JP2003176936A - 環境試験器の温度制御装置及びその温度制御方法 - Google Patents

環境試験器の温度制御装置及びその温度制御方法

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JP2003176936A
JP2003176936A JP2001376554A JP2001376554A JP2003176936A JP 2003176936 A JP2003176936 A JP 2003176936A JP 2001376554 A JP2001376554 A JP 2001376554A JP 2001376554 A JP2001376554 A JP 2001376554A JP 2003176936 A JP2003176936 A JP 2003176936A
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秀男 澤野
Masakazu Watanabe
正和 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 温度制御部での温度の異常上昇または異常降
下を防止しつつ、温度測定点での温度上昇速度または降
下温度速度の向上をはかることができる環境試験器の温
度制御方法を提供する。 【解決手段】 温度上昇又は下降時に、目標温度設定値
SV1にオフセット値βを加えたものを温度設定値SV
として用い、環境試験器1内4bで測定された第2実測
温度測定値PV2が目標温度設定値SV1に近づくと、
オフセット値βをゼロまで減少させ温度設定値SVを目
標温度設定値SV1に切り換える温度設定値演算手段5
aと、温度上昇又は下降時に、温度制御部近傍4aで測
定された第1実測温度測定値PV1を温度測定値PVに
用い、第2実測温度測定値PV2が目標温度設定値SV
1に近づくと、温度測定値PVを第2実測温度測定値P
V2に切り換える温度測定値演算手段5bと、を備える
ことを特徴とする環境試験器1の温度制御装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、恒温器等の環境試
験器の温度制御装置及びその温度制御方法に関し、特に
槽内温度分布の向上が求められる環境試験器、および試
料付近の温度制御が求められる環境試験器の温度制御装
置及びその温度制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、試料を収容する試験槽に、加熱
源、冷却源及び槽内空気攪拌部を有する温度制御部を設
け、この温度制御部によって前記試験槽内の温度を制御
する環境試験器が知られている。
【0003】この環境試験器においては、試験を行う試
験槽を所定の目標温度にして試験を行うことが必要であ
るため、一つまたは複数の温度測定点の温度を測定する
ことにより温度制御が行われている。従来の環境試験器
では、温度制御部(加熱源、冷却源、槽内空気攪拌部)
近傍に温度測定点が設けられており、その温度を目標温
度にコントロールすることを行っていたが、温度制御部
より離れた点や温度制御部より離れた試料近傍において
は、目標温度に対してオフセットが発生したり、あるい
はその雰囲気に到達するまでの所要時間が長いという問
題点があった。
【0004】USP4925089には、環境試験器の
試験槽における温度制御に対する反応を迅速化するた
め、カスケード接続された目標温度と装置の温度に対し
て必須温度を演算する第一の制御要素と、前記必須温度
と実際の温度から設定温度を演算する第二の制御要素
の、二つの制御要素を用いる環境試験器の反応制御装置
および方法が開示されている。しかし、温度上昇や温度
下降に対する応答性に改善の必要がある。
【0005】
【発明の解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、温度測定点を環境試験器の温
度制御部(加熱源、冷却源、槽内空気攪拌部)近傍以外
において設けることによって、槽内温度分布の向上を図
ることができ、かつ、温度制御部での温度の異常上昇ま
たは異常降下を防止しつつ、温度制御部より離れた点や
温度制御部より離れた試料近傍における温度測定点での
温度上昇速度または温度降下速度の向上をはかることが
