JP2003180045A - 永久磁石式同期モータ - Google Patents

永久磁石式同期モータ

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JP2003180045A
JP2003180045A JP2001375175A JP2001375175A JP2003180045A JP 2003180045 A JP2003180045 A JP 2003180045A JP 2001375175 A JP2001375175 A JP 2001375175A JP 2001375175 A JP2001375175 A JP 2001375175A JP 2003180045 A JP2003180045 A JP 2003180045A
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type synchronous
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JP2001375175A
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English (en)
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Takayuki Mizuno
孝行 水野
Yoshitaka Azuma
義高 東
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二層重ね巻されるエレベータ用等の永久磁石
式同期モータの漏れ電流を効果的に減少させる。 【解決手段】 永久磁石式同期モータにおいて、固定子
コイルを二層重ね巻する際に、2つのティースにまたが
るように固定子コイルを巻回する。本発明では、図2の
ように、36スロット,16極であり、従来ではこれと
同一体格のモータを設計すると、毎相毎極スロット数を
2とすると96スロットが必要となる。このようにスロ
ット数が1/2.5(36/96)となるので、浮遊容
量も1/2.5となり、漏れ電流も1/2.5程度にま
で減少させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、永久磁石式同期モ
ータに関し、漏れ電流を低減することができるように構
造を工夫したものであり、特にエレベータ用のモータと
して適用する場合に有効である。
【0002】
【従来の技術】一般的な永久磁石式同期モータ(以下
「PMモータ」と称する)の巻線は、従来から用いられ
ている二層重ね巻が用いられる。エレベータ用モータで
は、誘起電圧波形の正弦波化やトルクリプルを低減する
必要があるため、毎極毎相のスロット数Qを極力大きく
選ぶことが一般的である。
【0003】また、ギヤレス巻上機用モータになると、
回転速度が低くなるために多極化が図られている。この
ようなモータに二層重ね巻を採用すると、スロット数は
更に多くなる傾向にある。
【0004】例えば三相16極機をQ=2で製作する
と、全スロット数は、相数×Q×極数=3×2×16=
96となり、巻線展開図は図6のようになる。ただし、
図6では96スロットの一部の巻線のみ示しており、接
続はU相のみ示している。他の相も同様に表すことがで
きる。なお、Oは中性点である。また図中に示した数字
はスロット番号である。
【0005】また、スロットの断面構造は図7のように
なっている。即ち、スロット1の内面には対地絶縁2が
施されコイル3,4と対地間の絶縁が保たれ、層間絶縁
5により外径側コイル3と内径側コイル4との絶縁が保
たれている。スロット開口部には絶縁物でできたウェッ
ジ6を挿入し、コイル3,4の飛び出しを防止してい
る。各絶縁2,5,6は、絶縁紙,樹脂などで構成され
る。
【0006】スロット1の形状は、スロット1が多くな
るほど細長くなり、1スロット当たりの表面積の減少割
合は比較的少ないが、断面積は大きく減少する。このた
め、巻線の占積率を高めるためには絶縁物を薄くするこ
とも必要となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のPM
モータでは次のような問題があった。
【0008】(1)漏れ電流の問題 PMモータをインバータで運転すると、インバータのス
イッチングの影響により、モータ電源線に本来の周波数
の三相電流の他、漏れ電流と称される零相分電流が流れ
る。漏れ電流が流れると、種々の電磁ノイズの原因とな
ったり、零相継電器を誤動作させる原因となる。このた
