JP2003180708A - レーザ美容処理器 - Google Patents

レーザ美容処理器

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JP2003180708A
JP2003180708A JP2001383046A JP2001383046A JP2003180708A JP 2003180708 A JP2003180708 A JP 2003180708A JP 2001383046 A JP2001383046 A JP 2001383046A JP 2001383046 A JP2001383046 A JP 2001383046A JP 2003180708 A JP2003180708 A JP 2003180708A
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laser
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beauty treatment
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JP2001383046A
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Makoto Hiuga
誠 日向
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HEALTH SUPPORT JAPAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手持ち操作および携帯に適応するように構成
されたレーザ美容処理器において、そのハンディタイプ
の簡便性を十分に活かしながら、レーザによる美容処理
を有効かつ適切に行うことができるようする。 【解決手段】 被処理部位90にレーザ光を集光して照
射するためのレーザ光源14および光学系16と、上記
被処理部位90を半導体撮像素子を用いて撮影する撮像
手段15を備えるとともに、その撮像手段15の撮影に
よって得られる画像データをデジタル画像機器50のモ
ニタ表示機能54に対応するデジタル画像データフォー
マット形式に変換する符号化手段23と、符合化した画
像データを上記デジタルカメラ10へシリアル伝送させ
る伝送ユニット24を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、美肌や脱毛等の処
理を行うためにレーザ光を集光して皮膚の所定部位に照
射するレーザ美容処理器に関し、とくに、手持ち操作が
可能で携帯に適応する小形ハンディタイプであるととも
に、被処理部位の画像をモニタしながら使用するのに適
したものに関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ光は通常の光源に比べて集束性に
すぐれているため、適当な光学系を使ってビーム集束す
ることにより、低出力でも非常な高い光エネルギー密度
を得ることができる。このレーザ光の特性を利用して、
たとえば、シミ、ソバカス、ホクロ、イボ等の除去ある
いは脱毛等の処理を行うレーザ美容処理器が提供されて
いる。
【0003】たとえば、シミやソバカスなど、皮膚の表
皮や真皮に散在する異常な色素細胞にレーザ光を集束し
て照射すると、それらの色素細胞が高密度の光エネルギ
ーを受けて分解され、この分解物が老廃物となって皮膚
表面に浮き上がったり、血管やリンパ管に吸収されて消
滅することにより、正常な色の皮膚が蘇る美肌効果を得
られることが知られている。また、脱毛クリームで毛を
除去した後の皮膚にレーザ光を照射すると、その照射に
よる皮脂腺や毛乳頭部のたんぱく変成により、毛の発育
が抑制される脱毛効果が得られることも知られている。
【0004】この種のレーザ美容処理器は、レーザ光源
として半導体レーザを使用することにより、手もち操作
が可能で携帯に適応する小形ハンディタイプに構成する
ことができる。半導体レーザは発振波長が赤外域のもの
から紫色域(または近紫外域)のものまで実用化されて
いる。ピーク波長が600〜1600nmの間にあるレ
ーザ光は、皮膚に十分な光熱反応を起こすことができる
とともに、光電気反応、光磁気反応、光力学反応、光化
学反応、光免疫反応、光酵素反応などによる光生物学的
な活性化効果も得ることができる。また、赤色域や近赤
外域のレーザ光は水分や血液に吸収されにくく、皮膚深
達性にもすぐれている。
