JP2003180029A - 携帯機器の電源装置 - Google Patents

携帯機器の電源装置

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JP2003180029A
JP2003180029A JP2001376662A JP2001376662A JP2003180029A JP 2003180029 A JP2003180029 A JP 2003180029A JP 2001376662 A JP2001376662 A JP 2001376662A JP 2001376662 A JP2001376662 A JP 2001376662A JP 2003180029 A JP2003180029 A JP 2003180029A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自己復帰が可能であるが自動的な復帰が繰り
返されず、回路復帰の事前確認後に自己復帰操作を行え
るようにした、自己復帰型保護素子を備えた携帯機器の
電源装置を提供する。 【解決手段】 バッテリ電源14に直列に接続されたPT
Cサーミスタからなる自己復帰型回路保護素子21と、電
源に前記回路保護素子を介して接続されたDC−DCコ
ンバータ22と、前記回路保護素子から抵抗値データを検
出する抵抗値検出回路23とを備え、そして抵抗値検出回
路の検出データをカメラCPU10へ入力して処理し、D
C−DCコンバータの遮断保持及びその解除を、カメラ
CPUからの制御信号により制御するようにして、携帯
機器の電源装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯機器の電源
装置、特に自己復帰型回路保護素子を備えた携帯機器の
電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子カメラ等の携帯用の電子機器におい
ては、電源に組み込まれた回路に、例えば回路のショー
トなどにより異常電流が発生することがあり、その異常
電流による電源ないしは回路の破壊を保護する手段とし
て、従来、ヒューズが一般的に用いられている。しかし
ながら、ヒューズの溶断により機器内の電源ないしは回
路のダメージは最小限にとどめることはできるが、ヒュ
ーズは一度溶断すると、再利用できず、二度と復帰させ
ることはできない。したがって、異常電流の発生により
一旦溶断すると、電子カメラ等の携帯機器を分解し、溶
断したヒューズの実装交換という煩雑な作業をしなけれ
ばならないという問題点があった。
【0003】これに対し、特開平8−32361号公報
に示されているようなPTC(正温度特性)型感熱素子
などの自己復帰型の保護素子を用いたものが提案されて
いる。この公報提案のものは、通電路とパワートランジ
スタの発熱を受ける位置に、パワートランジスタの制御
電極に接続されたPTC型感熱素子を配置し、発熱によ
るPTC型感熱素子の抵抗値変化により、パワートラン
ジスタをオフ・オフ制御するように構成したものであ
る。このPTC型感熱素子は、交換せずに繰り返し使え
るメンテナンスフリーという特徴をもっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、PTC
型感熱素子のような自己復帰型の保護素子を、単に回路
保護素子として用いた場合には、特に定められることな
く自動的に復帰するため、電子カメラ等の携帯機器の使
用者にとっては、機器の異常状態の発見に遅れが生じる
ことがあり、また使用者の意志に関係なく機器は再起動
するため、復帰のタイミングが判らないという問題点が
ある。更には、自動復帰により回路には繰り返し過電流
が流れてしまう恐れがあり、場合によっては過電流の繰
り返しによる破壊の恐れが発生する。
【0005】また、過電流回路保護素子としては、電気
接点を機械的にオン・オフ制御するサーキットブレーカ
と呼ばれる素子がある。この保護素子はバイメタル特性
を利用した熱応動スイッチで、手動でも復帰可能であり
メンテナンスフリータイプのものであるが、機械的な可
動接点を備え、構造が大型となり、小型化を追求した電
子カメラ等の携帯機器には搭載が困難である。
【0006】本発明は、従来の回路保護素子を備えた携
帯機器における上記問題点を解消するためになされたも
ので、自己復帰が可能であるが自動的な復帰が繰り返さ
れず、回路復帰の事前確認後に自己復帰操作を行えるよ
うにした自己復帰型保護素子を備えた携帯機器の電源装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に係る発明は、所定の機器内回路に異常電
流が流れたときに、該回路の電源から供給される電流を
制限するようになされた自己復帰型電流制限手段と、該
電流制限手段で電流制限がなされたことを検出して、少
なくとも前記回路への電源からの電力供給を遮断状態に
保持する遮断保持手段と、該遮断保持手段で遮断された
電力供給を再度開始するように、遮断状態の保持を解除
する解除手段とを設けて携帯機器の電源装置を構成する
ものである。
【0008】このように構成した電源装置においては、
回路保護素子等の自己復帰型電流制限手段が一旦回路の
電流制限を行い遮断状態に保持したのちは、自動的に復
帰させずに遮断状態を保持させ、解除手段で遮断状態の
保持を解除させることにより電力供給を再開させること
ができるようになっているので、自己復帰型電流制限手
段の繰り返し動作による該電流制限手段並びに回路の破
壊を防止することができると共に、復帰操作が容易であ
