JP2003176196A - ショックによる影響を受けない発煙投射物 - Google Patents

ショックによる影響を受けない発煙投射物

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JP2003176196A
JP2003176196A JP2002307602A JP2002307602A JP2003176196A JP 2003176196 A JP2003176196 A JP 2003176196A JP 2002307602 A JP2002307602 A JP 2002307602A JP 2002307602 A JP2002307602 A JP 2002307602A JP 2003176196 A JP2003176196 A JP 2003176196A
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Andreas Blache
アンドレアス・ブラーヘ
Guido Stang
ギド・シュタング
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Buck Neue Technologien GmbH
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    • F42AMMUNITION; BLASTING
    • F42BEXPLOSIVE CHARGES, e.g. FOR BLASTING, FIREWORKS, AMMUNITION
    • F42B12/00Projectiles, missiles or mines characterised by the warhead, the intended effect, or the material
    • F42B12/02Projectiles, missiles or mines characterised by the warhead, the intended effect, or the material characterised by the warhead or the intended effect
    • F42B12/36Projectiles, missiles or mines characterised by the warhead, the intended effect, or the material characterised by the warhead or the intended effect for dispensing materials; for producing chemical or physical reaction; for signalling ; for transmitting information
    • F42B12/46Projectiles, missiles or mines characterised by the warhead, the intended effect, or the material characterised by the warhead or the intended effect for dispensing materials; for producing chemical or physical reaction; for signalling ; for transmitting information for dispensing gases, vapours, powders or chemically-reactive substances
    • F42B12/48Projectiles, missiles or mines characterised by the warhead, the intended effect, or the material characterised by the warhead or the intended effect for dispensing materials; for producing chemical or physical reaction; for signalling ; for transmitting information for dispensing gases, vapours, powders or chemically-reactive substances smoke-producing, e.g. infrared clouds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C06EXPLOSIVES; MATCHES
