JP2003181036A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003181036A
JP2003181036A JP2001388217A JP2001388217A JP2003181036A JP 2003181036 A JP2003181036 A JP 2003181036A JP 2001388217 A JP2001388217 A JP 2001388217A JP 2001388217 A JP2001388217 A JP 2001388217A JP 2003181036 A JP2003181036 A JP 2003181036A
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JP2001388217A
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English (en)
Inventor
Tokuyuki Matsuoka
得之 松岡
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Sansei R&D Co Ltd
Original Assignee
Sansei R&D Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装飾図柄表示演出の幅を広げ、遊技の興趣を
向上させることができる遊技機を提供する。 【解決手段】 複数の特別図柄(判定図柄)と装飾図柄
とを表示可能な表示手段と、停止図柄を決定する停止図
柄決定手段と、表示手段に複数の判定図柄を変動表示し
た後、停止図柄決定手段で決定された判定図柄の組合せ
で停止表示する停止表示制御手段と、判定図柄変動表示
中に複数の判定図柄のうち少なくとも1つの判定図柄を
仮停止する仮停止表示制御手段と、装飾図柄による表示
演出を表示制御する装飾図柄表示制御手段を含む遊技機
において、複数種類の装飾図柄から仮停止特別図柄に対
応した装飾図柄を選択し、表示する装飾図柄選択表示制
御手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機や
コイン遊技機或いはスロットマシン等に代表される遊技
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ遊技機やスロットマシン
等の遊技機には、特定入賞口への遊技球の入球或いは特
定通過ゲートへの遊技球の通過等の判定条件の成立に起
因して、当たり外れを判定し、その判定結果が当たりで
ある場合に「大当たり」と称される所定の特別遊技を実
行する機種がある。このような機種においては、数字や
記号或いは絵等からなる複数の判定図柄を変動及び停止
表示する液晶、ドットマトリックス若しくはLED表示
装置等の表示装置を遊技盤面に備えているものが一般的
である。
【0003】前記表示装置は、一般的には、複数の表示
領域が並んだ構成からなって、各表示領域毎に、いわゆ
るスロットマシンのドラムが回転するかのように、複数
の判定図柄がスクロールする等により変動表示し、その
後に停止表示できるようになっている。そして、前記判
定条件の成立に起因して前記表示装置に表示される判定
図柄が変動を開始し、所定時間変動後に前記表示装置の
複数の表示領域にそれぞれ確定停止した図柄が表示さ
れ、その確定停止図柄が、所定の組合せ(当たり図柄組
合せ、例えばぞろ目等)の場合に「大当たり」を構成
し、その他の組合せ(外れ図柄組合せ)の場合に「外
れ」となる。前記「大当たり」の場合には、遊技盤面の
大入賞口が連続的に開いて多数の遊技球入賞が可能にな
り、その間の入賞により大量の賞品球を払い出すように
なっている。
【0004】また、前記遊技機においては、一般的に、
「大当たり」に対する遊技者の期待感を高めて遊技の面
白さをさらに向上させるため、前記複数の判定図柄の確
定(最終)停止表示前に、少なくとも1つの判定図柄を
仮停止(すなわち停止したように遊技者に思わせるが、
実際は停止したとはいえない表示態様)し、他の判定図
柄は変動表示する仮停止表示態様を実施する場合があ
る。例えば、前記表示装置が横一列に3つの表示領域を
有し、それぞれの表示領域に判定図柄を表示するものに
あっては、まず3つの表示領域において判定図柄を変動
表示し、次いで一の表示領域(最終停止表示領域)のみ
判定図柄を変動表示させたまま残りの2つの表示領域で
判定図柄を順次仮停止し、その後所定時間遅れて前記変
動表示したままの表示領域についても判定図柄を仮停止
し、その後、全判定図柄について停止表示する等であ
る。このようにすれば、最終停止表示領域だけを残し
て、残りの2つの表示領域で判定図柄が仮停止して特定
の組合せになって、「大当たり」の可能性が高い、いわ
ゆるリーチ状態となった場合には、最終的に最終停止表
示領域で判定図柄が停止するまでの間、遊技者は「大当
たり」に対する期待感が高まり続けることとなる。な
お、前記「大当たり」か否かの判定結果を表示するため
の判定図柄は特別図柄とも称され、前記表示領域の停止
の順番としては、左中右、左右中、或いは上中下、上下
中等が挙げられるが、特に限定されるものではない。
【0005】そして、前記リーチ状態等の仮停止表示態
様実施時には、前記判定図柄とは異なるキャラクタ,文
字,背景等の装飾図柄を前記表示装置に出現させ、当該
装飾図柄による表示演出を行うことがあった。ここで、
従来では、前記装飾図柄による表示演出は、一般に複数
種類設けられ、上記大当たりか否かの判定結果に基づ
き、複数の装飾図柄表示演出から1つを選択して表示演
出を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の遊技機では、前記選択されて表示される装飾
図柄表示演出は、前記仮停止されている仮停止判定図柄
と特に関係がないため、遊技の表示演出の幅が狭いもの
となり、趣向性に欠けていた。
【0007】この発明は、上記事情に鑑み提案されたも
のであって、装飾図柄表示演出時において、仮停止判定
図柄と装飾図柄とを対応させて表示することにより、装
飾図柄表示演出の幅を広げ、遊技の興趣をより一層向上
させることができる遊技機を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、判定開始条件の成立に起因して遊技の当たり外れ
を判定する当否判定手段と、前記当否判定手段による判
定結果が当たりである場合には、複数の判定図柄からな
る当たり図柄組合せの停止図柄を決定し、外れの場合に
は、複数の判定図柄からなる外れ図柄組合せの停止図柄
を決定する停止図柄決定手段と、前記複数の判定図柄と
該複数の判定図柄とは異なる装飾図柄とを表示可能な表
示手段と、前記表示手段に前記複数の判定図柄を変動表
示した後、前記停止図柄決定手段で決定された判定図柄
の組合せで停止表示する停止表示制御手段と、前記複数
の図柄の変動開始後停止表示前である判定図柄変動表示
中に、前記複数の判定図柄のうち少なくとも1つの判定
図柄を仮停止する仮停止表示制御手段と、前記判定図柄
変動表示中に、前記装飾図柄による表示演出を表示制御
する装飾図柄表示制御手段を備える遊技機において、複
数種類の装飾図柄から前記仮停止判定図柄に対応した装
飾図柄を選択し、表示する装飾図柄選択表示制御手段を
備えたことを特徴とする遊技機に係る。
【0009】また、請求項2の発明は、前記対応した装
飾図柄が前記仮停止判定図柄に関連した装飾図柄である
請求項1に記載の遊技機に係る。
【0010】さらに、請求項3の発明は、前記仮停止判
定図柄に関連した装飾図柄が同一意味の内容を表す請求
項2に記載の遊技機に係る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に基づき本発明の
好適な実施形態を説明する。図1は本発明の一実施例に
係る遊技機全体の正面図、図2は同遊技機の遊技盤の正
面図、図3は同遊技機のシステム制御を簡略に示すブロ
ック図、図4は同遊技機の表示制御を簡略に示すブロッ
ク図である。
【0012】図1及び図2に示す遊技機(ここではパチ
ンコ遊技機)1は、遊技盤3の縁に遊技球の外側誘導レ
ール4及び内側誘導レール5が略円形に立設され、前記
内側誘導レール5によって囲まれた遊技領域6の中心線
上にその上部から下部に向かって順に表示装置9、上側
第1種始動入賞口10及び普通電動役物である下側第1
種始動入賞口11、特別電動役物である大入賞口15、
アウト口17が配設され、また上方両側にはランプ風車
18a,18b、その下方に普通図柄変動開始用左ゲー
ト19及び普通図柄変動開始用右ゲート21、その下方
に風車22a,22b、その下方に左袖入賞口23と右
袖入賞口25、さらには前記大入賞口15の両側に左落
とし入賞口27と右落とし入賞口29が配設されてい
る。前記種々の入賞口に遊技球が入賞すると所定数の遊
技球が賞品球として払い出される。また、後に詳述する
特定の条件で所定の特別遊技状態、この例では大当たり
となると大入賞口15が開放され、遊技球が入賞し易い
状態となる。また、普通図柄変動開始用ゲート19,2
1の検出信号により、普通図柄が所定値となった場合、
下側第1種始動入賞口11が拡開状態となる。
【0013】前記遊技盤3の前面側にはガラス枠31、
払い出された遊技球を受けるための上側球受け皿32、
該上側球受け皿32を取り付けるための取付板33、前
記上側球受け皿32の飽和時に遊技球を受けるための下
側球受け皿34、遊技状態を報知するランプ表示器3
5,36、音声や効果音を発して遊技状態を遊技者に報
知するスピーカ37、遊技者の発射操作に応じて遊技球
を遊技領域6に向けて弾発発射する発射装置H等がそれ
ぞれ組み付けられている。次に所要の各部についてさら
に詳述する。
【0014】前記表示装置9は、その上部の普通図柄表
示装置41と中部の特別図柄表示装置43とよりなり、
数字、アルファベット、記号或いは絵(キャラクタ)等
の普通図柄又は特別図柄(判定図柄)を変動表示及び停
止表示可能となっている。普通図柄表示装置41は7セ
グメントLED等からなる普通図柄表示部45を有す
る。また、普通図柄表示部45の両側にはLED等から
なる普通図柄変動数記憶表示器47が設けられ、前記普
通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用
右ゲート21を遊技球が通過することによって発生する
図柄変動開始の数を、現在変動中のものを除いて保留回
数(この例では最高4回)として記憶し表示するように
なっている。
【0015】前記特別図柄表示装置43は、液晶、ドッ
トマトリックス若しくはLED表示装置等の表示装置か
らなり、この実施例では、窓枠部49内にカラー表示可
能な液晶表示器(TFT−LCDモジュール)等からな
る画像表示部(可変表示領域)50が設けられている。
この画像表示部50は、この例では通常時は、上側表示