【0005】上述したレーザ美容処理器を適切に使用す
るためには、レーザ照射される皮膚の被処理部位の状態
を良く観察する必要がある。その被処理部位にレーザ光
が正しく照射されているか否かの確認も必要である。さ
らには、レーザ照射前後における部位の変化状態も良く
観察して、効果を確認しながら使用する必要がある。
【0006】こういった観察や確認を行えるようにする
ため、CCD(電荷結合素子)などの半導体撮像素子を
用いた小形TVカメラを組み込むとともに、被処理部位
の撮影画像をNTSC規格による家庭用のTV放送受像
機(以下、TV受像機)にモニタ表示させるようにした
レーザ美容処理器が提供されている。
【0007】家庭用TV受像機は通常、VTR(ビデオ
録画/再生機)やTVゲーム機を接続するためのビデオ
入力端子を有し、標準テレビ信号方式であるNTSC方
式のコンポジットビデオ信号を外部から入力して映像再
生することができるようになっている。したがって、上
記美容処理器に、上記TVカメラとともに、このTVカ
メラの撮影画像を標準テレビ信号方式である上記コンポ
ジットビデオ信号に変換して出力するNTSCビデオ信
号処理回路を設ければ、被処理部位の撮影画像を家庭用
TV受像機に映し出して見るようにすることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のレーザ美容処理器は、個人がプライベートに使
用する上で次のような問題のあることが判明した。すな
わち、レーザ美容処理器を適切に使用するためには、レ
ーザ照射前後における被処理部位の変化状態を良く観察
することが望ましく、このためには、被処理部位の撮影
画像を記録しておくと良い。上述した従来のレーザ美容
処理器では、市販のVTR(ビデオテープレコーダ)を
使って被処理部位の撮影像を録画することができる。し
かし、そのためには、上記TV受像機に加えて録画用の
VTRも用意しなければならないため、機器構成が複雑
になって美容処理を行うまでの段取りが面倒になってし
まう。
【0009】また、レーザ照射による美容処理を適正に
行うためには、被処理部位の状態を適当な指導者に示し
てアドバイスを受けたり、あるいは友人同士で被処理部
位の状態を示し合いながら使用することが望まれるが、
上述した従来のレーザ美容処理器には、そのような使用
に対する配慮はなされていなかった。このため、たとえ
ば職場や学校などでプライベートに見てもらうといった
ようなことは困難であった。
【0010】上述のように、従来のレーザ美容処理器
は、本体については携帯に適応する小形ハンディタイプ
となっているが、美容処理を有効かつ適切に行う上で望
ましい使用態様を考慮した場合には、そのハンディタイ
プの利点が十分に活かされているとは言えなかった。
【0011】本発明は以上のような背景を鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、本体が携帯に適応
する小形ハンディタイプであるとともに、そのハンディ
タイプの簡便性を十分に活かしながら、レーザによる美
容処理を有効かつ適切に行えるようにしたレーザ美容処
理器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は、手持ち
操作および携帯に適応するように構成されたレーザ美容
処理器であって、被処理部位にレーザ光を集光して照射
するためのレーザ光源および光学系と、上記被処理部位
を半導体撮像素子を用いて撮影する撮像手段を備えると
ともに、その撮像手段の撮影によって得られた画像デー
タをデジタル画像機器の画像データ方式に対応するフォ
ーマット形式に変換する符号化手段と、符合化した画像
データを上記デジタル画像機器へシリアル伝送させる伝
送ユニットを備えたことを特徴とする。
【0013】上記手段により、手持ち操作および携帯に
適応するように構成されたレーザ美容処理器において、
そのハンディタイプの簡便性を十分に活かしながら、レ
ーザによる美容処理を有効かつ適切に行うことができる
ようなる。
【0014】また、上記レーザ美容処理器をデジタル記
録方式のカメラと併せて使用することにより、そのカメ
ラで被処理部位の周囲を含めたやや広い範囲を接写して
記録することもできる。これにより、上記美容処理をさ
らに有効かつ適切に行うことができるようになる。
【0015】上記手段において、上記符号化手段は、デ
ジタルカメラ等の静止画用デジタル画像機器を利用する
ためにはMJPEG方式への変換を行わせ、ビデオカメ
