JP2003182322A - タイヤ状態監視装置の送信機 - Google Patents

タイヤ状態監視装置の送信機

Info

Publication number
JP2003182322A
JP2003182322A JP2001386677A JP2001386677A JP2003182322A JP 2003182322 A JP2003182322 A JP 2003182322A JP 2001386677 A JP2001386677 A JP 2001386677A JP 2001386677 A JP2001386677 A JP 2001386677A JP 2003182322 A JP2003182322 A JP 2003182322A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
casing
transmitter
wheel
leaf spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001386677A
Other languages
English (en)
Inventor
Setsuhiro Saeki
節廣 佐伯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pacific Industrial Co Ltd
Taiheiyo Kogyo KK
Original Assignee
Pacific Industrial Co Ltd
Taiheiyo Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pacific Industrial Co Ltd, Taiheiyo Kogyo KK filed Critical Pacific Industrial Co Ltd
Priority to JP2001386677A priority Critical patent/JP2003182322A/ja
Priority to US10/154,520 priority patent/US20030112137A1/en
Priority to TW091111356A priority patent/TW528689B/zh
Priority to EP02013578A priority patent/EP1321314A3/en
Priority to KR1020020034439A priority patent/KR20030051146A/ko
Publication of JP2003182322A publication Critical patent/JP2003182322A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C23/00Devices for measuring, signalling, controlling, or distributing tyre pressure or temperature, specially adapted for mounting on vehicles; Arrangement of tyre inflating devices on vehicles, e.g. of pumps or of tanks; Tyre cooling arrangements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C23/00Devices for measuring, signalling, controlling, or distributing tyre pressure or temperature, specially adapted for mounting on vehicles; Arrangement of tyre inflating devices on vehicles, e.g. of pumps or of tanks; Tyre cooling arrangements
    • B60C23/02Signalling devices actuated by tyre pressure
    • B60C23/04Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre
    • B60C23/0491Constructional details of means for attaching the control device
    • B60C23/0494Valve stem attachments positioned inside the tyre chamber
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C23/00Devices for measuring, signalling, controlling, or distributing tyre pressure or temperature, specially adapted for mounting on vehicles; Arrangement of tyre inflating devices on vehicles, e.g. of pumps or of tanks; Tyre cooling arrangements
