JP2003178144A - ネットワーク接続サービス提供支援方法 - Google Patents

ネットワーク接続サービス提供支援方法

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JP2003178144A
JP2003178144A JP2001376988A JP2001376988A JP2003178144A JP 2003178144 A JP2003178144 A JP 2003178144A JP 2001376988 A JP2001376988 A JP 2001376988A JP 2001376988 A JP2001376988 A JP 2001376988A JP 2003178144 A JP2003178144 A JP 2003178144A
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program
network connection
user
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JP2001376988A
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Takahisa Nojima
隆久 野島
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INTERNET SERVICE PARTNERS CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークの利用に関連するサービスの提
供を容易にし、コンピュータの知識が少ない者でも比較
的容易にインターネットへのアクセスを可能とする。 【解決手段】 販売店11の店頭で、顧客が購入したコ
ンピュータ111にCD−ROM112を装着し、CD
−ROM112に格納されているプログラムを実行させ
る。プログラムは、コンピュータ111に、ISPの選
択を促す画面を表示させ、例えばISP15−kが選択
されると、ISP15−kとの契約内容を表示させ、契
約内容に同意する旨の入力を行うと、ISP15−kに
対してオンラインサインアップ処理を実行し、サインア
ップ処理により取得した情報に基づいて、コンピュータ
111の設定ファイルを書き換えることにより、ブラウ
ザ、メーラ等を設定し、ISP15−kが提供するサー
ビスの享受を可能とする。このとき、その設定内容をF
D113にも格納し、後日、再設定するために使用可能
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータの購
入時等に、インターネットサービスプロバイダとの契約
などを含む当該コンピュータのセットアップを適切に行
うことができ、その後のメンテナンスも容易に行うこと
ができるようにするための方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ等を用いてインター
ネットを利用するための環境を提供するサービス(イン
ターネット商品)が多様化している。特に最近は、AD
SL(Asynmetrical Digital Subscriber Line)や光ケ
ーブル等のブロードバンド回線を用いたデータ通信が一
般的になってきており、アナログ回線やISDN(Inte
grated Service Digital Network)等と並んで提供され
ている。このため、ユーザが利用可能な通信回線の品質
は特に大きく多様化している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにサ
ービスが多様化すると、サービスの提供者にも利用者に
も種々の問題が生じる。
【0004】例えば、コンピュータ等の動作条件を指定
するデータの設定や変更は一般に煩雑であり、また、デ
ータをどのように設定あるいは変更すべきかが利用者に
とってよくわからない場合も多い。特に、ブロードバン
ド回線を用いたデータ通信では、データが伝送される経
路を指定するための条件が複雑である。(例えば、AD
SLを利用する場合は、利用するモデムに適合した環境
を提供するADSL事業者を選ぶ必要があり、経路に光
ファイバーを用いる回線が入らないようにする必要もあ
る、など。)このため、コンピュータに不慣れな個人が
ブロードバンド通信の経路を正しく指定することは非常
に困難である。従って、例えば、コンピュータを購入し
て、そのコンピュータをインターネットに接続して、ホ
ームページを閲覧したり、電子メール(e−メール)を
送受信することは、コンピュータに不慣れな利用者にと
ってはかなり難しい作業である。
【0005】また、提供されるインターネット商品の種
類が多いと、サービス販売者(取次店など)の側も、個
々の商品の特性を理解することが煩雑になり、よほどの
ベテランセールスパーソンでもない限り、顧客に対し商
品を的確にオファーすることが難しい。この結果とし
て、サービス販売者の従業員等は、そのような煩雑なこ
とをしてまであえてインターネット商品を売ろうとは思
わない、という意識を持ちがちになり、サービス販売者
は、インターネット商品を販売するチャンスを多々逃す
ことになる。
【0006】また、サービス販売者は、インターネット
商品の内容となるサービスを実際に提供する多数のサー
ビス提供者との間で、利用者がサービス販売者に対して
求めたサポートをサービス販売者に代わって実行するア
ウトソーシング契約を結ぶのが通常である。しかし、こ
のアウトソーシング契約の履行を管理するためのバック
オフィスオペレーションは非常に複雑になってしまう。
【0007】なお、アウトソーシング契約の対象となる
サポート業務としては、例えば、質問や苦情を受け付け
るコールセンタ(ヘルプセンタ、サポートセンタ)の運
営や、各種の足回りサービス(コンピュータと通信回線
との接続、コンピュータの設定、パソコン家庭教師、パ
ソコンセミナ、コンピュータを含むシステムの設計や工
事)が含まれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記実状
に鑑みてなされたものであり、ネットワークの利用に関
連するサービスの提供を容易にすることを目的とする。
また、この発明は、コンピュータの知識が少ない者で
も、比較的容易に、ネットワークへのアクセスを可能と
することも目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点にかかるネットワーク接続サー
ビス提供支援方法は、販売店にオンラインサインアップ
用のプログラムを配布し、当該プログラムを実行させる
ことによって、販売店に、インターネットサービスプロ
バイダがユーザに供給するサービスについての契約の締
結を図らせるためのネットワーク接続サービス提供支援
方法であって、コンピュータに前記プログラムを実行さ
せることにより、前記コンピュータに、インターネット
サービスプロバイダを指定する旨の入力操作に応答し
て、指定されたインターネットサービスプロバイダとの
契約内容を表示させ、表示された契約内容に同意する旨
の入力操作に応答して、前記指定されたインターネット
サービスプロバイダがサービスを提供するために運営す
るサービス提供システムに対してオンラインサインアッ
プ処理を実行し、前記オンラインサインアップ処理によ
り取得した情報に基づいて、前記コンピュータの前記サ
ービス提供システムにアクセスするための設定ファイル
を書き換えることにより、前記指定されたインターネッ
トサービスプロバイダが提供するサービスの享受を可能
とする、ことを特徴とする。
【0010】上記構成とすることにより、ユーザ等がイ
ンターネットサービスプロバイダを指定し、指定された
インターネットサービスプロバイダとの契約の内容に同
意した場合には、コンピュータが、オンラインサインア
ップ及び設定ファイルの書き換えを行う。従って、専門
知識を有していないユーザであっても、比較的簡単にイ
ンターネットにアクセスする事が可能となる。また、販
売店の側も比較的容易にユーザへのサービスの提供を図
ることができる。そして、インターネットサービスプロ
バイダが提供するサービスについての契約の手続は販売
店に集約され、インターネットサービスプロバイダ・販
売店双方にとってビジネスチャンスが広がる。さらに、
手続の窓口が一本化されるため、インターネットサービ
スプロバイダ等によるアウトソーシングの手配も単純化
できる。また、販売店は高額な設備投資を要することな
くサービスの提供を行うことができ、また在庫やその管
理が不要である。一方、販売店にプログラムを配布する
側は、高い参入障壁に守られ、容易にビジネスを展開で
きる。
【0011】また、本発明の第2の観点にかかるネット
ワーク接続サービス提供支援方法は、販売店に設定用プ
ログラムを配布し、当該設定用プログラムを実行させる
ことによって、販売店に、インターネットサービスプロ
バイダがユーザに供給するサービスについての契約の締
結を図らせるためのネットワーク接続サービス提供支援
方法であって、前記設定用プログラムとコンピュータか
らインターネットサービスプロバイダへアクセスするた
めの設定情報とを記録媒体に記録してユーザ側に配布
し、前記記録媒体の配布後、前記インターネットサービ
スプロバイダにアクセスして、サインアップの処理を実
行し、前記コンピュータと前記インターネットサービス
プロバイダとを接続する通信回線を、コンピュータから
インターネットサービスプロバイダへアクセスできるよ
うに変更させ、前記コンピュータ上で、前記記録媒体に
記録された前記設定用プログラムを実行することによ
り、当該設定用プログラムが、当該コンピュータ内の前
記インターネットサービスプロバイダにアクセスするた
めのプログラムを前記設定情報に基づいて設定する設定
処理を行い、前記インターネットサービスプロバイダが
提供するサービスの享受を可能とする、ことを特徴とす
る。
【0012】この構成によれば、購入者をあまり待たせ
ることなく記録媒体を顧客に配布し、購入者が帰宅する
間に店舗の担当者がサインアップや通信回線の変更の要
求(または変更それ自体)を行い、購入者が自宅で、設
定用プログラムを起動して簡単にコンピュータ(アクセ
ス用プログラム)の設定を行うことが可能となる。従っ
て、購入者は、長時間待つことなく、簡単にコンピュー
タを設定して、インターネットを利用することができ
る。そして、この構成でも、インターネットサービスプ
ロバイダが提供するサービスについての契約の手続は販
売店に集約され、インターネットサービスプロバイダ・
販売店双方にとってビジネスチャンスが広がる。さら
に、手続の窓口が一本化されるため、インターネットサ
ービスプロバイダ等によるアウトソーシングの手配も単
純化できる。また、販売店は高額な設備投資を要するこ
となくサービスの提供を行うことができ、また在庫やそ
の管理が不要である。一方、販売店にプログラムを配布
する側は、高い参入障壁に守られ、容易にビジネスを展
開できる。
【0013】また、本発明の第3の観点にかかるネット
ワーク接続サービス提供支援方法は、自己の動作条件を
設定するための設定情報を記憶するコンピュータに当該
設定情報を所定の内容へと変更させるための設定変更プ
ログラムを、ユーザが利用する当該コンピュータが読み
取り可能な記録媒体に書き込むことによって、インター
ネットサービスプロバイダがユーザに供給するサービス
についての契約の締結を図らせるためのネットワーク接
続サービス提供支援方法であって、前記コンピュータは
通信回線に接続されるものであり、前記動作条件は前記
コンピュータが前記通信回線を介して外部と通信する場
合の通信条件を含む、ことを特徴とする。
【0014】このような構成において記録媒体に記録さ
れた設定変更プログラムをコンピュータが実行すれば、
設定情報は所定の内容へと変更されるので、設定情報が
容易な操作で変更され、また、コンピュータの通信条件
を含む設定情報をどのような内容に変更すべきかを利用
者が知っている必要もない。従って、コンピュータが記
憶する設定情報は容易に変更され、コンピュータを用い
た通信が容易に行われる。そして、インターネットサー
ビスプロバイダが提供するサービスについての契約の手
続は集約され、インターネットサービスプロバイダやそ
の販売者にとってビジネスチャンスが広がる。さらに、
手続の窓口が一本化されるため、インターネットサービ
スプロバイダ等によるアウトソーシングの手配も単純化
できる。また、販売者は高額な設備投資を要することな
くサービスの提供を行うことができ、また在庫やその管
理が不要である。一方、販売者にプログラムを配布する
側は、高い参入障壁に守られ、容易にビジネスを展開で
きる。
【0015】なお、記録媒体には、例えば、ROM(Re
ad Only Memory)、フレキシブルディスク、ハードディ