ラ等の動画用デジタ画像機器を利用するためにはMPE
G方式への変換を行わせることが、それぞれ望ましい。
また、上記伝送ユニットはUSBまたはIEEE139
4規格のシリアルポートを構成するものがとくに適して
いる。伝送ユニットとして無線伝送ユニットを使用すれ
ば、レーザ美容処理器とデジタルカメラ間をコードレス
化することができる。この無線伝送ユニットとしては、
ブルートゥース(商標名)方式のものが使用できる。
【0016】デジタル画像機器として静止画撮影用のデ
ジタルカメラを使用する場合は、画像データの符号化と
復号化を行う符・復号化手段と、符号化された画像デー
タを記録保存する静止画記録手段と、画像データのモニ
タ表示手段を備えるとともに、上記レーザ美容処理器か
らシリアル伝送されてくる符号化画像データを連続的に
受信取得する伝送ユニットと、受信取得した符号化画像
データを上記符・復号化手段で複合化して上記モニタ表
示に連続表示させる制御手段とを備えたものが適してい
る。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明によるレーザ美容処
理器の要部における一実施例をブロック図化して示す。
同図に示すレーザ美容処理器10は携帯に適応するハン
ディタイプであって、全体がレーザ照射プローブとして
手持ち操作できるように構成されている。さらに、この
美容処理器10の本体は、図2に示すように、片手で持
って操作するのに適したサイズおよび形状の外装ケース
を用いて構成されている。この本体には円筒状のフード
部12が設けられていて、このフード部12の先端面を
被照射部位である皮膚にあてがってレーザ照射を行うよ
うになっている。
【0018】図1および図2において、プローブ本体内
には、半導体レーザ(LD)14、撮像素子15、光学
系16、照明光源17、回路部20、操作部31、電源
ユニット41などが組み込まれている。半導体レーザ1
4は、皮膚に十分な光熱反応を起こすことができるとと
もに、光電気反応、光磁気反応、光力学反応、光化学反
応、光免疫反応、光酵素反応などによる光生物学的な活
性化効果も得ることができるような波長および出力のも
のが使用されている。
【0019】撮像素子15はCCD型またはCMOS
(相補MOSセンサ)型の半導体撮像素子であって、被
処理部位(皮膚)90の映像を撮像する小形TVカメラ
(撮像手段)を構成する。光学系16はレンズ161〜
163やビームスプリッタ164などを用いて構成さ
れ、上記半導体レーザ14が発振して出力するレーザ光
を被処理部位90に集束させるとともに、その被処理部
位90の光学像を拡大して撮像素子15の受光面に結像
させる。この場合、上記半導体レーザ14からのレーザ
光は、フード部12があてがわれた被照射部位(皮膚)
にて光エネルギー密度が最大となるように集束される。
つまり、レーザ光は、フード部12の先端面位置が焦点
となるように集束されて被照射面に照射される。フード
部12はその焦点合せの治具としての機能を有する。
【0020】照明光源17は高輝度の発光ダイオード用
いて構成され、フード部12で囲まれた中の被照射面を
照明する。この照明光源17の光は、撮像素子15の感
度波長域内であって、皮膚のシミやホクロ、毛穴などの
像が明瞭に撮影されるような波長(色)の光とする。
【0021】回路部20には、レーザ駆動制御部21、
撮像回路22、デジタル符号化部23、シリアルデータ
伝送ユニット(シリアルI/F:インターフェイス)2
4、主制御部29などが設けられている。この回路部2
0の主要部は半導体集積回路化することができる。
【0022】レーザ駆動制御部21は半導体レーザ14
を所定のパルスモードで発振駆動する。撮像回路22は
撮像素子15を制御して撮影画情報を逐次読み出す。撮
像素子15はCCD型またはCMOS型の半導体撮像素
子であって、受光面に結像された光像を光電変換する。
この撮像素子15と撮像回路22により、被処理部位9
0の拡大映像をリアルタイム(実時間)で連続撮影する
動画撮像部が構成されている。
【0023】デジタル符号化部23はCODEC(COmp
ression/DECompression)などとも呼ばれているが、撮
像素子15から読み出した画像データを、デジタル画像
機器の表示データに対応する、所定のデジタル画像デー
タフォーマット形式に符号化する。この符号化方式とし
て、実施例では、MPEG(Moving Picture Image Cod
ing Experts Group)とモーションJPEG(Joint Pho