    • C06DMEANS FOR GENERATING SMOKE OR MIST; GAS-ATTACK COMPOSITIONS; GENERATION OF GAS FOR BLASTING OR PROPULSION (CHEMICAL PART)
    • C06D3/00Generation of smoke or mist (chemical part)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ショックによる影響を受けない発煙投射物を提
供する。 【解決手段】本発明は、被覆と点火手段と発射用装薬と
発煙作用塊(2,6)とを含む発煙投射物であって、そ
の発煙作用塊の少なくとも一部(6)が増大させられた
濃度(7)の少なくとも一種類の点火用装薬を有する部
分を含み、その部分の径が前記発煙作用塊(2、6)の
径より明らかに小さい、発煙投射物に関する。本発明の
発煙投射物の主要な利点は、ショックや衝撃による影響
を受けないことであり、その結果、恐れられたギャップ
としての煙発生の遅れは事実上最早生じず、直ちに煙が
発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1の前文に
従う発煙投射物に関する。
【0002】
【従来の技術】発煙弾または所謂スモーク・カップの形
態を有する発煙投射物は、基本的には、例えば特許文献
1に記載されている。この従来技術によれば、投射用装
薬は、シェル・ジャケット中に放出方向に互いに重ねら
れ、かつ、閉じた金属ケースとその中に収容された発煙
組成物装薬とからなる、複数のスモーク・カップからな
る。この発煙組成物装薬は、ヘキサクロロエタンと酸化
亜鉛と金属粉末とに基づくものである。この発煙作用塊
は、所謂点火用カートリッジによって点火され、この投
射物が空中にある間に発光し、さらに投射物が地上に衝
突すると煙の蒸気を放出する。
【0003】
【特許文献1】DE2841815C2公報
【0004】軍事用語における発煙の意義は、射撃され
るべき目的物と攻撃者との間の照準線の連結を遮ること
である。
【0005】現代の武器システムの発達に伴って、赤外
域においても照準線の遮断を行う必要性が生じた。
【0006】そこで、赤燐を基礎とする複合発煙組成物
装薬などが使用され、可視域と赤外域の両方で照準線の
遮断が行われるようになった。
【0007】ところで、軍事用車両の自衛のための発煙
投射物は、通常、射出装置から発射され、発煙作用塊は
車両の約25m前方に投射されかつ点火される。こうし
て生じた発煙の効果は、保護されるべき車両に対する敵
の照準線を可視域と赤外域の両方で遮ることであり、そ
れにより敵の武器が効果を発揮すること防ぐことであ
る。従って、使用された発煙手段は、可能な限り速やか
に効果を示す必要がある。発煙作用塊の点火の後に煙の
幕が形成させるまでの望ましい応答時間は、約1〜2秒
以内である。
【0008】軍用車両の保護のための上記発煙投射物
は、内部に作用塊が収容された作用薬体を含む。車両の
中で発火キーを操作すると、電気的点火物によって作用
薬中のはじき出し用装薬が点火され、その結果として放
出装置から作用塊、または副作用薬、がはじき出され
る。同様にはじき出し用装薬によって点火される火工技
術的な遅れ要素を利用すれば、作用塊は、遅れ時間の後
にいまだ空中にある間に発光する。あるいは、他のシス
テムにおいてのように、分離用装薬が点火される。分離
用装薬を含む発煙投射物の場合は、弾道上で副作用薬に
圧力が発生し、その圧力が作用塊を覆う金属鞘を破壊
し、その中に収容された発煙用作用塊を点火させ、その
作用塊をその鞘からはじき出す。作用薬と共に分離用装
薬を含む従来存在するいずれの発煙投射物も、弾道上で
点火される発煙用作用塊の押圧ペレットは、衝突時のシ
ョックに弱いという欠点を有する。容器の分離の後に、
点火された発煙用作用塊の押圧ペレットは、12mまで
の高さから地上に落下し、従って地上に衝突する際の衝
突スピードは16m/sまでの高さになる。
【0009】衝突の際の衝撃による減速によって炎の先
端が壊され、発煙用作用塊の押圧ペレットは、ほぼ完全
に消火する。同様の現象は、燃焼状態にあるロウソクの
後ろ側が何らかの面に衝突する際に観察される。煙が発
生するために必要な本来の燃焼状態が回復するまでに何
秒間かが経過する。この時間を国際的な用語では『ギャ
ップ』といい、15秒に達する場合もある。煙の発生の
