JP4889024B2 - タンクローリの底弁異常動作検出装置 - Google Patents
タンクローリの底弁異常動作検出装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4889024B2 JP4889024B2 JP2007010195A JP2007010195A JP4889024B2 JP 4889024 B2 JP4889024 B2 JP 4889024B2 JP 2007010195 A JP2007010195 A JP 2007010195A JP 2007010195 A JP2007010195 A JP 2007010195A JP 4889024 B2 JP4889024 B2 JP 4889024B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- air
- bottom valve
- tank
- valves
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)
Description
この種のタンクローリ車には、複数のハッチの下方に共通配管が設けられている。これらハッチに収容された石油等の輸送対象物は、各ハッチの底部にそれぞれ設けられた底弁(例えば、特許文献2を参照)を開くことによって、その共通配管に輸送対象物を導き、ガソリンスタンド等に設けられた油種毎の地下タンクへそれぞれ荷下ろしされるようになっている。
またこれらハッチ1にそれぞれ設けられた底弁5には、共通配管9が接続されている。この共通配管9は、底弁5から排出(荷下ろし)される輸送対象物を例えばガソリンスタンドの地下貯蔵タンク等に導くホース10が接続される吐出口9aを備える。そしてハッチ1に収容された輸送対象物は、吐出口9aにホース10の一端を接続し、その他端を地下タンク(特に図示せず)に至る地下タンク注入口に接続した後、底弁5を順次、開放/閉止することによって荷下ろしされる。
前記各ロッドの突出の有無をそれぞれ検出する複数の検出スイッチと、前記複数の検出スイッチにより少なくとも二つ以上の前記ロッドが突出していることが検出されたとき、前記底弁の開閉状態に異常があると判定する論理演算部とを備えることを特徴としている。
複数の前記管路にそれぞれ設けられて、前記底弁に供給されるエアの圧力が所定の圧力を超え、該底弁が開状態にあることを検出して出力する複数のエアスイッチと、これらエアスイッチにより少なくとも二つ以上の底弁を開放するエアが供給されていることが検出されたとき、前記底弁の開閉状態に異常があると判定する論理演算部とを備えることを特徴としている。
より好ましくは前記遮断弁は、前記論理演算部が底弁に異常がないと判定したとき、前記エアタンクに蓄えられたエアを前記電磁弁ボックスに供給する一方、前記論理演算部が底弁に異常があると判定したとき、前記電磁弁ボックスに至る配管に残存するエアを大気に放出する電磁三方弁であることが望ましい。
また本発明の請求項2に記載のタンクローリの底弁異常動作検出装置によれば、エアスイッチによって底弁の開閉状態を検出すると共に、論理演算部によって複数の底弁が開く開閉異常状態を検出することができる。
また本発明の請求項4に記載のタンクローリの底弁異常検出装置によれば、遮断弁を閉じて電磁弁ボックスへのエアの供給を遮断すると共に、電磁弁ボックスから底弁に至る配管に残存するエアを大気に放出しているので複数の底弁が同時に開く開閉異常状態に至ったとき、速やかにこれらの底弁を閉じることができるという実用上多大なる効果を奏する。
さて図1は、タンクローリ車2の底弁5の開閉動作と連動して駆動され、底弁5が開いているときにはハッチ1の上方に上昇するようにして突出する一方、底弁5が閉じているときには元の位置に下降して復帰するロッド8を描いたものである。本発明の一実施形態に係るタンクローリ車の底弁異常検出装置は、このロッド8の軸心を挟むようにして配置されて、ロッド8の突出状態を検出する検出スイッチ20を備える。この検出スイッチ20は、ロッド8の軸心方向に光を投光する投光部20aおよびこの投光部20aから投稿された光を受光する受光部20bを有する光電センサによって構成されている。
尚、エアタンク4と電磁弁ボックス6とを接続する管路には、詳細は後述するが論理演算部30が底弁5の開閉状態に異常がないと判定したとき、エアタンク4に蓄えられたエアを電磁弁ボックス6に供給する一方、論理演算部30が底弁の開閉状態に異常があると判定したとき、電磁弁ボックス6に至る配管に残存するエアを大気に放出する電磁三方弁(遮断弁)15が介装されている。
まずAND1回路に相当する回路は、検出スイッチAと検出スイッチBの接点およびリレーXの励磁コイルとを直列に接続して電源ラインPと接地ラインNとの間に接続する。同様にAND2回路に相当する回路は、検出スイッチBと検出スイッチCの接点およびリレーYの励磁コイルとを直列に接続し、AND3回路に相当する回路は、検出スイッチCと検出スイッチAの接点およびリレーZの励磁コイルとを直列に接続してそれぞれ電源ラインPと接地ラインNとの間に接続する。
するとリレーFのメイク接点は、底弁5が少なくとも二つ以上が同時にオンしていることを検出したとき閉じることになる。したがってコントロールボックス7は、この接点が閉じたことをもって、上述した論理演算部30の出力信号Fが論理[1]になったと認識すればよい。
尚、電磁三方弁15は、コントロールボックス7からの制御に代えて、図2の破線で示したように接続し、論理演算部30から三方弁遮断信号が出力されたとき電磁三方弁15を駆動するように構成してもよい。
要するに本発明は、電磁三方弁15が論理演算部30の出力信号Fが三方弁遮断信号を出力するとき電磁三方弁15を駆動するように構成しているものであれば、電磁三方弁15の開閉制御方法が限定されるものではない。
