JP2003179796A - 画像取込装置 - Google Patents

画像取込装置

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JP2003179796A JP2001377942A JP2001377942A JP2003179796A JP 2003179796 A JP2003179796 A JP 2003179796A JP 2001377942 A JP2001377942 A JP 2001377942A JP 2001377942 A JP2001377942 A JP 2001377942A JP 2003179796 A JP2003179796 A JP 2003179796A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速で連続して移送される被写体又は高速で
間欠移動する被写体であっても、被写体が高速移動中に
被写体上の印字文字が所定の位置を通過する瞬間に適正
に撮像することができ、製品変更した場合に調整する必
要のない低コスト画像取込装置を提供すること。 【解決手段】 文字等が印刷されている被写体を移送す
る搬送手段に設けられたエンコーダ1と、一定間隔を保
ちながら移動する被写体上の文字等を撮像することがで
きるカメラ3と、前記搬送手段と同期回転するエンコー
ダから出力されたパルスを認識し、高速シャッタタイミ
ング信号を出力し、カメラトリガを作動させる割込制御
プログラムを有するシーケンサとを備え、一定間隔を保
ちながら移動する被写体上の文字等がカメラの撮像可能
位置を通過する瞬間にカメラトリガを作動させて撮像す
ることができるように画像取込装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速で移動する食
品包装フィルムや食品包装体等の被写体にインクジェッ
トプリンタ等で印字された賞味期限等に関する文字等の
画像を取り込む際に用いて好適な画像取込装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば飲食品の包装分野において
も商品の品質管理が一層厳しく求められており、通常、
包装フィルムにインクジェッター等の高速プリンタによ
り、賞味期限等の文字や記号を直接印字することが行わ
れている。これら印字された文字や記号には、印字も
れ、にじみ、二重印刷、インクの汚れ、歪みなどの印字
不良が起きる場合があり、このような印字不良の包装製
品は再度の包装を余儀なくされていた。このため、高速
で移動又は変動する包装フィルム上の文字等の監視若し
くは検査を行うシステムが開発され、ビデオカメラなど
の撮影機を用いてその物体の画像を取り込み、取り込ん
だ画像を解析することで、包装フィルム上の文字等の状
態の監視や不具合の検知が行われている。しかし、被写
体の移動速度が速くなるにつれ、上記の監視又は検査シ
ステムに使用される画像取込装置には、センサーの誤認
識及びセンサーの検出点からのズレが生じ、確実な検査
が安定して継続的に行うことができないという問題があ
った。また、高速で移動する包装フィルム上の文字等の
画像を取り込む必要性から、高速シャッタリング性能が
要求されるが、被写体の移動速度やタイミングにばらつ
きが生じた場合、そのばらつきを補償するために画像取
込タイミングの微調整機能も同時に要求されるが、かか
る機能を有するビデオカメラなどの撮影機は非常に高価
であるため、実用性に乏しいというのが現状である。
【0003】従来、物体画像を取り込むタイミングの取
り方としては、センサーを用いて移動する物体そのもの
を検知し、画像を取り込む方法が良く知られている。例
えば、本発明者らによる特開2001−195585号
公報には、包装フィルム上に予め一定間隔で印刷された
アイマークをセンシングしてその検出信号により直接画
像を取り込む方法が記載されている。
【0004】ところで、ロータリーエンコーダ(以下、
エンコーダという。)は回転角度検出器ともいわれ、N
C工作機械や産業用ロボットなどにおいて幅広く用いら
れており、モータと連結することにより速度制御用ある
いは位置決め制御用センサとして使用され、外力によっ
て回転シャフトや歯車が回転すると回転角度に比例した
パルスを発生する装置である。通常、エンコーダはA
相、B相及びC相の3つの信号を出力しており、回転シ
ャフトや歯車の正回転と逆回転でパルスの出方の相違を
認識し、正確に距離を計測することができる。これを利
