JP2004120301A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮影によって得られた画像データの秘匿性を確保しつつ容易に撮影画像を確認する。
【解決手段】撮影によって得られた撮影画像の画像データを暗号化鍵42Aで暗号化し、外部装置16へ出力する。また、撮影画像の画像データを圧縮処理や間引きなどによって画像データの少なくとも一部を含む縮小画像データを生成し、RAM40に格納する。RAM40に格納した縮小画像データによる縮小画像(サムネイル画像)をLCD26に表示することができる。従って、デジタルカメラ10により、画像データの秘匿性を確保しつつ、撮影画像を確認することができる。
【選択図】 図2
【解決手段】撮影によって得られた撮影画像の画像データを暗号化鍵42Aで暗号化し、外部装置16へ出力する。また、撮影画像の画像データを圧縮処理や間引きなどによって画像データの少なくとも一部を含む縮小画像データを生成し、RAM40に格納する。RAM40に格納した縮小画像データによる縮小画像(サムネイル画像)をLCD26に表示することができる。従って、デジタルカメラ10により、画像データの秘匿性を確保しつつ、撮影画像を確認することができる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置に係り、特にデジタルカメラ等の撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、撮像装置、特にデジタルカメラでは、撮影によって得られた撮影画像の画像データを記録媒体に記録することが行われている。このデジタルカメラには、記録された画像データをLCD(液晶表示装置)に表示し、使用者が確認の後削除したり、USB端子等の接続インターフェースを介して接続されたパーソナルコンピュータ(PC)等の外部装置上で再生表示や編集したりすることができるものもある。
【0003】
このようなデジタルカメラにおいて、撮影された画像データの秘匿性の確保や画像データの盗用の回避等の要求があった。この、秘匿性の向上をするために、公開鍵暗号により画像データを暗号化して記録媒体へ記録する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この技術によれば、撮影された画像データの秘匿性を確保することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−220686号公報 (第3−5頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では、使用者が画像データをLCDに表示して確認したい場合や任意の画像データを削除したい場合、当該画像データが暗号化されているので、復号化のための秘密鍵を所持しない限り画像データの確認や削除を行うことができず、デジタルカメラを簡便に操作することができなかった。
【0006】
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、撮影によって得られた画像データの秘匿性を確保し、且つ簡便に操作できる撮像装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、撮影により得られた撮影画像の画像データを、画像データを暗号化するために予め記憶された暗号化鍵を用いて暗号化データに変換する暗号化手段と、前記画像データから該画像データの少なくとも一部を含む縮小画像データを生成する縮小画像生成手段と、前記縮小画像データを記憶する縮小画像記憶手段と、前記暗号化データを外部へ出力する暗号化データ出力手段と、前記縮小画像データを表示する表示手段と、を備えることを特徴としている。
【0008】
本発明の撮像装置は、暗号化手段を備えており、撮影によって得られた撮影画像の画像データが暗号化されて暗号化データに変換される。画像データを暗号化するためには、予め記憶された暗号化鍵が用いられる。縮小画像生成手段では、撮影画像の画像データから縮小画像データが生成される。縮小画像データは、画像データの少なくとも一部を含むように縮小されたものであり、圧縮処理や間引きなどの画像処理によってデータが生成される。縮小画像データは、縮小画像記憶手段に記憶される。この縮小画像データは表示手段に表示される。暗号化データ出力手段は、暗号化データを撮像装置の外部へ出力する。
【0009】
従って、撮影によって得られた画像データが暗号化されて出力されることで、画像データの秘匿性を確保することができるとともに、縮小画像を表示手段に表示できるので、撮像装置を簡便に操作することができる。
【0010】
なお、縮小画像データは、縮小画像記憶手段に保持される。しかし、縮小画像データは、縮小画像データに対応する暗号化データが出力されて撮像装置内に存在しなくなると、保持される必要が無い。そこで、本発明の撮像装置が、前記暗号化データ出力手段から暗号化データが出力された場合、出力された暗号化データに対応する縮小画像データを縮小画像記憶手段から消去する消去手段を有するようにすれば、縮小画像記憶手段の記憶容量を確保することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の撮像装置に係るデジタルカメラの一の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0012】