スク装置、CD(Compact Disc)−ROM、MO(Magn
etoOptical disk)、CD−R(Recordable)、CD−
RW(ReWritable)、DVD(Digital Versatile Dis
c)、DVD−R、DVD−RW、DVD+RW、フラ
ッシュメモリなどが該当する。
【0016】また、本発明の第4の観点にかかるネット
ワーク接続サービス提供支援方法は、携帯可能に構成さ
れており、自己の動作条件を設定するための設定情報を
記憶するコンピュータに着脱可能に接続され、データを
記憶する記憶手段と、前記記憶手段が記憶するプログラ
ムを前記コンピュータに転送する転送手段と、を備える
動作環境設定支援装置の前記記憶手段に、前記コンピュ
ータが記憶する設定情報に代わって前記コンピュータの
動作条件を設定する代替用設定情報、及び、前記代替用
設定情報に従って前記コンピュータを動作させるための
プログラムを記憶させることにより、インターネットサ
ービスプロバイダがユーザに供給するサービスについて
の契約の締結を図らせる、ことを特徴とする。
【0017】このような構成において、動作環境設定支
援装置が記憶するプログラムをコンピュータが実行すれ
ば、コンピュータが記憶する設定情報には変更がないま
ま、コンピュータが代替用設定情報に従って動作し、ま
た、代替用設定情報をどのような内容にすべきかを利用
者が知っている必要もない。従って、コンピュータが記
憶する設定情報が変更されたと同様の状態が容易に作り
出され、コンピュータを用いた通信等が容易に行われ
る。そして、インターネットサービスプロバイダが提供
するサービスについての契約の手続は集約され、インタ
ーネットサービスプロバイダやその販売者にとってビジ
ネスチャンスが広がる。さらに、手続の窓口が一本化さ
れるため、インターネットサービスプロバイダ等による
アウトソーシングの手配も単純化できる。また、販売者
は高額な設備投資を要することなくサービスの提供を行
うことができ、また在庫やその管理が不要である。一
方、販売者にプログラムを配布する側は、高い参入障壁
に守られ、容易にビジネスを展開できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
図面を参照して説明する。
【0019】(第1の実施の形態)図1は、この発明の
第1の実施の形態に係るインターネットアクセスシステ
ムの構成を示す図である。図示するように、このシステ
ムは、コンピュータの販売店11と、公衆回線網13
と、インターネットサービスプロバイダ(ISP)15
−1〜15−n(nはISPの総数)と、インターネッ
ト17とから構成される。
【0020】販売店11は、コンピュータを販売してい
る店舗であり、店舗の一画に、顧客が購入したコンピュ
ータの設定を行うサービスカウンタを備えている。この
サービスカウンタには、電話回線が引き出されている。
【0021】販売店11のサービスカウンタには、予
め、図3及び図13に示す処理を実行するためのプログ
ラムが記録されたCD(Compact Disc)−ROM(Read
OnlyMemory)112が多数用意されている。プログラ
ムは、後述するように、ISP15−1〜15−nへの
会員登録の新規申し込みプログラム、ISP15−1〜
15−nの既会員の登録情報取得プログラム,設定の復
元プログラム等を含んでいる。また、サービスカウンタ
には、フレキシブルディスク(FD)等の可搬型記録媒
体が多数用意されている。
【0022】CD−ROM112は、販売店11を統括
するフランチャイズ本部10が用意し、販売店11へと
配布するものとする。あるいは、フランチャイズ本部1
0は、販売店11に、顧客へと配布する目的でCD−R
OM112を複製する権利を与えてもよい。
【0023】一方、フランチャイズ本部10は、フラン
チャイズ本部10が統括する各販売店がISP15−k
(kは1以上n以下の任意の整数)を代理して販売店の
顧客とISP15−kとの間の契約を結ぶことについ
て、予めISP15−kから承諾を得ておくものとす
る。
【0024】また、フランチャイズ本部10は、ISP
15−kの間で、販売店11の顧客がISP15−kと
契約した場合にはこの顧客が求めたサポートをISP1
5−kが行う、との契約(アウトソーシング契約)を予
め結んでおくものとする。
【0025】なお、ISP15−kとフランチャイズ本
部10との間のアウトソーシング契約の対象となるサポ
ートとしては、例えば、ISP15−kと契約した顧客
からの質問や苦情を受け付けるコールセンタ(ヘルプセ
ンタ、サポートセンタ)の運営や、この顧客が購入した
コンピュータと通信回線との接続作業、このコンピュー
タの動作環境のうちISP15−kとの接続に関係する
部分を設定する作業、ISP15−kに接続するための
コンピュータシステムの設計や工事、これらの作業や設
計や工事の補助あるいは指導、その他各種の足回りサー
ビスが含まれる。
【0026】公衆回線網13は、電話回線網、ISDN
(Integrated Services Digigtal Network)回線網、無
線電話回線網等を含む。さらに、CATV網や光通信回
線網などでもよい。
【0027】k番目のISP15−kは、図2に示すよ
うに、ターミナルサーバ151、認証サーバ152、課
金サーバ153、新規登録サーバ154、会員データベ
ース155、等を備える。ターミナルサーバ151は、
利用者からのダイアルアップを受け付け、インターネッ
ト17に接続する。認証サーバ152は、ダイアルアッ
プしたユーザが登録された正規ユーザであるか否かを判
別する。課金サーバ153は、インターネット17への
接続について課金処理を行う。新規登録サーバ154は
新規登録の処理を行う。会員データベース155は、登
録ユーザに関する情報を記録する。
【0028】次に、このシステムの動作を説明する。販
売店11の店員は、コンピュータを購入した顧客に対
し、オンラインサインアップサービスを希望するか否か
を確認し、希望する顧客については、以下のサービスを
提供する。
【0029】まず、顧客が購入したコンピュータ(設定
対象のコンピュータ)111をサービスカウンタに設置
し、コンピュータ111の、モジュラージャック接続端
子に、その販売店11が用意している電話回線のモジュ
ラージャックを接続する。
【0030】次に、コンピュータ111を起動し、さら
に、CD−ROM112をCD−ROMドライバにセッ
トし、FD113をFDドライバにセットする。続い
て、CD−ROM112に格納されている新規申し込み
プログラム、例えば、マイクロソフト社製のオペレーテ
ィングシステムであるウィンドウズ(登録商標)の制御
の下に実行されるEXE形式の実行ファイルを起動する。
このプログラムの起動により、図3のフローチャートに
示すサインアップ処理がスタートする。
【0031】まず、コンピュータ111は、CD−RO
M112に格納されているプログラムを実行し、その画
面に、図4に示すような、どのISPと契約する場合に
も必要な事項、例えば、氏名、性別、連絡先などを登録
するための画面を表示する。
【0032】この表示に従って、必要事項を入力し(ス
テップS101)、さらに、「次へ」ボタンをクリック
すると、図5に示す、ISP15−1〜15−nのいず
れかを契約の相手方として選択するためのISP選択項
目を含む画面が表示される。
【0033】なお、顧客は、必要事項の入力内容を訂正
する場合には、図5に示す画面の「戻る」ボタンをクリ
ックする。するとコンピュータ111は図4の画面を再
表示し、必要事項の再入力を受け付けるものとする。ま
た、新規申し込みを中断する場合は、「キャンセル」ボ
タンをクリックする。このクリックに応答して、コンピ
ュータ111は、サインアップの手続きを完了させるこ
となくこのサインアップ処理を終了する。
【0034】ISP選択項目を含む画面は、ISP15
−1〜15−nのそれぞれの特色やサービス内容や料金
コースの概略、サービス内容や料金コースのISP相互
間での比較結果などを説明する文章や画像を含んでいて
もよい。そして、操作者は、いずれかのISP選択項目
をラジオボタンで選択する(ステップS102)。この
例では、ISP15−kが選択されたとする。
【0035】ISPの選択が完了し、「次へ」ボタンを
クリックすると、図6に示すような、利用コース(課金
の態様のコース)を選択するためのコース選択項目を含
む画面が表示される。なお、顧客は、ISPの選択内容
を訂正する場合には、図6の画面の「戻る」ボタンをク
リックすれば、コンピュータ111が図5の画面を再表
示し、選択のやり直しを受け付けるものとする。また、
新規申し込みを中断する場合は、「キャンセル」ボタン
をクリックすると、コンピュータ111は、サインアッ
プの手続きを完了させることなくこのサインアップ処理
を終了するものとする。
【0036】図6の画面が表示されると、操作者は、い
ずれかのコース選択項目をラジオボタンで選択する(ス
テップS103)。コースの選択が完了し、「次へ」ボ
タンをクリックすると、図7に例示するような、会員規
約を表示する(ステップS104)。この会員規約は、
この販売店11でオンラインサインアップを行うこと、
オンラインサインアップの契約先がISP15−kであ
ること、契約の内容(選択された利用コースのサービス
内容、料金)等の情報を含む。
【0037】顧客が、表示された会員規約を読んで、そ
の内容に納得できない場合には、操作者は、「キャンセ
ル」ボタンをクリックする。このクリックにより、特別
な処理を行うこと無く、このサインアップ処理は終了す
る。
【0038】一方、顧客が、表示された会員規約を読ん
で、その内容に納得できた場合には、操作者は、「次
へ」ボタンをクリックする。このクリックにより、図8
に示す、「新規申し込み」と「登録情報の取得」と「設
定の復元」とのいずれかの処理を選択するための処理選
択項目と、モデムを選択するためのモデム選択項目を含
む画面が表示される。操作者は、いずれかの処理選択項
目をラジオボタンで選択する(ステップS105)。こ
の例では、「新規申し込み」が指示されたとする。
【0039】そして操作者は更に、いずれかのモデム選
択項目を選択する(ステップS106)。例えば、コン
ピュータ111が内蔵モデムを備えており、その内蔵モ
デムを使用する場合には、内蔵モデムを選択する。ま
た、外部接続のモデムを選択する場合には、そのモデム
の機種又はタイプを選択する。
【0040】モデムの選択が完了し、「次へ」ボタンを
クリックすると、図9に示すような利用情報や支払い情
報を入力するための画面が表示される。利用情報に関し
ては、ネット上で使用するニックネーム、電子メール
名、アカウント名、主に使用するアクセスポイントなど
について、設定する(ステップS107)。
【0041】さらに、支払い情報については、支払い方
法(クレジットカード、振り込み、デビットカード)の
別や、支払いに必要なカード名義、カード番号(口座番
号)等の情報を設定する(ステップS107)。なお、
図9は、支払の方法として、クレジットカードによる支
払が予め指定されている例を示す。
【0042】入力を完了し、「次へ」ボタンをクリック
すると、それまでの入力内容を一覧表示するための、図
10に示すような、確認画面が表示される(ステップS
108)。
【0043】顧客は、その内容を確認し、その判断に基
づいて、操作者(その顧客又は店員)は、訂正する場合
には、「戻る」ボタンをクリックして、再入力する。一
方、表示された内容が正しければ、「接続」ボタンをク
リックする。
【0044】「接続」ボタンのクリックに応答して、コ
ンピュータ111はモデムを駆動して、ISP15−k
の新規登録用の所定のアクセスポイントにダイアルアッ
プ接続する(ステップS109)。コンピュータ111
とISP15−kの新規登録サーバ154とは、セッシ
ョンを確立し、新規登録処理を実行する。
【0045】まず、コンピュータ111は、新規登録サ
ーバ154に、登録情報(図10の確認画面で顧客が確
認した内容)を提供する。ISP15−kの新規登録サ
ーバ154は、コンピュータ111から提供された登録
情報に基づいて、クレジットカードの与信チェック及び
諸設定を行う。なお、設定処理自体は、通常のインター
ネットサービスプロバイダが行う設定処理と同一であ
る。
【0046】ISP15−kの新規登録サーバ154
は、新規登録処理ができない場合、例えば、クレジット
決済がクレジット会社によって拒否された場合、メール
アドレスやアカウント名が、他の会員のメールアドレス
やアカウント名と重複してしまうと判断した場合等に
は、エラーの発生とその原因を通知するエラー通知をコ
ンピュータ111に送信し、一旦、セッションを切断す
る。コンピュータ111は、通知に従って、図10に示
す確認画面を再表示し、エラー箇所に符号を付して、再
入力・訂正を要求する。以後の処理は、前述の処理と同
