JP2003182649A - 自動車のための空気案内装置 - Google Patents

自動車のための空気案内装置

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JP2003182649A
JP2003182649A JP2002307952A JP2002307952A JP2003182649A JP 2003182649 A JP2003182649 A JP 2003182649A JP 2002307952 A JP2002307952 A JP 2002307952A JP 2002307952 A JP2002307952 A JP 2002307952A JP 2003182649 A JP2003182649 A JP 2003182649A
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Stefan Adams
シュテファン・アダムス
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Dr Ing HCF Porsche AG
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    • B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
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Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 ボディ外殻に関する空気案内要素の簡単な整
向を可能にする自動車のための空気案内装置を提供す
る。 【解決手段】 移動装置とこの移動装置によって作用位
置及び静止位置へと移動可能な空気案内要素とを有し、
この移動装置が、ガイドハウジング内で摺動可能に支承
されて、空気案内要素が配設された移動アームを有する
少なくとも１つの移動要素を備えてた自動車のための空
気案内装置において、移動要素１２，１３が、その固定
端１９において調節装置２２として移動要素１２，１３
の長手方向に延材する内又は外ネジ部分２４を備えてお
り、このネジ部分に、相手ネジ部分２５を備える調節装
置２２の調整手段２３がネジ固定されていること、ま
た、調整手段２３の自由端２６に空気案内要素１１が固
定されていることによる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項１の上位概
念による自動車のための空気案内装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】このような自動車のための空気案内装置
は、独国特許出願公開第３７ １１３８６号明細書から
公知である。空気案内装置は、移動装置とこの移動装置
によって作用位置及び静止位置へと移動可能な空気案内
要素、特にリヤスポイラとを有する。空気案内要素は、
その静止位置にあっては固定のボディ外殻に関して降下
可能であり、かつ作用位置にあってはこのボディ外殻の
上へと突出するように移動可能である。移動装置は、ガ
イドハウジング内で摺動可能に支承された移動アームを
有する少なくとも１つの移動要素を備えており、この移
動アームの固定端には空気案内要素が配設されている。
更に、移動要素は、手動で操作可能な調節装置を装備さ
れており、この調節装置によって、その静止位置にある
空気案内要素がボディ外殻に対して相対的に整向可能で
ある。この整向のために、中空体として存在する移動ア
ーム内へとチューブ状の突起が組み込まれており、この
チューブ状の突起は、移動アーム内で、種々の摺動位置
に固定することができる。この固定のために、チューブ
状の突起に長孔が設けられており、この長孔を経て固定
ネジが貫入し、この固定ネジは、移動アーム内へとねじ
込まれている。チューブ状の突起の自由端には、空気案
内要素が固定されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ボデ
ィ外殻に関する空気案内要素の簡単な整向を可能にする
自動車のための空気案内装置を提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この課題は、請求項１に
記載された特徴を有する自動車のための空気案内装置に
よって解決される。本発明を発展させる更なる特徴は、
従属請求項に記載されている。
【０００５】本発明による空気案内装置によって主とし
て得られる利点は、その静止位置にある空気案内要素の
非常に正確で無段階の整向がボディ外殻に対して相対的
に与えられている点に見ることができる。特に、本発明
による空気案内装置においては、空気案内要素の高さ
（Ｚ方向）がボディ外殻に関して調節可能である。
【０００６】請求項２に記載された特徴を有する発展構
成によれば、空気案内要素が、調整手段を調節する際に
分解する必要のないことが有利である。
【０００７】請求項３に記載された特徴を有する実施例
の場合は、調整手段に空気案内要素を簡単に固定する可
能性が得られる。
【０００８】−請求項４内で行なわれているように−固
定貫通部が長孔として形成されている場合は、前段で述
べたＺ方向における整向の可能性に対して更に別の整向
を得ることができ、この整向は、どちらの方向へと長孔
が延在するかに応じて、Ｘ方向か、Ｙ方向のいずれかに
整向されている。これにより、空気案内要素とボディ外
殻との間の間隙は、所望の値に調節することができる。
【０００９】請求項５に記載された選択肢によれば、固
定貫通部は、固定部分の外径よりも大きな内径を備える