    • B60C23/02Signalling devices actuated by tyre pressure
    • B60C23/04Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre
    • B60C23/0408Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre transmitting the signals by non-mechanical means from the wheel or tyre to a vehicle body mounted receiver

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】外力による不具合を解消することが可能なタイ
ヤ状態監視装置の送信機を提供すること。 【解決手段】送信機1は、ケーシング10及びバルブス
テム20を板バネ30で弾性的に連結した構成である。
そのため、車両の走行時に送信機1がタイヤT及びホイ
ールWと一体的に回転する場合には、特にケーシング1
0に作用する車両の走行速度に応じた遠心力が、板バネ
30の弾性力によって抑制される。その結果、ケーシン
グ10に収容された電子基板に生じる応力が極力抑制さ
れる。従って、外力による不具合を解消することができ
る。具体的には、車両の走行時に発生する遠心力に起因
してケーシング10が損傷すること及びケーシング10
内に収容されている電子基板に電気的な接続不良が発生
することを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に装着された
タイヤの内部空気圧や内部温度等の状態を示すデータを
無線で送信するタイヤ状態監視装置の送信機に関し、よ
り詳しくは、外力による不具合を解消するための構造に
特徴を有するタイヤ状態監視装置の送信機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両に装着されたタイヤの状
態を車室内で確認するために、無線方式のタイヤ状態監
視装置が用いられている。タイヤが装着された各ホイー
ルには、対応するタイヤの内部空気圧や内部温度等の状
態を計測して、タイヤ状態を示すデータを無線で送信す
るための送信機が装着される。車両の車体には、送信機
からの送信データを受け取るための受信機が設けられ
る。
【0003】図4に示すように、従来の送信機101
は、タイヤTが装着されたホイールWに取り付けられ
る。この送信機101は、タイヤTの内部に配置される
樹脂製のケーシング110と、そのケーシング110と
一体的に設けられ、ホイールWのバルブ取付孔Vに取り
付けられる金属製のバルブステム120とから構成され
ている。尚、図示はしないが、ケーシング110内に
は、圧力センサ、温度センサ、信号処理装置及び電池等
の各種電装品が実装された電子基板が収容されている。
また、バルブステム120は、ケーシング110からホ
イールWを通じて外部に延びており、タイヤ状態を示す
データを送信するためのアンテナとして機能する。
【0004】バルブステム120内には、エア導入孔1
21が形成され、このエア導入孔121と連通するよう
に、ケーシング110には、通気孔111が形成されて
いる。また、バルブステム120の先端には、バルブキ
ャップ122が取り外し可能に螺着されている。尚、図
示はしないが、バルブステム120のエア導入孔121
には、バルブコアが嵌合されている。その結果、バルブ
ステム120のエア導入孔121及びケーシング110
の通気孔111を通じて、タイヤTの内部にエアが注入
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両の走行
時には、ホイールWに取り付けられた送信機101が、
タイヤT及びホイールWの回転に伴って、それらと一体
的に回転する。そのため、送信機101には、車両の走
行速度に応じた遠心力が作用して、送信機101は、ホ
イールWのバルブ取付孔Vを軸として、ホイールWから
遠ざかろうとする。その結果、ケーシング110とバル
ブステム120とが一体的に構成された従来の送信機1
01では、ケーシング110が自身の弾性力に抗して変
形すると、ケーシング110内に収容されている電子基
板に応力が生じて、機械的なストレスに起因する電気的
な接続不良等の不具合が発生する虞がある。
【0006】また、タイヤTをホイールWに対して着脱
する場合には、図4に2点鎖線で示すように、タイヤT
のビード部Bが送信機101のケーシング110上を通
過する。このとき、送信機101のケーシング110
は、タイヤTのビード部BによってホイールW側へ圧迫
される。特に、ホイールWの回転軸(それと平行な軸X
1で代用)と、ホイールWのバルブ取付孔Vの中心軸
(バルブステム120の中心軸X2で代用)とのなす角
度θ1が大きい場合には、ケーシング110がホイール
Wのドロップセンター部Dから離間する。従って、角度
θ1が大きい程、タイヤTのビード部Bが送信機101
のケーシング110上をスムーズに通過し難くなるとと
もに、ビード部Bによるケーシング110に対する圧迫
力の程度が大きくなり、上記のような外力による不具合
の発生確率が高くなる。
【0007】さらに、角度θ1が小さい場合には、ケー
シング110がホイールWのドロップセンター部Dに接
触する。この場合、ケーシング110がホイールWのド