り且つ異常電流の再発時にも確実に遮断動作を行わせる
ことが可能となる。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1に係る携
帯機器の電源装置において、前記電流制限手段により電
流制限されたことの検出情報を記憶する記憶手段を更に
有し、前記解除手段による遮断状態の保持の解除は、前
記記憶手段に記憶された電流制限に係る検出情報を無効
化することにより行うことを特徴とするものである。こ
のように構成することにより、遮断保持状態の解除を容
易に行うことができ、回路の破壊を伴わない電源制御を
容易に実行することが可能となる。
【0010】請求項3に係る発明は、請求項2に係る携
帯機器の電源装置において、前記解除手段を制御する操
作手段を更に有し、前記遮断保持手段で遮断状態を保持
している状態において、前記操作手段の操作により、そ
の操作に連動して前記記憶手段に記憶された電流制限に
係る検出情報を無効化するように構成されていることを
特徴とするものである。このように構成することによ
り、回路を破壊することなしに、簡単な外部からの操作
で遮断保持状態の解除を容易に行うことができる。
【0011】請求項4に係る発明は、請求項1〜3のい
ずれか1項に係る携帯機器の電源装置において、前記遮
断保持手段において遮断状態を保持していることを告知
する告知手段を更に有していることを特徴とするもので
ある。このように構成することにより、遮断状態が保持
されていることをユーザが容易に認知することができ
る。
【0012】請求項5に係る発明は、機器内の複数の回
路の各々に対して設けられ、所定の回路に異常電流が流
れたときに該回路の電源から供給される電流を各回路毎
に制限するようになされた自己復帰型電流制限手段と、
該自己復帰型電流制限手段で所定の回路に対する電流制
限がなされたことを検出して、少なくとも前記所定の回
路への電源からの電力供給を遮断状態に保持する遮断保
持手段と、該遮断保持手段で遮断された所定の回路への
電力供給を再度開始するように遮断状態の保持を解除す
る解除手段とを設けて携帯機器の電源装置を構成するも
のである。
【0013】このように構成した電源回路においては、
複数の回路の各々に対して自己復帰型電流制限手段を備
えていて、回路毎に電流制御が行われ、異常が生じた回
路を特定して遮断保持することができる。また、各回路
毎の許容電流値を最適に設定できるので、許容値の小さ
い回路へ不要なダメージを与える恐れも生じない。
【0014】請求項6に係る発明は、請求項5に係る携
帯機器の電源装置において、前記遮断保持手段により遮
断状態に保持された回路を特定するように告知する告知
手段を更に有することを特徴とするものである。このよ
うに構成することにより、機器内の複数の回路において
遮断保持状態の回路を容易に識別することが可能とな
る。
【0015】請求項7に係る発明は、機器内の複数の回
路の各々に対して設けられ、所定の回路に異常電流が流
れたときに該回路の電源から供給される電流を各回路毎
に制限するようになされた自己復帰型電流制限手段と、
該自己復帰型電流制限手段で所定の回路に対する電流制
限がなされたことを検出して、少なくとも前記所定の回
路への電源からの電力供給を遮断状態に保持する遮断保
持手段と、該遮断保持手段で遮断された所定の回路以外
の回路への電力供給を許可する許可手段とを設けて携帯
機器の電源装置を構成するものである。このように構成
することにより、機器内の複数の回路において、異常状
態により遮断状態に保持されている回路以外の正常回路
へは電力が供給されるので、異常回路があった場合にお
いても正常回路の通常の動作を実行させることができ
る。
【0016】請求項8に係る発明は、請求項1〜7のい
ずれか1項に係る携帯機器の電源装置において、前記自
己復帰型電流制限手段による前記異常電流時の電流制限
が、抵抗値データとして検出されるように構成されてい
ることを特徴とするものであり、また請求項9に係る発
明は、請求項1〜7のいずれか1項に係る携帯機器の電
源装置において、前記自己復帰型電流制限手段による前
記異常電流時の電流制限が、温度データとして検出され
るように構成されていることを特徴とするものであり、
また請求項10に係る発明は、請求項1〜7のいずれか1
項に係る携帯機器の電源装置において、前記自己復帰型
電流制限手段による前記異常電流時の電流制限が、電流
データとして検出されるように構成されていることを特
徴とするものである。このように自己復帰型電流制限手
段による電流制限を、抵抗値データ、温度データあるい
は電流データとして検出することにより、容易に回路の
異常状態を検出することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、実施の形態について説明す
る。図1は、本発明を適用した実施の形態に係るデジタ
ルカメラ(電子カメラ)の構成を示す概略ブロック構成
図である。図1において、1は被写体光を取り込む撮影
レンズ、2は撮影レンズ1を駆動するレンズ駆動回路、
3は被写体光を画像信号に変換するCCD・撮像回路、
4はフラッシュ回路、5はCCD・撮像回路3からの画
像信号の画像処理並びに記録・再生処理等を行うデジタ
ルカメラプロセス回路、6は画像信号の一時的記憶に用
いるSDRAM、7はフラッシュメモリ、8は画像記録
媒体、9は撮影画像及び記録画像等を表示するカメラモ
ニタ、10は各部の動作を制御するカメラCPU、11は各
種入力操作を行うカメラ操作スイッチ部、12はカメラ操