図1には、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の外観を背面側から見た斜視図を示した。
【0013】
デジタルカメラ10の筐体12の正面には、被写体像を結像させるためのレンズ14が設けられている。なお、デジタルカメラ10には、音声情報を取り込むためのマイク(図示省略)を設けることができる。
【0014】
筐体12の側面には、外部メモリ16Aを装着可能なカードスロット18が設けられている。外部メモリ16Aには、撮影画像の画像データを暗号化鍵によって暗号化した暗号化データを記憶することができる(詳細は後述)。また、この側面には、USB端子等の外部通信用ポート20が設けられている。外部通信用ポート20は、暗号化データの記憶や各種編集等を行うための外部処理装置(図2参照、図1省略)16Bと接続するためのケーブル(図示省略)の一端を装着するためのものである。
【0015】
筐体12の上面には、撮影を指示する際に使用者によって押圧操作されるレリーズスイッチ22が設けられている。また、筐体12の背面には、LCD26(液晶表示装置)が設けられている。このLCD26には、サムネイル画像、すなわち撮影によって得られた撮影画像の画像データを縮小画像生成処理によって画像データの少なくとも一部を含むように縮小した縮小画像データによる縮小画像(詳細は後述)や、各種メニュー、画像処理に関するパラメータ等のデータを表示することができる。また、LCD26の近傍には、スイッチ34が設けられている。本実施の形態では、スイッチ34として、レリーズスイッチ22、電源スイッチ24、メニューボタン28、上下左右キー30、実行ボタン31、及び取消ボタン32を含んだ構成を採用している。電源スイッチ24は、使用者がデジタルカメラ10の各部への電源電力の供給/供給停止の切り換えを行うときに操作するためのものである。メニューボタン28は、使用者がLCD26へ各種メニュー項目を表示するときに操作するためのものである。上下左右キー30は、使用者がLCD26に表示された各種メニューから任意のメニュー項目を選択する際に操作するためのものである。実行ボタン31は、使用者が各項目の実行開始を指示するときに操作するためのものである。取消しボタン32は、使用者が選択した項目の取消指示をする際に操作するためのものである。
【0016】
図2には、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の主要構成をブロック図として示した。デジタルカメラ10は、CCD(Charge Coupled Device)36を有している。このCCD36は、レンズ12により得られる被写体からの反射光を撮影画像を示すアナログ画像データ(以下、画像データという)に変換して出力するためのものである。また、デジタルカメラ10は、CPU(中央処理装置)48、ROM(Read Only Memory)38、及びRAM(Random Access Memory)40からなるマイクロコンピュータを含んで構成される。これらのデバイスは、データやコマンドの授受が可能なようにバス46で接続されている。また、デジタルカメラ10には、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)42が設けられている。このEEPROM42には、バス46が接続されている。
【0017】
上記ROM38は、各種プログラムや所定データ等を記憶するためのものである。ROM38は、暗号化プログラム、縮小画像生成プログラム、及びメイン制御プログラム等の各種プログラムを格納する。暗号化プログラムは、主として画像データを暗号化するためのプログラムである。この暗号化プログラムの一例としては、RSAやDES(Data Encryption Standard)等のプログラムがある。縮小画像生成プログラムは、画像データの少なくとも一部を含む縮小画像データを生成するためのプログラムであって、圧縮処理や間引き等の画像処理によって縮小画像データを生成する。メイン制御プログラムは、各種デバイスを制御するためのプログラムである。RAM40は、主として各種プログラムによって生成される情報を記憶するためのものであり、その中に縮小画像データを記憶する。EEPROM42は、各種パラメータ等の情報を記憶するためのものであり、その中に暗号化鍵42Aを予め記憶する。暗号化鍵42Aは、画像データを暗号化する暗号化処理に使用される。
【0018】
また、バス46には、I/Oポート52と、タイマ50と、LCD16と、が接続されている。このI/Oポート52には、上記各種スイッチから構成されるスイッチ34が接続されている。タイマ50は、時刻や日付情報等を読み取るためのものである。
【0019】
また、バス46には、外部メモリインターフェース(以下、外部I/Fとい
う)44が接続されている。外部I/F44は、暗号化データを外部装置16へ出力するためのものである。外部I/F44は、外部メモリI/F44Aと、外部装置I/F44Bとから構成されている。また、本実施の形態では、外部装置16としては、外部メモリ16Aと外部処理装置16Bとが機能している。外部メモリ16Aは、カードスロット18に装着されることによって外部メモリI/F44Aに接続可能である。外部メモリ16Aの一例としては、ICカードなどのメモリ媒体がある。外部処理装置16Bは、ケーブル(図示無し)、外部通信用ポートを介して外部装置I/F44Bに接続可能である。外部処理装置16Bの一例には、PCや画像処理装置がある。