できる環境試験器の温度制御方法を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の請求項1に記載の環境試験器の温度制御装置
は、温度測定点における実測温度測定値PV1及びPV
2と、目標温度設定値SV1とに基づいて、温度測定値
PVと温度設定値SVとを温度制御回路において演算し
ながら環境試験器の温度制御部を制御する環境試験器の
温度制御装置であって、前記温度測定点は、前記温度制
御部の近傍に設けられ、第1実測温度測定値PV1を出
力する第1温度測定点と、前記温度制御部から離れた環
境試験器内に設けられ、第2実測温度測定値PV2を出
力する第2温度測定点とを有してなり、温度上昇又は下
降時に、前記目標温度設定値SV1にオフセット値βを
加えたものを温度設定値SVとして用い、前記第2実測
温度測定値PV2が目標温度設定値SV1に近づくと、
前記オフセット値βをゼロまで減少させ前記温度設定値
SVを前記目標温度設定値SV1に切り換える温度設定
値演算手段と、温度上昇又は下降時に、前記第1実測温
度測定値PV1を温度測定値PVに用い、前記第2実測
温度測定値PV2が目標温度設定値SV1に近づくと、
前記温度測定値PVを前記第2実測温度測定値PV2に
切り換える温度測定値演算手段と、を備えることを特徴
としている。
【0007】この請求項1の構成によると、環境試験器
の温度制御部近傍の点および温度制御部から離れた点の
双方において温度を測定することが可能となる。したが
って、温度制御部より離れた温度測定点での温度雰囲気
が目標温度設定値でコントロール可能となり、槽内温度
分布の向上を図ることができる。また、温度制御部より
離れた温度測定点の温度上昇速度または降下速度を向上
させることができるとともに、温度制御部近傍の温度異
常上昇または異常降下の防止も可能である。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の環境試験器の温度制御装置であって、前記温度設定値
演算手段は、下記式で行われる。 SV=(SV1±β)×α/100+(SV1×(10
0−α)/100) 上記式において、αは0〜100%の補正比率である。
また、βは温度上昇時は+、温度降下時は−として加え
られるオフセット値である。
【0009】この請求項2の構成によると、目標温度設
定値SV1にオフセット値βを加えたものを温度設定値
SVとすることにより、温度制御のための出力値を増加
させ、温度制御部から離れた点での実測温度測定値PV
2の温度上昇(降下)速度を速めることができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の環境試験器の温度制御装置であって、前記温度測定値
演算手段は、下記式で行われる。 PV=(PV1×α/100)+(PV2×(100−
α)/100) 上記式において、αは0〜100%の補正比率である。
【0011】この請求項3の構成によると、温度上昇
(降下)開始時に温度制御部近傍の温度異常上昇または
異常降下を防止することができるとともに、目標温度設
定値に至るまでの状態において温度制御部より離れた温
度測定点の温度上昇速度または降下速度を向上させるこ
とも可能である。さらに、目標温度付近の状態において
は、温度制御部より離れた温度測定点での温度雰囲気が
目標温度設定値でコントロール可能となり、槽内温度分
布の向上を図ることができる。
【0012】請求項4に記載の環境試験器の温度制御方
法は、温度測定点における実測温度測定値PV1及びP
V2と、目標温度設定値SV1とに基づいて、温度測定
値PVと温度設定値SVとを温度制御回路において演算
しながら環境試験器の温度制御部を制御する環境試験器
の温度制御方法であって、前記温度測定点は、前記温度
制御部の近傍に設けられ、第1実測温度測定値PV1を
出力する第1温度測定点と、前記温度制御部から離れた
環境試験器内に設けられ、第2実測温度測定値PV2を
出力する第2温度測定点を有してなり、温度上昇又は下
降時に、前記目標温度設定値SV1にオフセット値βを
加えたものを温度設定値SVとして用いるとともに、前
記第1実測温度測定値PV1を温度測定値PVとして用
いて温度制御を行い、前記第2実測温度測定値PV2が
目標温度設定値SV1に近づくと、前記オフセット値β
をゼロまで減らしていき前記温度設定値SVを前記目標
温度設定値SV1に切り換えるとともに、前記温度測定