作スイッチ部11からの入力並びにその他のカメラ表示を
行うカメラ表示器、13はバッテリ電源14からの電力を各
回路ブロックへ供給するための電源回路である。
【0018】そして、上記電源回路13には、PTCサー
ミスタなどからなる自己復帰型回路保護素子(請求項に
おける電流制限手段に対応する)、該回路保護素子によ
る電流制限状態を抵抗値又は温度又は電流データとして
検出する検出回路、DC−DCコンバータを含んでお
り、上記回路保護素子の状態を検出回路で検出した検出
データをカメラCPU10に入力するようになっている。
そして、カメラCPU10では、上記回路保護素子の状態
検出データを記憶し、その記憶された状態検出データに
基づいて、カメラCPU10からは遮断保持並びにその解
除のための制御信号をDC−DCコンバータへ送出され
るようになっている。なお、DC−DCコンバータの遮
断保持状態の解除のための制御信号は、カメラ操作スイ
ッチ部11からの入力操作により、カメラCPU10に記憶
されている回路保護素子の状態検出データを無効化する
ことによって、送出されるようになっている。
【0019】次に、このように構成されているデジタル
カメラの電源回路において、回路に異常が発生した場合
の基本動作を、図2のフローチャートに基づいて説明す
る。回路に異常状態が発生し、電源の負荷電流が過電流
状態となった場合(ステップS1)、自己復帰型回路保
護素子の電流制限によって素子温度及び抵抗値が上昇し
(ステップS2)、その電流制限状態の検出データがカ
メラCPU10に入力される。上記回路保護素子の抵抗値
及び素子温度の上昇により、回路側(2次側)の電源電
圧が降下し(ステップS3)、その2次側電源電圧が電
源回路13及びカメラCPU10で定義されている回路シャ
ットダウン電圧に達しているか否かの判定が、検出デー
タに基づいてカメラCPU10において行われ(ステップ
S4)、回路シャットダウン電圧に達していないとき
は、その電圧に達するまで上記ステップS2〜S4の動
作が繰り返される。一方、回路シャットダウン電圧に達
したときは、自己復帰型回路保護素子の電流制限機能に
よる電源回路13のシャットダウンが行われると共に、カ
メラCPU10による電源回路13のシャットダウン動作、
つまりDC−DCコンバータを遮断保持するための制御
信号がカメラCPU10から送出されて、シャットダウン
動作が開始され(カメラCPU強制OFFモード)(ス
テップS5)、電源がOFF状態(カメラ POWER OFF)
となる(ステップS6)。上記DC−DCコンバータを
遮断保持するための制御信号をカメラCPU10が送出す
る際は、カメラCPU10では遮断制御信号を生成するた
めの回路保護素子の電流制限状態に関する検出データが
記憶されている。
【0020】電源がOFF状態となると、自己復帰型回
路保護素子の素子温度及び抵抗値が低下し、回路保護素
子は復帰動作を開始する(ステップS7)。そして、カ
メラCPU10では、検出回路で検出された上記回路保護
素子の素子状態の検出データ(素子情報データ)の取り
込みを開始する(ステップS8)。この際、電源ON
(カメラ POWER ON)許可規定規格値(復帰規格値)が、
カメラCPU10に図示していないEEPROMなどから
取り込まれ、カメラ表示器12に復帰動作開始中であるこ
と等の復帰情報を表示する(ステップS9)。
【0021】次いで、回路保護素子からの素子状態の検
出データに基づいて、電源ON許可規定値をクリアして
いるか否かの判定が行われ(ステップS10)、クリアし
ていない場合は、ステップS9,S10の動作が繰り返し
行われ、クリアしている場合は、カメラCPU10からの
制御信号による強制的なDC−DCコンバータの遮断保
持(強制OFFモード)を解除し、電源ONを許可でき
る状態にする(ステップS11)。次いで、操作者による
カメラ電源ONの操作をするかしないかの判断が行われ
(ステップS12)、操作者が電源ONの操作を行わない
ことにする場合は、デジタルカメラをカメラ分解修理に
出す。一方、操作者の判断で POWER ON操作をする場合
には、操作者はカメラ操作スイッチ部11を操作して(ス
テップS13)、カメラCPU10における回路保護素子の
電流制限状態に関する検出データの記憶を無効化して、
遮断保持状態を解除し、その解除制御信号でDC−DC
コンバータをON状態にして、電源ON(カメラ POWER
ON)とする(ステップS14)。
【0022】このように、上記構成の電源回路によれ
ば、組み込まれている回路保護素子は自己復帰可能であ
るが、DC−DCコンバータの遮断状態を保持して自動
的な電源ONの復帰は繰り返されず、操作者が回路保護
素子の復帰状態を事前に確認した後、カメラ操作スイッ
チ部の操作により遮断状態の保持を解除し、電源ONと
するようにしているので、回路並びに回路保護素子を破
壊させることなく保護することができ、異常状態の再発
時にも確実に遮断動作を行わせることができる。
【0023】次に、電源回路13の具体的な構成例につい
て説明する。図3は、電源回路13の具体的な第1の構成
例を示すブロック構成図である。この電源回路13は、バ
ッテリ電源14に直列に接続されたPTCサーミスタから
なる自己復帰型回路保護素子21と、電源14に前記回路保
護素子21を介して接続されたDC−DCコンバータ22
と、回路保護素子21から抵抗値データを検出する抵抗値
検出回路23とで構成されており、抵抗値検出回路23の検
出データはカメラCPU10へ入力されて処理され、DC
−DCコンバータ22の遮断保持(POWER OFF)及びその解
