JP2003182575A - 列車制御用通信装置 - Google Patents

列車制御用通信装置

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JP2003182575A
JP2003182575A JP2001380918A JP2001380918A JP2003182575A JP 2003182575 A JP2003182575 A JP 2003182575A JP 2001380918 A JP2001380918 A JP 2001380918A JP 2001380918 A JP2001380918 A JP 2001380918A JP 2003182575 A JP2003182575 A JP 2003182575A
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train
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Mamoru Arai
衛 新井
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T90/10Technologies relating to charging of electric vehicles
    • Y02T90/16Information or communication technologies improving the operation of electric vehicles

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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリ内の情報が次に受信される情報で上書
きされるのを防止できるようにする。 【解決手段】 所定の列車制御用情報を含むフレームを
所定の間隔を保って順次受信し、その受信したフレーム
に基づいて所定の列車制御用演算処理を行って所定の列
車制御を行う列車制御用通信装置において、受信したフ
レームを1個ずつ記憶する複数の記憶部と、前記複数の
記憶部のうちの一つの記憶部に記憶されているフレーム
を読取っている間に、他の残りの記憶部の一つに次に受
信したフレームを記憶させる記憶部制御手段とからな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地上から車上へ、
車上から地上へ、あるいは軌道回路を形成するレールの
始端側から終端側へ所定の列車制御用情報を伝送する列
車制御用通信装置に係り、特に、所定の列車制御用情報
を含むフレームを連続して受信できるようにしたものに
関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の地上から車上(列車)へ
所定の列車制御用情報を伝送する列車制御用通信装置を
示していて、列車イの走行するレールrの所定位置の近
傍に地上子(アンテナ)1を有する地上装置2が設置さ
れている。ここに示される地上装置2は、列車イが地上
側から所定の列車制御用情報を得て所定の速度パターン
を生成して列車イを走行制御する、いわゆるATS−P
の列車制御を行うための情報を車上に向けて送出できる
ように構成されている。すなわち、この地上装置2は、
列車イの前方方向(図3の例では、列車イよりも右側の
方向)の所定位置に設けられている図示しない信号機の
現示情報及び地上子1からその信号機までの距離情報を
変調処理して地上子1から車上に向けて送出できるよう
に構成されている。
【0003】列車イには、地上子1に接近したときにそ
の地上子1から送出されている信号を受信する車上子
(アンテナ)10と、その車上子10で受信した信号を
処理して列車イの制御信号を出力する車上装置aとが設
けられている。
【0004】図4(a)は、車上装置aの概略構成を示
すブロック図である。この車上装置aにおいては、受信
回路11において、車上子10で受信した信号を増幅処
理及びフィルタ処理を行うとともに復調処理して、地上
側(地上装置2側)から送出された情報を抽出できるよ
うに構成されている。図4(b)は、その抽出された信
号の状態を模式的に示したもので、その形態は、上述の
信号機の現示情報及び信号機までの距離情報を中間に有
し、その情報の前に開始フラグを、そして、その情報の
終りに終了フラグを有するフレーム構成であり、このよ
うなフレームF1 ,F2 …が所定の間隔を保ってLSI
から形成される伝送回路12に入力されるように構成さ
れている。
【0005】図4(a)中、Mは、フレームF1 ,F2
…を記憶することのできるメモリであり、13は、CP
Uを中心に構成された演算回路13である。演算回路1
3は、各フレームF1 ,F2 …の終了フラグにより伝送
回路から出力される割込信号によりメモリMに記憶(格
納)されているデータ及び図示しないメモリに格納され
ているシステムプログラムを用いて現時点(地上子1の
位置)から信号機までの速度パターンを生成し、その生
成された速度パターン及び図示しない速度発電機から入
力した列車速度情報に基づいてブレーキ駆動信号等の所
定の制御信号を出力できるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の列車制御用通信装置においては、演算回路がメモリ