ために必要な本来の燃焼状態が回復するまでは、照準線
の遮断は実現せず、従って保護されるべき車両は無防備
で敵の攻撃に曝されることになる。
【0010】点火から煙の発生までの間に15秒に達す
る危険な遅れが生ずる理由としては、従来の作用塊押圧
ペレットが、赤燐を基礎とする約90%の発煙作用塊
と、それに押圧される点火用装薬とからなっていた事実
に見出される。押圧ペレットは、分離の間に、点火装薬
によってその面において点火される。点火された装薬は
その後その下側に位置する発煙組成物装薬すなわち発煙
作用塊を点火する。従って押圧ペレットの燃焼挙動はエ
ンド・バーナと見なされるべきである。燃焼速度は、所
定寸法において、酸素ドナーの成分量を増加させること
により、一定範囲内で加速させられ得る。もっとも、酸
素ドナー成分量の変化は狭い範囲に限定される。その理
由は、そうでなければ煙が発生しなくなるからであり、
あるいは逆に爆発傾向が高まるからであり、その結果、
発煙作用塊は煙の放出を止めるか、少なくとも充分な濃
度で煙を発生させることができなくなるからである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の従来技
術を背景としてなされたものであって、その目的とする
ところは、ギャップ時間を有意に短縮させることができ
る発煙投射物を提供し、それにより、保護されるべき車
両に対して可能な限り速やかに発煙による保護を与える
ことである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
の特徴部分によって実現される。すなわち、本発明の発
煙投射物においては、発煙作用塊の少なくとも一部が、
増大させられた濃度の少なくとも一種類の点火用装薬を
有する部分を含むことにある。すなわち、発煙作用塊の
少なくとも一部に少なくとも一種類の点火用装薬が埋設
され混入されていることにある。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、点火用装薬は従来技術
のように面接触によって押圧されない。本発明の発煙投
射物は、少なくとも一種類の点火用装薬の小塊或いは集
合体すなわち所謂巣を一部に含む作用塊の押圧ペレット
を含む。これらの巣は、点火用装薬混合濃度を高めるよ
うに少なくとも一種類の点火用装薬混合物を有する部分
であり、本来の発煙作用塊内に埋設される。このため、
その発煙作用塊では、点火用装薬が燃焼されると、その
炎の先端が表面から発煙作用塊内に移行し、地上への衝
突による衝撃波によっても発煙作用塊は中断することな
く燃焼継続するので、発煙が前記ギャップなく発生して
確実に照準線の妨害を行うことができる。なお、好適に
は、上記発煙作用塊の少なくとも一種類の点火用装薬を
有する部分の径が発煙作用塊の径より明らかに小さくさ
れる。すなわち発煙作用塊の一部に含まれる点火用装薬
の巣の径が、発煙作用塊の径たとえば発煙作用塊の径方
向の厚み寸法よりも明らかに小さくされる。
【0014】本発明の発煙投射物は、例えば、少なくと
も一種類の点火用装薬の部分を含む発煙作用塊を含むこ
とにより混合濃度が増大させられた発煙作用塊から成る
第一層を有し、点火用装薬の巣を備えたその第一層の下
側に、発煙作用塊のみからなる主発煙作用塊としての第
二層が形成される。
【0015】実施上の考慮から、従来技術とは異なっ
て、点火用装薬は発煙作用塊上に単独で押圧されること
なく、点火用装薬と発煙作用塊とが所定の混合比で混合
された混合物が、押圧用型内に予め収容された純粋な発
煙作用塊の上に充填され、この状態で発煙作用塊と共に
押圧、圧縮されることにより、相互に結合されて成形さ
れる。
【0016】前記作用塊(発煙作用塊と点火用装薬)
は、押圧成形前は粒状で存在するので、押圧形成された
状態では、専ら発煙作用塊の第二層と、それを覆う、点
火用装薬の巣を含む発煙作用塊から成る第一層とを含む
作用塊の押圧ペレットとなっている。このようにして得
られた押圧ペレットもまた前記分離の間に点火される。
ただし、従来技術と異なり燃焼するのは端面ではなく、
作用塊の内部の点火用装薬の巣の立体面から燃焼する。
作用塊の内部で燃焼する点火用装薬の巣(ホット・スポ
ット)は、より広い自由面において燃焼する。点火用装
薬の巣が発煙作用塊の内部で燃焼する結果、押圧ペレッ
トは地上への衝突およびその衝撃による衝撃波の影響を
受けないようにされている。同時に、その結果としてよ
り高いエネルギが発煙作用塊に導入され、そうでなけれ
ばそのために必要となるであろう作用塊中の酸素ドナー
成分量の増大を必要とすることなく、燃焼速度が増大す