用すると、包装フィルムの搬送装置にエンコーダを同期
回転させ、事前に設定したパルスカウント数に基づい
て、センサーを使用することなく被写体の移動距離によ
り目的の画像を取り込むことが可能となる。
【0005】例えば、特開平11−53552号公報に
記載されている印刷物の乱丁検査を行う方法は、エンコ
ーダから出力されるパルスのカウント数が予め設定して
いる最適角度値に一致した時を最適位置タイミングとし
て検出するものであり、検出されたタイミングに基づい
て発光信号及びシャッター信号を出力し、照明光源及び
CCDカメラが作動するものであるが、回転シャフトが
一回転したときに一検査しか行うことができない単純な
機構であることから、例えば加工食品の製造における深
絞り包装機に代表されるような、複数個連結された個包
装体製品が連続して高速間欠移動する被写体を検査する
場合においては不向きである。
【0006】また、本発明者らは、以前、エンコーダを
利用して、フィルム上の印字文字が所定の位置を通過す
る瞬間に適正に撮像することが可能かどうかについて検
討したが、高速充填包装機械においてはフィルムの送り
速度が速く、エンコーダからの出力パルス数が通常毎秒
千数百回に達し、また高速で移送中のフィルム上の印字
文字を静止画像として撮像するためのカメラのシャッタ
ースピードは対象物によるが普通1/2000秒以上に
設定されることから、シーケンサにおけるコンピュータ
の処理能力を上回ることになり、フィルム上の印字文字
が所定の位置を通過する瞬間に適正に撮像することがで
きないと考えていた(特開2001−195585号公
報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、包装フ
ィルム上に予め一定間隔で印刷されているカメラトリガ
用アイマークを検出することができるカメラトリガ用ア
イマークセンサと、包装フィルムに文字を印字すること
ができるプリンタと、該プリンタにより包装フィルムに
印字された文字を撮像することができる照明具を備えた
カメラと、撮像された文字と予め登録したマスタ文字と
を照合することができる画像処理システムとを備えた文
字検査装置において、前記カメラトリガ用アイマークセ
ンサから出力されるアイマークの検出信号を画像処理ボ
ードのカメラトリガに直接入力し、包装フィルムに印字
された文字がカメラの撮像可能位置を通過する瞬間にカ
メラトリガを作動させて撮像することができるように構
成されている包装フィルムの文字検査装置を開発し(特
開2001−195585号公報)、既に実用に供して
いるが、かかる装置は感度的に極めて優れたものである
が、製品変更した場合など、カメラトリガ用アイマーク
センサの調整が必要とされていた。本発明の課題は、高
速で連続して移送される被写体又は高速で間欠移動する
被写体であっても、被写体が高速移動中に被写体上の印
字文字が所定の位置を通過する瞬間に適正に撮像するこ
とができ、製品変更した場合に調整する必要のない低コ
スト画像取込装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、個包装ス
ライスハム製品が9個連結し(3×3)たものを1単位
として高速で間欠移送される深絞り包装体上の文字検査
装置について鋭意研究を行い、エンコーダ利用方式の画
像取込装置について再検討した。通常、高速で移送され
る被写体や高速で間欠移動する被写体はベルトコンベア
等の搬送装置によって移送されている。そこで本発明者
らは、搬送装置の駆動手段である歯車や回転シャフトに
エンコーダを接続することにより、エンコーダを同期回
転させ、A相信号及びB相信号を出力させることとし、
出力させた前記A相信号及びB相信号をシーケンサへ入
力し、シーケンサに予め設定しておいた任意のパルスカ
ウント数に基づいて、撮像用シャッタタイミング信号を
出力させ、画像取込装置により高速間欠移動する被写体
の画像を取り込む際の問題点、すなわち、上記本発明者
らによる特開2001−195585号公報に記載され
ているように、シーケンサにおけるコンピュータの処理
スピードである演算周期が1msec程度掛かるため、
画像の取り込みのタイミングに誤差が生じ、フィルム上
の印字文字が所定の位置を通過する瞬間に適正に撮像す
ることができないという問題点を解決すべく、鋭意検討
した。検討の過程で、エンコーダからの出力パルスと、
それを認識してシーケンサで演算処理する際の演算周期
の遅延に起因する撮像までのタイミングのズレを解決す
る手段として、割込制御プログラムをソフトウェアに組