ロップセンター部Dから離間する場合と比較して、ビー
ド部Bによるケーシング110に対する圧迫力の程度は
小さくなるものの、ケーシング110が自身の弾性力に
抗してホイールWのドロップセンター部Dに押し付けら
れる。即ち、タイヤTをホイールWに対して着脱する場
合に限らず、ホイールWに対する送信機101の取付後
には、常にケーシング110がホイールWのドロップセ
ンター部Dに押し付けられる。従って、角度θ1が小さ
い程、ケーシング110の押し付け力が大きくなり、上
記のような外力による不具合の発生確率が高くなる。
【0008】これらのように、ケーシング110とバル
ブステム120とが一体的に構成された従来の送信機1
01では、車両の走行時に発生する遠心力、タイヤTの
着脱時における圧迫力及び送信機101の取付具合に起
因する押し付け力等の外力による不具合が発生する虞が
ある。具体的には、ケーシング110が損傷すること、
ケーシング110内に収容されている電子基板に電気的
な接続不良が発生すること又はタイヤTの着脱が困難に
なること等の不具合が発生する虞がある。
【0009】本発明は、このような問題点に着目してな
されたものであって、その目的は、外力による不具合を
解消することが可能なタイヤ状態監視装置の送信機を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、車両に装着されたタ
イヤの状態を示すデータを送信するタイヤ状態監視装置
の送信機において、タイヤの内部に配置され、タイヤの
状態を計測するための各種電装品を収容するケーシング
と、そのケーシングとは独立して設けられ、タイヤが装
着されたホイールに取り付けられるバルブステムと、そ
れらケーシング及びバルブステムを弾性的に連結する連
結手段とを備えた。
【0011】従って、請求項1に記載の発明によれば、
車両の走行時に送信機がタイヤ及びホイールと一体的に
回転する場合には、特に送信機のケーシングに作用する
車両の走行速度に応じた遠心力が、連結手段の弾性力に
よって抑制される。そのため、ケーシングに収容された
各種電装品に生じる応力が極力抑制される。
【0012】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のタイヤ状態監視装置の送信機において、連結手段
は、タイヤをホイールに対して着脱する場合には、タイ
ヤのビード部とケーシングとの間に介在する。
【0013】従って、請求項2に記載の発明によれば、
タイヤをホイールに対して着脱する場合には、タイヤの
ビード部が送信機上を通過するが、タイヤのビード部と
送信機のケーシングとの間には、連結手段が介在され
る。即ち、タイヤのビード部が送信機のケーシング上を
直接接触しながら通過することはない。そのため、タイ
ヤのビード部による送信機のケーシングに対する圧迫力
は、連結手段の弾性力によって抑制された間接的なもの
となる。従って、その抑制された圧迫力に起因してケー
シングに収容された各種電装品に生じる応力が極力抑制
される。
【0014】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載のタイヤ状態監視装置の送信機におい
て、連結手段は、基端部がバルブステムに固定されると
ともに、先端部がホイール側に向かう弾性力によりホイ
ールに押圧接触される。
【0015】従って、請求項3に記載の発明によれば、
連結手段の先端部をホイールに押圧接触させることによ
って、送信機をホイールに極力近接させている。そのた
め、タイヤをホイールに対して着脱する場合には、タイ
ヤのビード部が送信機上をスムーズに通過可能となる。
また、タイヤのビード部による送信機に対する圧迫力の
程度が極力抑制される。従って、タイヤのビード部によ
る圧迫力に起因してケーシングに収容された各種電装品
に生じる応力が極力抑制される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るタイヤ状態
監視装置の送信機を具体化した一実施形態について図面
を用いて説明する。
【0017】図1に示すように、タイヤ状態監視装置
は、車両Cの4つのタイヤTにそれぞれ設けられる4つ
の送信機1と、車両Cの車体に設けられる1つの受信機
2とを備える。各送信機1は、対応するタイヤTの内部
空気圧や内部温度等の状態を計測して、タイヤ状態を示
すデータを受信機2に対して無線送信する。受信機2
は、受信データに基づいて、車室内に設けられた表示器
(図示略)に圧力情報及び温度情報を表示させる。
【0018】図3に示すように、各タイヤTはホイール
Wに装着される。各送信機1は、タイヤTの内部に配置
されるケーシング10と、そのケーシング10とは独立
して設けられ、ホイールWのバルブ取付孔Vに取り付け
られるバルブステム20と、それらケーシング10及び
バルブステム20を弾性的に連結する板バネ30とから
構成されている。
【0019】ケーシング10は、熱可塑性樹脂からなる
成形品であり、特に図示はしないが、ケーシング10内
には、圧力センサ、温度センサ、信号処理装置及び電池
等の各種電装品が実装された電子基板が収容されてい
る。バルブステム20は、導電性材料、好ましくは金属
材料から構成されている。そして、このバルブステム2
0は、ケーシング10からホイールWを通じて外部に延
びており、タイヤ状態を示すデータを送信するためのア
ンテナとして機能する。板バネ30は、ばね鋼(SU
