JP2003176242A - 速崩壊性圧縮成型物及びその製造法 - Google Patents

速崩壊性圧縮成型物及びその製造法

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JP2003176242A JP2002379275A JP2002379275A JP2003176242A JP 2003176242 A JP2003176242 A JP 2003176242A JP 2002379275 A JP2002379275 A JP 2002379275A JP 2002379275 A JP2002379275 A JP 2002379275A JP 2003176242 A JP2003176242 A JP 2003176242A
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Toshio Murakami
敏男 村上
Hideaki Aritomi
英明 有富
Naoto Ueno
直人 上野
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Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、(a)賦形剤と(b)エリスリト
ールを含有する速崩壊性圧縮成型物及びその製造法に関
する。 【効果】 この圧縮成型物は、口腔内あるいは水の中に
入れた時、速やかな崩壊性、溶解性を有しているため、
服用が容易であり、かつ強い硬度を有しているため、製
造工程や流動過程における保存安定性に優れている。従
って、含有する薬効成分に応じて適用される患者、特に
老人、小児、嚥下困難な患者の病気の治療や予防に好適
に用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬品、食品など
の分野において、製剤の取り扱い上、通常の錠剤と同様
に実用上十分な強度を有し、かつ、口中に含んだ時ある
いは水の中に入れた時、速やかな崩壊性、溶解性を有す
る速崩壊性圧縮成型物及びその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】医薬品、食品の分野における経口用固形
製剤の剤形として、錠剤、カプセル剤、トローチ剤、チ
ュアブル錠、顆粒剤、散剤などが知られているが、患者
の服用のし易さを考慮した剤形は少ない。特に、老人、
小児や嚥下困難な患者にも適した、取り扱いが容易で服
用のし易い剤形の開発が望まれている。錠剤やカプセル
剤では、服用時に水を必要とし、また、大きい製剤や服
用数量が多い場合には、飲み込みにくく、咽頭や食道に
つかえる等の問題がある。特に、老人、小児や嚥下困難
な患者ではこの問題は大きく、時には喉に詰まって窒息
状態に陥ったり、食道に付着して薬物の影響などにより
炎症を起こしたりする場合もある。トローチ剤は口中で
徐々に溶解又は崩壊させて、口腔、咽頭などに適用する
剤形で、水を必要としないが、誤飲すると咽頭や食道に
詰まるおそれがある。チュアブル錠は噛み砕いて服用す
る剤形で、水を必要としないが、咀嚼力の弱い老人や小
児が服用するのに適していない。顆粒剤、散剤では、服
用時に水を必要とし、また、口腔内に残留したり、服用
時にむせたり、義歯間に入り込んで疼痛を起こしたりす
る問題がある。
【0003】一方、近年では、嚥下困難な重症患者に対
して、経口又は経鼻に胃管カテーテルを挿入して薬物を
投与する経管投与法が実施されている。現状は、錠剤や
顆粒剤を粉砕して、あるいは散剤をそのまま用い、水2
0〜30mLに懸濁させて、注射器で胃管カテーテル内に
注入する方法が行われている。しかし、操作が繁雑で、
時にはカテーテルの内径が2〜4mmと細いため詰まり易
いという問題がある。
【0004】これらの背景より、老人や小児もしくは嚥
下困難な患者などにも適する剤形として、口中に含んだ
時あるいは水の中に入れた時、速やかに崩壊もしくは溶
解する剤形がいくつか知られている。
【0005】医薬物質を含むゼラチンを主成分とする水
溶液を、ポリ塩化ビニールシートの成型ポケット等に充
填し、冷却して凍結させた後、凍結乾燥させて得られる
解放マトリックス網状構造体の成型物(特許文献1参
照)のマトリックス網状構造体は、10〜200mg/mL
の密度を有し、口腔内で1〜5秒で急速に崩壊し、唾液
とともに飲み込まれるため、服用を嫌がる患者において
も吐き出すことを防げることができる。
【0006】一方、外国では、口腔内溶解型製剤とし
て、R.P.Scherer社(イギリス)の「Zyd
is(商品名)」が商品化されている。この製剤の組成
は明らかでないが、凍結乾燥法により製造されている。
しかしながら、これら凍結乾燥法によって製造される製
剤は、急速な崩壊性を有するが、強度が弱く、硬度の測
定が不可能な程もろいという欠点がある。また、凍結乾
燥の製造設備が必要で、製造に長時間を要することか
ら、工業的生産性に劣る。
【0007】また医薬物質と乳糖及びマンニトールを寒
天水溶液に懸濁させ、PTP(Press Throu
gh Package)シート(ポリプロピレン製)の
成型ポケット等に充填してゼリー状に固化させ、減圧乾
燥した後、アルミ箔をシールしてPTP包装品とする口
腔内崩壊性製剤(特許文献2参照)は、400〜100
0mg/mLの密度を有し、口腔内での崩壊時間は5〜20
秒程度である。また、2kg程度の硬度を有し、PTP包
装からの取り出しにおいても割れ、くずれ、欠けなどの
発生がないと記載されている。しかし、この成型物は、
通常の錠剤に比べると強度が弱いため、ビン包装などP
TP包装以外の包装形態には適用困難である。また、製
造に長時間を要することから工業的生産性が劣る。
【0008】そこで、打錠法により製造される口腔内崩
壊性製剤がいくつか報告されている。薬効成分と糖類と
前記糖類の粒子表面が湿る程度の水分とを含む混合物を
打錠する口腔内溶解型錠剤(特許文献3参照)や水に
対する溶解速度の速い医薬品添加物を錠剤構成成分の主
体とすること、及び医薬品を含有する錠剤を湿式造粒
法で製錠する過程において、圧縮成型に際し、水に対す
る溶解速度の速い医薬品添加物と医薬品との練合物を乾
燥前に圧縮成型するものであること、の2点を特徴とす
る速溶錠(特許文献4参照)が報告されている。
【0009】また湿潤した練合物を鋳型に充填し、圧
