JP2003176000A - タンクローリ充填システム - Google Patents

タンクローリ充填システム

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JP2003176000A
JP2003176000A JP2001378649A JP2001378649A JP2003176000A JP 2003176000 A JP2003176000 A JP 2003176000A JP 2001378649 A JP2001378649 A JP 2001378649A JP 2001378649 A JP2001378649 A JP 2001378649A JP 2003176000 A JP2003176000 A JP 2003176000A
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tank
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Masayuki Yano
昌之 矢野
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Nippon Sharyo Ltd
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Nippon Sharyo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンクに登って充填量を確認する作業をなく
したタンクローリ充填システムを提供すること。 【解決手段】 液化ガスの液面変動に伴って上下するフ
ロートにマグネットを備え、フロートの昇降移動位置に
あって所定の充填液面高さに取り付けられた磁気形スイ
ッチ32を有するフロート式液面計をタンク内に設置
し、磁気形スイッチ32がフロートに伴って上昇したマ
グネットを検知して警報器26を動作させるタンクロー
リ充填システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タンクへ所定量の
液化ガスを充填するためのタンクローリ充填システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、タンクローリによるアンモニア
等の液化ガスの輸送では、タンク内に液化ガスを充填す
る際、法規制により規定量以上の液化ガスを充填するこ
とが禁止されている。しかし、輸送効率からは当然でき
る限り多く充填することが望まれる。液化ガスは、液温
により比重が大きく変化するので、規定の容量をそのと
きの液温により換算する必要がある。そのため従来は、
液温毎に表として作成されている「容量−液面換算表」
を用いて、そのときの液温により換算された容量から、
充填する液面位置を求めている。そして、その求めた液
面位置まで液化ガスを充填するため、タンク内に液化ガ
スを充填する際には作業者がスリップチューブ式液面計
等によりタンク内の液面の高さを読みとっていた。
【0003】従来のタンクローリ充填システムの構成を
図6に示す。タンクローリのタンク101の上部にはス
リップチューブ式液面計102が挿入されており、作業
者がスリップチューブ式液面計102を操作する作業時
には、小さな作業台103が設置される。タンク101
の下部には、液化ガス充填用の手動弁104と、タンク
内にたまったガスを戻すための手動弁105とが設けら
れており、それぞれの手動弁104,105にはカップ
リング106,107が取り付けられている。充填作業
時には、カップリング106に充填用のパイプが接続さ
れ、カップリング107にガス抜き用のパイプが接続さ
れる。そして、作業者が、手動弁104及び手動弁10
5を開けることにより、液化ガスがタンク101内に充
填される。その際、作業者は、作業台103に乗ってス
リップチューブ式液面計102をスライドさせながら引
き上げて目盛りを読みとり、そこから分かる液面位置に
よって充填量を決定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た作業は、ガスがタンクから噴出するため、その中でス
リップチューブ式液面計102の目盛りを読みとること
