JP2003175076A - タンポン - Google Patents

タンポン

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JP2003175076A
JP2003175076A JP2001377867A JP2001377867A JP2003175076A JP 2003175076 A JP2003175076 A JP 2003175076A JP 2001377867 A JP2001377867 A JP 2001377867A JP 2001377867 A JP2001377867 A JP 2001377867A JP 2003175076 A JP2003175076 A JP 2003175076A
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JP
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tampon
cord
tip
string
color
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JP2001377867A
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English (en)
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Tetsuyuki Kigata
哲行 木賀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引き出し用紐の取り扱い性が良好なタンポン
を提供すること。 【解決手段】 タンポン本体2の後端部4から引き出し
用紐6が延出しているタンポン1において、前記紐6の
先端部を、該紐6における該先端部以外の部位の色と異
なる色に着色した。また、前記紐6の先端部に、該紐6
の構成材料とは異なる材料を含む重り部7を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、膣腔に挿入されて
使用され経血を吸収保持するタンポンに関し、更に詳し
くは引き出し用紐の取り扱い性が良好なタンポンに関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】生理用
タンポンには、一般にタンポン本体の後端部に引き出し
用の紐が取り付けられている。引き出し用の紐として
は、例えば撥水処理を施した綿糸や、熱可塑性樹脂から
なるコードを用いることが知られている。また実開平7
−22726号公報には、熱可塑性樹脂からなる疎水性
のチューブ状物によって引き出し用の紐を構成すること
が開示されている。
【0003】しかし、これらの引き出し用紐は何れも、
タンポンの取り出し操作時にしばしばその先端位置が判
らなくなり、タンポンが取り出しにくいという不都合が
あった。また場合によってはタンポンの取り出し忘れが
起きていた。
【0004】従って、本発明は、引き出し用紐の取り扱
い性が良好なタンポンを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、タンポン本体
の後端部から引き出し用紐が延出しているタンポンにお
いて、前記紐の先端部を、該紐における該先端部以外の
部位の色と異なる色に着色したタンポンを提供すること
により前記目的を達成したものである。
【0006】また本発明は、タンポン本体の後端部から
引き出し用紐が延出しているタンポンにおいて、前記紐
の先端部に、該紐の構成材料とは異なる材料を含む重り
部を設けたタンポンを提供することにより前記目的を達
成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明を、その好ましい実施
形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には本
発明のタンポンの一実施形態の斜視図が示されている。
本実施形態のタンポン1は、円柱状の形状をしており、
略一様な太さになっているタンポン本体2を有してい
る。タンポン本体2は、挿入方向の先端に位置する略半
球状の先端部3、挿入方向の後端に位置する後端部4、
及び先端部3と後端部4との間に位置する中間部5とか
ら構成されている。後端部4からは、引き出し用紐6が
延出している。先端部3、後端部4及び中間部5は一体
的になっている。
【0008】タンポン本体2は吸水性の材料から構成さ
れている。吸水性の材料としては、高吸水性のコットン
繊維、例えば脱脂されたコットン繊維、レーヨン繊維又
はこれらの混合物などが用いられる。これらの繊維は、
吸液性能の点からその繊度が1〜5デニール程度である
ことが好適である。その繊維長は、繊維の脱落防止の点
から20mm以上、特に30mm以上であることが好適
である。またタンポン本体2の構成材料として、少量の
疎水性繊維が含まれていてもよい。
【0009】引き出し用紐6は、例えば撥水処理を施し
た綿糸や、熱可塑性樹脂からなるコードから構成されて
いる。引き出し用紐6の先端部には、該紐6の構成材料
とは異なる材料を含む重り部7が設けられている。重り
部7は、その単位長さ当たりの重さが、取り出し用紐6
におけるその他の部位の単位長さ当たりの重さに比べて
重くなっている。重り部7を設けることによって、引き
出し用紐6の先端が重くなり、タンポン1の取り出し操
作時に引き出し用紐6の先端が垂れ下がるようになる。
その結果、引き出し用紐6自体を見つけ易くなり、特に
その先端を見つけ易くなる。また、引き出し用紐6の先
端が垂れ下がることによって、タンポンの取り出し忘れ
も防止される。これらの観点から、重り部7の単位長さ
当たりの重さが、取り出し用6におけるその他の部位の
単位長さ値の重さに比べて3倍以上重くなっていること
が好ましい。
【0010】重り部7は、例えば引き出し用紐6が撥水
処理を施した綿糸から構成されている場合には、該綿糸
の先端部に熱可塑性樹脂をコーティングして形成されて
いるか、又は該綿糸の先端部に、所定形状に成形された
