JP2003178875A - カラー有機elディスプレイ - Google Patents

カラー有機elディスプレイ

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JP2003178875A
JP2003178875A JP2001376889A JP2001376889A JP2003178875A JP 2003178875 A JP2003178875 A JP 2003178875A JP 2001376889 A JP2001376889 A JP 2001376889A JP 2001376889 A JP2001376889 A JP 2001376889A JP 2003178875 A JP2003178875 A JP 2003178875A
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color
light emitting
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pixel
light
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Kunio Masushige
邦雄 増茂
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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    • H10K59/38Devices specially adapted for multicolour light emission comprising colour filters or colour changing media [CCM]

Abstract

(57)【要約】 【課題】マルチカラー表示可能な有機ELディスプレイ
51を形成する。 【解決手段】基板1上に4つの画素PIX−A、PIX
−B、PIX−CおよびPIX−Dを設け、PIX−A
〜Dに対応してカラーフィルタ2A、2B、2Cをそれ
ぞれ設け、陽極4、正孔輸送層5、画素の平面方向でス
トライプ状にパターニングされた色素ドープ層6、発光
層7、電子輸送層8、陰極9を設けて、1画素内に発光
層7のみからなる発光領域と、色素ドープ層6と発光層
7の両者が重なった発光領域の2箇所から異なる2色の
自発発光を生じせしめ、視認者が画素を視認した場合に
は、画素PIX−A〜Cの各表示色は2色の色光がそれ
ぞれカラーフィルタを透過し混合した表示色となり、画
素PIX−Dは2つの色光が混合されて生じた白色光が
そのまま視認される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機エレクトロル
ミネッセンス素子(以下、有機EL素子という。)が備
えられ、マルチカラー表示を行うカラー有機ELディス
プレイに関する。
【0002】
【従来の技術】Appl.Phys.Lett.,5
1,913(1987)には、発光層として有機材料を
採用し、正孔輸送層と発光層兼電子輸送層を積層した2
層構造を設け、発光層兼電子輸送層にトリス(8−キノ
リノラト)アルミニウム(以下、Alqと呼ぶ。)を使
用した有機EL素子が開示されている。この有機EL素
子は10V以下の駆動電圧で緑色の発光を生じ、輝度が
1000cd/m2、発光効率が1.5ルーメン/Wで
ある。
【0003】また、有機EL素子においてカラー発光を
得るために、発光材料を選択するか、または色素ドーピ
ングを行うことが知られている。たとえば、Alqを発
光層のホスト材料として使用し、ルブレンで黄色を、下
記式4の化合物(以下、DCM1と呼ぶ。)や下記式3
の化合物(以下、DCM2と呼ぶ。)で赤色を、発光さ
せることができる。
【0004】有機EL素子を画素ごとに配置して表示面
を構成して有機ELディスプレイを形成する。そして、
有機ELディスプレイの表示をマルチカラー化するため
に、発光層や色素の種類が異なる膜を画素毎に個別に成
膜することも知られている。自発発光の発光色そのもの
をカラー化する手法である。
【0005】たとえば、特開平8−213172には、
1つの画素の正孔輸送層と電子輸送層との間に、ある色
を発光し得る発光層を形成し、他の画素では電子輸送層
を発光層とすることで、画素によって異なる発光色を発
生させることが開示されている。
【0006】また、Jpn.J.Appl.Phy
s.,38,5274(1999)には、ある画素のみ
を正孔輸送層/正孔阻止層/電子輸送層という積層構造
に形成し、この画素では正孔輸送層を発光層として用
い、他の画素では正孔阻止層を形成せず電子輸送層を発
光層として用いることにより、画素によって違う発光色
を得ることが開示されている。
