JP2003175590A - カラー画像形成装置及びカラー画像形成方法 - Google Patents

カラー画像形成装置及びカラー画像形成方法

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JP2003175590A
JP2003175590A JP2001377421A JP2001377421A JP2003175590A JP 2003175590 A JP2003175590 A JP 2003175590A JP 2001377421 A JP2001377421 A JP 2001377421A JP 2001377421 A JP2001377421 A JP 2001377421A JP 2003175590 A JP2003175590 A JP 2003175590A
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憲造 大久保
Tsunehiro Yamashita
倫弘 山下
Akitaka Okazaki
哲卓 岡▲ざき▼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インクの経済性を備えるとともに、作業効率及
び画像の再現性を図ることが可能なカラー画像形成装置
及びカラー画像形成方法を提供する。 【解決手段】所定の画像データについて所定の枚数の印
刷処理を行う際に、該画像データ、該印刷の枚数、及び
印刷モード等と、画像形成装置1に搭載される各色のイ
ンクタンクのインク残量と、に基づいて該印刷処理のが
完了するまでにいずれかのインクタンクにおいてインク
切れが発生するか否かが判断され、インク切れの虞があ
る場合には、インク使用量調整用データを用いて補正画
像データが作成され前記インク切れの虞があるインクの
使用量が調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各インクタンク
に収容されたインクを効率的に使用することが可能なカ
ラー画像形成装置及びカラー画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット方式のカラー画像
形成装置は、搭載される各色のインクタンクの数が増加
しているため、ほとんどの色を再現することが可能とな
り、形成される画像の再現性が向上している。
【0003】ところが、インクジェット方式のカラー画
像形成装置の多くは、互いに異なる色のインクを収容す
るインクタンクを3つ以上一体的に構成する一体型イン
クタンクを用いて収容しているところ、このような一体
型のインクタンクにおいては、収容するいずれかの色の
インクがなくなった場合に、他の色のインクが存在する
場合であっても該他の色のインクを含めて一体型のイン
クタンクごと交換する必要があった。
【0004】このような場合には、まだ使用可能なイン
クまで破棄する必要があり、インクの無駄が生じるため
経済性が悪く、また、画像形成処理を途中で中断するこ
とを余儀なくされる等作業効率の面においても不都合が
あった。また、最近では各色のインクタンクが互いに独
立しているタイプのインクタンクを採用するインクジェ
ットプリンタもあるが、依然としていずれか1色のイン
クがなくなったために画像形成処理を途中で中断するこ
とを余儀なくされる等の作業効率の面における不都合は
解消されていなかった。
【0005】そこで、上述の不都合を解消するための従
来技術の1つとして、特開平10−329337号公報
には、複数色のインクタンクに収容されているインクの
うちのいずれかのインクにインク切れが生じた場合に
は、該インク切れを生じた色のインクについての画像デ
ータを、該インク切れを生じた色以外の使用可能なイン
クを代用して再現する印字記録装置及び印字記録方法が
開示されている。
【0006】この構成によれば、一体型のインクタンク
においていずれかの色のインクにインク切れが生じた場
合にも、他の色のインク最後まで使用することが可能に
なるためインクの経済性が向上している。また、画像形
成処理の途中で該インク切れが生じた場合でも、画像形
成処理を中断することなく継続して行うことができるた
め作業効率が向上している。よって、この構成によって
上記経済性及び作業効率における不都合を解消すること
が可能である、とされていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平10−329337号公報を含めた従来の構成にお
いては、各色のインクにインク切れが生じる時期を予め
把握していないことから同一の画像データについて複数