縮して成型することを特徴とする湿製錠の成型方法、
湿製錠の圧縮成型の前に、湿製錠の圧縮面もしくは、圧
縮パンチ表面に粉末を塗布して湿製錠の圧縮時の張り付
きを防止した湿製錠の成型方法が知られている(特許文
献5参照)。
【0010】湿潤粉体を錠剤成型用の穴に充填し、前記
穴の中の湿潤粉体の少なくとも一方の面の張り付き防止
フィルムを介して成型用金型により錠剤の形に成型する
錠剤製造法(特許文献6参照)は、湿式錠剤法による製
法であり、成型時に湿潤剤を含有し、低い圧力で成型さ
れているため、乾燥後には、適度の空隙率を有する多孔
性の錠剤となり、軟らかくて崩壊性に優れている。
【0011】しかし、流動性の悪い湿潤粉体を充填、圧
縮するために、充填バラツキが大きく、張り付きを生じ
易いという欠点がある。また、軟らかい成型物の形状を
保ったまま乾燥する特殊な乾燥機が必要で、工業的生産
性に劣る。
【0012】このため、工業的生産性に優れた、乾式打
錠法による口腔内崩壊性製剤が報告されている。結合性
が低い、成型性の悪いマンニトール又は乳糖に嵩比重6
0g/100mL未満のソルビトール粉粒体を配合するこ
とにより、成型性の高い他の添加剤、例えばセルロース
系化合物、アクリル酸系化合物、ゼラチン等の配合量低
減が図れ、崩壊性に優れた固形製剤組成物(特許文献7
参照)や成型性の低い糖類及び成型性の高い糖類を含有
してなる、口腔内において速やかな崩壊性、溶解性を有
する口腔内溶解型圧縮成型物(特許文献8参照)が報告
されている。この成型物は、直径10mmφの錠剤で、硬
度3〜6kgを有し、口腔内での溶解時間は15〜25秒
と記載されている。しかし、打錠圧力を見ると50〜4
00kg/杵(64〜509kg/cm2)程度であり、通常
の錠剤の打錠圧力約1000kg/cm2に比べるとかなり
低い打錠圧で成型されている。このことから、この成型
物は、通常の錠剤に比べ、もろく、落下衝撃強度等がか
なり弱いものと推定される。
【0013】錠剤は、一般的に低い打錠圧で成型する
と、崩壊性、溶解性は速くなるが、硬度が低いものとな
り、高い打錠圧で成型すると高い硬度のものが得られる
が、崩壊性、溶解性は遅くなる。
【0014】従来の錠剤は、製造工程、流通過程におい
ても崩れない強い硬度を有するが、経口投与により消化
管内で崩壊、溶解し、薬効成分を放出せしめることを目
的としているため、口腔内における速やかな崩壊性、溶
解性は考慮に入れていない。そのため、口腔内において
の崩壊性、溶解性に関しては十分でなく、速やかな崩壊
性、溶解性と強い硬度とを同時に有する錠剤はなかっ
た。
【0015】したがって、口腔内あるいは水の中に入れ
た時、速やかな崩壊性、溶解性を有するとともに、製造
工程、流通過程において崩れないような強い強度を有す
る錠剤を開発する必要がある。
【0016】本発明の目的は、口腔内あるいは水の中に
入れた時、速やかな崩壊性、溶解性を有し、かつ、製造
工程及び流通過程において崩れない強い硬度を有する速
崩壊性圧縮成型物を提供することにある。
【0017】本発明の他の目的は、上記のような優れた
特性を有する速崩壊性圧縮成型物を、複雑な工程や特殊
な設備を要することなく、通常の打錠法と同一の乾式法
によって製造する、工業的生産性に優れた方法を提供す
ることにある。
【0018】
【特許文献1】特公昭62−50445号公報
【特許文献2】国際公開WO93/12769号公報
【特許文献3】特開平5−271054号公報
【特許文献4】国際公開WO93/15724号公報
【特許文献5】特開平6−218028号公報
【特許文献6】特開平8−19589号公報
【特許文献7】特開平5−310558号公報
【特許文献8】国際公開WO95/120380号公報
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き問題点を解
決すべく鋭意検討した結果、エリスリトールと有機賦形
剤及び無機賦形剤から選ばれる成分とを含む混合物を打
錠すると、予想外にも、製造工程及び流通過程で崩れな
い強い硬度を有し、かつ、口腔内あるいは水の中に入れ
た時、速やかな崩壊性、溶解性を有する速崩壊性圧縮成
型物が得られることを見い出し、本発明を完成した。す
なわち、本発明は、(a)賦形剤と(b)エリスリトー
ルを含有することを特徴とする速崩壊性圧縮成型物及び
その製造法を提供するものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明において速崩壊性
圧縮成型物とは、製剤の製造工程及び流通過程において
実用上十分な強度を有する圧縮成型物であり、口中に含
んだ時あるいは水の中にいれた時、速やかな崩壊性、溶
解性を有する圧縮成型物である。本発明に用いられる賦
形剤としては、デンプン類、セルロース類及び糖アルコ
ール類から選ばれる有機賦形剤、並びに無機賦形剤が挙
げられる。
【0021】デンプン類としては、トウモロコシデンプ
ン、バレイショデンプン、コムギデンプン、コメデンプ
ン、部分アルファー化デンプン、アルファー化デンプ
ン、ヒドロキシプロピルスターチ、カルボキシメチルス
ターチナトリウムなどが挙げられるが、このうち特にト
ウモロコシデンプン、部分アルファー化デンプン、アル
ファー化デンプンが好ましい。本発明に用いられるデン
プン類の粒子径については、特に制限はないが、粒子径
が大きいと口腔内でのザラツキ感が生じ易いため、粒子
径500μm以下のものが好ましい。
【0022】セルロース類としては、結晶セルロース、
粉末セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロー
ス、カルメロース、カルメロースカルシウム、クロスカ
ルメロースナトリウムなどが挙げられるが、このうち特
に結晶セルロース、粉末セルロース、低置換度ヒドロキ
シプロピルセルロース、カルメロースが好ましい。セル
ロース類の粒子径については特に制限はないが、粒子径
が大きいと口腔内でのザラツキ感が生じ易いため、50
0μm以下が好ましい。
【0023】糖アルコール類としては、エリスリトール
以外の糖アルコールであって、例えばD−マンニトー
ル、D−ソルビトール、キシリトール、マルチトール、
無水マルトース、含水マルトース、無水ラクチトール、
含水ラクチトール、還元麦芽糖水アメなどが挙げられる
が、このうち特にD−マンニトール、キシリトール、マ