【0007】また、発光色の波長域が比較的広い有機E
L素子とカラーフィルタとを組み合わせることにより、
画素毎に異なる色の発色を発生させることも知られてい
る。特に複数の発光色の色素を混合あるいは積層して用
いることにより白色発光の有機EL素子を形成し、R、
G、Bのカラーフィルタと組み合わせることで、フルカ
ラーの表示装置を作成できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の有機ELデ
ィスプレイにおいて、LCD等他の技術のディスプレイ
と同様に、有機EL素子とカラーフィルタとを組み合わ
せてマルチカラー表示を行うことができる。しかし、求
められる表示色を自由に発光させるには、比較的広い波
長域で発光し得る発光素子が必要となる。
【0009】実用性のある有機EL素子を求めて、発光
材料の開発が10年以上注力して行われてきている。し
かし、単一材料であって、充分広い波長域で発光できる
性能を示す発光材料は現在まで見出されていない。
【0010】したがって、有機EL素子の発光材料を複
数積層するか、または混合比を調整することにより、1
つの画素の発光材料に固有の発光色を複数組合せること
が考えられる。そして、素子全体としての発光波長域を
広げ、かつ色調整を行うことが試みられている。
【0011】しかし、その手法を採用するには、発光領
域の膜厚や濃度の精密な制御が必要となった。言い換え
ると、有機EL素子の構造および製造工程がかなり複雑
となり、製造歩留まりが低下した。また、完成した有機
EL素子の発光色の再現性を得るのが困難であった。
【0012】また、従来技術においては、カラーフィル
タに入射する光のスペクトルはどの色のカラーフィルタ
に対しても同様に白色であり、それぞれ1/3しか有効
利用されない。そのため、電力効率を向上することが困
難であった。
【0013】本発明の目的は、製造が容易でかつ容易に
色調整を行うことができるカラー有機ELディスプレ
イ、さらには、多様な色表示に適合できるマルチカラー
表示を可能とするカラー有機ELディスプレイを提供し
ようとする。
【0014】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の態様
1は、それぞれ発光領域を有する画素が表示面に複数配
置され、1つの画素を単位として駆動が行われ、それぞ
れの画素に対応してカラーフィルタが設けられ、画素の
発光領域から発した光がカラーフィルタを透過せしめら
れ、画素の表示色として視認されてなるカラー有機EL
ディスプレイであって、1つの画素内に複数の発光領域
が設けられ、それぞれの発光領域から異なる色光が発せ
られ、前記異なる色光がそれぞれカラーフィルタを透過
せしめられ、混同されて表示色が生じせしめられるカラ
ー有機ELディスプレイを提供する。
【0015】また、態様2は、1つの画素における前記
複数の発光領域の面積比が、他の画素における前記複数
の発光領域の面積比と異なる態様1に記載のカラー有機
ELディスプレイを提供する。
【0016】また、態様3は、1つの画素内の発光領域
において、その平面方向に配置された発光領域のピッチ
が0.3mm以内である態様1または2に記載のカラー
有機ELディスプレイを提供する。
【0017】また、態様4は、カラーフィルタが配置さ
れない画素が含まれる態様1、2または3に記載のカラ
ー有機ELディスプレイを提供する。
【0018】また、態様5は、それぞれ発光領域を有す
る画素が表示面に複数配置され、1つの画素を単位とし
て駆動が行われ、それぞれの画素に対応してカラーフィ
ルタが設けられ、画素の発光領域から発した光がカラー
フィルタを透過せしめられ、画素の表示色として視認さ
れてなるカラー有機ELディスプレイであって、第1の
画素に第1の発光領域と第2の発光領域とが設けられ、
第1の発光領域から発した色光と第2の発光領域から発
した色光とが混合されて実質的に白の発光が行われ、第
2の画素に第1の発光領域と第2の画素に対応せしめら
れた第1のカラーフィルタとが設けられ、第1の発光領
域から発した色光は第1のカラーフィルタを通過せしめ
られて、実質的に赤、緑または青の色光として発光せし
められてなるカラー有機ELディスプレイを提供する。
【0019】また、態様6は、それぞれ発光領域を有す
る画素が表示面に複数配置され、1つの画素を単位とし
て駆動が行われ、それぞれの画素に対応してカラーフィ
ルタが設けられ、画素の発光領域から発した光がカラー
フィルタを透過せしめられ、画素の表示色として視認さ
れてなるカラー有機ELディスプレイであって、第1の
画素に第1の発光領域と第2の発光領域とが設けられ、
第1の発光領域から発した色光と第2の発光領域から発
した色光とが混合されて実質的に白の発光が行われ、第
2の画素に第1の発光領域と第2の画素に対応せしめら