枚の画像形成を行う際において、数枚の画像形成を行っ
たのちにインク切れを生じるケースが発生するため、当
該インク切れの前後において形成される画像が異なると
いった不都合が生じる。
【0008】また、各色について完全にインク切れが生
じた後に、その時点において使用可能な色のインクを代
用するため、実際上元の画像データに類似した画像を再
現することは容易ではない。
【0009】この発明の目的は、インクの経済性を備え
るとともに、作業効率及び画像の再現性を図ることが可
能なカラー画像形成装置及びカラー画像形成方法を提供
することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は以下の構成を
備えている。
【0011】(1)各インクタンク毎に互いに異なる色
のインクを収容するとともに、所定の画像データに基づ
いて各色のインクを吐出して画像形成を行うインクジェ
ット方式のカラー画像形成装置において、前記各インク
タンク内のインク残量を検出する残量検出手段と、前記
画像データ及び画像形成枚数を含むインク消費情報に基
づいて該画像データに係る画像形成処理において使用さ
れるべき該各インクの量を検出する必要量検出手段と、
該残量検出手段及び該必要量検出手段による検出結果に
基づいて該画像データにおける該各インクの色について
の補正画像データを作成し前記使用されるべき該各イン
クの量の値を調整するインク使用量調整手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0012】この構成においては、残量検出手段がカラ
ー画像形成装置における各インクタンク内のインク残量
を検出し、必要量検出手段が所定の画像データについて
の所定の枚数の画像形成処理を行う際に必要とされる各
色のインクの量を検出し、さらに、インク使用量調整手
段が該画像形成処理においてインク切れを生じさせる虞
のある色のインクが存在するか否かの判断をした上で、
インク切れを生じさせる虞のある色のインクが存在する
場合には、例えば、該インクの消費量が減少するような
補正画像データを作成して各色のインクの使用量を調整
する。
【0013】このため、同一の画像データについての複
数枚の画像形成処理の途中でインク切れが発生すること
が防止されるため、該インク切れの発生の前後において
形成される画像が異なるといった不都合が防止される。
また、いずれかの色のインクが完全になくなる前に前記
補正画像データを作成することから、所定の色のインク
が完全にインク切れを生じた後における該インク切れを
生じたインクを除く他の色のインクについての補正画像
データを用いて画像形成する場合に比較して形成される
画像の再現性が向上する。
【0014】(2)前記補正画像データに基づいて形成
される画像を表示する画像表示手段を備えたことを特徴
とする。
【0015】この構成においては、所定の画像データに
ついての画像形成処理においてインク切れを生じさせる
虞のある色のインクが存在する場合に、前記インク使用
量調整手段で作成される補正画像データにより、実際に
用紙上にどのような画像が形成されるかが予め画像表示
手段に表示されることから、実際に補正画像データに基
づいて作成される画像がユーザの許容範囲を超える程度
に元の画像と異なっているか否かが印刷前に確認され
る。
【0016】(3)前記インク使用量調整手段は、前記
残量検出手段及び前記必要量検出手段による検出結果に
基づいて、前記画像データに係る画像形成処理において
不足すると判断された色のインクの使用量を減じるか又
は該色のインクを使用しないことを特徴とする。
【0017】この構成においては、補正画像データを作
成することにより、例えば所定の画像データを所定の枚
数印刷する際に使用すべきインク量に満たないインク残
量しか収容していないインクタンクから吐出されるイン
クの量が減少するため、該印刷処理の途中で該インクタ
ンクにインク切れが発生することが防止される。さら
に、例えば6色以上のインクタンクを搭載する画像形成
装置において、該インクタンクから吐出されるインク以
外のインクを混合して該インクの色が再現できる等の場
合には、該インクタンクからインクの吐出を行わないよ
うにして僅かな残量しかないインクが節約される。
【0018】(4)所定の情報処理装置との間で前記画
像データを送受信自在にする送受信手段を備えたことを
特徴とする。
【0019】この構成においては、送受信手段が画像形
成装置とパーソナルコンピュータ等の情報処理装置との
通信を可能にすることから、例えばインク使用量の調整
等において多彩なソフトウェア等を用いた高度の制御が