ルチトールが好ましい。本発明に用いられる糖アルコー
ル類の粒子径については、特に制限はないが、粒子径が
大きいと口腔内でのザラツキ感が生じ易いため、粒子径
500μm以下のものが好ましい。
【0024】本発明に用いられる無機賦形剤としては、
合成ヒドロタルサイト、沈降炭酸カルシウム、無水リン
酸水素カルシウム、含水二酸化ケイ素、軽質無水ケイ
酸、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミン酸マグネシウ
ム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウムなどが挙げ
られるが、このうち特に合成ヒドロタルサイト、沈降炭
酸カルシウム、無水リン酸水素カルシウムが好ましい。
無機賦形剤の粒子径については特に制限はないが、粒子
径が大きいと口腔内でのザラツキ感が生じ易いため、粒
子径500μm以下が好ましい。
【0025】これらの賦形剤は、いずれか1種を用いて
もよいし、2種以上を組み合せて用いてもよい。
【0026】本発明に用いられるエリスリトールは、ブ
ドウ糖発酵甘味料で、下記の構造式で表わされる4価の
糖アルコールである。
【0027】
【化1】
【0028】エリスリトールは、融点119℃の白色の
結晶性粉末で、水に溶け易く、溶解熱−42.9cal/
gで冷感を有し、吸湿性がなく、砂糖の70〜80%の
甘味度を有する甘味剤である。本発明に用いられるエリ
スリトールの粒子径には、特に制約はないが、粒子径が
大きいと、口腔内でのザラツキ感が生じ易いため、粒子
径500μm以下のものが好ましい。
【0029】(a)賦形剤と(b)エリスリトールとの
合計配合量は、速崩壊性圧縮成型物の全重量に対して、
30〜99重量%の範囲が適当であるが、より好ましく
は50〜99重量%、さらに好ましくは70〜99重量
%である。30重量%未満では、これらの成分の寄与が
低下し崩壊性、溶解性が悪くなる。
【0030】また、(b)エリスリトールに対する
(a)賦形剤の配合量は、5〜100重量%の範囲が適
当であるが、より好ましくは10〜70重量%、さらに
好ましくは20〜50重量%である。(a)賦形剤を配
合しないとエリスリトールに起因する打錠障害(キャッ
ピング現象:錠剤の上部が帽子状に横割れを起こす現
象)が発生し易いが、(b)エリスリトールに(a)賦
形剤を配合するとこのような打錠障害が防止できる。一
方、(b)エリスリトールに対する(a)賦形剤の配合
量が100重量%以上ではエリスリトールの寄与が低下
し、崩壊、溶解時間が長くなる。特に、セルロース類の
場合は、エリスリトールに対し5〜70重量%、特に5
〜50重量%が好ましい。
【0031】本発明に適用される薬効成分としては、特
に制限はなく、用途に応じて添加することができ、粉末
状、結晶状、油状、溶液状など何れの形状のものでも良
い。また、薬効成分のかわりに嗜好成分を添加してもよ
い。その一例を挙げれば以下の通りである。
【0032】ビタミン剤としては、例えば、ビタミン
A、ビタミンD、ビタミンE(酢酸d−α−トコフェロ
ールなど)、ビタミンB1(塩酸チアミンなど)、ビタ
ミンB2(リボフラビンなど)、ビタミンB6(塩酸ピリ
ドキシンなど)、ビタミンC(アスコルビン酸、アスコ
ルビン酸ナトリウムなど)、ビタミンB12(酢酸ヒド
ロキシコバラミンなど)、ニコチン酸アミド、パントテ
ン酸カルシウム、パンテチンなどが挙げられる。
【0033】解熱鎮痛消炎薬としては、例えば、アスピ
リン、アセトアミノフェン、エテンザミド、イブプロフ
ェン、ケトプロフェン、インドメタシン、アミノピリン
などが挙げられる。
【0034】抗ヒスタミン剤としては、例えば、酒石酸
アリメマジン、マレイン酸クロルフェニラミン、塩酸ジ
フェンヒドラミン、フマル酸クレマスチン、マレイン酸
カルビノキサミン、ジメンヒドリナート、塩酸メクリジ
ンなどが挙げられる。
【0035】鎮咳剤としては、例えば、リン酸コデイ
ン、リン酸ジヒドロコデイン、臭化水素酸デキストロメ
トルファン、ノスカピン、塩酸ノスカピンなどが挙げら
れる。
【0036】殺菌剤としては、例えば、塩化セチルピリ
ジニウム、塩化デカリニウム、塩酸クロルヘキシジン、
ヨウ素、ヨウ化カリウムなどが挙げられる。
【0037】制酸剤としては、ケイ酸アルミン酸マグネ
シウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ヒド
ロタルサイト、合成ケイ酸アルミニウム、酸化マグネシ
ウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸マグネシウム、沈降炭
酸カルシウム、無水リン酸水素カルシウム、ロートエキ
スなどが挙げられる。
【0038】生薬としては、例えば、アロエ、ウイキョ
ウ、オウバク、オウレン、カンゾウ、ケイヒ、シュクシ
ャ、センブリ、ダイオウ、ニンジン、赤芽柏、エンゴサ
ク、マオウなどが挙げられる。
【0039】胃粘膜修復剤としては、例えば、塩酸セト
ラキサート、アズレンスルホン酸ナトリウム、アルジオ
キサ、L−グルタミン、銅クロロフィリンナトリウム、
メチルメチオニンスルフォニウムクロライドなどが挙げ
られる。
【0040】鎮痛鎮痙剤としては、例えば、N−メチル
スコポラミンメチル硫酸塩、臭化水素酸スコポラミン、
臭化メチルアトロピン、臭化メチルスコポラミン、ベラ
ドンナエキス、ロートエキス、アミノ安息香酸エチル、
臭化ブチルスコポラミン、臭化チメピジウムなどが挙げ
られる。
【0041】便秘治療剤としては、例えば、アロエ、ダ
イオウ、ビサコジル、ピコスルファートナトリウムなど
が挙げられる。
【0042】向精神薬としては、例えば、チミペロン、
オキシペルチン、ジアゼパム、ニトラゼパム、フルニト
ラゼパム、ロラゼパム、ハロペリドール、プロムペリド
ールなどが挙げられる。
【0043】H2受容体拮抗剤としては、例えば、シメ
チジン、ファモチジン、塩酸ラニチジン、ニザチジン、
塩酸ロキサチジンアセタートなどが挙げられる。
【0044】潰瘍治療剤としては、例えば、塩酸セトラ
キサート、テプレノン、スルピリド、スクラルファー
ト、プラウノトール、ゲファルナートなどが挙げられ
る。
【0045】抗生物質としては、例えば、テトラサイク
リン、オキシテトラサイクリン、メタサイクリン、ドキ
シサイクリン、ミノサイクリン、クロラムフェニコール