除(POWER ON)は、カメラCPU10からの制御信号( P
OWERコントロール信号)により制御されるようになって
いる。なお、図3において、24はデジタルカメラ内の各
種回路をまとめて2次回路(負荷)として示しているも
のである。
【0024】次に、このように構成されている電源回路
の動作を、図4に示すフローチャートに基づいて説明す
る。2次回路24の異常状態により過負荷電流が発生する
と(ステップS21)、自己復帰型回路保護素子21の温度
上昇により、その抵抗値が上昇する(ステップS22)。
回路保護素子21の抵抗値データは常時抵抗値検出回路23
で検出され、カメラCPU10に入力されている。次に、
上昇した回路保護素子21の抵抗値に基づく電圧降下によ
る2次電圧が、回路シャットダウン電圧に達している否
かの判定がカメラCPU10において行われ(ステップS
23)、達していない場合は、ステップS22,S23の動作
が繰り返され、達している場合は、カメラCPU10より
遮断制御信号がDC−DCコンバータ22へ送出され、該
DC−DCコンバータ22を遮断保持してシャットダウン
させ(ステップS24)、電源回路をOFF状態(カメラ
POWER OFF)とする(ステップS25)。
【0025】次いで、電源回路がOFF状態になると、
回路保護素子21の素子温度が降下して抵抗値が低下し、
回路保護素子21の復帰動作を開始する(ステップS2
6)。そして、カメラCPU10では、抵抗値検出回路23
で検出された回路保護素子21の抵抗値に関する情報デー
タ(抵抗値データ)の取り込みを開始する(ステップS
27)。この際、電源回路ON(POWER ON)規定値(回路
保護素子復帰保証値)が、カメラCPU10に図示してい
ないEEPROMなどから取り込まれる。上記ステップ
S27における回路保護素子21の抵抗値に関する情報デー
タの取り込み開始後は、回路保護素子21に関する抵抗値
データが電源回路ON規定値に達しても直ちにDC−D
Cコンバータ22の遮断保持状態が解除されないように、
すなわちカメラCPU10により、解除制御信号が送出さ
れるのを拒否する状態(POWER ON制限状態)が継続され
る。この動作は、カメラCPU10への回路保護素子の電
流制限状態に関する検出データ(抵抗値データ)の記憶
操作により維持される。
【0026】次いで、操作者によりカメラ電源回路のO
N操作をするかしないかの判断が行われ(ステップS2
9)、操作者が電源回路のON操作を行わない場合は、
上記ステップS29の判断動作が繰り返し行われる。一
方、操作者の判断で電源回路のON操作をする場合は、
まず、カメラCPU10において、抵抗値検出回路23で検
出されている復帰動作開始中の回路保護素子21の抵抗値
データが電源回路ON規定値以下になっているか否かの
比較判定が行われる(ステップS30)。そして、検出さ
れている抵抗値データが規定値以下になっていないとき
は、ステップS29,S30の動作を繰り返し行い、検出抵
抗値データが規定値以下になっている場合は、操作者が
カメラ操作スイッチ部11を操作してPOWER ON制限解除信
号をカメラCPU10に入力し(ステップS31)、カメラ
CPU10における回路保護素子の電流制限状態に関する
検出データの記憶を無効化して遮断保持状態を解除し、
その解除制御信号によりDC−DCコンバータをON状
態して、カメラ電源回路をONとする(ステップS3
2)。
【0027】このように、本構成例においては、自己復
帰型回路保護素子を用いているが、電源の復帰再投入に
は、操作者による操作スイッチ部からのPOWER ON制限解
除信号の入力を要し、自動的な電源ONの復帰動作の繰
り返しを阻止し、回路及び回路保護素子の破壊を防止す
ることができる。
【0028】次に、電源回路の具体的な第2の構成例を
図5に示すブロック構成図に基づいて説明する。この構
成例は、過負荷電流発生時における自己復帰型回路保護
素子の温度並びに抵抗値変化を、電流値に換算して検出
する電流検出回路25を、抵抗値検出回路の代わりに用
い、該電流検出回路25で検出した電流データをカメラC
PU10へ送出し、処理するようにしたものである。
【0029】このように構成した第2の構成例の動作
は、図6のフローチャートに示すように、ステップS43
において、電流検出回路25で検出された電流データに対
応する回路保護素子21の抵抗値に基づく電圧降下による
2次電圧が、回路シャットダウン電圧に達しているか否
かの判定を、カメラCPU10において行うようにしてい
る点と、ステップS47において、電源OFF後の復帰動
作時に、電流検出回路25で抵抗値から換算して検出され
た回路保護素子21の電流データのカメラCPU10におけ
る取り込みを開始して、その際電流に関する電源回路O
N規定値を外部より取り込むようにしている点と、ステ
ップS50において、電流検出回路25で検出されている復
帰動作開始中の回路保護素子21の素子状態に対応する電
流データが、電源回路ON規定値以上になっているか否
かの比較判定を行っている点で、図4に示した第1の構
成例の動作と異なるが、他のステップにおける動作及び
効果は同じであるので、上記ステップ以外のステップの
動作説明は省略する。このように回路保護素子の電流制
限状態に関する電流データを検出する場合も、抵抗値デ
ータの検出の場合と同様な作用効果が得られる。
【0030】次に、電源回路の第3の構成例を図7に示
すブロック構成図に基づいて説明する。この構成例は、
図3に示した第1の構成例において、カメラCPU10に
