JP2003182011A - ポリエステルフィルム - Google Patents

ポリエステルフィルム

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JP2003182011A
JP2003182011A JP2001390738A JP2001390738A JP2003182011A JP 2003182011 A JP2003182011 A JP 2003182011A JP 2001390738 A JP2001390738 A JP 2001390738A JP 2001390738 A JP2001390738 A JP 2001390738A JP 2003182011 A JP2003182011 A JP 2003182011A
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JP
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polyester film
coating
film
polymer
coating layer
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Takeshi Furuya
健 古谷
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Mitsubishi Polyester Film Corp
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Mitsubishi Polyester Film Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗布層と基体のポリエステルフィルムの密着
性が良く、帯電防止性およびオリゴマー析出防止性能の
優れたポリエステルフィルムを提供する。 【解決手段】 少なくともフィルムの片面に厚み0.0
05〜1μmの塗布層を有し、当該塗布層が、粘度が1
0000CPS(40%aq、25℃)以下であり、主
鎖に4級アンモニウム塩を有し、ハロゲン原子またはイ
オンが分子中に存在しないポリマーを含有する塗布剤由
来のものであることを特徴とするポリエステルフィル
ム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯電防止性および
オリゴマー析出防止性能の優れたポリエステルフィルム
に関する。
【0002】
【従来の技術】二軸延伸ポリエステルフィルムは、優れ
た特性を有することで広く用いられているものの、帯電
しやすいという欠点がある。帯電防止方法としては、有
機スルンホン酸塩や有機リン酸塩などのアニオン性化合
物を練込む方法、金属化合物を蒸着する方法、アニオン
性化合物やカチオン性化合物あるいはいわゆる導電性粒
子を塗布する方法などがある。アニオン性化合物を練込
む方法は、安価に製造できるものの、帯電防止効果にお
いて限界があると共に用いることができる化合物が低分
子化合物であるため、ブルーミングによってフィルムと
積層した層との接着性が低下したり、耐水性がなかった
り、また化合物が転着したりするなどの問題がある。
【0003】金属化合物を蒸着する方法は、帯電防止性
が優れ、近年は透明導電性フィルムとして用途が拡大し
ているものの、製造コストが高く、特定の用途には向い
ているが、一般の帯電防止フィルムとしては利用し難
い。導電性カーボンや導電性金属粒子を塗布する方法
は、帯電防止効果が比較的良好であると共に比較的安価
に製造できる利点があるものの、フィルムの透明性が悪
化するという欠点がある。
【0004】このようなことから、帯電防止剤としてア
ニオン性化合物やカチオン性化合物を塗布する方法が二
軸延伸ポリエステルの帯電防止法として広く採られてい
る。塗布属を有する二軸延伸ポリエステルフィルムの製
造方法として、塗布液を塗布した後、フィルムを延伸、
熱処理する塗布延伸法(インラインコーティング法)と
言われるものがある。この方法は、二軸延伸後のポリエ
ステルフィルムに塗布液を塗布して塗布層を形成する方
法と比較して、フィルムの製膜と塗布を同時に実施する
ため、幅広の製品が比較的安価に得られるだけでなく、
塗布層と基体のポリエステルフィルムの密着性が良く、
塗布層を薄膜化できるだけでなく、塗布層の表面特性も
特徴のあるものが得られる。
【0005】しかしながら、塗布延伸により帯電防止ポ
リエステルフィルムを製造する場合には、帯電防止剤が
熱的に不安定なため、通常の条件で塗布延伸を実施した
場合には、延伸、熱処理工程で揮散あるいは熱分解が生
じて、期待された帯電防止効果が発揮されない場合があ
る。また、温度やフィルムの滞留時間などの熱処理条件
を緩和した状態では、帯電防止剤の揮散や分解が抑えら
れて、帯電防止効果があるものの、フィルムの機械的強
度や寸法安定性などにおいて不満足なものしか得られな
い場合が多い。また、二次加工にて金属蒸着等を行う場
合、フィルム表面に、ハロゲン原子(もしくはイオン)
を含有する帯電防止剤が析出して、金属蒸着面に不具合
を発生させる場合が多かった。
【0006】さらに、昨今、製品の付加価値を高めるた
めに、フィルム表面に特殊な二次加工をする用途が増え
ているが、特殊な二次加工を行う際に、フィルムから析