様である。
【0047】一方、ISP15−kの新規登録サーバ1
54内での新規登録処理が完了した場合、ISP15−
kの新規登録サーバ154は、登録情報(確定したメー
ルアドレス、POP3サーバアカウント、POP3サー
バアクセス用パスワード、PPP接続アカウント、PP
P接続用パスワードなど)と、ISP15−kの連絡先
(住所や電話番号など)をコンピュータ111に送信
し、一旦、セッションを切断する。
【0048】コンピュータ111は、通知に従って、図
11に示す登録情報(接続情報)確認画面を表示する
(ステップS110)。また、ISP15−kの連絡先
を記憶する。顧客及び/又は店員が、表示内容を確認
し、基本情報、利用情報、決済情報について、誤りが無
く、通知されたメールアドレスやアカウント名、パスワ
ードが妥当なものならば、「保存」ボタンをクリックす
る。
【0049】「保存」ボタンのクリックに応答して、保
存先フォルダを指定するためのダイアログボックスが画
面に表示される(ステップS111)。ダイアログボッ
クス内には、登録情報を保存するためのフォルダの候補
が表示される。
【0050】ここで、保存先が正しいとして、「保存」
ボタンをクリックすると、コンピュータ111は、登録
情報を指定されたフォルダ、例えば、FD113に格納
する(ステップS112)。さらに、ブラウザ、メー
ラ、ダイヤルアップ用のプログラムの設定ファイルを強
制的に書き換え、ユーザ情報、PPPアカウント及びメ
ールアカウント、POP3サーバの設定などを自動的に
行う(ステップS113)。即ち、PPPアカウント及
びメールアカウント等を自動的に設定する。
【0051】以上で、オンラインサインアップ処理を終
了する。この状態で、コンピュータ111は、顧客に引
き渡される。顧客は、このコンピュータ111を所持し
て帰宅し、或いは、宅配便で所定の住所への配送しても
らう。この際、顧客は、CD−ROM112及びFD1
13も受け取り、他の付属品と共に保持する。
【0052】顧客の購入したコンピュータ111は、こ
の段階では、ISP15−kとの契約が完了し、ISP
15−kの会員DB155にはこの顧客の必要情報が登
録され、コンピュータ111自体のインターネット関連
のセットアップも終了している。従って、コンピュータ
111のモジュラージャック端子に電話回線のモジュラ
ージャックを接続し、ブラウザやメーラを起動するだけ
で、ISP15−kに接続され、認証が行われ、セッシ
ョンが確立されて、インターネット17によるサービス
を受けることができる。ISP15−kとコンピュータ
111との接続の態様は、接続に使う回線の種類に応じ
て様々であり、例えば通常のアナログ回線であればダイ
ヤルアップ接続、ADSLあるいはISDNであれば常
時接続、などである。以上の簡単な設定手続きにより、
コンピュータ111の顧客はインターネットを使用する
ことが可能となる。
【0053】なお、コンピュータ111は、自己が記憶
するISP15−kの連絡先を、コンピュータ111の
操作者の操作に応答して表示するものとする。コンピュ
ータ111を購入した顧客は、例えば、顧客の操作に応
答してコンピュータ111が表示した連絡先を確認して
ISP15−kへと連絡をとり、質問や苦情、サポート
の要求などを伝えればよい。この場合、ISP15−k
は、フランチャイズ本部10との間で結んだアウトソー
シング契約に基づき、顧客のこの質問や苦情を受け付け
て対処し、あるいは要求されたサポートを実行するもの
とする。
【0054】顧客がコンピュータ111を使用する間
に、コンピュータ111を購入した際に作成したFD1
13を紛失する場合がある。この場合、顧客は、以下の
手続により、FD113を再度作成することができる。
【0055】まず、オンラインサインアップ時に、使用
したCD−ROM112をコンピュータ111にセット
して、内部の登録情報取得プログラムを起動する。ユー
ザは、図3のステップS104の処理を経て、図8の画
面上で「登録情報の取得」を選択し(ステップS10
5)、モデムを選択し(ステップS106)、「次へ」
ボタンをクリックする。
【0056】このクリック操作に応答して、図12に示
すような接続アカウントとパスワードとを入力するため
の画面が表示される。ユーザは、必要事項を入力し(ス
テップS201)、さらに、「接続」ボタンをクリック
する。このクリックに応答して、コンピュータ111
は、ISP15−kに接続し、情報取得処理を要求する
(ステップS202)。
【0057】ISP15−kは、要求に従って、所定の
認証処理を行った後、登録情報を、ISP15−kの会
員DB155から取得して、コンピュータ111に通知
し、最後に、セッションを切断する。
【0058】登録情報を受信したコンピュータ111
は、前述のステップS110〜S113の動作を実行す
る。
【0059】このような処理により、例えば、コンピュ
ータ購入時に取得した接続情報を格納したFD113を
紛失した場合でも、これらの情報を再生することができ
る。
【0060】また、ハードディスクの交換、ブラウザや
メーラのバーションアップなどにより、設定した情報が
失われてしまい、設定情報を復元する必要がある場合が
ある。このような場合には、図3のステップS112の
処理でFD113に格納した登録情報を用いて設定情報
の復元を行う。
【0061】以下、この復元動作を図13のフローチャ
ートを参照して説明する。まず、コンピュータ111の
CD−ROMドライブにサインアッププログラムを格納
したCD−ROM112をセットし、また、FDドライ
ブにはFD113をセットする。次に、CD−ROM1
12内部の復元プログラムを起動する。この起動動作に
より、前述のように、図7に示す利用規約の表示(ステ
ップS104)までの処理が進み、「次へ」ボタンのク
リックにより、図8に示す選択画面が表示され、ラジオ
ボタンにより「設定復元」を選択し(ステップS30
1)、さらに、モデムを選択し(ステップS302)、
「次へ」ボタンをクリックする。
【0062】このクリックに応答して、登録情報が格納
されているフォルダをサーチし、サーチしたフォルダに
格納されている登録情報に基づいて、PPP(Point-to
-Point Protocol)アカウント及びメールアカウントを
自動設定する旨をダイアログボックスに表示する(ステ
ップS303)。この表示を確認し、「キャンセル」ボ
タンをクリックすると、元の画面に戻る。
【0063】一方、ダイアログボックスの内容を確認し
て、「OK」ボタンをクリックすると、登録情報を読み
込み(ステップS304)、読み込んだ登録情報に基づ
いて、PPPアカウント及びメールアカウントの設定フ
ァイルを自動設定する(ステップS305)。この結
果、ブラウザ、メーラなどが元通り使用できるようにな
る。
【0064】以上説明したように、この発明の第1の実
施の形態によれば、店舗などで、PPPアカウント及び
メールアカウント等の設定をほぼ自動的に行う。従っ
て、顧客は、コンピュータを受け取ると、すぐにインタ
ーネットに接続して使用できる。また、設定内容が破壊
されてしまったような場合には、設定時に作成したFD
を使用して、再設定を容易に行うことができる。さら
に、登録情報を忘れてしまったような場合には、顧客が
選択したISPから接続情報を適宜取得して、記憶媒体
に格納することができる。
【0065】なお、上記第1の実施の形態は、上述のも
のに限られない。例えば、上記第1の実施の形態におい
ては、サインアップ処理を販売店11の店頭で行うよう
に説明したが、ユーザが自宅等で実施することも当然可
能である。また、図1及び図2に示した構成、図3及び
図13に示した動作手順、図4乃至図12に示した画面
などは一例にすぎず、適宜修正及び変更可能である。
【0066】例えば、コンピュータ111は、CD−R
OM112に格納されている新規申し込みプログラムの
制御に従って、顧客が利用する電話回線の種類の調査や
変更の依頼を行ってもよい。
【0067】具体的には、例えば、新規申し込みの処理
において、顧客が主に使用するアクセスポイントが指定
されて以降の任意のタイミングで、電話回線の種類(例
えば、ADSL(Asynmetrical Digital Subscriber Li
ne)、通常のアナログ回線、等)をラジオボタン等を用
いて選択するための回線種別選択項目と、顧客の電話番
号を記入するための記入欄とを含む画面を表示する。
【0068】そして、操作者が、いずれかの回線種別選
択項目を選択し、顧客の電話番号を記入すると、コンピ
ュータ111は、顧客の電話番号が示す端末から、顧客
が主に利用するアクセスポイントへと接続する場合にデ
ータが伝送される経路のうち、顧客が選択した回線の種
類に適合するものがあるか否かを判別する。具体的に
は、例えば、顧客が選択した回線の種類がADSLであ
れば、顧客の電話番号が示す端末から、顧客が主に利用
するアクセスポイントへと接続する経路のうちから、光
ファイバー等の光通信回線が含まれていない経路がある
か否かを判別する。
【0069】判別の手法は任意である。従って、例えば
コンピュータ111は、モデムを駆動して、電話会社等
が運営する外部の調査機関に接続し、この調査機関に顧
客の電話番号や顧客が主に利用するアクセスポイントの
電話番号を送って、この調査機関が、これら2つの電話
番号が示す2点間を結ぶ経路のうち選択された種類に適
合するものを特定し、経路を特定した結果を示すデータ
をコンピュータ111に返送して、コンピュータ111
が、このデータに基づいて、適合する経路の存否を判別
してもよい。この場合、アクセスポイントの電話番号
は、例えばCD−ROM112に予め格納されていれば
よい。そして、判別の結果、適合する経路がないと判別
すると、コンピュータ111は、回線種別選択項目を含
む上述の画面を表示する処理に戻り、電話回線の種類の
選択のやり直しを受け付ける。
【0070】一方、判別の結果、適合する経路があると
判別すると、コンピュータ111は、顧客の電話番号が
示す端末に現に直接接続されている回線が、選択された
回線の種類に合致しているか否かを判別する。この判別
の手法も任意であり、例えばコンピュータ111は、上
述の調査機関に顧客の電話番号を送って、この調査機関
が、顧客の電話番号が示す端末に現に直接接続されてい
る回線の種類を特定し、経路を特定した結果を示すデー
タをコンピュータ111に返送するようにしてもよい。
【0071】そして、判別の結果、回線の種類が合致し
ないと判別すると、コンピュータ111はモデムを駆動
して、電話会社が運営する外部の回線変更用サイトに接
続し、セッションを確立する。そして、この回線変更用
サイトに、顧客の電話番号、及び選択された回線の種類
を通知して、この電話番号の端末が利用する回線の種類
を、選択された種類に変更するよう指示する。回線変更
用サイトはこの指示を受け付け、電話会社はこの指示に
従って、回線の種類の変更工事などを行う。
【0072】(第2の実施の形態)次に、この発明の第
2の実施の形態にかかるサインアップ方法を説明する。
まず、このサインアップ方法の概要を説明する。販売店
でコンピュータを購入した顧客は、店舗のサービスカウ
ンタで、ISP(インターネットサービスプロバイダ)
の登録申込用紙に、住所、氏名、契約するISPの名
称、支払方法などを記入する。
【0073】サービスカウンタには、コンピュータをイ
ンターネットに接続できるように自動的に設定するため
のプログラム(セットアッププログラム)を記録したF
D(フレキシブルディスク)が複数用意されている。店
員は、記入された登録申込用紙を参照して、1枚のFD
に、このユーザに固有の設定情報を記録し、FDを完成
する。店員は、作成したFDを購入者に渡す。
【0074】購入者は、購入したコンピュータと渡され
たFDとを自宅に持ち帰る。購入者が帰宅するまでの間
に、店員は、顧客が名称を記入したISPにアクセス
し、申込書に記入された情報に基づいて、ユーザ登録を
代行して行う。
【0075】購入者は、自宅に帰って、コンピュータを
通信回線に接続すると共にFDをセットし、セットアッ
ププログラムを起動する。すると、このセットアッププ
ログラムが、FDに登録されている設定情報に基づい
て、ダイヤルアッププログラム、ブラウザ、メーラ等の
プログラムを設定し、インターネットに接続可能な状態
とする。
【0076】以後、ユーザがブラウザやメーラを起動す
ると、顧客が契約したISPへの接続、認証処理などを
自動的に行って、このISPとの間でセッションを確立
し、インターネットへのアクセスが可能となる。このシ
ステムによれば、ユーザがコンピュータに関する知識を
あまり有していない場合でも、簡単にインターネットに
アクセスすることができる。また、ISPへのユーザ登
録のために、顧客が店舗に長時間待つようなこともなく
なり、顧客へのサービスも向上する。
