13と被
服18との間の滑りがなめらかになり、クリップ9の抜
き差しにとって好適である。それ以外は、上記各実施の
形態と同様の作用効果を奏する。
【0043】図12は、個性的なオーナメントプレート
の製作要領を示す図である。同図(A)は、透明な合成
樹脂材料、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレー
ト)を用いてオーナメントプレート19が型成形され、
持ち主の好みに合った図柄を印刷等で表したシート19
Bを同プレート19の裏側から接着して、その図柄が透
視的に見えるようにしたものである。ちなみに、シート
19Bはプリクラの写真である。
【0044】また、シート19Bをオーナメントプレー
ト19の形に合わせて切断するために、(B)に示した
カッタ40が使用される。これは、円形パイプ41の先
端に刃部42が設けられたもので、写真等に刃部42を
押しつけて円形のシート19Bがえられる。また、
(B)に示されているように、スポンジやゴムのような
厚板状の弾性体で作られた取っ手アーム41Aを円形パ
イプ41に結合しておく。カットするときには、取っ手
アーム41Aを手で持って木槌等で叩くと、カットがな
される。このときに、取っ手アーム41Aがあることに
よって、うっかりして指を叩くようなことが回避でき
る。
【0045】さらに、(C)は挟み付け式のカッタ43
であり、孔44があけられた雌型45とこの孔44に合
致する雄型46から構成されている。雄型46の刃部4
6Aと雌型45の刃部44Aにより、写真等47が切断
される。この事例では、両型45,46の形状を変形す
れば、上記の円形以外の形に切断することができる。両
型45,46を正確に合致させるために、弾性結合板4
8に上記両型を固定してある。弾性結合板48を挟みつ
けると、写真等47が切断される。この弾性結合板48
の代わりにヒンジ式の構造にしてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明の携帯電話用クリ
ップによれば、上記基部と上記保持部を一体化する部位
には弾性的に変形する湾曲部が形成され、上記湾曲部と
上記基部との間および上記湾曲部と保持部との間にはそ
れぞれ内側に突出した状態の屈曲部が形成されている。
したがって、保持部を腰ベルト等と被服との間に差し込
む時には、湾曲部が柔軟に変形するので、基部に対する
力伝達が大幅に低減され、上述のように基部が携帯電話
本体から外れるような心配がなくなる。
【0047】上記湾曲部を少しでも多く変形させるため
には、湾曲部にできるだけ多くの力を集中させることが
必要である。そこで、上記屈曲部が剛性の高い状態で存
在しているので、この屈曲部付近での変形が抑制され、
結果的に湾曲部に多くの力が集中する。湾曲部や屈曲部
は、ばね鋼のような金属材料で作られるのが通常であ
り、この場合、屈曲部における加工変形量が湾曲部に比
して多大であるため、屈曲部における加工硬化が促進さ
れ、そのために屈曲部での変形量が抑制されることとな
る。もし、このような屈曲部がなければ、湾曲部に至ら
ない箇所での変形を許容することとなり、湾曲部の柔軟
な活用が不十分になる。
【0048】さらに、本発明の携帯電話用クリップによ
れば、上記基部には携帯電話に設けられた着信音用の通
孔やカメラ用レンズ等を露出させるための開口が形成さ
れているので、着信音が聞きづらくなったり、被写体の
撮影に支障を来したりすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の携帯電話用クリップを
示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す正面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施の形態を示す断面図で
ある。
【図5】本発明のさらに他の実施の形態を示す断面図で
ある。
【図6】本発明のさらに他の実施の形態を示す断面図で
ある。
【図7】本発明のさらに他の実施の形態を示す断面図や
正面図である。
【図8】本発明のさらに他の実施の形態を示す断面図や
斜視図である。
【図9】本発明のさらに他の実施の形態を示す断面図で
ある。
【図10】本発明のクリップで携帯電話が使用者に装着
された状態を示す正面図である。
【図11】本発明のさらに他の実施の形態を示す断面図
である。
【図12】オーナメントプレートの製作要領を示す図で
ある。
【図13】本発明に関する従来技術を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 クリップ 2 固定基板 3 保持部 4 携帯電話 5 接着テープ 6 腰ベルト 7 被服 8 仮想点 9 クリップ 10 携帯電話 11 背面 12 基部 12A 窪み 12B 突起 13 保持部 14 湾曲部 15A,15B 屈曲部 16 接着テープまたは接着剤 17 腰ベルト 18 被服 19 オーナメントプレート 19A 丸みを帯びた形状 19B シート 20 通孔 21 開口 22 開口 23 発声器 24 枢着部 25 取付板 25A 窪み 25B 突起 26 軸 26A,26B フランジ 27 軸孔 28 挿入スリット 29 大径孔 30 小径孔 31 復帰用弾性部材,つる巻きばね 31A,31B 端部 32 開口 33 透孔 34 環状軸部 35 筒部 36 軸孔 37 緩傾斜部 38 急傾斜部 39 折れ線 40 カッタ 41 円形パイプ 41A 取っ手アーム 42 刃部 43 カッタ 44 孔 44A 刃部 45 雌型 46 雄型 46A 刃部 47 写真等 48 弾性結合板

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話の本体に固定される基部と上記
    基部と一体的に形成された保持部との間に腰ベルトやポ
    ケット縁部等の相手方部材が挟み付けられる携帯電話用
    クリップであって、上記基部と上記保持部を一体化する
    部位には弾性的に変形する湾曲部が形成され、上記湾曲
    部と上記基部との間および上記湾曲部と保持部との間に
    はそれぞれ内側に突出した状態の屈曲部が形成されてい
    ることを特徴とする携帯電話用クリップ。
  2. 【請求項2】 携帯電話の本体に固定される基部と上記
    基部と一体的に形成された保持部との間に腰ベルトやポ
    ケット縁部等の相手方部材が挟み付けられる携帯電話用
    クリップであって、上記基部には携帯電話に設けられた
    着信音用の通孔やカメラ用レンズ等を露出させるための
    開口が形成されていることを特徴とする携帯電話用クリ
    ップ。
  3. 【請求項3】 上記保持部が上記開口を覆い隠さない程
    度の長さとされている請求項2記載の携帯電話用クリッ
    プ。
  4. 【請求項4】 上記基部が携帯電話本体に枢着部を介し
    て取付けられている請求項1〜3のいずれか一項に記載
    の携帯電話用クリップ。
  5. 【請求項5】 上記枢着部に復帰用弾性部材が取付けら
    れている請求項4記載の携帯電話用クリップ。
  6. 【請求項6】 上記枢着部にはその中央部に携帯電話に
    設けられた着信音用の通孔やカメラ用レンズ等を露出さ
    せるための開口が形成されている請求項4または5記載
    の携帯電話用クリップ。
  7. 【請求項7】 上記枢着部の開口は、携帯電話の本体に
    固定される取付板に透孔付きの環状軸部が形成され、こ
    の環状軸部によって基板が上記取付板に対して回動可能
    な状態で支持され、上記開口は上記透孔によって形成さ
    れている請求項6記載の携帯電話用クリップ。
  8. 【請求項8】 上記保持部の先端部には保持部の上記相
    手方部材に対する差込みを容易にする緩傾斜部と保持部
    が相手方部材から抜けにくくする急傾斜部とが設けられ
    ている請求項1〜7のいずれか一項に記載の携帯電話用
    クリップ。
  9. 【請求項9】 上記保持部の表面にオーナメントプレー
    トが取付けられている請求項1〜8のいずれか一項に記
    載の携帯電話用クリップ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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