JP2003176446A - ホルムアルデヒドベースの樹脂からのホルムアルデヒドの放出が低いコーティングおよびバインダー - Google Patents
ホルムアルデヒドベースの樹脂からのホルムアルデヒドの放出が低いコーティングおよびバインダーInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ホルムアルデヒド放出が低い、ホルムアルデ
ヒド樹脂ベースのコーティングおよびボードバインダー
を提供すること。 【解決手段】 本発明は、ホルムアルデヒドの放出が低
いコーティング組成物を提供し、この組成物は、以下ホ
ルムアルデヒド樹脂；およびポリアミドスカベンジャ
ー、を含有する。１つの実施形態においては、上記ポリ
アミドが合成ポリアミドである。１つの実施形態におい
ては、上記合成ポリアミドが、ポリアクリルアミド、ポ
リメタクリルアミド、ポリアミドテロマー、Ｎ−置換ポ
リアミドおよびこれらの組み合わせから本質的になる群
より選択される。
ヒド樹脂ベースのコーティングおよびボードバインダー
を提供すること。 【解決手段】 本発明は、ホルムアルデヒドの放出が低
いコーティング組成物を提供し、この組成物は、以下ホ
ルムアルデヒド樹脂；およびポリアミドスカベンジャ
ー、を含有する。１つの実施形態においては、上記ポリ
アミドが合成ポリアミドである。１つの実施形態におい
ては、上記合成ポリアミドが、ポリアクリルアミド、ポ
リメタクリルアミド、ポリアミドテロマー、Ｎ−置換ポ
リアミドおよびこれらの組み合わせから本質的になる群
より選択される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本願は、２００１年９月４日
に出願された仮出願番号６０／３１７，０４３（その内
容は、その全体が本明細書中に参考として援用される）
の利益を主張する、特許出願である。
に出願された仮出願番号６０／３１７，０４３（その内
容は、その全体が本明細書中に参考として援用される）
の利益を主張する、特許出願である。
【０００２】本発明は、ホルムアルデヒド放出が低い、
ホルムアルデヒド樹脂ベースのコーティングおよびボー
ドバインダーに関し、そしてより具体的には、パネル用
の、ポリアミドスカベンジャーを含有するホルムアルデ
ヒド樹脂ベースのコーティングおよびバインダーに関す
る。
ホルムアルデヒド樹脂ベースのコーティングおよびボー
ドバインダーに関し、そしてより具体的には、パネル用
の、ポリアミドスカベンジャーを含有するホルムアルデ
ヒド樹脂ベースのコーティングおよびバインダーに関す
る。
【０００３】
【従来の技術】音響パネルは、種々の異なる目的で使用
され、そして一連の異なる繊維、バインダーおよび充填
剤からなる。主として、繊維質のパネルは、鉱さい綿、
パーライト、セルロース繊維、充填剤およびバインダー
から作製される。
され、そして一連の異なる繊維、バインダーおよび充填
剤からなる。主として、繊維質のパネルは、鉱さい綿、
パーライト、セルロース繊維、充填剤およびバインダー
から作製される。
【０００４】パネルの製造は、スラリーに混合された繊
維、充填剤、バルキング剤、バインダー、水、界面活性
剤および他の添加剤の組み合わせを利用し、そしてパネ
ルに加工される。使用される繊維の例としては、鉱さい
綿、ガラス繊維、およびセルロース材料が挙げられ得
る。セルロース材料は、代表的に、新聞用紙の形態であ
る。添加される充填剤としては、膨張パーライト、光沢
剤（例えば、酸化チタン）およびクレイが挙げられ得
る。繊維質パネルにおいて使用されるバインダーの例と
しては、デンプン、ラテックスおよび再生紙製品が挙げ
られ、これは、一緒に結合し、そして全ての成分を構造
的マトリックスに閉じ込める、結合系を作製する。
維、充填剤、バルキング剤、バインダー、水、界面活性
剤および他の添加剤の組み合わせを利用し、そしてパネ
ルに加工される。使用される繊維の例としては、鉱さい
綿、ガラス繊維、およびセルロース材料が挙げられ得
る。セルロース材料は、代表的に、新聞用紙の形態であ
る。添加される充填剤としては、膨張パーライト、光沢
剤（例えば、酸化チタン）およびクレイが挙げられ得
る。繊維質パネルにおいて使用されるバインダーの例と
しては、デンプン、ラテックスおよび再生紙製品が挙げ
られ、これは、一緒に結合し、そして全ての成分を構造
的マトリックスに閉じ込める、結合系を作製する。
【０００５】有機バインダー（例えば、デンプン）は、
しばしば、パネルへの構造的接着を提供する主な成分で
ある。デンプンは、好ましい有機バインダーである。な
ぜなら、それは比較的安価であるからである。例えば、
新聞用紙、鉱さい綿、およびパーライトを含むパネル
は、デンプンにより一緒に結合され得る。デンプンは、
このパネル構造に対して、強度および耐久性の両方を付
与するが、水分に感受性であり、このことは、パネルの
軟化およびたるみを引き起こし得る。従って、デンプン
およびセルロースを含むボードは、大気中の湿気に感受
性であり、このことは、パネルの弱化を導き得る。
しばしば、パネルへの構造的接着を提供する主な成分で
ある。デンプンは、好ましい有機バインダーである。な
ぜなら、それは比較的安価であるからである。例えば、
新聞用紙、鉱さい綿、およびパーライトを含むパネル
は、デンプンにより一緒に結合され得る。デンプンは、
このパネル構造に対して、強度および耐久性の両方を付
与するが、水分に感受性であり、このことは、パネルの
軟化およびたるみを引き起こし得る。従って、デンプン
およびセルロースを含むボードは、大気中の湿気に感受
性であり、このことは、パネルの弱化を導き得る。
【０００６】音響パネルのたるみに抵抗するために使用
される１つの方法は、このパネルをホルムアルデヒド樹
脂ベースのコーティングでコーティングすることであ
る。ホルムアルデヒド樹脂ベースのコーティングが水分
または湿気に曝される場合に、これらのコーティングは
膨張する傾向があり、このことは、たるみを防止し得
る。ホルムアルデヒド樹脂の例としては、メラミン−ホ
ルムアルデヒド、ならびに架橋し得る他のホルムアルデ
ヒドベースの樹脂（フェニルホルムアルデヒドおよび尿
素−ホルムアルデヒド）が挙げられる。
される１つの方法は、このパネルをホルムアルデヒド樹
脂ベースのコーティングでコーティングすることであ
る。ホルムアルデヒド樹脂ベースのコーティングが水分
または湿気に曝される場合に、これらのコーティングは
膨張する傾向があり、このことは、たるみを防止し得
る。ホルムアルデヒド樹脂の例としては、メラミン−ホ
ルムアルデヒド、ならびに架橋し得る他のホルムアルデ
ヒドベースの樹脂（フェニルホルムアルデヒドおよび尿
素−ホルムアルデヒド）が挙げられる。
【０００７】硬化したホルムアルデヒド樹脂は、残余の
メチロール末端基を含み、これは、水に対して高い親和
性を有し、そしてこの樹脂は、可撓性の架橋構造を有
し、この構造は、このコーティングが水分を取り込む際
に、水素結合を利用して、膨張し得る。ホルムアルデヒ
ド樹脂ベースのコーティングが音響パネルの背面に塗布
される場合に、このコーティングは、湿った条件下で膨
張し、そしてこのパネルの背面の膨張によって生じる力
が、重力によるたわみ力に反作用する。しかし、ホルム
アルデヒド樹脂は、通常の熱硬化プロセスにおいて、大
気中にホルムアルデヒドを放出する傾向がある。周知で
あるように、ホルムアルデヒドは、環境刺激剤である。
メチロール末端基を含み、これは、水に対して高い親和
性を有し、そしてこの樹脂は、可撓性の架橋構造を有
し、この構造は、このコーティングが水分を取り込む際
に、水素結合を利用して、膨張し得る。ホルムアルデヒ
ド樹脂ベースのコーティングが音響パネルの背面に塗布
される場合に、このコーティングは、湿った条件下で膨
張し、そしてこのパネルの背面の膨張によって生じる力
が、重力によるたわみ力に反作用する。しかし、ホルム
アルデヒド樹脂は、通常の熱硬化プロセスにおいて、大
気中にホルムアルデヒドを放出する傾向がある。周知で
あるように、ホルムアルデヒドは、環境刺激剤である。
【０００８】ホルムアルデヒドの放出を制御するため