【0077】次に、上記サインアップ方法を詳細に説明
する。このサインアップ方法を実行するためのサインア
ップシステムは、例えば、図14に示すように、図1に
示す第1の実施の形態のインターネットアクセスシステ
ムと実質的に同一の構成を有していればよい。ただし、
図14に示すように、顧客が購入したコンピュータ11
1は、販売店11のサービスカウンタで公衆回線網13
に接続される代わりに、後述するように、コンピュータ
購入者の自宅19で公衆回線網13に接続され、後述す
る処理を実行するものとする。
【0078】一方、販売店11のサービスカウンタに
は、ISP15−1〜15−nにオンラインサインアッ
プを行ったり、セットアップ用のFD113を作成する
ための設定用コンピュータ115が配置されているもの
とする。
【0079】図14の構成において、フランチャイズ本
部10は、設定用コンピュータ115のセットアップを
行うものとする。具体的には、例えば、設定用コンピュ
ータ115に後述の処理を行わせるためのプログラムを
インストールしてから、インストール済みの設定用コン
ピュータ115を販売店11に供給するものすればよ
い。あるいは、設定用コンピュータ115を販売店11
に据え付けてから、フランチャイズ本部10の指示に従
う従業員等が、販売店11に出向いて、オンサイトで、
設定用コンピュータ115にこのプログラムをインスト
ールするようにしてもよい。
【0080】なお、フランチャイズ本部10は、第1の
実施の形態と同様、フランチャイズ本部10が統括する
各販売店がISP15−kを代理して販売店の顧客とI
SP15−kとの間の契約を結ぶことについて、予めI
SP15−kから承諾を得ておくものとし、また、IS
P15−kの間で、第1の実施の形態におけるものと同
様のアウトソーシング契約を予め結んでおくものとす
る。
【0081】この実施の形態においては、FD113
は、ブラウザ及びメーラを自動的に設定するためのプロ
グラムが予め記録された状態でサービスカウンタに多数
用意されているものとし、FD113は、フランチャイ
ズ本部10が用意して販売店11へと配布するものとす
る。あるいは、フランチャイズ本部10は、販売店11
に、顧客へと配布する目的でFD113を複製する権利
を与えてもよい。
【0082】また、この実施の形態において、FD11
3には、ISP15−1〜15−nのそれぞれについ
て、図15(a)に示すように、予め用意されているユ
ーザIDとパスワードとの対、ISP15のネームサー
バアドレス(プライマリDNS(Domain Name Servic
e)アドレス、セカンダリDNSアドレス)、メールサ
ーバ名、が予め記録されている。
【0083】また、この実施の形態においてISP15
−kの会員データベースが記録する登録情報は、例えば
図16に示すデータ構造を有する。図16に示す登録情
報に含まれるID及びパスワードは、ISP15−kが
予め決定した値を有する。他の情報は、入会時に設定さ
れる情報である。IDとパスワードの対は予め選択・設
定されており、新規会員には、予め選択されているID
とパスワードの対のいずれかが付与される。FD113
に登録されているIDとパスワードの対は、ISP15
−kの会員データベース155に登録されているIDと
パスワードの対であって、会員が割り当てされていない
ものである。
【0084】次に、このサインアップシステムの動作を
説明する。販売店11の店員は、コンピュータを購入し
た顧客に対し、サインアップサービスを希望するか否か
を確認し、希望する顧客については、以下のサービスを
提供する。
【0085】まず、顧客は、加入申込用紙に、契約する
対象のISPの名称(又はこのISPを識別する任意の
情報)氏名、住所、電話番号、支払情報(クレジットカ
ード番号等)などを記録する。一方、店員は、顧客と相
談しながら、顧客がインターネット17で使用する電話
回線の種類、使用するモデムの種類、通信速度、利用コ
ース(課金の態様)、主に使用するアクセスポイントな
どの情報を記入する。また、顧客は、申し込み用紙に、
希望するメールアカウントを、例えば、第3候補程度ま
で記入する。
【0086】担当者は、設定用コンピュータ115を操
作して、ISP15−kに接続し、記入されたメールア
カウントが使用可能か否かを問い合わせる。ISP15
−kは、問い合わせに応答して、同一のメールアカウン
トが登録済であるか否かを自己の会員DB155の内容
より判別し、登録済であれば、そのメールアカウントを
使用できない旨を通知し、未登録であれば、そのメール
アカウントを使用できる旨を通知する。担当者は、メー
ルアカウントが使用できない旨の通知を受けた場合に
は、次の候補について同様の問い合わせを行う。このよ
うな作業を繰り返して、メールアカウントを確定する。
【0087】以上の処理が終了すると、担当者は、設定
用コンピュータ115にFD113を1枚セットし、申
込用紙に記入された情報のうち、接続プログラム、ブラ
ウザ、メーラを設定するために必要なデータをFD11
3に追加登録する。登録するデータとしては、例えば、
図15(b)に示すように、インターネット17に接続
する回線の種類(アナログ回線か、ISDNか、ADS
Lか、アナログ回線であればパルス回線かトーン回線
か、など)、モデムの種類、接続先(アクセスポイン
ト)の電話番号、メールアカウントなどである。
【0088】また、担当者は、設定用コンピュータ11
5を操作して、顧客が選択したISPであるISP15
−kを示すデータも入力する。設定用コンピュータ11
5は、このデータが示すISP15−kの連絡先もFD
113に登録する。
【0089】FD113への記録が完了すると、担当者
は、FD113を顧客に渡し、顧客は、このFD113
を、購入したコンピュータ111と共に自宅に持ち帰
る。
【0090】担当者は、顧客がコンピュータ111を自
宅に持ち帰っている間に、例えば、設定用コンピュータ
115を操作して、ISP15−kに接続し、顧客氏
名、顧客住所、利用コースや、メールアドレス、決済方
法、料金コースなどの情報を登録する。ISP15−k
は、これらの情報を自己の会員DB155に登録する。
【0091】顧客は、自宅19にコンピュータ111を
持ち帰ると、これを自宅の電話回線に接続し、コンピュ
ータにFD113をセットし、FD113に記録されて
いるセットアッププログラムを起動する。(例えば、コ
ンピュータ111が、オペレーティングシステムの制御
に従ってこのセットアッププログラムを表すアイコンを
表示するものであれば、このアイコンをダブルクリック
等する。)すると、このプログラムは、図17に示す処
理を開始する。
【0092】まず、セットアッププログラムは、図15
(b)に示す登録情報に基づいて、接続プログラムに、
回線の種類、モデムの種類、接続先(アクセスポイン
ト)の電話番号、IDとパスワード、ネームサーバアド
レス(プライマリDNSアドレス、セカンダリDNSア
ドレス...)を設定する(ステップS501)。即
ち、各データが設定される設定フォルダ内の予め定めら
れたファイルの所定データを設定しようとするデータに
書き換える。
【0093】続いて、ブラウザに関して、最初に表示す
るウェブページ(ISP15−kのホームページ)を設
定する(ステップS502)。
【0094】さらに、メーラに関して、メールサーバ
名、メールアカウント、などの情報を設定する(ステッ
プS503)。
【0095】以上の処理で、セットアップが終了し、I
SP15−kを介してインターネット17へと接続する
ことが可能となる。
【0096】以後、ユーザがコンピュータ111上で、
ブラウザやメーラを起動すると(あるいは、常時接続で
あれば、モデムが駆動されると)、接続プログラムの制
御に従ってコンピュータ111がISP15−kに接続
される。ISP15−kは、コンピュータ111にID
とパスワードとを問い合わせる。ブラウザは、この問い
合わせに対して、設定されているIDとパスワードとを
通知する。これにより、ISP15−kは、このユーザ
を認証し、インターネット17への接続を可能とする。
【0097】ユーザがインターネット17に接続してい
る間、ISP15−kの課金サーバ153は課金処理を
行い、ISP15−kの会員DB155に登録されてい
る料金コースに従って料金を決定し、決済方法に従って
決済処理を行う。
【0098】以上説明したように、この発明の第2の実
施の形態によれば、店舗の担当者などが、顧客が選択し
たISPへの登録を行う。従って、顧客はISPへの煩
雑な登録手続きを行うことなく、インターネット17を
利用することが可能となる。しかも、FD113に格納
されたPPPアカウント及びメールアカウント等の設定
をほぼ自動的に行う。従って、顧客は、煩雑な設定手続
きを行うことなく、コンピュータを自宅などに持ち帰る
と、すぐにインターネット17に接続して使用できる。
しかも、コンピュータの設定のために、店舗のサービス
カウンタなどで長時間待機する必要もない。
【0099】なお、ユーザは、ISP15−kの連絡先
を知りたい場合、コンピュータ111にFD113をセ
ットして、コンピュータ111を操作することにより、
FD113が記憶するISP15−kの連絡先をコンピ
ュータ111に表示させるものとする。そしてユーザ
は、例えば、表示されたこの連絡先を確認してISP1
5−kへと連絡をとり、質問や苦情、サポートの要求な
どを伝えればよい。ISP15−kは、フランチャイズ
本部10との間で結んだアウトソーシング契約に基づ
き、顧客のこの質問や苦情を受け付けて対処し、あるい
は要求されたサポートを実行するものとする。
【0100】上記第2の実施の形態においては、コンピ
ュータを初期化する等して、設定内容が破壊されてしま
ったような場合、設定時に使用したFDを使用して、再
設定を容易に行うことができる。
【0101】上記第2の実施の形態において、店舗の担
当者によるISPへの登録が何らかの原因により遅れる
ことあるいは登録が行われないことがあり得る。この場
合に、ISP15−kの会員DB155には既にIDと
パスワードとが登録されているため、ユーザは課金され
ることなく、インターネット17を使用できてしまうお
それがある。このような事態を防止するため、例えば、
図18に示すようにISP15−kの会員DB155
に、ユーザ情報が登録済であるか否かを示す登録済フラ
グを設け、ユーザの情報が設定された時点で、この登録
済フラグをセットし、ユーザからダイアルアップがあっ
た際に、この登録済フラグを確認し、未セットの場合に
は、「未登録のため利用できません」等のメッセージを
コンピュータ111に通知するようにすればよい。
【0102】また、図19に示すように、実際の入会日
を登録し、入会日が設定されている場合にのみアクセス
を認めるようにしてもよい。
【0103】或いは、何らかの原因で、ユーザ情報が未
登録の状態でIDとパスワードが使用された場合には、
予め課金の準備を行っておき(通信履歴を記録し)、登
録後に過去分を併せて請求するようにしてもよい。
【0104】なお、上記第2の実施の形態も、上述のも
のに限られない。例えば、上記第2の実施の形態におい
ては、予めIDとパスワードとを採番してFD113に
記録しておいたが、例えば、顧客より申し込みがあった
時点でISP15−kと通信を行って、IDとパスワー
ドを採番するようにしてもよい。また、サインアップ処
理を販売店11の店頭で行うように説明したが、サイン
アップの処理を実行する場所は任意である。さらに、図
14に示した構成、図15、図16、図18及び図19
に示したテーブル構成、図17に示した動作手順などは
一例にすぎず、適宜修正及び変更可能である。
【0105】コンピュータ111を設定するための記録
媒体としてFD113を例示したが、記録媒体は、書き
込み可能で、コンピュータで読み出し可能なものならば
その種類は問わない。例えば、MO(Magneto Optical
disk)、CD−RW(ReWritable)、半導体メモリ、等
でもよい。
【0106】また、販売店11は、顧客が利用する電話
回線の種類の調査や変更の依頼を行ってもよい。
【0107】具体的には、例えば、販売店11の店員
が、第1の実施の形態におけるものと同様の機能を行う
外部の調査機関に、顧客の電話番号や顧客が主に利用す
るアクセスポイントの電話番号を通知し、この調査機関
が、顧客の電話番号が示す端末に現に直接接続されてい
る回線の種類を特定し、また、これら2つの電話番号が
示す2点間を結ぶ経路のうち選択された種類に適合する
経路も特定し、特定した結果を販売店11に通知する。
【0108】そして、店員が、通知された結果に基づい
て、適合する経路の存否を判断する。そして、適合する
経路がないと判断すると、顧客と共に電話回線の種類の
選択をやり直し、適合する経路があると判断すると、更
に、顧客の電話番号が示す端末に現に直接接続されてい
る回線が、選択された回線の種類に合致しているか否か