は難しく、充填量に正確さを欠く可能性が高かった。ま
た、スリップチューブ式液面計102の扱いや容量−液
面換算は、勘と経験に頼るところが大きく、ある程度習
熟した特定の作業者による作業が必要であった。また、
充填量の確認は高所の狭い作業台103における作業で
あるので、作業者に過度の緊張や労力を強いるものでも
あり、さらに、ガスの種類によっては毒性を有するもの
もあり、その場合には特に、タンクの近くでの作業は好
ましくないという問題もあった。
【0005】そこで、本発明は、かかる課題を解決すべ
く、タンクに登って充填量を確認する作業をなくしたタ
ンクローリ充填システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るタンクロー
リ充填システムは、液化ガスの液面変動に伴って上下す
るフロートにマグネットを備え、当該フロートの昇降移
動位置にあって所定の充填液面高さに取り付けられた磁
気形スイッチを有するフロート式液面計をタンク内に設
置し、前記磁気形スイッチがフロートに伴って上昇した
マグネットを検知して警報器を動作させるものであるこ
とを特徴とする。よって、本発明によれば、液化ガスの
充填に伴って上昇する液面高さを基に磁気形スイッチが
所定の充填量を検出して警報器が動作するので、作業者
は、タンク上に登って作業を行わなくとも充填量を確認
することができる。
【0007】本発明に係るタンクローリ充填システム
は、バルブや計器類が備えられた弁箱のドアの開閉を検
出するドア検出スイッチと、フロートに設けられたマグ
ネットの上昇により、当該フロートの昇降移動位置にあ
って所定の充填液面高さに取り付けられた磁気形スイッ
チを有するフロート式液面計とを有し、前記ドア検出ス
イッチによって前記ドアの開状態を検出し、かつ前記フ
ロート式液面計によって液面が所定の充填液面高さに達
したことを検出した場合に警報器を動作させるものであ
ることを特徴とする。よって、本発明によれば、液化ガ
スの充填に伴って上昇する液面高さを基に磁気形スイッ
チが所定の充填量を検出して警報器が動作するので、作
業者は、タンク上に登って作業を行わなくとも充填量を
確認することができる。そして、特に警報器を動作させ
るのにドアの開状態も併せて検出させるようにしたの
で、充填作業を行わない走行中等において警報器の不意
な作動を防止できる。
【0008】本発明に係るタンクローリ充填システム
は、バルブや計器類が備えられた弁箱のドアの開閉を検
出するドア検出スイッチと、フロートに設けられたマグ
ネットの上昇により、当該フロートの昇降移動位置にあ
って所定の充填液面高さに取り付けられた磁気形スイッ
チを有するフロート式液面計と、自動復帰するb接点形
の停止スイッチと、b接点とa接点とを同時に切り換え
る第1リレーと、a接点を切り換える第2リレーと、通
電により警告を発する警告手段とを有し、前記警告手段
が、前記第1リレー及び第2リレーのa接点を介して電
源に直列接続され、第1リレーのコイルが、前記磁気形
スイッチを介して電源に直列接続され、前記第2リレー
のコイルが、第1リレーのb接点及び当該第2リレーの
a接点のぞれぞれと、ドア検出スイッチ及び停止スイッ
チとを介して電源に直列接続された電気回路が構成され
たものであることを特徴とする。
【0009】よって、本発明によれば、液化ガスの充填
に伴って上昇する液面高さを基に磁気形スイッチが所定
の充填量を検出し、各リレーのa接点が接続されること
によって警報器が動作するので、作業者は、タンク上に
登って作業を行わなくとも充填量を確認することができ
る。また、その際、警報器を動作させるのにドアの開状
態も併せて検出させるようにしたので、充填作業を行わ
ない走行中等において警報器の不意な作動を防止でき
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るタンクローリ
充填システムの一実施の形態について図面を参照して説
明する。図1は、タンクローリを示した側面図である。
タンクローリ1は、フレーム2上にタンク10が溶接な
どによって一体に取り付けられ、運転台を備えた牽引車
量であるトラクタ3に連結されている。タンク10の下
部には、液化ガス給排出のための元弁等のバルブや計器
類が備えられた弁箱11が設けられ、弁箱11の側面に