類、エリスロマイシン類などが挙げられる。
【0046】降圧剤としては、例えば、ブテララジン、
塩酸ヒドララジンなどが挙げられる。
【0047】不整脈治療剤としては、塩酸ピルジカイニ
ド、塩酸プロカインアミドなどが挙げられる。
【0048】中枢神経興奮薬としては、カフェイン、無
水カフェイン、安息香酸ナトリウムカフェインなどが挙
げられる。
【0049】本発明で用いられる薬効成分は、1種又は
2種以上を組み合せて用いられる。好ましい薬効成分と
して、向精神薬、抗ヒスタミン薬、H2受容体拮抗剤、
潰瘍治療剤、ビタミン剤、胃腸薬、鎮咳去痰薬、便秘
薬、鎮暈薬(乗り物酔い薬)、中枢神経興奮薬などが挙
げられる。又、人体用医薬品に限らず、動物薬、農薬、
診断薬なども挙げられる。また、健康食品や栄養補助食
品、口臭除去剤や歯垢染色剤、浴用剤、洗浄剤など、本
発明の特性を活かした様々な用途に応用してもよい。
【0050】薬効成分の配合量は、その性質にもよるが
固形成分全体の、通常1〜70重量%、好ましくは1〜
50重量%、さらに好ましくは1〜30重量%程度であ
る。本発明は、本発明の効果に支障のない限り、錠剤の
製造に一般に用いられる種々の添加剤を含んでいても良
い。
【0051】前記添加剤としては、例えば、滑沢剤、崩
壊剤、賦形剤、結合剤、着色剤、着香剤、甘味剤、矯味
剤、発泡剤、界面活性剤等が挙げられる。滑沢剤として
は、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸
カルシウム、ステアリン酸、タルク、ショ糖脂肪酸エス
テル、ポリエチレングリコール、硬化油などが挙げられ
る。
【0052】崩壊剤としては、例えば、アルギン酸、ア
ルギン酸カルシウム、トラガント末、クロスポピドン、
カンテン末、ベントナイトなどが挙げられる。賦形剤と
しては、乳糖、白糖、ブドウ糖、果糖、軽質無水ケイ
酸、ケイ酸カルシウム、乳酸カルシウムなどが挙げられ
る。
【0053】結合剤としては、アラビアゴム、アルギン
酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ゼラチン、
デキストリン、ペクチン、ポリアクリル酸ナトリウム、
プルラン、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルピロリドン、マクロゴール
などが挙げられる。
【0054】着色剤としては、例えば、食用黄色5号、
食用赤色2号、食用青色2号などの食用色素;食用レー
キ色素、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、酸化チタン、β
−カロチン、リボフラビンなどが挙げられる。
【0055】着香剤としては、例えば、オレンジ、レモ
ン、ハッカ、メントール、各種香料などが挙げられる。
【0056】甘味剤としては、例えば、サッカリンナト
リウム、アスパルテーム、グリチルリチン酸二カリウ
ム、ステビア、ソーマチンなどが挙げられる。
【0057】矯味剤としては、例えば、塩化ナトリウ
ム、塩化マグネシウム、イノシン酸二ナトリウム、L−
グルタミン酸ナトリウム、ハチミツなどが挙げられる。
【0058】発泡剤としては、例えば、クエン酸、酒石
酸、リンゴ酸などの酸と炭酸水素ナトリウム、炭酸ナト
リウムなどの塩基との組み合わせが挙げられる。
【0059】界面活性剤としては、例えば、ステアリン
酸ポリオキシル40、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリソルベート、モノス
テアリン酸グリセリン、ラウリル硫酸ナトリウムなどが
挙げられる。
【0060】これらの添加剤は、1種又は2種以上を用
いて、速崩壊性圧縮成型物の製造工程の如何なる工程で
添加されても良い。例えば、薬効成分、(a)賦形剤及
び(b)エリスリトールの混合時、水分添加時、造粒時
あるいはそれらの前後の工程で、適宜適量添加すること
ができる。
【0061】本発明の速崩壊性圧縮成型物は、例えば
(a)賦形剤と(b)エリスリトールを含有する実質的
に乾燥状態の組成物を圧縮成型することにより、より具
体的には(a)賦形剤、(b)エリスリトール、必要に
応じて薬効成分及び前記添加剤を直接又は造粒後、それ
らを実質的に乾燥状態として打錠することにより製造さ
れる。さらに詳細には下記の通りである。
【0062】第1法 (a)賦形剤及び(b)エリスリトールと、必要に応じ
薬効成分及び前記添加剤とを混合し、圧縮成型する(直
接打錠法)。
【0063】第2法 (a)賦形剤及び(b)エリスリトールと、必要に応じ
薬効成分及び前記添加剤とを混合し、板状圧縮成型又は
スラッグ錠(大型の錠剤)に圧縮成型した後、粉砕し、
所望により前記添加剤を加えて、実質的に乾燥状態とし
て圧縮成型する(乾式造粒−打錠法)。
【0064】第3法 (a)賦形剤及び(b)エリスリトールと、必要に応じ
薬効成分及び前記添加剤とを混合し、水あるいはデンプ
ン類又は/及び糖アルコール類の水溶液又は懸濁液を加
えて造粒し、実質的に乾燥した後、所望により前記添加
剤を加えて、実質的に乾燥状態として圧縮成型する(湿
式造粒−打錠法)
【0065】第4法 薬効成分をA群、B群に分けて、第3法の湿式造粒法に
より、それぞれの顆粒を調整した後、所望により前記添
加剤を加えて、実質的に乾燥状態として圧縮成型する
(多顆粒−打錠法)。
【0066】本発明の速崩壊性圧縮成型物の製造は、一
般に製剤の製造で用いられている装置により行われる。
具体的には、混合は、V型混合機、流動層造粒乾燥機、
撹拌造粒機、ナウタミキサー、クロスロータリー式混合
機などが用いられる。
【0067】乾式造粒の板状圧縮成型は、乾式造粒機が
用いられ、スラッグ錠の圧縮成型は、ロータリー式打錠
機が用いられる。
【0068】湿式造粒は、流動層造粒乾燥機、転動流動
造粒コーティング装置、撹拌造粒機、円筒押出造粒機、
湿式押出造粒機などが用いられる。
【0069】圧縮成型は、一般に錠剤の成型に使用され
る装置が用いられ、例えば、単発式打錠機、ロータリー
式打錠機、ロータリー式積層打錠機などが挙げられる。
【0070】打錠の際の成型圧力は、成型物の硬度、口
腔内あるいは水の中に入れた時の崩壊性、溶解性から任
意に設定すれば良い。しかし、本発明の特徴のひとつ
は、成型圧力を高めても口腔内あるいは水の中に入れた
時の崩壊性、溶解性が大きく損なわれないことである。
従って、成型圧力は通常の錠剤と同程度で良く、400
〜2000kg/cm2、好ましくは600〜1800kg/c
m2、より好ましくは800〜1600kg/cm2程度であ
り、成型物の密度が800〜1600mg/cm3、好まし
くは1000〜1400mg/cm3程度で、硬度が、速崩
壊性圧縮成型物の直径又は最大長が10mmの場合2kg以
上、好ましくは2〜15kg、より好ましくは3〜10kg
を有するように設定すれば良い。
【0071】かくして得られる本発明の速崩壊性圧縮成
型物は、口腔内あるいは水の中に入れた時の崩壊性、溶
解性に優れ、かつ硬度が高く、さらに落下衝撃強度も強
い。
【0072】本発明の速崩壊性圧縮成型物の崩壊性又は
溶解性はその大きさによっても異なるが、日本薬局方に
よる崩壊時間(日本薬局方第12改正の錠剤の項に記載
されている崩壊試験法(補助盤なし)による測定値)
が、速崩壊性圧縮成型物の直径又は最大長が、8mm未満
の場合60秒以内、8mm以上10mm未満の場合90秒以
内、10mm以上15mm未満の場合120秒以内、15mm
以上20mm未満の場合180秒以内、20mm以上の場合
240秒以内であるのが好ましい。また、口腔内での崩
壊性又は溶解性は、口腔内に含むとき、速崩壊性圧縮成
型物の直径又は最大長が、8mm未満の場合40秒以内、
8mm以上10mm未満の場合60秒以内、10mm以上15
mm未満の場合90秒以内、15mm以上20mm未満の場合
120秒以内、20mm以上の場合180秒以内で崩壊又
は溶解するものが好ましい。さらに好ましい崩壊性の具
体例は、速崩壊性圧縮成型物の直径又は最大長が10mm
の場合、通常5〜120秒、好ましくは5〜60秒、さ
らに好ましくは5〜30秒程度であり、口腔内での崩
壊、溶解時間(健康な成人男子の口腔内で、水分を口に
含まず唾液のみで錠剤が完全に溶解するまでの時間)が
通常5〜90秒、好ましくは5〜60秒、さらに好まし
くは5〜30秒程度である。
【0073】本発明の速崩壊性圧縮成型物は、口中に含
む時、唾液により次第に崩壊もしくは溶解するものであ
るが、口腔内の圧迫すなわち上アゴと舌による圧力、あ
るいは舌による摩擦、すなわち“なめる”動作等によっ
て、より短時間で崩壊もしくは溶解する。口腔内の乾い
た人、あるいは唾液の少ない人においては、水もしくは
お湯を用いて口腔内で崩壊、溶解しても良く、又は、通
常の錠剤と同様に水とともにそのまま服用しても何らさ
しつかえない。
【0074】なお、本発明の速崩壊性圧縮成型物は、瞬
時(例えば1秒以内)に崩壊、溶解しないため、口中に
含んで食感を味わうこともでき、必要なら吐き出すこと
も可能である。
【0075】一方、本発明の速崩壊性圧縮成型物の硬度
(錠剤硬度計による測定値)は、速崩壊性圧縮成型物の
直径又は最大長が10mmの場合、通常2kg以上、好まし
くは2〜15kg、さらに好ましくは3〜10kg程度であ
り、落下衝撃強度(錠剤を50cmの高さからステンレス
板の上に落下させた時の破損率:(破損錠剤/試験錠
剤)×100(%))は、通常0〜50%程度、好まし
くは0〜20%程度、より好ましくは0%である。
【0076】従って、本発明の速崩壊性圧縮成型物は、
製剤の製造工程及び流通過程において崩れない、強い硬
度を有し、PTP包装からの取り出しにも十分耐え、さ
らに、ボトル包装(ガラス、プラスチック等の容器に錠
剤を入れた包装)にも適用可能な硬度を有する。すなわ
ち、通常のPTP包装のアルミシートからの取り出し硬
度は、錠剤の大きさ、形状により異なるが、例えば、直
径8mmの場合1kg以上、直径10mmの場合2kg以上が好
ましい。また、ボトル包装で、流通過程の衝撃に耐え得
る錠剤の硬度としては、直径10mmの場合で3kg以上が
好ましい。
【0077】一方、本発明の速崩壊性圧縮成型物は、甘
味剤のエリスリトールを基剤に用いていることから、冷
感があり、味が甘い。また、エリスリトールは糖アルコ
ールであるため、他の糖アルコール類と同様にメイラー
ド反応〔アミノ酸と糖類との反応による褐変現象(アミ
ノ−カルボニル反応ともいう)〕が生じないため、アミ
ノ基を有する薬効成分を含有しても褐変現象が起こりに
くく、経時安定性が良い。
【0078】本発明の速崩壊性圧縮成型物は、老人や小
児にとっても服用し易い製剤として、また、一般成人用
の安全な製剤として、従来の製剤と同様に種々の病気の
治療、予防に用いることができ、しかも、長期間の保
存、安定性に優れている。
【0079】本発明の速崩壊性圧縮成型物の形状は、特
に制限されないが、三角形、四角形、丸型、動物の形
状、あるいは異形錠(キャプレット型)、リング錠(ド
ーナツ状)、積層錠、有核錠等の錠剤を挙げることがで
きる。また、識別のためのマーク、文字等を付すことが
できる。さらに、一般に被覆製剤の製造において用いら
れるコーティング法によって被覆されていても良い。
【0080】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく
説明するがこれらは、本発明を限定するものではない。
【0081】試験方法 本発明の効果をさらに詳細に説明するため、参考例及び
実施例で得られた錠剤について、下記のような製剤特性
について試験した。 (1)硬度試験 錠剤硬度計〔フロイント産業(株):シュロイニゲル錠
剤硬度計〕を用いて直径方向の硬度を測定した。試験は
5錠について行い、その平均値を示す。 (2)口腔内崩壊、溶解試験 健康な成人男子3名(25才、30才、30才)の口腔
内の唾液(水を口に含まず)で、錠剤が完全に崩壊、溶
解するまでの時間を測定した。結果は3名の平均値を示
す。 (3)崩壊試験 日本薬局方第12改正の錠剤の項に記載されている崩壊
試験法に従い、補助盤を用いずに測定した〔富山産業
(株):崩壊試験器〕。試験は6錠について行い、その
平均値を示す。 (4)落下衝撃試験 錠剤を50cmの高さからステンレス板の上に落下させた
時の破損率を測定した。試験は10錠について行い、そ
の破損率を示す。 (5)打錠圧力 打錠圧力を計測し、その平均打錠圧について、杵当たり
の打錠圧(kg/杵)と単位面積当たりの打錠圧に換算し
た値(kg/cm2)を示す。 (6)錠剤密度 錠剤の重量、厚みを10錠について測定し、その平均値
を用いて、次式より錠剤密度を求めた。 錠剤密度=錠
剤の重量/錠剤の体積
【0082】参考例1 参考用として、撹拌造粒機に、エリスリトール〔日研化
学(株)製:42メッシュ(350μm)パス品〕及び
乳糖を、それぞれ下記表1の1の処方で添加し、3分間
混合した後、水40mLを加えて造粒を行った。造粒後、
流動層造粒乾燥機を用いて乾燥し、16メッシュ篩(1
000μm)で篩過し、ステアリン酸マグネシウムを
0.5重量%添加して混合した。次に、単発打錠機を用
いて、10mmφ隅丸平面の杵で、錠剤重量400mg、3
種類の打錠圧力で打錠した。得られた錠剤について試験
した結果を下記表2の1に示す。
【0083】参考例2 参考用として、参考例1の乳糖を無水ブドウ糖に代え、
表1の2の処方で、参考例1と同様の操作を行った。得
られた錠剤について試験した結果を表2の2に示す。
【0084】参考例3 参考用として、参考例1の乳糖を白糖に代え、表1の3
の処方で、比較例1と同様の操作を行った。得られた錠
剤について試験した結果を表3の3に示す。
【0085】参考例4 参考用として、流動層造粒乾燥機に、エリスリトール
〔日研化学(株)製:42メッシュ(350μm)パス
品〕及び乳糖を、それぞれ下記表1の4の処方で添加
し、3分間混合した後、ポリビニルアルコールの5w/
v%水溶液200mLを用いてスプレー圧2kg/cm2、ス
プレー液速度20mL/min で造粒を行った。乾燥後、1
6メッシュ篩(1000μm)で篩過し、ステアリン酸
マグネシウムを0.5重量%添加して混合した。次に、
単発打錠機を用いて、10mmφ隅丸平面の杵で、錠剤重
量400mg、3種類の打錠圧力で打錠した。得られた錠
剤について試験した結果を下記表3の4に示す。
【0086】
【表1】
【0087】
【表2】
【0088】
【表3】
【0089】実施例1 流動層造粒乾燥機に、エリスリトール〔日研化学(株)
製:42メッシュ(350μm)パス品〕及びトウモロ
コシデンプンを、それぞれ下記表4の1の処方で添加
し、3分間混合した後、水800mLを用いてスプレー圧
2kg/cm2、スプレー液速度20mL/min で造粒を行っ
た。乾燥後、16メッシュ篩(1000μm)で篩過
し、ステアリン酸マグネシウムを0.5重量%添加して
混合した。次に、単発打錠機を用いて、10mmφ隅丸平
面の杵で、錠剤重量400mg、3種類の打錠圧力で打錠
した。得られた錠剤について試験した結果を下記表5の
1に示す。
【0090】実施例2 実施例1のトウモロコシデンプンを結晶セルロースに代
え、表4の2の処方で、実施例1と同様の操作を行っ
た。得られた錠剤について試験した結果を表5の2に示
す。
【0091】実施例3 実施例1のトウモロコシデンプンをトウモロコシデンプ
ン及び部分アルファー化デンプンに代え、表4の3の処
方で、実施例1と同様の操作を行った。得られた錠剤に
ついて試験した結果を表6の3に示す。
【0092】実施例4 実施例1のトウモロコシデンプンをトウモロコシデンプ
ン、結晶セルロース及び部分アルファー化デンプンに代
え、表4の4の処方で、実施例1と同様の操作を行っ
た。得られた錠剤について試験した結果を表6の4に示
す。
【0093】
【表4】
【0094】
【表5】
【0095】
【表6】
【0096】実施例5 流動層造粒乾燥機に、エリスリトール〔日研化学(株)
製:42メッシュ(350μm)パス品〕及びトウモロ
コシデンプンを、それぞれ下記表7の5の処方で添加
し、3分間混合した後、D−マンニトールの20w/v
%水溶液175mLを用いてスプレー圧2kg/cm2、スプ
レー液速度18mL/minで造粒を行った。乾燥後、16
メッシュ篩(1000μm)で篩過し、ステアリン酸マ
グネシウムを0.5重量%添加して混合した。次に、単
発打錠機を用いて、10mmφ隅丸平面の杵で、錠剤重量
400mg、3種類の打錠圧力で打錠した。得られた錠剤
について試験した結果を下記表8の5に示す。
【0097】実施例6 実施例5のトウモロコシデンプンをトウモロコシデンプ
ン及び結晶セルロースに代え、表7の6の処方で、実施
例5と同様の操作を行った。得られた錠剤について試験
した結果を表8の6に示す。
【0098】
【表7】
【0099】
【表8】
【0100】実施例7 流動層造粒乾燥機に、エリスリトール〔日研化学(株)
製:42メッシュ(350μm)パス品〕及びトウモロ
コシデンプンを、それぞれ下記表9の7の処方で添加
し、3分間混合した後、キシリトールの70w/v%水
溶液32mLを用いてスプレー圧2kg/cm2、スプレー液
速度6mL/minで造粒を行った。乾燥後、16メッシュ
篩(1000μm)で篩過し、ステアリン酸マグネシウ
ムを0.5重量%添加して混合した。次に、単発打錠機
を用いて、10mmφ隅丸平面の杵で、錠剤重量400m
g、3種類の打錠圧力で打錠した。得られた錠剤につい
て試験した結果を下記表10の7に示す。
【0101】実施例8 実施例7のトウモロコシデンプンをトウモロコシデンプ
ン及び結晶セルロースに代え、表9の8の処方で添加
し、3分間混合した後、キシリトールの8w/v%水溶
液200mLを用いて実施例7と同様の操作を行った。得
られた錠剤について試験した結果を表10の8に示す。
【0102】
【表9】
【0103】
【表10】
【0104】実施例9 流動層造粒乾燥機に、エリスリトール〔日研化学(株)
製:42メッシュ(350μm)パス品〕及び合成ヒド
ロタルサイトを、それぞれ下記表11の9の処方で添加
し、3分間混合した後、水800mLを用いてスプレー圧
2kg/cm2、スプレー液速度20mL/minで造粒を行っ
た。乾燥後、16メッシュ篩(1000μm)で篩過
し、ステアリン酸マグネシウムを0.5重量%添加して
混合した。次に、単発打錠機を用いて、10mmφ隅丸平
面の杵で、錠剤重量400mg、3種類の打錠圧力で打錠
した。得られた錠剤について試験した結果を下記表12
の9に示す。
【0105】実施例10 実施例9の合成ヒドロタルサイトを沈降炭酸カルシウム
に代え、表11の10の処方で、実施例9と同様の操作
を行った。得られた錠剤について試験した結果を表12
の10に示す。
【0106】
【表11】
【0107】
【表12】
【0108】実施例11 流動層造粒乾燥機に、エリスリトール〔日研化学(株)
製:42メッシュ(350μm)パス品〕及びアスコル
ビン酸を、それぞれ下記表13の11の処方で添加し、
3分間混合した後、水240mLを用いてスプレー圧1.