【0020】
次に、上記実施の形態に係るデジタルカメラ10の作用を説明する。
【0021】
図3には、CPU48で実行される処理ルーチンを示した。電源スイッチ24によりデジタルカメラ10に電源が投入されるとステップ100に進み、ステップ100では、撮像指示がなされたか否かを判断する。この撮像指示がなされたか否かの判断は、レリーズスイッチ22による信号受信によって押圧操作されたか否かを判断することによって可能である。
【0022】
ステップ100で肯定されると、ステップ102へ進み、撮影処理が実行される。この撮影処理は、被写体を撮影するときにおけるCCD36からの図示を省略した焦点調整、ズーム、レンズ等による画角調整、そして露光調整などのデジタルカメラ10の図示しない各種駆動部を駆動して、撮影画像を得るものである。この撮影処理が終了すると、ステップ104において、撮影画像の画像データを取得して、ステップ106へ進む。
【0023】
次のステップ106では、画像データを暗号化する暗号化処理が実行される。暗号化処理は、EEPROM42に予め保存されている暗号化鍵42Aを読み取るとともにROM38に格納されている暗号化プログラムを読み取り、読み取った暗号化プログラムに従って、画像データを暗号化鍵42Aによって暗号化データに変換する処理である。
【0024】
次のステップ108では、撮影画像の画像データを縮小画像データに縮小する縮小画像生成処理が実行される。この縮小画像生成処理は、ROM38に格納されている縮小画像生成プログラムを読み取り、読み取った縮小画像生成プログラムに従って、画像データについて圧縮処理や間引きなどによって画像データの少なくとも一部を含む縮小画像データを生成する処理である。
【0025】
上記ステップ106で得られた暗号化データは、次のステップ110において外部メモリ16Aに記憶される。暗号化データを記憶するときには、暗号化データは外部メモリI/F44Aによって外部メモリ16Aへ出力される。これによって、暗号化データは外部メモリ16Aに記憶される。また、ステップ108で得られた縮小画像データは、ステップ112においてRAM40に格納される。縮小画像データの格納が終了すると、本ルーチンを終了する。
【0026】
一方、上記ステップ100で否定され、撮像指示がなされなかった場合は、ステップ114へ進み、撮影画像の再生指示がなされたか否かを判断する。この再生指示とは、撮影画像に対応する縮小画像データをLCD26へ表示するための指示である。この判断は、スイッチ44の押圧指示を判別することで可能である。
【0027】
例えば、LCD26に画像再生項目を含むメニューを表示し、表示された各種メニュー項目の中から画像再生項目が使用者による上下左右キー30の操作で選択された後に、実行ボタン31が押圧操作されたときに再生指示信号を出力するようにする。この再生指示信号が出力されたか否かを判断することによって、再生指示がなされたか否かを判断することが可能である。この場合、指示選択のための各種メニュー項目は、使用者がメニューボタン28を押圧操作したときに、LCD26上に表示するようにすればよい。
【0028】
ステップ114で肯定されると、ステップ116へ進み、再生処理が実行される。再生処理は、RAM40に記憶されている縮小画像データをLCD26へ表示する処理である。
【0029】
上記ステップ114で否定され、撮影画像の再生指示がなされなかった場合は、ステップ118へ進み、撮影画像の削除指示がなされたか否かを判断する。この削除指示とは、デジタルカメラ10内に保存された画像データを削除する指示である。この判断は、スイッチ44の押圧指示を判別することで可能である。
【0030】
例えば、LCD26に画像削除項目を含むメニューを表示し、表示された各種メニュー項目の中から画像削除項目が使用者による上下左右キー30の操作で選択された後に、実行ボタン31が押圧操作されたときに削除指示信号を出力するようにする。この削除指示信号が出力されたか否かを判断することによって、削除指示がなされたか否かの判断が可能である。この場合、指示選択のための各種メニュー項目は、ステップ114で示した一例と同様に、使用者がメニューボタン28を押圧操作したときに、LCD26上に表示するようにすればよい。
【0031】
また、削除する画像データは、使用者による上下左右キー30の操作で削除を希望する画像データを選択させてもよく、全てを自動的に選択させてもよい。この選択された画像を表す画像選択信号を出力するようにすれば、任意の画像データを削除指示できる。すなわち、この画像選択信号とともに上記削除指示信号が出力されれば、該当するこ画像データを削除できる。
【0032】
ステップ118で肯定されると、ステップ120へ進み、削除処理が実行される。削除処理は、削除指示がなされた撮影画像の画像データに対応する縮小画像データをRAM40から削除するとともに、削除指示がなされた撮影画像の画像データに対応する暗号化データを外部メモリ16Aから削除する処理である。
【0033】
上記ステップ118で否定され、撮影画像の削除指示がなされなかった場合は、ステップ122へ進み、外部メモリ16Aがカードスロット18から取り外されたか否かを判断する。この外部メモリ16Aの取り外しがなされたか否かの判断は、例えば、外部メモリ16Aがカードスロット18から取り外されたときに取り外し信号を出力するようにすればよい。この外部メモリ16Aの取り外しがなされたか否かの判断は、取り外し信号が出力されたか否かを判断することによって、可能である。