領域、中央表示領域、下側表示領域の縦に並ぶ3つの表
示領域に分割される。また、後述の特定のリーチ状態時
には、上下に二分割されると共に、さらに上側について
は特別図柄(判定図柄)を表示する特別図柄表示領域5
0a(図19に図示)となって、前記通常時の上側表示
領域は該特別図柄表示領域50aの左方に対応し、前記
通常時の中央表示領域は中央に、前記通常時の下側表示
領域は右方に対応して左中右に三分割される。一方、残
りの下側については装飾図柄を表示する装飾図柄表示領
域50b(図19に図示)となったり、さらに別のリー
チ状態時には、前記上中下の各表示領域がそれぞれそれ
までの左右水平方向のものより右上から左下方へ斜めに
傾斜したりするようになっている。前記上側表示領域
(上下二分割時の場合は特別図柄表示領域50aの左
方)には上特別図柄が、中央表示領域(上下二分割時の
場合は特別図柄表示領域50aの中央)には中特別図柄
が、下側表示領域(上下二分割時の場合は特別図柄表示
領域50aの右方)には下特別図柄が、それぞれ判定図
柄として、変動表示及び停止表示可能とされている。こ
の実施例において前記上側表示領域、中央表示領域、下
側表示領域にそれぞれ表示される特別図柄(判定図柄)
は、図14等に示すように、特別図柄の配列順番を表す
番号と、各々判別可能な識別判定図柄(十二支キャラク
タ)との組合せで構成され、具体的には‘1(子)’,
‘2(丑)’,‘3(寅)’,‘4(卯)’,‘5
(辰)’,‘6(巳)’,‘7(午)’,‘8
(未)’,‘9(申)’,‘10(酉)’,‘11
(戌)’,‘12(亥)’の12通りで構成されてい
る。
【0016】また、前記画像表示部50には、通常の前
記特別図柄(判定図柄)の変動中に、該特別図柄に加え
て背景構成部品(建物、風景等)、キャラクタ(人物、
動物、植物、物等)、文字等の装飾図柄が表示されるよ
うになっている。さらに、前記画像表示部50が上下に
二分割される特定のリーチ状態時には、下側の装飾図柄
表示領域に、背景構成部品(建物、風景等)、キャラク
タ(人物、動物、植物、物等)、文字等の装飾図柄が表
示され、その装飾図柄には、上側の特別図柄表示領域で
仮停止された特別図柄に対応する装飾図柄が含まれてい
る。実施例では、前記仮停止された特別図柄を構成する
識別判定図柄である十二支キャラクタと同じ種類の十二
支キャラクタを、仮停止された特別図柄に対応する装飾
図柄として装飾図柄表示領域に表示する。つまり、装飾
図柄に表示される装飾図柄は、前記仮停止された特別図
柄に関連し、さらには該仮停止された特別図柄と同一意
味の内容を表すものであると言える。
【0017】前記のように、特別図柄の仮停止時におけ
る装飾図柄による表示演出を行う際に、前記仮停止特別
図柄と装飾図柄とを対応させるようにすれば、従来とは
異なり、装飾図柄の表示態様に変化が起こり、趣向性の
高い遊技演出を行うことができる。特に、この実施例の
ように、仮停止特別図柄と対応する装飾図柄を、前記仮
停止特別図柄に関連した装飾図柄とすれば、上記装飾図
柄の表示態様に変化が起こるのに加えて、その変化が遊
技者に解り易い。さらには、前記仮停止特別図柄に関連
した装飾図柄が、当該仮停止特別図柄と同一意味内容を
表すものにすれば、装飾図柄と特別図柄の表示演出に統
一感を出すことができ、一層遊技の趣向性が向上する。
ここで、仮停止とは、停止したように見えるが更に変動
表示する可能性があり、完全な停止とは異なる停止態様
を示す。
【0018】なお、前記特別図柄表示装置43の窓枠部
49の左右内側にはLED等からなる特別図柄変動数記
憶表示器51が設けられている。前記画像表示部50
は、前記複数の特別図柄(判定図柄)と該複数の特別図
柄とは異なる前記装飾図柄とを表示する表示手段に相当
する。
【0019】前記上下の第1種始動入賞口10,11は
表示装置9の真下に設けられ、下側第1種始動入賞口1
1については2つの可動片11a,11bが背面の第1
種始動入賞口用ソレノイドによって通常状態である略垂
直の狭小開放状態と略V字形の拡開開放状態間を変化可
能に制御されているのに対し、上側第1種始動入賞口1
0は単に開口したものとされている。前記下側第1種始
動入賞口11の拡開開放は、前記普通図柄表示部45の
図柄が変動停止して特定の普通図柄が表示された普通図
柄当たりとなったときに行われる。この例では、通常遊
技状態時に普通図柄表示部45の停止図柄が特定図柄の
場合には、0.3秒間の下側第1種始動入賞口11の拡
開開放を1回行い、さらに該拡開開放の間に第1種始動
入賞口10,11への入賞球数が6個に達したときには
当該拡開開放を強制終了するようにされている。他方、
後述する確率変動状態時において普通図柄表示部45の
停止図柄が特定図柄の場合には、1.7秒間の下側第1
種始動入賞口11の拡開開放を2秒間隔(この間は狭小
開放となる。)で3回行い、さらに該拡開開放の間に第
1種始動入賞口10,11への入賞球数が6個に達した
ときには当該拡開開放を強制終了するようにされてい
る。
【0020】また、前記遊技盤3の背面には、第1種始
動入賞口10,11に入賞した球を検出する特別図柄変
動開始スイッチが入賞球の通路に設けられており、該入
賞球の検出によって前記特別図柄表示装置43の図柄変
動を開始するようになっている。その際、特別図柄(判
定図柄)変動中に第1種始動入賞口10,11に入賞し
た球の個数、すなわち特別図柄の変動を開始する回数に
ついては、保留回数(この例では最高4回)を、前記特
別図柄変動数記憶表示器51に表示し、記憶数の減少に
よって前記表示器51の表示個数を減らすようになって
いる。
【0021】前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び
普通図柄変動開始用右ゲート21は表示装置9の左右に
設けられ、普通図柄変動開始スイッチを備え、該普通図
柄変動開始スイッチで両ゲート19,21を通過する遊
技球を検出することによって前記普通図柄表示装置41
の普通図柄の変動を開始させるようになっている。ま
た、前記左袖入賞口23と右袖入賞口25の入賞球を検
出する左袖入賞口用検出スイッチと右袖入賞口用検出ス
イッチ、前記左落とし入賞口27と右落とし入賞口29
の入賞球を検出する左落とし入賞口用検出スイッチと右
落とし入賞口用検出スイッチが、それぞれ対応する遊技
盤背面に設けられている。
【0022】前記大入賞口15は第1種始動入賞口1
0,11の下方に設けられ、大入賞口開放用ソレノイド
と該ソレノイドによって開閉する開閉板61とを備えて
いる。この大入賞口15は、通常は開閉板61が閉じた
状態とされ、当該大入賞口15の内部には、該大入賞口
15の開放と同時に開放して入賞可能にする特定領域入
賞口63を有する。さらに、該特定領域入賞口63に
は、所定条件時に特定領域開放用ソレノイドにより開閉
される開閉扉(図示せず)が設けられている。また、前
記特定領域入賞口63には特定入賞球を検出する特定入
賞球検出スイッチが設けられ、該入賞球の検出により大
入賞口15を再度開ける継続権利が成立するようにされ
ている。また、大入賞口15内の略中央には、前記大入
賞口15に入賞しかつ前記特定領域入賞口63に入賞し
なかった入賞球を検出する入賞球数カウントスイッチが
設けられている。
【0023】前記特別図柄表示装置43の作動及び大入
賞口15の作動、つまり特別遊技実行時(大当たり成立
時)の動作について説明する。前記のように第1種始動
入賞口10,11に遊技球が入賞し、特別図柄変動開始
スイッチによって入賞球が検出されると、前記特別図柄
変動開始スイッチにより入賞信号が後述する図3に示す
メイン制御回路70へ送られ、それに伴ってメイン制御
回路70のラベル−TRND−A,ラベル−TRND−
R1,ラベル−TRND−AZ1,ラベル−TRND−
B1〜B3,ラベル−TRND−T1等の各種乱数値
(Q1〜Q7等)が取得(抽出)され、その取得数値が
メイン制御回路70のRAM73の特別図柄乱数記憶領
域に一旦格納される。そして、当該格納された各数値に
基づいて大当たりの判定、リーチの有無決定、特別図柄
変動・停止パターン、装飾図柄(背景構成部品、キャラ
クタ,文字等)の変動表示態様及び背景(背景構成部
品、キャラクタ,文字等)の種類の決定、停止図柄組合
せの決定(作成)等が行われ、前記特別図柄表示装置4
3における画像表示部50の上側表示領域、中央表示領
域、下側表示領域で特別図柄(判定図柄)の変動を開始
する。前記メイン制御回路70は、遊技機1のメイン制
御を行うメイン制御手段に相当するものである。
【0024】前記特別図柄(判定図柄)の変動開始から
所定時間(前記選択された各特別図柄変動・停止パター
ンで定められている時間、この例では最低約6秒から最
高32秒)変動後、特別図柄が変動停止して、停止図柄
が確定表示される。この例では、まず、上側表示領域、
中央表示領域、下側表示領域で前記特別図柄が変動を開
始し、上側表示領域、下側表示領域、中央表示領域の順
で特別図柄(判定図柄)が変動停止して、停止図柄が確
定表示される。その際、決定された停止図柄及び特別図
柄及び装飾図柄の表示態様等によっては、リーチ状態が
成立することがある。ここで、リーチ状態とは、画像表
示部50で特別図柄(判定図柄)の変動表示が開始され
た後、表示制御が進行して表示結果が停止表示される前
段階において、特定の表示態様、つまり大当たりの組合
せが表示され易い可変表示態様となったと遊技者に思わ
せるための表示態様をいう。この実施例では、リーチ状
態の1つとして、前記画像表示部50の各表示領域のう
ち、最終停止図柄(ここでは中特別図柄)を表示する表
示領域(ここでは中央表示領域)だけを残して、残りの
2つの表示領域で図柄が特定の組合せ(例えば同一図
柄)となるように仮停止するリーチ変動表示処理がなさ
れている。
【0025】また、前記リーチ状態時には、前記画像表
示部50における特別図柄(主に最終停止特別図柄)の
変動時間を長くしたり、前記画像表示部50における特
別図柄を利用した図柄利用演出や特別図柄の背後に表示
されるキャラクタや背景等の装飾図柄を表示してリーチ
アクションが演出されるようになっている。なお、前記
リーチ状態になる前に、該リーチ状態になる可能性又は
大当たりになる可能性が高いことを報知する予告(予
兆)が演出されるようにしても良い。前記予告として
は、画像表示部50上へのキャラクタの表示や残像表示
等が挙げられる。
【0026】前記停止図柄(確定停止図柄)の組合せ
が、同一図柄等の組合せからなる大当たり図柄組合せで
あると、大当たり状態に移行する。大当たり状態になる
と、前記大入賞口15の開閉板61が開いて遊技領域6
表面を落下してくる遊技球を受け止め、大入賞口15へ
入賞可能にし、該大入賞口15への入賞があると、図示
しない賞球払出装置により所定数の遊技球が賞品球とし
て払い出される。前記開閉板61は、所定時間(例えば
29.5秒)経過後、或いは入賞球数カウントスイッチ
で検出された入賞球数が所定個数(例えば10個)とな