に、ホルムアルデヒド反応性の物質（例えば、尿素）の
添加が、遊離ホルムアルデヒドを捕捉するために使用さ
れてきた。不運なことに、このような低分子スカベンジ
ャーは、ホルムアルデヒド樹脂の反応性基の末端をキャ
ップし、従って、有意なレベルの架橋が起こることを防
止する。その結果、特徴的な、高度に架橋した弾性ポリ
マー構造が、決して形成されない。得られるコーティン
グは弱く、そして湿気への曝露の際に有意には膨張せ
ず、従って、コーティングされたパネルのたるみに対す
る抵抗性が、大いに損なわれる。
に、ホルムアルデヒド反応性の物質（例えば、尿素）の
添加が、遊離ホルムアルデヒドを捕捉するために使用さ
れてきた。不運なことに、このような低分子スカベンジ
ャーは、ホルムアルデヒド樹脂の反応性基の末端をキャ
ップし、従って、有意なレベルの架橋が起こることを防
止する。その結果、特徴的な、高度に架橋した弾性ポリ
マー構造が、決して形成されない。得られるコーティン
グは弱く、そして湿気への曝露の際に有意には膨張せ
ず、従って、コーティングされたパネルのたるみに対す
る抵抗性が、大いに損なわれる。
【０００９】ホルムアルデヒドベースの樹脂のための、
ポリマー性のホルムアルデヒドスカベンジャーに関す
る、従来の方法は、タンパク質材料および他のホルムア
ルデヒドスカベンジャーを使用して、フェノール−ホル
ムアルデヒドレゾールフォームのホルムアルデヒド放出
を、その完成した状態において、室温での顧客の使用の
間に、ホルムアルデヒドの放出を低減し、そしてフォー
ム製造プロセス（ここでは、有機溶媒もまた関与したか
もしれない）の間には、低減させなかったことを教示す
る。この従来の方法において、ホルムアルデヒドスカベ
ンジャーは、顧客の使用の前の、フォームへの添加物で
ある。しかし、ホルムアルデヒドスカベンジャーの存在
に起因する、このフォームの耐たるみ性および耐湿性の
変化は、この従来の方法においては重要ではない。なぜ
なら、ホルムアルデヒドスカベンジャーは、このフォー
ムとの異種混合物であるからである。さらに、この従来
技術は、ダイズタンパク質のような天然のポリアミド
も、ポリアクリルアミドのようないかなる合成ポリアミ
ドも含まない（例えば、特許文献１参照）。
ポリマー性のホルムアルデヒドスカベンジャーに関す
る、従来の方法は、タンパク質材料および他のホルムア
ルデヒドスカベンジャーを使用して、フェノール−ホル
ムアルデヒドレゾールフォームのホルムアルデヒド放出
を、その完成した状態において、室温での顧客の使用の
間に、ホルムアルデヒドの放出を低減し、そしてフォー
ム製造プロセス（ここでは、有機溶媒もまた関与したか
もしれない）の間には、低減させなかったことを教示す
る。この従来の方法において、ホルムアルデヒドスカベ
ンジャーは、顧客の使用の前の、フォームへの添加物で
ある。しかし、ホルムアルデヒドスカベンジャーの存在
に起因する、このフォームの耐たるみ性および耐湿性の
変化は、この従来の方法においては重要ではない。なぜ
なら、ホルムアルデヒドスカベンジャーは、このフォー
ムとの異種混合物であるからである。さらに、この従来
技術は、ダイズタンパク質のような天然のポリアミド
も、ポリアクリルアミドのようないかなる合成ポリアミ
ドも含まない（例えば、特許文献１参照）。
【００１０】
【特許文献１】米国特許第５，７０５，５３７号明細
書。
書。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ホル
ムアルデヒド放出が低い、ホルムアルデヒド樹脂ベース
のコーティングおよびボードバインダーを提供すること
である。
ムアルデヒド放出が低い、ホルムアルデヒド樹脂ベース
のコーティングおよびボードバインダーを提供すること
である。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明においては、これ
らの材料はコーティングまたはバインダーであり、そし
てフォームではなく、そして全体として水を保有してい
る。本発明に対して、ホルムアルデヒドの捕捉は、この
コーティングまたはバインダーの通常の熱硬化プロセス
の間にわたって起こり、ここで、ホルムアルデヒドは、
動力学的にエネルギーを与えられ、そしてスカベンジャ
ーよりずっと硬い。
らの材料はコーティングまたはバインダーであり、そし
てフォームではなく、そして全体として水を保有してい
る。本発明に対して、ホルムアルデヒドの捕捉は、この
コーティングまたはバインダーの通常の熱硬化プロセス
の間にわたって起こり、ここで、ホルムアルデヒドは、
動力学的にエネルギーを与えられ、そしてスカベンジャ
ーよりずっと硬い。
【００１３】本発明は、ホルムアルデヒドの放出が低い
コーティング組成物を提供し、この組成物は、以下：ホ
ルムアルデヒド樹脂；およびポリアミドスカベンジャ
ー、を含有する。
コーティング組成物を提供し、この組成物は、以下：ホ
ルムアルデヒド樹脂；およびポリアミドスカベンジャ
ー、を含有する。
【００１４】１つの実施形態においては、上記ポリアミ
ドが合成ポリアミドである。
ドが合成ポリアミドである。
【００１５】１つの実施形態においては、上記合成ポリ
アミドが、ポリアクリルアミド、ポリメタクリルアミ
ド、ポリアミドテロマー、Ｎ−置換ポリアミドおよびこ
れらの組み合わせから本質的になる群より選択される。
アミドが、ポリアクリルアミド、ポリメタクリルアミ
ド、ポリアミドテロマー、Ｎ−置換ポリアミドおよびこ
れらの組み合わせから本質的になる群より選択される。
【００１６】１つの実施形態においては、上記ポリアミ
ドがタンパク質である。
ドがタンパク質である。
【００１７】１つの実施形態においては、上記タンパク
質が、カゼイン、ダイズタンパク質およびこれらの組み
合わせからなる群より選択される。
質が、カゼイン、ダイズタンパク質およびこれらの組み
合わせからなる群より選択される。
【００１８】１つの実施形態においては、上記ホルムア
ルデヒド樹脂が、メラミン−ホルムアルデヒド、尿素−
ホルムアルデヒド、フェノール−ホルムアルデヒドおよ
びこれらの組み合わせからなる群より選択される。
ルデヒド樹脂が、メラミン−ホルムアルデヒド、尿素−
ホルムアルデヒド、フェノール−ホルムアルデヒドおよ
びこれらの組み合わせからなる群より選択される。
【００１９】１つの実施形態においては、上記組成物
は、触媒、充填剤、界面活性剤、緩衝剤、粘度制御剤、
顔料、および平滑矯正剤からなる群より選択される成分
のうちの少なくとも１つをさらに含有する。
は、触媒、充填剤、界面活性剤、緩衝剤、粘度制御剤、
顔料、および平滑矯正剤からなる群より選択される成分
のうちの少なくとも１つをさらに含有する。
【００２０】１つの実施形態においては、上記触媒が酸
触媒を含む。
触媒を含む。
【００２１】１つの実施形態においては、上記コーティ
ングが、乾燥重量に基づいて約３重量％〜約５０重量％
のポリアミドスカベンジャーを含有する。
ングが、乾燥重量に基づいて約３重量％〜約５０重量％
のポリアミドスカベンジャーを含有する。
【００２２】別の実施形態において、本発明は、コーテ
ィング組成物を作製するための方法を提供し、この方法
は、以下：ホルムアルデヒド樹脂を提供する工程；ポリ
アミドスカベンジャーを提供する工程；ならびにこれら
のホルムアルデヒド樹脂およびポリアミドスカベンジャ
ーを混合する工程、を包含する。
ィング組成物を作製するための方法を提供し、この方法
は、以下：ホルムアルデヒド樹脂を提供する工程；ポリ
アミドスカベンジャーを提供する工程；ならびにこれら
のホルムアルデヒド樹脂およびポリアミドスカベンジャ
ーを混合する工程、を包含する。
【００２３】１つの実施形態においては、上記ポリアミ
ドが合成ポリアミドである。
ドが合成ポリアミドである。
【００２４】１つの実施形態においては、上記合成ポリ
アミドが、ポリアクリルアミド、ポリメタクリルアミ
ド、ポリアミドテロマー、ポリアミドコポリマー、ポリ
アミドターポリマー、ポリアミドテトラポリマー、Ｎ−
置換ポリアミドおよびこれらの組み合わせから本質的に
なる群より選択される。
アミドが、ポリアクリルアミド、ポリメタクリルアミ
ド、ポリアミドテロマー、ポリアミドコポリマー、ポリ