【0034】
外部メモリ16Aが取り外されると、ステップ122で肯定され、ステップ124へ進み、削除処理が実行される。デジタルカメラ10から撮影画像の暗号化データが分離されているため、縮小画像を保持する必要性は低い。そこで、削除処理では、RAM40に記憶されている縮小画像データを削除する。すなわち削除する縮小画像データは、上記ステップ122でカードスロット18から取り外された外部メモリ16Aに格納されていた暗号化データに対応するものである。
【0035】
上記ステップ122で否定され、外部メモリが取り外されなかった場合は、ステップ126へ進み、撮影画像の伝送指示がなされたか否かを判断する。この伝送指示は、撮影画像に対応する暗号化データを外部処理装置16Bへ伝送するための指示である。この伝送指示がなされたか否かの判断は、スイッチ44の押圧指示を判別することで可能である。例えば、上記と同様にLCD26に表示された各種メニュー項目の中から画像伝送項目が選択された後に、実行ボタン31が押圧操作されたときに出力される伝送指示信号を用いればよい。この伝送指示信号が出力されたか否かを判断することによって、伝送指示がなされたか否かを判断することが可能である。
【0036】
上記ステップ126で肯定されると、ステップ128へ進み、外部メモリ16Aに格納されている暗号データを読み取り、ステップ130に進む。次のステップ130では、暗号化データを伝送する伝送処理が実行される。伝送処理は、暗号化データを外部装置I/F44Bによって外部処理装置16Bへ伝送する処理である。これによって、暗号化データは外部処理装置16Bに伝送される。
【0037】
ステップ130による暗号化データの伝送が終了すると、ステップ132に進み、削除処理が実行される。ステップ132の削除処理は、上記ステップ120またはステップ124の処理と同様で、少なくともRAM40に記憶されている縮小画像データを削除する処理である。この削除する縮小画像データは、上記ステップ130で外部処理装置16Bへ伝送した暗号化データに対応するものである。この暗号化データをさらに削除してもよい。
【0038】
上記ステップ126で否定され、画像伝送指示がなされなかった場合は、ステップ134へ進み、その他の処理が実行される。その他の処理は、デジタルカメラ10に装備された他の処理を実行するものであり、例えば、縮小画像の色補正処理などの処理がある。
【0039】
以上説明したように、本実施の形態では、撮影によって得られた撮影画像の画像データが暗号化鍵42Aで暗号化されて外部メモリ16Aや外部処理装置16Bへ出力されるので、画像データの秘匿性を確保することができる。
【0040】
また、RAM40に格納した縮小画像データをLCD26に表示できるので、使用者がデジタルカメラ10を簡便に操作することができる。
【0041】
更に、暗号化データが外部装置16へ出力されると、出力された暗号化データに対応する縮小画像データがRAM40から削除されるので、RAM40の記憶容量を確保することができる。
【0042】
なお、上記ステップ106の処理が本発明の撮像装置の暗号化手段の機能に相当し、ステップ108の処理が縮小画像生成手段の機能に相当し、ステップ112の処理が縮小画像記憶手段の機能に相当し、ステップ110及びステップ130の処理が暗号化データ出力手段の機能に相当し、ステップ116が表示手段の機能に相当し、ステップ124及びステップ132の処理が消去手段の機能に相当する。
【0043】
また、本発明は、上記の実施の形態に限られるものではない。例えば、暗号化鍵42Aとして、共通鍵でもよく、公開鍵及び秘密鍵を用いてもよい。公開鍵及び秘密鍵を用いる場合には、少なくとも暗号化した画像データを復号化しようとする装置側の公開鍵をEEPROM42へ一つ以上予め記憶するとともに、デジタルカメラ10自身の秘密鍵を予めEEPROM42へ保存し、この秘密鍵によって画像データの暗号化を行うようにしてもよい。
【0044】
また、暗号化に使用する暗号化鍵42Aは、予めEEPROM42に格納されているとしたが、タイマ50の時刻情報等を基に暗号化鍵42Aをデジタルカメラ10内で自動生成するようにしてもよい。
【0045】
更に、本実施の形態では、画像データの処理について説明したが、マイク(図示無し)から取り込まれた音声データや、動画データの処理でもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の撮像装置によれば、撮影画像の画像データを暗号化して出力するので、画像データの秘匿性を確保することができ、縮小画像を表示手段に表示することができるので、簡便に操作することができる撮像装置を提供することができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの外観を背面側から見た斜視図である。
【図2】本実施の形態に係るデジタルカメラの主要構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラにおける処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ(撮像装置)
26 LCD(表示手段)
40 RAM(縮小画像記憶手段)
42A 暗号化鍵
44 外部I/F(暗号化データ出力手段)