った時点で閉じるようにされている。なお、前記入賞球
数カウントスイッチで検出された入賞球数は、特別図柄
表示装置43の画像表示部50に、0〜10までの数字
又は棒グラフのように表示されるようになっている。
【0027】また、大入賞口15の開放中又は大入賞口
15が閉じてから約2秒以内に、特定領域入賞口63へ
の入賞球を特定入賞球検出スイッチが検出すると、前記
大当たりを再度繰り返す継続権利が発生し、所定最高回
数(例えば最高15回又は13回)、前記開閉板61の
開放を繰り返すようになっている。なお、実施例では、
大当たり成立時に確定停止表示される大当たり図柄の組
合せが所定の図柄組合せ、具体的には‘1(子)’,
‘3(寅)’,‘5(辰)’,‘7(午)’,‘9
(申)’,‘11(戌)’の何れかの奇数のぞろ目から
なる確率変動(確変)図柄組合せであるときには、前記
大当たり継続権利の発生する最高回数、いわゆるラウン
ド数が13ラウンド(回)となり、一方、確定停止表示
される大当たり図柄の組合せが‘2(丑)’,‘4
(卯)’,‘6(巳)’,‘8(未)’,‘10
(酉)’,‘12(亥)’の何れかの偶数のぞろ目から
なる非確率変動(非確変である低確率)図柄組合せ(通
常図柄組合せ)であるときには、前記ラウンド数が15
ラウンド(回)となる。
【0028】さらに、この実施例の遊技機1では、大当
たり終了後に大当たり(特別遊技)の特典とは異なる特
典を遊技者に付与する特典遊技が実行される。具体的に
は、この遊技機1は、確率変動(確変)機能及び時間短
縮(時短)機能を備えた機種であり、大当たり成立時に
確定停止表示される当たり図柄組合せが前記確変図柄組
合せであるときには、大当たり終了後に確率変動及び時
間短縮が生じ、すなわち次回の大当たり発生確率が平時
における通常遊技状態(低確率状態、2/630)より
も高い確率変動状態(高確率状態、10/630)に移
行されると共に、特別図柄が変動開始してから確定停止
表示されるまでの時間(判定結果表示に要する時間)が
通常より短くなり、該確率変動状態及び時間短縮状態は
次回の大当たりまで継続するようになっている。一方、
確定停止表示される当たり図柄組合せが前記非確変図柄
組合せであるときには、大当たり終了後は、通常遊技状
態(低確率状態、2/630)とされ、時間短縮も行わ
れず、該通常遊技状態は次回の大当たりまで継続するよ
うになる。
【0029】また、実施例では、前記確変図柄組合せで
大当たりして、該大当たり後の特典遊技実行による前記
確率変動状態及び時間短縮状態時には、前記下側第1種
始動入賞口11への入賞率を向上させて大当たり当否判
定の機会が増大するようにされている。すなわち、前記
普通図柄当たり(小当たり)による下側第1種始動入賞
口11の拡開開放時間を長くしたり、前記普通図柄表示
装置41の普通図柄の変動時間を短縮したりする等によ
り前記下側第1種始動入賞口11の拡開開放状態の発生
頻度を多くする等している。なお、前記確率変動状態及
び時間短縮状態並びに判定機会増大状態時に、再び、前
記確変図柄組合せで大当たりが成立した場合には、その
大当たり終了後に再度確率変動状態及び時間短縮状態並
びに判定機会増大状態になる。
【0030】このように、大当たり継続権利発生の可能
ラウンド数等の特別遊技実行時における賞価値や、確率
変動や時間短縮や判定機会増大等の特典遊技による特典
価値等のような、遊技者に与える遊技価値(大当たり態
様)が、確定停止表示される当たり図柄組合せにおける
図柄によって変化するようにすれば、当たり図柄組合せ
に対する遊技者の興味を増し、遊技の幅を広げ、遊技を
より一層面白くすることができる。
【0031】図3には、遊技機1の裏側に設置された遊
技系統の主制御を行うメイン制御回路70、及び該メイ
ン制御回路70の制御下で前記特別図柄表示装置43の
画像表示部50における特別図柄(判定図柄)及び背景
の表示制御及び事前報知の選択や制御等を行う表示制御
回路(サブ制御回路)90、音声制御を行う音声制御回
路85、ランプやLED等のランプ表示器(発光体)の
制御を行う発光体制御回路88等、当該遊技機1のシス
テム制御ブロックが示されている。
【0032】前記メイン制御回路70は、内部に遊技制
御用プログラムに従って制御動作を行うCPU72、該
CPU72のワーク用メモリとして機能するRAM7
3、遊技制御用プログラムを記憶するROM74を備え
たワンチップマイクロコンピュータ71と、該コンピュ
ータ71と前記表示制御回路90等を結ぶI/O(入出
力)バス75,76、出力ポート77、ドライバ78、
バッファゲート79、インターフェイス80、初期リセ
ット回路81、定期リセット回路82等により構成され
ている。
【0033】前記CPU72は、制御部、演算部、各種
カウンタ、各種レジスタ、各種フラグ等を備え、演算制
御を行う他、大当たり(特別遊技状態)の発生確率や普
通図柄による当たり(下側第1種始動入賞口11の拡開
開放)の発生確率を定める乱数等も生成している。ま
た、前記RAM73は特別図柄変動開始スイッチの検出
信号及び普通図柄変動開始スイッチの検出信号用の記憶
領域、CPU72で生成される各種乱数値用の記憶領
域、各種データを一時的に記憶する記憶領域やフラグ、
並びにCPU72の作業領域を備えている。さらに、前
記ROM74には、遊技上の制御プログラムや制御デー
タ、制御コマンドが書き込まれている他、大当たり及び
普通図柄による当たりの判定値等が書き込まれている。
【0034】初期リセット回路81は、電源回路87に
よる電源投入時にワンチップマイクロコンピュータ71
をリセットするための回路である。初期リセット回路8
1から送られてきた初期リセットパルスに応答して、ワ
ンチップマイクロコンピュータ71は各種制御情報を初
期化する。
【0035】定期リセット回路82は、ワンチップマイ
クロコンピュータ71に対し、定期的(この例では4m
sec毎)にリセットパルスを与え、ワンチップマイク
ロコンピュータ71のROM74に記憶されている遊技
制御用プログラムを先頭から繰り返し実行させるための
回路である。
【0036】また、前記メイン制御回路70から出力さ
れる制御信号に基づいて、ドライバ78に接続された下
側第1種始動入賞口11、大入賞口15等が制御されて
いる。その他、ドライバ78及び情報出力回路83を介
して、大当たり情報や図柄確定情報、確率変動情報等の
各種遊技情報がホストコンピュータであるホール用の管
理装置84に出力されている。
【0037】さらに、前記ワンチップマイクロコンピュ
ータ71には、前記出力ポート77を介して表示制御回
路90が接続され、該表示制御回路90には普通図柄表
示装置41、特別図柄表示装置43,普通図柄変動数記
憶表示器47、特別図柄変動数記憶表示器51が接続さ
れ、制御されている。また、前記出力ポート77及び表
示制御回路90を介して、発光体制御回路88が発光体
制御信号を受け取り、当該制御信号に基づいてランプ表
示器35,36等が制御されている。
【0038】この他、前記ワンチップマイクロコンピュ
ータ71には、I/Oバス75及び表示制御回路90を
介して音声制御回路85が接続されている。前記音声制
御回路85にはスピーカ37が接続されている。
【0039】またさらに、各種入賞口に入賞した遊技球
を検出する、特別図柄変動開始スイッチ、普通図柄変動
開始スイッチ、入賞球数カウントスイッチ、特定入賞球
検出スイッチ、その他の入賞口用検出スイッチ等の各検
出器から出力される検出信号は、前記インターフェイス
80を介してメイン制御回路70に送信されるようにな
っている。
【0040】その他、前記メイン制御回路70には、電
源回路87と、前記発射装置Hによる遊技球の発射を制
御するための発射制御回路100と、払い出し装置(図
示せず)による賞品球や貸球の払い出しを制御するため
の払い出し制御回路110が接続されている。
【0041】前記表示制御回路90は、前記メイン制御
回路70からの制御信号に基づいて所定の表示制御処理
を行うサブ制御回路に相当する。また、この表示制御回
路90は、前記メイン制御回路70と共にこの遊技機1
における表示制御手段(停止表示制御手段、仮停止表示
制御手段、装飾図柄表示制御手段、装飾図柄選択表示制
御手段を含む。)に相当し、前記表示装置9(特には特
別図柄表示装置43の画像表示部50)に表示する遊技
画像(特別図柄(判定図柄)及びキャラクタや背景等の
装飾図柄が含まれる。)の表示制御に関する信号をメイ
ン制御回路70から受信し、表示用データを設定して表
示制御を行う。
【0042】図4に示すように、前記表示制御回路90
は、前記表示装置9に遊技画像を表示するための制御デ
ータを記憶する制御データROM92、前記制御データ
を書き換え可能に記憶する制御データRAM93、特別
図柄変動・停止表示データや装飾図柄(文字、キャラク
タ、背景画像等)表示データ等を記憶する画像データR
OM96、前記メイン制御回路70の制御信号に基づき
制御データROM92及び制御データRAM93に従っ
て表示制御データを制御する表示制御用CPU(制御
部、演算部、各種カウンタ、各種レジスタ、各種フラグ
等を備えている。)91、該表示制御用CPU91から
の指令に基づいて画像データROM96から必要なデー
タを読み出し、前記特別図柄や装飾図柄等のマップデー
タを生成するVDP94、該VDP94で生成したデー
タを格納するVRAM95、前記格納記憶された画像デ
ータをRGB信号に変換するD−A変換回路97、リセ
ット回路98等よりなる。なお、D−A変換回路97に
よって変換されたRGB信号は特別図柄表示装置43に
入力され、またVDP94から複合同期信号SYNCを
表示装置9の特別図柄表示装置43に供給する。そし
て、特別図柄表示装置43は、送信されてきたRGB信
号及び複合同期信号SYNCに基づいて画像表示部50
に画像を表示する。
【0043】この実施例における前記メイン制御回路7
0のCPU72の主なカウンタとしては、表1に示すよ
うな7種類のカウンタがある。各カウンタの所定時に取
得された数値は、メイン制御回路70のRAM73に最
高5個まで格納される。なお、前記RAM73に記憶さ
れた各カウンタの数値は、該カウンタに基づく一連の遊
技動作処理された後にクリアされる。各カウンタの作動
については次に示す。
【0044】
【表1】
【0045】ラベル−TRND−Aは、大当たり及び外
れを判定する乱数カウンタであり、当該遊技機1におけ
る当否判定手段に相当するものである。このラベル−T
RND−Aは、遊技機1の電源投入時、‘0’から始ま
り、所定の割り込み時間(例えば4msec)毎に1ず
つ加算され、数値が‘629’に至ると、再び‘0’に
戻って前記加算を繰り返すようになっている。ラベル−
TRND−Aの数値は、遊技球が第1種始動入賞口1
0,11に入賞して特別図柄変動開始スイッチによって
検出されたときに取得され、予め決定されている大当た
り数値、この実施例では平時(低確率状態時)には