め、いろいろな抑制法が提案されており、システムの複
雑化,コストアップを引き起こしている。
【0009】漏れ電流の主原因は固定子巻線と固定子鉄
心との間の浮遊容量であり、この浮遊容量は概略以下に
示す(1)式のように計算できる。モータの設計におい
ては、この浮遊容量を小さくすることが重要となる。
【0010】
【数1】
【0011】エレベータのギヤレス巻上機用モータのよ
うに、比較的低速回転のPMモータでは極数が多くな
り、同時にスロット数が増加する傾向にある。一方、ス
ロット数が増加しても、スロット高さ(図8においてb
で示す寸法)を一定に保つと1スロット当たりのスロッ
ト内表面積はほとんど減少しない。また、スロット断面
積の減少に伴い、絶縁物も厚くできないので、浮遊容量
はスロット数にほぼ比例して増加することになる。した
がって、これらのモータでは浮遊容量が大きな値とな
り、漏れ電流が増大することになる。
【0012】(2)スロット数について PMモータの浮遊容量がスロット数にほぼ比例すること
から、漏れ電流を減少させる有効な手段はスロット数を
減らすことにある。しかし、エレベータ用モータでは、
かごの乗り心地に影響を与えるトルクリップルを低く抑
える必要がある。通常の二層重ね巻でトルクリップルを
低減するためには、毎極毎相スロット数を極力大きくと
る必要があり、特にギヤレスのエレベータ用では多極化
される傾向にあるため、スロット数がさらに多くなる問
題がある。
【0013】一方、スロット数を極端に少なくして、鉄
心歯部に直接巻線を施した集中巻方式のエレベータ用モ
ータも考案されている(例えば、特開平10−3046
41、特開2000−201462など)。しかし、こ
の方法では特別な巻線設備が必要で、量産には適したも
のとなるが、少量生産や大型機などで設備投資が困難と
なる場合には適用が難しくなる。
【0014】本発明は、上記従来技術に鑑み、二層重ね
巻されるPMモータ(例えばエレベータ用モータ)の漏
れ電流を効果的に低減する巻線構造、絶縁構造などを備
えた永久磁石式同期モータを提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の構成は、永久磁石式同期モータにおいて、すべての
固定子コイルを二つのティースにまたがるように夫々二
層重ね巻したことを特徴とする。
【0016】また本発明の構成は、前記永久磁石式同期
モータは、固定子が外側、回転子が内側にある内転型の
モータであること、または、前記永久磁石式同期モータ
は、固定子が内側、回転子が外側にある外転型のモータ
であることを特徴とする。
【0017】また本発明の構成は、前記永久磁石式同期
モータは、等間隔に配列されたP個の永久磁石磁極を持
つ回転子と、等間隔に配列されたN個のスロットを持つ
固定子からなり、永久磁石磁極数Pとスロット数Nの関
係が、 (1/3)N<P<(2/3)N であることを特徴とする。
【0018】また本発明の構成は、前記永久磁石式同期
モータは、等間隔に配列されたP個の永久磁石磁極を持
つ回転子と、等間隔に配列されたN個のスロットを持つ
固定子からなり、永久磁石磁極数Pとスロット数Nの関
係が、 P:N=4n:9n (ただしnは整数) であることを特徴とする。
【0019】また本発明の構成は、前記永久磁石式同期
モータは、固定子スロット内に二層以上の多層構造とな
る対地絶縁を施したことを特徴とする。
【0020】また本発明の構成は、前記永久磁石式同期
モータは、固定子鉄心において、固定子スロットのスロ
ットピッチ角に対し、その1/4〜1/2の角度でスキ
ューを施したことを特徴とする。
【0021】また本発明の構成は、前記永久磁石式同期
モータは、エレベータ装置の機械室あるいは昇降路内に
配置されて、エレベータのカゴを巻上・巻下するエレベ
ータ用モータであることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。
【0023】(1)スロット数を少なくする二層重ね巻
構造 漏れ電流を低減するため、同一極数でスロット数を減ら
す方法を考える。二層重ね巻を整数スロットで実施する
場合、最小のスロット数は毎極毎相スロット数Qが1の
ときとなるが、このままではコギングトルクの大きなモ
ータとなる。PMモータのコギングトルクの脈動回数は
スロット数と極数との最小公倍数となり、この値が大き
いほどコギングトルクが小さくなることが知られてい
る。
【0024】また、Q=1の場合、全スロット数は3Q
P=3P(P:極数)、1極分の極ピッチは三相の場合