おいて遮断解除動作の拒否状態にあること、あるいは遮
断解除動作の拒否を解除する状態にあることを表示する
LED等からなる表示器26を、追加配置しているもので
ある。なお、この表示器26はカメラ表示器12で兼用させ
るようにしてもよい。
【0031】次に、このように構成されている第3の構
成例の動作を図8に示すフローチャートに基づいて説明
する。この構成例においては、図8のフローチャートの
ステップS61からステップS68までの動作は、図4に示
した第1の構成例の動作を説明するフローチャートのス
テップS21からステップS28までの動作と同一であるの
で、その説明は省略する。ステップS68においては、回
路保護素子21が復帰動作を開始して、その抵抗値が電源
回路のON規定値に達しても直ちにDC−DCコンバー
タ22の遮断保持状態が解除されないように、カメラCP
U10により解除制御信号が送出されるのを拒否する状態
(POWER ON制限状態)が続行されているが、本構成例に
おいては、この拒否状態が継続されている場合、LED
表示器26を点滅あるいは点灯して、操作者に遮断解除動
作拒否状態であることの警告を与えるようになっている
(ステップS69)。
【0032】次いで、復帰動作開始中の回路保護素子21
の抵抗値が電源回路ON規定値以下になっているか否か
の比較判定が行われ(ステップS70)、検出抵抗値デー
タが規定値以下になっていないときは、ステップS69及
びS70の動作が、検出抵抗値データが規定値以下になる
まで繰り返される。検出抵抗値データが規定値以下にな
っている場合は、LED表示器26による点滅あるいは点
灯表示を消灯して上記警告表示が解除される(ステップ
S71)。次いで、操作者によりカメラ電源回路のON操
作をするかしないかの判断が行われ(ステップS72)、
操作者が電源回路のON操作を行わない場合は、ステッ
プS71,S72の動作が繰り返される。操作者の判断で電
源回路のON操作を行う場合は、操作者がカメラ操作ス
イッチ部11を操作して(ステップS73)、カメラCPU
10における回路保護素子の電流制限状態に関する検出抵
抗値データの記憶を無効化して遮断保持状態を解除し、
その解除制御信号によりDC−DCコンバータをON状
態にして、カメラ電源回路をONとする(ステップS7
4)。
【0033】この第3の構成例は、図3に示した第1の
構成例に表示器26を追加適用したものを示したが、図5
に示した電流検出回路を設けた第2の構成例に表示器26
を追加適用することもでき、同様な作用効果が得られ
る。
【0034】次に、電源回路の第4の構成例について説
明する。この構成例は、図7に示した第3の構成例と基
本的に同一であるので、その図示は省略する。この第4
の構成例においては、第3の構成例において、遮断解除
動作の拒否状態にあることの警告表示に用いているLE
D表示器26を、回路保護素子の復帰動作が行われその検
出抵抗値が規定値以下になって回路保護素子が復帰完了
状態になっていることを、点滅あるいは点灯により表示
させるのに用いるようにしているものである。
【0035】次に、この第4の構成例の動作を図9に示
すフローチャートに基づいて説明する。この構成例にお
いては、図9のフローチャートのステップS81からステ
ップS88までの動作は、図4に示した第1の構成例の動
作を説明するフローチャートのステップS21からステッ
プS28までの動作、及び図8に示した第3の構成例の動
作フローチャートのステップS61からステップS68まで
の動作と同一であるので、その説明は省略する。ステッ
プS88において、回路保護素子21が復帰動作を開始し
て、その抵抗値が電源回路のON規定値に達しても直ち
にDC−DCコンバータ22の遮断保持状態が解除されな
いように、カメラCPU10により解除制御信号が送出さ
れるのを拒否する状態が続行され後、復帰動作開始中の
回路保護素子21の検出抵抗値が電源回路ON規定値以下
になっているか否かの比較判定が行われる(ステップS
89)。この判定において、検出抵抗値が規定値以下にな
っていないときは、ステップS88及びステップS89の動
作が、検出抵抗値が規定値以下になるまで繰り返され
る。
【0036】検出抵抗値が規定値以下になっている場合
は、LED表示器26により点滅ある点灯表示して(ステ
ップS90)、回路保護素子の復帰動作が完了しているこ
とを操作者に認識させる。次いで、操作者によりカメラ
電源回路のON操作を行うか否かの判断が行われ(ステ
ップS91)、操作者が電源回路のON操作を行わない場
合は、ステップS90,S91の動作が繰り返される。操作
者の判断で電源回路のON操作を行う場合は、操作者が
カメラ操作スイッチ部11を操作して(ステップS92)、
カメラCPU10における回路保護素子の電流制限状態に
関する抵抗値検出データの記憶を無効化して遮断保持状
態を解除し、その解除制御信号によりDC−DCコンバ
ータをON状態にして、カメラ電源回路をONとする
(ステップS93)。
【0037】この第4の構成例は、図3に示した第1の
構成例に表示器を追加適用したものを示したが、図5に
示した電流検出回路を設けた第2の構成例に表示器を追
加適用することもでき、同様な作用効果が得られる。
【0038】次に、電源回路の第5の構成例を、図10に
示すブロック構成図に基づいて説明する。この構成例
は、自己復帰型回路保護素子21の電流制限状態に関する
抵抗値データあるいは電流データを検出する検出回路の
代わりに、回路保護素子の電流制限状態に関する温度デ
ータを検出する温度検出回路27を設け、該温度検出回路