を判断する。
【0109】店員は、顧客の電話番号が示す端末に現に
直接接続されている回線が、選択された回線の種類に合
致しないと判別すると、電話会社顧客の電話番号、及び
選択された回線の種類を通知して、この電話番号の端末
が利用する回線の種類を、選択された種類に変更するよ
う指示する。電話会社はこの指示に従って、回線の種類
の変更工事などを行う。
【0110】(第3の実施の形態)次に、この発明の第
3の実施の形態を、コンピュータをネットワークに接続
するプログラムの動作環境を設定する環境設定システム
を例として説明する。図20は、この環境設定システム
の構成を示す図である。図示するように、この環境設定
システムは、環境書込用マシン301と、記録媒体30
2と、ネットワーク接続端末303とから構成されてい
る。
【0111】環境書込用マシン301は、例えば店舗
(コンビニエンスストア等)の店頭に設置されている。
環境書込用マシン301は、例えば、店舗のフランチャ
イズ本部が、後述するアクセスポイントAPを運営する
プロバイダ等との間で、第1あるいは第2の実施の形態
におけるものと同様のアウトソーシング契約を結んだ
上、店舗に配置するものとする。
【0112】また、環境書込用マシン301は、電話回
線Tに接続されている。電話回線Tは、ネットワーク接
続サービスを提供するプロバイダが保有する外部のゲー
トウェイサーバ(アクセスポイント)APにも接続され
ており、アクセスポイントAPは、インターネット等よ
り構成される外部のネットワークNに接続されている。
【0113】環境書込用マシン301は、処理部311
と、記憶部312と、入力部313と、表示部314
と、記録媒体ドライブ部315とより構成されている。
記憶部312、入力部313、表示部314及び記録媒
体ドライブ部315は、処理部311に接続されてい
る。
【0114】処理部311は、CPU(中央処理装置)
等より構成されている。処理部311は、記憶部312
が記憶する後述のプログラムの制御に従って、後述する
処理を実行する。
【0115】記憶部312は、ハードディスク装置やR
AM(Random Access Memory)等より構成されており、
処理部311が実行する後述の各種の処理を制御するプ
ログラムと、後述するデータベースとを記憶する。そし
て、処理部311のアクセスに応答して、このプログラ
ムや、これらのデータベースに含まれるデータを、処理
部311へと供給する。
【0116】記憶部312が記憶するデータベースは、
プロバイダが提供するネットワーク接続サービスを受け
るために用いられるプロバイダ情報を、プロバイダ毎に
格納している。
【0117】各々のプロバイダについてのプロバイダ情
報は、具体的には、例えば、プロバイダの名称に加え、
以下(a)〜(e)として示すデータ、すなわち、
(a) 当該名称が示すプロバイダが保有するアクセス
ポイントAPの電話番号、(b) ネットワーク接続端
末303が、(a)のデータが示すアクセスポイントA
Pにアクセスするときに利用すべき電話回線の種類
(c) (a)のデータが示すアクセスポイントAPを
利用してネットワークNに接続した場合の接続料金の算
定基準(料金コース)を表すデータ、及び、(d)
(a)のデータが示すアクセスポイントAPとネットワ
ーク接続端末303との間のデータの伝送の速度(接続
速度)を表すデータ、(e) 当該名称が示すプロバイ
ダの連絡先(例えば、電話番号や住所など)、を含んで
いる。
【0118】また、このデータベースは、ネットワーク
接続端末303が実行するためのプログラムである、環
境調査プログラム、環境設定プログラム及び環境復旧プ
ログラムを記憶する。環境調査プログラム、環境設定プ
ログラム及び環境復旧プログラムは、ネットワーク接続
端末303が実行する後述の処理を制御する。
【0119】入力部313は、タッチパネル等より構成
されており、利用者の操作に従った情報を処理部311
に供給する。表示部314は、CRT(Cathode Ray Tu
be)あるいは液晶ディスプレイ等より構成されており、
処理部311の指示に従った画像を、自己の表示画面上
に表示する。記録媒体ドライブ部315は、自己に記録
媒体302がセットされると、記録媒体302に、処理
部311が指示する内容を有するデータを記録する。
【0120】記録媒体302は、記録媒体ドライブ部3
15によるデータの書き込みが可能で、かつ、ネットワ
ーク接続端末303の後述する記録媒体ドライバによる
データの読み出しが可能な記録媒体より構成されていれ
ばよく、例えば、フレキシブルディスクや、MO等から
なっていればよい。
【0121】ネットワーク接続端末303は、パーソナ
ルコンピュータ等より構成されており、自己が実行する
後述のWWW(World Wide Web)ブラウザの処理及びメ
ール送受信の処理を制御するプログラムと、後述する設
定情報とを記憶する。
【0122】また、ネットワーク接続端末303は、各
々、キーボード及びマウス等からなる入力装置と、CR
Tや液晶ディスプレイ等からなる表示装置と、記録媒体
に記録されたデータの読み出しを行う記録媒体ドライバ
と、モデムあるいはターミナルアダプタ等より構成され
る通信制御装置とを備える。なお、ネットワーク接続端
末303には、自己を識別する識別符号(例えば、IP
(Internet Protocol)アドレス)が割り当てられてい
る。
【0123】設定情報は、例えば、以下(A)〜(H)
として示すデータ、すなわち、(A) ネットワーク接
続端末303が接続する対象のアクセスポイントAPの
電話番号、(B) (A)のデータが示すアクセスポイ
ントAPにログインするためのパスワード、(C) ネ
ットワーク接続端末303の利用者の電子メールアドレ
ス、(D) 当該利用者が電子メールの送信に用いるメ
ール送信サーバのアドレス、(E) 当該利用者が電子
メールの受信に用いるメール受信サーバのアドレス、
(F) (E)のアドレスが示すメール受信サーバにロ
グインするために用いるパスワード、及び、(G) ネ
ットワーク接続端末303に接続されている電話回線T
の種類(アナログ回線か、ISDNか、ADSLか、ア
ナログ回線であればパルス回線かトーン回線か、など) (H) 当該利用者がアクセスポイントAPと通話する
ために用いる電話番号、を含んでいる。
【0124】ネットワーク接続端末303は、上述の通
り、WWWブラウザの処理を実行する。すなわち、ネッ
トワーク接続端末303は、自己が利用者の操作に従っ
てURLを入力すると、自己の通信制御装置及びネット
ワークNを介して外部のサーバ等の装置にアクセスし、
このURLの供給元を示すものとして自己の識別符号を
当該装置に供給して、このURLが示す論理的位置にあ
るデータの送信を要求する。そして、この要求に従って
当該装置が送信したデータを受信し、受信したデータを
表す画像を自己の表示装置の表示画面上に表示する。
【0125】また、ネットワーク接続端末303は、上
述の通り、メール送受信の処理を実行する。すなわち、
ネットワーク接続端末303は、利用者がネットワーク
接続端末303の入力装置を操作してメール送受信の処
理の実行を指示した後、利用者の操作に従って、宛先の
メールアドレス、電子メールの表題及び内容を表すデー
タを入力すると、入力した宛先、表題及び内容を有し、
設定情報が記憶する電子メールアドレスを発信元とする
電子メールを作成し、自己が記憶する設定情報が示すメ
ール送信サーバに宛てて、自己の通信制御装置及びネッ
トワークNを介し、当該電子メールを送出する。また、
利用者がメール送受信の処理の実行を指示した後、更に
入力装置を操作してメールの受信を指示すると、自己の
通信制御装置及びネットワークNを介し、自己が記憶す
る設定情報が示すメール受信サーバにアクセスし、この
設定情報が示す利用者のメールアドレスに宛てられた電
子メールを読み出す。そして、読み出した電子メールの
表題、内容及び発信元を、自己の表示装置の表示画面上
に表示する。
【0126】なお、ネットワーク接続端末303の通信
制御装置は、WWWブラウザの処理又はメール送受信の
処理を実行すると、上述の設定情報が示す電話番号を有
するアクセスポイントAPと通話することにより、ネッ
トワークNに接続する。なお、通話の開始時点は、例え
ば、ダイヤルアップ接続ならば、利用者がネットワーク
接続端末303の入力装置を操作して接続の開始を指示
した時点であり、常時接続であれば、ネットワーク接続
端末303に電源が投入された時点である。
【0127】次に、この環境設定システムの動作を説明
する。
【0128】(第3の実施の形態:記録媒体へのデータ
の書き込みの動作)記録媒体302を、ネットワーク接
続端末303の環境設定に用いたい場合、ネットワーク
接続端末303の利用者は、環境書込用マシン301の
記録媒体ドライブ部315に記録媒体302をセット
し、入力部313を操作して、記録媒体302へのデー
タの書き込みを指示する。すると、処理部311は、こ
の指示に応答して、記憶部312が記憶するデータベー
スにアクセスし、データベースに格納されているプロバ
イダ情報を読み出す。そして、読み出したプロバイダ情
報の内容(例えば、上述の(a)〜(d)のデータ)を
プロバイダ毎に一覧表示するよう、表示部314に指示
する。表示部314は、この指示に従い、プロバイダ情
報の内容を自己の表示画面上にプロバイダ毎に一覧表示
する。
【0129】環境書込用マシン301がプロバイダ情報
の内容を一覧表示している状態で、利用者が入力部31
3を操作しアクセスポイントAPの電話番号を選択する
データを入力すると、処理部311は、利用者が選択し
た電話番号と、この電話番号にあたるアクセスポイント
APを有するプロバイダの連絡先(つまり、この電話番
号と共通のプロバイダ名称に対応付けられている上述の
(e)のデータ)をデータベースより読み出して、記憶
部312に一時記憶させる。読み出した電話番号は、記
録媒体302に記録する設定情報のうち上述の(A)の
データとして使うためのものである。
【0130】次に、処理部311は、表示部314に指
示して、上述した(B)〜(F)のデータ入力を促す画
像を表示させる。そして、環境書込用マシン301が当
該画像を表示している状態で、利用者が入力部313を
操作し、(B)〜(F)のデータを入力すると、処理部
311は、入力されたこれら5個のデータを記憶部31
2に一時記憶させる。
【0131】次に、処理部311は、データベースか
ら、環境調査プログラム、環境設定プログラム及び環境
復旧プログラムを読み出し、読み出したこれら3個のプ
ログラムを読み出して記録媒体ドライブ部315に供給
し、これら3個のプログラムを記録媒体302に記録さ
せる。すなわち、処理部311は、自己が供給したこれ
ら3個のプログラムを記録媒体302に記録することを
記録媒体ドライブ部315に指示し、記録媒体ドライブ
部315は、この指示に従い、これら3個のプログラム
を記録媒体302に記録する。
【0132】また、処理部311は、記憶部312が一
時記憶している(A)〜(F)のデータ及びプロバイダ
の連絡先を読み出して記録媒体ドライブ部315に供給
し、当該(A)〜(F)のデータ及びプロバイダの連絡
先を、記録媒体302に記録させる。
【0133】以上説明した処理の結果、記録媒体302
は、ネットワーク接続端末303の利用者が入力又は選
択した(A)〜(F)のデータと、環境調査プログラム
と、環境設定プログラムと、環境復旧プログラムと、プ
ロバイダの連絡先とを記録した状態となる。
【0134】(第3の実施の形態:ネットワーク接続端
末の設定変更の動作)ネットワーク接続端末303を利
用したい場合、ネットワーク接続端末303の利用者
は、ネットワーク接続端末303の記録媒体ドライバに
記録媒体302をセットして、環境設定プログラムの実
行を指示する。すると、ネットワーク接続端末303
は、記録媒体302にアクセスし、記録媒体302に格
納されている環境設定プログラムを読み出して実行す
る。
【0135】ネットワーク接続端末303は、環境設定
プログラムの実行を開始すると、まず、自己が記憶する
設定情報を退避のため複製して(すなわち、設定情報の
コピーを作成して)一時記憶し、次に、環境調査プログ
ラムを呼び出す。すなわち、記録媒体302にアクセス
し、記録媒体302に格納されている環境調査プログラ
ムを読み出して実行する。
【0136】ネットワーク接続端末303は、環境調査
プログラムの実行を開始すると、自己に接続されている
電話回線Tの種類を任意の手法により判別する。具体的
には、例えばネットワーク接続端末303は、利用者が
アクセスポイントAPとの通話に用いる電話番号の入力
を促す画像を表示し、操作者が電話番号を入力すると、
自己が記憶する設定情報に含まれる(H)のデータを、
この電話番号を表すように変更する。そして、自己の通