P)、ステンレス鋼(SUS)等から構成され、車両C
の走行時に発生する遠心力、タイヤTの着脱時における
圧迫力及び送信機1の取付具合に起因する押し付け力等
の外力に対する耐性を考慮した形状に折り曲げられてい
る。
【0020】バルブステム20の基端部には、フランジ
21が形成され、このフランジ21に密着するようにゴ
ム製のグロメット22が装着されている。また、バルブ
ステム20の軸方向の中間部には、バルブナット23が
取り外し可能に螺着されている。さらに、バルブステム
20の先端には、樹脂製又は金属製のバルブキャップ2
4が取り外し可能に螺着されている。即ち、バルブキャ
ップ24及びバルブナット23を取り外した状態で、バ
ルブステム20をホイールWの内側からホイールWのバ
ルブ取付孔Vに挿通するとともに、バルブナット23を
ホイールWの外側からバルブステム20に螺着すること
によって、バルブステム20はホイールWのバルブ取付
孔Vに取り付けられる。
【0021】バルブステム20内には、軸方向に沿って
エア導入孔25が形成され、特に図示はしないが、この
エア導入孔25には、バルブコアが嵌合されている。ま
た、タイヤTの内部に配置されるバルブステム20の端
部には、貫通孔26aを有する中空ボルト26が取り外
し可能に螺着されている。即ち、エア導入孔25及び中
空ボルト26の貫通孔26aを通じて、タイヤTの内部
にエアが注入される。尚、中空ボルト26は、エアの流
通を許容するためのものであるとともに、板バネ30を
バルブステム20に取り付けるためのものである。即
ち、板バネ30の基端部30aには、挿通孔31が形成
され、中空ボルト26を挿通孔31に挿通するととも
に、中空ボルト26をバルブステム20に螺着すること
によって、板バネ30はバルブステム20に取り付けら
れる。
【0022】板バネ30の基部30bは、基端部30a
と鋭角をなすように折り曲げ形成され、図2に示すよう
に、基部30bのほぼ中央部には、挿通孔32が形成さ
れている。そして、ケーシング10は、1つの突起11
を有している。突起11は、ケーシング10のほぼ中央
部に形成されている。即ち、突起11を挿通孔32に挿
入した後、突起11を熱でリベット状に変形させること
によって、ケーシング10は板バネ30に固着される。
また、基部30bには、突起11を挟むように一対の突
条33が形成されている。該突条33は、タイヤTをホ
イールWに対して着脱する場合における、タイヤTのビ
ード部Bの移動方向に沿って延びるように形成されてい
る。図3に示すように、各突条33の突出量は、熱でリ
ベット状に変形された突起11の先端までの高さ以上で
あり、同高さを超えることが好ましい。
【0023】板バネ30の先端部30cは、基部30b
と鈍角をなすように折り曲げ形成され、その先端部30
cの先端は、ホイールW側に向かう弾性力によりホイー
ルWのドロップセンター部Dに押圧接触される。尚、ケ
ーシング10は、ホイールWのドロップセンター部Dに
接触しないように、板バネ30とドロップセンター部D
との間の空間に配置される。
【0024】以上、詳述したように本実施形態によれ
ば、次のような作用、効果を得ることができる。 (1)送信機1は、ケーシング10及びバルブステム2
0を板バネ30で弾性的に連結した構成である。そのた
め、車両Cの走行時に送信機1がタイヤT及びホイール
Wと一体的に回転する場合には、特にケーシング10に
作用する車両Cの走行速度に応じた遠心力が、板バネ3
0の弾性力によって抑制される。その結果、ケーシング
10に収容された電子基板に生じる応力が極力抑制され
る。従って、外力による不具合を解消することができ
る。具体的には、車両Cの走行時に発生する遠心力に起
因してケーシング10が損傷すること及びケーシング1
0内に収容されている電子基板に電気的な接続不良が発
生することを防止することができる。
【0025】(2)タイヤTをホイールWに対して着脱
する場合には、図3に2点鎖線で示すように、タイヤT
のビード部Bが送信機1上を通過するが、タイヤTのビ
ード部Bと送信機1のケーシング10との間には、板バ
ネ30が介在される。即ち、タイヤTのビード部Bが送
信機1のケーシング10上を直接接触しながら通過する
ことはない。そのため、タイヤTのビード部Bによる送
信機1のケーシング10に対する圧迫力は、板バネ30
の弾性力によって抑制された間接的なものとなる。従っ
て、その抑制された圧迫力に起因してケーシング10が
損傷すること及びケーシング10内に収容されている電
子基板に電気的な接続不良が発生することを防止するこ
とができる。
【0026】(3)板バネ30の先端部30cをホイー
ルWのドロップセンター部Dに押圧接触させることによ
って、送信機1をホイールWに極力近接させている。そ
のため、タイヤTをホイールWに対して着脱する場合に
は、タイヤTのビード部Bが送信機1上をスムーズに通
過可能となる。従って、タイヤTをホイールWに対して
スムーズに着脱することができる。また、タイヤTのビ
ード部Bによる送信機1に対する圧迫力の程度が極力抑
制される。従って、タイヤTのビード部Bによる圧迫力
に起因してケーシング10が損傷すること及びケーシン
グ10内に収容されている電子基板に電気的な接続不良
が発生することを防止することができる。
【0027】(4)板バネ30の基端部30aは、バル
ブステム20に固定され、板バネ30の先端部30c
は、ホイールWのドロップセンター部Dに押圧接触され