アミドターポリマー、ポリアミドテトラポリマー、Ｎ−
置換ポリアミドおよびこれらの組み合わせから本質的に
なる群より選択される。
【００２５】１つの実施形態においては、上記ポリアミ
ドがタンパク質である。
ドがタンパク質である。
【００２６】１つの実施形態においては、上記タンパク
質が、カゼイン、ダイズタンパク質およびこれらの組み
合わせからなる群より選択される。
質が、カゼイン、ダイズタンパク質およびこれらの組み
合わせからなる群より選択される。
【００２７】１つの実施形態においては、上記ホルムア
ルデヒド樹脂が、メラミン−ホルムアルデヒド、尿素−
ホルムアルデヒド、フェノール−ホルムアルデヒドおよ
びこれらの組み合わせからなる群より選択される。
ルデヒド樹脂が、メラミン−ホルムアルデヒド、尿素−
ホルムアルデヒド、フェノール−ホルムアルデヒドおよ
びこれらの組み合わせからなる群より選択される。
【００２８】１つの実施形態においては、上記方法が、
触媒、充填剤、界面活性剤、緩衝剤、粘度制御剤、顔
料、平滑矯正剤およびこれらの組み合わせからなる群よ
り選択される成分を添加する工程をさらに包含する。
触媒、充填剤、界面活性剤、緩衝剤、粘度制御剤、顔
料、平滑矯正剤およびこれらの組み合わせからなる群よ
り選択される成分を添加する工程をさらに包含する。
【００２９】１つの実施形態においては、上記触媒が酸
触媒を含む。
触媒を含む。
【００３０】１つの実施形態においては、上記コーティ
ングの乾燥重量に基づいて約３重量％〜約５０重量％
が、ポリアミドスカベンジャーからなる。
ングの乾燥重量に基づいて約３重量％〜約５０重量％
が、ポリアミドスカベンジャーからなる。
【００３１】別の局面において、本発明は、コーティン
グされたパネルを提供し、このパネルは、以下：裏面お
よび外装面を有する、パネル；ならびにホルムアルデヒ
ド樹脂およびポリアミドスカベンジャーを含有する、コ
ーティング層、を備える。
グされたパネルを提供し、このパネルは、以下：裏面お
よび外装面を有する、パネル；ならびにホルムアルデヒ
ド樹脂およびポリアミドスカベンジャーを含有する、コ
ーティング層、を備える。
【００３２】１つの実施形態においては、上記コーティ
ング層が上記裏面に隣接している。
ング層が上記裏面に隣接している。
【００３３】１つの実施形態においては、上記パネルが
音響パネルである。
音響パネルである。
【００３４】１つの実施形態においては、上記合成ポリ
アミドが、ポリアクリルアミド、ポリメタクリルアミ
ド、ポリアミドテロマー、ポリアミドコポリマー、ポリ
アミドターポリマー、ポリアミドテトラポリマー、Ｎ−
置換ポリアミドおよびこれらの組み合わせから本質的に
なる群より選択される。
アミドが、ポリアクリルアミド、ポリメタクリルアミ
ド、ポリアミドテロマー、ポリアミドコポリマー、ポリ
アミドターポリマー、ポリアミドテトラポリマー、Ｎ−
置換ポリアミドおよびこれらの組み合わせから本質的に
なる群より選択される。
【００３５】１つの実施形態においては、上記ポリアミ
ドがタンパク質である。
ドがタンパク質である。
【００３６】１つの実施形態においては、上記タンパク
質が、カゼイン、ダイズタンパク質およびこれらの組み
合わせからなる群より選択される。
質が、カゼイン、ダイズタンパク質およびこれらの組み
合わせからなる群より選択される。
【００３７】１つの実施形態においては、上記ホルムア
ルデヒド樹脂が、メラミン−ホルムアルデヒド、尿素−
ホルムアルデヒド、フェノール−ホルムアルデヒドおよ
びこれらの組み合わせからなる群より選択される。
ルデヒド樹脂が、メラミン−ホルムアルデヒド、尿素−
ホルムアルデヒド、フェノール−ホルムアルデヒドおよ
びこれらの組み合わせからなる群より選択される。
【００３８】１つの実施形態においては、上記ポリアミ
ドスカベンジャーが、乾燥重量に基づいて上記コーティ
ングの約３重量％〜約５０重量％を構成する。
ドスカベンジャーが、乾燥重量に基づいて上記コーティ
ングの約３重量％〜約５０重量％を構成する。
【００３９】別の局面において、本発明は、パネルをコ
ーティングする方法を提供し、この方法は、以下：外装
面および裏面を有するパネルを提供する工程；ならびに
ホルムアルデヒド樹脂およびポリアミドスカベンジャー
を含有するコーティングを、この裏面に塗布する工程、
を包含する。
ーティングする方法を提供し、この方法は、以下：外装
面および裏面を有するパネルを提供する工程；ならびに
ホルムアルデヒド樹脂およびポリアミドスカベンジャー
を含有するコーティングを、この裏面に塗布する工程、
を包含する。
【００４０】１つの実施形態においては、上記コーティ
ングが、ローラー塗布、スプレー、カーテンコーティン
グ、押出し、ナイフコーティングおよびこれらの組み合
わせからなる群より選択される方法によって塗布され
る。
ングが、ローラー塗布、スプレー、カーテンコーティン
グ、押出し、ナイフコーティングおよびこれらの組み合
わせからなる群より選択される方法によって塗布され
る。
【００４１】１つの実施形態においては、上記合成ポリ
アミドが、ポリアクリルアミド、ポリメタクリルアミ
ド、ポリアミドテロマー、ポリアミドコポリマー、ポリ
アミドターポリマー、ポリアミドテトラポリマー、Ｎ−
置換ポリアミドおよびこれらの組み合わせから本質的に
なる群より選択される。
アミドが、ポリアクリルアミド、ポリメタクリルアミ
ド、ポリアミドテロマー、ポリアミドコポリマー、ポリ
アミドターポリマー、ポリアミドテトラポリマー、Ｎ−
置換ポリアミドおよびこれらの組み合わせから本質的に
なる群より選択される。
【００４２】１つの実施形態においては、上記ポリアミ
ドがタンパク質である。
ドがタンパク質である。
【００４３】１つの実施形態においては、上記タンパク
質が、カゼイン、ダイズタンパク質およびこれらの組み
合わせからなる群より選択される。
質が、カゼイン、ダイズタンパク質およびこれらの組み
合わせからなる群より選択される。
【００４４】１つの実施形態においては、上記ホルムア
ルデヒド樹脂が、メラミン−ホルムアルデヒド、尿素−
ホルムアルデヒド、フェノール−ホルムアルデヒドおよ
びこれらの組み合わせからなる群より選択される。
ルデヒド樹脂が、メラミン−ホルムアルデヒド、尿素−
ホルムアルデヒド、フェノール−ホルムアルデヒドおよ
びこれらの組み合わせからなる群より選択される。
【００４５】１つの実施形態においては、上記方法は、
触媒、充填剤、界面活性剤、緩衝剤、粘度制御剤、顔
料、平滑矯正剤およびこれらの組み合わせからなる群よ
り選択される成分を上記コーティングに添加する工程を
さらに包含する。
触媒、充填剤、界面活性剤、緩衝剤、粘度制御剤、顔
料、平滑矯正剤およびこれらの組み合わせからなる群よ
り選択される成分を上記コーティングに添加する工程を
さらに包含する。
【００４６】１つの実施形態においては、上記コーティ
ングに酸触媒を添加する工程をさらに包含する。
ングに酸触媒を添加する工程をさらに包含する。
【００４７】１つの実施形態においては、上記ポリアミ
ドスカベンジャーが、上記パネルに塗布されるコーティ
ングの乾燥重量に基づいて約３重量％〜約５０重量％を
構成する。
ドスカベンジャーが、上記パネルに塗布されるコーティ
ングの乾燥重量に基づいて約３重量％〜約５０重量％を
構成する。
【００４８】１つの実施形態においては、上記パネルが
音響パネルである。
音響パネルである。
【００４９】別の局面において、本発明は、ホルムアル
デヒドの放出が低いパネルを提供し、このパネルは、以
下：ホルムアルデヒド樹脂およびポリアミドスカベンジ
ャーを含有する、バインダー；ならびに繊維、を含む。
デヒドの放出が低いパネルを提供し、このパネルは、以
下：ホルムアルデヒド樹脂およびポリアミドスカベンジ
ャーを含有する、バインダー；ならびに繊維、を含む。
【００５０】１つの実施形態においては、上記ポリアミ
ドスカベンジャーが合成ポリアミドである。
ドスカベンジャーが合成ポリアミドである。
【００５１】１つの実施形態においては、上記合成ポリ
アミドが、ポリアクリルアミド、ポリメタクリルアミ
ド、ポリアミドテロマー、ポリアミドコポリマー、ポリ