は開閉可能なドア12が設けられている。弁箱11の内
壁には、ドア12の開閉状態を検出するリミットスイッ
チであるドア検出スイッチ25が取付けられている。ド
ア検出スイッチ25は、図2に示すように、先端部に転
子を有する作動片24が、弁箱11の閉じたドア12に
押しつけられて所定の角度屈折するように取り付けられ
ている。このドア検出スイッチ25は、ドア12が開い
て作動片24が自由状態(直線状態)になった場合に接
続状態(ON状態)となるb接点である。
【0011】また、図1に示すように、タンク10の上
部にはマンホール13が設けられ、フロート式液面計1
5が、その先端部がマンホール13からタンク10の内
部に挿入された状態で、タンク10に固定される。フロ
ート式液面計15の構造を図3に示す。図3に示すよう
に、フロート式液面計15は、円筒形状のステム31の
内部にリードスイッチ32が固定され、マグネット33
が埋め込まれたフロート34が、ステム31の外周に沿
って上下動可能に設けられている。リードスイッチ32
は、不活性ガスとともにガラス管に封入された磁気駆動
型スイッチであり、マグネット33がリードスイッチ3
2から所定の距離範囲内にあるとき、その磁気によって
ON状態となる。いったんON状態となった後は、マグ
ネット33がある程度以上離れるまでOFF状態になら
ないものである。フロート34は、液化ガスより比重が
小さく、液化ガスの液面位置に従って上下動する浮きで
ある。また、ステム31には、フロート34の移動範囲
を限定するためのストッパ35が2カ所に固定されてい
る。
【0012】ここで、フロート式液面計15は、これを
タンク10に取り付けた際、リードスイッチ32が液化
ガスによって規定されいる充填量に対応する位置になる
ように設定されている。液化ガスは液温によって比重が
変化し、例えば、アンモニアの場合は、−10℃では
0.6520kg/l、40℃では0.5795kg/
lとなる。そして、例えば、積載量13000kgのタ
ンクでのタンク下面からの液面位置は、「容量−液面換
算表」によって、−10℃では1260mm、40℃で
は1430mmであることがわかる。そこで、そのとき
の液温において、積載量に対応した所定の液面位置を求
め、その液面位置にリードスイッチ32を配置させるよ
うにすればよい。
【0013】ところで、本実施形態では図3に示すよう
にリードスイッチ32を一箇所にだけ設けているが、こ
れは季節や運行時間が安定していれば温度がほぼ一定と
なるためであり、また対象の液化ガスがアンモニアなど
の場合には液温による比重の変化が小さいからである。
更に、液温によって敏感に比重が変化し易いプロパンの
液化混合ガスなどの場合でも、通常の運行では積み込み
は1箇所だけなので、液比重は固定と考えられるからで
ある。従って、積み込み時の液温に従って所定の液面位
置を求め、その液面位置にリードスイッチ32を配置さ
せるようにすればよい。
【0014】次に、本実施の形態の電気的な構成を図4
の回路図を使用して説明する。この構成は、コネクタ4
1を境に、図中左部分が牽引車両であるトラクタ3側
に、図中右部分が被牽引車両であるタンク10側に設け
られる。そして、トラクタ3に載置されている不図示の
バッテリを電源としている。図4に示すように、この回
路には、2つの接点44,45を有する第1リレー42
と、1つの接点46を有する第2リレー43とが接続さ
れている。第1リレー42は、b接点の接点44とa接
点の接点45とを同時に切り換えるようにしたものであ
り、第2リレー43は、a接点である接点46を切り換
えるようにしたものである。
【0015】また、前述したフロート式液面計15のリ
ードスイッチ32やドア検出スイッチ25の他、トレー
ラ側に設けられているベル26や停止スイッチ27は、
ドア検出スイッチ25と同様に弁箱11の内部に設置さ
れている。ベル26は通電によって鳴動し、作業者に警
告音を発するものであり、停止スイッチ27は、作業者
が押している間だけ遮断状態(OFF状態)となって、
手を離すとバネ等により自動的に元の位置に復帰して接
続状態(ON状態)となるb接点形のスイッチである。
【0016】そこで、この回路では、先ず接地された第
1リレー42のコイル47が、リードスイッチ32を介
して不図示のバッテリに接続され、タンク内の液化ガス