れた第1のカラーフィルタとが設けられ、第1の発光領
域から発した色光は第1のカラーフィルタを通過せしめ
られて第1の表示色が生じせしめられ、第3の画素に第
2の発光領域と第3の画素に対応せしめられた第2のカ
ラーフィルタとが設けられ、第2の発光領域から発した
色光は第2のカラーフィルタを通過せしめられて第2の
表示色が生じせしめられてなるカラー有機ELディスプ
レイを提供する。
【0020】また、態様7は、第4の画素に第1の発光
領域と第2の発光領域とが設けられ、第4の画素に対応
して第3のカラーフィルタが設けられ、第1の発光領域
から発した色光と第2の発光領域から発した色光とが混
合され、第3のカラーフィルタを通過せしめられて第3
の表示色が生じせしめられてなる態様6に記載のカラー
有機ELディスプレイを提供する。
【0021】また、態様8は、輸送手段の計器表示に用
いられてなる態様1〜7のいずれかに記載のカラー有機
ELディスプレイを提供する。
【0022】また、態様9は、携帯表示装置に用いられ
てなる態様1〜7のいずれかに記載のカラー有機ELデ
ィスプレイを提供する。
【0023】上記の態様のカラー有機ELディスプレイ
において、第1の表示色、第2の表示色および第3の表
示色からなる1つの組み合わせは、赤系統、緑系統また
は青系統の色度からなることが好ましい。また、同一基
板上で、理想的な赤、緑または青の3色に近い表示色を
含むマルチカラー表示を提供できることが特に好まし
い。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明のカラー有機ELディスプ
レイにおいては、1つの画素内に異なる色光を発光する
複数の発光領域が設けられる。そして、画素を単位とし
て駆動が行われた場合に、各発光領域から生じた自発発
光色がそれぞれカラーフィルタを透過した後、混合され
て1つの画素の表示色として観察者に視認されるように
して用いられる。
【0025】その際、画素の大きさに対して、各発光領
域の面積を充分小さく設けて、画素の発色はそれぞれの
発光領域の発光色がそれぞれカラーフィルタを透過した
後、実質的に混合され、観察者には混合された1つの表
示色として視認されるようにする。
【0026】たとえば、2種類の発光領域を設けて、好
ましくは、その面積比を1:10〜9:10に設定す
る。この場合、各発光領域の面積比を調節することによ
り画素の表示色としての色合いを調整できる。図3に示
すように、平面方向に複数の発光領域を作り分けて、そ
れぞれの平面面積が異なるように形成する。次に、本発
明において、1つの画素内に充分面積の小さい複数の発
光領域を形成する方法を説明する。
【0027】第1の手法として、マスク蒸着法があげら
れる。マスク蒸着法によって、画素内の一部にのみ正孔
輸送層と発光層との間にドーピング層を成膜すればよ
い。画素内のドーピング層が設けられた部分ではドーパ
ントが発光し、発光層は電子輸送層としてのみ機能す
る。
【0028】ドーピング層のない他の部分では本来の発
光層が発光する。このようにして画素内の空間的な位置
に応じて、異なる発光色を生ずるように画素を構成する
ことができる。画素の表示色がそれぞれの発光領域から
生じた発光色の混合色として観察されるためには、ドー
ピング層領域を0.3mm以下のピッチで形成すること
が好ましい。
【0029】ドーピング層領域のピッチがあまり粗い
と、各発光領域から生じた発光色がそのまま観察者に視
認される可能性がある。さらには、0.2mm以下のピ
ッチで形成することがより好ましい。画素自体の面積が
あまりに小さかったり、表示面が精細または複雑な形状
である場合には、0.1mm以下のピッチで形成するこ
とがより好ましい。
【0030】しかし、ピッチが細密すぎると、製造工程
で必要となる蒸着用マスクの形成や、使用が困難とな
る。ドーピング層の平面内形状は、円形、楕円形、矩
形、菱形六角形またはその他の形状を使用できる。蒸着
用マスクとして形成しやすく、面積比を調整しやすい形
状であることが好ましい。蒸着用マスクの形成や製造工
程での取り扱いの点では円形のものが好ましい。
【0031】第2の手法は以下のとおりである。すなわ
ち、正孔輸送層と発光層との間に部分的に正孔阻止層を
形成し、その部分の正孔輸送層を発光層として用いる。
正孔阻止層のない他の部分では本来の発光層を発光層と
して使用できる。そして、作り分けた発光領域の部分に
よって互いに異なる発光色を生じせしめることができ
る。
【0032】また、1つの画素内に充分面積の小さい複
数の発光領域を形成できる他の手法として、「フォトブ
リーチング法」があげられる(特開2001−1314
34公報参照)。
【0033】本発明では、有機EL素子の発光部分の層
構造を平面的なパターニング形成によって作り分ける。
つまり、発光領域の構造を工夫することで、マルチカラ