からフレーム(データ)を読取中に、次のフレームがそ
のメモリに記憶されると、読取中のフレームが上書きさ
れてデータが破壊されてしまい、所定の演算処理ができ
なくなるという不都合が発生してしまう。このような不
都合は、特に、演算回路の割込処理が複数存在したり、
演算回路(CPU)の処理速度が遅い場合に生じやす
い。
【0007】このような不都合を防止するために、処理
能力が大きく、さらに、処理速度の速い演算回路(CP
U)にすることも考えられるが、コストが高くなるとい
う新たな問題点が発生してしまう。また、フレームの間
隔を大きくすることも考えられるが、この場合は、演算
回路からの演算結果の出力が遅くなるだけでなく、地上
子から車上子へ、あるいは、車上子から地上子への情報
の送信が列車の速度が速くなると十分にできなくなると
いう新たな問題点が発生してしまう。
【0008】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、フレーム(デ
ータ)が破壊されることなく連続して受信することので
きる列車制御用通信装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る列車制御用
通信装置は、上記目的を達成するために、請求項1に記
載の列車制御用通信装置は、所定の列車制御用情報を含
むフレームを所定の間隔を保って順次受信し、その受信
したフレームに基づいて所定の列車制御用演算処理を行
って所定の列車制御を行う列車制御用通信装置におい
て、受信したフレームを1個ずつ記憶する複数の記憶部
と、その複数の記憶部のうちの一つの記憶部に記憶され
ているフレームを読取っている間に、他の残りの記憶部
の一つに次に受信したフレームを記憶させる記憶部制御
手段と、を有することを特徴としている。本発明の請求
項2に記載の列車制御用通信装置は、複数の記憶部は2
個からなることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1(a)は、一実施の形態に係
る列車制御用通信装置のブロック図であって、ここで
は、上記図3に示される車上装置aに適用された列車制
御用通信装置として説明する。なお、上記図4(a),
(b)と同一構成要素には同一符号を付して説明する。
【0011】図4(a)では省略されているが、車上子
10には、上記図3に示される地上子1から送出される
情報が受信できるように構成されている。そして、受信
回路11においては、車上子10で受信した信号を増幅
処理及びフィルタ処理を行うとともに復調処理して、地
上側(地上装置2側)から送出された情報を抽出できる
ように構成されている。図1(b)は、その抽出された
信号の状態を模式的に示したもので、その形態は、上述
の信号機の現示情報及び信号機までの距離情報を中間に
有し、その情報の前に開始フラグを、そして、その情報
の終りに終了フラグを有するフレーム構成であり、この
ようなフレームF1 ,F2 …が所定の間隔を保ってLS
Iから形成される伝送回路(以下、伝送LSIというと
きもある。)3に入力されるように構成されている。
【0012】図1(a)中、M1 ,M2 は、フレームF
1 ,F2 …を記憶することのできるメモリであり、伝送
回路3からの選択信号によりフレームF1 ,F2 …を選
択して記憶できるように構成されている。図1(a)
中、4は、CPUを中心に構成された演算回路(以下、
CPUというときもある。)であって、メモリM1 又は
M2 に記憶(格納)されているデータ及び図示しないメ
モリに格納されているシステムプログラムを用いて現時
点(地上子1の位置)から信号機までの速度パターンを
生成し、その生成された速度パターン及び図示しない速
度発電機から入力した列車速度情報に基づいてブレーキ
駆動信号等の所定の制御信号を出力できるように構成さ
れている。
【0013】以下、図2(a),(b)のフローチャー
トを用いて制御動作について説明する。図2(a)は、
CPU4がメモリM1 ,M2 に記憶されているデータを
読込むときの処理を示している。すなわち、このCPU
4の読取りは、伝送LSI3から割込出力があったとき
に行われる(ステップ100、ステップ102肯定。以
下、ステップを「S」とする。)。そして、CPU4の
図示しないメモリに記憶されているフラグが0のとき
は、メモリM1 に記憶されているデータが読取られ(S
104肯定、S106)、また、そのフラグが1のとき
は、メモリM2 に記憶されているデータが読取られるよ
うに構成されている(S104否定、S108)。
【0014】次に、図2(b)のフローチャートを用い
て伝送LSI3の制御動作について説明する。今、メモ
リM1 ,M2 にフレームが記憶されていない状態におい
て、すなわち、CPU4のフラグメモリが0の状態にお
いて、列車イが地上子1側に向けて走行しているものと
する。そして、列車イの車上子10が地上子1の交信範
囲まで接近すると、受信回路11には地上側からの信号
が受信され、伝送回路3には、図1(b)に示されるよ
うに、互いに所定の間隔を保ったフレームF1,F2 …
が受信される(S200、S202肯定)。
【0015】伝送LSI3に最初に受信されたフレーム
F1 は、その伝送LSI3からのメモリM1 に対する選
択信号により1バイト受信される毎にメモリM1 に記憶
(格納)される(S204肯定、S206)。フレーム