可能になるとともに、画像形成装置側に備えられるべき
装置等が減少することから、該画像形成装置の構成が簡
易になり、コンパクト化及び低廉化が図られる。
【0020】(5)該残量検出手段及び該必要量検出手
段による検出結果に基づいて定められる各インクの使用
可能量の範囲内において、該各インクの使用量の調整に
係る入力操作を受け付けるインク使用量設定手段を備え
たことを特徴とする。
【0021】この構成においては、インク使用量調整手
段が作成する補正画像データが、さらにユーザにより所
定の範囲内において任意に補正されることから、ユーザ
が所望する画像形成状態の画像が形成されるように該補
正画像データが調整されるため、用紙やインクが無駄に
なることが防止される。
【0022】(6)各インクタンクに互いに異なる色の
インクを収容する複数のインクタンクを用いて、所定の
画像データに基づいて各色のインクを吐出することによ
り画像形成を行うインクジェット方式のカラー画像形成
方法において、前記各インクタンク内のインク残量を検
出する残量検出工程と、前記画像データ及び画像形成枚
数を含むインク消費情報に基づいて該画像データに係る
画像形成処理において使用されるべき該各インクの量を
検出する必要量検出工程と、該残量検出工程及び該必要
量検出工程による検出結果に基づいて該画像データにお
ける該各インクの色についての補正画像データを作成し
前記使用されるべき該各インクの量の値を調整するイン
ク使用量調整工程と、を含むことを特徴とする。
【0023】この構成においては、残量検出工程におい
て、インクジェット方式のカラー画像形成装置の各イン
クタンク内のインク残量が検出され、必要量検出工程に
おいて、所定の画像データについての所定の枚数の画像
形成処理を行う際に必要とされる各色のインクの量が検
出され、さらに、インク使用量調整工程において該画像
形成処理でインク切れ等を生じさせる虞のある色のイン
クが存在するか否かの判断をした上で、インク切れ等を
生じさせる虞のある色のインクが存在する場合には、例
えば、該インクの消費量が減少するような補正画像デー
タが作成されそれぞれのインクの使用量が調整される。
【0024】このため、同一の画像データについての複
数枚の画像形成処理の途中でインク切れ等が発生するこ
とが防止されるため、該インク切れ等の発生の前後にお
いて形成される画像が異なるといった不都合が防止され
る。また、いずれかの色のインクが完全になくなる前に
前記補正画像データを作成することから、所定の色のイ
ンクが完全にインク切れを生じた後における該インク切
れ等を生じたインク以外のインクについての補正画像デ
ータを用いた場合に比較して形成される画像の再現性が
向上する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明のカラー
画像形成装置及びカラー画像形成方法を説明する。
【0026】図1は、本発明の画像形成装置1の構成を
示している。同図に示すように、画像形成装置1は、C
PU15、メモリ16、インク使用量設定手段11、残
量検出手段12、必要量検出手段13、インク使用量調
整手段14、ドライバ17(17a、17b)、画像表
示手段18、一体型インクタンク5を搭載するインクキ
ャリッジ19、及び送受信手段としてのインタフェース
部20aを備えている。
【0027】インク使用量設定手段11は、操作パネル
等で構成されており、画像表示手段18に表示される補
正画像データに対して所定の範囲内での微調整や、画像
表示手段18に表示される補正画像データのバリエーシ
ョンから任意の補正画像データを選択するための入力等
に用いられる。
【0028】残量検出手段12は、一体型インクタンク
5の各インクタンク内に収容されているインクの量を検
出するためのセンサ等によって構成されている。なお、
本実施形態においては、光学センサにより物理的に検出
する方法が採用されているが、この検出方法以外にもイ
ンダクタンスの変化を磁気回路で電気的に検出し直接イ
ンク残量を検出する方法や、印刷ドット数をカウントし
て使用インク量に換算した値を初期インク量から減算し
て間接的に検出する方法等を用いてもよい。
【0029】必要量検出手段13は、メモリ16に格納
されている印刷すべき画像データにおける各色の成分や
印刷枚数により、該画像データを設定された枚数だけ印
刷するために必要となる各色のインクの量を検出する。
【0030】インク使用量調整手段14は、残量検出手
段12によって検出された各色のインクの量の少なくと
も1つが、必要量検出手段13によって検出された前記
印刷すべき画像データを設定枚数だけ印刷する際に必要