値PVを前記第2実測温度測定値PV2に切り換えて温
度制御を行うことを特徴としている。
【0013】この請求項4の構成によると、環境試験器
の温度制御部近傍の点および温度制御部から離れた点の
双方において温度を測定することが可能となる。したが
って、温度制御部より離れた温度測定点での温度雰囲気
が目標温度設定値でコントロール可能となり、槽内温度
分布の向上を図ることができる。また、温度制御部より
離れた温度測定点の温度上昇速度または降下速度を向上
させることができるとともに、温度制御部近傍の温度異
常上昇または異常降下の防止も可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明に
係る環境試験器の温度制御装置の一実施例について説明
する。図1は、本発明に係る環境試験器の温度制御装置
の一例を示したものであり、環境試験器及び温度制御回
路の概略図である。
【0015】図1に示すように、環境試験器1は、温度
制御部2と、試験槽3とを有している。温度制御部2
は、図示しない加熱源、冷却源および槽内空気攪拌部か
ら構成されている。試験槽3は、試料を収容して環境試
験を行う。温度制御回路5は、第1温度測定点4aおよ
び第2温度測定点4bとを有している。
【0016】第1温度測定点4aは、温度制御部2の近
傍に設けられており、温度センサなどにより温度制御部
2の近傍の温度PV1を測定する。第1温度測定点4a
において測定された第1実測温度測定値PV1は、温度
制御回路5に送られ演算処理される。一方、第2温度測
定点4bは、温度制御部2から離れたところに設けられ
ており、温度センサなどにより周囲の温度PV2を測定
する。第2温度測定点4bにおいて測定された第2実測
温度測定値PV2は、温度制御回路5に送られ演算処理
される。
【0017】また、温度制御回路5は、第1温度測定点
4aにおける第1実測温度測定値PV1及び第2温度測
定点4bにおける第2実測温度測定値PV2と、目標温
度設定値SV1とを演算しながら、環境試験器1の温度
制御部2を制御する。温度制御回路5は、温度測定値演
算手段5aと、温度設定値演算手段5bと、制御出力値
演算手段5cとから構成されている。
【0018】温度測定値演算手段5aは、第1実測温度
測定値PV1と、第2実測温度測定値PV2とから温度
制御のために用いるための温度測定値PVを演算する。
温度設定値演算手段5bは、あらかじめ設定された目標
温度設定値SV1と、第2実測温度測定値PV2とから
温度制御に用いるための温度設定値SVを演算する。制
御出力値演算手段5cは、温度制御のために用いるため
の温度測定値PVおよび温度制御に用いるための温度設
定値SVから制御出力値MVを算出する。
【0019】次に、温度制御回路5における各演算手段
5a、5b、5cの作用について説明する。
【0020】温度上昇(下降)開始時は、温度測定値P
Vとして第1実測温度測定値PV1を用いて温度制御を
行う。第2実測温度測定値PV2の温度上昇(下降)速
度を速めるため、温度設定値SVは目標温度設定値SV
1にオフセット値βを加え、温度制御のための出力値M
Vを増加させる。
【0021】第2実測温度測定値PV2が目標温度設定
値SV1に近づいてきたら、温度設定値SVを目標温度
設定値SV1に切り替えていき、かつ対象とする温度測
定値PVを第2実測温度測定値PV2に切り替えてい
く。
【0022】前記の目標温度設定値SV1への切り替え
および第2実測温度測定値PV2への切り替えは、次の
算出式により行う。 PV=(PV1×α/100)+(PV2×(100−
α)/100) SV=(SV1±β)×α/100+(SV1×(10
0−α)/100) なお、αは補正比率(0%〜100%)であり、βは設
定値オフセット値(温度上昇時は+、温度下降時は−と
し、装置の特性にあわせ、任意に設定する)である。こ
こで、補正比率αは、図2のように目標温度設定値SV
1と第2実測温度測定値PV2により算出する。図2に
おけるSV2、SV3は、装置の特性にあわせ、任意に
設定する。
【0023】即ち、図2に示すように、温度上昇(下
降)開始時は、補正比率αを100%とすることによっ
て、温度測定値PVが第1実測温度測定値PV1とな
る。その後、補正比率αを100%から徐々に減じてい
き、第2実測温度測定値PV2が目標温度設定値SV1
に近づいてきたら、最終的に補正比率αを0%とするこ