信制御装置を駆動して、電話会社等が運営する外部の調
査機関に接続し、この調査機関にこの(H)のデータを
送って、この調査機関が電話回線Tの種類を特定し、特
定した種類を示すデータをネットワーク接続端末303
に返送する。そして、ネットワーク接続端末303は、
自己が記憶する設定情報に含まれる(G)のデータを、
返送されたデータが示す通りに変更して、環境調査プロ
グラムの処理を終了する。
【0137】なお、ネットワーク接続端末303は、自
己が自己が記憶する設定情報に含まれる(H)のデータ
がすでに利用者の番号を表している場合は、外部から電
話番号を入力する代わりに、設定情報に含まれる(H)
のデータを、電話回線Tの種類の特定に用いてもよい。
【0138】ネットワーク接続端末303は、環境調査
プログラムの処理を終了すると、環境設定プログラムの
処理に戻る。すると、ネットワーク接続端末303は、
記録媒体302にアクセスして記録媒体302に格納さ
れている(A)〜(F)のデータを読み出し、自己が記
憶する設定情報に含まれる(A)〜(F)のデータを、
記録媒体302から読み出した(A)〜(F)のデータ
に合致するよう更新する。
【0139】以上説明した処理の結果、ネットワーク接
続端末303は、環境書込用マシン301によりデータ
の書き込みを受けた記録媒体302を所持する利用者が
選択したアクセスポイントAPに接続可能な状態とな
り、また、当該利用者宛の電子メールを受信したり、当
該利用者を発信元とする電子メールを送信したりするこ
とが可能な状態となる。
【0140】なお、利用者は、利用しているプロバイダ
の連絡先を知りたい場合、ネットワーク接続端末303
を操作することにより、記録媒体302が記憶する連絡
先をネットワーク接続端末303に表示させるものとす
る。そして利用者は、例えば、表示されたこの連絡先を
確認してプロバイダへと連絡をとり、質問や苦情、サポ
ートの要求などを伝えればよい。プロバイダは、店舗の
フランチャイズ本部との間で結んだアウトソーシング契
約に基づき、顧客のこの質問や苦情を受け付けて対処
し、あるいは要求されたサポートを実行するものとす
る。
【0141】(第3の実施の形態:ネットワーク接続端
末の設定復旧の動作)ネットワーク接続端末303の利
用を終了する等の場合、ネットワーク接続端末303の
利用者は、ネットワーク接続端末303の記録媒体ドラ
イバに記録媒体302をセットして、環境復旧プログラ
ムの実行を指示する。すると、ネットワーク接続端末3
03は、記録媒体302にアクセスし、記録媒体302
に格納されている環境復旧プログラムを読み出して実行
する。
【0142】ネットワーク接続端末303は、環境復旧
プログラムの実行を開始すると、自己が退避のため一時
記憶している設定情報のコピーを読み出し、自己が記憶
する設定情報を、読み出したコピーの内容に合致するよ
う変更して、環境復旧プログラムの処理を終了する。こ
の結果、ネットワーク接続端末303の設定情報の内容
は、環境設定プログラムを実行する以前の内容へと復旧
される。
【0143】なお、この環境設定システムの構成も上述
のものに限られない。例えば、設定情報の内容は上述の
(A)〜(H)のデータに限られず、例えば、ネットワ
ーク接続端末303のIPアドレスや、DNSサーバの
IPアドレスを含んでいてもよい。
【0144】また、環境書込用マシン301は、環境調
査プログラム、環境設定プログラム又は環境復旧プログ
ラムを記録媒体302に記録するつど、環境調査プログ
ラム、環境設定プログラム又は環境復旧プログラムを作
成するようにしてもよい。また、環境書込用マシン30
1は、必ずしも環境調査プログラや環境復旧プログラム
を記録媒体302に記録する必要はない。
【0145】また、環境書込用マシン301は、記録媒
体302に記録すべきデータを、記録媒体302に記録
する代わりに、ネットワークN又は他の通信回線に接続
されたサーバが備える記憶装置の記憶領域に格納しても
よい。この場合、環境書込用マシン301は、当該記憶
領域にアクセスするためのDSU(Data Service Uni
t)等を備えていればよい。そして、ネットワーク接続
端末303は、環境設定プログラムの制御に従い、自己
の通信制御装置を介して当該記憶領域にアクセスし、環
境書込用マシン301によって当該記憶領域に格納され
たデータを読み出し、読み出したデータを、記録媒体3
02から読み出したデータとして扱うものとすればよ
い。
【0146】また、環境書込用マシン301は、利用者
がアクセスポイントAPの電話番号を選択したとき、当
該アクセスポイントAPを保有するプロバイダに通信回
線等を介して新規契約の締結を申し込むようにしてもよ
い。この場合、環境書込用マシン301は、更に、利用
者が入力部313を操作して当該利用者の氏名や住所な
ど、当該利用者を特定するデータ(個人情報)を入力し
たとき、当該個人情報を、通信回線等を介して当該プロ
バイダに通知してもよい。
【0147】また、環境書込用マシン301は、設定情
報をなす上述の(G)のデータや(H)のデータを、利
用者による入力部313の操作に従って入力し、記録媒
体302に記録するようにしてもよい。記録媒体302
が(H)のデータを記録している場合、ネットワーク接
続端末303は、外部から電話番号を入力する代わり
に、記録されている(H)のデータを、電話回線Tの種
類の特定に用いてもよい。
【0148】また、記録媒体302が(G)のデータを
記録している場合、ネットワーク接続端末303は、た
とえば環境調査プログラムの処理の実行時、調査機関か
ら電話回線Tの種類を示すデータを返送されると、自ら
記憶する(G)のデータを変更する代わりに、電話回線
Tの種類が、記録媒体に記録されている(G)のデータ
が示す種類に合致するか否かを判別してもよい。
【0149】そして、合致すると判別した場合は環境調
査プログラムの処理を終了する。一方、合致しないと判
別した場合は、ネットワーク接続端末303自身が記憶
する設定情報に含まれる(G)のデータを、記録媒体3
02が記録する(G)のデータに合致するよう更新し
て、電話会社が運営する外部の回線変更用サイトに接続
する。そして、この回線変更用サイトに、ネットワーク
接続端末303が記憶する(G)及び(H)のデータを
送り、(H)のデータが示す電話番号の端末が利用する
回線の種類を、(G)のデータが示す種類に変更するよ
う指示する。回線変更用サイトはこの指示を受け付け、
電話会社はこの指示に従って、回線の種類の変更工事な
どを行うものとする。
【0150】また、この環境設定システムは、図21に
示すように、記録媒体302に代えて設定記憶ユニット
304より構成されていてもよい。
【0151】設定記憶ユニット304は、USB(Univ
ersal Serial Bus)クライアントとして動作するもので
ある。図21に示すように、設定記憶ユニット304
は、処理部321と、記憶部322と、インターフェー
ス部323とより構成されている。記憶部322及びイ
ンターフェース部323は、処理部321に接続されて
いる。
【0152】処理部321は、CPU等より構成されて
おり、記憶部322が予め記憶するプログラムや、後述
の処理に従って記憶部322が新たに記憶する後述のプ
ログラムの制御に従って、後述する処理を実行する。
【0153】記憶部322は、フラッシュメモリ等の不
揮発性メモリより構成されており、処理部321が実行
する処理に従って、後述するデータやプログラムを記憶
し、また、設定記憶ユニット304を識別するユニット
ID(IDentification)を予め記憶する。そして、自己
が記憶するこれらのデータやプログラムを、処理部21
のアクセスに応答して処理部321に供給する。
【0154】インターフェース部323は、USBクラ
イアントチップ等の論理回路などより構成されており、
図21に示すようにUSBコネクタPを備えている。イ
ンターフェース部323は、自己のUSBコネクタP
が、USBホストのレセプタクルに接続されることによ
りこのUSBホストに装着されると、このUSBホスト
の制御に従い、このUSBホストとの間で、USBプロ
トコルに準拠した手順によるデータ交換を行う。具体的
には、処理部321がインターフェース部323に供給
したデータをこのUSBホストに送信したり、このUS
Bホストが送信したデータを受信して処理部321に供
給したりする。
【0155】なお、設定記憶ユニット304は、例えば
図22に示すような外形を有しており、携帯可能なよう
に一体に成形されているものとする。
【0156】この環境設定システムは、記録媒体302
に代えて設定記憶ユニット304より構成されている場
合、図21に示すように、環境書込用マシン301は、
記録媒体ドライブ部315に代えて、インターフェース
部316を備えているものとする。
【0157】インターフェース部316は、USBホス
トコントローラ等の電気回路より構成されており、図示
するように、USBコネクタを装着するためのレセプタ
クルR1を備えていて、USBホストの機能を行う。す
なわち、インターフェース部316は、自己の動作中、
レセプタクルR1に、USBクライアント(すなわち、
USBホストコントローラとの間でのUSBホストコン
トローラの制御に従ってデータの送受信を行う装置)が
装着されると、USBプロトコルに従って、このUSB
クライアントが装着されたことを検知し、処理部11の
制御の下に、このUSBクライアントとの間で、USB
プロトコルに準拠した手順によるデータ交換を行う。具
体的には、処理部311がインターフェース部316に
供給したデータをこのUSBクライアントに送信した
り、このUSBクライアントが送信したデータを受信し
て処理部311に供給したりする。
【0158】また、インターフェース部316は、レセ
プタクルR1に、USBクライアントが装着されたこと
を検知するほか、このUSBクライアントが自己の動作
中にレセプタクルR1から切り離されたことも検知す
る。すなわち、インターフェース部316はUSBクラ
イアントの活線挿抜を検知する機能を有する。
【0159】また、この環境設定システムが記録媒体3
02に代えて設定記憶ユニット304より構成されてい
る場合、ネットワーク接続端末303は、活線挿抜を検
知可能なUSBホストの機能を行うパーソナルコンピュ
ータ等より構成されているものとし、図21に示すよう
に、USBコネクタを装着するためのレセプタクルR2
を備えているものとする。また、この場合、ネットワー
ク接続端末303は、後述する処理をネットワーク接続
端末303に行わせるためのユニット認証プログラムを
記憶しているものとする。
【0160】この環境設定システムが図21の構成を有
している場合において、設定記憶ユニット2をネットワ
ーク接続端末3の環境設定に用いたい場合、ネットワー
ク接続端末3の利用者は、記録媒体302を設定書込マ
シン301にセットする代わりに、環境書込用マシン3
01のレセプタクルR1に設定記憶ユニット304のU
SBコネクタPを差し込むことにより、設定記憶ユニッ
ト304を環境書込用マシン301に装着するものとす
る。
【0161】また、処理部311は、設定記憶ユニット
304に記憶させるべきデータ(すなわち、図20の構
成で記録媒体302に記録すべきデータと実質的に同一
のデータ)をインターフェース部316に供給し、当該
データを設定記憶ユニット304へと送信するよう指示
するものとする。インターフェース部316は、処理部
311の指示に従い、USBプロトコルに準拠した手順
で設定記憶ユニット304に当該データを送信し、設定
記憶ユニット304のインターフェース部323は、当
該データを受信して処理部321に供給し、処理部32
1は、当該データを、記憶部322の不揮発性の記憶領
域に格納するものとする。
【0162】また、ネットワーク接続端末303を利用
したい場合、ネットワーク接続端末303の利用者は、
ネットワーク接続端末303がユニット認証プログラム
を実行している状態で、ネットワーク接続端末3のレセ
プタクルR2に設定記憶ユニット304のUSBコネク
タPを差し込むことにより、設定記憶ユニット304を
ネットワーク接続端末303に装着する。なお、ユニッ
ト認証プログラムは、ネットワーク接続端末303の起
動後に利用者の指示に従って実行されてもよいし、ネッ
トワーク接続端末303の起動時に自動的に実行されて
もよい。
【0163】設定記憶ユニット304がネットワーク接
続端末303に装着されると、ネットワーク接続端末3
03は設定記憶ユニット304の装着を検知して、ユニ
ット認証プログラムの制御に従い、設定記憶ユニット3
04にユニットIDの送信を要求する。設定記憶ユニッ
ト304はこの要求に応答して自己のユニットIDを返
送し、ネットワーク接続端末303は、返送されたユニ
ットIDを受信する。そして、何らかのUSBデバイス
のユニットIDを自己が記憶していないことを確認した