また論理演算部30は、上述したリレーを用いて構成する以外にも、例えば図5に示すようにダイオードと抵抗器を組み合わせて構成してもよい。この回路は、三つのプルアップ抵抗器R1,R2,R3でそれぞれ一端が接地された三つの検出スイッチ20(以下、検出スイッチA,B,Cと称する)の他端をプルアップする。そして、検出スイッチA,Bが同時にオン(底弁5が同時に開)したことを検出するため、二つのダイオードD1,D2のアノードをそれぞれプルアップされたスイッチA,Bにそれぞれ接続する一方、これらダイオードD1,D2のカソードをそれぞれ接続し、プルダウン抵抗器R4によってプルダウンする。このようにすることで負論理のAND回路が構成される。そしてダイオードD1,D2のカソードにダイオードD3のアノードを接続する。
そして、ダイオードD3,D6,D9の各アノードは、プルアップ抵抗器R5に接続される。このように接続することで負論理のOR回路が形成される。したがって、この論理回路の出力Fは、少なくとも二つ以上の検出スイッチ20が同時にオン(底弁5が同時に開)すると、出力Fの電位が低下(ローレベル)になる。コントロールボックス7は、この検出信号を受けたとき、上述したようにして電磁三方弁15を駆動する。
次に本発明の別の実施形態に係るタンクローリの底弁異常検出装置について図6を参照しながら説明する。この別の実施形態が上述した実施形態と異なるところは、検出スイッチ20に代え電磁弁ボックス6から複数の底弁5に至る管路に介装されて、各底弁5に供給されるエアの圧力を検出し、その圧力が所定の圧力を超えたとき底弁5が開いたことを検出し、所定の圧力を下回ったとき底弁5が閉じたことを検出するエアスイッチ21を設けた点にある。
かくして本発明の別の実施形態に係るタンクローリの底弁異常検出装置は、エアスイッチ21によって底弁5の開閉状態を検出すると共に、論理演算部30によって複数の底弁5が開いている状態が検出されたとき、電磁三方弁15を設定してエアタンク4から電磁弁ボックス6に至る経路を閉じると共に、電磁弁ボックス6に至る配管内およびこの電磁弁ボックス6内に残留しているエアを大気に排出しているので、複数の底弁5が同時に開放されることを禁止することができる。このため複数のハッチ1に異なる種類の石油等が収容されていた場合であっても、誤った底弁5が開かれることがなく混油を確実に防止することができ、また複数の底弁5が同時に開かないので、荷下ろしした油量を適確に把握でき、それ故、地下タンク内の容量を超える漏油を起こすこともない。
尚、本発明のタンクローリの底弁異常動作検出装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えてもかまわない。
2 タンクローリ車
3 牽引車
4 エアタンク
5 底弁
6 電磁弁ボックス
7 コントロールボックス(制御装置)
8 ロッド
15 電磁三方弁
20 検出スイッチ
30 論理演算部
Claims (4)
- 石油等の液体の輸送対象物をその種別毎にそれぞれ収容する複数のハッチと、
これらハッチの底部にそれぞれ設けられて、該ハッチに収容された前記輸送対象物をそれぞれ排出する複数の底弁と、
これら底弁にそれぞれ所定の管路を介してそれぞれ接続されて、該底弁を開閉駆動するエアを蓄えるエアタンクと、
複数の前記管路にそれぞれ介装されて、前記エアタンクに蓄えられたエアを複数の前記底弁に分配供給し、該底弁をそれぞれ開閉駆動する電磁弁ボックスと、
複数の前記底弁の開閉にそれぞれ連動して駆動され、前記ハッチの上方から突出するように位置付けられて、該底弁が開状態にあるときそれぞれ突出する複数のロッドと
を具備したタンクローリの底弁異常動作検出装置であって、
前記各ロッドの突出の有無をそれぞれ検出する複数の検出スイッチと、
前記複数の検出スイッチにより少なくとも二つ以上の前記ロッドが突出していることが検出されたとき、前記底弁の開閉状態に異常があると判定する論理演算部と
を備えることを特徴とするタンクローリの底弁異常動作検出装置。 - 石油等の液体の輸送対象物をその種別毎にそれぞれ収容する複数のハッチと、
これらハッチの底部にそれぞれ設けられて、該ハッチに収容された前記輸送対象物をそれぞれ排出する複数の底弁と、
これら底弁にそれぞれ所定の管路を介して接続されて、該底弁を開閉駆動するエアを蓄えるエアタンクと、
複数の前記管路にそれぞれ介装されて、前記エアタンクに蓄えられたエアを複数の前記底弁に分配供給し、該底弁をそれぞれ開閉駆動する電磁弁ボックスと
を具備したタンクローリの底弁異常動作検出装置であって、
複数の前記管路にそれぞれ設けられて、前記底弁に供給されるエアの圧力が所定の圧力を超え、該底弁が開状態にあることを検出して出力する複数のエアスイッチと、
これらエアスイッチにより少なくとも二つ以上の底弁を開放するエアが供給されていることが検出されたとき、前記底弁の開閉状態に異常があると判定する論理演算部と
を備えることを特徴とするタンクローリの底弁異常動作検出装置。 - 請求項1または2に記載のタンクローリの底弁異常動作検出装置であって、
さらに前記エアタンクから前記電磁弁ボックスにエアを供給する管路に介装されて、前記論理演算部が前記底弁の開閉状態に異常があると判定したとき、該電磁弁ボックスへ供給するエアを遮断する遮断弁を備えることを特徴とするタンクローリの底弁異常動作検出装置。 - 前記遮断弁は、前記論理演算部が底弁の開閉状態に異常がないと判定したとき、前記エアタンクに蓄えられたエアを前記電磁弁ボックスに供給する一方、前記論理演算部が底弁の開閉状態に異常があると判定したとき、前記電磁弁ボックスに至る配管に残存するエアを大気に放出する電磁三方弁であることを特徴とする請求項3に記載のタンクローリの底弁異常動作検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007010195A JP4889024B2 (ja) | 2007-01-19 | 2007-01-19 | タンクローリの底弁異常動作検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007010195A JP4889024B2 (ja) | 2007-01-19 | 2007-01-19 | タンクローリの底弁異常動作検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008174285A JP2008174285A (ja) | 2008-07-31 |