3Q=3となり、全節巻とした場合の巻線ピッチは1−
4(1番目のスロットから4番目のスロットに渡る)と
なる。集中巻の場合、極ピッチはまちまちであるが、一
般にQ≦0.5の分数スロット巻であり巻線ピッチは1
−2と表現できる。
【0025】そこで、0.5<Q<1の範囲で巻線ピッ
チが1−3の二層重ね巻が可能となるスロット数と極数
の関係を求めると、図1に示す表1の様になる。表1で
は、スロット数と極数の組み合わせにおいて、上段に毎
極毎相のスロット数Q、下段にスロット数と極数との最
小公倍数を示している。また、×印は巻線が成立しない
組合せを表している。
【0026】表1に示すように、毎極毎相スロット数が
0.5<Q<1の範囲にあっても多くのスロット数と極
数の組合せが成立することがわかる。また、その場合の
スロット数と極数との最小公倍数は、Q=1の場合より
も大きくなっている。すなわち、より少ないスロット数
でコギングの少ない二層重ね巻が実施可能となり、エレ
ベータ用には適したモータとなる。
【0027】したがって、巻線ピッチを1−3、すなわ
ち各巻線を2つのティースにまたがる様に巻くことによ
って、スロット数の少ない、漏れ電流の少ない二層重ね
巻のPMモータが実現できる。なお、この場合のスロッ
ト数Nと極数Pとの関係は、(1/3)N<P<(2/
3)Nの範囲内となる。
【0028】以下、例として16極の36スロット、3
3スロットの場合を示すが、表1の全ての組合せで二層
重ね巻が可能となる。
【0029】<二層重ね巻構造の第1の実施例>図2は
36スロット、16極の例であり、接続はU相のみ示し
てあるが他の相も同様に表すことができる。なお、Oは
中性点である。また図中に示した数字はスロット番号で
ある。
【0030】この場合、隣り合うコイルの電気的位相角
は360×(16/2)36=80°であり、それぞれ
の位相を考慮して三相の組に分けている。各相の巻線
は、3つの直列巻線を1組とし、4組を並列あるいは直
列接続することになる。図2は並列接続の例である。
【0031】従来の方法で16極を設計すると、Q=2
として96スロットが必要となる。このため、同一体格
のモータを設計した場合、(1)式から、本方式での浮
遊容量が従来の浮遊容量の約1/2.5(36/96)
となり、漏れ電流も同程度に減少することになる。な
お、本方式ではスロットのスロット幅aの寸法が若干大
きくなるが、スロット内表面積の増加の影響は比較的少
ない。
【0032】<二層重ね巻構造の第2の実施例>図3は
33スロット、16極の例であり、接続はU相のみ示し
てあるが他の相も同様に表すことができる。なお、Oは
中性点である。また図中に示した数字はスロット番号で
ある。
【0033】この場合、隣り合うコイルの電気的位相角
は360×(16/2)/33=87.2727°であ
り、それぞれの位相を考慮して三相の組に分けている。
各相の巻線は、11個のコイルを直列接続することにな
る。
【0034】前述と同様に、従来の方法で設計した場合
と比較すると、(1)式から本方式での浮遊容量が約1
/3(33/96)となり、漏れ電流も同程度に減少す
ることになる。なお、本方式でもスロットのa寸法が若
干大きくなるが、スロット内表面積の増加の影響は比較
的少ない。
【0035】(2)巻線方法の比較 表1より、本方式での巻線可能なスロット数と極数の組
合せは多く存在する。図2と図3はその一例である。図
2と図3の巻線方法を比較すると、図2では一相の巻線
が4組の巻線からなり、これらを直列あるいは並列に接
続することが可能である。一方、図3の巻線では、一相
分の全ての巻線を直列接続する必要がある。すなわち、
設計の自由度の点では図2が優れていることになる。
【0036】一方、スロット数と極数との最小公倍数
は、図2の例が144に対して、図3の例では528と
なり、コギングトルクに対しては図3が優れていること
になる。しかし、図2の144にしても通常の設計に対
して十分に大きな値になっている。また図2では起磁力
による電磁力が4方向に分割されるのに対し、図3では
1方向にしか発生しないので、振動・騒音の点では不利
となる。これらを総合的に評価すると、設計,製作上は
図2の方式が有利となる。
【0037】表1からわかるように、図2はQ=3/4
の巻線であり、極数:スロット数=4n:9n(nは整
数)の条件が成立する場合に巻線可能となる。
【0038】(3)絶縁構成 巻線ピッチを1−3、すなわち各巻線を2つのティース
にまたがる様に巻線を施すことによって、スロット数の
少ないモータが製作可能となる。スロット数が少なくな
るため、スロットの断面積を大きくとることができ、絶