ている。換言すれば、板バネ30の両端部には、自由端
は存在しない。そのため、車両Cの走行時に走行速度に
応じた遠心力が送信機1に作用した場合であっても、そ
の遠心力は板バネ30の弾性力によって確実に抑制され
る。従って、その抑制された遠心力に起因してケーシン
グ10が振動することを極力抑制することができ、ひい
てはタイヤT及びホイールWの回転バランスを安定させ
ることができる。
【0028】(5)ケーシング10は、ホイールWのド
ロップセンター部Dに接触しないように、板バネ30と
ドロップセンター部Dとの間の空間に配置される。その
ため、ケーシング10がホイールWに押し付けられるこ
とはなく、ケーシング10が損傷すること及びケーシン
グ10内に収容されている電子基板に電気的な接続不良
が発生することを防止することができることは言うまで
もない。
【0029】(6)ケーシング10の突起11を板バネ
30の挿通孔32に挿入した後、突起11を熱でリベッ
ト状に変形させることによって、ケーシング10を板バ
ネ30に固着している。即ち、ケーシング10を板バネ
30に固着するために、接着剤やネジ等を使用しないの
で、送信機1の軽量化を図ることができる。また、本実
施形態の構成とは異なり、接着剤を使用した構成の場合
には、遠心力等の外力により接着剤が剥がれて、ケーシ
ング10が板バネ30から脱落する虞がある。一方、ネ
ジを使用した構成の場合には、遠心力等の外力によりネ
ジが緩んで、ケーシング10が板バネ30から脱落する
虞がある。本実施形態の構成では、これらの構成とは異
なり、ケーシング10が板バネ30から脱落することを
確実に防止することができる。
【0030】(7)板バネ30の先端部30cをホイー
ルWのドロップセンター部Dに押圧接触させ、ケーシン
グ10を1つの突起11によって板バネ30に固定して
いる。そのため、ビード部Bによる圧迫力が板バネ30
に作用した場合には、板バネ30が突起11を軸として
若干湾曲され、突起11と板バネ30との接触部分を除
いて、ケーシング10と板バネ30との間に僅かな隙間
が形成される。換言すれば、板バネ30からケーシング
10に伝達される圧迫力は、突起11以外にはほとんど
作用しない。その結果、板バネ30がビード部Bの圧迫
力により撓んでも、ケーシング10は撓まない。従っ
て、ケーシング10が損傷すること及びケーシング10
内に収容されている電子基板に電気的な接続不良が発生
することを防止することができる。
【0031】(8)板バネ30には、タイヤTのビード
部Bの移動方向に沿って、板バネ30の表面から熱でリ
ベット状に変形された突起11の先端までの高さ以上の
突出量を有する一対の突条33を形成している。そのた
め、タイヤTをホイールWに対して着脱する場合には、
熱でリベット状に変形された突起11をタイヤTのビー
ド部Bから保護することができる。また、板バネ30の
強度を向上させることができる。さらに、タイヤTをホ
イールWに対して着脱する場合には、タイヤTのビード
部Bが板バネ30の突条33上を通過するため、板バネ
30とタイヤTのビード部Bとの接触面積が狭くなる。
従って、タイヤTをホイールWに対してスムーズに着脱
することができる。
【0032】(9)タイヤTをホイールWに対して着脱
する場合には、板バネ30の先端部30cによって、タ
イヤTのビード部Bからケーシング10を保護すること
ができることは言うまでもない。しかも、板バネ30の
先端部30cは、ケーシング10が固着される基部30
bと鈍角をなすように折り曲げ形成されている。そのた
め、本実施形態の構成とは異なり、先端部30cが基部
30bと直角又は鋭角をなすように折り曲げ形成された
構成と比較して、タイヤTをホイールWに対してスムー
ズに着脱することができる。
【0033】尚、前記実施形態は、次のように変更して
具体化することも可能である。・ケーシング10に形成
する突起11の数を2つ以上に変更するとともに、板バ
ネ30の基部30bに形成する挿通孔32の数を突起1
1の数に対応するように2つ以上に変更してもよい。例
えば、ケーシング10の中央部に突起11を形成すると
ともに(前記実施形態と同様)、ケーシング10の4隅
にそれぞれ突起11を形成して、突起11の数を合計5
つに変更してもよい。この場合、板バネ30の基部30
bには、突起11の形成位置に対応して、合計5つの挿
通孔32を形成する。そして、各突起11を対応する挿
通孔32に挿入した後、各突起11を熱でリベット状に
変形させることによって、ケーシング10を板バネ30
に固着する。尚、熱でリベット状に変形された各突起1
1を保護するために、板バネ30に突条33を形成する
構成が好ましい。このように構成すれば、送信機1に作
用する遠心力等の外力は、板バネ30から各突起11を
介してケーシング10に伝達される。換言すれば、突起
11及び挿通孔32の数が多い程、ケーシング10に伝
達される外力はより分散され、1つの突起11に作用す
る外力は小さくなる。従って、外力に対する耐性を向上
させることができる。
【0034】さらに、上記実施形態より把握される技術
的思想について、以下にそれらの効果と共に記載する。 〔1〕請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のタイ
ヤ状態監視装置の送信機において、ケーシングは、ケー
シングを連結手段に係合させるための突起が形成された
熱可塑性樹脂からなる成形品であり、連結手段には、ケ