る。
【0017】本発明の発煙投射物の押圧ペレットの反応
は瞬間的であり、従って、分離と発煙効果の開始との前
記ギャップがゼロに近い。
【0018】本発明の利点として、押圧ペレットが所定
の質量と寸法を有する場合においては、混合装薬におけ
る発煙作用塊と点火用装薬の比を選択することにより、
または、混合装薬が所定の比である場合、例えば、2:
1(発煙作用塊対点火用装薬)の場合において、混合装
薬と純粋発煙作用塊の質量比に基づいて、前記発煙投射
物である押圧ペレットの燃焼時間が調節され得る。
【0019】本発明に適用される重要な前提は、発煙作
用塊と点火用装薬のそれぞれの燃焼速度Dの間の関係が
以下の式で表される。DAS >> DNW上記式において、
ASは点火用装薬を表し、NWは発煙作用塊を表す。
【0020】本発明の発煙投射物においては、点火用装
薬の巣を作用塊の内部に導入したこと(混合装薬)によ
り、炎の先端が表面から作用塊の内部に移行した。従っ
て、炎の先端が閉塞または遮蔽され、地上への衝突時に
発生する遅延衝撃波によって切り離されることがなくな
った。その結果、発煙作用塊の押圧ペレットは中断する
ことなく燃焼し続け、作用薬の点火から燃焼の終了まで
の発煙の継続によって照準線の妨害が確保される。
【0021】
【発明の他の態様】好適には、点火用装薬の巣は、前記
作用塊全体の高さの50%までの深さまで分布させられ
る。
【0022】また、好適には、前記点火用装薬の巣を含
む発煙作用塊の一部分におけるの前記点火用装薬の濃度
は、重量で約100%未満の上限値であり、且つ3%以
上の下限値である。
【0023】また、好適には、前記発煙作用塊は赤燐を
基礎的成分(主成分)とするものであり、その結果、可
視域における照準線の遮断と共に赤外域における照準線
の遮断もが生ずる。
【0024】また、好適には、前記作用塊は、発煙作用
塊自体と、発煙作用塊と点火用装薬の巣との前記混合装
薬とが一体的に成形された押圧ペレットの形状を有す
る。
【0025】また、好適には、前記発煙作用塊は、発煙
作用塊と点火用装薬の混合(重量)比が約5:1〜1:
5の範囲内、特に好適には約2:1である点火用装薬の
巣を含む。
【0026】また、好適には、発煙作用塊と点火用装薬
の前記混合比の選択および/または前記巣の前記混入濃
度の選択によって、燃焼時間を調節することが可能であ
る。
【0027】本発明の中心点は、本発煙投射物は点火後
のショックによる影響を受けないことである。すなわ
ち、本発明の発煙投射物は地上への衝突によって実質的
に影響を受けず、炎の先端は衝突の際に消えることがな
いので、煙の幕が投射から0〜2秒以内においてギャッ
プを伴わなうことなく形成される。
【0028】また、好適には、発煙作用塊と点火用装薬
の巣との混合装薬が複数層に形成される。その複数層
は、たとえば混合比の異なるものであり、点火用装薬の
割合(濃度)が点火側において最も高く、発煙作用塊の
みから成る第二層に向かうに従って順次低くなるように
構成される。
【0029】また、好適には、前記発煙作用塊の内部に
おける前記点火用装薬の巣が傾斜した濃度分布を示し、
その濃度は点火側に向かう方向において最も高く、発煙
作用塊のみから成る第二層に向かうに従って連続的に低
くなるように構成される。
【0030】また、好適には、前記傾斜した濃度分布が
予め形成された階段状の傾斜として表現され、前記点火
の方向に設けられた傾斜段が点火用装薬の巣を含み、そ
れから外れた他の段が約100%の発煙作用塊を含む。
【0031】また、好適には、前記傾斜の各段が押圧ペ
レットの形状を有する。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の他の特徴および利点は、
その具体例について図面を参照しつつ行う以下の説明か
ら明確にされる。
【0033】図1において、符号1は従来の発煙投射物
であり、この発煙投射物1は発煙作用塊2とそのための
点火用装薬3とを含む。点火用装薬3は点火側4におい
て、点火手段としての導火物によって点火させられる
が、その導火物の詳細は図1には示されていない。その
後、点火用装薬3は、図1において矢印によって示され
る燃焼方向に燃焼する。そしてさらに点火用装薬3は、
発煙作用塊2を点火する。
【0034】図1の例において、発煙作用塊2と点火用
装薬3とはそれぞれ中心通路5の回りに環状に設けられ
ている。
【0035】従来技術おいては、点火用装薬3は面接触
によって発煙作用塊2に押し付けられる。図1に示す従
来技術に従う押圧ペレットの燃焼は、エンド・バーナー
のように挙動する。従来技術の発煙投射物が地上に衝突
すると、炎の先端部がほぼ完全に消火または抑制され、
その後に煙が実際に放出されるまでに最長15秒の遅れ
が生ずる。その結果、危険なギャップが生じ、保護され
るべき車両に対する攻撃者の攻撃を成功させてしまう可
能性が生ずる。
【0036】それに対して、図2は、本発明に従う発煙
投射物の縦断面略図であり、対応する部分には同一の符
号が付されている。
【0037】従来技術の実施例と異なる点は、本発明の
発煙ペレットの作用塊は、点火用装薬の巣7を含む混合
装薬6をその一部に含む点である。
【0038】具体的には、点火用混合装薬として、たと
えば、EP106334A2に記載された以下の成分を
有する混合物を選択することができる。 マグネシウム粉末 12.00%(重量) 紺青 9.00%(重量) ホウ素、非晶質 2.39%(重量) 粉末タイプのクロロパラフィン 8.00%(重量) 微細に粉砕された黒色火薬 47.00%(重量)
【0039】この具体例では、上記点火用混合装薬が、
発煙用混合物と2:1(発煙用混合物:点火用混合装
薬)の質量(重量)比にて混合され、その後、粒状化さ
せられる。
【0040】発煙作用塊2すなわち上記発煙用混合物と
しては、本具体例においては、上記EP106334A
2に従う赤燐を主成分とするものを使用し、それは以下
の成分を有してよい。 赤燐 55%(重量) 硝酸セシウム 23%(重量) ジルコニウム/ニッケル合金 12%(重量) ポリブタジエン結合剤 10%(重量)
【0041】しかし、実際には、他の種類の発煙作用塊
を使用してもよい。例えば、DE3031369A1に
記載された発煙作用塊であって、塩素ドナーと金属酸化
物と塩化アンモニウムとを含みさらに5〜40%(重
量)のチオウレアと20〜70%(重量)の過塩素酸ア
ンモニウムと粒径が100μmを下回る1〜3%(重
量)のアルミニウム粉末と5〜30%(重量)の結合剤
とを含むものを使用することができる。また、発煙作用
塊として、例えば、DE19936054A1に記載さ
れたものであって、塩素ドナーとして例えばヘキサクロ
ロエタンを利用したものを使用してもよい。
【0042】本発明の製造工程において、点火用装薬
は、従来技術と異なり、面接触において押圧されること
はない。実際には、点火用装薬は発煙作用塊と、発煙作
用塊対点火用装薬の混合(重量)比が5:1乃至1:5
の範囲内、好適には2:1となるように混合される。そ
して、この混合物が、粉体成形プレスの押圧成形型内に
予め充填された純粋な発煙作用塊の上に充填され、その
発煙作用塊に対して押圧されて相互に一体的に相互に結
合されることによりペレット状に成形される。点火用装
薬の混合濃度の上限は100%未満であり、下限値は3
%以上である。
【0043】発煙作用塊と点火用装薬とは押圧圧縮工程
の前の状態ではそれぞれ粒状であるので、たとえば、1
00%の発煙作用塊すなわち発煙作用塊のみから成る第
二層と、それを覆うように固着された、発煙作用塊と所
謂点火用装薬の巣との混合物層である第一層とからなる
2層構造の作用塊の押圧ペレットが形成される。この第
一層はたとえば押圧ペレットの50%程度の深さとなる
ように形成される。第上記発煙作用塊の少なくとも一種
類の点火用装薬を有する部分の径が発煙作用塊の径より
明らかに小さくされる。すなわち発煙作用塊の一部に含
まれる点火用装薬の巣の径7が、発煙作用塊の径たとえ
ば発煙作用塊2の径方向の厚み寸法よりも明らかに小さ
くされる。また、言うまでもなく、上記点火用装薬3の
燃焼速度DASは、発煙作用塊2の燃焼速度DNWよりも十
分に高速である。
【0044】こうして取得される押圧ペレットもまた発
煙用装薬の分離の間に点火される。ただし、従来技術の
発煙用装薬の場合と異なり燃焼するのは端面ではなく、
従来技術に比較して極めて大きな自由面を備えた燃焼面
から始まって、たとえば4個の点火用装薬の巣が燃焼す
る。発煙作用塊の内部において点火用装薬の巣が燃焼す
る結果として、本押圧ペレットは地上への衝突によって
影響を受けないようにされている。その理由は、発煙作
用塊の内部に点火用層薬の巣を導入したことによって、
炎の先端が、表面から発煙作用塊の内部に移行し、炎の
先端が閉塞または遮蔽される結果として、地上への衝突
時に発生する遅延衝撃波によって切り離されることがな
くなるからである。その結果、発煙作用塊の押圧ペレッ
トは中断することなく燃焼し続け、作用薬の発火から燃
焼の終了までの発煙の継続によって照準線の妨害が確保
されることとなる。特に、ギャップは最早事実上発生せ
ず、発煙は長くて1〜2秒以内で発生する。その結果、