ことができ、これにより、Ｚ方向における整向も、また
Ｙ方向における整向も与えられている。
【００１０】請求項６によれば、空気案内要素は、ベー
ス部分とこのベース部分を閉鎖するカバーとの２つの部
分から製造することができ、これにより、カバーを取り
外す場合に、調整手段へのアプローチ性が得られてい
る。
【００１１】請求項７に記載された特徴を有する空気案
内装置の実施例の場合は、ボディ外殻に対する空気案内
要素の所望の相対位置を確保するため、調整手段が、作
用成形要素を介して簡単に操作すること、加えて正確に
調節することができることが有利である。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明を、以下に、図面に関連し
た実施例を基にして詳細に説明する。
【００１３】図１は部分的に自動車１を示し、この自動
車の内、ここではリヤパーティ部２が再現されており、
このリヤパーティ部のボディ外殻３は、リヤフェンダ４
及び５、リヤエンド６、並びに、その下に位置する収容
空間のためのアプローチフラップ７を有する。加えてリ
ヤパーティ部には、例えば同一平面上に外殻３でもって
終了するリヤライト８及び９を組み込むことができる。
【００１４】自動車１は少なくとも１つの空気案内装置
１０を備え、この空気案内装置は、自動車1のこの実施
例においては、リヤパーティ部２に付設されていおり、
送出可能なリヤスポイラであり、このリヤスポイラは、
突出縁部と呼ぶこともできる。図１では、静止位置ＲＳ
にある空気案内装置１を見ることができ、この静止位置
で、空気案内装置は、固定のボディ外殻３に関して少な
くとも部分的に降下させられている。
【００１５】図２によれば、空気案内装置はその作用位
置ＷＳへと送出されており、これは、空気案内装置１０
の空気案内要素１１をＺ方向に移動させることによって
得られる。Ｚ方向は、本質的に車両高さ方向軸に対して
平行に延在する。空気案内要素１１は、ストライプ状で
あり、かつ相応の空気力学的な横断面でもって形成され
ており、本質的に、車両横方向軸に対して平行に想定さ
れているＹ方向に対して平行に延在する。車両長手方向
軸に対してほぼ平行に整向されているＸ方向においての
ストライプ状の空気案内要素１１の広がりは、本質的に
Ｙ方向におけるよりも小さい。
【００１６】静止位置ＲＳから作用位置ＷＳへの例えば
速度に依存した突出縁部１０の移動及び転向のために、
移動装置ＡＥが設けられており、この移動装置の内、図
２では、Ｙ方向に互いに間隔を置いて位置する２つの移
動要素１２及び１３だけを見ることができる。図３によ
れば、両方の移動要素１２及び１３が、機器担持体１４
に組み付けられており、加えて、この機器担持体は移動
要素１２及び１３のための駆動装置１５を担持する。駆
動装置１５は、例えば電動モータとして形成されてお
り、この電動モータは、移動要素１２及び１３を、ケー
ブル通路１６内に敷設されている引きもしくは押しケー
ブルを介して駆動する。更に、自動車１のボディに機器
担持体１４を固定するため、固定用担持体１７を設ける
ことができる。それぞれの移動要素１２及び１３は、固
定端１８もしくは１９を備えており、この固定端に空気
案内要素１１が結合されている。Ｚ方向における空気案
内要素１１の移動のため、移動要素１２及び１３はテレ
スコープ式に長さ変更可能である。このため、それぞれ
の移動要素は、図５における断面図に見ることができる
ように、ガイドハウジング２０から軸方向に送出可能に
案内された移動アーム２１を備える。
【００１７】空気案内要素を例えば同一平面上でアプロ
ーチフラップ７及びリヤエンド６でもって終了させるた
めに、静止位置ＲＳにおいて空気案内要素１１をボディ
外殻３に関して整向できるようにするため、それぞれの
移動要素１２，１３は、手動で操作可能な調節装置２２
を備え、この調節装置は調整手段２３を備えており、こ
の調整手段を介して空気案内要素１１が固定端１９と結
合されている。それぞれの調節装置２２は、移動アーム
２１に形成された内ネジ部分２４を有し、この内ネジ部
分は、調整手段２３における相手ネジ部分２５と協働す
る。相手ネジ部分２５は、示された実施例にあっては外
ネジとして実現されている。もちろん、内ネジ部分２４
の変わりに外ネジ部分を取り付け、相手ネジ部分２５を
内ネジ部分として構成することも考えられる。この実施
変形例に依存せずに、調整手段２３の自由端２６に空気
案内要素１１が固定されている。従って、回転方向Ｐｆ
に調整手段２３を回転させることによって、固定端１８
もしくは１９と調整手段２３における自由端２６との間
の軸方向の間隔が変更される。
【００１８】空気案内要素１１は、２つの部分から形成
されており、例えば中空のベース部分２７、並びにこの
ベース部分を閉鎖するカバー２８を有する。カバー２８
を取り外す場合は、調整手段２３が上からアプローチ可
能であり、従って、図示されてない調節工具を調整手段
２３の作用成形要素２９へと当てがうことができる。取
外し可能なカバー２８の位置には、カバー２８内でカバ
ー可能な貫通部をそれぞれの調整手段２３の上に設ける
こともできる。
【００１９】調整手段２３は段付きボルト３０として形
成されており、その際、相手ネジ部分２５は、ボルトの
直径の大きい部分に形成されている。ボルト３０の移行
段部３１上には、空気案内要素１１が、そのベース部分
２７でもって載置されており、調整手段２３の直径の小
さい部分によって貫入され、従って、この部分は、固定
部分３２を形成し、この固定部分には、保証手段３３が
取り付けられており、この保証手段によって空気案内要
素１１が確実に保持される。固定部分３２は、保証手段