が所定量に達した段階でベル26をバッテリに通電させ
る接点45が切り換わるようになっている。また、第2
リレー43のコイル48は、ドア検出スイッチ25と停
止スイッチ27とを介して接地され、不図示のバッテリ
には第1リレー42の接点44又は自身の接点46を介
して接続されている。従って、ベル26をバッテリに通
電させる接点46は、ドア検出スイッチ25、停止スイ
ッチ27、リードスイッチ32、及び接点46それ自身
の接続状態にそれぞれ起因するよう構成されている。
【0017】続いて、本実施形態のタンクローリ充填シ
ステムを使用した液化ガス充填作業について、一連の作
業を順を追って説明する。ここで図5は、図4の各スイ
ッチやリレーの状態を作業内容に応じて示した動作表で
ある。従って、以下この動作表に従って説明する。
【0018】先ず、タンク10が空のタンクローリ1を
液化ガス積み込み所まで走行させる場合、図4に示す電
気系の状態は図5の<走行時>である。このとき、図
3に示すフロート34が下がってリードスイッチ32は
OFF状態になっているため、第1リレー42は図4に
示すように接点44がON状態で接点45はOFF状態
となっている。一方、第1リレー42の接点44はON
状態になっているが、走行中は弁箱11のドア12は閉
じられてドア検出スイッチ25がOFF状態になってい
るため、第2リレー43も動作せず接点46はOFF状
態である。従って、接点45と接点46がともにOFF
状態なので、タンクローリ1の走行中はベル26が通電
されず、鳴動することはない。また、万一走行中に弁箱
11のドア12が開いてしまってドア検出スイッチ25
がON状態になっても、第1リレー42が動作しないの
で接点45はOFF状態のままで、やはりベル26が鳴
動することはない。
【0019】次に、液化ガス積み込み所にタンクローリ
1が停車されて積み込み作業が開始されると、弁箱11
のドア12が開けられ、各パイプの接続やバルブが操作
されてタンク10内へ液化ガスの充填が行われる。この
とき図4に示す電気系の状態は、図5の<液積込み開
始>である。作業開始時点では、まだ図3に示す位置ま
でフロート34が上昇していないため、リードスイッチ
32はOFF状態のままであり、第1リレー42は、図
4に示すように接点44がON状態で接点45はOFF
状態である。一方、ドア12が開けられるとドア検出ス
イッチ25がON状態になるため、第2リレー43は、
コイル48が通電して接点46がON状態となる。しか
し、この段階では第1リレー42の接点45がOFF状
態なので、ベル26は通電されず鳴動しない。
【0020】そして、タンク10への充填が進むと、液
化ガスの液面変動に従ってフロート34が上昇し、フロ
ート34に設けられたマグネット33がリードスイッチ
32の高さに徐々に近づいていく。そして、液化ガスが
フロート式液面計15によって予め設定された充填量
(液面)に達すると、リードスイッチ32が入ってON
状態となる。このとき図4に示す電気系の状態は、図5
の<液積込み完了(液上面・弁箱開)>である。こう
してリードスイッチ32がON状態となると、第1リレ
ー42のコイル47が通電して接点44がOFF状態
に、そして接点45がON状態に切り換えられる。一
方、第2リレー43は、第1リレー42の接点44が遮
断されても、それ自身コイル48が接点46を介してバ
ッテリに接続され、接点46のON状態が維持される。
そのため、ベル26がバッテリに接続されて通電し、警
告音を発して液化ガスがタンク10内に設定量まで充填
されたことを知らせる。
【0021】作業者は、ベル26の警告音によって、液
化ガスが充填量に達したことを確認し、液化ガスの充填
を止めるとともに停止スイッチ27を押す。このとき図
4に示す電気系の状態は、図5の<液積込み完了(液
上面・停止SW押す)>である。停止スイッチ27が押
されてOFF状態となると、コイル48への通電が遮断
されて第2リレー43が図4に示す元の状態に戻り、接
点46がOFF状態となる。従って、ベル26への通電
も同時に遮断されて警告音が止められる。
【0022】次に、作業者が停止スイッチ27から手を
離すと、停止スイッチ27は自動的に復帰してON状態
に戻る。このとき図4に示す電気系の状態は、図5の<
液積込み完了(液上面・停止SW離す)>である。こ