27で検出された温度データをカメラCPU10に入力し
て、その温度データに基づいて上記各構成例と同様な処
理を行うようにしたものである。
【0039】次に、このように構成された第5の構成例
の動作を、図11に示すフローチャートに基づいて説明す
る。2次回路の異常状態により過電流が発生すると(ス
テップS101 )、自己復帰型回路保護素子21の温度が上
昇する(ステップS102 )。回路保護素子21に関するの
温度データは常時温度検出回路27で検出され、カメラC
PU10に入力されている。次に、検出された回路保護素
子21の温度データに対応する抵抗値に基づく電圧降下に
よる2次回路電圧が、回路シャットダウン電圧に達して
いるか否かの判定がカメラCPU10において行われ(ス
テップS103 )、達していない場合は、ステップS102
,S103 の動作が繰り返され、達している場合は、カ
メラCPU10から遮断制御信号をDC−DCコンバータ
22へ送出し、該DC−DCコンバータ22を遮断保持して
シャットダウンさせ(ステップS104 )、電源回路をO
FF状態にする(ステップS105 )。
【0040】次いで、電源回路がOFF状態になると、
回路保護素子21の温度が降下し、復帰動作を開始する
(ステップS106 )。そして、カメラCPU10では、温
度検出回路27で検出された回路保護素子21の温度に関す
る情報データ(温度データ)の取り込みを開始する(ス
テップS107 )。この際、素子温度に関する電源回路O
N規定値が、カメラCPU10にEEPROMなどから取
り込まれる。上記ステップS107 における回路保護素子
21の温度に関する情報データの取り込み開始後は、回路
保護素子21の温度データが電源回路ON規定値に達して
も直ちにDC−DCコンバータ22の遮断保持状態が解除
されないように、カメラCPU10により解除制御信号が
送出されるのを拒否する動作が継続される(ステップS
108 )。
【0041】次いで、操作者によりカメラ電源回路のO
N操作をするか否かの判断が行われ(ステップS109
)、操作者が電源回路のON操作を行わない場合は、
上記ステップS109 の判断動作が繰り返し行われる。一
方、操作者の判断で電源回路をON操作する場合は、ま
ずカメラCPU10において、温度検出回路27で検出され
ている復帰動作中の回路保護素子21の温度データが電源
回路ON規定値以下になっているか否かの比較判定が行
われる(ステップS110 )。そして、検出温度データが
規定値以下になっていない場合は、ステップS109 ,S
110 の動作を繰り返し行い、検出温度データが規定値以
下になっている場合は、操作者がカメラ操作スイッチ部
11を操作して(ステップS111 )、カメラCPU10にお
ける回路保護素子の電流制限状態に関する検出温度デー
タの記憶を無効化して遮断保持状態を解除し、その解除
制御信号によりDC−DCコンバータをON状態にし
て、カメラ電源回路をONとする(ステップS112 )。
このように、回路保護素子の温度データを検出する場合
も、抵抗値データあるいは電流データを検出し処理する
第1及び第2の構成と同様な作用効果が得られる。
【0042】次に、電源回路の第6の構成例について、
図12に示すブロック構成図に基づいて説明する。この構
成例は、複数の2次回路、図示例では28A,28B,28C
の3つの2次回路に対して、それぞれ自己復帰型回路保
護素子21A,21B,21Cを配設し、それに対応して各回
路保護素子毎の温度データ、抵抗値データあるいは電流
データを検出する検出回路、この図示例では電流検出回
路29を設けて、各回路保護素子の電流制限状態に関する
電流データをカメラCPU10へ入力処理し、異常電流発
生時には、各2次回路毎に遮断保持し、異常状態の2次
回路以外の正常な2次回路は通常動作を維持させると共
に、どの回路系が異常状態であって遮断保持状態とされ
ているかを、表示装置30で表示させるように構成したも
のである。なお、表示装置30はカメラ表示器12で兼用さ
せるようにしてもよい。
【0043】次に、この第6の構成例における第1の動
作例を、図13に示すフローチャートに基づいて説明す
る。2次回路28A,28B,28Cのいずれかにおいて異常
状態により過電流が発生すると(ステップS121 )、過
電流発生2次回路に対応する回路保護素子の温度上昇に
より抵抗値が増大し、電流検出回路29では抵抗値増大に
よる電流制限状態に対応する電流データが検出され、カ
メラCPU10にその電流データが入力される(ステップ
S122 )。次に、過電流が検出された回路系の回路保護
素子の抵抗値増大に基づく電圧降下による2次回路電圧
が、回路シャットダウン電圧に達しているか否かの判定
が行われ(ステップS123 )、達していない場合は、ス
テップS122 ,S123 の動作が繰り返され、達している
場合は、カメラCPU10により遮断制御信号を、過電流
発生2次回路の図示していないDC−DCコンバータに
送出し、該DC−DCコンバータを遮断保持してシャッ
トダウンさせ(ステップS124 )、異常状態の2次回路
をOFF状態とする(ステップS125 )。
【0044】次いで、異常状態の2次回路がOFF状態
になると、その2次回路に対応する回路保護素子の素子
温度は降下して、該回路保護素子の復帰動作が開始する
(ステップS126 )。そして、カメラCPU10では、電
流検出回路で換算検出された電流値に関する情報データ
(電流データ)の取り込みを開始する(ステップS127
)。この際、電流データに関しての2次回路ON規定