44A 外部メモリI/F(暗号化データ出力手段)
44B 外部装置I/F(暗号化データ出力手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置に係り、特にデジタルカメラ等の撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、撮像装置、特にデジタルカメラでは、撮影によって得られた撮影画像の画像データを記録媒体に記録することが行われている。このデジタルカメラには、記録された画像データをLCD(液晶表示装置)に表示し、使用者が確認の後削除したり、USB端子等の接続インターフェースを介して接続されたパーソナルコンピュータ(PC)等の外部装置上で再生表示や編集したりすることができるものもある。
【0003】
このようなデジタルカメラにおいて、撮影された画像データの秘匿性の確保や画像データの盗用の回避等の要求があった。この、秘匿性の向上をするために、公開鍵暗号により画像データを暗号化して記録媒体へ記録する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この技術によれば、撮影された画像データの秘匿性を確保することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−220686号公報 (第3−5頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では、使用者が画像データをLCDに表示して確認したい場合や任意の画像データを削除したい場合、当該画像データが暗号化されているので、復号化のための秘密鍵を所持しない限り画像データの確認や削除を行うことができず、デジタルカメラを簡便に操作することができなかった。
【0006】
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、撮影によって得られた画像データの秘匿性を確保し、且つ簡便に操作できる撮像装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、撮影により得られた撮影画像の画像データを、画像データを暗号化するために予め記憶された暗号化鍵を用いて暗号化データに変換する暗号化手段と、前記画像データから該画像データの少なくとも一部を含む縮小画像データを生成する縮小画像生成手段と、前記縮小画像データを記憶する縮小画像記憶手段と、前記暗号化データを外部へ出力する暗号化データ出力手段と、前記縮小画像データを表示する表示手段と、を備えることを特徴としている。
【0008】
本発明の撮像装置は、暗号化手段を備えており、撮影によって得られた撮影画像の画像データが暗号化されて暗号化データに変換される。画像データを暗号化するためには、予め記憶された暗号化鍵が用いられる。縮小画像生成手段では、撮影画像の画像データから縮小画像データが生成される。縮小画像データは、画像データの少なくとも一部を含むように縮小されたものであり、圧縮処理や間引きなどの画像処理によってデータが生成される。縮小画像データは、縮小画像記憶手段に記憶される。この縮小画像データは表示手段に表示される。暗号化データ出力手段は、暗号化データを撮像装置の外部へ出力する。
【0009】
従って、撮影によって得られた画像データが暗号化されて出力されることで、画像データの秘匿性を確保することができるとともに、縮小画像を表示手段に表示できるので、撮像装置を簡便に操作することができる。
【0010】
なお、縮小画像データは、縮小画像記憶手段に保持される。しかし、縮小画像データは、縮小画像データに対応する暗号化データが出力されて撮像装置内に存在しなくなると、保持される必要が無い。そこで、本発明の撮像装置が、前記暗号化データ出力手段から暗号化データが出力された場合、出力された暗号化データに対応する縮小画像データを縮小画像記憶手段から消去する消去手段を有するようにすれば、縮小画像記憶手段の記憶容量を確保することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の撮像装置に係るデジタルカメラの一の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0012】
図1には、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の外観を背面側から見た斜視図を示した。
【0013】
デジタルカメラ10の筐体12の正面には、被写体像を結像させるためのレンズ14が設けられている。なお、デジタルカメラ10には、音声情報を取り込むためのマイク(図示省略)を設けることができる。
【0014】
筐体12の側面には、外部メモリ16Aを装着可能なカードスロット18が設けられている。外部メモリ16Aには、撮影画像の画像データを暗号化鍵によって暗号化した暗号化データを記憶することができる(詳細は後述)。また、この側面には、USB端子等の外部通信用ポート20が設けられている。外部通信用ポート20は、暗号化データの記憶や各種編集等を行うための外部処理装置(図2参照、図1省略)16Bと接続するためのケーブル(図示省略)の一端を装着するためのものである。
【0015】