み込むことを試みた。その結果、かかる割込制御プログ
ラムとエンコーダを組み合わせた画像取込装置に構成す
ると、シーケンサの演算周期の影響を受けることなく、
誤差のない適正な位置での撮像が可能となり、被写体を
的確に画像に取り込むことができることを見い出し、本
発明を完成するに至った。
【0009】すなわち本発明は、文字等が印刷されてい
る被写体を移送する搬送手段に設けられたエンコーダ
と、一定間隔を保ちながら移動する被写体上の文字等を
撮像することができるカメラと、前記搬送手段と同期回
転するエンコーダから出力されたパルスを認識し、高速
シャッタタイミング信号を出力し、カメラトリガを作動
させる割込制御プログラムを有するシーケンサとを備
え、一定間隔を保ちながら移動する被写体上の文字等が
カメラの撮像可能位置を通過する瞬間にカメラトリガを
作動させて撮像することができるように構成されている
ことを特徴とする画像取込装置(請求項1)や、被写体
を移送する搬送手段が、被写体を高速間欠移送する搬送
手段であることを特徴とする請求項1記載の包装体の画
像取込装置(請求項2)や、被写体が、一定間隔で文字
が印刷された包装フィルムであることを特徴とする請求
項1又は2記載の画像取込装置(請求項3)や、被写体
が、個包装体に印刷されている文字が一定間隔となるよ
うに搬送方向に連結された連結個包装体であることを特
徴とする請求項1又は2記載の画像取込装置(請求項
4)に関する。
【0010】また本発明は、請求項1〜4のいずれか記
載の画像取込装置により撮像された文字を、予め登録し
たマスタ文字とを照合することができる画像処理システ
ムを備えた文字検査装置(請求項5)に関する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の画像取込装置としては、
文字等が印刷されている被写体を移送する搬送手段に設
けられたエンコーダと、一定間隔を保ちながら移動する
被写体上の文字等を撮像することができるカメラと、前
記搬送手段と同期回転するエンコーダから出力されたパ
ルスを認識し、高速シャッタタイミング信号を出力し、
カメラトリガを作動させる割込制御プログラムを有する
シーケンサとを備え、一定間隔を保ちながら移動する被
写体上の文字等がカメラの撮像可能位置を通過する瞬間
にカメラトリガを作動させて撮像することができるよう
に構成されている装置であれば特に制限されるものでな
く、上記被写体としては、一定間隔で文字等が印刷され
たものであれば特に制限されるものではなく、包装用フ
ィルム、フィルム包装体、カートン、缶、瓶等に文字等
が一定間隔で印刷されているものを例示することがで
き、ここで文字等とは文字の他、記号、図形などを意味
する。上記一定間隔を保ちながら移動する被写体であ
る、文字等が印刷されている包装用フィルムとしては、
一定間隔で文字が印刷されたウェブ状又はチューブ状の
包装フィルムを、またフィルム包装体としては、所定の
位置に文字等が印字されている個包装体が連結されてお
り、結果的に文字等が一定間隔で印刷されている、例え
ば深絞り包装された9連(3×3)のスライスハムパッ
ク等を挙げることができる。
【0012】本発明における上記被写体を移送する搬送
手段としては、被写体を高速で連続移送させるものや、
被写体を高速で間欠移送させるものであれば特に制限さ
れるものではなく、例えば、被写体が包装用フィルムの
場合はフィルム移送用ローラやその回転シャフトを、被
写体が連結個包装体の場合は駆動手段である歯車や回転
シャフトを備えたベルトコンベア等を挙げることができ
る。
【0013】本発明におけるエンコーダとしては、上記
フィルム移送用ローラの回転シャフトや、あるいは、ベ
ルトコンベア等の搬送手段の駆動部である回転シャフ
ト、歯車等と直接連結され、外力によって回転シャフト
等が回転するとこれと同期回転し、回転角度に比例した
A相信号及びB相信号からなるパルスを出力し、該パル
スをシーケンサに入力させ、搬送距離を正確に計測する
ことができるものであればどのようなものでも用いるこ
とができ、通常市販のものを使用することができる。
【0014】本発明における被写体を撮像することがで
きるカメラとしては、一定間隔を保ちながら移動する被
写体上の文字等を撮像することができるものであればど
のようなものでもよく、例えば、いわゆるカメラの他、
ビデオカメラあるいはCCDカメラ等を挙げることがで
きるが、画像取り込み用の高速シャッタタイミング信号
が入力されると瞬時に作動するカメラトリガと照明具を