出する、PETオリゴマー分子が、二次加工時のロール
を汚染する等の不具合が発生する場合も多い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みなされたものであって、その解決課題は、帯電防止
性およびオリゴマー析出防止性能の優れたポリエステル
フィルムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に鑑み鋭意検討した結果、特定の構成を有するフィルム
によれば、上記課題を容易に解決できることを見いだ
し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明の要
旨は、少なくともフィルムの片面に厚み0.005〜1
μmの塗布層を有し、当該塗布層が、粘度が10000
CPS(40%aq、25℃)以下であり、主鎖に4級
アンモニウム塩を有し、ハロゲン原子またはイオンが分
子中に存在しないポリマーを含有する塗布剤由来のもの
であることを特徴とするポリエステルフィルムに存す
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明におけるポリエステルフィ
ルムのポリエステルとは、その構成単位の80モル%以上
がエチレンテレフタレートであるポリエチレンテレフタ
レートあるいはエチレンナフタレートであるポリエチレ
ンナフタレートである。本発明のポリエステルフィルム
は、必要に応じて無機粒子、有機粒子、有機系潤滑剤、
帯電防止剤、安定剤、染料、顔料、有機高分子を組成物
として含有していてもよい。ポリエステルフィルムに滑
り性を付与するためには、フィルム組成物として微粒子
を含有させるが、使用される製品の滑り性、透明性など
の要求特性に応じて突起形成剤の種類、大きさ、配合量
は適宜、選択される。本発明における主鎖に4級アンモ
ニウム塩を有するポリマーとは、たとえば、下記の
(I)式あるいは(II)式の構造を主成分とするポリマ
ーである。
【0009】
【化1】
【0010】
【化2】
【0011】上記式中、R1およびR2は、それぞれ独立
して、アルキル基、フェニル基であることが好ましく、
それらのアルキル基およびフェニル基が以下に示す基で
置換されていてもよい。置換可能な基は、例えば、ヒド
ロキシ、アミド、カルボ低級アルコキシ、低級アルコキ
シ、フェノキシ、ナフトキシ、シアノ、チオ低級アルコ
キシ、チオフェノキシ、シクロアルキル、トリ−(低級
アルキル)アンモニウム低級アルキル、であり、ニトロ
基はアルキル基上のみ置換可能である。また、Rおよ
びRは、化学的に結合していてもよく、例えば、−
(−CH −)−(m=2〜5の整数)、−CH(C
)−CH(CH)−、−CH=CH−CH=CH
−、−CH=CH−CH=N−、−CH=CH−N=C
H−、−(−CH−O−(−CH−)−、−
(−CH−O−(CH−などが挙げられ
る。また、R1またはR2の一方のみが水素であってもよ
い。
【0012】式中のXは、ハロゲンイオンを含有しな
い、1/2SO2− または1/3PO3− の無機酸
成基、CHSO−4、CSO−4、C
2l+1COO(l=1〜6の整数)の有機スルホン
酸残基またはカルボン酸残基等を示す。本発明におい
て、上記(I)式のポリマーは、下記式(III)で表わ
される化合物をラジカル重合触媒を用いて環化重合させ
ることにより得られる。また、(II)式のポリマーは、
(III)式の化合物を、二酸イオウを溶媒とする系で環
化重合させることにより得られる。重合は、溶媒として
水あるいはメタノール、エタノール、イソプロパノー
ル、ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジオキサ
ン、アセトニトリル、二酸化イオウなどの極性溶媒中
で、過酸化水素、ベンゾイルパーオキサイド、第3級ブ
チルパーオキサイド等の重合開始剤により、公知の方法
で実施できるが、これらに限定されるものではない。本
発明における主鎖に4級アンモニウム塩を有するポリマ
ーは、(III)式の化合物と重合性のある炭素−炭素不
飽和結合を有する化合物を共重合成分としていてもよ
い。
【0013】
【化3】
【0014】本発明で用いる主鎖に4級アンモニウム塩
を有するポリマーの粘度は、10000CPS(40%
aq,25℃)以下、好ましくは1〜5000CPS
(40%aq,25℃)、さらに好ましくは10〜50
00CPS(40%aq,25℃)である。本ポリマー
の粘度が10000CPS(40%aq,25℃)を超
える場合、塗布液の粘度が高くなり、取扱い性や塗布性
が悪化する。本ポリマーの粘度が1CPS(40%a
q,25℃)未満の場合、帯電防止効果はあるものの、
塗膜の強度が弱かったり、目的とするオリゴマー防止性
能が十分に得られなったりすることがある。本発明にお
ける塗布液は、主鎖に4級アンモニウム塩を有するポリ
マーを好ましくは水に溶解あるいは分散したものであ
る。塗布液の媒体は好ましくは水であるが、塗布剤の凝
集安定性、基体のポリエステルフィルムへの塗布性、塗
布剤の造膜性などの改良のため、アルコール類、セルソ
ルブ類、N−メチルピロリドンなどの有機溶剤を塗布液
に配合していてもよい。
【0015】本発明における塗布液には、塗布層の固着
性(ブロッキング性)、耐水性、耐溶剤性、機械的強度
の改良のため架橋剤としてメチロール化あるいはアルキ
ロール化した尿素系、メラミン系、グアナミン系、アク