後、受信したユニットIDを新たに記憶する。
【0164】そして、利用者が環境設定プログラムの実
行を指示すると、ネットワーク接続端末303は、設定
記憶ユニット304に環境設定プロラムの送信を要求す
る。設定記憶ユニット304がこの要求を受信すると、
処理部321がこの要求に応答して環境設定プログラム
を記憶部322から読み出し、インターフェース部32
3を介してネットワーク接続端末303に送る。そし
て、ネットワーク接続端末303はこの環境設定プログ
ラムを実行するものとする。
【0165】そして、ネットワーク接続端末303は、
(A)〜(F)のデータの更新が完了すると、自己が記
憶したユニットIDを消去するものとする。
【0166】また、ネットワーク接続端末3の利用を終
了する等の場合、ネットワーク接続端末303の利用者
は、ネットワーク接続端末303に設定記憶ユニット3
04を装着して、環境復旧プログラムの実行を指示す
る。すると、ネットワーク接続端末303は、環境設定
プログラムの場合と同様の手順で設定記憶ユニット30
4に環境復旧プロラムの送信を要求し、設定記憶ユニッ
ト304は環境復旧プログラムをネットワーク接続端末
303に送る。ネットワーク接続端末303は、この環
境復旧プログラムを受信して実行するものとする。
【0167】また、ネットワーク接続端末303が設定
記憶ユニット304から環境設定プログラムや環境調査
プログラムや環境復旧プログラムや設定情報を受信して
いる間に、設定記憶ユニット304のUSBコネクタP
がネットワーク接続端末303のレセプタクルR2から
外れる等のためネットワーク接続端末303と設定記憶
ユニット304とが切り離されたとする。この場合、ネ
ットワーク接続端末303は、設定記憶ユニット304
のユニットIDと、設定記憶ユニット304から受信す
べきプログラムや設定情報のうち既に受信した部分とを
記憶したまま、これらのプログラムあるいは設定情報を
受信する処理を中断する。
【0168】そして、いったん切り離された設定記憶ユ
ニット304のUSBコネクタPが再びネットワーク接
続端末303のレセプタクルR2に差し込まれることに
より、設定記憶ユニット304がネットワーク接続端末
303に再び装着されたとする。すると、ネットワーク
接続端末303は、上述した通り、設定記憶ユニット3
04の装着を検知して、ユニット認証プログラムの制御
に従い、設定記憶ユニット304にユニットIDの送信
を要求する。設定記憶ユニット304は自己のユニット
IDを再び返送し、ネットワーク接続端末303は、返
送されたユニットIDを受信して、受信したユニットI
Dを自己が既に記憶していることを確認する。
【0169】再び装着された設定記憶ユニット304か
ら受信したユニットIDを既に記憶していることを確認
すると、ネットワーク接続端末303は、設定記憶ユニ
ット304に、設定記憶ユニット304から受信すべき
プログラムや設定情報のうち未だ受信していない部分の
送信を要求する(すなわちデータ転送の続行を要求す
る)。設定記憶ユニット304は、この要求に応答し、
該当する部分をネットワーク接続端末303に送って、
ネットワーク接続端末303は送られてきた当該部分を
受信し、受信が完了すると後続の処理を行う。
【0170】なお、設定記憶ユニット304から受信し
たユニットIDとは異なるユニットIDを記憶している
ことを確認した場合、ネットワーク接続端末303は、
設定記憶ユニット304とのデータ交換を拒絶する。
【0171】なお、ネットワーク接続端末303が設定
記憶ユニット304にデータ転送の続行を要求する手法
は任意である。従って、例えば、設定記憶ユニット30
4が、自己が送信すべきデータのうち実際に送信した部
分の末尾(あるいは、未だ送信していない部分の先頭)
の位置を記憶しておき、ネットワーク接続端末303
が、設定記憶ユニット304に転送の続行を要求する旨
のデータ(このデータは未だ受信していない部分を特定
する情報を含んでいる必要はない)を送るようにしても
よい。あるいは、ネットワーク接続端末303が、自己
が受信すべきデータのうち実際に受信した部分の末尾
(あるいは、未だ受信していない部分の先頭)の位置
を、実際に受信した部分の内容等に基づいて特定し、特
定した位置を示すデータを、設定記憶ユニット304
に、転送の続行を要求するデータとして送るようにして
もよい。
【0172】なお、設定記憶ユニット304は、必ずし
も、環境書込用マシン301やネットワーク接続端末3
03とUSBを介して接続されるものである必要はな
く、IEEE1394に準拠したバスや、RS−232
Cに準拠したバスや、その他任意の種類のバスやインタ
ーフェースを介して接続されてもよい。設定記憶ユニッ
ト304は、必ずしも、環境書込用マシン301やネッ
トワーク接続端末303と有線で接続される必要はな
く、無線で接続されてもよい。
【0173】また、設定記憶ユニット304は、自己の
ユニットIDを記憶する代わりに、自己のユニットID
を生成する論理回路などを備えるようにしてもよい。
【0174】また、設定記憶ユニット304が予め自己
のユニットIDを記憶する代わりに、ネットワーク接続
端末303が、設定記憶ユニット2の接続を検知したと
き、接続された設定記憶ユニット304のユニットID
を割り当てるようにしてもよい。具体的には、例えば、
ネットワーク接続端末303が、設定記憶ユニット30
4の接続を検知したとき、ユニット設定プログラムの処
理に従い、設定記憶ユニット304に、ユニットIDを
記憶していれば通知するように要求する。設定記憶ユニ
ット304は、記憶していれば当該ユニットIDを返送
し、記憶していなければ、ユニットIDの割り当てを要
求するデータを返送する。ネットワーク接続端末303
は、ユニットIDの割り当てを要求するデータを返送さ
れた場合は、割り当てるべきユニットIDを決定して自
ら記憶するとともに設定記憶ユニット304に送り、設
定記憶ユニット304は、受信したユニットIDを自己
のユニットIDとして記憶する。一方、ユニットIDを
返送された場合、ネットワーク接続端末303は、この
ユニットIDを自己が既に記憶しているか否かを判別
し、記憶していなければ設定記憶ユニット304とのデ
ータ交換を拒絶し、記憶していれば、この設定記憶ユニ
ット304からのデータ転送が中断されたものと判断し
て、データ転送の続行をこの設定記憶ユニット304に
要求する。
【0175】また、設定記憶ユニット304が予め自己
のユニットIDを記憶する代わりに、環境書込用マシン
301が、自己に接続された設定記憶ユニット304の
ユニットIDを割り当ててこの設定記憶ユニット304
に記憶させるようにしてもよい。
【0176】また、ネットワーク接続端末303がオペ
レーティングシステムの制御の下にプログラムを実行す
るものである場合、このオペレーティングシステムが、
ユニット認証プログラムの機能を行ってもよい。
【0177】また、環境書込用マシン301は、ユニッ
ト認証プログラムを設定記憶ユニット304に記憶さ
せ、ネットワーク接続端末303は、設定記憶ユニット
304が記憶するユニット認証プログラムをこの設定記
憶ユニット304に送信させ、受信して実行するように
してもよい。
【0178】なお、ユニットIDを設定記憶ユニット3
04からネットワーク接続端末303に送る処理(ある
いは、ユニットIDをネットワーク接続端末303から
設定記憶ユニット204に送る処理)は必ずしも必要な
処理ではなく、省略可能である。この処理を省略した場
合、ネットワーク接続端末303は、データ転送が中断
された場合、例えば、設定記憶ユニット304から受信
すべきデータのうち実際に受信した部分を一律に破棄す
るようにすればよい。
【0179】(第4の実施の形態)次に、この発明の第
4の実施の形態を、通信環境設定システムを例として説
明する。この通信環境設定システムの物理的構成は、第
3の実施の形態における、図21に示す構成と実質的に
同一である。
【0180】ただし、環境書込用マシン301の記憶部
312が記憶するデータベースは、環境調査プログラ
ム、環境設定プログラム及び環境復旧プログラムに代え
て、ネットワーク接続プログラムを記憶する。ネットワ
ーク接続プログラムは、ネットワーク接続端末303が
実行する後述の処理を制御する。
【0181】また、ネットワーク接続端末303が記憶
する設定情報は、例えば、上述の(A)〜(G)のデー
タに加え、(I) ネットワーク接続端末303の通信
制御装置の機種、を含んでいる。
【0182】次に、この通信環境設定システムの動作を
説明する。
【0183】(設定記憶ユニットへのデータの書き込み
の動作)環境書込用マシン301が設定記憶ユニット3
04にデータを書き込む動作は、第3の実施の形態と実
質的に同一である。ただし、環境書込用マシン301
は、環境調査プログラム、環境設定プログラム及び環境
復旧プログラムに代えて、ネットワーク接続プログラム
を設定記憶ユニットに送信するものとする。従って、設
定記憶ユニット304は、ネットワーク接続端末303
の利用者が入力又は選択した(A)〜(F)のデータ
と、ネットワーク接続プログラムとを不揮発的に記憶し
た状態となる。
【0184】(ネットワーク接続の動作)ネットワーク
接続端末303を利用したい場合、ネットワーク接続端
末303の利用者は、ネットワーク接続端末303がユ
ニット認証プログラムを実行している状態で、設定記憶
ユニット304をネットワーク接続端末303に装着す
る。
【0185】設定記憶ユニット304がネットワーク接
続端末303に装着されると、ネットワーク接続端末3
03は設定記憶ユニット304の装着を検知して、ユニ
ット認証プログラムの制御に従い、設定記憶ユニット3
04にユニットIDの送信を要求する。設定記憶ユニッ
ト304はこの要求に応答して自己のユニットIDを返
送し、ネットワーク接続端末303は、返送されたユニ
ットIDを受信する。そして、何らかのUSBデバイス
のユニットIDを自己が記憶していないことを確認した
後、受信したユニットIDを新たに記憶する。
【0186】そして、利用者が、設定記憶ユニット30
4が記憶するネットワーク接続プログラムの実行を指示
すると、ネットワーク接続端末303は、第3の実施の
形態における設定変更プログラムの場合と実質的に同一
の手順で設定記憶ユニット304よりネットワーク接続
プロラムを取得し、このネットワーク接続プログラムを
実行する。
【0187】ネットワーク接続端末303は、設定記憶
ユニット304が記憶するネットワーク接続プログラム
の実行を開始すると、設定記憶ユニット304に、記憶
部322が記憶している(A)及び(B)のデータの送
信を要求し、設定記憶ユニット2が該当する(A)及び
(B)のデータを返送すると、返送されたこれらのデー
タを受信する。また、ネットワーク接続端末303は、
自己が記憶する設定情報に含まれる(G)及び(I)の
データを読み出す。
【0188】そして、ネットワーク接続端末303は、
自己の通信制御部を駆動して、アクセスポイントAPへ
の接続の手順を開始する。ただし、接続する対象のアク
セスポイントAPは、設定記憶ユニット304から取得
した(A)のデータが示すものとする。また、通信の手
順や速度は、自己が記憶している(I)のデータが示す
機種の通信制御装置や、自己が記憶している(G)のデ
ータが示す種類の電話回線に適合する手順や速度とす
る。
【0189】ネットワーク接続端末303は、アクセス
ポイントAPとの接続中は、利用者の操作に従い、上述
したWWWブラウザの処理を、設定記憶ユニット304
が記憶するブラウザプログラムを起動することにより実
行する。また、ネットワーク接続端末303は、アクセ
スポイントAPとの接続中は、利用者の操作に従い、上
述のメール送受信の処理を、設定記憶ユニット304が
記憶するメールクライアントプログラムを起動すること
により実行する。
【0190】ただし、ネットワーク接続端末303は、
設定記憶ユニット304が記憶するブラウザプログラム
やメールクライアントプログラムに従った処理を行う場
合は、処理中に取り扱ったデータは、処理完了後にネッ
トワーク接続端末303が記憶したままになっていない
ようにする。すなわち、処理中に取り扱ったデータは設
定記憶ユニット304が記憶するものとしたり、あるい
は、処理を完了させる前に必ずネットワーク接続端末3
03の記憶装置の記憶領域から消去するようにしたりす
る。
【0191】なお、処理中に取り扱うデータとしては、
例えば、ネットワーク接続端末303がアクセスポイン
トAPから受信したデータや、ネットワーク接続端末3
03が自己の入力装置や設定記憶ユニット304から取
得したデータが含まれる。アクセスポイントAPから取
得するデータとしては、より具体的には、WWWブラウ
ザの処理に従って受信したHTML形式のデータや、メ