tographic Eperts Group)を切り換えて使用するうよう
にしている。両方式はいずれもデジタル画像データのデ
ータサイズを圧縮してデジタル記録する際のフォーマッ
トとして、事実上標準化(デファクトスタンダード)さ
れている。
【0024】MPEGは動画像専用のデジタル符号化方
式であって、デジタル動画像のフレーム間における冗長
(データの重複無駄)を排除してデータ圧縮を行う。こ
の方式はデジタルビデオカメラ(たとえばDVDビデオ
カメラ)やDVD再生機などのデジタル画像機器にて使
用されている。モーションJPEGも動画像のデジタル
記録方式であって、MJPEGと呼ばれている。この方
式は動画像を1フレームごとに独立してJPEG圧縮す
る。動画像専用のMPEGに比べると圧縮効率は若干落
ちるが、符号化(エンコード)と復号化(デコード)の
処理負担が軽く、その分、処理を高速化することができ
る。MPEGとMJPEGの符号化方式は、ソフトウェ
アの切り替えによって、どちらも簡単に実行させること
ができる。
【0025】両方式はいずれもマイクロコンピュータに
よるデジタル画像の高速処理に適し、任意のフレームで
画像を切り出したり編集したりすることも簡単に行え
る。また、NTSC方式と異なり、画素数や画素密度を
変えることができるので、表示画素数が多い大型画像モ
ニタを有する据置型AV機器から小サイズで表示画素数
の少ない携帯型AV機器まで広範囲に対応できるという
利点がある。これらの利点が、本発明のレーザ美容処理
器10においては、レーザによる美容処理を有効かつ適
切に行うために有効に活用されるようになっている。
【0026】なお、DVDは、DVD(Digital Versat
ile Disc)型の光ディスクを記録媒体とする記録手段
(記憶手段)のことであって、DVDビデオカメラは、
そのDVDを動画データの記録媒体として使用するデジ
タル記録方式のビデオカメラである。デジタルカメラ
は、撮影および記録の目的が静止画である点がビデオカ
メラと異なるが、デジタルカメラにおいても記録媒体と
してDVDを使用することができる。記録媒体としてD
VDを使用するデジタル記録方式のビデオカメラとデジ
タルカメラはDVDカメラと総称することができる。ま
た、ビデオカメラにおいても、デジタルカメラで多く使
用されているフラッシュメモリなどの半導体記憶装置
を、動画の記録媒体として使用することができる。画像
をデジタル符号化して記録するデジタルカメラとビデオ
カメラの間には互換性がある。
【0027】シリアルデータ伝送ユニット24はUSB
(Universal Serial Bus)またはIEEE1394規格
のシリアルポートを構成する。この伝送ユニット24
は、デジタル符号化された上記撮影像を後述するデジタ
ル画像機器50へ所定の伝送手順にしたがってシリアル
伝送する。
【0028】主制御部29は、回路部20内および操作
部31を集中的に管理して制御する。この主制御部29
はマイクロコンピュータを用いて構成される。上述した
レーザ駆動制御部21、撮像回路22、符号化部23、
および伝送ユニット24などの一部または全体も、その
マイクロコンピュータのソフト処理によって実現され
る。
【0029】操作部31は、電源のオン/オフや動作モ
ード選択などの操作を行うためのスイッチ類と、動作状
態をモニタするための表示器などを有する。電源ユニッ
ト41は特に限定されるものではないが、リチウムイオ
ン電池のように高出力二次電池とその充電回路などによ
り構成される。また、外部からの電源供給も受けられる
ように、ACアダプタ用の電源端子42も設けられてい
る。
【0030】上述したレーザ美容処理器10は、シリア
ルデータ伝送ユニット24によってデジタルカメラやD
VD録画/再生などのデジタル画像機器50に接続し、
符号化された被処理部位の撮影像をそのデジタル画像機
器50へ送ってモニタ再生や記録を行わせることができ
る。
【0031】次に、上述したレーザ美容処理器10と組
合わせて使用するのに好適なデジタル画像機器50につ
いて説明する。図3は、デジタル画像機器50としてデ
ジタルカメラ50aを使用した実施例を示す。同図に示
すように、デジタルカメラ50aは、撮像光学系51、
撮像部52、静止画記録部53a、液晶モニタ54、操
作部55、符・復号化部56a、画素密度変換部57、
シリアル伝送ユニット58、および制御部59などによ
って構成される。このほかに、図示は省略するが、デジ
タルカメラ50aの動作電源を内部で確保するために、