アミドターポリマー、ポリアミドテトラポリマー、Ｎ−
置換ポリアミドおよびこれらの組み合わせから本質的に
なる群より選択される。
アミドが、ポリアクリルアミド、ポリメタクリルアミ
ド、ポリアミドテロマー、ポリアミドコポリマー、ポリ
アミドターポリマー、ポリアミドテトラポリマー、Ｎ−
置換ポリアミドおよびこれらの組み合わせから本質的に
なる群より選択される。
【００５２】１つの実施形態においては、上記ポリアミ
ドがタンパク質である。
ドがタンパク質である。
【００５３】１つの実施形態においては、上記タンパク
質が、カゼイン、ダイズタンパク質およびこれらの組み
合わせからなる群より選択される。
質が、カゼイン、ダイズタンパク質およびこれらの組み
合わせからなる群より選択される。
【００５４】１つの実施形態においては、上記ホルムア
ルデヒド樹脂が、メラミン−ホルムアルデヒド、尿素−
ホルムアルデヒド、フェノール−ホルムアルデヒドおよ
びこれらの組み合わせからなる群より選択される。
ルデヒド樹脂が、メラミン−ホルムアルデヒド、尿素−
ホルムアルデヒド、フェノール−ホルムアルデヒドおよ
びこれらの組み合わせからなる群より選択される。
【００５５】１つの実施形態においては、上記バインダ
ーが、触媒、有機充填剤、無機充填剤、界面活性剤、緩
衝剤、粘度制御剤、顔料、平滑矯正剤、およびこれらの
組み合わせからなる群より選択される成分をさらに含有
する。
ーが、触媒、有機充填剤、無機充填剤、界面活性剤、緩
衝剤、粘度制御剤、顔料、平滑矯正剤、およびこれらの
組み合わせからなる群より選択される成分をさらに含有
する。
【００５６】１つの実施形態においては、上記バインダ
ーが酸触媒を含有する。
ーが酸触媒を含有する。
【００５７】１つの実施形態においては、上記バインダ
ーの乾燥重量に基づいて約３重量％〜約５０重量％が、
ポリアミドスカベンジャーからなる。
ーの乾燥重量に基づいて約３重量％〜約５０重量％が、
ポリアミドスカベンジャーからなる。
【００５８】１つの実施形態においては、上記繊維が、
セルロース、無機繊維、ガラス繊維、およびこれらの組
み合わせからなる群より選択される。
セルロース、無機繊維、ガラス繊維、およびこれらの組
み合わせからなる群より選択される。
【００５９】１つの実施形態においては、上記パネル
が、木材粒子、木材ストランド、および木材層を含む。
が、木材粒子、木材ストランド、および木材層を含む。
【００６０】本発明は、ホルムアルデヒドの放出が低い
ホルムアルデヒドベースの樹脂のコーティングおよびボ
ードバインダー、ならびにホルムアルデヒドの放出が低
いコーティングおよび結合をされたパネルを包含する。
さらに、ホルムアルデヒドの放出が低いコーティングま
たはバインダーでパネルをコーティングまたは結合する
方法、ならびにコーティングまたはバインダーを作製す
るための方法が、含まれる。本発明は、ポリアミドスカ
ベンジャーを含むポリマー性のホルムアルデヒド反応性
物質をコーティングまたはバインダーの処方物に含める
ことによって、ホルムアルデヒドの放出を低減する。ホ
ルムアルデヒドの放出が低いコーティングは、コーティ
ングされた音響パネルに耐たるみ性を与え、そして音響
パネルと非音響パネルとの両方に、さらなる強度を与え
る。
ホルムアルデヒドベースの樹脂のコーティングおよびボ
ードバインダー、ならびにホルムアルデヒドの放出が低
いコーティングおよび結合をされたパネルを包含する。
さらに、ホルムアルデヒドの放出が低いコーティングま
たはバインダーでパネルをコーティングまたは結合する
方法、ならびにコーティングまたはバインダーを作製す
るための方法が、含まれる。本発明は、ポリアミドスカ
ベンジャーを含むポリマー性のホルムアルデヒド反応性
物質をコーティングまたはバインダーの処方物に含める
ことによって、ホルムアルデヒドの放出を低減する。ホ
ルムアルデヒドの放出が低いコーティングは、コーティ
ングされた音響パネルに耐たるみ性を与え、そして音響
パネルと非音響パネルとの両方に、さらなる強度を与え
る。
【００６１】１つの実施形態におて、本発明のコーティ
ングは、ホルムアルデヒド樹脂およびポリアミドスカベ
ンジャーを含有する。このホルムアルデヒド樹脂は、メ
ラミン−ホルムアルデヒド、尿素−ホルムアルデヒド、
フェノール−ホルムアルデヒドまたはこれらの群の組み
合わせからなる群より選択され得る。ポリアミドスカベ
ンジャーは、合成ポリアミドまたは天然ポリアミドのい
ずれかであり得る。合成ポリアミドとしては、ポリアク
リルアミド、ポリメタクリルアミド、ポリアミドテロマ
ー、コポリマー、ターポリマー、テトラポリマー、Ｎ−
置換ポリアミドおよびこれらの組み合わせが挙げられ得
る。天然ポリアミドとしては、カゼインまたはダイズタ
ンパク質のようなタンパク質が挙げられる。コーティン
グはまた、塩基、酸触媒、および界面活性剤のような、
他の添加剤を含有し得る。
ングは、ホルムアルデヒド樹脂およびポリアミドスカベ
ンジャーを含有する。このホルムアルデヒド樹脂は、メ
ラミン−ホルムアルデヒド、尿素−ホルムアルデヒド、
フェノール−ホルムアルデヒドまたはこれらの群の組み
合わせからなる群より選択され得る。ポリアミドスカベ
ンジャーは、合成ポリアミドまたは天然ポリアミドのい
ずれかであり得る。合成ポリアミドとしては、ポリアク
リルアミド、ポリメタクリルアミド、ポリアミドテロマ
ー、コポリマー、ターポリマー、テトラポリマー、Ｎ−
置換ポリアミドおよびこれらの組み合わせが挙げられ得
る。天然ポリアミドとしては、カゼインまたはダイズタ
ンパク質のようなタンパク質が挙げられる。コーティン
グはまた、塩基、酸触媒、および界面活性剤のような、
他の添加剤を含有し得る。
【００６２】さらなる実施形態は、コーティングまたは
バインダーを作製する方法を包含し、この方法は、ホル
ムアルデヒド樹脂およびポリアミドスカベンジャーを混
合する工程を包含する。このポリアミドスカベンジャー
は、ポリマー性のホルムアルデヒド反応性物質であり、
合成または天然のポリアミドまたはこれら２つの組み合
わせから選択される。ポリアミドは、ポリアクリルアミ
ド、ポリメタクリルアミド、ポリアミドテロマー、コポ
リマー、ターポリマー、テトラポリマー、Ｎ−置換ポリ
アミド、タンパク質およびこれらの組み合わせの群から
選択され得る。
バインダーを作製する方法を包含し、この方法は、ホル
ムアルデヒド樹脂およびポリアミドスカベンジャーを混
合する工程を包含する。このポリアミドスカベンジャー
は、ポリマー性のホルムアルデヒド反応性物質であり、
合成または天然のポリアミドまたはこれら２つの組み合
わせから選択される。ポリアミドは、ポリアクリルアミ
ド、ポリメタクリルアミド、ポリアミドテロマー、コポ
リマー、ターポリマー、テトラポリマー、Ｎ−置換ポリ
アミド、タンパク質およびこれらの組み合わせの群から
選択され得る。
【００６３】さらなる実施形態は、コーティングされた
パネルを包含し、このパネルは、背面および外装面を有
するパネルからなり、コーティング層が、この背面に貼
り付けられている。このコーティング層は、ホルムアル
デヒドベースの樹脂およびポリアミドスカベンジャーを
含有する。音響パネルの場合には、このコーティング
は、たるみを防ぐために、このパネルの背面に塗布され
る。
パネルを包含し、このパネルは、背面および外装面を有
するパネルからなり、コーティング層が、この背面に貼
り付けられている。このコーティング層は、ホルムアル
デヒドベースの樹脂およびポリアミドスカベンジャーを
含有する。音響パネルの場合には、このコーティング
は、たるみを防ぐために、このパネルの背面に塗布され
る。
【００６４】さらなる実施形態は、パネルをコーティン
グする方法を包含し、この方法は、ホルムアルデヒド樹
脂およびポリアミドスカベンジャーを含有するコーティ
ングを、パネルに塗布する工程を包含する。このコーテ
ィングは、ローラー塗布、スプレー、カーテンコーティ
ング、押出し、ナイフコーティングおよびこれらの組み
合わせのような方法によって、塗布され得る。
グする方法を包含し、この方法は、ホルムアルデヒド樹
脂およびポリアミドスカベンジャーを含有するコーティ