発煙は、いわば瞬間的に、かつ、ギャップのない確実な
照準線の妨害を保障する濃度において利用可能となる。
【0045】このように、本発明によって、16m/sま
での地上衝突速度においても危険なギャップを生じさせ
ることのない発煙投射物が始めて利用可能となった。
【0046】本発明の発煙投射物は、66mmまたは7
6mm等、最も多様な口径の全ての通常発射装置に適合
する作用薬として形成することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術に従う発煙作用塊の縦断面略図であ
る。
【図2】本発明に従う発煙投射物の縦断面略図である。
【符号の説明】
1:発煙投射物 2:発煙作用塊 3:点火用装薬 6:混合装薬 7:点火用装薬の巣
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンドレアス・ブラーヘ ドイツ連邦共和国 79540 レラーハ ツ ビシェン・デン・ベーゲン 7 (72)発明者 ギド・シュタング ドイツ連邦共和国 79426 ブギンゲン イン・デン・レッテン 5

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被覆と点火手段と発射用装薬と発煙作用
    塊とを含む発煙投射物であって、 前記発煙作用塊の少なくとも一部が、増大させられた濃
    度の少なくとも一種類の点火用装薬を有する部分を含
    み、その部分の径が前記発煙作用塊の径より明らかに小
    さいことを特徴とする発煙投射物。
  2. 【請求項2】 前記部分が、前記作用塊の全体の深さま
    で分布させられた点火用装薬の巣であることを特徴とす
    る請求項1に記載の発煙投射物。
  3. 【請求項3】 前記部分における前記点火用装薬の濃度
    が、約100%までであることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の発煙投射物。
  4. 【請求項4】 前記発煙作用塊が赤燐を含むことを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の発煙投
    射物。
  5. 【請求項5】 前記発煙作用塊自体と、発煙作用塊と点
    火用装薬の巣との前記混合装薬とが、押圧ペレットの形
    状を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
    か1つに記載の発煙投射物。
  6. 【請求項6】 前記発煙作用塊が、発煙作用塊と点火用
    装薬の混合比が約5:1〜1:5である点火用装薬の巣
    を含むことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1
    つに記載の発煙投射物。
  7. 【請求項7】 発煙作用塊と点火用装薬の前記混合比の
    選択および/または前記巣の前記濃度の選択によって、
    燃焼時間を調節することが可能であることを特徴とする
    請求項1ないし6のいずれか1つに記載の発煙投射物。
  8. 【請求項8】 点火後のショックによる影響を受けない
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記
    載の発煙投射物。
  9. 【請求項9】 複数層または一層に形成された、発煙作
    用塊と点火用装薬の巣との混合装薬を含むことを特徴と
    する請求項1ないし8のいずれか1つに記載の発煙投射
    物。
  10. 【請求項10】 前記点火用装薬の巣が前記発煙作用塊
    の内部において、傾斜した濃度分布を有し、その濃度が
    点火の方向において最も高いことを特徴とする請求項1
    ないし9のいずれか1つに記載の発煙投射物。
  11. 【請求項11】 前記傾斜した濃度分布が予め形成され
    た階段状の傾斜であり、前記点火の方向に設けられた傾
    斜段が点火用装薬の巣を含み、それから外れた他の段が
    約100%の発煙作用塊を含むことを特徴とする請求項
    10に記載の発煙投射物。
  12. 【請求項12】 前記傾斜の各段が押圧ペレットの形状
    を有することを特徴とする請求項11に記載の発煙投射
    物。
JP2002307602A 2001-10-22 2002-10-22 ショックによる影響を受けない発煙投射物 Pending JP2003176196A (ja)

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