リチウムイオン電池のように高出力二次電池を用いた電
源ユニットが内蔵されている。
【0032】撮像部52はCCDなどの半導体撮像素子
を用いて構成され、撮像光学系51によって結像された
被写体像を撮像する。この場合、撮像データは静止画
(スチール写真)記録用とモニタ用とに分けて処理され
る。静止画記録用の撮像データは操作部55によるシャ
ッタ操作によって1フレームずつ撮像されて処理され
る。つまり、電子スチール写真として撮像部52から1
枚分ずつ取得される。この静止画データは通常、撮像素
子の画素数を最大限に利用した高画素密度(高分解能)
の画像データであって、符・復号化部56aにて符号化
されて静止画記録部53aに記録される。静止画記録部
53aは、たとえばフラッシュメモリカードなどの不揮
発性半導体記憶媒体に符号化画像データを記録保存す
る。
【0033】モニタ用の撮像データは、撮像部52にて
撮像される被写体像を液晶モニタ54に動画として連続
的に表示させる画像データであって、低画素密度(小画
素数)に変換されて処理される。デジタルカメラ50a
では液晶モニタ54をファインダ(電子ファインダ)と
して使用する。このために、撮像部52の撮影像を相対
的に低画素密度の画像で連続的に読み出して処理し、液
晶モニタ54にリアルタイムで表示させる。この場合、
撮影構図などを確認するためのファインダ(モニタ)と
しての機能が得られればよいので、画素密度はそれほど
高い必要はなく、液晶モニタ54の表示画素数に合わせ
て低密度化されている。低密度化されていることによ
り、たとえば30フレーム/秒といった比較的高速度で
連続処理して動画表示させることが簡単に行える。
【0034】符・復号化部56aは、画像データの符号
化と、符号化された画像データをモニタ54に表示させ
るための復号化を行う。静止画記録部53aに記録保存
された静止画データは、制御部59にてモニタ54の表
示画素数に対応する画素密度に変換した後、符・復号化
部56aにて復号化することにより、液晶モニタ54に
表示させて確認することができる。
【0035】ここで使用している符号化方式はMJPE
G(モーションJPEG)であるが、この方式はデジタ
ルカメラやパーソナルコンピュータ等にて扱われるデジ
タル画像データの標準圧縮方式(デファクト・スタンダ
ード)として定着している。上述したレーザ美容処理器
10からの符号化画像データはそのMJPEG方式に適
合することができる。
【0036】シリアル伝送ユニット58は、USBまた
はIEEE1394規格のシリアルポートを構成する。
USBとIEEE1394についても、デジタルカメラ
やパーソナルコンピュータ等にて行われるデジタルデー
タ伝送方式として標準化されている。上述したレーザ美
容処理器10では、その標準方式に合わせるために、U
SBまたはIEEE1394規格の伝送ユニット24を
使用している。これにより、デジタルカメラ50aは、
上記レーザ美容処理器10からシリアル伝送されてくる
MJEPG方式の符号化画像データを受信取得すること
ができる。
【0037】制御部59はマイクロコンピュータを用い
て構成され、デジタルカメラ50a内の各部を集中的に
管理して制御する。この制御には、撮像部52、静止画
記録部53a、液晶モニタ54、操作部55、符・復号
化部56a、画素密度変換部57、シリアル伝送ユニッ
ト58の間における画像データの入出力制御も含まれ
る。
【0038】撮像部52、静止画記録部53a、液晶モ
ニタ54、操作部55、符・復号化部56a、画素密度
変換部57、シリアル伝送ユニット58などの一部また
は全部は、制御部59を構成するマイクロコンピュータ
のソフト処理によって実現させることができる。
【0039】上述したように、モニタ機能付のデジタル
カメラ50aには、外部からシリアル伝送されてくるM
JEPGデータをモニタ54に表示させることができる
機能が元々備わっている。その外部モニタ機能を利用す
れば、あるいはその外部モニタ機能を利用できるように
デジタルカメラ50aを構成すれば、レーザ美容処理器
10からシリアル伝送されてくるMJPEGデータをデ
ジタルカメラ50aにモニタ表示させることができる。
【0040】これにより、レーザ美容処理器10にて撮
像した被処理部位90の状態をモニタ54に動画表示さ
せて確認することができる。また、その表示画像から任
意のフレーム画像を切り出してデジタルカメラ50aの
静止画記録部53に記録させることができる。記録した
画像は任意に読み出して液晶モニタ54に再表示させる