縁構成も改善することができる。
【0039】<絶縁構造の実施例>図4は、従来のスロ
ット構造(図4(a))と、本発明によるスロット構造
(図4(b)とを対比しつつ示す概略図である。
【0040】本発明によるスロット構造とすることによ
り、図4(b)に示すように、1スロットの断面積を大
きくすることができる。このため、従来では図4(a)
に示すように1層で構成していた対地絶縁2を、本発明
では図4(b)に示すように、必要により多層構造にす
ることができる。図4(b)は2層の対地絶縁2a,2
bにした例である。
【0041】(1)式より、浮遊容量は対地絶縁の厚さ
に反比例する。したがって、対地絶縁を2層にすれば浮
遊容量が1/2となり、漏れ電流もほぼ1/2となる。
対地絶縁を3層とすれば同様に漏れ電流が1/3と減少
することになる。
【0042】この対策は、通常1層とする対地絶縁を2
層以上の多層とすることにより漏れ電流を低減するもの
で、スロット数を減らしスロット断面積に余裕ができる
本発明による場合に有利な手段となる。
【0043】(4)スキューの方法 通常のPMモータでは、コギングトルクや振動・騒音の
対策のため、固定子スロットの1スロットピッチ分をス
キュー角として、固定子鉄心にてスキューを行っている
のが一般的である。しかし、漏れ電流の点からみれば、
スキューによりスロット内表面積が増加するため好まし
くない。そこで、必要最低限のスキュー角を検討する。
【0044】Q=3/4の巻線を対象とすると、この巻
線は電気的に通常の二層重ねのQ=3の巻線に相当す
る。したがって、通常の二層重ね巻での1スロットピッ
チは、本方式では1/4スロットピッチに相当する。ま
た、電気的に問題となる30°を一周期とする磁束成分
を打ち消すためのスキュー角は3/8スロットピッチと
なる。他のQにおけるスキュー角も同様に検討できる
が、ほぼ同程度となる。
【0045】したがって、本発明による適切なスキュー
角は1/4〜1/2スロットピッチの範囲となり、この
範囲であれば実用上十分であることがわかる。
【0046】なお、図5はスキューの概要を示したもの
であり、図5(a)はスキューが無い状態、図5(b)
をスキューを付けた場合を示している。
【0047】なお本発明にかかるPMモータは、固定子
が外側、回転子が内側にある内転型のモータであって
も、固定子が内側、回転子が外側にある外転型のモータ
であっも適用できることは勿論である。
【0048】
【発明の効果】以上実施例と共に具体的に説明したよう
に、本発明によれば、次のような効果を奏することがで
きる。
【0049】(1)0.5<Q<1の範囲でスロット数
と極数の組合せを選ぶことにより、通常の二層重ね巻に
比較してスロット数を大幅に減らすことができ、モータ
巻線と鉄心間の浮遊容量を減少させることができる。こ
のため、インバータによる可変速運転を行った場合で
も、モータの漏れ電流を小さな値とすることができ、フ
ィルターなどの漏れ電流防止対策も容易となる。また、
零相継電器などの保護回路の誤動作も少なくすることが
できる。
【0050】(2)本巻線構造では、0.5<Q<1の
範囲の分数スロット巻となるので、スロット数と極数と
の最小公倍数は従来法のものと比較して大きな値とな
る。また、固定子鉄心によるスキューも容易に行えるた
め、コギングトルクなどトルクリップルも小さくでき、
本発明のモータをエレベータ用モータとして採用した場
合にはエレベータの乗り心地なども改善できる。
【0051】(3)Q=3/4の組合せを選ぶことで、
連続して直列の接続すべき巻線の組が複数できるので、
これらを直列あるいは並列に接続することができる。こ
のため、巻線巻回数の調整など設計の自由度が向上す
る。
【0052】(4)スロット数を少なくすることによ
り、1スロットあたりの断面積を大きく取れるので、対
地絶縁の強化が可能で、絶縁層を厚くすることで漏れ電
流も減少させることができる。
【0053】(5)また、スロット断面積が大きくなる
ことで、スロット内に収めることのできる巻線の占積率
が向上するため、より多くの銅線を使用することができ
る。これによりモータ効率が向上する。さらに、温度的
な余裕も生ずるため、鉄心長の短縮などの小型軽量化も
行うことができる。
【0054】(6)鉄心の短縮などを行うと、(1)式
から明らかなように浮遊容量が鉄心長Lに比例するた
め、さらに浮遊容量が減少し、漏れ電流も大幅に減少す
ることになる。本発明は、少ないスロット数を採用する
のみでなく、そこから得られる機械的および電気的諸特
性の改善による効果を生かし、鉄心寸法,絶縁材の厚さ