ー発色を容易に行い得る有機ELディスプレイを形成で
きる。
【0034】以下、本発明について図面を参照して説明
を行う。図1は本発明の基本構成例1の模式的断面図で
ある。1は基板、2A、2B、2Cはカラーフィルタ、
3はオーバーコート膜、4は陽極、5は正孔輸送層、6
は色素ドープ層(または正孔阻止層)、7は発光層、8
は電子輸送層、9は陰極を示す。基板1の下方に観察者
が位置する。
【0035】画素PIX−A、画素PIX−B、PIX
−Cおよび画素PIX−Dは同じ基板平面上に順に配置
されている。PIX−A〜PIX−Cにはそれぞれカラ
ーフィルタ2A、2B、2Cが対応配置されており、有
機EL素子の発光領域から発した光はカラーフィルタを
通過して視認される。PIX−Dにはカラーフィルタが
対応配置されておらず、カラーフィルタを通さずに光が
基板を通過して観察者に視認される。
【0036】この基本構成例1では、有機EL素子の発
光色の異なるドーパントを発光層中にドープする。また
は、画素領域内に部分的に正孔阻止層を形成し、1つの
画素に互いに異なる発光色を生ずる複数の発光領域を形
成する。
【0037】そして、色素ドープ層6の発光色と発光層
7の発光色とが混合されて発光波長領域が広がる。複数
の発光領域の面積比に応じて色合いが決定された発光色
がカラーフィルタを通過し、透過した光が1つの画素の
表示色となり、これを観察者が視認する。
【0038】1つの画素内に設けられた各発光領域の発
光色と面積比の選択により、カラーフィルタ通過前の発
光色として白色発光を生成することができる。そして、
RGB3原色のカラーフィルタとの組み合わせによりマ
ルチカラー表示素子を実現できる。さらに、特定の色合
いの表示色を実現するために、各発光領域の発光色、面
積比、カラーフィルタの透過スペクトル特性を選定して
もよい。
【0039】また、カラーフィルタの透過色ごとに発光
領域間の面積比を調整する。その際に、カラーフィルタ
の透過スペクトル特性に応じて、発光領域の面積比を調
整し、光の有効利用率を全体として向上させることがで
きる。
【0040】また、画素のなかに、カラーフィルタが設
けられずに、各発光領域の面積比に応じて決定された色
合いが画素の表示色としてそのまま視認される画素が複
数設けられていてもよい。また、色素ドープ層6の発光
色あるいは発光層7の発光色単独で発光し得る画素が含
まれていてもよい。
【0041】さらに、同一材料で同じ色を発色させるカ
ラーフィルタを用いる複数の画素でも、各発光領域の面
積比を画素内の位置によって、あるいは画素間で異なる
ように設け、画素内での位置に応じて、あるいは画素に
よって微妙に異なる表示色を呈するようにもできる。
【0042】なお、本発明者は特願2000−3986
19において、複数の発光領域を組み合わせて、「白」
の表示色を呈色させる手法を示した。図5にその白色を
表示させる場合の一例について、複数の発光領域の色度
と、混合された「白色」の色度を示す。図中、黄色を発
光する「Y0」と青色を発光する「B0」を準備、両者
を色度座標の上で結ぶ線分の範囲で、混合色を平面混色
法で調整して生成できる。
【0043】本発明においても、白色光を必要とする場
合には、色度座標の上で「W0」の位置の発光色を準備
する。緑みの白であるが、実用上はほとんど問題がな
く、白い色として視認できる。
【0044】次に、図3を参照しながら発色の程度を調
整する手法を説明する。図3の分図PT−1、PT−2
およびPT−2に、同一面積の画素サイズのなかで、発
光領域の配置パターンを変更して、表示色を調整できる
す3つのパターン例を示す。図3に示すように、ストラ
イプ状に配置された色素ドープ層の面積および、その配
置密度を変更することで、それに応じて各画素で視認さ
れる表示色が変わり得ることになる。
【0045】本発明において、1つの画素に含まれる複
数の発光領域を空間的に作り分ける。そして、1つの画
素内または複数の画素の間で表示色が異なるようにする
場合、それぞれの発光色の混合比を実質的に決定するの
は主として面積比となる。その面積比として、たとえ
ば、1〜99%のなかで自由に設定できる。ただし、カ
ラーフィルタの色度との関係および視認性の観点から、
画素ごとで、混合して得られる最終的な表示色を調整し
やすいことが好ましい。そのためには、上記の複数の発
光領域の面積比の調整範囲を、20〜80%に設定する
ことが好ましい。
【0046】また、1つの画素に発光領域を3以上のス
トライプ状または3以上の斑点状にパターニング形成
し、その組み合わされた発光領域の状態に応じて表示色
を変化させることができる。
【0047】色素ドープ層6、発光層7には、通常の有
機EL素子を構成できる任意の材料を使用できる。さら
に、発光層7それ自身に色素ドープを行い、色調調整、