ことができる。
【0041】このように、上述したレーザ美容処理器1
0は、デジタルカメラ50aの機能を利用することによ
り、面倒で複雑な機器準備を行うことなく、レーザによ
る美容処理の段取りを簡単に整えることができる。ま
た、そのデジタルカメラ10だけ持って行けば、被処理
部位の状態を適当な指導者に示してアドバイスを受けた
り、あるいは友人同士で被処理部位の状態を示し合った
りすることも、非常に簡便に行うことができる。たとえ
ば、たとえば職場や学校などに上記デジタルカメラ50
aを持ち込んでプライベートに見てもらう、といったこ
ともできる。
【0042】さらに、そのデジタルカメラ50aは、被
処理部位90の周囲を含めたやや広い範囲を接写して記
録する用途にも利用できる。したがって、上述したレー
ザ美容処理器は、本体が携帯に適応する小形ハンディタ
イプであるとともに、そのハンディタイプの簡便性を十
分に活かしながら、レーザによる美容処理を有効かつ適
切に行うことができる。
【0043】図4は、デジタル画像機器50としてDV
Dビデオカメラ(デジタル記録方式のビデオカメラ)5
0bを使用した実施例を示す。DVDビデオカメラ50
bは、同図に示すように、撮像光学系51、撮像部5
2、動画記録部53b、液晶モニタ54、操作部55、
符・復号化部56b、画素密度変換部57、シリアル伝
送ユニット58、および制御部59などによって構成さ
れる。ここで、動画記録部53bは記録媒体としてDV
Dを使用するDVDドライブを使用している。また、符
・復号化部56はMPEGデータの符号化および複合化
を行う。
【0044】このDVDビデオカメラ50bは、上述し
たデジタルカメラ50aに対し、記録対象である画像デ
ータが動画像である点、その動画像をMPEG符号化す
る点、画像記録記録手段としてDVDを使用する点で異
なっているが、基本的はデジタルカメラ50aと同じ構
成要素を有する。デジタルカメラ50aにおいても、画
像データとしてMJEPG方式の動画像を記録すること
ができる。また、画像記録手段としてDVDをそのまま
使用することもできる。デジタルカメラ50aの静止画
記録部とDVDビデオカメラ50bの動画記録部53b
は、共にデジタルデータであるMPEGデータとJPE
Gデータを対等に記録することができる。したがって、
DVDビデオカメラはDVDデジタルカメラとしての機
能を持つことができる。反対に、DVDデジタルカメラ
はDVDビデオカメラとしての機能を持つことができ
る。また、MPEGとMJPEGの符号化方式は、ソフ
トウェアの切り替えにより、どちらも簡単に切り換えて
実行させることができる。
【0045】図5は本発明の別の実施例を示す。同図に
示すように、上述したレーザ美容処理器10とデジタル
画像機器50は、伝送ユニット24,58として、たと
えばブルートゥース(商標名:Blue tooth)方式の無線
伝送ユニットを使用してコードレス化することができ
る。この場合、レーザ美容処理器の取り回しがケーブル
に妨げられることなく、きわめて自由に行えるようにな
る。したがって、手持ち操作可能で携帯に適応するハン
ディタイプであることの利点をさらに活かすことができ
る。
【0046】以上、本発明をその代表的な実施例に基づ
いて説明したが、本発明は上述した以外にも種々の態様
が可能である。たとえば、本発明のレーザ美容処理器
は、上述した以外のデジタル画像機器に接続して使用す
ることができる。たとえば、パームトップやノート型の
パーソナルコンピュータに接続して使用することもでき
る。また、被処理部位の画像モニタだけを行えばよい場
合は、再生専用のDVDプレイヤを接続して使用しても
よい。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、手持ち操作および携帯
に適応するように構成されたレーザ美容処理器におい
て、そのハンディタイプの簡便性を十分に活かしなが
ら、レーザによる美容処理を有効かつ適切に行うことが
できるようなる。
【0048】また、本発明のレーザ美容処理器をデジタ
ル記録方式のカメラと併せて使用することにより、その
カメラで被処理部位の周囲を含めたやや広い範囲を接写
して記録することもできる。これにより、上記美容処理
をさらに有効かつ適切に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレーザ美容処理器の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】図1に示したレーザ美容処理器の外観および使
