JP2003179230A - 絶縁ゲートバイポーラトランジスタ - Google Patents

絶縁ゲートバイポーラトランジスタ

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JP2003179230A
JP2003179230A JP2001378126A JP2001378126A JP2003179230A JP 2003179230 A JP2003179230 A JP 2003179230A JP 2001378126 A JP2001378126 A JP 2001378126A JP 2001378126 A JP2001378126 A JP 2001378126A JP 2003179230 A JP2003179230 A JP 2003179230A
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JP
Japan
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chip
type
igbt chip
thermoelectric conversion
conversion element
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Pending
Application number
JP2001378126A
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English (en)
Inventor
Saemitsu Hayashi
賛恵光 林
Yuji Ishida
雄二 石田
Akira Sasaki
亮 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】過熱しても通電を継続することができ、破壊す
ることの無い、信頼性の高いIGBTチップを得る。 【解決手段】 本発明の絶縁ゲートバイポーラトランジ
スタは、チップに熱電変換する熱電変換素子を設けたも
のである。この熱電変換素子をチップの外周に設けても
よいし、底面に設けてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パワー変換回路の
スイッチとして使用される絶縁ゲートバイポーラトラン
ジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の絶縁ゲートバイポーラトランジス
タ(以下、IGBTと表記)チップの外観図を図6に、
IGBTのデバイス構造を図7に示す。図において、1
0はSi等の半導体で作成されたIGBTチップであ
る。11と12はIGBTチップ10の通電電極となる
コレクタ電極とエミッタ電極であり、それぞれ電源と負
荷に接続される。13はIGBTチップ10のON/O
FFを制御するためのゲート電極であり、制御回路に接
続される。101はP型半導体基板であり、その表面に
オーミック接触となるように形成されたAlからなるコ
レクタ金属電極を介してコレクタ電極11に接続されて
いる。102は、P型半導体基板101上にエピタキシ
ャル形成したN型半導体領域である。103は、N型半
導体領域102にイオン注入によってB等の不純物を添
加したP型チャネル領域である。104は、P型チャネ
ル領域103の内部にP等の不純物を添加して作られた
N型エミッタ領域であり、その表面にオーミック接触と
なるように形成されたAlからなるエミッタ金属電極1
2aを介してエミッタ電極12に接続されている。13
aはAlからなるゲート金属電極であり、SiO2等か
らなる絶縁層を介してN型エミッタ領域104およびP
型チャネル領域103上に設けられている。次に、この
IGBTチップ10の電気的動作を説明する。図示しな
い外部の制御回路から入力される制御信号は、ゲート電
極13に入力される。ここで、ゲート電極13に与えら
れる制御信号は直流電圧であり、ON信号の場合は+1
0V程度、OFF信号の場合は0Vの電圧が入力され
る。ゲート電極13に入力されたON信号がゲート金属
電極13aに伝えられると、絶縁層13bを介してP型
チャネル領域103に電界が発生し、ゲート金属電極1
3aの下部にP型チャネル領域103の電子が引き寄せ
られる。その結果、ゲート金属電極13a直下のP型チ
ャネル領域103が部分的にN型半導体に変化する反転
現象が生じ、N型半導体領域102とN型エミッタ領域
104が短絡されIGBTチップ10がターンONして
コレクタ電極11とエミッタ電極12が導通する。次に
制御回路からOFF信号が入力されてゲート金属電極1
3aが0Vになると、ゲート金属電極13aの下部に引
き寄せられていた電子が拡散し、N型半導体に反転して
いたP型チャネル領域103が元のP型半導体に戻るこ
とで、IGBTチップ10がターンOFFしてコレクタ
電極11とエミッタ電極12が遮断される。ここで、I
GBTチップ10にはP型半導体基板101、N型半導
体領域102、P型チャネル領域103、N型エミッタ
領域104のそれぞれの抵抗およびデバイスの構造から
生じる抵抗成分からなるオン電圧があるため、IGBT
チップ10がONして通電する際には通電ロスを生じ
る。また、ON/OFFのスイッチング時にはスイッチ
ングロスを生じる。その結果、IGBTチップ10は通
電およびスイッチングにより発熱する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のIG
BTチップ10では、発生した熱はヒートシンクを介し
て放熱することで冷却している。このため、IGBTチ
ップ10が過熱した場合はIGBTチップ10をOFF
して通電を中止しなければならず、装置全体を停止しな
ければならないという問題があった。また、過熱検出し
てからOFFが間に合わない場合はIGBTチップ10
が熱暴走して破壊してしまうという問題があった。した
がって本発明の目的は、IGBTチップが過熱しても通
電を継続することができ、破壊することの無い、信頼性
の高いIGBTチップを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明は、コレクタ、エミッタ、ゲートからなる絶