ングを、パネルに塗布する工程を包含する。このコーテ
ィングは、ローラー塗布、スプレー、カーテンコーティ
ング、押出し、ナイフコーティングおよびこれらの組み
合わせのような方法によって、塗布され得る。
【００６５】さらなる実施形態において、ホルムアルデ
ヒドベースの樹脂およびポリアミドスカベンジャーを含
有するボードバインダーが、複合パネルを一緒に結合す
るために使用される。このパネルとしては、無機繊維、
木材繊維（ｗｏｏｄ ｆｉｂｅｒ）、セルロース繊維、
ガラス繊維、他の天然または合成の繊維、およびこれら
の混合物のような材料から作製されるボード、ならびに
パーティクルボード、および合板が挙げられる。
ヒドベースの樹脂およびポリアミドスカベンジャーを含
有するボードバインダーが、複合パネルを一緒に結合す
るために使用される。このパネルとしては、無機繊維、
木材繊維（ｗｏｏｄ ｆｉｂｅｒ）、セルロース繊維、
ガラス繊維、他の天然または合成の繊維、およびこれら
の混合物のような材料から作製されるボード、ならびに
パーティクルボード、および合板が挙げられる。
【００６６】本明細書中において使用される場合に、用
語「ホルムアルデヒド樹脂」および「ホルムアルデヒド
ベースの樹脂」とは、架橋し得、そしてホルムアルデヒ
ド部分を含むか、またはポリマー構造からホルムアルデ
ヒド部分を放出し得る、任意のポリマー処方物をいう。
語「ホルムアルデヒド樹脂」および「ホルムアルデヒド
ベースの樹脂」とは、架橋し得、そしてホルムアルデヒ
ド部分を含むか、またはポリマー構造からホルムアルデ
ヒド部分を放出し得る、任意のポリマー処方物をいう。
【００６７】
【発明の実施の形態】本発明は、ホルムアルデヒドの放
出が低い、ホルムアルデヒドベースの樹脂コーティング
を包含し、このコーティングは、たるみを低減するた
め、およびパネルの強度を増強するために、パネルに塗
布され得る。ホルムアルデヒドの放出は、ポリアミドス
カベンジャーを含むポリマー性のホルムアルデヒド反応
性物質をコーティング処方物に含めることによって、低
減される。
出が低い、ホルムアルデヒドベースの樹脂コーティング
を包含し、このコーティングは、たるみを低減するた
め、およびパネルの強度を増強するために、パネルに塗
布され得る。ホルムアルデヒドの放出は、ポリアミドス
カベンジャーを含むポリマー性のホルムアルデヒド反応
性物質をコーティング処方物に含めることによって、低
減される。
【００６８】ポリアミドスカベンジャーは、架橋したホ
ルムアルデヒド樹脂構造の大部分を保存し得、水に対す
る親和性がホルムアルデヒド樹脂と類似している。ポリ
アミドスカベンジャーとしては、種々のタンパク質およ
び他のオリゴマー性またはポリマー性のポリアミドが挙
げられる。これらのスカベンジャーは、ホルムアルデヒ
ド樹脂の架橋反応から通常放出されるホルムアルデヒド
と反応し得、そして同時に、完成した架橋ポリマーの一
部となる。このホルムアルデヒドとの反応は、ホルムア
ルデヒドを閉じ込め、従って、ホルムアルデヒドが刺激
剤として大気中に放出されることを防ぐ。
ルムアルデヒド樹脂構造の大部分を保存し得、水に対す
る親和性がホルムアルデヒド樹脂と類似している。ポリ
アミドスカベンジャーとしては、種々のタンパク質およ
び他のオリゴマー性またはポリマー性のポリアミドが挙
げられる。これらのスカベンジャーは、ホルムアルデヒ
ド樹脂の架橋反応から通常放出されるホルムアルデヒド
と反応し得、そして同時に、完成した架橋ポリマーの一
部となる。このホルムアルデヒドとの反応は、ホルムア
ルデヒドを閉じ込め、従って、ホルムアルデヒドが刺激
剤として大気中に放出されることを防ぐ。
【００６９】スカベンジャーを含んで樹脂によって形成
される架橋構造は、スカベンジャーなしの同じ樹脂によ
って形成される構造と実質的に類似しており、そして実
質的に同じの、高い弾性率および水分に曝された際の膨
張率を示す。添加されたスカベンジャーを含んで塗布さ
れるコーティングは、スカベンジャーなしのコーティン
グと同じ音響パネルのたるみ性能を示すが、放出される
ホルムアルデヒドは有意に低減する。例えば、放出され
るホルムアルデヒドは、スカベンジャーが添加されてい
ない同じコーティングと比較した場合に、７０％以上も
低減し得る。
される架橋構造は、スカベンジャーなしの同じ樹脂によ
って形成される構造と実質的に類似しており、そして実
質的に同じの、高い弾性率および水分に曝された際の膨
張率を示す。添加されたスカベンジャーを含んで塗布さ
れるコーティングは、スカベンジャーなしのコーティン
グと同じ音響パネルのたるみ性能を示すが、放出される
ホルムアルデヒドは有意に低減する。例えば、放出され
るホルムアルデヒドは、スカベンジャーが添加されてい
ない同じコーティングと比較した場合に、７０％以上も
低減し得る。
【００７０】天然ポリアミド（例えば、ダイズタンパク
質またはカゼインを含むほぼ任意の型のタンパク質）も
また、スカベンジャーとして使用され得る。しかし、タ
ンパク質は、コーティングの粘度を上昇させる傾向があ
る。タンパク質は、分子量を減少させるか、またはさら
なる化学官能基を導入するかのいずれかのために、化学
的に処理され得る。例えば、カゼインは、化学的に処理
されて、分子量を減少され、カゼイン酸ナトリウムを与
え得る。代表的に、タンパク質のモノマー部分は、使用
されない。
質またはカゼインを含むほぼ任意の型のタンパク質）も
また、スカベンジャーとして使用され得る。しかし、タ
ンパク質は、コーティングの粘度を上昇させる傾向があ
る。タンパク質は、分子量を減少させるか、またはさら
なる化学官能基を導入するかのいずれかのために、化学
的に処理され得る。例えば、カゼインは、化学的に処理
されて、分子量を減少され、カゼイン酸ナトリウムを与
え得る。代表的に、タンパク質のモノマー部分は、使用
されない。
【００７１】ポリアミドスカベンジャーは、ダイマー、
トリマー、オリゴマー、テロマー、およびポリマーを含
み得る。スカベンジャーの分子量の値の上限は、コーテ
ィングに対して所望される粘度によって制限される。こ
のことは、コーティングをパネルに塗布する際に、特に
重要である。具体的には、粘度は、特定のコーティング
方法において使用され得る程度に高くあり得る。スプレ
ーは、粘度に対して最も感受性であるが、さほど感受性
ではない他の方法は、より粘性の高いポリアミドに対し
て使用され得る。
トリマー、オリゴマー、テロマー、およびポリマーを含
み得る。スカベンジャーの分子量の値の上限は、コーテ
ィングに対して所望される粘度によって制限される。こ
のことは、コーティングをパネルに塗布する際に、特に
重要である。具体的には、粘度は、特定のコーティング
方法において使用され得る程度に高くあり得る。スプレ
ーは、粘度に対して最も感受性であるが、さほど感受性
ではない他の方法は、より粘性の高いポリアミドに対し
て使用され得る。
【００７２】コーティングは、さらに、水、分散剤、無
機充填剤、潜在的な酸触媒、および塩基を、ホルムアル
デヒド樹脂に加えて含有し得る。高温において、この塩
基が蒸発し、そしてコーティング混合物が酸性となり、
これが、ホルムアルデヒド樹脂の自己縮合反応を触媒す
る。
機充填剤、潜在的な酸触媒、および塩基を、ホルムアル
デヒド樹脂に加えて含有し得る。高温において、この塩
基が蒸発し、そしてコーティング混合物が酸性となり、
これが、ホルムアルデヒド樹脂の自己縮合反応を触媒す
る。
【００７３】ポリアミドスカベンジャーを用いるホルム
アルデヒド放出の低減は、大部分のホルムアルデヒドベ
ースの樹脂（メラミン−ホルムアルデヒド、尿素−ホル
ムアルデヒド、フェノール−ホルムアルデヒド、および
これらの混合物が挙げられる）を用いて効果的であり得
る。ポリアミドスカベンジャーは、オリゴマーアミド、
ポリマーアミド、大部分のタンパク質（例えば、ダイズ
タンパク質およびミルクタンパク質（カゼイン））、ポ
リアクリルアミド、他のポリマーアミド、およびこれら
の混合物を含み得る。ポリアミドスカベンジャーは、ホ
ルムアルデヒドとの良好な反応性を有して、放出を低減
し、そして良好な弾性のための大きな架橋構造を維持す