ーシングの突起が係合される係合孔を形成し、ケーシン
グの突起を連結手段の係合孔に挿入した後、ケーシング
の突起を熱でリベット状に変形させて、ケーシングを連
結手段に固着したタイヤ状態監視装置の送信機。このよ
うに構成すれば、ケーシングを連結手段に固着するため
に、接着剤やネジ等を使用しないので、送信機の軽量化
を図ることができる。
【0035】〔2〕上記〔1〕に記載のタイヤ状態監視
装置の送信機において、連結手段には、タイヤのビード
部の移動方向に沿って、連結手段の表面から熱でリベッ
ト状に変形された突起の先端までの高さ以上の突出量を
有する一対の突条を形成したタイヤ状態監視装置の送信
機。このように構成すれば、タイヤをホイールに対して
着脱する場合には、熱でリベット状に変形された突起を
タイヤのビード部から保護することができる。また、連
結手段の強度を向上させることができる。さらに、タイ
ヤをホイールに対して着脱する場合には、タイヤのビー
ド部が連結手段の突条上を通過するため、連結手段とタ
イヤのビード部との接触面積が狭くなる。従って、タイ
ヤをホイールに対してスムーズに着脱することができ
る。
【0036】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ため、次のような効果を奏する。請求項1〜請求項3の
いずれか1項に記載の発明によれば、外力による不具合
を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のタイヤ状態監視装置を搭載した車
両を示す概略図。
【図2】送信機の構造を示す説明図。
【図3】送信機を取り付けたホイールにタイヤが装着さ
れた状態を示す断面図。
【図4】従来の送信機を取り付けたホイールにタイヤが
装着された状態を示す断面図。
【符号の説明】
1…送信機、10…ケーシング、11…突起、20…バ
ルブステム、30…連結手段としての板バネ、30a…
基端部、30c…先端部、32…係合孔としての挿通
孔、33…突条、B…ビード部、C…車両、T…タイ
ヤ、W…ホイール。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に装着されたタイヤの状態を示すデ
    ータを送信するタイヤ状態監視装置の送信機において、
    タイヤの内部に配置され、タイヤの状態を計測するため
    の各種電装品を収容するケーシングと、そのケーシング
    とは独立して設けられ、タイヤが装着されたホイールに
    取り付けられるバルブステムと、それらケーシング及び
    バルブステムを弾性的に連結する連結手段とを備えたタ
    イヤ状態監視装置の送信機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のタイヤ状態監視装置の
    送信機において、連結手段は、タイヤをホイールに対し
    て着脱する場合には、タイヤのビード部とケーシングと
    の間に介在するタイヤ状態監視装置の送信機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のタイヤ状
    態監視装置の送信機において、連結手段は、基端部がバ
    ルブステムに固定されるとともに、先端部がホイール側
    に向かう弾性力によりホイールに押圧接触されるタイヤ
    状態監視装置の送信機。
JP2001386677A 2001-12-19 2001-12-19 タイヤ状態監視装置の送信機 Pending JP2003182322A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001386677A JP2003182322A (ja) 2001-12-19 2001-12-19 タイヤ状態監視装置の送信機
US10/154,520 US20030112137A1 (en) 2001-12-19 2002-05-23 Transmitter of tire condition monitoring apparatus
TW091111356A TW528689B (en) 2001-12-19 2002-05-28 Transmitter of tire condition monitoring apparatus
EP02013578A EP1321314A3 (en) 2001-12-19 2002-06-20 Transmitter of tire condition monitoring apparatus
KR1020020034439A KR20030051146A (ko) 2001-12-19 2002-06-20 타이어 상태 모니터링 장치용 전송기

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001386677A JP2003182322A (ja) 2001-12-19 2001-12-19 タイヤ状態監視装置の送信機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003182322A true JP2003182322A (ja) 2003-07-03

Family

ID=19187959

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001386677A Pending JP2003182322A (ja) 2001-12-19 2001-12-19 タイヤ状態監視装置の送信機