値が、カメラCPU10にEEPROMなどから取り込ま
れる。上記ステップS127 における異常2次回路に対応
する回路保護素子の抵抗値に基づく電流データの取り込
み開始後は、表示装置30に異常発生2次回路の情報を表
示して、操作者が異常発生個所を容易に認識できるよう
にする(ステップS128 )。
【0045】次に、第6の構成例における第2の動作例
を、図14に示すフローチャートに基づいて説明する。こ
の動作例は、上記第1の動作例において表示装置30に異
常個所の表示を行った後に、復帰動作を行わせるように
した動作例である。すなわち、上記図13に示した第1の
動作例において、ステップS128 において、異常2次回
路の表示を行った後、自己復帰動作中の異常回路に対応
する回路保護素子の抵抗値に対応する電流データが、2
次回路ON規格値に達していても、直ちに対応する異常
回路のDC−DCコンバータの遮断保持状態が解除され
ないように、カメラCPU10により解除制御信号が送出
されるのを拒否する動作が継続される(ステップS129
)。次いで、操作者によりカメラ電源回路のON操作
を行うか否かの判断が行われ(ステップS130 )、操作
者が電源回路のON操作を行わない場合は、上記ステッ
プS130 の判断動作が繰り返し行われる。一方、操作者
の判断で電源回路のON操作をする場合は、まずカメラ
CPU10において、電流検出回路29で検出されている復
帰動作中の回路保護素子の抵抗値に対応する電流データ
が電源回路ON規定値以下になっているか否かの比較判
定が行われる(ステップS131 )。そして検出電流デー
タが規定値以下になっていないときは、ステップS130
,S131 の動作を繰り返し行い、検出電流データが規
定値以下になっている場合は、操作者がカメラ操作スイ
ッチ部11を操作して(ステップS132 )、カメラCPU
10における対応する回路保護素子の電流制限状態に関す
る電流データの記憶を無効化して遮断保持状態を解除
し、その解除制御信号により、対応するDC−DCコン
バータをON状態にして、対応する2次回路をONとす
る(ステップS133 )。
【0046】このように、上記構成例6によれば、機器
内に複数回路を有する場合に、各回路毎に異常発生時に
遮断保持し、正常回路は通常動作を維持させることがで
き、また異常状態の回路を容易に判別することができ
る。また、上記第6構成例では、検出回路として電流検
出回路を用いたものを示したが、抵抗値検出回路あるい
は温度検出回路を設けたものにも同様に適用できる。
【0047】
【発明の効果】以上実施の形態に基づいて説明したよう
に、請求項1に係る発明によれば、自己復帰型電流制限
手段の繰り返し動作による該電流制限手段及び回路の破
壊を防止することができると共に、復帰操作が容易であ
り且つ異常状態の再発時にも確実に対応することが可能
な携帯機器の電源装置を実現できる。請求項2に係る発
明によれば、遮断保持状態の解除を容易に行うことがで
き、回路の破壊を伴わない電源制御を容易に行うことが
できる。請求項3に係る発明によれば、回路を破壊する
ことなく、簡単な操作で遮断保持状態の解除を容易に行
うことができる。請求項4に係る発明によれば、遮断状
態に保持されていることをユーザが容易に認知すること
ができる。請求項5に係る発明によれば、各回路毎に電
流制御が行われ、異常が生じた回路を特定して遮断保持
することができ、また各回路ごとの許容電流値を最適に
設定できるので、許容値の小さい回路へのダメージを与
える恐れも生じさせない携帯機器の電源装置を実現でき
る。請求項6に係る発明によれば、機器内の複数の回路
において遮断保持状態の回路を容易に識別することがで
きる。請求項7に係る発明によれば、異常状態により遮
断状態に保持されている回路以外の正常回路は、異常回
路があった場合でも正常な動作を行わせることができ
る。請求項8〜10に係る発明によれば、容易に回路の異
常状態を検出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による携帯機器の電源装置を適用した実
施の形態に係るデジタルカメラの構成を示す概略ブロッ
ク構成図である。
【図2】図1に示した実施の形態に係るデジタルカメラ
の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】図1に示したデジタルカメラの電源回路の具体
的な第1の構成例を示すブロック構成図である。
【図4】図3に示した電源回路の第1の構成例の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図5】電源回路の第2の構成例を示すブロック構成図
である。
【図6】図5に示した電源回路の第2の構成例の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図7】電源回路の第3の構成例を示すブロック構成図
である。
【図8】図7に示した電源回路の第3の構成例の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図9】電源回路の第4の構成例の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図10】電源回路の第5の構成例を示すブロック構成図
である。
【図11】図10に示した電源回路の第5の構成例の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図12】電源回路の第6の構成例を示すブロック構成図
である。