筐体12の上面には、撮影を指示する際に使用者によって押圧操作されるレリーズスイッチ22が設けられている。また、筐体12の背面には、LCD26(液晶表示装置)が設けられている。このLCD26には、サムネイル画像、すなわち撮影によって得られた撮影画像の画像データを縮小画像生成処理によって画像データの少なくとも一部を含むように縮小した縮小画像データによる縮小画像(詳細は後述)や、各種メニュー、画像処理に関するパラメータ等のデータを表示することができる。また、LCD26の近傍には、スイッチ34が設けられている。本実施の形態では、スイッチ34として、レリーズスイッチ22、電源スイッチ24、メニューボタン28、上下左右キー30、実行ボタン31、及び取消ボタン32を含んだ構成を採用している。電源スイッチ24は、使用者がデジタルカメラ10の各部への電源電力の供給/供給停止の切り換えを行うときに操作するためのものである。メニューボタン28は、使用者がLCD26へ各種メニュー項目を表示するときに操作するためのものである。上下左右キー30は、使用者がLCD26に表示された各種メニューから任意のメニュー項目を選択する際に操作するためのものである。実行ボタン31は、使用者が各項目の実行開始を指示するときに操作するためのものである。取消しボタン32は、使用者が選択した項目の取消指示をする際に操作するためのものである。
【0016】
図2には、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の主要構成をブロック図として示した。デジタルカメラ10は、CCD(Charge Coupled Device)36を有している。このCCD36は、レンズ12により得られる被写体からの反射光を撮影画像を示すアナログ画像データ(以下、画像データという)に変換して出力するためのものである。また、デジタルカメラ10は、CPU(中央処理装置)48、ROM(Read Only Memory)38、及びRAM(Random Access Memory)40からなるマイクロコンピュータを含んで構成される。これらのデバイスは、データやコマンドの授受が可能なようにバス46で接続されている。また、デジタルカメラ10には、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)42が設けられている。このEEPROM42には、バス46が接続されている。
【0017】
上記ROM38は、各種プログラムや所定データ等を記憶するためのものである。ROM38は、暗号化プログラム、縮小画像生成プログラム、及びメイン制御プログラム等の各種プログラムを格納する。暗号化プログラムは、主として画像データを暗号化するためのプログラムである。この暗号化プログラムの一例としては、RSAやDES(Data Encryption Standard)等のプログラムがある。縮小画像生成プログラムは、画像データの少なくとも一部を含む縮小画像データを生成するためのプログラムであって、圧縮処理や間引き等の画像処理によって縮小画像データを生成する。メイン制御プログラムは、各種デバイスを制御するためのプログラムである。RAM40は、主として各種プログラムによって生成される情報を記憶するためのものであり、その中に縮小画像データを記憶する。EEPROM42は、各種パラメータ等の情報を記憶するためのものであり、その中に暗号化鍵42Aを予め記憶する。暗号化鍵42Aは、画像データを暗号化する暗号化処理に使用される。
【0018】
また、バス46には、I/Oポート52と、タイマ50と、LCD16と、が接続されている。このI/Oポート52には、上記各種スイッチから構成されるスイッチ34が接続されている。タイマ50は、時刻や日付情報等を読み取るためのものである。
【0019】
また、バス46には、外部メモリインターフェース(以下、外部I/Fとい
う)44が接続されている。外部I/F44は、暗号化データを外部装置16へ出力するためのものである。外部I/F44は、外部メモリI/F44Aと、外部装置I/F44Bとから構成されている。また、本実施の形態では、外部装置16としては、外部メモリ16Aと外部処理装置16Bとが機能している。外部メモリ16Aは、カードスロット18に装着されることによって外部メモリI/F44Aに接続可能である。外部メモリ16Aの一例としては、ICカードなどのメモリ媒体がある。外部処理装置16Bは、ケーブル(図示無し)、外部通信用ポートを介して外部装置I/F44Bに接続可能である。外部処理装置16Bの一例には、PCや画像処理装置がある。
【0020】
次に、上記実施の形態に係るデジタルカメラ10の作用を説明する。
【0021】
図3には、CPU48で実行される処理ルーチンを示した。電源スイッチ24によりデジタルカメラ10に電源が投入されるとステップ100に進み、ステップ100では、撮像指示がなされたか否かを判断する。この撮像指示がなされたか否かの判断は、レリーズスイッチ22による信号受信によって押圧操作されたか否かを判断することによって可能である。
【0022】
ステップ100で肯定されると、ステップ102へ進み、撮影処理が実行される。この撮影処理は、被写体を撮影するときにおけるCCD36からの図示を省略した焦点調整、ズーム、レンズ等による画角調整、そして露光調整などのデジタルカメラ10の図示しない各種駆動部を駆動して、撮影画像を得るものである。この撮影処理が終了すると、ステップ104において、撮影画像の画像データを取得して、ステップ106へ進む。
【0023】