る能力を有し、そして高い水分親和性を有して、湿気へ
の曝露の際に、硬化したコーティングの膨張を提供す
る。高い弾性率および湿気による膨張は、音響天井パネ
ルの良好なたるみ性能を提供する。合成ポリアミドスカ
ベンジャーの効果的な範囲は、約３％〜約４０％、約５
％〜約２５％、および約８％〜約１５％である（ホルム
アルデヒド樹脂の乾燥重量あたりのスカベンジャーの乾
燥重量）。タンパク質ポリマースカベンジャーに対する
効果的な範囲は、約５％〜約５０％、約１０％〜約４０
％、および約２０％〜約３０％である（ホルムアルデヒ
ド樹脂の乾燥重量あたりのスカベンジャーの乾燥重
量）。充填剤は、ほぼ任意の型の充填剤であり得、例え
ば、固体ポリマー粒子、中空ビーズ、パーライト、炭酸
カルシウム、クレイ、白雲石、砂、硫酸バリウム、雲
母、シリカ、タルク、石膏、硅灰石、方解石、酸化アル
ミニウム三水和物、酸化亜鉛、硫酸亜鉛、およびこれら
の混合物が挙げられる。
アルデヒド放出の低減は、大部分のホルムアルデヒドベ
ースの樹脂（メラミン−ホルムアルデヒド、尿素−ホル
ムアルデヒド、フェノール−ホルムアルデヒド、および
これらの混合物が挙げられる）を用いて効果的であり得
る。ポリアミドスカベンジャーは、オリゴマーアミド、
ポリマーアミド、大部分のタンパク質（例えば、ダイズ
タンパク質およびミルクタンパク質（カゼイン））、ポ
リアクリルアミド、他のポリマーアミド、およびこれら
の混合物を含み得る。ポリアミドスカベンジャーは、ホ
ルムアルデヒドとの良好な反応性を有して、放出を低減
し、そして良好な弾性のための大きな架橋構造を維持す
る能力を有し、そして高い水分親和性を有して、湿気へ
の曝露の際に、硬化したコーティングの膨張を提供す
る。高い弾性率および湿気による膨張は、音響天井パネ
ルの良好なたるみ性能を提供する。合成ポリアミドスカ
ベンジャーの効果的な範囲は、約３％〜約４０％、約５
％〜約２５％、および約８％〜約１５％である（ホルム
アルデヒド樹脂の乾燥重量あたりのスカベンジャーの乾
燥重量）。タンパク質ポリマースカベンジャーに対する
効果的な範囲は、約５％〜約５０％、約１０％〜約４０
％、および約２０％〜約３０％である（ホルムアルデヒ
ド樹脂の乾燥重量あたりのスカベンジャーの乾燥重
量）。充填剤は、ほぼ任意の型の充填剤であり得、例え
ば、固体ポリマー粒子、中空ビーズ、パーライト、炭酸
カルシウム、クレイ、白雲石、砂、硫酸バリウム、雲
母、シリカ、タルク、石膏、硅灰石、方解石、酸化アル
ミニウム三水和物、酸化亜鉛、硫酸亜鉛、およびこれら
の混合物が挙げられる。
【００７４】耐たるみ性コーティングは、高湿度の条件
下で良好なたるみ性能を提供するように、少なくとも１
０ｇ／ｆｔ２の割合で湿潤状態（固形分５０％）で、音
響パネルに塗布され得る。１つの実施形態において、こ
のコーティングは、音響パネルの裏面に塗布される。代
表的な塗布割合としては、１７〜２０ｇ／ｆｔ２が挙げ
られるが、いくつかの用途に関しては、約２００ｇ／ｆ
ｔ２程度に高い。コーティングは、ローラー塗布、スプ
レー、カーテンコーティング、押出し、ナイフコーティ
ングおよび他の公知の方法によって、塗布され得る。コ
ーティングは、熱的に硬化され得る。例えば、コーティ
ングは、約３５０°Ｆ〜約６５０°Ｆの範囲の温度で、
そして３分間程度の短時間で、硬化され得る。一般に、
約３８０°Ｆに達するコーティングの表面温度は、完全
な硬化を示す。
下で良好なたるみ性能を提供するように、少なくとも１
０ｇ／ｆｔ２の割合で湿潤状態（固形分５０％）で、音
響パネルに塗布され得る。１つの実施形態において、こ
のコーティングは、音響パネルの裏面に塗布される。代
表的な塗布割合としては、１７〜２０ｇ／ｆｔ２が挙げ
られるが、いくつかの用途に関しては、約２００ｇ／ｆ
ｔ２程度に高い。コーティングは、ローラー塗布、スプ
レー、カーテンコーティング、押出し、ナイフコーティ
ングおよび他の公知の方法によって、塗布され得る。コ
ーティングは、熱的に硬化され得る。例えば、コーティ
ングは、約３５０°Ｆ〜約６５０°Ｆの範囲の温度で、
そして３分間程度の短時間で、硬化され得る。一般に、
約３８０°Ｆに達するコーティングの表面温度は、完全
な硬化を示す。
【００７５】
【実施例】（ホルムアルデヒドの放出およびたるみ性
能）ホルムアルデヒドの放出を測定するために、以下の
実施例において、液体コーティングサンプルを、熱重量
分析（ＴＧＡ）手順に供した。これらの処方物を、表２
〜４に示す。熱重量分析手順は、２，４−ジニトロフェ
ニルヒドラジン（ＤＮＰＨ）カートリッジを使用して、
発生したホルムアルデヒドを捕獲する工程を包含する。
ＤＮＰＨカートリッジをアセトニトリルで洗浄し、５ｍ
ｌの容量に希釈し、そしてホルムアルデヒドの２，４−
ジニトロフェニルヒドラゾン誘導体を、液体クロマトグ
ラフィーによって分析する。ＴＧＡ条件は、サンプルを
空気中で室温から２３０℃まで、１分間あたり５℃の加
熱速度で加熱する工程を包含した。表１の結果は、サン
プル１ｍｇあたりのμｇで報告され、そしてコントロー
ルサンプルの結果と比較されている。全ての試験を、２
つの別個の混合物を代表する４つの別個の実施で行い、
そしてコントロールを、一連の試験の最初と最後に実施
した。
能）ホルムアルデヒドの放出を測定するために、以下の
実施例において、液体コーティングサンプルを、熱重量
分析（ＴＧＡ）手順に供した。これらの処方物を、表２
〜４に示す。熱重量分析手順は、２，４−ジニトロフェ
ニルヒドラジン（ＤＮＰＨ）カートリッジを使用して、
発生したホルムアルデヒドを捕獲する工程を包含する。
ＤＮＰＨカートリッジをアセトニトリルで洗浄し、５ｍ
ｌの容量に希釈し、そしてホルムアルデヒドの２，４−
ジニトロフェニルヒドラゾン誘導体を、液体クロマトグ
ラフィーによって分析する。ＴＧＡ条件は、サンプルを
空気中で室温から２３０℃まで、１分間あたり５℃の加
熱速度で加熱する工程を包含した。表１の結果は、サン
プル１ｍｇあたりのμｇで報告され、そしてコントロー
ルサンプルの結果と比較されている。全ての試験を、２
つの別個の混合物を代表する４つの別個の実施で行い、
そしてコントロールを、一連の試験の最初と最後に実施
した。
【００７６】ＳＡＧ標準４サイクル試験を使用して、設
置された位置での天井材料の変形特性に対する湿度、温
度、および重力の効果を決定する。サンプルを、温度お
よび湿度を制御された室内の格子に配置する。４つのサ
イクルの各々は、８２°Ｆ／９０ＲＨで１７時間および
８２°Ｆ／３５ＲＨで６時間からなる。中心点のたわみ
を、最初に、そしてサイクルの各区分の後に、測定す
る。受容可能なたるみ性能のためには、ボードは、４サ
イクルの後に０．１２５インチより大きくたるむべきで
はない。
置された位置での天井材料の変形特性に対する湿度、温
度、および重力の効果を決定する。サンプルを、温度お
よび湿度を制御された室内の格子に配置する。４つのサ
イクルの各々は、８２°Ｆ／９０ＲＨで１７時間および
８２°Ｆ／３５ＲＨで６時間からなる。中心点のたわみ
を、最初に、そしてサイクルの各区分の後に、測定す
る。受容可能なたるみ性能のためには、ボードは、４サ
イクルの後に０．１２５インチより大きくたるむべきで
はない。
【００７７】
【表１】
（サンプルコーティング）
【００７８】
【表２】
ポリアクリルアミドの乾式添加は、乾燥メラミン−ホル
ムアルデヒドの１０重量％である。この処方物は、ポリ
アクリルアミドなしの同じ処方物と比較して、硬化プロ
セスを通じて放出されるホルムアルデヒドの６８％の低
減を提供した。
ムアルデヒドの１０重量％である。この処方物は、ポリ
アクリルアミドなしの同じ処方物と比較して、硬化プロ
セスを通じて放出されるホルムアルデヒドの６８％の低
減を提供した。
【００７９】
【表３】
このサンプルにおいては、メラミン−ホルムアルデヒド
の乾燥重量に基づいて、乾燥重量で２５％のダイズタン
パク質を添加した。この処方物は、ダイズタンパク質な
しの同じ処方物に対して、放出されるホルムアルデヒド
の４７％の低減を提供した。
の乾燥重量に基づいて、乾燥重量で２５％のダイズタン
パク質を添加した。この処方物は、ダイズタンパク質な