備えたカメラが好ましい。カメラの設置位置としては、
移送される被写体上に印刷されている文字を撮像するこ
とができる位置であれば特に制限されるものでなく、例
えば、印字されている深絞り包装された9連(3×3)
のスライスハムパックを撮像する場合、該印字部分が通
過する搬送ベルトコンベア上方又は下方の位置に3台の
CCDカメラが搬送方向と直交する方向に並べられる。
【0015】また、包装フィルム上の印字文字の撮像位
置についても制限されるものではないが、フィルムのガ
イドローラ上とすることが好ましい。この場合、ガイド
ローラは不透明のため、透明のフィルム上の印字文字を
認識しやすくなる。また、特に包装機に近いガイドロー
ラ上を印字文字の撮像位置とすると、複数のガイドロー
ラにガイドされて包装機に移送されるフィルムの中で
も、包装機に近いフィルムほど張りがあり、フィルムの
緩みによる位置のずれが少なく、一層精度の高い撮像が
可能となる。なお、印字文字の撮像位置を上記のように
ガイドローラ上とすると、被写体である印字文字がロー
ラ上で湾曲しているので、湾曲した文字を合格文字とし
て照合するように画像処理装置に記憶させておく必要が
あるが、照合の対象となるマスタ文字として予め湾曲し
ている文字を登録することによりこの問題は簡単に解決
することができる。
【0016】次に、カメラに備えられる照明具として
は、カメラが印字文字を正確に撮像しうる照明具であれ
ば、例えば従来から用いられているハロゲンファイバー
などを光源とする照明具等どのようなものでもよいが、
撮像時の照度を1600カンデラ以上に維持し、かつ輝
度を均一にすることができる照明具が好ましい。かかる
照明具の光源として蛍光灯(高周波)を使用し、常時点
灯させておくことができる。その他、照度の変化が少な
くかつ立ち上がりの早い多数の発光ダイオードの集合体
を用い、特に輝度を均一化するための超高分子ポリエチ
レン(UMPE)を素材とする白濁板で被覆した多数の
発光ダイオードの集合体を用いることもできる。
【0017】本発明において用いられるシーケンサとし
ては、エンコーダから出力されたA相信号及びB相信号
パルスに基づいて、画像取り込み用の高速シャッタタイ
ミング信号を出力し、カメラトリガを作動させるための
割込制御プログラムを有するものであればどのようなも
のでもよく、高速シャッタタイミング信号に同期させて
カメラトリガを作動させカメラのシャッタを開くシャッ
タ制御手段を有するものが好ましい。また、常時点灯の
前記蛍光灯(高周波)を使用しない場合は、上記シャッ
タ制御手段に加えて、高速シャッタタイミング信号に対
して所定時間遅延した遅延信号を発生する遅延信号発生
手段と、シャッタが開いている時間内に、該シャッタが
開いている時間よりも短い時間、前記遅延信号発生手段
の出力に同期させて発光手段を発光させる発光制御手段
を備えているものを用いることができる。
【0018】上記割込制御プログラムとしては、図1に
示すように、割込という命令コマンド(HSCSコマン
ド等)をソフトウェアに組み込んだものであれば特に制
限されず、エンコーダから出力され、シーケンサに入力
されたA相信号及びB相信号パルスを他の演算処理に優
先して認識し、予め設定されたパルスカウント数に基づ
いて、画像取込み用高速シャッタタイミング信号をカメ
ラに出力することにより、シーケンサの演算周期の影響
を受けず、誤差のない画像の取込が可能となる。また、
エンコーダの1回当たりの送り総パルス数を6000と
し、パルス数が所定の値に達した時に印字文字が撮像位
置にくるように予めタイミングを測定し、シーケンサに
設定しておくことにより、例えば、間欠移送における1
回の送りで複数回の画像取込が可能となる。より具体的
には、例えば、深絞り包装された9連(3×3)のスラ
イスハムパックについて、1回の間欠動作で3列の包装
フィルムが移動する場合、3回画像を取り込み、全ての
印字を検査できるようにするには、例えば、エンコーダ
の1回の間欠動作での送り総パルス数を6000とした
場合、1500、3500、5500のパルス数の時に
高速シャッタタイミング信号を出力するように設定して
おき、1回の間欠動作の終了時にパルスのカウンタリセ
ットが入るように設定しておくことができる。このよう
に設定しすれば、1サイクルで回転軸が何回転しても正
確にタイミングを取ることができる。なお、この取り込
みパルス数の設定は容易にプログラム変更することがで
きるので、後の調整も容易になすことができる。
【0019】次に、本発明の文字検査装置としては、上