F1 のエンドフラグ(図1(b)では終了フラグ)がメ
モリM1 に記憶されると、すなわち、フレームF1の書
込みが終了すると(S208肯定)、フラグMが1とな
り(S210)、伝送LSI3からCPU4に対して割
込が行われ、これにより、CPU4は、メモリM1 に記
憶されているデータの読取りを開始する(S106参
照)。
【0016】次に、フレームF1 が伝送LSI3に受信
されると(S204否定)、その伝送LSI3からのメ
モリM2 に対する選択信号により1バイト受信される毎
にメモリM2 に記憶される(S214)。そして、フレ
ームF2 のエンドフラグがメモリM2 に記憶されると、
すなわち、フレームF2 の書込みが終了すると(S21
6肯定)、フラグMが0となり(S218)、伝送LS
I3からCPU4に対して割込が行われ、これにより、
CPU4は、メモリM2 に記憶されているデータの読取
りを開始する(S108参照)。
【0017】フレームF2 の次に受信されるフレームF
3 は、メモリM1 にに記憶され、そのフレームF3 の次
に受信されるフレームF4 は、メモリM2 に記憶され、
続いて受信されるフレームF5 ,F6 …は、メモリM1
,M2 に交互に記憶される。
【0018】上述のように、上記構成の列車制御用通信
装置では、2つのメモリM1 ,M2を用いるので、次に
受信されるフレームによりそれまでに記憶されているフ
レームが上書きされるという不都合を効果的に防止する
ことができる。
【0019】なお、上述の例では、本発明をATS−P
に適用した例を示したが、ATCに適用した場合は、車
上子10は、レールrからATC信号を受信することと
なる。そして、演算回路4では、受信した情報に基づい
て列車イの速度制御等の制御信号を出力することとな
る。また、本発明が軌道回路を用いた列車検知装置(T
D)に適用されたときは、その軌道回路を形成するレー
ルの終端側から受信回路11にそのレールの始端側に印
加された情報が入力される。そして、演算回路4は、レ
ールに印加されたと同じ情報を検出したときは列車なし
の検知信号を出力し、その情報を検出しないときは列車
有りの検知信号を出力することとなる。
【0020】上述の例では、メモリを2個としたが、3
個以上とすることもできる。しかし、列車制御を行う上
ではメモリ2個で十分に対処することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の列車制御用通
信装置は、受信したフレームを1個ずつ記憶する複数の
記憶部と、その複数の記憶部のうちの一つの記憶部に記
憶されているフレームを読取っている間に、他の残りの
記憶部の一つに次に受信したフレームを記憶させる記憶
部制御手段とからなるので、メモリに記憶されているフ
レームが次に受信されるフレームで上書きされるのを効
果的に防止することができる。本発明の請求項2に記載
の列車制御用通信装置は、複数の記憶部は2個からなる
ので、列車制御に十分に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明に係る列車制御用通信装置を
ATS−Pに適用したときの車上装置部分の概略構成を
示すブロック図、(b)は、フレームの構成を示す説明
図である。
【図2】制御動作を示すフローチャートである。
【図3】ATS−Pの地上装置及び車上装置の概略図で
ある。
【図4】(a)は、従来の列車制御用通信装置をATS
−Pに適用したときの車上装置部分の概略構成を示すブ
ロック図、(b)は、フレームの構成を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 地上子 2 地上装置 3 伝送回路 4 演算回路 10 車上子 11 受信回路 a 車上装置 M1 ,M2 メモリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の列車制御用情報を含むフレームを
    所定の間隔を保って順次受信し、その受信したフレーム
    に基づいて所定の列車制御用演算処理を行って所定の列
    車制御を行う列車制御用通信装置において、 受信したフレームを1個ずつ記憶する複数の記憶部と、 前記複数の記憶部のうちの一つの記憶部に記憶されてい
    るフレームを読取っている間に、他の残りの記憶部の一
    つに次に受信したフレームを記憶させる記憶部制御手段
    と、 を有することを特徴とする列車制御用通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の列車制御用通信装置に
    おいて、複数の記憶部は2個からなることを特徴とする
    列車制御用通信装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016019449A (ja) * 2014-07-11 2016-02-01 株式会社デンソー モータ制御装置およびそれを用いた電動パワーステアリング装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016019449A (ja) * 2014-07-11 2016-02-01 株式会社デンソー モータ制御装置およびそれを用いた電動パワーステアリング装置

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