‘5’,‘500’と対比され、前記確率変動状態時
(高確率状態時)には‘5’,‘50’,‘100’,
‘200’,‘300’,‘350’,‘400’,
‘450’,‘500’,‘600’と対比されて大当
たりか否か判断される。また、当否の判定が終了するま
での間に、遊技球が第1種始動入賞口10,11に入賞
してラベル−TRND−Aの数値が再び取得されること
があるため、ラベル−TRND−Aの記憶取得値(更新
取得数値)は、現在判定中の取得値を含めて最大5個
が、前記メイン制御回路70のRAM73に一旦格納さ
れ、順次判定に供される。
【0046】ラベル−TRND−R1は、前記ラベル−
TRND−Aによる大当たり当否判定結果が外れとなる
場合において、リーチ状態となるか否かを決定するもの
であり、具体的には前記画像表示部50の各表示領域の
うち、最終停止図柄表示領域(この例では中央表示領
域)だけを残して、残りの2つの表示領域で図柄が特定
の組合せ(この例では同一図柄)で仮停止表示(停止表
示)されるか否かを決定するものである。ここで、前記
仮停止表示とは、特別図柄が一旦停止表示されたと遊技
者に思わせるが、まだ図柄変動中であること、つまり、
まだ全図柄が確定停止されていないことを示す表示をい
う。
【0047】このラベル−TRND−R1は、遊技機1
の電源投入時、‘0’から始まり、前記割り込み時間毎
に1ずつ加算され、数値が‘49’になると、再び
‘0’に戻って前記加算を繰り返すようになっている。
当該ラベル−TRND−R1の数値は、前記第1種始動
入賞口10,11への入賞球が特別図柄変動開始スイッ
チによって検出されたときに取得され、大当たり当否判
定結果が外れの場合に、その数値が予め決定されている
リーチ成立数値と対比されてリーチ状態成立か否か判断
される。この実施例では、前記リーチ成立数値は‘2
4’又は‘49’となっており、ラベル−TRND−R
1の取得数値が当該リーチ成立数値となった場合には、
リーチ状態が成立する。当該ラベル−TRND−R1の
取得数値は、メイン制御回路70のRAM73に所定
数、この例では、決定中の数値を含めて、最大5個まで
格納される。なお、この実施例では、前記ラベル−TR
ND−Aによる大当たり当否判定結果が大当たりとなる
場合には、必ずリーチ状態が成立するようになっている
ので、このラベル−TRND−R1は使用されない。
【0048】ラベル−TRND−AZ1は、大当たり成
立時、前記画像表示部50の上側表示領域、中央表示領
域、下側表示領域に確定停止して揃う確定大当たり停止
図柄組合せを決定するものであり、当該遊技機1におけ
る停止図柄決定手段に相当する。このラベル−TRND
−AZ1は、電源投入時に‘0’から始まって前記割り
込み時間毎に‘1’ずつ加算され、‘11’に至ると再
び‘0’に戻る繰り返しを行う。ラベル−TRND−A
Z1の数値は、前記第1種始動入賞口10,11への入
賞球が特別図柄変動開始スイッチによって検出されたと
きに取得され、変動表示中の図柄に対するものを含め
て、最大5個までメイン制御回路70のRAM73の特
別図柄乱数記憶領域に格納される。前記ラベル−TRN
D−AZ1の数値には、各数値に対応する確定大当たり
停止図柄組合せが予め割り当てられている。実施例にお
いては、前記ラベル−TRND−AZ1の数値が‘0’
の場合には1(子)のぞろ目、‘1’の場合には2
(丑)のぞろ目、‘2’の場合には3(寅)のぞろ目、
‘3’の場合には4(卯)のぞろ目、‘4’の場合には
5(辰)のぞろ目、‘5’の場合には6(巳)のぞろ
目、‘6’の場合には7(午)のぞろ目、‘7’の場合
には8(未)のぞろ目、‘8’の場合には9(申)のぞ
ろ目、‘9’の場合には10(酉)のぞろ目、‘10’
の場合には11(戌)のぞろ目、‘11’の場合には1
2(亥)のぞろ目を確定大当たり停止図柄組合せとして
最終的に確定停止表示する。なお、この実施例では、上
記のように、確定大当たり停止図柄組合せに応じて特別
遊技実行時のラウンド数や特別遊技終了後に確率変動す
るか否かが決まるようになっているため、当該ラベル−
TRND−AZ1は、前記ラウンド数の選択及び確率変
動するか否かの選択にも使用されることになる。
【0049】ラベル−TRND−B1〜B3は、前記ラ
ベル−TRND−Aによる大当たり当否判定結果が外れ
となる場合において、画像表示部50に確定停止表示す
る外れ図柄組合せの決定に用いられるものであり、当該
遊技機1における停止図柄決定手段に相当するものであ
る。前記ラベル−TRND−B1は上側表示領域の上特
別図柄、ラベル−TRND−B2は下側表示領域の下特
別図柄、ラベル−TRND−B3は中央表示領域(最終
停止図柄表示領域)の中特別図柄(最終停止特別図柄)
にそれぞれ対応する。
【0050】前記ラベル−TRND−B1は、電源投入
時に‘0’から始まって前記割り込み時間毎に‘1’ず
つ加算され、‘11’に至った後、再び‘0’から始ま
って加算が繰り返される。また、前記ラベル−TRND
−B2は、電源投入時に‘0’から始まって、前記ラベ
ル−TRND−B1の数値が再び‘0’に戻る際に
‘1’ずつ加算され、‘11’に至った後、再び‘0’
から始まって加算が繰り返される。さらに、前記ラベル
−TRND−B3は、電源投入時に‘0’から始まっ
て、前記ラベル−TRND−B2の数値が再び‘0’に
戻る際に‘1’ずつ加算され、‘11’に至った後、再
び‘0’から始まって加算が繰り返される。これによっ
て、ラベル−TRND−B1〜B3の各乱数範囲が同一
であっても、当該ラベル−TRND−B1〜B3が同期
(同一の組合せで加算)するのを避けることができる。
【0051】前記ラベル−TRND−B1〜B3の数値
には、各数値に対応する図柄が予め割り当てられてい
る。この実施例では、ラベル−TRND−B1〜B3の
各数値に対して、数値が‘0’の場合には1(子)、
‘1’の場合には2(丑)、‘2’の場合には3
(寅)、‘3’の場合には4(卯)、‘4’の場合には
5(辰)、‘5’の場合には6(巳)、‘6’の場合に
は7(午)、‘7’の場合には8(未)、‘8’の場合
には9(申)、‘9’の場合には10(酉)、‘10’
の場合には11(戌)、‘11’の場合には12(亥)
が割り当てられている。そして、前記特別図柄変動開始
スイッチによって入賞球が検出されるごとにラベル−T
RND−B1〜B3から取得される数値の組合せによっ
て、外れ時に画像表示部50の上側表示領域、中央表示
領域、下側表示領域に表示される確定停止図柄が定ま
る。また、ラベル−TRND−B1〜B3の取得数値
は、メイン制御回路70のRAM73に所定数、この例
では、表示中の外れ図柄組合せに対する数値を含めて、
最大5個まで格納される。
【0052】この実施例では、外れの際にラベル−TR
ND−B1〜B3の全ての数値が一致し、かつラベル−
TRND−R1の数値によりリーチ状態が成立する場合
には、ラベル−TRND−B3の数値に1加算し、その
値とラベル−TRND−B1,B2の数値に割り当てら
れている各図柄が確定停止表示されるようになってい
る。また、外れの際にラベル−TRND−B1〜B3の
全ての数値が一致し、かつリーチ状態が成立しない場
合、及びラベル−TRND−B1,B2の2つの数値が
一致し(ラベル−TRND−B3の数値は異なる。)、
かつリーチ状態が成立しない場合には、ラベル−TRN
D−B2の数値に1加算し、その値とラベル−TRND
−B1,B3の数値に割り当てられている各図柄が確定
停止表示されるようになっている。さらに、外れの際に
ラベル−TRND−R1の数値によりリーチ状態が成立
するにもかかわらず、ラベル−TRND−B1とB2の
数値が一致しない場合には、ラベル−TRND−B2の
数値をラベル−TRND−B1の数値と同一数値に変更
すると共に、ラベル−TRND−B3の数値を前記ラベ
ル−TRND−B1の数値に1加算した数値に変更し、
それらの変更した値とラベル−TRND−B1の数値に
割り当てられている各図柄が確定停止表示されるように
なっている。
【0053】ラベル−TRND−T1は、それ単独或い
は前記ラベル−TRND−B1〜B3と共に、リーチ状
態時のリーチ種類、すなわち、前記リーチ時に画像表示
部50で表示される特別図柄(判定図柄)及び装飾図柄
の表示態様等の決定に用いられるものであり、この例の
遊技機1における装飾図柄選択手段を構成する。このラ
ベル−TRND−T1の数値は遊技機1の電源投入時、
‘0’から始まり、前記割り込み時間毎に1ずつ加算さ
れ、数値が‘35’になると、再び‘0’に戻って前記
加算を繰り返すようになっている。当該ラベル−TRN
D−T1の数値は、前記第1種始動入賞口10,11へ
の入賞球が特別図柄変動開始スイッチによって検出され
たときに取得され、決定中に対するものを含めて、最大
5個まで前記メイン制御回路70のRAM73に格納さ
れる。なお、このラベル−TRND−T1及びラベル−
TRND−B1〜B3の各数値に基づく各リーチについ
ての詳細は後述する。
【0054】また、メイン制御回路70又は表示制御回
路90に設けられるカウンタとしては、特別図柄の変動
時におけるその他の表示態様、例えば大当たり又はリー
チ状態となる可能性が高いことを報知するための予告を
演出するか否かを決定するカウンタや、該予告の態様を
決定するカウンタや、確定当たり図柄組合せの確定停止
表示前に、画像表示部50に仮の当たり図柄組合せ(こ
こではぞろ目)を微妙な揺れ変動等の所定動作態様で仮
停止表示し、その後、前記仮停止によって一旦揃った全
ての特別図柄を、図柄が揃った状態のまま一緒に所定時
間スクロール変動させてから、前記確定当たり図柄組合
せを確定停止表示する、所謂再抽選演出を行うか否かを
決定するカウンタ等が適宜追加されることがある。
【0055】前記メイン制御回路70或いは表示制御回
路90に設けられる複数のフラグとしては、大当たり
(特別遊技)フラグA1、確率変動フラグB1、リーチ
フラグC1、特別遊技実行中フラグD1等が挙げられ、
その他適宜のカウンタにより成立する普通図柄当たり
(小当たり)フラグ等が挙げられる。なお、これらのフ
ラグは、初期設定時には全て0にセットされている。
【0056】次に、本発明に係る遊技機1において前記
メイン制御回路70が行う一連の処理について、前記カ
ウンタとの関係から詳述する。なお、図3に示したメイ
ン制御回路70のCPU72は、割り込み時間(4ms
ec)毎にメイン制御回路70のROMに記憶されてい
る各プログラム(メインルーチン)を実行する。
【0057】図5のフローチャートから理解されるよう
に、メイン処理Mにおいては、まず、電源投入がなされ
たか否か確認されてから(S10)、初期設定(S2
0)、乱数更新処理(S30)、第1種始動入賞口1
0,11への入賞の確認(S40)、乱数取得処理(S
50)、大当たり当否判定条件(特別図柄始動条件)成
立の確認(S60)、大当たり当否判定処理(S7
0)、リーチ決定処理(S80)、確定停止特別図柄決
定処理(S90)、特別図柄及び装飾図柄表示態様決定