リルアミド系、ポリアミド系などの化合物、エポキシ化
合物、アジリジン化合物、ブロックポリイソシアネー
ト、シランカップリング剤、チタンカップリング剤、ジ
ルコーアルミネートカップリング剤、熱、過酸化物、光
反応性のビニル化合物や感光性樹脂などを含有していて
もよい。また、固着性や滑り性の改良のため無機系微粒
子としてシリカ、シリカゾル、アルミナ、アルミナゾ
ル、ジルコニウムゾル、カオリン、タルク、炭酸カルシ
ウム、酸化チタン、バリウム塩、カーボンブラック、硫
化モリブデン、酸化アンチモンゾルなどを含有していて
もよく、さらに必要に応じて消泡剤、塗布性改良剤、増
粘剤、有機系潤滑剤、有機系高分子粒子、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、発泡剤、染料などを含有していてもよ
い。また、本発明の塗布液には、本発明におけるポリマ
ー以外のポリマーを塗布液あるいは塗布層の特性改良の
ため含有していてもよい。
【0016】上述した塗布液をポリエステルフィルムに
塗布する方法としては原崎勇次著、槙書店、1979年
発行、「コーティング方式」に示されるリバースロール
コーター、グラビアコーター、ロッドコーター、エアド
クタコーターあるいはこれら以外の塗布装置を用いてポ
リエステル未延伸フィルム塗布液を塗布し、逐次あるい
は同時に二軸延伸する方法、一軸延伸されたポリエステ
ルフィルムに塗布し、さらに先の一軸延伸方向と直角の
方向に延伸する方法、あるいは二軸延伸ポリエステルフ
ィルムに塗布し、さらに横および/または縦方向に延伸
する方法などがある。
【0017】さらに、熱処理の上述の延伸工程は、好ま
しくは60〜130℃で行われ、延伸倍率は、面積倍率
で少なくとも4倍以上、好ましくは6〜20倍である。
延伸されたフィルムは150〜250℃で熱処理され
る。最高温度ゾーンおよび/または熱処理出口のクーリ
ングソーンにて縦方向および横方向に0.2〜20%弛
緩するのが好ましい。特に、60〜130℃でロール延
伸法により2〜6倍に延伸された一軸延伸ポリエステル
フィルムに塗布液を塗布し、適当な乾燥を行い、あるい
は乾燥を施さずポリエステル一軸延伸フィルムをただち
に先の延伸方向とは直角方向に80〜130℃で2〜6
倍に延伸し、150〜250℃で1〜600秒間熱処理
を行う方法が好ましい。
【0018】本方法によるならば、延伸と同時に塗布層
の乾燥が可能になると共に塗布層の厚さを延伸倍率に応
じて薄くすることができ、ポリエステルフィルム基材と
して好適なフィルムを比較的に安価に製造できる。本発
明において、塗布液は、ポリエステルフィルムの片面だ
けに塗布してもよいし、両面に塗布してもよい。片面に
のみ塗布した場合、その反対面には本発明における塗布
液以外の塗布層を必要に応じて形成し、本発明のポリエ
ステルフィルムに他の特性を付与することもできる。
【0019】なお、塗布剤のフィルムへの塗布性、接着
性を改良するため、塗布前にフィルムに化学処理や放電
処理を施してもよい。また、本発明の二軸延伸ポリエス
テルフィルムの塗布層への接着性、塗布性などを改良す
るため、塗布層形成後に塗布層に放電処理を施してもよ
い。上述のようにして得られる本発明の塗布液を塗布さ
れたポリエステルフィルムは、ポリエステルフィルムの
厚さが3〜500μmの範囲であることが好ましく、塗
布層の塗布厚みは、0.005〜1μm、好ましくは
0.01〜0.1μmである。塗布厚みが0.005μ
m未満の場合、均一な塗布層が得にくいため製品に塗布
むらが生じやすく、その結果、目的とするオリゴマー防
止性能に劣る。また、1μmを超えて大きい場合、透明
性に劣る。
【0020】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はその要旨を越えない限り以下の実施例によって
限定されない。なお、実施例における評価方法は、次に
述べる方法による。
【0021】(1)粘度 東機産業(株)社製E型粘度計(VCH−4)を用いて
測定した。 (2)透明性 JIS K6714に準じ、日本電色工業社製の積分
式濁度計NDH−20D(商品名)によりヘーズを測定
した。 2.0以下…○ 2.1以上…× (3)表面固有抵抗 横河・ヒユーレット・パッカード社の内側電極50mm
径、外側電極70mm径の同心円型電極である1600
8A(商品名)を23℃、50%RHの雰囲気下で試料
に設置し、100Vの電圧を印加し、同社の高抵抗計で
ある4329A(商品名)で試料の表面固有抵抗を測定
し、固有抵抗値によって、下記のような判定をした。 1012Ω/口以下:○ 1012〜1015Ω/口:△ 1013Ω/口以上:×
【0022】(4)オリゴマー防止能 コート剤塗布フィルム試料を、180℃のオーブンにて
10分間加熱し、オリゴマーをフィルム表面に析出させ
た後、フィルム表面を目視にて観察、オリゴマー析出に
よるフィルム表面の白濁程度により、評価を行った。 白濁有り …× 若干白濁有り…△ 変化無し …○ (5)塗工適性 塗工したフィルム表面外観を目視にて観察し、下記基準
にて、評価を行った。 塗工ムラ有り…× 塗工ムラ無し…○
【0023】比較例1〜4 固有粘度0.65のポリエチレンテレフタレートを28
0℃〜300℃の温度で溶融押出し、静電密着法を併用
しながら冷却ドラム上にキャストし、厚さ820μの無
定形シートを得た。このシートを95℃で縦方向に3.