しの同じ処方物に対して、放出されるホルムアルデヒド
の４７％の低減を提供した。
【００８０】
【表４】
このサンプルにおいては、メラミン−ホルムアルデヒド
の乾燥重量に基づいて、乾燥重量で２５％のカゼインタ
ンパク質を添加した。この処方物は、カゼインなしの同
じ処方物に対して、放出されるホルムアルデヒドの７６
％の低減を提供した。
の乾燥重量に基づいて、乾燥重量で２５％のカゼインタ
ンパク質を添加した。この処方物は、カゼインなしの同
じ処方物に対して、放出されるホルムアルデヒドの７６
％の低減を提供した。
【００８１】（ＭＯＥおよびＭＯＲ強度試験）コーティ
ングまたはバインダーとしてのホルムアルデヒド樹脂の
性能の測定を、無機繊維、木材繊維、ガラス繊維から作
製されるボード、ならびにパーティクルボードまたは合
板のような建築材料に対する、高湿度（９０ＲＨ）にお
ける破壊係数（ＭＯＲ）および伸び係数（ＭＯＥ）の測
定を使用して、測定し得る。表５は、２０ｇ／ｆｔ
２（湿潤）（固形分５０％）のコーティングを、種々の
スカベンジャーありまたはなしで無機繊維ボードの両面
に塗布し、次いで熱硬化することによって得た、相対的
な強度データを含む。これらのボードを９０ＲＨに４８
時間曝し、次いでインストロンで破壊して、以下のよう
な係数を得た：
ングまたはバインダーとしてのホルムアルデヒド樹脂の
性能の測定を、無機繊維、木材繊維、ガラス繊維から作
製されるボード、ならびにパーティクルボードまたは合
板のような建築材料に対する、高湿度（９０ＲＨ）にお
ける破壊係数（ＭＯＲ）および伸び係数（ＭＯＥ）の測
定を使用して、測定し得る。表５は、２０ｇ／ｆｔ
２（湿潤）（固形分５０％）のコーティングを、種々の
スカベンジャーありまたはなしで無機繊維ボードの両面
に塗布し、次いで熱硬化することによって得た、相対的
な強度データを含む。これらのボードを９０ＲＨに４８
時間曝し、次いでインストロンで破壊して、以下のよう
な係数を得た：
【００８２】
【表５】
表５に示すように、尿素スカベンジャー（低分子）は、
コントロールのメラミン−ホルムアルデヒドよりずっと
弱いボードを生じた（ＭＯＲおよびＭＯＥがより低
い）。ポリマー性スカベンジャー（ダイズタンパク質お
よびポリアクリルアミド）を含むサンプルは、コントロ
ールのメラミン−ホルムアルデヒドと同程度に良好であ
ったか、またはコントロールより良好であった。尿素の
ような低分子のスカベンジャーよりむしろ、ポリマー性
のスカベンジャーを用いて、ホルムアルデヒド樹脂が捕
捉される場合に、より高いボード強度が得られる。スカ
ベンジャー材料を架橋構造に含めることによって、架橋
構造が維持され、そして時々、増強さえされる。
コントロールのメラミン−ホルムアルデヒドよりずっと
弱いボードを生じた（ＭＯＲおよびＭＯＥがより低
い）。ポリマー性スカベンジャー（ダイズタンパク質お
よびポリアクリルアミド）を含むサンプルは、コントロ
ールのメラミン−ホルムアルデヒドと同程度に良好であ
ったか、またはコントロールより良好であった。尿素の
ような低分子のスカベンジャーよりむしろ、ポリマー性
のスカベンジャーを用いて、ホルムアルデヒド樹脂が捕
捉される場合に、より高いボード強度が得られる。スカ
ベンジャー材料を架橋構造に含めることによって、架橋
構造が維持され、そして時々、増強さえされる。
【００８３】ホルムアルデヒドベースの樹脂からのホル
ムアルデヒドの放出が低いコーティングが開示され、こ
のコーティングは、たるみを低減するため、およびパネ
ルの強度を増強するために、パネルに塗布され得る。ホ
ルムアルデヒドの放出は、ポリアミドスカベンジャーを
含むポリマー性のホルムアルデヒド反応性物質をコーテ
ィング処方物に含むことによって、低減される。これら
の処方物は、コーティングまたはバインダーとして有用
である。
ムアルデヒドの放出が低いコーティングが開示され、こ
のコーティングは、たるみを低減するため、およびパネ
ルの強度を増強するために、パネルに塗布され得る。ホ
ルムアルデヒドの放出は、ポリアミドスカベンジャーを
含むポリマー性のホルムアルデヒド反応性物質をコーテ
ィング処方物に含むことによって、低減される。これら
の処方物は、コーティングまたはバインダーとして有用
である。
【００８４】
【発明の効果】本発明によれば、ホルムアルデヒド放出
が低い、ホルムアルデヒド樹脂ベースのコーティングお
よびボードバインダーが提供される。
が低い、ホルムアルデヒド樹脂ベースのコーティングお
よびボードバインダーが提供される。
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ｃ０９Ｄ 161/24 Ｃ０９Ｄ 161/24
161/28 161/28
177/00 177/00
189/00 189/00
(72)発明者 ケネス ジー． カルドウェル
アメリカ合衆国 ペンシルベニア 17554,
マウントビル， ロックスフォード ス
クエアー 144
Ｆターム(参考） 4F100 AA00B AG00B AJ02A AJ02H
AJ04B AJ09A AJ09H AK25A
AK25H AK26A AK26H AK33A
AK46A AK46H AP00B AT00B
BA02 BA10A BA10B CA13A
CA18A CA23A CA30A CC00A
DG01B GB08 GB90
4J038 BA182 BA192 CG172 DA041
DA141 DA161 DH002 KA04
KA08 NA27
Claims (47)
- 【請求項１】 ホルムアルデヒドの放出が低いコーティ
ング組成物であって、以下：ホルムアルデヒド樹脂；お
よびポリアミドスカベンジャー、を含有する、コーティ
ング。 - 【請求項２】 前記ポリアミドが合成ポリアミドであ
る、請求項１に記載のコーティング。 - 【請求項３】 前記合成ポリアミドが、ポリアクリルア
ミド、ポリメタクリルアミド、ポリアミドテロマー、Ｎ
−置換ポリアミドおよびこれらの組み合わせから本質的
になる群より選択される、請求項２に記載のコーティン
グ。 - 【請求項４】 前記ポリアミドがタンパク質である、請
求項１に記載のコーティング。 - 【請求項５】 前記タンパク質が、カゼイン、ダイズタ
ンパク質およびこれらの組み合わせからなる群より選択
される、請求項４に記載のコーティング。 - 【請求項６】 前記ホルムアルデヒド樹脂が、メラミン
−ホルムアルデヒド、尿素−ホルムアルデヒド、フェノ
ール−ホルムアルデヒドおよびこれらの組み合わせから
なる群より選択される、請求項１に記載のコーティン
グ。 - 【請求項７】 触媒、充填剤、界面活性剤、緩衝剤、粘
度制御剤、顔料、および平滑矯正剤からなる群より選択
される成分のうちの少なくとも１つをさらに含有する、
請求項１に記載のコーティング。 - 【請求項８】 前記触媒が酸触媒を含む、請求項７に記
載のコーティング。 - 【請求項９】 前記コーティングが、乾燥重量に基づい
て約３重量％〜約５０重量％のポリアミドスカベンジャ
ーを含有する、請求項１に記載のコーティング。 - 【請求項１０】 コーティング組成物を作製するための
方法であって、以下：ホルムアルデヒド樹脂を提供する
工程；ポリアミドスカベンジャーを提供する工程；なら
びに該ホルムアルデヒド樹脂およびポリアミドスカベン
ジャーを混合する工程、を包含する、方法。 - 【請求項１１】 前記ポリアミドが合成ポリアミドであ
る、請求項１０に記載の方法。 - 【請求項１２】 前記合成ポリアミドが、ポリアクリル
アミド、ポリメタクリルアミド、ポリアミドテロマー、
ポリアミドコポリマー、ポリアミドターポリマー、ポリ
アミドテトラポリマー、Ｎ−置換ポリアミドおよびこれ
らの組み合わせから本質的になる群より選択される、請
求項１１に記載の方法。 - 【請求項１３】 前記ポリアミドがタンパク質である、
請求項１０に記載の方法。 - 【請求項１４】 前記タンパク質が、カゼイン、ダイズ
タンパク質およびこれらの組み合わせからなる群より選
択される、請求項１１に記載の方法。 - 【請求項１５】 前記ホルムアルデヒド樹脂が、メラミ
ン−ホルムアルデヒド、尿素−ホルムアルデヒド、フェ
ノール−ホルムアルデヒドおよびこれらの組み合わせか