発光効率の向上を行なうこともできる。また、発光層と
色素ドープ層とを1つの層で兼ねてもよい。
【0048】また、正孔輸送層と発光層との間に部分的
に正孔阻止層を形成する場合には、その部分では正孔輸
送層を発光層として用いて、発光層を電子輸送層として
機能させることができる。この手法によっても、空間的
に作り分けた構造に応じて、混合された発光色から表示
色を呈するようにする。
【0049】そして、1つの画素内や複数の画素におい
て、視認される表示色が異なる有機EL素子を実現でき
る。また、発光領域の形成パターンを複雑に形成すれ
ば、さらに表示色としてより多くの色数、色調の変化の
範囲が大きい有機ELディスプレイを実現できる。
【0050】本発明において、1つの画素において、カ
ラーフィルタに対して複数の発光領域を空間的、すなわ
ち平面方向または層の厚み方向に、膜構造を適宜作り分
け、1つの画素内または複数の画素の間で表示色が異な
るようにする。その場合、それぞれの発光色の混合比と
して、1〜99%の範囲で自由に設定できる。
【0051】マスク蒸着法を採用して、複数の発光領域
を空間的に作り分ける場合、部分的に成膜する発光領域
の割合として、5〜95%の範囲で形成することが好ま
しい。特に、20〜80%に設定することがさらに好ま
しい。製造上の精度と生産性の観点から、再現性を失わ
ない範囲で、発光領域の面積を任意の範囲に設定でき
る。そして、表示色を容易にかつ自由に調整できる。
【0052】たとえば、1つの画素における表示色は、
複数設けられた発光領域のうちの各発光領域からの発光
色の色スペクトルと強度を調整することで、容易に設定
できる。第1の方法は、発光材料の種類、各層の膜厚、
または発光材料のドーピング濃度の調整である。これら
のパラメータを調整して、所望の表示色を得ることがで
きる。
【0053】また、第2の方法は、各発光領域の面積比
を変化させることである。さらに、この第2の方法と上
記の第1の方法とを組み合わせてもよい。また、1つの
画素あたり3色以上の発光色を設ければ、さらに色数、
色調の変化の範囲が大きいカラー有機ELディスプレイ
を実現できる。
【0054】本発明で使用できる発光材料を説明する。
まず、発光層あるいは電子輸送層としては、Alq、B
Alq(下記式1)、下記式2の化合物等が使用でき
る。また、色素ドープ用の材料としては、ルブレン、ク
マリン誘導体、キナクリドン誘導体、上記のDCM1や
DCM2、ペリレン誘導体、ジスチリル誘導体、ベンゾ
チオキサンテン誘導体、オキサゾール系色素、シアニン
系色素、アントラセン誘導体、テトラフェニルブタジエ
ン、スチルベン系色素、アクリジン系色素、ローダミン
系色素、希土類錯体等を使用できる。
【0055】
【化1】
【0056】また、発光層兼正孔輸送層としては、4,
4’−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミ
ノ]ビフェニル(以下、α−NPDと呼ぶ。)、N,
N’−ビス(3−メチルフェニル)−4,4’−ジアミ
ノビフェニル、ポリ(N−ビニルカルバゾール)等が使
用できる。
【0057】
【実施例】(例1)上記の基本構成例1の有機ELディ
スプレイを製造した(図1参照)。ガラス基板1上にカ
ラーレジスト(東京応化工業(株)製CFPR)を塗布
しフォトリソ法により青カラーフィルタ2A、赤カラー
フィルタ2B、緑カラーフィルタ2C、を順次形成し
た。
【0058】オーバーコート膜3としてクリヤレジスト
(東京応化工業(株)製CFPR)およびスパッタによ
ってSiO膜を積層した後、ITOを膜厚200nm
に成膜し、パターニングして陽極4を形成した。その結
果、シート抵抗は約20Ω/□となった。
【0059】陽極4の上にメタルマスクを配置し、自発
発光を行う発光領域となる位置に、真空蒸着法によりα
−NPDを膜厚60nmとなるように蒸着し、正孔輸送
層5を形成した。
【0060】次に、Alqとルブレンを膜厚10nmに
なるように共蒸着して色素ドープ層6を形成した。この
ときのルブレンの濃度は約2モル%であった。この蒸着
には別のメタルマスクを用い、300μmピッチの斑点
状に成膜し、発光領域の面積の70%を占めるようにし
た。
【0061】引き続き、発光層7としてBAlqを発光
領域全体に膜厚30nmになるように蒸着した。さら
に、Alqを発光領域全体に膜厚30nmになるように
蒸着し電子輸送層8を形成した。最後に、メタルマスク
を用いて陰極のパターンに、0.5nm厚のLiF、1
0nm厚のAlを連続蒸着し陰極9を形成してカラー有
機ELディスプレイ51を形成した。
【0062】次に、陽極4と陰極9の間に電圧を印加
し、画素PIX−A〜PIX−Dの各画素を駆動して、
その表示状態を観察者が肉眼で視認した。表示面の各画
素はそれぞれほぼ均一な表示色を呈していた。