処理(S110)、その他の処理(S160)が行われ
る。
【0058】初期設定(S20)では、スタックの設
定、定数設定、CPUの設定、SIO,PIO,CTC
の設定等を行う。なお、電源投入時のみに必要な処理は
1順目のみに実行され、後は実行されることがない。
【0059】乱数更新処理(S30)では、図6のフロ
ーチャートから理解されるように、各カウンタ(ラベル
−TRND−B2,B3を除く。)の各数値Qn(n=
1〜4,7)が前記所定時間毎に1ずつ加算され(S3
1)、前記各数値Qnが所定最大値X(ラベル−TRN
D−Aの場合は629、ラベル−TRND−R1の場合
は49、ラベル−TRND−AZ1の場合は11、ラベ
ル−TRND−B1の場合は11、ラベル−TRND−
T1の場合は35)に至ると次に再び‘0’に戻る繰り
返しを行う(S32,S33)。そして、各カウンタの
更新数値がメイン制御回路70のRAMの各カウンタと
対応する乱数記憶エリアにそれぞれ記憶される(S3
4)。図6中における『Qn’』は、加算(更新)され
る前の各カウンタの数値を意味する。なお、各カウンタ
は割り込み時間(4msec)毎に1ずつ加算され、ラ
ベル−TRND−B2はラベル−TRND−B1に連動
して数値Q5が加算され、ラベル−TRND−B3はラ
ベル−TRND−B2に連動して数値Q6が加算され、
前記RAMの乱数記憶エリアにそれぞれ記憶されるよう
になっている。
【0060】前記乱数更新処理(S30)の後、前記第
1種始動入賞口10,11に入賞があったか否かが前記
特別図柄変動開始スイッチの検出により確認される(S
40)。そして、前記第1種始動入賞口10,11への
入賞ありと判断された場合には、乱数取得処理(S5
0)が実行される。なお、前記S40で入賞なしと判断
された場合には、乱数取得処理(S50)は省略され
る。
【0061】乱数取得処理(S50)では、図7のフロ
ーチャートから理解されるように、まず、ラベル−TR
ND−A,ラベル−TRND−R1,ラベル−TRND
−AZ1,ラベル−TRND−B1〜B3,ラベル−T
RND−T1の更新数値Qn(n=1〜7)が取得され
(S51)、次いで、前記取得された各数値Qnを、メ
イン制御回路70のRAMの取得乱数記憶エリアに各々
記憶する(S52)。
【0062】前記乱数取得処理(S50)の後、或いは
第1種始動入賞口10,11への入賞確認(S40)の
後、大当たり当否判定条件が成立しているか否かが確認
される(S60)。ここで、大当たり当否判定条件が成
立しているとは、現在特別遊技実行中でない或いは特別
図柄変動中でないことをいう。そして、前記大当たり当
否判定条件成立と判断された場合には、以降で、大当た
り当否判定処理(S70)、リーチ決定処理(S8
0)、確定停止特別図柄決定処理(S90)、特別図柄
及び装飾図柄表示態様決定処理(S110)、及びその
他の処理(S160)が行われる。一方、前記S60で
大当たり当否判定条件不成立と判断された場合は、その
他の処理(S160)にジャンプし、上記した大当たり
に関する処理(S70,S80,S90,S110)は
なされない。
【0063】大当たり当否判定処理(S70)では、図
8のフローチャートから理解されるように、まず、確率
変動フラグB1が1か否か判断され(S71)、該確率
変動フラグB1が1ではなく0の場合、すなわち低確率
状態時(2/630)では、前記ラベル−TRND−A
の取得数値Q1が大当たり数値である‘5’,‘50
0’と対比され(S72)、前記大当たり数値の何れか
であれば特別遊技実行可、つまり大当たりとなり、大当
たりフラグA1が1にセットされると共に、該大当たり
フラグA1(=1)がメイン制御回路70のRAM内に
格納される(S73)。一方、前記確率変動フラグB1
が1の場合、すなわち高確率状態時(10/630)で
は、前記取得数値Q1が大当たり数値である‘5’,
‘50’,‘100’,‘200’,‘300’,‘3
50’,‘400’,‘450’,‘500’,‘60
0’と対比され(S74)、前記大当たり数値の何れか
と一致すれば大当たりとなり、大当たりフラグA1が1
にセットされると共に、該大当たりフラグA1(=1)
がメイン制御回路70のRAM内に格納される(S7
3)。
【0064】リーチ決定処理(S80)においては、リ
ーチの有無、つまり、特別図柄表示装置43の画像表示
部50でリーチ状態(大当たり及びリーチ外れ)となる
か否かの決定がなされる。図9のフローチャートから理
解されるように、このリーチ決定処理(S80)では、
最初に大当たりフラグA1が1か否か確認され(S8
1)、大当たりフラグA1が1ではなく0、つまり大当
たり不成立となる場合、前記ラベル−TRND−R1の
記憶取得数値Q2が読み出され、その取得数値Q2が
‘24’又は‘49’であるか否か判断される(S8
2)。そして、両値が一致しない場合、リーチ無し(リ
ーチ状態移行不可)となることが決まる。一方、前記取
得数値Q2が‘24’又は‘49’である場合、リーチ
有り(リーチ状態移行可)となることが決定し、リーチ
フラグC1が1にセットされると共に、該リーチフラグ
C1(=1)がメイン制御回路70のRAM内に格納さ
れる(S83)。また、前記S81において大当たりフ
ラグA1が1の場合、つまり大当たり(特別遊技実行
可)となる場合にも、リーチ有りとなることが決定し、
リーチフラグC1が1にセットされると共に、該リーチ
フラグC1(=1)がメイン制御回路70のRAM内に
格納される(S83)。
【0065】確定停止特別図柄決定処理(S90)で
は、前記大当たり当否判定処理(S70)に基づき特別
図柄表示装置43の画像表示部50に確定(最終)停止
表示する特別図柄の決定が行われる。図10のフローチ
ャートから理解されるように、この確定停止特別図柄決
定処理(S90)では、まず、前記大当たりフラグA1
の値が1か否か判断される(S91)。該値が1と判断
された場合、すなわち大当たり(特別遊技実行可)とな
る場合、前記ラベル−TRND−AZ1の記憶取得数値
Q3が読み出され、その取得数値Q3に対して予め決め
られている図柄の組合せが、画像表示部50に確定停止
表示される確定大当たり停止図柄組合せとして決定され
る(S92)。なお、前記したように、この例の確定大
当たり停止図柄組合せは、番号と識別判定図柄(十二支
キャラクタ)とを含む特別図柄(判定図柄)の組合せと
なる。
【0066】それに対して、前記S91で大当たりフラ
グA1の値が1でない、すなわち前記値が0と判断さ
れ、外れと判定された場合には、前記ラベル−TRND
−B1〜B3の記憶取得数値Q4〜Q6が読み出され、
その読み出された全数値Q4〜Q6が一致するか否か判
断される(S93)。全数値Q4〜Q6が一致する場
合、続いてリーチ有り(前記リーチフラグC1=1)か
否か、ここでは前記ラベル−TRND−R1の記憶取得
数値Q2が‘24’又は‘49’か否か判断される(S
94)。そして、リーチ無し(リーチフラグC1=0)
と判断された場合、前記ラベル−TRND−B2(下特
別図柄用)の取得数値Q5を1加算し、その値とラベル
−TRND−B1,B3の取得数値Q4,Q6に対して
予め決められている図柄が、画像表示部50の上側表示
領域、中央表示領域、下側表示領域に確定停止表示され
る外れ図柄組合せとして決定される(S95)。一方、
前記S94で、リーチ有り(リーチフラグC1=1)と
判断された場合、前記ラベル−TRND−B3(中特別
図柄用)の取得数値Q6を1加算し、その値とラベル−
TRND−B1,B2の取得数値Q4,Q5に対して予
め決められている図柄が、画像表示部50の各表示領域
に確定停止表示される外れ図柄組合せとして決定される
(S96)。
【0067】また、前記S93で、ラベル−TRND−
B1〜B3の取得数値Q4〜Q6のうち、少なくとも1
つが異なる数値となる場合には、ラベル−TRND−B
1の取得数値Q4とラベル−TRND−B2の取得数値
Q5が一致するか否か判断され(S97)、両値が一致
する場合、さらにリーチ有り(リーチフラグC1=1)
か否か判断される(S98)。そして、リーチ無し(リ
ーチフラグC1=0)と判断された場合、前記ラベル−
TRND−B2の取得数値Q5を1加算し、その値とラ
ベル−TRND−B1,B3の取得数値Q4,Q6に対
して予め決められている図柄が、画像表示部50の各表
示領域に確定停止表示される外れ図柄組合せとして決定
される(S95)。一方、前記S98で、リーチ有り
(リーチフラグC1=1)と判断された場合、ラベル−
TRND−B1〜B3の取得数値Q4〜Q6に対して予
め決められている図柄が、画像表示部50の各表示領域
に確定停止表示される外れ図柄組合せとして決定される
(S99)。
【0068】さらに、前記S97でラベル−TRND−
B1の取得数値Q4とラベル−TRND−B2の取得数
値Q5が一致しない場合、続いてリーチ有り(リーチフ
ラグC1=1)か否か判断される(S100)。そし
て、リーチ有り(リーチフラグC1=1)と判断された
場合には、ラベル−TRND−B2の取得数値Q5をラ
ベル−TRND−B1の取得数値Q4と同一数値に変更
し、かつラベル−TRND−B3の取得数値Q6を前記
ラベル−TRND−B1の取得数値Q4に1加算した数
値に変更し、それらの数値とラベル−TRND−B1の
取得数値Q4に対して予め決められている図柄が、画像
表示部50の各表示領域に確定停止表示される外れ図柄
組合せとして決定される(S101)。一方、前記S1
00で、リーチ無し(リーチフラグC1=0)と判断さ
れた場合、ラベル−TRND−B1〜B3の取得数値Q
4〜Q6に対して予め決められている図柄が、画像表示
部50の各表示領域に確定停止表示される外れ図柄組合
せとして決定される(S99)。
【0069】特別図柄及び装飾図柄態様決定処理(S1
10)では、先に説明した大当たり当否判定処理(S7
0),リーチ決定処理(S80),確定停止特別図柄決
定処理(S90)に基づいて、前記特別図柄表示装置4
3の画像表示部50における特別図柄及び装飾図柄の表
示態様決定が行われる。図11のフローチャートから理
解されるように、この特別図柄及び装飾図柄表示態様決
定処理(S110)においては、まず、前記大当たりフ
ラグA1の値が1か否か判断され(S111)、該大当
たりフラグA1=0の場合、つまり大当たり不成立(特
別遊技実行不可)となる場合、前記メイン制御回路70
のRAM73に格納されているリーチフラグC1が1か
否か確認される(S112)。前記リーチフラグC1=
0の場合、つまりリーチ無し(リーチ状態移行不可)の
場合、リーチ状態の演出を行うことなく外れ図柄組合せ
で確定停止するリーチ無し外れ表示態様に決定される
(S113)。決定された表示態様(特別図柄の変動及
び停止態様を含む)は、特別図柄及び装飾図柄変動表示
データとして前記メイン制御回路70のRAM内に格納
される(S114)。
【0070】一方、前記リーチフラグC1=1の場合、