らなる群より選択される、請求項１０に記載の方法。 - 【請求項１６】 触媒、充填剤、界面活性剤、緩衝剤、
粘度制御剤、顔料、平滑矯正剤およびこれらの組み合わ
せからなる群より選択される成分を添加する工程をさら
に包含する、請求項１０に記載の方法。 - 【請求項１７】 前記触媒が酸触媒を含む、請求項１５
に記載の方法。 - 【請求項１８】 前記コーティングの乾燥重量に基づい
て約３重量％〜約５０重量％が、ポリアミドスカベンジ
ャーからなる、請求項１０に記載の方法。 - 【請求項１９】 コーティングされたパネルであって、
以下：裏面および外装面を有する、パネル；ならびにホ
ルムアルデヒド樹脂およびポリアミドスカベンジャーを
含有する、コーティング層、を備える、コーティングさ
れたパネル。 - 【請求項２０】 前記コーティング層が前記裏面に隣接
している、請求項１９に記載のコーティングされたパネ
ル。 - 【請求項２１】 前記パネルが音響パネルである、請求
項１９に記載のコーティングされたパネル。 - 【請求項２２】 前記合成ポリアミドが、ポリアクリル
アミド、ポリメタクリルアミド、ポリアミドテロマー、
ポリアミドコポリマー、ポリアミドターポリマー、ポリ
アミドテトラポリマー、Ｎ−置換ポリアミドおよびこれ
らの組み合わせから本質的になる群より選択される、請
求項１９に記載のコーティングされたパネル。 - 【請求項２３】 前記ポリアミドがタンパク質である、
請求項１９に記載のコーティングされたパネル。 - 【請求項２４】 前記タンパク質が、カゼイン、ダイズ
タンパク質およびこれらの組み合わせからなる群より選
択される、請求項２３に記載のコーティングされたパネ
ル。 - 【請求項２５】 前記ホルムアルデヒド樹脂が、メラミ
ン−ホルムアルデヒド、尿素−ホルムアルデヒド、フェ
ノール−ホルムアルデヒドおよびこれらの組み合わせか
らなる群より選択される、請求項１９に記載のコーティ
ングされたパネル。 - 【請求項２６】 前記ポリアミドスカベンジャーが、乾
燥重量に基づいて前記コーティングの約３重量％〜約５
０重量％を構成する、請求項１９に記載のコーティング
されたパネル。 - 【請求項２７】 パネルをコーティングする方法であっ
て、以下：外装面および裏面を有するパネルを提供する
工程；ならびにホルムアルデヒド樹脂およびポリアミド
スカベンジャーを含有するコーティングを、該裏面に塗
布する工程、を包含する、方法。 - 【請求項２８】 前記コーティングが、ローラー塗布、
スプレー、カーテンコーティング、押出し、ナイフコー
ティングおよびこれらの組み合わせからなる群より選択
される方法によって塗布される、請求項２７に記載の方
法。 - 【請求項２９】 前記合成ポリアミドが、ポリアクリル
アミド、ポリメタクリルアミド、ポリアミドテロマー、
ポリアミドコポリマー、ポリアミドターポリマー、ポリ
アミドテトラポリマー、Ｎ−置換ポリアミドおよびこれ
らの組み合わせから本質的になる群より選択される、請
求項２７に記載の方法。 - 【請求項３０】 前記ポリアミドがタンパク質である、
請求項２７に記載の方法。 - 【請求項３１】 前記タンパク質が、カゼイン、ダイズ
タンパク質およびこれらの組み合わせからなる群より選
択される、請求項３０に記載の方法。 - 【請求項３２】 前記ホルムアルデヒド樹脂が、メラミ
ン−ホルムアルデヒド、尿素−ホルムアルデヒド、フェ
ノール−ホルムアルデヒドおよびこれらの組み合わせか
らなる群より選択される、請求項２７に記載の方法。 - 【請求項３３】 触媒、充填剤、界面活性剤、緩衝剤、
粘度制御剤、顔料、平滑矯正剤およびこれらの組み合わ
せからなる群より選択される成分を前記コーティングに
添加する工程をさらに包含する、請求項２７に記載の方
法。 - 【請求項３４】 前記コーティングに酸触媒を添加する
工程をさらに包含する、請求項３２に記載の方法。 - 【請求項３５】 前記ポリアミドスカベンジャーが、前
記パネルに塗布されるコーティングの乾燥重量に基づい
て約３重量％〜約５０重量％を構成する、請求項２７に
記載の方法。 - 【請求項３６】 前記パネルが音響パネルである、請求
項２７に記載の方法。 - 【請求項３７】 ホルムアルデヒドの放出が低いパネル
であって、以下：ホルムアルデヒド樹脂およびポリアミ
ドスカベンジャーを含有する、バインダー；ならびに繊
維、を含む、パネル。 - 【請求項３８】 前記ポリアミドスカベンジャーが合成
ポリアミドである、請求項３７に記載のパネル。 - 【請求項３９】 前記合成ポリアミドが、ポリアクリル
アミド、ポリメタクリルアミド、ポリアミドテロマー、
ポリアミドコポリマー、ポリアミドターポリマー、ポリ
アミドテトラポリマー、Ｎ−置換ポリアミドおよびこれ
らの組み合わせから本質的になる群より選択される、請
求項３８に記載のパネル。 - 【請求項４０】 前記ポリアミドがタンパク質である、
請求項３７に記載のパネル。 - 【請求項４１】 前記タンパク質が、カゼイン、ダイズ
タンパク質およびこれらの組み合わせからなる群より選
択される、請求項４０に記載のパネル。 - 【請求項４２】 前記ホルムアルデヒド樹脂が、メラミ
ン−ホルムアルデヒド、尿素−ホルムアルデヒド、フェ
ノール−ホルムアルデヒドおよびこれらの組み合わせか
らなる群より選択される、請求項３８に記載のパネル。 - 【請求項４３】 前記バインダーが、触媒、有機充填
剤、無機充填剤、界面活性剤、緩衝剤、粘度制御剤、顔
料、平滑矯正剤、およびこれらの組み合わせからなる群
より選択される成分をさらに含有する、請求項３８に記
載のパネル。 - 【請求項４４】 前記バインダーが酸触媒を含有する、
請求項３８に記載のパネル。 - 【請求項４５】 前記バインダーの乾燥重量に基づいて
約３重量％〜約５０重量％が、ポリアミドスカベンジャ
ーからなる、請求項３８に記載のパネル。 - 【請求項４６】 前記繊維が、セルロース、無機繊維、
ガラス繊維、およびこれらの組み合わせからなる群より
選択される、請求項３７に記載のパネル。 - 【請求項４７】 前記パネルが、木材粒子、木材ストラ
ンド、および木材層を含む、請求項３７に記載のパネ
ル。
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US31704301P | 2001-09-04 | 2001-09-04 | |
| US60/317,043 | 2001-09-04 | ||
| US10/033,625 | 2001-12-27 | ||
| US10/033,625 US6906132B2 (en) | 2001-09-04 | 2001-12-27 | Low formaldehyde emission coatings and binders from formaldehyde-based resins |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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| JP2003176446A5 JP2003176446A5 (ja) | 2005-10-27 |
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ID=26709923
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002258177A Pending JP2003176446A (ja) | 2001-09-04 | 2002-09-03 | ホルムアルデヒドベースの樹脂からのホルムアルデヒドの放出が低いコーティングおよびバインダー |
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| JP (1) | JP2003176446A (ja) |
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-
2002
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