【図13】図12に示した電源回路の第6の構成例の第1の
動作例を説明するためのフローチャートである。
【図14】図12に示した電源回路の第6の構成例の第2の
動作例を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 2 レンズ駆動回路 3 CCD・撮像回路 4 フラッシュ回路 5 デジタルカメラプロセス回路 6 SDRAM 7 フラッシュメモリ 8 画像記録媒体 9 カメラモニタ 10 カメラCPU 11 カメラ操作スイッチ部 12 カメラ表示器 13 電源回路 14 バッテリ電源 21,21A,21B,21C 自己復帰型回路保護素子 22 DC−DCコンバータ 23 抵抗値検出回路 24 2次回路 25 電流検出器 26 表示器 27 温度検出回路 28A,28B,28C 2次回路 29 電流検出回路 30 表示装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の機器内回路に異常電流が流れたと
    きに、該回路の電源から供給される電流を制限するよう
    になされた自己復帰型電流制限手段と、該電流制限手段
    で電流制限がなされたことを検出して、少なくとも前記
    回路への電源からの電力供給を遮断状態に保持する遮断
    保持手段と、該遮断保持手段で遮断された電力供給を再
    度開始するように、遮断状態の保持を解除する解除手段
    とを有することを特徴とする携帯機器の電源装置。
  2. 【請求項2】 前記電流制限手段により電流制限された
    ことの検出情報を記憶する記憶手段を更に有し、前記解
    除手段による遮断状態の保持の解除は、前記記憶手段に
    記憶された電流制限に係る検出情報を無効化することに
    より行うことを特徴とする請求項1に係る携帯機器の電
    源装置。
  3. 【請求項3】 前記解除手段を制御する操作手段を更に
    有し、前記遮断保持手段で遮断状態を保持している状態
    において、前記操作手段の操作により、その操作に連動
    して前記記憶手段に記憶された電流制限に係る検出情報
    を無効化するように構成されていることを特徴とする請
    求項2に係る携帯機器の電源装置。
  4. 【請求項4】 前記遮断保持手段において遮断状態を保
    持していることを告知する告知手段を更に有しているこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に係る携帯
    機器の電源装置。
  5. 【請求項5】 機器内の複数の回路の各々に対して設け
    られ、所定の回路に異常電流が流れたときに該回路の電
    源から供給される電流を各回路毎に制限するようになさ
    れた自己復帰型電流制限手段と、該自己復帰型電流制限
    手段で所定の回路に対する電流制限がなされたことを検
    出して、少なくとも前記所定の回路への電源からの電力
    供給を遮断状態に保持する遮断保持手段と、該遮断保持
    手段で遮断された所定の回路への電力供給を再度開始す
    るように遮断状態の保持を解除する解除手段とを有する
    ことを特徴とする携帯機器の電源装置。
  6. 【請求項6】 前記遮断保持手段により遮断状態に保持
    された回路を特定するように告知する告知手段を更に有
    することを特徴とする請求項5に係る携帯機器の電源装
    置。
  7. 【請求項7】 機器内の複数の回路の各々に対して設け
    られ、所定の回路に異常電流が流れたときに該回路の電
    源から供給される電流を各回路毎に制限するようになさ
    れた自己復帰型電流制限手段と、該自己復帰型電流制限
    手段で所定の回路に対する電流制限がなされたことを検
    出して、少なくとも前記所定の回路への電源からの電力
    供給を遮断状態に保持する遮断保持手段と、該遮断保持
    手段で遮断された所定の回路以外の回路への電力供給を
    許可する許可手段とを有することを特徴とする携帯機器
    の電源装置。
  8. 【請求項8】 前記自己復帰型電流制限手段による前記
    異常電流時の電流制限が、抵抗値データとして検出され
    るように構成されていることを特徴とする請求項1〜7
    のいずれか1項に係る携帯機器の電源装置。
  9. 【請求項9】 前記自己復帰型電流制限手段による前記
    異常電流時の電流制限が、温度データとして検出される
    ように構成されていることを特徴とする請求項1〜7の
    いずれか1項に係る携帯機器の電源装置。
  10. 【請求項10】 前記自己復帰型電流制限手段による前記
    異常電流時の電流制限が、電流データとして検出される
    ように構成されていることを特徴とする請求項1〜7の
    いずれか1項に係る携帯機器の電源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013003903A (ja) * 2011-06-17 2013-01-07 Yazaki Energy System Corp 車両用映像記録装置

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JP2009012004A (ja) * 2007-06-07 2009-01-22 Koichi Gunji 電動式粘性材料吸引吐出装置
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