熱可塑性樹脂が取り付けられて構成されていることが好
ましい。これによって、引き出し用紐6の先端部に撥水
効果が付与されて、該先端部が経血によって汚れにくく
なる。引き出し用紐6が熱可塑性樹脂からなるコードか
ら構成されている場合には、該コードの先端部が、該熱
可塑性樹脂とは異なる種類の熱可塑性樹脂から構成され
ていることが、同様の理由により好ましい。
【0011】重り部7は、その径が引き出し用紐6にお
けるその他の部位の径に比べて若干大きくなっている。
これによって、引き出し用紐6の先端部を一層容易に見
つけ出すことができる。
【0012】重り部7の長さは、タンポン後端部から延
出している引き出し用紐6の長さの5〜20%、特に8
〜15%であることが、引き出し用紐6の取り扱い性が
経済性の点から好ましい。尚、引き出し用紐6自体の長
さは一般に80〜150mm程度とすることができる。
【0013】重り部7は、引き出し用紐6における重り
部7以外の部位の色と異なる色に着色されていること
が、引き出し用紐6の先端を一層見つけ易くなることか
ら好ましい。重り部7を着色するには、所定の色に着色
された熱可塑性樹脂を用いて該重り部を形成すればよ
い。
【0014】引き出し用紐6は、その略中央部から重り
部7までの部位が、該重り部7の色及びタンポン本体の
後端部付近における該紐6の色とは更に別の異なる色に
着色されている。つまり、引き出し用紐6は、その略中
央部から先端部までの部位が2色の異なる色に塗り分け
られている。これによって、膣腔にタンポン1を挿入す
る際に、どの程度挿入されたかが引き出し用紐6の色か
ら容易に判るようになり、タンポン1の不適切な挿入が
効果的に防止される。
【0015】本実施形態のタンポン1は例えば次のよう
にして製造することができる。先ず図2に示すように、
吸水性の材料からなる略正方形をしたシート材8を複数
枚重ね合わせたものを用意する。シート材8の中央部に
は、引き出し用紐6が結着されている。引き出し用ひも
6は、図3に示すように、その中央にループ6aが形成
されるようにこれを二つ折りにし、2つの自由端を、シ
ート材8の下面8a側から上面8b側へ向けて貫通させ
て、該上面8b側に引き出し、次いで該上面8b側に引
き出された2つの自由端を、上面8b側から下面8a側
へ向けて貫通させてシート材8の下面8a側に引き出す
と共にループ6a内を通過させることで、シート材8に
結着されている。
【0016】引き出し用紐6がシート材8に結着された
状態下に、公知の圧縮成形装置を用い、該引き出し用紐
6を該圧縮成形装置内を通すことで、引き出し用紐6が
結着された位置を起点としてシート材8が小さくすぼま
り、円柱状に圧縮成形されて、図1に示すタンポン1が
得られる。
【0017】本発明は前記実施形態に制限されない。例
えば、前記実施形態においては、引き出し用紐6の先端
部に着色された重り部7が設けられていたが、これに代
えて図4に示すように、引き出し用紐6の先端部に重り
部を設けず、着色のみを施してもよい。更に、引き出し
用紐6の略中央部から先端部までを2色に塗り分けず、
図5に示すように引き出し用紐6の先端部のみを、該紐
6における該先端部以外の色と異なる色に着色してもよ
い。
【0018】また前記実施形態においては、引き出し用
紐6は、その略中央部から重り部7までの部位が、該重
り部7の色及びタンポン本体の後端部付近における該紐
6の色とは異なる色に着色されていたが、これに代え
て、図6に示すように引き出し用紐6の略中央部から重
り部7までの部位に着色を施さなくてもよい。この場
合、重り部7は着色されていてもよく或いは着色されて
いなくてもよい。
【0019】また、引き出し用紐6を、その先端部か
ら、タンポン本体の後端部へ向けて3色以上に塗り分け
てもよい。
【0020】また本実施形態のタンポンは、そのまま膣
腔内へ挿入してもよく、或いは挿入操作を一層容易にす
るためにアプリケータと共に用いてもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明のタンポンによれば、引き出し用
紐の取り扱い性が良好となり、タンポンの取り出し操作
の際に引き出し用紐自体を見つけ易くなり、特にその先
端を見つけ易くなる。また、タンポンの取り出し忘れも
防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタンポンの一実施形態を示す斜視図で
ある。
【図2】図1に示すタンポンの製造過程を示す模式図で
ある。
【図3】図2におけるIII−III線断面図である。
【図4】本発明のタンポンの他の実施形態を示す斜視図
(図1相当図)である。
【図5】本発明のタンポンの他の実施形態を示す斜視図
(図1相当図)である。
【図6】本発明のタンポンの他の実施形態を示す斜視図
(図1相当図)である。
【符号の説明】
1 タンポン 2 タンポン本体 3 前端部 4 後端部 5 中間部 6 引き出し用紐 7 重り部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンポン本体の後端部から引き出し用紐
    が延出しているタンポンにおいて、前記紐の先端部を、
    該紐における該先端部以外の部位の色と異なる色に着色
    したタンポン。
  2. 【請求項2】 前記紐における略中央部から前記先端部
    までの部位を、更に別の異なる色に着色した請求項1記
    載のタンポン。
  3. 【請求項3】 タンポン本体の後端部から引き出し用紐
    が延出しているタンポンにおいて、前記紐の先端部に、
    該紐の構成材料とは異なる材料を含む重り部を設けたタ
    ンポン。
  4. 【請求項4】 前記重り部を、前記紐における該重り部
    以外の部位の色と異なる色に着色したタンポン。
  5. 【請求項5】 前記重り部が、前記紐の先端部に熱可塑
    性樹脂をコーティングして形成されているか、又は前記
    紐の先端部に熱可塑性樹脂が取り付けられて構成されて
    いる請求項3又は4記載のタンポン。
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