【0063】そして、カラーフィルタが対応配置された
各画素は、あらかじめ設けられたカラーフィルタの透過
特性に応じて、青、赤、緑色に発光した。画素PIX−
Aは白の発光光源W0が、青カラーフィルタ2Aを通過
せしめられて「青色表示光B1」を生ずる。
【0064】画素PIX−Bでは、白の発光光源W0
が、赤カラーフィルタ2Bを通過せしめられて「赤色表
示光R1」を生ずる。画素PIX−Cでは、白の発光光
源W0が、緑カラーフィルタ2Cを通過せしめられて
「緑色表示光G1」を生ずる。画素PIX−Dでは、白
の発光がそのまま視認される。
【0065】これは、BAlqの発光色である青色とル
ブレンの発光色である黄色とが混合され白色の光源とな
り、さらに各カラーフィルタの透過スペクトルに応じた
表示色として呈色されたためである。よって、この発光
を行うことのできる3色の画素を組み合わせて、マルチ
カラー表示を行うことができるようになった。
【0066】(例2)図2に基本構成例2の模式的断面
図を示す。ガラス基板1上にカラーレジスト(東京応化
工業社製:CFPR)を塗布しフォトリソ法により青カ
ラーフィルタ2A、赤カラーフィルタ2B、緑カラーフ
ィルタ2Cを順次形成した。オーバーコート膜3として
クリヤレジスト(東京応化工業社製:CFPR)および
スパッタで形成したSiO膜を積層した後、ITOを
膜厚200nmに成膜し、パターニングして陽極4を形
成した。
【0067】陽極4の上に、メタルマスクを配置し、自
発発光をする発光領域全体に、真空蒸着法によりα−N
PDを膜厚60nmとなるように蒸着し、正孔輸送層5
として形成した。
【0068】次に、Alqとルブレンを膜厚10nmに
なるように共蒸着して色素ドープ層6を形成した。この
ときのルブレンの濃度は約2モル%であった。この蒸着
には別のメタルマスクを用い、画素PIX−Aには全く
成膜せず、画素PIX−Bには全面に成膜をし、画素P
IX−Cと画素PIX−Dには300μmピッチの斑点
状に発光領域の総面積の70%を占めるように成膜を行
った。
【0069】引き続き、発光層7としてBAlqを画素
PIX−A、画素PIX−B、画素PIX−Cおよび画
素PIX−Dのそれぞれの発光領域全体に膜厚30nm
になるように蒸着し、さらにAlqを同様にして各画素
の発光領域全体に膜厚30nmになるように蒸着し電子
輸送層8を形成した。最後に、メタルマスクを用いて陰
極のパターンに0.5nm厚のLiF、10nm厚のA
lを連続蒸着して陰極9を形成した。
【0070】このようにして形成した本例の有機ELデ
ィスプレイ52の画素PIX−AはBAlqの発光色で
ある青色を発光光源B0とし、青カラーフィルタ2Aで
色度調整された後に、青色表示光B1を生ずるように構
成した。
【0071】画素PIX−Bでは、ルブレンの発光色で
ある黄色を発光光源Y0とし、赤カラーフィルタ2Bを
透過した赤色表示光を生ずるように構成した。
【0072】画素PIX−Cでは、BAlqの発光色で
ある青色とルブレンの発光色である黄色とが混合されて
白色の発光光源W0とされ、緑色カラーフィルタ2Cを
通過せしめられ、緑色表示光G1を生ずるように構成し
た。
【0073】本例の有機ELディスプレイは例1のもの
と比べて、画素PIX−A、画素PIX−Bの光の利用
効率が高く、同一電力で画素を駆動するならば、より明
るくなる。画素を同じ明るさて表示させるのであれば、
低消費電力のカラー有機ELディスプレイを形成できる
ようになった。
【0074】(例3)上記の各例の有機ELディスプレ
イを用いて携帯機器用の表示装置100を作成した。図
4にその表示の一態様を示す。表示画面を上部、中央部
および下部の3つの部分に分けている。上部には、黄色
を基調とした色で表示を行うドットマトリックス表示部
10を設ける。
【0075】中央部20には、4つの8セグメントを配
置し、上記の平面混色法でカラーフィルタを用いずに
「白」を発色させるように構成する。下部においては、
アイコンの表示を行う。左端に位置する「鍵のアイコン
31」はカラーフィルタを併用して得られる「青」で表
示を行なうように構成する。
【0076】「電話のアイコン32」は、黄色の発光光
源にカラーフィルタを併用して「赤」で表示を行うよう
に構成する。「電池のアイコン33」は、カラーフィル
タ付きの平面混色法の「白」にカラーフィルタを併用し
て得られる「緑」で表示を行うように構成する。右端に
位置する「ロールペーパーのアイコン34」は、セグメ
ント部と同様の構成で、「白」で表示を行うように構成
する。
【0077】このようにして、マルチカラー表示を行う
表示装置を形成できる。本例の各画素の発色の色度を図
5に示す。x、yはZIS Z 8701によるXYZ
表色系の色度座標である。
【0078】図5の一番外側の色の領域は、緑(G)か
ら時計回り方向に、黄緑、黄、黄赤、赤(R)、赤紫、