となるインク量よりも少ない場合に、該画像データの各
色の成分を補正して補正画像データを作成する。
【0031】メモリ16は、ROM領域4とRAM領域
3とによって構成されており、本実施形態においては、
主に印刷すべき画像データを格納する役割を果たしてお
り、この画像データを格納する際にRAM領域3におい
ては、所定の画像データをそれぞれシアン(C)、マゼ
ンタ(M)、及びイエロー(Y)の成分に分割して格納
している。
【0032】画像表示手段18は、液晶ディスプレイ等
であり、ユーザに対して所定の画像を表示する。なお、
本実施形態では、インク使用量設定手段11と画像表示
手段18とを別箇に設けているが、例えば画像表示手段
18としてペンタブレット方式の液晶ディスプレイを用
いる等してインク使用量設定手段11と画像表示手段1
8とを一体的に構成することもできる。
【0033】インクキャリッジ19は、3色の一体型イ
ンクタンク5を搭載しており、画像データに基づいて用
紙上に所定の画像を形成すべく主走査方向を走査する。
なお、インクキャリッジ19に搭載される一体型インク
タンク5には特に3色一体型に限られることはなく、6
色や7色の多色インクタンクを搭載することも可能であ
り、また各色のインクタンクが互いに独立した構成の独
立型インクタンクを搭載することもできる。
【0034】ドライバ17a及びドライバ17bは、そ
れぞれ画像表示手段18及びインクキャリッジ19を駆
動する役割を果たす。また、インタフェース部20a
は、画像形成装置1とパーソナルコンピュータ等の情報
処理装置2との間において所定のデータの送受信を行う
ためのインタフェースである。そして、CPU15は、
上述の各構成部を統括して制御する。
【0035】図2は、本発明の画像形成処理を示すフロ
ーチャートである。
【0036】画像形成装置1が情報処理装置2等から所
定の画像データを受信するとCPU15は、該画像デー
タをシアン(C)、マゼンタ(M)、及びイエロー
(Y)の各成分ごとにメモリ16のRAM領域3に格納
する(s101)。印刷すべき画像データが格納される
と、CPU15は必要量検出手段13に、該画像データ
の印刷において必要とされるインクの量、すなわちイン
ク消費量をシアン(C)、マゼンタ(M)、及びイエロ
ー(Y)の各色ごとに検出させる(s102)。このと
き、ユーザにより設定された印刷枚数や印刷モード等が
考慮される。
【0037】また、同時にCPU15は、残量検出手段
12に、シアン(C)、マゼンタ(M)、及びイエロー
(Y)の各色ごとにインクタンク内のインク残量を検出
させる(s103)。
【0038】その後、CPU15は、残量検出手段12
の検出結果と必要量検出手段13の検出結果とを比較し
て該画像データに係る印刷においてインク切れが生じ得
るインクがあるか否かを判断する。(s104)。
【0039】この判断(s104)において、シアン
(C)、マゼンタ(M)、及びイエロー(Y)のいずれ
にもインク切れが生じないと判断した場合には、インク
キャリッジ19を駆動するドライバ17b等を制御し
て、所定の印刷処理を行う(s105)。
【0040】一方、前記インク切れが生じ得るインクが
あるか否かの判断(s104)において、少なくとも1
色についてインク切れが発生すると判断した場合には、
その旨をユーザに伝えるとともに、該画像データについ
て補正画像データを作成するか否かについてユーザに問
い合わせる(s106)。
【0041】この際に、該画像データの厳密な再現性が
要求される等、補正画像データに置き換えることをユー
ザが望まない場合には、そのまま当該画像形成処理を終
了する。これに対して、該画像データの厳密な再現性が
要求されない等、ユーザが補正画像データの作成を望む
場合には、CPU15は、インク使用量調整手段14に
補正画像データを作成させる(s107)。
【0042】ここで、図3は、インク使用量調整手段1
4が保有するインク使用量調整用データの一例を示して
いる。同図が示すように、インク使用量調整手段14
は、CPU15からのコマンドが入力されると、オリジ
ナル画像データのうち該インク切れが生じる色のインク
に係る画像データを補正して、該画像データについての
印刷処理において該色についてインク切れが生じないよ
うに各色のインク使用量を調整する。具体的には、図3
(a)に示すオリジナル画像データを所定枚数だけ印刷
すると、シアンのインクにインク切れが生じるのであれ
ば、オリジナル画像データにおけるシアン成分を少なく
することにより、シアンインクの使用量を減少させ該印
刷作業中にシアンインクにインク切れが発生するのを防
止するのである。