つまりリーチ有り(リーチ状態移行可)である場合、こ
の例では前記確定停止特別図柄決定処理(S90)で決
定された確定停止特別図柄の中特別図柄が大当たり図柄
(上特別図柄及び下特別図柄)−1の図柄配列関係にあ
る図柄か否か、言い換えれば前記ラベル−TRND−B
3の取得数値Q6が前記ラベル−TRND−B1,B2
の取得数値Q4,Q5よりも1小さいか否か(但し、Q
4,Q5が‘0’の場合はQ6が‘11’か否か)判断
され(S115)、その場合には、特別図柄及び装飾図
柄の表示態様としてリーチ状態を構成するリーチW1に
決定される(S116)。
【0071】また、前記確定停止特別図柄の中特別図柄
が大当たり図柄(上特別図柄及び下特別図柄)−1の図
柄配列関係にない図柄である場合、続いて、前記中特別
図柄が大当たり図柄(上特別図柄及び下特別図柄)+1
の図柄配列関係にある図柄か否か、言い換えれば前記ラ
ベル−TRND−B3の取得数値Q6が前記ラベル−T
RND−B1,B2の取得数値Q4,Q5よりも1大き
いか否か(但し、Q4,Q5が‘11’の場合はQ6が
‘0’か否か)判断され(S117)、その場合には、
さらに前記メイン制御回路70のRAM73に格納され
ているラベル−TRND−T1の記憶取得数値Q7が読
み出され、その記憶取得数値Q7が‘0’〜‘15’に
属するか否か判断される(S118)。そして、前記記
憶取得数値Q7が‘0’〜‘15’の何れかである場合
には、特別図柄及び装飾図柄の表示態様としてリーチ状
態を構成するリーチX1に決定される(S119)。一
方、前記記憶取得数値Q7が‘0’〜‘15’でない場
合、すなわち‘16’〜‘35’の何れかである場合に
は、特別図柄及び装飾図柄の表示態様としてリーチ状態
を構成するリーチY1に決定される(S120)。
【0072】さらに、前記S117で前記確定停止特別
図柄の中特別図柄が大当たり図柄(上特別図柄及び下特
別図柄)+1の図柄配列関係でもない図柄である場合に
は、特別図柄及び装飾図柄の表示態様としてリーチ状態
を構成するリーチZ1に決定される(S121)。
【0073】なお、前記表示態様としてリーチX1,リ
ーチY1,リーチZ1に決定後(S116,S119,
S120,S121)、リーチフラグC1の値が0にセ
ットされる(S122)と共に、決定された前記表示態
様は、特別図柄及び装飾図柄変動表示データとして前記
メイン制御回路70のRAM内に格納される(S11
4)。
【0074】また、前記S111で大当たりフラグA1
=1の場合、つまり大当たり成立(特別遊技実行可)と
なる場合、図12に示す通り、メイン制御回路70のR
AM73に格納されているラベル−TRND−T1の記
憶取得数値Q7が読み出され、その記憶取得数値Q7が
‘0’〜‘15’又は‘16’〜‘25’又は‘26’
〜‘32’のうち何れの範囲に属するか否か順次判断さ
れる(S123〜S125)。そして、前記記憶取得数
値Q7が‘0’〜‘15’の何れかである場合には、特
別図柄及び装飾図柄の表示態様がリーチW2に決定され
る(S126)。
【0075】また、前記記憶取得数値Q7が‘16’〜
‘25’の何れかである場合には、特別図柄及び装飾図
柄の表示態様がリーチX2に決定される(S127)。
さらに、前記記憶取得数値Q7が‘26’〜‘32’の
何れかである場合には、特別図柄及び装飾図柄の表示態
様がリーチY2に決定される(S128)。またさら
に、前記記憶取得数値Q7が‘0’〜‘32’の何れの
範囲でもない場合、すなわち‘33’〜‘35’の何れ
かである場合には、特別図柄及び装飾図柄の表示態様が
リーチZ2に決定される(S129)。前記表示態様を
リーチW2,リーチX2,リーチY2,リーチZ2に決
定後(S126〜S129)、リーチフラグC1の値が
0にセットされる(S130)と共に、決定された前記
表示態様は、特別図柄及び装飾図柄変動表示データとし
て前記メイン制御回路70のRAM内に格納される(S
131)。
【0076】前記メイン制御回路70のRAM内に格納
された特別図柄及び装飾図柄変動表示データは、判定条
件の成立に起因して表示制御回路90に送信される。そ
して、メイン制御回路70から表示制御回路90に特別
図柄及び装飾図柄変動表示データが送信されると、表示
制御回路90において前記送信されたデータを基に特別
図柄及び装飾図柄を含む遊技画像を編集(例えば、特別
図柄変動データと装飾図柄表示態様変動データを合成)
し、その遊技画像を前記特別図柄表示装置43の画像表
示部50で変動及び停止表示(表示演出)する。なお、
各特別図柄は変動態様毎に定められた変動開始からの特
定時間後にメイン制御回路70から図柄停止信号を送信
し、前記確定停止特別図柄決定処理(S90)で決定さ
れた確定停止特別図柄組合せで確定(最終)停止表示さ
れる。また、外れ特別図柄組合せで停止表示されると、
次の変動表示に関する入賞記憶があれば、その後、当該
次の入賞記憶に関する変動表示を開始する。
【0077】ここで、表2に示すように、上述したリー
チ無し外れは特別図柄が所定時間変動後、リーチ状態と
なることなく外れ図柄組合せで確定停止する表示態様で
ある。リーチW1,リーチW2は、特別図柄が所定時間
変動後、上特別図柄及び下特別図柄が仮停止して縮小さ
れると共に、前記画像表示部50が上下に二分割されて
前記縮小した上特別図柄が特別図柄表示領域50a(図
19に図示)の左方に移動して仮停止し、前記下特別図
柄が該領域50aの右方に移動して仮停止し、前記中特
別図柄については該領域50aの中央位置で縮小表示さ
れて縦スクロールし、その後所定時間変動後、前記画像
表示部50が再び初めの上中下に分割されて上、中、下
特別図柄が通常時の位置に戻って停止図柄組合せで確定
停止するリーチ表示態様である。リーチX1,リーチX
2は所定時間特別図柄が変動した後に上特別図柄及び下
特別図柄がリーチ図柄で仮停止し、その後中特別図柄が
さらに所定時間変動した後、各表示領域に全特別図柄が
停止図柄組合せで確定停止するリーチ表示態様である。
リーチY1,リーチY2は、特別図柄が所定時間変動
後、上特別図柄及び下特別図柄が仮停止して縮小される
と共に、前記画像表示部50が上下に二分割されて前記
縮小した上特別図柄が左上に移動して仮停止し、前記下
特別図柄が右上に移動して仮停止し、前記中特別図柄に
ついては中央下側寄り位置で拡大表示されて横スクロー
ルし、その後所定時間変動後、前記画像表示部50が再
び初めの上中下に分割されて上、中、下特別図柄が通常
時の位置に戻って停止図柄組合せで確定停止するリーチ
表示態様である。リーチZ1,リーチZ2は、特別図柄
が所定時間変動後、上特別図柄及び下特別図柄が仮停止
し、全特別図柄が上方左斜め45度からのアングル(視
点角度)に変更されて前記上側、中央及び下側表示領域
がそれまでの左右水平方向に対して右上から左下へ傾斜
し、仮停止中の上特別図柄が左上位置、下特別図柄が右
下位置となり、前記仮停止中の上特別図柄と下特別図柄
との間を中特別図柄が右上から左下にかけてスクロール
し、さらに所定時間経過後に全特別図柄が真正面のアン
グル(視点角度)に変わって停止図柄組合せで確定停止
するリーチ態様である。
【0078】
【表2】
【0079】また、この実施例では、表3に示すよう
に、前記画像表示部50に表示される装飾図柄は、前記
特別図柄(判定図柄)の各表示態様に連動して表示態様
が変更されるようになっている。具体的には、前記リー
チW1,W2の場合、仮停止及び変動している特別図柄
に対応する十二支キャラクタ及び背景構成部品(ここで
は運動場)が表示され、前記仮停止している特別図柄に
対応する十二支キャラクタと変動(縦スクロール)して
いる特別図柄に対応する十二支キャラクタが綱引きをす
る。また、前記リーチ無し外れ及びリーチX1,X2の
場合、特別図柄に合わせて装飾図柄の一部である背景構
成部品(ここでは風景)が横スクロールする。次に、前
記リーチY1,Y2の場合、特別図柄に合わせて背景構
成部品が拡縮する。さらに、前記リーチZ1,Z2の場
合には、背景構成部品についても特別図柄に合わせてア
ングルが変更されるようになっている。すなわち、特別
図柄(判定図柄)のアングル(視点角度)が変更される
と、背景構成部品についても連動して変更後の特別図柄
のアングルからの表示態様に変更されるのである。それ
に加えて実施例では、確定停止時に特別図柄が真正面の
アングルに変わる際には、後方から前方へ向かって放射
線状に光を放つ背景構成部品の表示態様に変わり、特別
図柄が後方から前方へ走っている動感を表現する背景表
示態様となる。
【0080】
【表3】
【0081】また、メイン処理Mにおいては、上述した
各処理の他、遊技状態時に必要となるその他の処理(S
160)、例えば仮停止特別図柄変更決定処理、ラウン
ド数選択処理、確率設定処理、特別遊技実行処理、普通
図柄変動開始用左右ゲート19,21の通過の確認、普
通図柄当たり当否判定処理、普通図柄表示態様決定処
理、始動入賞口開放処理、表示装置表示処理、及びその
他のエラーの処理等が行われて、爾後の処理に備えて待
機状態となる。
【0082】次に、図13を用いて、表示制御回路90
の表示制御用CPU91が実行する装飾図柄選択制御処
理170について説明する。この処理170では、ま
ず、メイン制御回路70から送られた装飾図柄変動表示
指示データがリーチW1又はW2か否か確認され(S1
71)、リーチW1又はW2である場合、メイン制御回
路から送られた特別図柄の停止図柄に基づく仮停止特別
図柄に合わせた装飾図柄の画像データを前記画像データ
ROM96から引き出し、前記VDP94でマッピング
し、表示指示する(S172)。一方、前記特別図柄及
び装飾図柄変動表示データの表示態様がリーチW1でも
W2でもない場合には、仮停止特別図柄に特に関係な
く、各表示態様のデータ通りに装飾図柄の画像データを
前記画像データROM96から引き出し、前記VDP9
4でマッピングし、表示指示する(S173)。つま
り、この実施例では、前記十二支キャラクタが綱引きを
行うリーチW1又はW2の場合に限って、仮停止特別図
柄と装飾図柄との整合性が行われるようになっている。
なお、前記画像データROM96には、前記リーチW1
又はW2における、子〜亥までの全てのキャラクタの左
側データ(画像表示部50の装飾図柄表示領域の左側寄
りに表示される場合のデータ)と、該左側データと対称
な右側データ(画像表示部50の装飾図柄表示領域の右
側寄りに表示される場合のデータ)とが格納されてお
り、仮停止特別図柄に応じて適宜選択され合成されてい
る。
【0083】続いて、前記画像表示部50に表示される
特別図柄及び装飾図柄の表示態様の具体例、特に代表的
な表示態様例について図14〜図22を用いて説明す
る。図14の例は、前記特別図柄及び装飾図柄の表示態
様決定処理(S110)によりノーマルリーチであるリ
ーチX1に決定された場合の一例である。まず、前記第
1種始動入賞口10,11への入賞が特別図柄変動開始