紫、青紫、青(B)、青緑、である。一番中央の領域が
白(W)である。外側から2番目の色の領域は、うすい
緑の位置から同様に、うすい黄緑、うすい黄、うすい黄
赤、オレンジピンク、ピンク、紫みのピンク、うすい
紫、うすい青紫、うすい青、うすい青緑、である。
【0079】外側から3番目の色の領域は、緑みの白の
位置から同様に、黄みの白、うすいピンク、紫みの白、
青みの白、である。中央の白に隣接する領域の色は、実
質的に白の表示色として使用し得るものである。表示装
置の用途や併用する他の表示色との組み合わせで、選択
して使用すればよい。
【0080】本例において発光せしめられる白色は、図
5で示す、「W0」であり、「緑みの白」の領域に属す
る。青色の「B0」と、黄緑と黄色のほぼ境界付近の
「Y0」とを混合することで呈色させる。このように、
異なる2色の発光材料を組み合わせて用いることによっ
て、白の色合いを微妙に調整することができる。つま
り、色度座標上で、異なる2色(座標上の2点)を結ぶ
線分の途中に「白」の発光を生ずるように構成できる。
【0081】次に、第1の表示色である「B1」は「B
0」に青色のカラーフィルタを併用して呈色させる。
「B1=B0+CFb」である。第2の表示色である
「R1」は「Y0」に赤色のカラーフィルタを併用して
呈色させる。「R1=Y0+CFr」である。最後に、
第3の表示色である「G1」は「W0」に緑色のカラー
フィルタを併用して呈色させる。「G1=W0+CF
g」である。
【0082】このようにして、充分に実用性のあるRG
Bの3原色に近い色を混合して発色させ、表示に利用す
ることができる。たとえば、「R1」と「B1」とはX
軸方向で、0.45以上離れている。また、「G1」と
「B1」とは、Y軸上で、0.5以上離れている。この
ように、同一基板上に、理想的なRGB発色に近いマル
チカラー表示を簡素な製造工程によって形成できる。し
たがって、カラー有機ELディスプレイの製造が容易で
あり、また優れた発色を安定して得ることができる。
【0083】本例の表示色は図5に示すものであるが、
他の発光材料(たとえば、「有機EL素子とその工業化
最前線:初版 1998年発行、エヌ・ティー・エス
社」を参照)を組み合わせて、カラー有機ELディスプ
レイの表示色の色数や組み合わせを自由に変更できる。
なお、上記の図2に示す断面図は、本例の下部の各アイ
コンに対応するものであり、図5の破断線A−Aにおけ
る断面に対応する。また、表示部の各画素の駆動を変更
することによって、各部の基調色をあらかじめ設定した
範囲で変更することができた。
【0084】本例の有機ELディスプレイを、輸送手
段、たとえば、自動車、航空機または列車の計器表示の
表示装置に用いることができる。また、携帯電話、携帯
情報表示機器または公衆表示装置の表示装置に用いる
と、周囲環境下によらずに視認性の優れた表示を提供で
きる。また、マルチカラー表示の見栄えがよく優れた表
示品位の表示素子を提供できる。
【0085】
【発明の効果】本発明によれば、比較的簡素な構成であ
っても、1つの基板上で表示発色数の多いカラー有機E
Lディスプレイを提供できる。また、表示色の調整と製
造が容易であり、量産製造に適している。また、所望の
色合いとパターニングを製造工程のなかで自由に調整で
きるので、意匠性に優れたマルチカラー表示を容易に達
成できる。
【0086】また、本発明ではカラー表示が比較的容易
なドットマトリックス型のみならず、固定表示型であっ
ても、カラー表示が容易に達成できる。また、白色表示
を含む3色以上の色数を表示させる表示素子において
も、製造コストを増大させることがない。
【0087】表示の態様に応じて、表示部の画素の構成
を調整できるので、さまざまな表示装置に用いることが
できる。その際に、マルチカラー表示の色調整が容易
で、微妙な色調整も可能である。そして、意匠性にも優
れた有機ELディスプレイ素子を達成できる。
【0088】本発明では、カラーフィルタ各色の透過ス
ペクトル特性に応じて発光領域の面積比を調整して、光
の有効利用率を向上させることができる。そのため、従
来技術に比して、きわめて明るくかつ低消費電力の表示
装置を達成できる。
【0089】また、色合いの再現性がよく、表示上の見
栄えが優れているので、高い視認性が要求される車載用
の表示装置や公衆表示装置に用いることが好適である。
また、自発発光型表示素子であるので、明るい使用環境
下でも視認性が優れている。また、視野角特性も良好で
あり各種の表示装置に使用できる。さらに、複数の画素
で異なる発光色が表示されるようにしたり、隣接した画
素間で発光色の色が異なるように色表示のパターンを自
由に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の例1の模式的断面図。