JP4889024B2 true JP4889024B2 (ja) | 2012-02-29 |
Family
ID=39701600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007010195A Expired - Fee Related JP4889024B2 (ja) | 2007-01-19 | 2007-01-19 | タンクローリの底弁異常動作検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4889024B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010083564A (ja) * | 2008-10-01 | 2010-04-15 | Kyowa Kogyo Kk | タンクローリ車 |
JP5876756B2 (ja) * | 2012-03-21 | 2016-03-02 | 日立オートモティブシステムズメジャメント株式会社 | タンクローリ車の荷卸しシステム |
JP6002563B2 (ja) * | 2012-12-06 | 2016-10-05 | 日立オートモティブシステムズメジャメント株式会社 | タンクローリ車の荷卸し装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3377923B2 (ja) * | 1996-12-25 | 2003-02-17 | 極東開発工業株式会社 | タンクローリ車の油液排出制御装置 |
JP2002029600A (ja) * | 2000-07-17 | 2002-01-29 | Showa Aircraft Ind Co Ltd | タンクローリの底弁 |
-
2007
- 2007-01-19 JP JP2007010195A patent/JP4889024B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008174285A (ja) | 2008-07-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8051882B2 (en) | Tanker truck monitoring system | |
US7503205B2 (en) | Redundant vacuum source for secondary containment monitoring and leak detection system and method | |
US8763622B2 (en) | Dynamic self-checking interlock monitoring system | |
US10800647B2 (en) | Pneumatic operated tank filling system and related method of use | |
JP4889024B2 (ja) | タンクローリの底弁異常動作検出装置 | |
GB2293658A (en) | Unloading system for a tanker | |
US9004100B2 (en) | Tank container with a pump assembly | |
CN110857677A (zh) | 具有车载流体存储罐的移动分配站 | |
KR20110133550A (ko) | 연료 탱크를 미리 비울 필요 없이도 제거될 수 있는 차량용 lpg 연료 탱크 내부에 수용된 펌프 어셈블리 | |
KR20190054847A (ko) | 독립형 화물탱크를 갖는 액화가스운반선 | |
KR100796527B1 (ko) | 안전밸브의 작동 구조 | |
JP6002563B2 (ja) | タンクローリ車の荷卸し装置 | |
JP4072021B2 (ja) | タンクローリー車の荷卸システム | |
KR200173359Y1 (ko) | 누출가스 통합제어 안전시스템 | |
JP2017001535A (ja) | 液体運搬車両 | |
JP3045469B2 (ja) | 給油所における在庫量調整システム | |
JP3745521B2 (ja) | タンクローリの底弁開閉装置 | |
JP5876756B2 (ja) | タンクローリ車の荷卸しシステム | |
US11660646B2 (en) | Fluid delivery system and method | |
EP4057103A1 (en) | Pressure reduction apparatus | |
JP4593810B2 (ja) | ガス仮設供給装置 | |
JP2002284299A (ja) | タンクローリ | |
JP2006125555A (ja) | 民生用バルクローリ | |
JP2582503B2 (ja) | ローリ車の荷降装置 | |
JP2002029600A (ja) | タンクローリの底弁 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091130 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111118 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111207 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111209 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |