JP2003176205A - 脱色剤組成物 - Google Patents
脱色剤組成物Info
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Abstract
後の毛髪のコンディショニング効果に優れ、脱色効果、
使用性に優れた脱色剤組成物を提供する。 【構成】以下の成分(A)、(B)及び(C)から脱色
剤組成物を提供する。 (A)直鎖モノアルキル型第4級アンモニウム塩 (B)直鎖ジアルキル型第4級アンモニウム塩 (C)25℃における屈折率が1.3以上である液状油
Description
めて少なく、施術時及び施術後の毛髪のコンディショニ
ング効果に優れ、脱色効果に優れた脱色剤に関するもの
である。
酸化水素等の酸化剤を含有する組成物を、そのまま頭髪
に適用する(1剤式)か、アンモニア等のアルカリを含
有する組成物と混合して頭髪に適用する(2剤式)、ま
たはアルカリ剤及び酸化剤を含む脱色剤に、過硫酸塩等
を配合し脱色力をより強力にしたもの(2剤式及び3剤
式)、いわゆるブリーチ剤が広く使用されている。これ
らの脱色剤組成物は、過酸化水素等の酸化剤を用いてい
るため、処理時の毛髪への損傷が著しく、従って処理後
に髪のしなやかさがなくなり、くし通りが悪くなり、洗
髪等により潤いや光沢が失われるという問題があった。
このため、アルカリ剤中にアンモニウム塩を添加して、
系のpHを下げたもの(特開昭55−85512号)、
特定の陽イオン性重合体を含有させたもの(特開昭55
−4384号)、グルコン酸を含有させたもの(特開昭
59−93017号)などが提案されているが、いずれ
も十分な効果が得られるものではなかった。従って、処
理時の毛髪の損傷を防止し、毛髪に良好な感触を付与で
きる脱色剤が望まれていた。
発明者らは鋭意研究を重ねた結果、特定の直鎖モノアル
キル型第4級アンモニウム塩、特定の直鎖ジアルキル型
第4級アンモニウム塩、及び特定のシリコーンとを組み
合わせて用いれば、処理時の毛髪の損傷を防止し、毛髪
に良好な感触を付与することができる脱色剤組成物が得
られることを見いだし、本発明を完成した。
ルキル型第4級アンモニウム塩は、以下の一般式(式
中、R1はヒドロキシル基で置換されていてもよい炭素
数8〜22のアルキル基を示し、R2、R3及びR4は
同一又は異なって、ヒドロキシル基で置換されていても
よい炭素数1〜3のアルキル基またはベンジル基を示
し、Xはハロゲン原子又は炭素数1〜2のアルキル硫酸
基を示す)で表される。
(1)としては、例えば、塩化ラウリルトリメチルアン
モニウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化
ミリスチルトリメチルアンモニウム、臭化ミリスチルト
リメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニ
ウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステア
リルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチ
ルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウ
ム、臭化ベヘニルトリメチルアンモニウム、セチルトリ
メチルアンモニウムメタンスルホネート、ステアリルト
リメチルアンモニウムメタンスルホネート、塩化ミリス
チルジメチルベンジルアンモニウム、塩化セチルジメチ
ルベンジルアンモニウム、塩化オクチルジヒドロキシエ
チルメチルアンモニウム、塩化2−デシルテトラデシル
トリメチルアンモニウム、塩化2−ドデシルヘキサデシ
ルトリメチルアンモニウム等が挙げられる。
ム塩は、一種又は二種以上を組み合わせて用いることが
でき、全組成中に0.05〜10重量%(以下、単に%
で示す)、特に0.2〜8%配合すると、洗浄により簡
単に脱落しないので好ましい。
4級アンモニウム塩は、以下の一般式(式中、R5及び
R6は同一又は異なって、ヒドロキシル基で置換されて
いてもよい炭素数は8〜22のアルキル基を示し、R7
及びR8は同一または異なって、ヒドロキシル基で置換
されていてもよい炭素数1〜3のアルキル基を示し、X
は前記と同じ意味を示す。)で表される。
としては、例えば、塩化ジステアリルジメチルアンモニ
ウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウム、塩化ジココ
イルジメチルアンモニウム、塩化ジアルキル(C12〜
C15)ジメチルアンモニウム、塩化ジアルキル(C1
4〜C18)ジメチルアンモニウム等が挙げられる。
塩は、一種又は二種以上を組み合わせて用いることがで
き、全組成中に0.01〜10%、特に0.1〜5%配
合すると、洗浄により簡単に脱落しないので好ましい。
リシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエ
ーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン及びベタ
イン変性シリコーン等のシリコーン誘導体、ワセリン、
流動パラフィン、流動イソパラフィン等の炭化水素油、
ミリスチン酸イソプロピル、トリ−2−エチルヘキサン
酸グリセリル、パルミチン酸イソプロピル等のエステル
油等が挙げられる。
ける屈折率が1.3以上であることが必要であるが、特
に1.4〜1.5の範囲が望ましい。なおここで用いら
れる屈折率は、化粧品原料基準第2版試験法、屈折率測
定法により測定した値である。
み合わせて用いることができ、全組成中に0.1〜25
%、特に0.1〜10%配合すると、べたつきがなく好
ましい。
ロキサン及びメチルフェニルポリシロキサンが、施術時
及び施術後の毛髪のコンディショニング効果に優れてい
るため、特に好ましい。
ン及びメチルフェニルポリシロキサンは、25℃におけ
る粘度が10cs以上であることが必要であるが、特に
1,000cs〜5,000csの範囲が望ましい。な
おここで用いられる粘度は、化粧品原料基準第2版試験
法、粘度測定法第2法により、ブルックフィールド型粘
度計を用いて測定した値である。
か、通常化粧品で用いられるその他の成分を配合するこ
とができる。かかる成分としては、例えば乳化剤、可溶
化剤、増粘剤、安定化剤、整髪基剤、香料等を添加する
ことができる。ここで用いられる乳化剤としては、例え
ば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、脂肪酸アル
カノールアミド、エチレンオキサイドと脂肪アルコール
との付加生成物、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイ
ン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ラウリルジメ
チルアミノ酢酸ベタイン等が挙げられ、増粘剤として
は、例えばメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、天然水溶性高分子(デンプン、カラギーナン、ロ
ーカストビーンガム、グァーガムなど)等が挙げられ
る。安定化剤としては、例えばキレート剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤等が挙げられ、整髪基剤としては、例
えば高級アルコール、脂肪酸エステル等の油剤、各種の
カチオン性ポリマー等が挙げられる。
り製造することができ、クリーム、エマルジョン、乳液
等の剤型とすることができる。
するには、2剤式の場合、例えば本発明の脱色剤組成物
(第1剤)及び酸化剤を含有する組成物(第2剤)を混
合したものを適用し、3剤式の場合、例えば本発明の脱
色剤組成物(第1剤)、酸化剤を含有する組成物(第2
剤)及び過硫酸塩等を含有する組成物(第3剤)を混合
したものを適用することができる。これらの混合液を頭
髪に塗布し、5〜30分後洗い流せばよい。なお、本発
明の毛髪処理剤は通常15〜40℃で適用するのが好ま
しい。
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
を評価した。
を80〜90℃で撹拌溶解して油相部とし、B相を80
〜90℃で撹拌溶解して水相部とする。油相部に水相部
を加えて乳化させた後冷却し、試料を得た。
及びつや 脱色用第1剤及び第2剤(表1)をそれぞれ重量比1:
2の割合で混合し、長さ20cm、重量5gの未処理毛
(中国人毛)に塗布し、30分放置した。放置後の洗い
流し時の指通り、仕上がりのくし通り、ぱさつき、柔ら
かさ及びつやの評価を、専門の女性パネラー10名が1
人10点満点で評価した。
記基準でランク分けした結果を表1及び表2に示した。 ◎:総得点80点以上 ○:総得点60点以上 △:総得点40点以上 ×:総得点20点未満
分を配合したときにはじめて、洗い流し時の指通り、く
し通り、ぱさつき、柔らかさ及びつやのすべてが満足で
きることが分かる。
れの性能を評価した。
を80〜90℃で撹拌溶解して油相部とし、B相を80
〜90℃で撹拌溶解して水相部とする。油相部に水相部
を加えて乳化させた後冷却し、試料を得た。また、第3
剤においては常法により製造した。
き、柔らかさ及びつや 脱色用第1剤、第2剤及び第3剤(表2)をそれぞれ重
量比4:8:1の割合で混合し、長さ20cm、重量5
gの未処理毛(中国人毛)に塗布し、30分放置した。
放置後の洗い流し時の指通り、仕上がりのくし通り、ぱ
さつき、柔らかさ及びつやの評価を、専門の女性パネラ
ー10名が1人10点満点で評価した。