【図2】本発明の例2の模式的断面図。
【図3】本発明における発光領域とカラーフィルタとの
面積関係を示す模式的平面図。
【図4】携帯端末の表示装置の表示状態を示す模式的平
面図。
【図5】本発明の例3における色度座標上での発光状態
を示す説明図。
【符号の説明】
1:基板 2A、2B、2C:カラーフィルタ 3: オーバーコート層 4:陽極 5:正孔輸送層 6:色素ドープ層 7:発光層 8:電子輸送層 9:陰極 10:有機ELディスプレイ PIX−A、PIX−B、PIX−C、PIX−D:画

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ発光領域を有する画素が表示面に
    複数配置され、1つの画素を単位として駆動が行われ、
    それぞれの画素に対応してカラーフィルタが設けられ、
    画素の発光領域から発した光がカラーフィルタを透過せ
    しめられ、画素の表示色として視認されてなるカラー有
    機ELディスプレイであって、 1つの画素内に複数の発光領域が設けられ、それぞれの
    発光領域から異なる色光が発せられ、前記異なる色光が
    それぞれカラーフィルタを透過せしめられ、混合されて
    表示色が生じせしめられるカラー有機ELディスプレ
    イ。
  2. 【請求項2】1つの画素における前記複数の発光領域の
    面積比が、他の画素における前記複数の発光領域の面積
    比と異なる請求項1に記載のカラー有機ELディスプレ
    イ。
  3. 【請求項3】1つの画素内の発光領域において、その平
    面方向に配置された発光領域のピッチが0.3mm以内
    である請求項1または2に記載のカラー有機ELディス
    プレイ。
  4. 【請求項4】カラーフィルタが配置されない画素が含ま
    れる請求項1、2または3に記載のカラー有機ELディ
    スプレイ。
  5. 【請求項5】それぞれ発光領域を有する画素が表示面に
    複数配置され、1つの画素を単位として駆動が行われ、
    それぞれの画素に対応してカラーフィルタが設けられ、
    画素の発光領域から発した光がカラーフィルタを透過せ
    しめられ、画素の表示色として視認されてなるカラー有
    機ELディスプレイであって、 第1の画素に第1の発光領域と第2の発光領域とが設け
    られ、第1の発光領域から発した色光と第2の発光領域
    から発した色光とが混合されて実質的に白の発光が行わ
    れ、 第2の画素に第1の発光領域と第2の画素に対応せしめ
    られた第1のカラーフィルタとが設けられ、第1の発光
    領域から発した色光は第1のカラーフィルタを通過せし
    められて、実質的に赤、緑または青の表示色として生じ
    せしめられてなるカラー有機ELディスプレイ。
  6. 【請求項6】それぞれ発光領域を有する画素が表示面に
    複数配置され、1つの画素を単位として駆動が行われ、
    それぞれの画素に対応してカラーフィルタが設けられ、
    画素の発光領域から発した光がカラーフィルタを透過せ
    しめられ、画素の表示色として視認されてなるカラー有
    機ELディスプレイであって、 第1の画素に第1の発光領域と第2の発光領域とが設け
    られ、第1の発光領域から発した色光と第2の発光領域
    から発した色光とが混合されて実質的に白の発光が行わ
    れ、 第2の画素に第1の発光領域と第2の画素に対応せしめ
    られた第1のカラーフィルタとが設けられ、第1の発光
    領域から発した色光は第1のカラーフィルタを通過せし
    められて第1の表示色が生じせしめられ、 第3の画素に第2の発光領域と第3の画素に対応せしめ
    られた第2のカラーフィルタとが設けられ、第2の発光
    領域から発した色光は第2のカラーフィルタを通過せし
    められて第2の表示色が生じせしめられてなるカラー有
    機ELディスプレイ。
  7. 【請求項7】第4の画素に第1の発光領域と第2の発光
    領域とが設けられ、第4の画素に対応して第3のカラー
    フィルタが設けられ、第1の発光領域から発した色光と
    第2の発光領域から発した色光とが混合され、第3のカ
    ラーフィルタを通過せしめられて第3の表示色が生じせ
    しめられてなる請求項6に記載のカラー有機ELディス
    プレイ。
  8. 【請求項8】輸送手段の計器表示に用いられてなる請求
    項1〜7のいずれか1項に記載のカラー有機ELディス
    プレイ。
  9. 【請求項9】携帯表示装置に用いられてなる請求項1〜
    7のいずれか1項に記載のカラー有機ELディスプレ
    イ。
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