ール送受信の処理に従って受信した電子メールなどが含
まれる。また、ネットワーク接続端末303が自己の入
力装置から取得するデータとしては、より具体的には、
利用者が入力したURLや、利用者が入力した、宛先の
メールアドレス、電子メールの表題及び内容を表すデー
タなどが含まれる。
【0192】また、ネットワーク接続端末303は、設
定記憶ユニット304が記憶するブラウザプログラムや
メールクライアントプログラムに従った処理において、
設定情報を用いる場合は、設定記憶ユニット304が記
憶している設定情報を用いるものとする。例えば、メー
ル送受信の処理で、ネットワーク接続端末303は、設
定記憶ユニット304が記憶する(D)及び(E)のデ
ータが示すメール送信サーバ及びメール受信サーバにア
クセスするものとする。また、メール受信サーバへのロ
グインは、設定記憶ユニット304が記憶する(F)の
データを用いて行う。また、送信する電子メールの発信
元のメールアドレスは設定記憶ユニット304が記憶す
る(C)のデータが示すメールアドレスとする。
【0193】そして、ネットワーク接続端末303のレ
セプタクルR2から設定記憶ユニット304のUSBコ
ネクタPが取り外されると、ネットワーク接続端末30
3は、設定記憶ユニット304が切り離されたことを検
知し、例えば、ユニット認証プログラムの制御に従っ
て、自己が記憶しているユニットIDを消去する。ま
た、ネットワーク接続端末303は、設定記憶ユニット
304が切り離されたことを検知した時点で、設定記憶
ユニット304が記憶するブラウザプログラムやメール
クライアントプログラムの処理中に取り扱ったデータを
記憶している場合は、このデータを自己の記憶装置の記
憶領域から消去する。
【0194】以上説明した処理の結果、ネットワーク接
続端末303は、設定記憶ユニット304が接続されて
いる間、環境書込用マシン301によりデータの書き込
みを受けた設定記憶ユニット304を所持する利用者が
選択したアクセスポイントAPに接続可能な状態とな
り、また、当該利用者宛の電子メールを受信したり、当
該利用者を発信元とする電子メールを送信したりするこ
とが可能な状態となる。
【0195】(異常発生時の動作)ネットワーク接続端
末303が設定記憶ユニット304から環境設定プログ
ラムや環境調査プログラムや環境復旧プログラムや設定
情報を受信している間にネットワーク接続端末303と
設定記憶ユニット304とが切り離された場合、及び、
いったん切り離された設定記憶ユニット304がネット
ワーク接続端末303に再び装着された場合における、
設定記憶ユニット304及びネットワーク接続端末30
3の動作は、第3の実施の形態における動作と実質的に
同一である。
【0196】以上、この発明の実施の形態を説明した
が、この発明にかかる構成は、専用のシステムによら
ず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能であ
る。例えば、記録媒体ドライバを備えるパーソナルコン
ピュータに、上述の設定用コンピュータ115の動作を
実行するためのプログラムを格納した媒体(CD−RO
M、FD、MO、磁気テープ等)からこれらプログラム
をインストールすることにより、上述の第2の実施の形
態に係るサインアップシステムを構成することができ
る。また、例えば、記録媒体ドライバを備えるパーソナ
ルコンピュータに、上述の環境書込用マシン301の動
作を実行するためのプログラムを格納した媒体からこれ
らプログラムをインストールすることにより、上述の第
3の実施の形態の環境設定システムを構成することがで
きる。また、例えば、USBホストコントローラを備え
るパーソナルコンピュータに、上述の環境書込用マシン
301の動作を実行するためのプログラムを格納した媒
体からこのプログラムをインストールし、USBクライ
アントチップを備えるパームトップ型のパーソナルコン
ピュータに、上述の設定記憶ユニット304の動作を実
行するためのプログラムを格納した媒体からこのプログ
ラムをインストールすることにより、上述の第4の実施
の形態の通信環境設定システムを構成することができ
る。
【0197】また、例えば、通信回線のBBSにこれら
のプログラムを掲示し、これらを通信回線を介して配信
してもよく、また、これらのプログラムを表す信号によ
り搬送波を変調し、得られた変調波を伝送し、この変調
波を受信した装置が変調波を復調して該プログラムを復
元するようにしてもよい。そして、これらのプログラム
を起動し、OSの制御下に、他のアプリケーションプロ
グラムと同様に実行することにより、上述の処理を実行
することができる。
【0198】なお、OSが処理の一部を分担する場合、
あるいは、OSが本願発明の1つの構成要素の一部を構
成するような場合には、記録媒体には、その部分を除い
たプログラムを格納してもよい。この場合も、この発明
では、その記録媒体には、コンピュータが実行する各機
能又はステップを実行するためのプログラムが格納され
ているものとする。
【0199】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ネットワークの利用に関連するサービスの提供を容易に
なる。また、この発明によれば、コンピュータの知識が
少ない者でも、比較的容易に、ネットワークへのアクセ
スが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るインターネッ
トアクセスシステムの構成を示す図である。
【図2】インターネットサービスプロバイダの構成を示
す図である。
【図3】オンラインサインアップ時の動作と登録情報を
確認するための動作とを説明するためのフローチャート
である。
【図4】画面の表示例を示す図である。
【図5】画面の表示例を示す図である。
【図6】画面の表示例を示す図である。
【図7】画面の表示例を示す図である。
【図8】画面の表示例を示す図である。
【図9】画面の表示例を示す図である。
【図10】画面の表示例を示す図である。
【図11】画面の表示例を示す図である。
【図12】画面の表示例を示す図である。
【図13】ブラウザやメーラを再設定するための動作を
説明するためのフローチャートである。
【図14】本発明の第2の実施の形態に係るサインアッ
プシステムの構成を示す図である。
【図15】FDに記録される設定情報の例を示す図であ
る。
【図16】図2に示す会員データベースに記録される情
報の例を説明するための図である。
【図17】ダイヤルアッププログラム、ブラウザ、メー
ラを設定するための動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図18】図2に示す会員データベースに記録される情
報の変形例を説明するための図である。
【図19】図2に示す会員データベースに記録される情
報の他の変形例を説明するための図である。
【図20】この発明の第3の実施の形態にかかる環境設
定システムの構成を示すブロック図である。
【図21】図20の環境設定システムの構成の変形例を
示すブロック図である。
【図22】図21の設定記憶ユニットの外形を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 フランチャイズ本部 11 販売店 13 公衆回線網 15−1〜15−n インターネットサービスプロバイ
ダ 17 インターネット 19 コンピュータ購入者の自宅 111 設定対象のコンピュータ 112 CD−ROM 113 FD 115 設定用コンピュータ 301 環境書込用マシン 311 処理部 312 記憶部 313 入力部 314 表示部 315 記録媒体ドライブ部 316 インターフェース部 302 記録媒体 303 ネットワーク接続端末 304 設定記憶ユニット 321 処理部 322 記憶部 323 インターフェース部 N ネットワーク T 電話回線 AP アクセスポイント

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】販売店にオンラインサインアップ用のプロ
    グラムを配布し、当該プログラムを実行させることによ
    って、販売店に、インターネットサービスプロバイダが
    ユーザに供給するサービスについての契約の締結を図ら
    せるためのネットワーク接続サービス提供支援方法であ
    って、 コンピュータに前記プログラムを実行させることによ
    り、 前記コンピュータに、インターネットサービスプロバイ
    ダを指定する旨の入力操作に応答して、指定されたイン
    ターネットサービスプロバイダとの契約内容を表示さ
    せ、 表示された契約内容に同意する旨の入力操作に応答し
    て、前記指定されたインターネットサービスプロバイダ
    がサービスを提供するために運営するサービス提供シス
    テムに対してオンラインサインアップ処理を実行し、 前記オンラインサインアップ処理により取得した情報に
    基づいて、前記コンピュータの前記サービス提供システ
    ムにアクセスするための設定ファイルを書き換えること
    により、前記指定されたインターネットサービスプロバ
    イダが提供するサービスの享受を可能とする、 ことを特徴とするネットワーク接続サービス提供支援方
    法。
  2. 【請求項2】販売店に設定用プログラムを配布し、当該
    設定用プログラムを実行させることによって、販売店
    に、インターネットサービスプロバイダがユーザに供給
    するサービスについての契約の締結を図らせるためのネ
    ットワーク接続サービス提供支援方法であって、 前記設定用プログラムとコンピュータからインターネッ
    トサービスプロバイダへアクセスするための設定情報と
    を記録媒体に記録してユーザ側に配布し、 前記記録媒体の配布後、前記インターネットサービスプ
    ロバイダにアクセスして、サインアップの処理を実行
    し、前記コンピュータと前記インターネットサービスプ
    ロバイダとを接続する通信回線を、コンピュータからイ
    ンターネットサービスプロバイダへアクセスできるよう
    に変更させ、 前記コンピュータ上で、前記記録媒体に記録された前記
    設定用プログラムを実行することにより、当該設定用プ
    ログラムが、当該コンピュータ内の前記インターネット
    サービスプロバイダにアクセスするためのプログラムを
    前記設定情報に基づいて設定する設定処理を行い、前記
    インターネットサービスプロバイダが提供するサービス
    の享受を可能とする、 ことを特徴とするネットワーク接続サービス提供支援方
    法。
  3. 【請求項3】自己の動作条件を設定するための設定情報
    を記憶するコンピュータに当該設定情報を所定の内容へ
    と変更させるための設定変更プログラムを、ユーザが利
    用する当該コンピュータが読み取り可能な記録媒体に書
    き込むことによって、インターネットサービスプロバイ
    ダがユーザに供給するサービスについての契約の締結を
    図らせるためのネットワーク接続サービス提供支援方法
    であって、前記コンピュータは通信回線に接続されるも
    のであり、前記動作条件は前記コンピュータが前記通信
    回線を介して外部と通信する場合の通信条件を含む、 ことを特徴とするネットワーク接続サービス提供支援方
    法。
  4. 【請求項4】携帯可能に構成されており、自己の動作条
    件を設定するための設定情報を記憶するコンピュータに
    着脱可能に接続され、データを記憶する記憶手段と、前
    記記憶手段が記憶するプログラムを前記コンピュータに
    転送する転送手段と、を備える動作環境設定支援装置の
    前記記憶手段に、前記コンピュータが記憶する設定情報
    に代わって前記コンピュータの動作条件を設定する代替
    用設定情報、及び、前記代替用設定情報に従って前記コ
    ンピュータを動作させるためのプログラムを記憶させる
    ことにより、インターネットサービスプロバイダがユー
    ザに供給するサービスについての契約の締結を図らせ
    る、 ことを特徴とするネットワーク接続サービス提供支援方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7352734B2 (en) 2004-03-18 2008-04-01 Nec Corporation Public wireless LAN connection servicing device and method
WO2020110212A1 (ja) * 2018-11-26 2020-06-04 Stra株式会社 仮想資産預入システム

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