述の画像取込装置により、撮像された文字と予め登録し
たマスタ文字とを照合することができる画像処理システ
ムとを備えたものであれば特に制限されるものではな
く、上記画像処理システムとしては、撮像された文字と
予め登録したマスタ文字とを照合し合否を判定すること
ができる機能やNG(不良品)発生時にNG信号を出力
することができる画像処理装置と、該画像処理装置から
伝送されてくる画像処理の判定結果データに基づき、N
G発生時にはブザー回転灯の動作開始と包装機の停止な
ど、包装機と画像処理装置とカメラの照明具とを連動し
て制御する機能を有するシーケンサとを備えたものを例
示することができ、例えば(1)マスタ文字として1文字
につき5パターン登録が可能で、乱光や照明の劣化に影
響を受けにくく、人が判断して合格となるNG画面の登
録が可能である等の人の判断に近い検査が可能であり、
(2)1画像に対して200msecで300回/分で検
査が行えるなど全数検査が可能であり、(3)内部カレン
ダーにより製品別に自動的に賞味期限を認識することが
できる製品登録機能を有し、(4)NG発生時には包装機
に停止信号を出力し、NG製品が包装機から排出される
前後で包装機を停止させることができる判定データを伝
送する機能を有し、また(5)照合の対象となるマスタ文
字の作成が、被検包装フィルムの印字文字を画像データ
として取り込むのと同じ方法で、すなわち合格検査品の
画像データをあらかじめ取り込むことによって行なうこ
とのできる純粋なパターンマッチング機能を有し、検査
すべき文字パターンが変更になった場合、あるいは文字
の形状自体が変更になった場合でも、画像処理装置とし
ては何等変更作業を必要とせず、所望の合格検査品を改
めて基準データとして読み込ませるだけでよい等の装置
が好ましい。
【0020】
【実施例】以下、本発明の画像取込装置等の実施例を、
図2及び3を参照してさらに説明するが、本発明の技術
的範囲は、かかる実施例によって何ら制限されるもので
はない。なお、図2は本発明の画像取込装置を含む9連
深絞りスライスハム包装体の生産ラインの上面図、図3
は本発明の画像取込装置を含む9連深絞りスライスハム
包装体の生産ラインの側面図であり、図2及び図3中、
1はエンコーダ、2は画像処理装置、3はカメラ、4は
ベルトコンベア、5は包装前のスライスハム、6は9連
深絞りスライスハム包装体、7は深絞り包装機、8は駆
動用歯車、9は表示用モニタをそれぞれ示す。
【0021】本発明の画像取込装置は、搬送手段に設け
られたエンコーダ1(OMRON社製「E6A2−CW
5C」)と、文字等を撮像することができる照明具を備
えた3台のCCDカメラ3(東京電子工業社製「CS8
530」)と、割込制御プログラム(三菱社製「HSC
S」)が組み込まれたシーケンサ(三菱社製「FX−1
S−10MT」)を有する画像処理装置2(MAROX
社製「4SHIGHTII」)を備えており、本発明の文
字検査装置は、搬送手段に設けられたエンコーダ1と、
文字等を撮像することができる、照明具を備えた3台の
CCDカメラ3と、割込制御プログラムが組み込まれた
シーケンサ及び画像処理システムを有する画像処理装置
2とを備えている。以下、本発明の画像取込装置や文字
検査装置の動作について説明する。
【0022】まず、検査する製品種を表示用モニタ9
(デジタル社製「FP790T」)上で選択し、画像処
理装置2からシーケンサにあらかじめ登録しておいたエ
ンコーダカウント数のデータをシリアル通信(RS23
2C形式)で転送する。駆動用歯車8により間欠駆動さ
れているベルトコンベア4上を間欠移送(移送速度48
cm/秒で1秒、停止5秒)されている、包装前のスラ
イスハム5が収納された9連の深絞り開放容器は、深絞
り包装機7(独ムルチ社製R7000包装機)の包装ス
テーションでヒートシール包装された後、9連深絞りス
ライスハム包装体6として、3台の並設されたカメラ3
の上方を通ってベルトコンベア4上を間欠的に搬出され
ていく。上記ベルトコンベア4の駆動用歯車8と連結さ
れ、同期回転するエンコーダ1はA相信号及びB相信号
を出力し、出力された信号は画像処理装置2内にあるシ
ーケンサに入力される。シーケンサには、設定してある
パルスカウント数に基づいてCCDカメラ用高速シャッ
タタイミング信号を出力するよう割込制御プログラムが
入力されており、シーケンサがカウントを開始し、予め
設定しておいたパルスカウント数に入力パルス数が達し
たときに、CCDカメラ用高速シャッタタイミング信号
が出力され、所定の回数の信号を出力し終わった後に、