【0043】ここで、作成された補正画像データは、オ
リジナルの画像データと比較してその画像イメージが微
妙に異なることがあるため、CPU15は画像表示手段
18に該補正画像データの画像イメージを表示させると
ともに、(s108)、ユーザに該補正画像データでよ
いか否かを問い合わせる(s109)。
【0044】ここで、該補正画像データによる画像イメ
ージと、オリジナルの画像イメージとの相違がユーザに
とって許容範囲内にあり、ユーザが該補正画像データの
内容に同意する場合には、CPU15は、インクキャリ
ッジ19を駆動するドライバ17b等を制御して、該補
正画像データについての所定の印刷処理を行う(s10
5)。
【0045】一方、ユーザが該補正画像データについて
さらに補正を望む場合には、ユーザはインク使用量設定
手段11を用いてマニュアル操作でインク使用量の調整
をすることができる。この際CPU15は、画像表示手
段18に図3(c)に示すような画像イメージ、インク
残量、及びインク使用量を表示させる(s110)。
【0046】そしてユーザは、各色のインクについて、
許容されるインク使用量の範囲内で、任意のインク使用
量を設定することが可能である。また図3に示すよう
に、ユーザは該インク使用量に対応する画像イメージ
を、リアルタイムで確認することができる(s11
1)。
【0047】このようにしてユーザ自身が所望する画像
形成状態の画像を作成するための補正画像データが作成
されると、CPU15は、該補正画像データについての
印刷処理の準備を行い(s112)、印刷前に該補正デ
ータについての画像イメージを画像表示手段に表示さ
せ、ユーザの最終的な確認を得た後に、インクキャリッ
ジ19を駆動するドライバ17b等を制御して、該補正
画像データについての所定の印刷処理を行う(s10
5)。
【0048】なお、この実施形態では、上記のインク使
用量調整手段14が最初に作成した補正画像データによ
り形成される画像に関してユーザが満足できない場合
に、ユーザがインク使用量設定手段11を用いたマニュ
アル操作によって補正画像データを作成する構成にして
いるが、予めインク使用量調整手段14が補正画像デー
タのバリエーションを作成して、該補正画像データのバ
リエーションにより形成される画像イメージをユーザに
提示し、ユーザが該補正画像データのバリエーションの
いずれかを選択する構成にすることもできる。
【0049】この際、該補正画像データのバリエーショ
ンの1つとして、図3(d)に示すように、シアン
(C)、マゼンタ(M)、及びイエロー(Y)のインク
使用量を同じ割合で減少させた補正画像データを含ませ
ておくとよい。この補正画像データによれば、オリジナ
ル画像イメージと濃度のみ異なる再現性の高い画像イメ
ージを形成することができるからである。
【0050】さらに、上記インク使用量設定手段11、
残量検出手段12、必要量検出手段13、インク使用量
調整手段14、及び画像表示手段18のうちのいずれか
の構成を、画像形成装置1とインタフェース部20(2
0a、20b)により接続されている情報処理装置2に
備えさせたり、該情報処理装置2においてソフトウェア
を用いて上記の処理のいずれかと同様の処理を行うよう
にすることもできる。これにより、画像形成装置の構成
を簡易にすることになり、画像形成装置1のコンパクト
化及び低廉化を図ることができる。
【0051】この実施形態では、3色一体型のインクタ
ンク5が用いられており、特に本発明のカラー画像形成
方法をこのような一体型インクタンクに対して用いるこ
とにより、インクの経済性及び作業効率の向上を図るこ
とができる。また、独立型インクタンクに対して用いら
れた場合においても、印刷作業の途中でインクタンクの
交換等をする必要がなくなるため、作業効率の向上とい
う効果を奏することができる。さらに、本発明のカラー
画像形成方法を、現像剤収容器に現像剤を補充すること
が可能な電子写真方式の画像形成装置に対して適用した
場合においても、印刷の途中で現像剤の補充や現像剤収
容器の交換等を行う必要がないため、作業効率の向上と
して効果を奏することが可能となる。
【0052】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、以下
の効果を奏することができる。
【0053】(1)残量検出手段がカラー画像形成装置
における各インクタンク内のインク残量を検出し、必要
量検出手段が所定の画像データについての所定の枚数の
画像形成処理を行う際に必要とされる各色のインクの量
を検出し、さらに、インク使用量調整手段が該画像形成
処理においてインク切れを生じさせる虞のある色のイン