記基準でランク分けした結果を表1及び表2に示した。 ◎:総得点80点以上 ○:総得点60点以上 △:総得点40点以上 ×:総得点20点未満
分を配合したときにはじめて、洗い流し時の指通り、く
し通り、ぱさつき、柔らかさ及びつやのすべてが満足で
きることが分かる。
防止し、毛髪に良好な感触を付与することができる脱色
剤組成物が得られた。
Claims (4)
- 【請求項1】 以下の成分(A)、(B)及び(C)を
含有することを特徴とする脱色剤組成物。 (A)直鎖モノアルキル型第4級アンモニウム塩 (B)直鎖ジアルキル型第4級アンモニウム塩 (C)25℃における屈折率が1.3以上である液状油 - 【請求項2】 25℃における屈折率が1.3以上であ
る液状油がジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポ
リシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変
性シリコーン及びベタイン変性シリコーン等のシリコー
ン誘導体であることを特徴とする請求項1記載の脱色剤
組成物 - 【請求項3】 ジメチルポリシロキサン、メチルフェニ
ルポリシロキサンポリエーテル変性シリコーン、アミノ
変性シリコーン及びベタイン変性シリコーン等のシリコ
ーン誘導体が25℃における粘度が10cs以上である
ことを特徴とする請求項1〜2の何れかに記載の脱色剤
組成物 - 【請求項4】 pHが7〜13である毛髪を脱色させる
のに用いることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記
載の脱色剤組成物
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001377019A JP2003176205A (ja) | 2001-12-11 | 2001-12-11 | 脱色剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001377019A JP2003176205A (ja) | 2001-12-11 | 2001-12-11 | 脱色剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003176205A true JP2003176205A (ja) | 2003-06-24 |
Family
ID=19185087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001377019A Pending JP2003176205A (ja) | 2001-12-11 | 2001-12-11 | 脱色剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003176205A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007161605A (ja) * | 2005-12-09 | 2007-06-28 | Shiseido Co Ltd | 毛髪化粧料 |
JP2016121104A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | 株式会社ダリヤ | 染毛または脱色用第1剤組成物 |
JP2019073467A (ja) * | 2017-10-13 | 2019-05-16 | タカラベルモント株式会社 | 毛髪処理剤および毛髪処理剤セット |
-
2001
- 2001-12-11 JP JP2001377019A patent/JP2003176205A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007161605A (ja) * | 2005-12-09 | 2007-06-28 | Shiseido Co Ltd | 毛髪化粧料 |
JP2016121104A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | 株式会社ダリヤ | 染毛または脱色用第1剤組成物 |
JP2019073467A (ja) * | 2017-10-13 | 2019-05-16 | タカラベルモント株式会社 | 毛髪処理剤および毛髪処理剤セット |
JP7100874B2 (ja) | 2017-10-13 | 2022-07-14 | タカラベルモント株式会社 | 毛髪処理剤および毛髪処理剤セット |
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A02 | Decision of refusal |
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