次のステップ106では、画像データを暗号化する暗号化処理が実行される。暗号化処理は、EEPROM42に予め保存されている暗号化鍵42Aを読み取るとともにROM38に格納されている暗号化プログラムを読み取り、読み取った暗号化プログラムに従って、画像データを暗号化鍵42Aによって暗号化データに変換する処理である。
【0024】
次のステップ108では、撮影画像の画像データを縮小画像データに縮小する縮小画像生成処理が実行される。この縮小画像生成処理は、ROM38に格納されている縮小画像生成プログラムを読み取り、読み取った縮小画像生成プログラムに従って、画像データについて圧縮処理や間引きなどによって画像データの少なくとも一部を含む縮小画像データを生成する処理である。
【0025】
上記ステップ106で得られた暗号化データは、次のステップ110において外部メモリ16Aに記憶される。暗号化データを記憶するときには、暗号化データは外部メモリI/F44Aによって外部メモリ16Aへ出力される。これによって、暗号化データは外部メモリ16Aに記憶される。また、ステップ108で得られた縮小画像データは、ステップ112においてRAM40に格納される。縮小画像データの格納が終了すると、本ルーチンを終了する。
【0026】
一方、上記ステップ100で否定され、撮像指示がなされなかった場合は、ステップ114へ進み、撮影画像の再生指示がなされたか否かを判断する。この再生指示とは、撮影画像に対応する縮小画像データをLCD26へ表示するための指示である。この判断は、スイッチ44の押圧指示を判別することで可能である。
【0027】
例えば、LCD26に画像再生項目を含むメニューを表示し、表示された各種メニュー項目の中から画像再生項目が使用者による上下左右キー30の操作で選択された後に、実行ボタン31が押圧操作されたときに再生指示信号を出力するようにする。この再生指示信号が出力されたか否かを判断することによって、再生指示がなされたか否かを判断することが可能である。この場合、指示選択のための各種メニュー項目は、使用者がメニューボタン28を押圧操作したときに、LCD26上に表示するようにすればよい。
【0028】
ステップ114で肯定されると、ステップ116へ進み、再生処理が実行される。再生処理は、RAM40に記憶されている縮小画像データをLCD26へ表示する処理である。
【0029】
上記ステップ114で否定され、撮影画像の再生指示がなされなかった場合は、ステップ118へ進み、撮影画像の削除指示がなされたか否かを判断する。この削除指示とは、デジタルカメラ10内に保存された画像データを削除する指示である。この判断は、スイッチ44の押圧指示を判別することで可能である。
【0030】
例えば、LCD26に画像削除項目を含むメニューを表示し、表示された各種メニュー項目の中から画像削除項目が使用者による上下左右キー30の操作で選択された後に、実行ボタン31が押圧操作されたときに削除指示信号を出力するようにする。この削除指示信号が出力されたか否かを判断することによって、削除指示がなされたか否かの判断が可能である。この場合、指示選択のための各種メニュー項目は、ステップ114で示した一例と同様に、使用者がメニューボタン28を押圧操作したときに、LCD26上に表示するようにすればよい。
【0031】
また、削除する画像データは、使用者による上下左右キー30の操作で削除を希望する画像データを選択させてもよく、全てを自動的に選択させてもよい。この選択された画像を表す画像選択信号を出力するようにすれば、任意の画像データを削除指示できる。すなわち、この画像選択信号とともに上記削除指示信号が出力されれば、該当するこ画像データを削除できる。
【0032】
ステップ118で肯定されると、ステップ120へ進み、削除処理が実行される。削除処理は、削除指示がなされた撮影画像の画像データに対応する縮小画像データをRAM40から削除するとともに、削除指示がなされた撮影画像の画像データに対応する暗号化データを外部メモリ16Aから削除する処理である。
【0033】
上記ステップ118で否定され、撮影画像の削除指示がなされなかった場合は、ステップ122へ進み、外部メモリ16Aがカードスロット18から取り外されたか否かを判断する。この外部メモリ16Aの取り外しがなされたか否かの判断は、例えば、外部メモリ16Aがカードスロット18から取り外されたときに取り外し信号を出力するようにすればよい。この外部メモリ16Aの取り外しがなされたか否かの判断は、取り外し信号が出力されたか否かを判断することによって、可能である。
【0034】
外部メモリ16Aが取り外されると、ステップ122で肯定され、ステップ124へ進み、削除処理が実行される。デジタルカメラ10から撮影画像の暗号化データが分離されているため、縮小画像を保持する必要性は低い。そこで、削除処理では、RAM40に記憶されている縮小画像データを削除する。すなわち削除する縮小画像データは、上記ステップ122でカードスロット18から取り外された外部メモリ16Aに格納されていた暗号化データに対応するものである。
【0035】
上記ステップ122で否定され、外部メモリが取り外されなかった場合は、ステップ126へ進み、撮影画像の伝送指示がなされたか否かを判断する。この伝送指示は、撮影画像に対応する暗号化データを外部処理装置16Bへ伝送するための指示である。この伝送指示がなされたか否かの判断は、スイッチ44の押圧指示を判別することで可能である。例えば、上記と同様にLCD26に表示された各種メニュー項目の中から画像伝送項目が選択された後に、実行ボタン31が押圧操作されたときに出力される伝送指示信号を用いればよい。この伝送指示信号が出力されたか否かを判断することによって、伝送指示がなされたか否かを判断することが可能である。