クが存在するか否かの判断をした上で、インク切れを生
じさせる虞のある色のインクが存在する場合には、例え
ば、該インクの消費量が減少するような補正画像データ
を作成して各色のインクの使用量を調整することから、
同一の画像データについての複数枚の画像形成処理の途
中でインク切れが発生することを防止できるため、該イ
ンク切れの発生の前後において形成される画像が異なる
といった不都合を防止することができる。また、いずれ
かの色のインクが完全になくなる前に前記補正画像デー
タを作成することから、所定の色のインクが完全にイン
ク切れを生じた後における該インク切れを生じたインク
を除く他の色のインクについての補正画像データを用い
て画像形成する場合に比較して形成される画像の再現性
を向上させることができる。
【0054】(2)前記補正画像データに基づいて形成
される画像を表示する画像表示手段を備えたことを特徴
とする。
【0055】この構成においては、所定の画像データに
ついての画像形成処理においてインク切れを生じさせる
虞のある色のインクが存在する場合に、前記インク使用
量調整手段で作成される補正画像データにより、実際に
用紙上にどのような画像が形成されるかが予め画像表示
手段に表示されることから、実際に補正画像データに基
づいて作成される画像がユーザの許容範囲を超える程度
に元の画像と異なっているか否かを印刷前に確認するこ
とができる。
【0056】(3)補正画像データを作成することによ
り、例えば所定の画像データを所定の枚数印刷する際に
使用すべきインク量に満たないインク残量しか収容して
いないインクタンクから吐出されるインクの量が減少す
るため、該印刷処理の途中で該インクタンクにインク切
れが発生することを防止することができる。さらに、例
えば6色以上のインクタンクを搭載する画像形成装置に
おいて、該インクタンクから吐出されるインク以外のイ
ンクを混合して該インクの色が再現できる等の場合に
は、該インクタンクからインクの吐出を行わないように
して僅かな残量しかないインクを節約することができ
る。
【0057】(4)送受信手段が画像形成装置とパーソ
ナルコンピュータ等の情報処理装置との通信を可能にす
ることから、例えばインク使用量の調整等において多彩
なソフトウェア等を用いた高度の制御が可能になるとと
もに、画像形成装置側に備えられるべき装置等が減少す
ることから、該画像形成装置の構成が簡易になり、コン
パクト化及び低廉化を図ることができる。
【0058】(5)インク使用量調整手段が作成する補
正画像データが、さらにユーザにより所定の範囲内にお
いて任意に補正されることから、ユーザが所望する画像
形成状態の画像が形成されるように該補正画像データを
調整できるため、用紙やインクが無駄になることを防止
することができる。
【0059】(6)残量検出工程において、インクジェ
ット方式のカラー画像形成装置の各インクタンク内のイ
ンク残量が検出され、必要量検出工程において、所定の
画像データについての所定の枚数の画像形成処理を行う
際に必要とされる各色のインクの量が検出され、さら
に、インク使用量調整工程において該画像形成処理でイ
ンク切れ等を生じさせる虞のある色のインクが存在する
か否かの判断をした上で、インク切れ等を生じさせる虞
のある色のインクが存在する場合には、例えば、該イン
クの消費量が減少するような補正画像データを作成する
ことでそれぞれのインクの使用量を調整することができ
ることから、同一の画像データについての複数枚の画像
形成処理の途中でインク切れ等が発生することを防止で
き、該インク切れ等の発生の前後において形成される画
像が異なるといった不都合が発生することを防止するこ
とができる。また、いずれかの色のインクが完全になく
なる前に前記補正画像データを作成することから、所定
の色のインクが完全にインク切れを生じた後における該
インク切れ等を生じたインク以外のインクについての補
正画像データを用いた場合に比較して形成される画像の
再現性を向上させることができる。
【0060】よって、インクの経済性を備えるととも
に、作業効率及び画像の再現性を図ることが可能なカラ
ー画像形成装置及びカラー画像形成方法を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の画像形成処理を示すフローチャートで
ある。
【図3】本発明のインク使用量調整用データの一例を示
す図である。