5kg/cm2、スプレー液速度24mL/minで造粒を行っ
た。乾燥後、16メッシュ篩(1000μm)で篩過
し、結晶セルロースを下記表13の11の処方で添加
し、さらに、ステアリン酸マグネシウムを0.5重量%
添加して混合した。次に、単発打錠機を用いて、10mm
φ隅丸平面の杵で、錠剤重量400mg、3種類の打錠圧
力で打錠した。得られた錠剤について試験した結果を下
記表14の11に示す。
【0109】実施例12 実施例11のアスコルビン酸を硝酸チアミンに代え、表
13の12の処方で、実施例11と同様の操作を行っ
た。得られた錠剤について試験した結果を表14の12
に示す。
【0110】
【表13】
【0111】
【表14】
【0112】実施例13 流動層造粒乾燥機に、エリスリトール〔日研化学(株)
製:42メッシュ(350μm)パス品〕、シメチジ
ン、結晶セルロース及び低置換度ヒドロキシプロピルセ
ルロースを、それぞれ下記表15の処方で添加し、3分
間混合した後、D−マンニトールの8w/v%水溶液1
00mLを用いてスプレー圧1.5kg/cm2、スプレー液
速度20mL/minで造粒を行った。乾燥後、16メッシ
ュ篩(1000μm)で篩過し、ステアリン酸マグネシ
ウムを0.5重量%添加して混合した。単発打錠機を用
いて、10mmφ隅丸平面の杵で、錠剤重量400mg、3
種類の打錠圧力で打錠した。得られた錠剤について試験
した。結果を下記表16に示す。
【0113】
【表15】
【0114】
【表16】
【0115】実施例14 (1)流動層造粒乾燥機に、塩酸セトラキサート540
0g、アスパルテーム81g、トウモロコシデンプン2
75.4gを入れ、3分間混合した後、ロートエキス1
08gを溶解した3w/v%ポリビニルアルコール溶液
2520mLを用いて、スプレー圧1.75kg/cm2、ス
プレー液速度120mL/minで造粒を行った。乾燥後、
16メッシュ篩(1000μm)で篩過して整粒し、A
顆粒を得た。 (2)流動層造粒乾燥機に、沈降炭酸カルシウム300
0g、水酸化マグネシウム1500g、エリスリトール
1050g、トウモロコシデンプン240gを入れ、3
分間混合した後、3w/v%ポリビニルアルコール溶液
2000mLを用いて、スプレー圧2.75kg/cm2、ス
プレー液速度120mL/minで造粒を行った。乾燥後、
16メッシュ篩(1000μm)で篩過して整粒し、B
顆粒を得た。 (3)流動層造粒乾燥機に、エリスリトール5490
g、トウモロコシデンプン306gを入れ、10w/v
%ロートエキス液540mL及び精製水1700mLを用い
て、スプレー圧1.5kg/cm2、スプレー液速度120m
L/minで造粒を行った。乾燥後、16メッシュ篩(10
00μm)で篩過して整粒し、C顆粒を得た。 (4)l−メントール12gに軽質無水ケイ酸6g、ト
ウモロコシデンプン102gを加え、よく混合した後、
乳鉢で粉砕して、l−メントール10倍散を得た。 (5)上記(1)で得られたA顆粒を660g、上記
(2)で得られたB顆粒を1170g、上記(3)で得
られたC顆粒を1950g、それぞれ秤取り、これに、
上記(4)で得られたl−メントール10倍散を60
g、ステアリン酸マグネシウムを45g添加して、混合
した。次に、単発打錠機を用いて、13mmφ並Rの杵
で、1錠重量647.5mg、3種類の打錠圧力で打錠し
た。得られた錠剤について試験した結果を表18に示
す。
【0116】
【表17】
【0117】
【表18】
【0118】実施例15 流動層造粒乾燥機に、エリスリトール〔日研化学(株)
製:42メッシュ(350μm)パス品〕、トウモロコ
シデンプン、無水カフェイン、硝酸チアミン、塩酸ピリ
ドキシン、パントテン酸カルシウム、ニコチン酸アミド
及びアスパルテームを、それぞれ下記表19の処方で添
加し、3分間混合した後、コーヒーの抽出物の5w/v
%水溶液100mLを用いてスプレー圧1.5kg/cm2
スプレー液速度15mL/minで造粒を行った。乾燥後、
16メッシュ篩(1000μm)で篩過し、l−メント
ールの10倍散(トウモロコシデンプン8.5重量部に
l−メントール1重量部及び軽質無水ケイ酸0.5重量
部を加え、乳鉢で混合粉砕したもの)を1重量%及びス
テアリン酸マグネシウムを0.5重量%添加して混合し
た。次に、単発打錠機を用いて、8mmφ隅丸平面の杵
で、錠剤重量240mg、2種類の打錠圧力で打錠した。
得られた錠剤について試験した結果を下記表20に示
す。
【0119】
【表19】
【0120】
【表20】
【0121】
【発明の効果】本発明の速崩壊性圧縮成型物は、口腔内
あるいは水の中に入れた時、速やかな崩壊性、溶解性を
有しているため、服用が容易であり、かつ強い硬度を有
しているため、製造工程や流通過程における保存安定性
に優れている。従って、含有する薬効成分に応じて適用
される患者、特に老人、小児、嚥下困難な患者の病気の
治療や予防に好適に用いることができる。また、本発明
の製造法によれば、上記のような優れた特性を有する速
崩壊性圧縮成型物を、複雑な製造工程や特殊な設備を要
することなく、極めて容易に製造することができる。さ
らに、本発明の製造法は、乾式打錠法であることから、
多顆粒法による錠剤や積層錠等にもすることができ、相
互に配合変化する薬物等の配合剤にも適用できる。