縁ゲートバイポーラトランジスタチップにおいて、前記
チップに熱電変換する熱電変換素子を設ける構成として
いる。また、前記熱電変換素子を前記チップの外周に設
けてもよく、底面に設けてもよい。本構成によれば、I
GBTチップに熱電変換素子を設けたので、IGBTチ
ップの過熱時には熱電変換素子によってIGBTチップ
を冷却することができる。したがって、IGBTチップ
を破壊させずに保護することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図に基づ
いて説明する。なお、従来の例と同様の機能を成すもの
には同一の番号を付し、説明を省略する。 (第1実施例)図1は本発明の第1実施例を示すIGB
Tチップの外観図であり、図2は熱電変換素子部を上方
から見た断面図である。図において、20はBiTe等
からなる熱電半導体素子であり、P型熱電半導体素子2
0aとN型熱電半導体素子20bがある。P型熱電半導
体素子20aとN型熱電半導体素子20bは、IGBT
チップ10の外周に交互に配置してある。21はセラミ
クス等からなる絶縁基板であり、半導体素子20側の表
面にはAlやCu等からなる配線22を設けてある。配
線22は、P型熱電半導体素子20a、N型熱電半導体
素子20bと半田等で固着されており、P型熱電半導体
素子20aとN型熱電半導体素子20bが直列になるよ
う電気的に接続している。ここで、配線22には始点と
終点があり、それぞれ端子23を半田等で固着してあ
る。24は絶縁性の樹脂等からなる固着材であり、IG
BTチップ10と絶縁基板21とを固着している。この
ように構成したIGBTチップ10においては、通電お
よびスイッチングによって発熱しても、熱電変換素子2
0の内周が低温側となるように端子23に直流電流を流
すことでIGBTチップを冷却することができる。この
結果、IGBTチップの通電による温度上昇を抑えるこ
とができ、過熱を防止し熱暴走による破壊から保護する
ことができる。
【0006】(第2実施例)図1は本発明の第1実施例
を示すIGBTチップの外観図であり、図2は上方から
見た熱電変換素子部の断面図である。図3は、本発明の
第2実施例を示すIGBTチップの外観図である。図4
は底面図であり、図5は熱電変換素子部の側断面図であ
る。本実施例は、熱電変換素子20部をプロセス技術に
よって作成し、IGBTチップ10の底面となるコレク
タ金属電極11a面の外周部に配置している。25は、
P型半導体基板101を酸化することによって作られる
SiO2等からなる絶縁膜である。絶縁膜25上にはス
パッタ法、気相成長法等で形成したP型またはN型熱電
半導体に不純物を添加して作ったP型熱電半導体素子2
0aとN型熱電半導体素子20bが交互に並んでいる。
ここで、P型熱電半導体素子20aとN型熱電半導体素
子20bは電気的に直列となるようにその上端または下
端が接続されている。また、P型熱電半導体素子20a
とN型熱電半導体素子20bの接続には始点と終点を設
けてあり、ボンディング等により端子23を固着してあ
る。なお、熱電半導体素子20は機械加工等によって作
成配置してもよい。このように構成したIGBTチップ
10においては、通電およびスイッチングによって発熱
しても、熱電変換素子20の上部が低温側となるように
端子23に直流電流を流すことでIGBTチップ10を
冷却することができる。この結果、IGBTチップ10
の通電による温度上昇を抑えることができ、過熱を防止
し熱暴走による破壊から保護することができる。
【0007】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によればIG
BTチップに熱電変換素子を設け、熱電変換素子によっ
てIGBTチップを冷却するようにしたので、IGBT
チップが過熱することがない。このため、過熱による装
置全体の停止が無く、過熱によるIGBTチップの破壊
の無い、信頼性の高いIGBTチップとすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すIGBTチップの斜
視図
【図2】本発明の第1実施例を示す熱電変換素子部を上
方から見た断面図
【図3】本発明の第2実施例を示すIGBTチップの斜
視図
【図4】本発明の第2実施例を示すIGBTチップの底
面図
【図5】本発明の第2実施例を示す熱電変換素子部の側
断面図
【図6】従来のIGBTチップを示す斜視図
【図7】従来のIGBTを示すデバイス構造図
【符号の説明】
10 IGBTチップ 11 コレクタ電極 11a コレクタ金属電極 12 エミッタ電極 12a エミッタ金属電極 13 ゲート電極 13a ゲート金属電極 13b 絶縁層 101 P型半導体基板 102 N型半導体領域 103 P型チャネル領域 104 N型エミッタ領域 20 熱電半導体素子 20a P型熱電半導体素子 20b N型熱電半導体素子 21 絶縁基板 22 配線 23 端子 24 固着材 25 絶縁膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コレクタ、エミッタ、ゲートからなる絶
    縁ゲートバイポーラトランジスタチップにおいて、前記
    チップに熱電変換する熱電変換素子を設けたことを特徴
    とする絶縁ゲートバイポーラトランジスタ。
  2. 【請求項2】 前記熱電変換素子を前記チップの外周に
    設けたことを特徴とする請求項1記載の絶縁ゲートバイ
    ポーラトランジスタ。
  3. 【請求項3】 前記前記熱電変換素子を前記チップの底
    面に設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の
    絶縁ゲートバイポーラトランジスタ。
JP2001378126A 2001-12-12 2001-12-12 絶縁ゲートバイポーラトランジスタ Pending JP2003179230A (ja)

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Cited By (4)

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