【符号の説明】 1−画像形成装置 2−情報処理装置 5−一体型インクタンク 11−インク使用量設定手段 12−残量検出手段 13−必要量検出手段 14−インク使用量調整手段 15−CPU 16−メモリ 17(17a、17b)−ドライバ 18−画像表示手段 19−インクキャリッジ 20(20a、20b)−インタフェース部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 浩司 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 大久保 憲造 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 山下 倫弘 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 岡▲ざき▼ 哲卓 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA11 EA29 EB52 EB58 EC26 EC55 EC79 EE03 EE20 2C061 AP01 AQ05 AR01 HJ06 HJ07 HJ10 HK13 HK15 HN04 HN15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のインクタンクを備え、各インクタン
    クに互いに異なる色のインクを収容するとともに、所定
    の画像データに基づいて各色のインクを吐出して画像形
    成を行うインクジェット方式のカラー画像形成装置にお
    いて、 前記各インクタンク内のインク残量を検出する残量検出
    手段と、前記画像データ及び画像形成枚数を含むインク
    消費情報に基づいて該画像データに係る画像形成処理に
    おいて使用されるべき該各インクの量を検出する必要量
    検出手段と、該残量検出手段及び該必要量検出手段によ
    る検出結果に基づいて該画像データにおける該各インク
    の色についての補正画像データを作成し前記使用される
    べき該各インクの量の値を調整するインク使用量調整手
    段と、を備えたことを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記補正画像データに基づいて形成される
    画像を表示する画像表示手段を備えたことを特徴とする
    請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記インク使用量調整手段は、前記残量検
    出手段及び前記必要量検出手段による検出結果に基づい
    て、前記画像データに係る画像形成処理において不足す
    ると判断された色のインクの使用量を減じるか又は該色
    のインクを使用しないことを特徴とする請求項1又は2
    に記載のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】所定の情報処理装置との間で前記画像デー
    タを送受信自在にする送受信手段を備えたことを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載のカラー画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】該残量検出手段及び該必要量検出手段によ
    る検出結果に基づいて定められる各インクの使用可能量
    の範囲内において、該各インクの使用量の調整に係る入
    力操作を受け付けるインク使用量設定手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のカラー画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】各インクタンクに互いに異なる色のインク
    を収容する複数のインクタンクを用いて、所定の画像デ
    ータに基づいて各色のインクを吐出することにより画像
    形成を行うインクジェット方式のカラー画像形成方法に
    おいて、 前記各インクタンク内のインク残量を検出する残量検出
    工程と、前記画像データ及び画像形成枚数を含むインク
    消費情報に基づいて該画像データに係る画像形成処理に
    おいて使用されるべき該各インクの量を検出する必要量
    検出工程と、該残量検出工程及び該必要量検出工程によ
    る検出結果に基づいて該画像データにおける該各インク
    の色についての補正画像データを作成し前記使用される
    べき該各インクの量の値を調整するインク使用量調整工
    程と、を含むことを特徴とするカラー画像形成方法。
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