文字検査開始の信号をシリアル通信で画像処理装置2に
転送するようになっている。例えば、1回の間欠動作で
搬送方向3列の9連深絞りスライスハム包装体6が移送
されたときに、3回画像を取り込み、全ての印字を取り
込むことができるように、エンコーダ1の1間欠動作時
の総出力パルス数を6000、パルス数が1500、3
500、5500の各パルス数の時に高速シャッタタイ
ミング信号を出力し、9連深絞りスライスハム包装体6
の1回の移送終了時にパルスのカウンタリセットが入る
ように設定されている。このように設定しておくことに
より、1サイクルでエンコーダの回転軸が何回転しても
正確にタイミングを取ることができる。出力されたカメ
ラ用高速シャッタタイミング信号により3台のCCDカ
メラ3が高速シャッタ速度(1/5000秒程度)で作
動し、被写体であるスライスハム包装体6上の文字が撮
像され、画像として取り込まれる。他方、画像取込み完
了時にシリアル通信で転送された検査開始の信号により
画像処理装置2で文字検査が開始される。
【0023】
【発明の効果】本発明の画像取込装置によると、センサ
ーなどのような別個の装置によって供給される外部から
の取込タイミング信号を必要とせずに、同期回転するエ
ンコーダからの直接的な取込タイミング信号による高速
撮像が可能となり、確実な検査を安定して継続的に行う
ことができる。また、該装置の構造上、安定して「セン
サーの誤認識」及び「センサーの検出点からのズレ」と
いう問題を確実に解決し、高速シャッタ速度(1/50
00秒程度)であっても、従来撮像されていた画像と等
価の画像を得ることができる。更に、上記取込タイミン
グ信号出力のパルスカウント数を適宜自動調整すること
により、画像の取込タイミングの微調整が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】割込制御プログラムの機能と動作の説明図であ
る。
【図2】本発明の画像取込装置を含む9連深絞りスライ
スハム包装体の生産ラインの上面図である。
【図3】本発明の画像取込装置を含む9連深絞りスライ
スハム包装体の生産ラインの側面図を示す図である。
【符号の説明】
1 エンコーダ 2 画像処理装置 3 カメラ 4 ベルトコンベア 5 包装前のスライスハム 6 9連深絞りスライスハム包装体 7 包装機 8 駆動用歯車 9 表示モニタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寒沢 信二 茨城県土浦市中向原635番地 プリマハム 株式会社技術開発センター内 Fターム(参考) 2H020 FB00 5C022 AA01 AB64 AC26 AC41 AC52 AC69 AC78

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字等が印刷されている被写体を移送す
    る搬送手段に設けられたエンコーダと、一定間隔を保ち
    ながら移動する被写体上の文字等を撮像することができ
    るカメラと、前記搬送手段と同期回転するエンコーダか
    ら出力されたパルスを認識し、高速シャッタタイミング
    信号を出力し、カメラトリガを作動させる割込制御プロ
    グラムを有するシーケンサとを備え、一定間隔を保ちな
    がら移動する被写体上の文字等がカメラの撮像可能位置
    を通過する瞬間にカメラトリガを作動させて撮像するこ
    とができるように構成されていることを特徴とする画像
    取込装置。
  2. 【請求項2】 被写体を移送する搬送手段が、被写体を
    高速間欠移送する搬送手段であることを特徴とする請求
    項1記載の画像取込装置。
  3. 【請求項3】 被写体が、一定間隔で文字が印刷された
    包装フィルムであることを特徴とする請求項1又は2記
    載の画像取込装置。
  4. 【請求項4】 被写体が、個包装体に印刷されている文
    字が一定間隔となるように搬送方向に連結された連結個
    包装体であることを特徴とする請求項1又は2記載の画
    像取込装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか記載の画像取込
    装置により撮像された文字を、予め登録したマスタ文字
    とを照合することができる画像処理システムを備えた文
    字検査装置。
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