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20030112137A1 (ja)
EP (1) EP1321314A3 (ja)
JP (1) JP2003182322A (ja)
KR (1) KR20030051146A (ja)
TW (1) TW528689B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004087438A1 (ja) * 2003-03-31 2004-10-14 The Yokohama Rubber Co., Ltd. タイヤ用電子部品の取り付け構造
JP2008503744A (ja) * 2004-06-22 2008-02-07 トランセンス テクノロジーズ ピーエルシー Sawベースのタイヤ空気圧センサー・バルブアダプター

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7161476B2 (en) 2000-07-26 2007-01-09 Bridgestone Firestone North American Tire, Llc Electronic tire management system
US8266465B2 (en) 2000-07-26 2012-09-11 Bridgestone Americas Tire Operation, LLC System for conserving battery life in a battery operated device
FR2831486B1 (fr) * 2001-10-29 2003-12-19 Siemens Vdo Automotive Capteur de pression destine a etre monte dans un pneumatique et son support
US6959597B2 (en) * 2002-08-01 2005-11-01 Pacific Industrial Co., Ltd. Transmitter for tire state monitoring apparatus
CN100437601C (zh) * 2006-07-24 2008-11-26 西安飞机工业(集团)有限责任公司 一种用于自动钻铆托架变形的修补数据处理方法
US8047068B2 (en) * 2008-08-01 2011-11-01 Schrader Electronics, Inc. Snap-in tire valve
IT1394037B1 (it) * 2009-05-08 2012-05-25 Wonder Spa Valvola per il gonfiaggio di pneumatici di autocarri associabile ad un trasduttore per tecnologia tpms
DE102010012013A1 (de) * 2010-03-12 2011-09-15 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Vorrichtung
CA2820585C (en) * 2010-11-05 2017-05-30 Brian Moore Wireless sensor device
DE102012004333A1 (de) 2012-03-07 2013-09-12 Alligator Ventilfabrik Gmbh Reifendruckaufnehmer
CN103538432A (zh) * 2012-07-17 2014-01-29 联创汽车电子有限公司 轮胎胎压监测传感器
MY179101A (en) * 2014-11-07 2020-10-28 Salutica Allied Solutions Sdn Bhd Wireless tire monitoring device
FR3029846B1 (fr) * 2014-12-11 2016-12-23 Continental Automotive France Module de mesure et procede de montage d'un tel module sur une jante
FR3048156B1 (fr) * 2016-02-23 2019-11-15 Continental Automotive France Boitier de module electronique et unite electronique de mesure de parametres de fonctionnement d'une roue de vehicule
CN109109581B (zh) * 2017-06-23 2021-03-02 橙的电子股份有限公司 胎压侦测装置
US10703146B2 (en) 2017-06-28 2020-07-07 Sram, Llc Pressure measuring device with alignment feature
US10919346B2 (en) 2017-06-28 2021-02-16 Sram, Llc Pressure measuring device for a wheel
US11745549B2 (en) 2017-08-21 2023-09-05 Sram. Llc Pressure sensing assembly for a bicycle wheel