3倍延伸し、さらに110℃で横方向に3.3倍延伸
し、210℃で熱処理して厚さ75μmの二軸延伸ポリ
エステルフィルムを得、比較例1とした。比較例1の縦
延伸後、横延伸前のフィルムに下記の(A)、(B)の
塗布液を塗布厚さが、(A)については、0.05μ
m、(B)については、0.001、および、2μとな
るように塗布し、以後比較例1とほぼ同様にして基体の
フィルムの厚さ75μの二軸延伸ポリエステルフィルム
を得、それぞれ比較例2、3、4とした。比較例1〜4
のフィルムは、透明性、表面固有抵抗,オリゴマー防止
性能塗工適性の全てにおいて良好なものはなかった。
【0024】(A):主鎖に4級アンモニウム塩を有
し、粘度11000CPS以上(40%aq,25
℃)、前記(I)式(式中のXは、CHSO−4
で示されるポリマー(a)40部、ケン化度88%、重
合度800のポリビニルアルコール40部、第一稀元素
化学工業社製のジルコニウム化合物であるジルコゾール
ZC−2(商品名)10部、アルキロールメラミン10
部からなる塗布液 (B):主鎖に4級アンモニウム塩を有し、粘度700
CPS(40%aq,25℃)、前記(I)式(式中の
は、CHSO−4)で示されるポリマー(b)5
0部、前述のポリビニルアルコール30部、ZC−2
(商品名)10部、アルキロールメラミン10部からな
る塗布液
【0025】実施例1〜3 比較例1の縦延伸後、横延伸前のフィルムに上記
(B)、下記(C)の塗布液を塗布厚さが、(B)につ
いては、0.05μm、(C)については、0.05μ
m、および0.1μmとなるように塗布し、以後、比較
例1と同様にして基体のフィルムの厚さ75μmの二軸
延伸ポリエステルフィルムを得、それぞれ実施例1、
2、3とした。得られたフィルムの特性は、下記表1に
示すように透明性がベースフィルムとほぼ同じで良好で
あり、帯電防止効果、オリゴマー防止効果も良好であ
る。
【0026】(C):主鎖に4級アンモニウム塩を有
し、粘度1000CPS(40%aq,25℃)前記
(II)式(式中のXは、CHSO−4)で示される
ポリマー(c)50部、ケイ素基を有するポリビニルア
ルコールであるクラレ社製PVAR−1130(商品
名)40部、ZC−2(商品名)10部からなる塗布液 以上、得られたフィルムの特性をまとめて表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【発明の効果】以上、詳述した本発明によれば、容易に
帯電防止およびオリゴマー析出防止性能に優れたポリエ
ステルフィルムを製造することができ、その工業的価値
は高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F006 AA35 AB12 BA07 DA04 4F100 AK01B AK01C AK01K AK41A BA02 BA03 BA06 BA10A BA10B BA10C BA15 CC00B CC00C EJ37 JA06B JA06C JG03 JG04B JG04C JL00 YY00B YY00C 4J038 GA08 MA12 NA20 PC08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともフィルムの片面に厚み0.0
    05〜1μmの塗布層を有し、当該塗布層が、粘度が1
    0000CPS(40%aq、25℃)以下であり、主
    鎖に4級アンモニウム塩を有し、ハロゲン原子またはイ
    オンが分子中に存在しないポリマーを含有する塗布剤由
    来のものであることを特徴とするポリエステルフィル
    ム。
  2. 【請求項2】 塗布層表面の表面抵抗値が、1.0×1
    8〜1.0×1012Ω/口であることを特徴とする請
    求項1記載のポリエステルフィルム
  3. 【請求項3】 塗布層が少なくとも一軸方向に延伸され
    ていることを特徴とする請求項1または2記載のポリエ
    ステルフィルム
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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