とによって、対象とする温度測定値PVが第2実測温度
測定値PV2に切り替わる。
【0024】制御出力値演算手段5cでは、温度測定値
PVと温度設定値SVとの偏差から制御出力値MVを演
算し、温度測定値PVを迅速に温度設定値SVに追従さ
せるためにPID制御が行われる。
【0025】前記の温度制御回路5における演算手段5
a、5b、5cによると、温度制御に用いるための温度
設定値SVと、温度制御に用いるための温度測定値PV
は、図3のように遷移しながら温度制御が行われる。
【0026】即ち、図3に示すように、温度上昇(下
降)開始時は、目標温度設定値SV1にオフセット値β
を加えたものを温度設定値SVとすることによって、温
度測定値PVである第1実測温度測定値PV1と温度設
定値SVとの偏差から出力制御値MVを演算して温度制
御を行う。
【0027】その後、オフセット値βを徐々に減じてい
き、第2実測温度測定値PV2が目標温度設定値SV1
に近づいてきたら、最終的にオフセット値βを0とする
ことによって、対象とする温度設定値SVが目標温度測
定値SV1に切り替わり、温度測定値PVである第2実
測温度測定値PV2と温度設定値である目標温度設定値
SV1との偏差から出力制御値MV演算して温度制御を
行う。
【0028】このように本実施例に係る環境試験器1に
よれば、温度上昇(下降)開始時は、オフセット値βの
分だけ偏差が増加することから出力制御値MVも大きく
なり、第1実測温度測定値PV1の温度勾配の傾斜が大
きくなる。一方、第2実測温度測定値PV2は、温度制
御部2より離れているため、第1実測温度測定値PV1
の温度勾配の傾斜よりも緩やかな温度勾配の傾斜で温度
上昇(下降)していくが、出力制御値MVが大きいこと
から、第2実測温度測定値PV2の温度上昇(下降)速
度を向上させることができる。更に、温度測定値PVを
第1実測測定値PV1としていることから、温度制御部
2付近の温度異常上昇(下降)の防止も可能である。
【0029】また、第2実測温度測定値PV2が目標温
度設定値SV1に近づいてきたら、最終的に、温度制御
部2から離れている第2実測温度測定値PV2を温度測
定値PVとし、かつ、目標温度設定値SV1を温度設定
値SVとしていることから、温度制御部より離れた温度
測定点での温度雰囲気が、目標温度設定値でコントロー
ル可能となる。
【0030】なお、本発明にかかる環境試験器の温度制
御方法の実施例は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載した限りにおいてさまざまな
設計変更が可能である。
【0031】例えば、前記実施例は、温度制御部近郊の
点と温度制御部から離れた点に温度測定点を設置する構
成であるが、図4に示すように温度制御部近郊の点と試
料近傍の点に温度測定点を設置する構成にしてもよい。
図4に示すように、環境試験器11は、温度制御部12
と、試験槽13とを有している。温度制御部12は、図
示されない加熱源、冷却源および槽内空気攪拌部から構
成されている。試験槽13は、試料16を収容して環境
試験を行う。図示されない温度制御回路は、第1温度測
定点14aおよび第2温度測定点14bとを有してい
る。第1温度測定点14aは温度制御部12の近傍に設
けられ、一方、第2温度測定点14bは温度制御部12
から離れた試料16近傍に設けられている。
【0032】この場合は、第2温度測定点14bでの温
度雰囲気をコントロールすることが可能となり、試料1
6近傍の温度雰囲気を目標温度設定値に温度制御するこ
とが可能となる。また、第2温度測定点14bの温度上
昇速度または降下速度を向上させることができるととも
に、第1温度測定点14aの温度異常上昇または異常降
下の防止も可能である。
【0033】
【発明の効果】本発明の環境試験器の温度制御装置及び
その温度制御方法によると、温度制御部より離れた温度
測定点での温度雰囲気が目標温度設定値でコントロール
可能となり、槽内温度分布の向上を図ることができる。
また、温度制御部より離れた温度測定点の温度上昇速度
または降下速度を向上させることができるとともに、温
度制御部近傍の温度異常上昇または異常降下の防止も可
能である。さらに、応用分野として温度測定部を試料近
傍に設置することにより、試料温度制御も行うことが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る環境試験器の温度制御装置の実施