スイッチにより検出されると、前記メイン処理Mにした
がって図14(a)に示されるように、前記画像表示部
50の上側表示領域、中央表示領域及び下側表示領域の
それぞれに対応して上特別図柄HT、中特別図柄HM、
下特別図柄HBの全図柄が右から左へ横スクロールして
変動開始する。その後、表2,表3の『リーチX1指
定』から理解されるように、また、図14(b)に示さ
れるように各特別図柄(判定図柄)の変動開始6000
ms後に上特別図柄HT、下特別図柄HBが仮停止す
る。そして、図示しないが、前記変動開始から3000
0ms後に停止図柄組合せで上特別図柄HT、中特別図
柄HM、下特別図柄HBが確定停止される。
【0084】この例における上特別図柄HT、中特別図
柄HM、下特別図柄HBは、上述したように、十二支の
キャラクタよりなる識別判定図柄Hsと、該識別判定図
柄Hsの右肩に位置する番号Hnとの組合せにより構成
されている。また、この例の背景構成部品(装飾図柄)
は、線路Rと山の風景Vとの組合せにより構成されてい
る。
【0085】図15の例は、前記特別図柄及び装飾図柄
の表示態様が拡縮リーチであるリーチY2に決定された
場合の一例である。まず、前記第1種始動入賞口10,
11への入賞が特別図柄変動開始スイッチにより検出さ
れると、前記メイン処理Mにしたがって図15(a)に
示されるように、前記画像表示部50の上側表示領域、
中央表示領域及び下側表示領域のそれぞれに対応して上
特別図柄HT、中特別図柄HM、下特別図柄HBの全図
柄が右から左へ横スクロールして変動開始する。その
後、表2,表3の『リーチY2指定』から理解されるよ
うに、特別図柄(判定図柄)の変動開始6000ms後
に上特別図柄HT及び下特別図柄HBが仮停止される。
またさらに、図15(b)に示されるように、前記仮停
止した上特別図柄HT及び下特別図柄HBが縮小して、
上特別図柄HTについては前記画像表示部50の左上
に、また下特別図柄HBについては前記画像表示部50
の右上に移動して仮停止表示が続行されると共に、中特
別図柄HMが画像表示部50の下側中央で拡大されて右
から左へ横スクロールしながら変動表示される。そし
て、図15(c)に示されるように、前記変動開始後か
ら30000ms後に、前記上、中、下特別図柄HT,
HM,HBはそれぞれ、前記画像表示部50に変動開始
時における上、中、下の表示位置に戻り停止図柄組合せ
で確定停止される。また、この例におけるリーチY2
は、前記特別図柄及び装飾図柄の表示態様が大当たりの
場合に選択される表示態様であり、前記確定停止特別図
柄決定処理S90,S92により決定された大当たり停
止図柄組合せが‘7(午)’のぞろ目となっている場合
である。
【0086】また、この例の背景構成部品(装飾図柄)
は、図15(a)では、線路Rと山の風景Vの組合せに
より構成され、緩やかに横スクロールされているが、図
15(b)に示されるように、前記上特別図柄HT、下
特別図柄HBが縮小仮停止した場合には、中特別図柄H
Mの拡大表示に合わせて線路R及び山の風景Vも拡大し
て表示されている。
【0087】図16の例は、前記特別図柄及び背景の表
示態様がアングル変更リーチであるリーチZ2に決定さ
れた場合の一例である。まず、前記第1種始動入賞口1
0,11への入賞が特別図柄変動開始スイッチにより検
出されると、前記メイン処理Mにしたがって図16
(a)に示されるように、前記画像表示部50の上側表
示領域、中央表示領域及び下側表示領域のそれぞれに対
応して上特別図柄HT、中特別図柄HM、下特別図柄H
Bの全図柄が右から左へ横スクロールして変動開始す
る。そして、表2,表3の『リーチZ2指定』から理解
されるように、特別図柄(判定図柄)の変動開始600
0ms後に上下の特別図柄HT,HBが仮停止表示され
る。前記仮停止後、図16(b)に示されるように、前
記各特別図柄(判定図柄)は、前記アングル構成部品で
ある識別判定図柄Hsを上方左斜め45度付近から見て
いるかのように、アングル(視点角度)が変更されて、
前記画像表示部50に表示される。これによって、前記
上特別図柄HTが左上位置に、下特別図柄HBが右下位
置に仮停止表示され、それらの間を中特別図柄HMが右
上から左下へ斜めにスクロールする。なお、図示の例で
は、上,中,下特別図柄HT,HM,HBの番号Hnに
ついては、上,中,下特別図柄HT,HM,HBの識別
判定図柄Hsがそれぞれアングル変更されても、アング
ルが変更されることなく、正面から見た状態のままで各
識別判定図柄Hsの所定位置、この例では各識別判定図
柄Hsにおける右上位置に配置されている。
【0088】また、この例では、前記背景構成部品の線
路R及び山の風景Vも、前記特別図柄(判定図柄)のア
ングル変更に連動して表示態様、ここではアングル(視
点角度)が変更される。すなわち、図16(a)に示す
アングル変更前では、前記線路R及び山の風景Vは、図
16(b)に示すように前記特別図柄における識別判定
図柄Hsのアングル(視点角度)が変更される(上方左
斜め45度付近の視点に変更される)と、それに連動し
て、当該線路R及び山の風景Vも上方左斜め45度付近
のアングルに変更されて画像表示部50に表示される。
これにより、前記上,中,下特別図柄(判定図柄)H
T,HM,HBと背景構成部品が、全体に違和感のない
ものとなる。
【0089】そして、前記特別図柄の変動開始から20
000ms後には、図16(c)に示されるように、前
記特別図柄(判定図柄)は、前記識別判定図柄Hsを正
面から見ているかのように、アングル(視点角度)が変
更されて、前記画像表示部50に表示される。なお、左
の特別図柄が前記上特別図柄HTに該当し、右の特別図
柄が前記下特別図柄HBに該当するように仮停止して表
示されており、中央の特別図柄が前記中特別図柄HMに
該当して奥(後方)から手前に向かってスクロールして
いるかのように、特別図柄(判定図柄)が拡大表示され
ては、順次の次の中特別図柄に切り変わって表示されて
いる。そして、図示しないが、変動開始から30000
ms後に停止図柄組合せで全特別図柄HT,HM,HB
が確定停止される。
【0090】また、図16(c)に示されるように、前
記識別判定図柄Hsのアングルが正面から見ているかの
ように変更された際、そのアングル変更に連動して背景
構成部品が、それまでの線路R及び山の風景Vから、放
射線状に奥(後方)から光を放つような背景構成部品に
変更される。
【0091】さらに、この例では、前記特別図柄(判定
図柄)における識別判定図柄Hs部分のアングルが変更
されても、前記特別図柄における番号Hnのアングルが
変更されないように構成されているため、前記アングル
変更により識別判定図柄Hs部分の識別が難しい時点が
ある場合にも、常に遊技者はアングル変更の無い番号H
n部分で、容易に特別図柄を識別することができる。ま
た、この例のアングルの変更は、連続的に滑らかになさ
れているため、アングル変化に伴う画像の変化がスムー
ズに行われ、遊技の興趣を損なうことが無い。
【0092】図17〜図22の例は、前記特別図柄及び
装飾図柄の表示態様が綱引きリーチであるリーチW1に
決定された場合の一例である。まず、前記第1種始動入
賞口10,11への入賞が特別図柄変動開始スイッチに
より検出されると、前記メイン処理Mにしたがって図1
7に示すように、前記画像表示部50の上側表示領域、
中央表示領域及び下側表示領域のそれぞれに対応して上
特別図柄HT、中特別図柄HM、下特別図柄HBの全図
柄が右から左へ横スクロールして変動開始する。その
後、表2,表3の『リーチW1指定』から理解されるよ
うに、特別図柄(判定図柄)の変動開始6000ms後
に、図18のように上特別図柄HT及び下特別図柄HB
が仮停止されてリーチ状態となる。この際、図示の例で
は、画像表示部50の中央表示領域に『リ〜チ』といっ
た文字画像Msが表示される。
【0093】前記仮停止後、図19に示されるように、
仮停止した上特別図柄HT、下特別図柄HBが縮小し
て、上特別図柄HTについては前記画像表示部50の上
側に位置する特別図柄表示領域50aの左方に、また下
特別図柄HBについては該特別図柄表示領域50aの右
方に移動して仮停止表示されると共に、中特別図柄HM
は特別図柄表示領域50aの中央(特別図柄HTとHB
の間)で縮小されて上下へ縦スクロールしながら変動表
示される。さらに、前記画像表示部50の上,中,下特
別図柄HT,HB,HMが表示されている特別図柄表示
領域50aの下側に位置する装飾図柄表示領域50b
に、背景構成部品として穴Shを有する運動場Sが表示
され、かつその左側寄り(前記穴Shの左側)に前記仮
停止している特別図柄HT,HBに対応する特別図柄H
T,HBの一部を構成する識別判定図柄Hsと同じ種類
の十二支キャラクタHs1(図示の例では丑)が出現す
ると共に、装飾図柄表示領域の右側寄り(前記穴Shの
右側)に前記特別図柄表示領域50a中央で縦スクロー
ルしている特別図柄HMに対応する特別図柄HMの一部
を構成する識別判定図柄Hsと同じ種類の十二支キャラ
クタHs2(図では戌,亥,子等)が出現する。前記特
別図柄表示領域50a中央における縦スクロールの動き
に連動して、前記左側の十二支キャラクタHs1と右側
の十二支キャラクタHs2が綱Kを引っ張り合う綱引き
を行う表示演出がなされる。なお、前記装飾図柄表示領
域50bにおける綱引きの際、装飾図柄表示領域50b
の右側寄りの十二支キャラクタHs2は、前記特別図柄
表示領域50a中央の縦スクロールに伴って現れる特別
図柄HMに対応する十二支キャラクタHs順に整列して
出現するようになっており、前記縦スクロールによる特
別図柄HMの切り替え(変化)に合わせて、当該右側寄
りの先頭の十二支キャラクタHs2が左側寄りの十二支
キャラクタHs1により左方向へ引っ張られて、前記運
動場Sの穴Shに落ちて消え、次に特別図柄表示領域5
0a中央に現れる特別図柄HMに対応した十二支キャラ
クタHs2が先頭になる演出が繰り返される。
【0094】前記特別図柄の変動開始から20000m
s後には、図20に示されるように、前記特別図柄表示
領域50a中央に、仮停止特別図柄HM(‘2
(丑)’)と同じ特別図柄HMa(‘2(丑)’)が上
下圧縮されて表示されると同時に、該仮停止特別図柄H
M(‘2(丑)’)の前又は後(図では前)の特別図柄
HMb(‘1(子)’)が上下圧縮されて表示される。
次に、前記装飾図柄表示領域50bにおいて綱引き画像
(十二支キャラクタHs1,Hs2及び運動場S)が拡
大表示(ズームイン)され、装飾図柄表示領域50bで
は、特別図柄表示領域50aの中央に表示される仮停止
特別図柄HMa(大当たり図柄、図では‘2’)に対応
する十二支キャラクタHs1(図では丑)と、該仮停止
特別図柄の1つ前の仮停止特別図柄HMb(外れ図柄、
図では‘1’)に対応する十二支キャラクタHs2(図
では子)との一騎打ちの綱引きが表示演出される。この
ため、装飾図柄表示領域50bに表示される仮停止特別