【0036】
上記ステップ126で肯定されると、ステップ128へ進み、外部メモリ16Aに格納されている暗号データを読み取り、ステップ130に進む。次のステップ130では、暗号化データを伝送する伝送処理が実行される。伝送処理は、暗号化データを外部装置I/F44Bによって外部処理装置16Bへ伝送する処理である。これによって、暗号化データは外部処理装置16Bに伝送される。
【0037】
ステップ130による暗号化データの伝送が終了すると、ステップ132に進み、削除処理が実行される。ステップ132の削除処理は、上記ステップ120またはステップ124の処理と同様で、少なくともRAM40に記憶されている縮小画像データを削除する処理である。この削除する縮小画像データは、上記ステップ130で外部処理装置16Bへ伝送した暗号化データに対応するものである。この暗号化データをさらに削除してもよい。
【0038】
上記ステップ126で否定され、画像伝送指示がなされなかった場合は、ステップ134へ進み、その他の処理が実行される。その他の処理は、デジタルカメラ10に装備された他の処理を実行するものであり、例えば、縮小画像の色補正処理などの処理がある。
【0039】
以上説明したように、本実施の形態では、撮影によって得られた撮影画像の画像データが暗号化鍵42Aで暗号化されて外部メモリ16Aや外部処理装置16Bへ出力されるので、画像データの秘匿性を確保することができる。
【0040】
また、RAM40に格納した縮小画像データをLCD26に表示できるので、使用者がデジタルカメラ10を簡便に操作することができる。
【0041】
更に、暗号化データが外部装置16へ出力されると、出力された暗号化データに対応する縮小画像データがRAM40から削除されるので、RAM40の記憶容量を確保することができる。
【0042】
なお、上記ステップ106の処理が本発明の撮像装置の暗号化手段の機能に相当し、ステップ108の処理が縮小画像生成手段の機能に相当し、ステップ112の処理が縮小画像記憶手段の機能に相当し、ステップ110及びステップ130の処理が暗号化データ出力手段の機能に相当し、ステップ116が表示手段の機能に相当し、ステップ124及びステップ132の処理が消去手段の機能に相当する。
【0043】
また、本発明は、上記の実施の形態に限られるものではない。例えば、暗号化鍵42Aとして、共通鍵でもよく、公開鍵及び秘密鍵を用いてもよい。公開鍵及び秘密鍵を用いる場合には、少なくとも暗号化した画像データを復号化しようとする装置側の公開鍵をEEPROM42へ一つ以上予め記憶するとともに、デジタルカメラ10自身の秘密鍵を予めEEPROM42へ保存し、この秘密鍵によって画像データの暗号化を行うようにしてもよい。
【0044】
また、暗号化に使用する暗号化鍵42Aは、予めEEPROM42に格納されているとしたが、タイマ50の時刻情報等を基に暗号化鍵42Aをデジタルカメラ10内で自動生成するようにしてもよい。
【0045】
更に、本実施の形態では、画像データの処理について説明したが、マイク(図示無し)から取り込まれた音声データや、動画データの処理でもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の撮像装置によれば、撮影画像の画像データを暗号化して出力するので、画像データの秘匿性を確保することができ、縮小画像を表示手段に表示することができるので、簡便に操作することができる撮像装置を提供することができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの外観を背面側から見た斜視図である。
【図2】本実施の形態に係るデジタルカメラの主要構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラにおける処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ(撮像装置)
26 LCD(表示手段)
40 RAM(縮小画像記憶手段)
42A 暗号化鍵
44 外部I/F(暗号化データ出力手段)
44A 外部メモリI/F(暗号化データ出力手段)
44B 外部装置I/F(暗号化データ出力手段)
Claims (2)
- 撮影により得られた撮影画像の画像データを、画像データを暗号化するために予め記憶された暗号化鍵を用いて暗号化データに変換する暗号化手段と、
前記画像データから該画像データの少なくとも一部を含む縮小画像データを生成する縮小画像生成手段と、
前記縮小画像データを記憶する縮小画像記憶手段と、
前記暗号化データを外部へ出力する暗号化データ出力手段と、
前記縮小画像データを表示する表示手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記暗号化データ出力手段から暗号化データが出力された場合、出力された暗号化データに対応する縮小画像データを縮小画像記憶手段から消去する消去手段を有する請求項1に記載の撮像装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2002
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