３３をネジ固定するネジを有することができる。更に、
固定部分３２は、空気案内要素１１に設けられた固定貫
通部３４に貫入し、この固定貫通部は、長孔として形成
することができ、Ｘ又はＹ方向に延在する。選択的に、
固定部分３２の外径よりも大きい内径を有する固定貫通
部３４を装備することも可能であり、これにより、Ｘ及
びＹ方向における空気案内要素１１の整向が与えられて
いる。保証手段３３が解除されている場合には、調整要
素２３が空気案内要素１１に対して相対的に回転可能で
あり、加えてカバー２８が取り外すことができるので、
Ｚ方向における整向のためには、完全に整えられた空気
案内要素１１の分解は何ら必要ない。加えて、保証手段
３２が解除された場合には、−固定貫通部３４の形成に
応じて−Ｘ及び／又はＹ方向における調節が可能であ
る。
【００２０】
【発明の効果】本発明により、ボディ外殻に関する空気
案内要素の簡単な整向を可能にする自動車のための空気
案内装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】静止位置にある空気案内要素を有する自動車の
部分的に図示されたリヤパーティ部を示す。
【図２】作用位置に送出された空気案内要素を有する自
動車のリヤパーティ部を示す。
【図３】空気案内要素のための移動装置を示す。
【図４】移動装置を、これに配設された空気案内装置と
共に示す。
【図５】移動装置の移動要素を経る線Ｖ−Ｖに沿った断
面図を示す。
【符号の説明】
１ 自動車 ２ リヤパーティ部 ３ ボディ外殻 ４，５ リヤフェンダ ６ リヤエンド ７ アプローチフラップ ８，９ リヤライト １０ 空気案内装置 １１ 空気案内要素 １２，１３ 移動要素 １４ 機器担持体 １５ 駆動装置 １６ ケーブル通路 １７ 固定用担持体 １８，１９ 固定端 ２０ ガイドハウジング ２１ 移動アーム ２２ 調節装置 ２３ 調整手段 ２４ 内ネジ部分 ２５ 相手ネジ部分 ２６ 調整手段の自由端 ２７ ベース部分 ２８ カバー ２９ 作用成形要素 ３０ ボルト ３１ 移行段部 ３２ 固定部分 ３３ 保証手段 ３４ 固定貫通部 ＡＥ 移動装置 Ｐｆ 回転方向 ＲＳ 静止位置 ＷＳ 作用位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シュテファン・アダムス ドイツ連邦共和国、レオンベルク、ドレス デナー・ストラーセ、32

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 移動装置とこの移動装置によって作用位
    置及び静止位置へと移動可能な空気案内要素とを有し、
    この空気案内要素が、その静止位置にあっては固定のボ
    ディ外殻に関して降下可能であり、かつ作用位置にあっ
    てはこのボディ外殻の上へと突出するように移動可能で
    あり、この移動装置が、ガイドハウジング内で摺動可能
    に支承された移動アームを有する少なくとも１つの移動
    要素を備えており、この移動アームの固定端に空気案内
    要素が配設されており、そしてこの移動要素が、手動で
    操作可能な調節装置を、その静止位置にある空気案内要
    素をボディ外殻に対して相対的に整向するために装備さ
    れている、自動車のための空気案内装置において、 移動要素（１２，１３）が、その固定端（１８，１９）
    において調節装置（２２）として移動要素（１２，１
    ３）の長手方向に延在する内又は外ネジ部分（２４）を
    備えており、このネジ部分に、相手ネジ部分（２５）を
    備える調節装置（２２）の調整手段（２３）がネジ固定
    されていること、また、調整手段（２３）の自由端（２
    ６）に空気案内要素（１１）が固定されていることを特
    徴とする空気案内装置。
  2. 【請求項２】 調整手段（２３）が、空気案内要素（１
    １）に対して相対的に回転可能であり、かつその自由端
    （２６）に、空気案内要素（１１）内へと嵌入する固定
    部分（３１）を備えていることを特徴とする請求項１に
    記載の空気案内装置。
  3. 【請求項３】 空気案内要素（１１）が、固定部分（３
    ２）によって貫入されている固定貫通部（３４）を備え
    ていること、また、空気案内要素（１１）が、保証手段
    （３３）によって固定部分（３２）に保持されているこ
    とを特徴とする請求項１又は２に記載の空気案内装置。
  4. 【請求項４】 固定貫通部（３４）が長孔として形成さ
    れていることを特徴とする請求項３に記載の空気案内装
    置。
  5. 【請求項５】 固定貫通部（３４）が、固定部分（３
    ２）の外径よりも大きい内径を備えることを特徴とする
    請求項３に記載の空気案内装置。
  6. 【請求項６】 空気案内要素（１１）が、ベース部分
    （２７）とこのベース部分（２７）を閉鎖するカバー
    （２８）とから成り、かつベース部分（２７）が、調整
    手段（２３）の自由端（２６）に固定されていることを
    特徴とする請求項１に記載の空気案内装置。
  7. 【請求項７】 調整手段（２３）が、ベース部分（２
    ７）に位置するその自由端（２６）に調節工具のための
    作用成形要素（２９）を備えていることを特徴とする請
    求項６に記載の空気案内装置。
JP2002307952A 2001-11-10 2002-10-23 自動車のための空気案内装置 Pending JP2003182649A (ja)

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