などの総合的な検討により、漏れ電流を大幅に減少させ
るものである。
【0055】(7)従来の方法に比較して、固定子スロ
ット数,コイル数などが減少するため、コストダウンも
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スロット数と極数との組合せを示す図表であ
る。
【図2】本発明の実施例にかかる二層重ね巻構造の一例
を示す構成図である。
【図3】本発明の実施例にかかる二層重ね巻構造の他の
一例を示す構成図である。
【図4】スロット構造を従来と本実施例とで対比しつつ
示す断面図である。
【図5】スキューの概要を示す説明図である。
【図6】二層重ね巻構造を示す構成図である。
【図7】従来のスロット構造を示す断面図である。
【図8】スロット幅,スロット高さを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 スロット 2,2a,2b 対地絶縁 3 外径側コイル 4 内径側コイル 5 層間絶縁 6 ウェッジ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 21/22 H02K 21/22 M Fターム(参考) 3F306 AA12 BA07 5H002 AA09 AB01 AE00 5H603 BB01 BB07 BB09 BB12 BB13 CA01 CA05 CB01 CB24 CB26 CC05 CC17 CD02 CD05 CD21 5H604 BB01 BB10 BB14 BB15 CC01 CC05 CC15 PB02 PB03 5H621 AA02 BB10 HH01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石式同期モータにおいて、すべて
    の固定子コイルを二つのティースにまたがるように夫々
    二層重ね巻したことを特徴とする永久磁石式同期モー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記永久磁石式同期モータは、固定子が
    外側、回転子が内側にある内転型のモータであることを
    特徴とする請求項1の永久磁石式同期モータ。
  3. 【請求項3】 前記永久磁石式同期モータは、固定子が
    内側、回転子が外側にある外転型のモータであることを
    特徴とする請求項1の永久磁石式同期モータ。
  4. 【請求項4】 前記永久磁石式同期モータは、等間隔に
    配列されたP個の永久磁石磁極を持つ回転子と、等間隔
    に配列されたN個のスロットを持つ固定子からなり、永
    久磁石磁極数Pとスロット数Nの関係が、 (1/3)N<P<(2/3)N であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか
    一項の永久磁石式同期モータ。
  5. 【請求項5】 前記永久磁石式同期モータは、等間隔に
    配列されたP個の永久磁石磁極を持つ回転子と、等間隔
    に配列されたN個のスロットを持つ固定子からなり、永
    久磁石磁極数Pとスロット数Nの関係が、 P:N=4n:9n (ただしnは整数) であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか
    一項の永久磁石式同期モータ。
  6. 【請求項6】 前記永久磁石式同期モータは、固定子ス
    ロット内に二層以上の多層構造となる対地絶縁を施した
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項の
    永久磁石式同期モータ。
  7. 【請求項7】 前記永久磁石式同期モータは、固定子鉄
    心において、固定子スロットのスロットピッチ角に対
    し、その1/4〜1/2の角度でスキューを施したこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一項の永久
    磁石式同期モータ。
  8. 【請求項8】 前記永久磁石式同期モータは、エレベー
    タ装置の機械室あるいは昇降路内に配置されて、エレベ
    ータのカゴを巻上・巻下するエレベータ用モータである
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか一項の
    永久磁石式同期モータ。
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