の時点でリードスイッチ32はON状態が維持されてい
るため、リレー42は接点44はOFF状態で、接点4
5はON状態である。従って、停止スイッチ27が復帰
してON状態に戻っても、接点44で遮断されているた
め第2リレー43は動作せず、接点46はOFF状態の
ままである。従って、ベル26は、停止スイッチ27が
押されて一旦止められた後は再び鳴り出すことはない。
【0023】そして、液化ガスの充填が完了した後は、
ホースが格納される等して弁箱11のドア12が閉じら
れる。タンクローリ1には誤発進防止装置が備えられて
いるので、ドア12を確実に閉めないと発進できないよ
うになっている。そのため、タンクローリ1は、ドア1
2が確実に閉じられた状態で走行する。このとき図4に
示す電気系の状態は、図5の<走行時>である。ドア
12が閉まっているのでドア検出スイッチ25はOFF
状態である。従って、走行中の揺れによって液化ガスの
液面が上下し、リードスイッチ32がOFF状態になっ
て第1リレー42の接点45がON状態になっても、第
2リレー43の接点46がOFF状態なので、走行中に
ベル26が通電して不意な警告音が発せられることはな
い。
【0024】続いて、荷卸し所に到着したタンクローリ
1は、荷卸し作業を行うために弁箱11のドア12が再
び開けられる。このとき図4に示す電気系の状態は、図
5の<液荷卸開始>である。ドア12が開けられてい
るのでドア検出スイッチ25がON状態となるが、リー
ドスイッチ32が接続され、通電した第1リレー42の
接点44がOFF状態である。そのため、第2リレー4
3は動作せず、接点46は遮断されたままなので、ベル
26は通電されずに警告音も発生しない。
【0025】さらに荷卸しが進行し、タンク10内の液
化ガスが減少して液面が下がり、フロート34がリード
スイッチ32からある程度離れると、リードスイッチ3
2がOFF状態となる。このとき図4に示す電気系の状
態は、図5の<液荷卸途中〜完了>である。リードス
イッチ32がOFF状態となるので、コイル47への通
電が遮断されて図4に示す元の状態に戻って、接点44
がON状態に、接点45がOFF状態に切り換えられ
る。これによって、第2リレー43のコイル48が通電
され、接点46がON状態となる。しかし、既に第1リ
レー42の接点45が遮断されているので、ベル26は
通電されず警告音も発生しない。こうして荷卸しが終了
すると、弁箱11のドア12が閉じられるが、このとき
の電気系の状態は図4に示す通りであり、図5の<走
行時>、即ち最初の<走行時>に戻る。
【0026】以上説明した本実施の形態のタンクローリ
充填システムによれば、リードスイッチ32を備えたフ
ロート式液面計15をタンク10に設置し、図4に示す
ような回路を設けて所定の充填量に達したことを警告す
るようにしたので、作業者がタンク10上に登って充填
を確認する必要がなくなった。そのため、従来の高所の
狭い作業台103における過度の緊張や労力を強いる作
業や、毒性を有する液化ガスに近づいて作業を排除する
ことができた。
【0027】また、従来のスリップチューブ式液面計1
02を使用する場合と異なり、熟練を必要とせず安全に
充填作業を行うことができるようになった。また、ベル
26を動作させるのに、弁箱11にドア検出スイッチ2
5を設けてドア12の開状態も併せて検出させるように
したので、充填作業を行わない走行中等においてベル2
6の不意な作動を防止できるようになった。更に、停止
スイッチ27に自動復帰式として図4の回路を構成した
ので、ベル26による警報解除の後、作業者が何もしな
くても、荷卸し後の次の充填作業には液化ガスの充填検
出が適切に行われる。
【0028】なお本発明は、前記実施の形態のものに限
定されるわけではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様
々な変更が可能である。例えば、前記実施形態では、警
告手段としてベル26を使用したが、作業者の注意を引
くことができる警告であればよく、ランプ等の発光手段
等でもよい。また例えば、前記実施形態では、フロート
式液面計15が検出する液面位置を一箇所としたが、フ
ロート式液面計15に複数のリードスイッチ32を設け
て回路を構成し、複数の液面高さで警報を発するように
してもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明は、液化ガスの液面変動に伴って
上下するフロートにマグネットを備え、フロートの昇降
移動位置にあって所定の充填液面高さに取り付けられた
磁気形スイッチを有するフロート式液面計をタンク内に
設置し、磁気形スイッチがフロートに伴って上昇したマ
グネットを検知して警報器を動作させるようにしたの
で、タンクに登って充填量を確認する作業をなくしたタ
ンクローリ充填システムを提供することが可能となっ
た。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】タンクローリを示した側面図である。
【図2】弁箱内に装着したドア検出スイッチを示した図
である。
【図3】フロート式液面計を示した部分断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態を示したタンクローリ充
填システムを構成する回路図である。
【図5】本発明の一実施の形態を示したタンクローリ充
填システムの動作を示す動作図である。
【図6】従来のタンクローリ充填システムの構成を示す
図である。
【符号の説明】 1 タンクローリ 10 タンク 11 弁箱 12 ドア 15 フロート式液面計 25 ドア検出スイッチ 26 ベル 27 停止スイッチ 42 第1リレー 43 第2リレー 44 接点 45 接点 46 接点 47 コイル 48 コイル
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F17C 13/02 301 F17C 13/02 301A // G01F 23/62 G01F 23/62 C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液化ガスの液面変動に伴って上下するフ
    ロートにマグネットを備え、当該フロートの昇降移動位
    置にあって所定の充填液面高さに取り付けられた磁気形
    スイッチを有するフロート式液面計をタンク内に設置
    し、 前記磁気形スイッチがフロートに伴って上昇したマグネ
    ットを検知して警報器を動作させるものであることを特
    徴とするタンクローリ充填システム。
  2. 【請求項2】 バルブや計器類が備えられた弁箱のドア
    の開閉を検出するドア検出スイッチと、フロートに設け
    られたマグネットの上昇により、当該フロートの昇降移
    動位置にあって所定の充填液面高さに取り付けられた磁
    気形スイッチを有するフロート式液面計とを有し、 前記ドア検出スイッチによって前記ドアの開状態を検出
    し、かつ前記フロート式液面計によって液面が所定の充
    填液面高さに達したことを検出した場合に警報器を動作
    させるものであることを特徴とするタンクローリ充填シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 バルブや計器類が備えられた弁箱のドア
    の開閉を検出するドア検出スイッチと、フロートに設け
    られたマグネットの上昇により、当該フロートの昇降移
    動位置にあって所定の充填液面高さに取り付けられた磁
    気形スイッチを有するフロート式液面計と、自動復帰す
    るb接点形の停止スイッチと、b接点とa接点とを同時
    に切り換える第1リレーと、a接点を切り換える第2リ
    レーと、通電により警告を発する警告手段とを有し、 前記警告手段が、前記第1リレー及び第2リレーのa接
    点を介して電源に直列接続され、第1リレーのコイル
    が、前記磁気形スイッチを介して電源に直列接続され、
    前記第2リレーのコイルが、第1リレーのb接点及び当
    該第2リレーのa接点のぞれぞれと、ドア検出スイッチ
    及び停止スイッチとを介して電源に直列接続された電気
    回路が構成されたものであることを特徴とするタンクロ
    ーリ充填システム。
JP2001378649A 2001-12-12 2001-12-12 タンクローリ充填システム Pending JP2003176000A (ja)

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