US11472240B2 (en) * 2018-01-30 2022-10-18 Android Industries Llc System and method for stemming a wheel
SE2030371A1 (sv) * 2020-12-22 2022-06-23 Wahlgren Torbjoern Plugg för fälg

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3902812B2 (ja) * 1996-07-01 2007-04-11 倉敷化工株式会社 液体封入式防振装置
DE19626145A1 (de) * 1996-07-01 1998-01-08 Continental Ag Befestigungsvorrichtung für ein Elektronikmodul
DE10019082B4 (de) * 2000-04-11 2006-03-02 Beru Ag Träger für eine Vorrichtung zum Messen des Reifendrucks zur Verwendung in einem auf einer Felge montierten Luftreifen und damit ausgestattetes Rad

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004087438A1 (ja) * 2003-03-31 2004-10-14 The Yokohama Rubber Co., Ltd. タイヤ用電子部品の取り付け構造
US7350407B2 (en) 2003-03-31 2008-04-01 The Yokohama Rubber Co., Ltd Installation structure for electronic component for tire
JP2008503744A (ja) * 2004-06-22 2008-02-07 トランセンス テクノロジーズ ピーエルシー Sawベースのタイヤ空気圧センサー・バルブアダプター

Also Published As

Publication number Publication date
KR20030051146A (ko) 2003-06-25
EP1321314A2 (en) 2003-06-25
TW528689B (en) 2003-04-21
EP1321314A3 (en) 2003-11-19
US20030112137A1 (en) 2003-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003182322A (ja) タイヤ状態監視装置の送信機
US6895810B2 (en) Transmitter mounting structure for tire condition monitoring apparatus
US6959597B2 (en) Transmitter for tire state monitoring apparatus
EP1542876B1 (en) Electronic component assembly in a tire
US7598469B2 (en) Vehicle door handle device
US7916011B2 (en) Tire monitor system having tire valve antenna
JP2007508182A (ja) タイヤ内部に装置を取り付けるためのポストパッチ組立体
JP4255301B2 (ja) タイヤ用電子部品の取り付け構造
US20130096411A1 (en) Biological information detection device
JP2002264621A (ja) タイヤ状態監視装置の送信機
EP1356961B1 (en) Mounting structure of transmitter for tire condition monitoring apparatus
JPS6071306A (ja) ホイールに電気回路を取付ける装置
EP1680287B1 (en) Robust antenna connection for an electronics component assembly in a tire
US6708558B2 (en) Transmitter for monitoring the condition of a tire
US20130069775A1 (en) Tire status monitoring apparatus
JP3914481B2 (ja) タイヤ状態監視装置の送信機
CN113895185B (zh) 轮胎压力传感器及气门嘴组件
JP2001174357A (ja) タイヤ空気圧センサー
JP2000052726A (ja) タイヤ空気圧警報装置用送信機のケーシング構造
JP2004066849A (ja) タイヤ状態監視装置の送信機
JP2022104166A (ja) 電子機器
US20190307003A1 (en) Sensor case
JP2003146035A (ja) タイヤ内圧警報装置および、タイヤ内圧警報装置とリムとの組立体
JP2019137217A (ja) 電子装置及びタイヤ