用態様を示す概略図である。
【図3】デジタル画像機器としてデジタルカメラを使用
した場合のブロック図である。
【図4】デジタル画像機器としてDVDビデオカメラを
使用した場合のブロック図である。
【図5】シリアル伝送ユニットとして無線伝送ユニット
を用いた場合の実施例を示す概略図である。
【符号の説明】
10 レーザ美容処理器 12 フード部 14 半導体レーザ 15 撮像素子 16 光学系 161〜163 レンズ 164 ビームスプリッタ 17 照明光源 20 回路部 21 レーザ駆動制御回路 22 撮像回路 23 デジタル符号化部(MJPEG/MPEG) 24 シリアル伝送ユニット 31 操作部 41 電源ユニット 42 電源端子 50 デジタル画像機器 50a デジタルカメラ 50b デジタルカメラ 51 撮像光学系 52 撮像部 53a 静止画記録部 53b 動画記録部 54 液晶モニタ 55 操作部 56a 符・復号化部(MJPEG) 56b 符・復号化部(MPEG) 57 画素密度変換部 58 シリアル伝送ユニット 59 制御部 60 シリアルケーブル 90 被処理部位(皮膚)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手持ち操作および携帯に適応するように
    構成されたレーザ美容処理器であって、被処理部位にレ
    ーザ光を集光して照射するためのレーザ光源および光学
    系と、上記被処理部位を半導体撮像素子を用いて撮影す
    る撮像手段を備えるとともに、その撮像手段の撮影によ
    って得られた画像データをデジタル画像機器の画像デー
    タ方式に対応するフォーマット形式に変換する符号化手
    段と、符合化した画像データを上記デジタル画像機器へ
    シリアル伝送させる伝送ユニットを備えたことを特徴と
    するレーザ美容処理器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記符号化手段は前
    記画像データをMJPEG方式の画像データに符号化す
    ることを特徴とするレーザ美容処理器。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記符号化
    手段は前記画像データをMPEG方式の画像データに符
    号化することを特徴とするレーザ美容処理器。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかにおいて、前
    記伝送ユニットはUSB準拠のシリアルポートを構成す
    ることを特徴とするレーザ美容処理器。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかにおいて、前
    記伝送ユニットはIEEE1394規格のシリアルポー
    トを構成することを特徴とするレーザ美容処理器。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかにおいて、前
    記伝送ユニットは無線伝送ユニットを構成することを特
    徴とするレーザ美容処理器。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記無線伝送ユニッ
    トがブルートゥース方式の無線伝送ユニットであること
    を特徴とするレーザ美容処理器。
  8. 【請求項8】 画像データの符号化と復号化を行う符・
    復号化手段と、符号化された画像データを記録保存する
    静止画記録手段と、画像データのモニタ表示手段を備え
    たデジタルカメラにおいて、請求項1〜7に記載のレー
    ザ美容処理器からシリアル伝送されてくる符号化画像デ
    ータを連続的に受信取得する伝送ユニットと、受信取得
    した符号化画像データを上記符・復号化手段で複合化し
    て上記モニタ表示に連続表示させる制御手段とを備えた
    ことを特徴とするデジタルカメラ。
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WO2014193029A1 (ko) * 2013-05-29 2014-12-04 Kim You In 피부 치료용 레이저 조사장치 및 이를 이용한 피부 치료용 레이저 조사 방법

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