図柄に対応する十二支キャラクタによる一騎打ちの綱引
き勝負の成り行きにより、特別図柄表示領域50a中央
に大当たり図柄に仮停止されるか、外れ図柄に仮停止さ
れるか、遊技者の大当たりに対する期待感を高めること
となり、より一層遊技に対する興趣を向上させることが
できる。
【0095】次いで、図21に示されるように、リーチ
外れであるリーチW1が選択された場合、前記特別図柄
表示領域50aの中央に特別図柄HMが外れ図柄(ここ
では大当たり図柄の1つ前の図柄‘1’)で仮停止され
ると、前記装飾図柄表示領域50bにおいて、右側寄り
の前記外れ図柄に対応する十二支キャラクタHs2
(子)が左側寄りの前記大当たり図柄に対応する十二支
キャラクタHs1(丑)に勝って、前記大当たり図柄に
対応する十二支キャラクタHs1(丑)が前記運動場S
の穴Shに落ちて消え、前記外れ図柄に対応する十二支
キャラクタHs2(子)が喜んでいる表示演出がなされ
る。図示しないが、大当たりの場合(リーチW2が選択
された場合)には、上の例示とは反対に、左側寄りの大
当たり図柄に対応する十二支キャラクタHs1(丑)が
右側寄りの外れ図柄に対応する十二支キャラクタHs2
(子)に勝つ表示演出がなされる。
【0096】なお、この具体例では、リーチW1,W2
が選択される場合、前記画像表示部50の装飾図柄表示
領域50bの左側寄りに必ず、仮停止特別図柄(リーチ
状態における特別図柄)に対応する十二支キャラクタが
現れるようになっているが、勿論、十二支キャラクタを
左右逆に表示しても良いし、該十二支キャラクタが上
下、前後、斜め等の表示態様としても良い。また、図示
しないが、前記仮停止特別図柄が‘1(子)’,‘3
(寅)’,‘5(辰)’,‘7(午)’,‘9
(申)’,‘11(戌)’の確変図柄である場合には、
十二支キャラクタの代わりに確変図柄に対応する装飾図
柄として‘魔人’(図示せず)を登場させ、該‘魔人’
による綱引き演出を行うようにしても良い。このように
すれば、表示態様の幅が広がり、遊技の趣向性を向上さ
せることができる。
【0097】そして、図22に示されるように、前記変
動開始後から30000ms後に、前記上、中、下特別
図柄HT,HM,HBはそれぞれ、前記画像表示部50
に変動開始時おける上、中、下の表示位置に戻り停止図
柄組合せで確定停止される。
【0098】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において構
成の一部を適宜に変更して実施することができる。例え
ば、前記装飾図柄として、この例では十二支キャラクタ
Hs1,Hs2と背景構成部品である山の風景V,線路
R,運動場S,綱Kとしたが、これに限定されることな
く、その他の背景構成部品や、人物,動物,植物,物等
のキャラクタや、文字等を装飾図柄としても何ら問題は
ない。
【0099】また、上記実施例の特別図柄(判定図柄)
は、識別判定図柄(十二支)と番号とにより構成される
ものとしたが、これに限定されることはない。例えば、
前記十二支(識別判定図柄)単独、或いは番号単独で構
成されても良い。また、上記実施例では、特別図柄の識
別判定図柄、及び前記特別図柄に対応する装飾図柄とし
て十二支を用いたが、これに限定されることなく、例え
ば、七福神、黄道十二宮星座、複数種の人物,植物,動
物,物、さらには文字、背景等、各々識別力を損ないに
くいものを用いることができる。
【0100】さらに、上記実施例においては、特定の特
別図柄仮停止時に、仮停止特別図柄と同一意味内容を表
す装飾図柄(十二支キャラクタ)を画像表示部50に登
場させ、該装飾図柄により表示演出を行っているが、必
ずしも、前記仮停止特別図柄と同一意味の内容を表す装
飾図柄で表示演出しなくても良い。例えば、特別図柄を
番号(数字)のみからなるもので構成し、仮停止特別図
柄が‘1’の場合はキャラクタ等からなる所定の装飾図
柄の色を赤色、仮停止特別図柄が‘2’の場合は所定の
装飾図柄の色を青色、仮停止特別図柄が‘3’の場合は
所定の装飾図柄の色を緑色等として、前記仮停止特別図
柄と装飾図柄に対応関係をもたせ、その装飾図柄により
表示演出を行うようにしても良い。なお、この際、各特
別図柄毎に色を変え、その色に各装飾図柄の色を対応さ
せれば、より両者の対応関係の理解が容易になる。
【0101】その他、前記仮停止特別図柄と関連する装
飾図柄による表示演出としては、特別図柄が少なくとも
番号(数字)を有するもので構成され、仮停止特別図柄
が‘1’の場合には特定の装飾図柄を1つ、仮停止特別
図柄が‘2’の場合には特定の装飾図柄を2つ、仮停止
特別図柄が‘3’の場合には特定の装飾図柄を3つ画像
表示部50に登場させる等、仮停止特別図柄を構成する
番号(1,2,3等)の数値と登場する特定の装飾図柄
の数量(1個,2匹,3台等)とを関連(対応)させる
ことも考えることができる。
【0102】さらに、上記実施例における仮停止特別図
柄と対応する装飾図柄による表示演出は、上特別図柄及
び下特別図柄によりリーチ状態となったときになされる
ものであったが、リーチ時に限定されることなく、少な
くとも1つの特別図柄が仮停止しているときに前記表示
演出を行うことができる。その場合、適宜のカウンタ等
を追加して設けて、そのカウンタ値により適宜のタイミ
ングによりなされるようにしても良い。
【0103】加えて、上記実施例の遊技機1において
は、画像表示部50における特別図柄の変動時に該特別
図柄を横スクロールするようにしているが、これに限定
されず、特別図柄の変動開始時に該特別図柄を縦スクロ
ールや他のスクロール、その他の変動をさせる遊技機に
対しても本発明を適用することができる。さらに、上記
の説明では、パチンコ遊技機を用いて説明してきたが、
本発明はこれに限定されず、コイン遊技機やスロットマ
シン等であってもよく、可変表示装置に図柄,背景,図
柄利用演出,文字等を変動表示可能な遊技機であれば何
ら問題なく、適宜の遊技機に適用することができる。
【0104】
【発明の効果】以上図示し説明したように、請求項1の
発明に係る遊技機によれば、複数の判定図柄のうち少な
くとも1つの判定図柄が仮停止するときに、複数種類の
装飾図柄から前記仮停止特別図柄に対応した装飾図柄を
選択して表示演出するため、前記装飾図柄による表示演
出と特別図柄(判定図柄)による変動表示が一体感のあ
るものとなると共に、装飾図柄の表示態様に変化が起
き、斬新で幅の広い表示態様となり、遊技の興趣が向上
する効果がある。
【0105】また、請求項2の発明に係る遊技機によれ
ば、前記仮停止判定図柄に対応して選択された装飾図柄
は、仮停止特別図柄に関連した装飾図柄であるため、前
記装飾図柄による表示演出と特別図柄(判定図柄)によ
る変動表示の一体感が高まると共に、上記装飾図柄の表
示態様の変化が遊技者に解り易くなって、遊技の面白み
と新鮮味が増す。
【0106】さらに、請求項3の発明に係る遊技機によ
れば、前記選択された装飾図柄と、前記仮停止特別図柄
が、同一意味内容を表すため、装飾図柄による表示演出
と特別図柄(判定図柄)による変動表示の統一感が一層
高まって、遊技の趣向性がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る遊技機全体の正面図で
ある。
【図2】同遊技機の遊技盤の正面図である。
【図3】同遊技機のシステム制御を簡略に示すブロック
図である。
【図4】同遊技機の表示制御を簡略に示すブロック図で
ある。
【図5】同遊技機のメイン制御回路が実行するメイン処
理に関するフローチャートである。
【図6】乱数更新処理に関するフローチャートである。
【図7】乱数取得処理に関するフローチャートである。
【図8】大当たり当否判定処理に関するフローチャート
である。
【図9】リーチ決定処理に関するフローチャートであ
る。
【図10】確定停止特別図柄決定処理に関するフローチ
ャートである。
【図11】特別図柄及び装飾図柄表示態様決定処理に関
する第1フローチャートである。
【図12】特別図柄及び装飾図柄表示態様決定処理に関
する第2フローチャートである。
【図13】表示制御回路における装飾図柄選択制御処理
に関するフローチャートである。
【図14】リーチX1が選択された場合における表示演
出態様例である。
【図15】リーチY2が選択された場合における表示演
出態様例である。
【図16】リーチZ2が選択された場合における表示演
出態様例である。
【図17】リーチW1が選択された場合におけるリーチ
状態成立前の表示演出態様例である。
【図18】リーチW1が選択された場合におけるリーチ
状態成立時の表示演出態様例である。
【図19】リーチW1が選択された場合における装飾図
柄表示演出時の第1段階(初期)の表示演出態様例であ
る。
【図20】リーチW1が選択された場合における装飾図
柄表示演出時の第2段階の表示演出態様例である。
【図21】リーチW1が選択された場合における装飾図
柄表示演出時の第3段階(終期)の表示演出態様例であ
る。
【図22】リーチW1が選択された場合における特別図
柄確定停止時の表示演出態様例である。
【符号の説明】
1 遊技機 3 遊技盤 9 表示装置 43 特別図柄表示装置 50 画像表示部 70 メイン制御回路 73 メイン制御回路RAM 90 表示制御回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 判定開始条件の成立に起因して遊技の当
    たり外れを判定する当否判定手段と、 前記当否判定手段による判定結果が当たりである場合に
    は、複数の判定図柄からなる当たり図柄組合せの停止図
    柄を決定し、外れの場合には、複数の判定図柄からなる
    外れ図柄組合せの停止図柄を決定する停止図柄決定手段
    と、 前記複数の判定図柄と該複数の判定図柄とは異なる装飾
    図柄とを表示可能な表示手段と、 前記表示手段に前記複数の判定図柄を変動表示した後、
    前記停止図柄決定手段で決定された判定図柄の組合せで
    停止表示する停止表示制御手段と、 前記複数の図柄の変動開始後停止表示前である判定図柄
    変動表示中に、前記複数の判定図柄のうち少なくとも1
    つの判定図柄を仮停止する仮停止表示制御手段と、 前記判定図柄変動表示中に、前記装飾図柄による表示演
    出を表示制御する装飾図柄表示制御手段を備える遊技機
    において、 複数種類の装飾図柄から前記仮停止判定図柄に対応した
    装飾図柄を選択し、表示する装飾図柄選択表示制御手段
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記対応した装飾図柄は、前記仮停止判
    定図柄に関連した装飾図柄である請求項1に記載の遊技
    機。
  3. 【請求項3】 前記仮停止判定図柄に関連した装飾図柄
    は、同一意味の内容を表す請求項2に記載の遊技機。
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