フロントページの続き (72)発明者 上野 直人 東京都江戸川区北葛西1丁目16−13 第一 製薬株式会社東京研究開発センター内 Fターム(参考) 4C076 AA36 BB01 DD25 DD30 DD38A EE31A EE32A EE33A EE38A FF06 FF33

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)賦形剤と(b)エリスリトールを
    含有することを特徴とする速崩壊性圧縮成型物。
  2. 【請求項2】 賦形剤が、デンプン類、セルロース類及
    び糖アルコール類から選ばれる1種又は2種以上である
    有機賦形剤、並びに無機賦形剤から選ばれる1種又は2
    種以上である請求項1記載の速崩壊性圧縮成型物。
  3. 【請求項3】 デンプン類が、トウモロコシデンプン、
    部分アルファー化デンプン及びアルファー化デンプンか
    ら選ばれる1種又は2種以上である請求項2記載の速崩
    壊性圧縮成型物。
  4. 【請求項4】 デンプン類がトウモロコシデンプンであ
    る請求項3記載の速崩壊性圧縮成型物。
  5. 【請求項5】 セルロース類が、結晶セルロース、粉末
    セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース及
    びカルメロースから選ばれる1種又は2種以上である請
    求項2記載の速崩壊性圧縮成型物。
  6. 【請求項6】 糖アルコール類が、D−マンニトール、
    キシリトール及びマルチトールから選ばれる1種又は2
    種以上である請求項2記載の速崩壊性圧縮成型物。
  7. 【請求項7】 無機賦形剤が、合成ヒドロタルサイト、
    沈降炭酸カルシウム及び無水リン酸水素カルシウムから
    選ばれる1種又は2種以上である請求項2記載の速崩壊
    性圧縮成型物。
  8. 【請求項8】 薬効成分を含有する請求項1〜7のいず
    れか1項記載の速崩壊性圧縮成型物。
  9. 【請求項9】 薬効成分が、ビタミン剤、解熱鎮痛消炎
    剤、抗ヒスタミン剤、鎮咳剤、殺菌剤、制酸剤、生薬、
    胃粘膜修復剤、鎮痛鎮痙剤、便秘治療剤、H2受容体拮
    抗剤、潰瘍治療剤、抗生物質、降圧剤、不整脈治療剤、
    胃腸薬、去痰薬、鎮暈薬(乗り物酔い薬)及び中枢神経
    興奮薬から選ばれる1種又は2種以上である請求項8記
    載の速崩壊性圧縮成型物。
  10. 【請求項10】 薬効成分が、塩酸セトラキサート、シ
    メチジン、ファモチジン、塩酸ラニチジン、ニザチジン
    及び塩酸ロキサチジンアセタートから選ばれる1種又は
    2種以上である請求項8記載の速崩壊性圧縮成型物。
  11. 【請求項11】 (a)賦形剤と(b)エリスリトール
    との合計配合量が、速崩壊性圧縮成型物の全重量に対し
    て30〜99重量%である請求項1〜10のいずれか1
    項記載の速崩壊性圧縮成型物。
  12. 【請求項12】 (b)エリスリトールに対する(a)
    賦形剤の配合量が、5〜100重量%である請求項1〜
    11のいずれか1項記載の速崩壊性圧縮成型物。
  13. 【請求項13】 錠剤である請求項1〜12のいずれか
    1項記載の速崩壊性圧縮成型物。
  14. 【請求項14】 日本薬局方の崩壊試験法の錠剤の項に
    記載の方法により試験するとき(補助盤なし)、速崩壊
    性圧縮成型物の直径又は最大長が、8mm未満の場合60
    秒以内、8mm以上10mm未満の場合90秒以内、10mm
    以上15mm未満の場合120秒以内、15mm以上20mm
    未満の場合180秒以内、20mm以上の場合240秒以
    内で崩壊又は溶解する請求項1〜13のいずれか1項記
    載の速崩壊性圧縮成型物。
  15. 【請求項15】 口腔内に含むとき、速崩壊性圧縮成型
    物の直径又は最大長が、8mm未満の場合40秒以内、8
    mm以上10mm未満の場合60秒以内、10mm以上15mm
    未満の場合90秒以内、15mm以上20mm未満の場合1
    20秒以内、20mm以上の場合180秒以内で崩壊又は
    溶解する請求項1〜14のいずれか1項記載の速崩壊性
    圧縮成型物。
  16. 【請求項16】 速崩壊性圧縮成型物の密度が800〜
    1600mg/cm3である請求項1〜15のいずれか1項
    記載の速崩壊性圧縮成型物。
  17. 【請求項17】 速崩壊性圧縮成型物の硬度が、速崩壊
    性圧縮成型物の直径又は最大長が、8mm未満の場合0.
    5kg以上、8mm以上10mm未満の場合1kg以上、10mm
    以上15mm未満の場合2kg以上、15mm以上20mm未満
    の場合3kg以上、20mm以上の場合4kg以上を有するも
    のである請求項1〜16のいずれか1項記載の速崩壊性
    圧縮成型物。
  18. 【請求項18】 (a)賦形剤と(b)エリスリトール
    を含有する実質的に乾燥状態の組成物を圧縮成型するこ
    とを特徴とする速崩壊性圧縮成型物の製造法。
  19. 【請求項19】 圧縮成型が、打錠である請求項18記
    載の製造法。
  20. 【請求項20】 圧縮成型の圧力が400〜2000kg
    /cm2である請求項18又は19記載の製造法。
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