例の一例を示したものであり、環境試験器及び温度制御
回路の概略図である。
【図2】補正比率αの算出について示したグラフであ
る。
【図3】温度制御に用いるための温度設定値SVと、温
度制御に用いるための温度測定値PVの時間推移につい
て示したグラフである。
【図4】本発明に係る環境試験器の温度制御装置の実施
例の別の一例を示したものであり、環境試験器及び温度
制御回路の概略図である。
【符号の説明】
1 環境試験器 2 温度制御部 4a 第1温度測定点(温度制御部の近傍点) 4b 第2温度測定点(温度制御部から離れた点) 5 温度制御回路 5a 温度測定値演算手段 5b 温度設定値演算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L054 BE02 3L060 AA06 CC02 DD05 EE23 EE24 EE45

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度測定点における実測温度測定値PV
    1及びPV2と、目標温度設定値SV1とに基づいて、
    温度測定値PVと温度設定値SVとを温度制御回路にお
    いて演算しながら環境試験器の温度制御部を制御する環
    境試験器の温度制御装置であって、 前記温度測定点は、前記温度制御部の近傍に設けられ、
    第1実測温度測定値PV1を出力する第1温度測定点
    と、前記温度制御部から離れた環境試験器内に設けら
    れ、第2実測温度測定値PV2を出力する第2温度測定
    点とを有してなり、 温度上昇又は下降時に、前記目標温度設定値SV1にオ
    フセット値βを加えたものを温度設定値SVとして用
    い、前記第2実測温度測定値PV2が目標温度設定値S
    V1に近づくと、前記オフセット値βをゼロまで減少さ
    せ前記温度設定値SVを前記目標温度設定値SV1に切
    り換える温度設定値演算手段と、 温度上昇又は下降時に、前記第1実測温度測定値PV1
    を温度測定値PVに用い、前記第2実測温度測定値PV
    2が目標温度設定値SV1に近づくと、前記温度測定値
    PVを前記第2実測温度測定値PV2に切り換える温度
    測定値演算手段と、を備えることを特徴とする環境試験
    器の温度制御装置。
  2. 【請求項2】 前記温度設定値演算手段は、下記式で行
    われる請求項1に記載の環境試験器の温度制御装置。 SV=(SV1±β)×α/100+(SV1×(10
    0−α)/100) 上記式において、αは0〜100%の補正比率である。
    また、βは温度上昇時は+、温度降下時は−として加え
    られるオフセット値である。
  3. 【請求項3】 前記温度測定値演算手段は、下記式で行
    われる請求項1に記載の環境試験器の温度制御装置。 PV=(PV1×α/100)+(PV2×(100−
    α)/100) 上記式において、αは0〜100%の補正比率である。
  4. 【請求項4】 温度測定点における実測温度測定値PV
    1及びPV2と、目標温度設定値SV1とに基づいて、
    温度制御値PVと温度設定値SVとを温度制御回路にお
    いて演算しながら環境試験器の温度制御部を制御する環
    境試験器の温度制御方法であって、 前記温度測定点は、前記温度制御部の近傍に設けられ、
    第1実測温度測定値PV1を出力する第1温度測定点
    と、前記温度制御部から離れた環境試験器内に設けら
    れ、第2実測温度測定値PV2を出力する第2温度測定
    点を有してなり、 温度上昇又は下降時に、前記目標温度設定値SV1にオ
    フセット値βを加えたものを温度設定値SVとして用い
    るとともに、前記第1実測温度測定値PV1を温度測定
    値PVとして用いて温度制御を行い、 前記第2実測温度測定値PV2が目標温度設定値SV1
    に近づくと、前記オフセット値βをゼロまで減らしてい
    き前記温度設定値SVを前記目標温度設定値SV1に切
    り換えるとともに、前記温度測定値PVを前記第2実測
    温度測定値PV2に切り換えて温度制御を行うことを特
    徴とする環境試験器の温度制御方法。
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