JP2003174966A - 飲料もしくは液体調味料類の風味改善具 - Google Patents

飲料もしくは液体調味料類の風味改善具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の「エアリング」では処理に時間がかかり
すぎたり、飲料もしくは液体調味料類に対する十分な風
味の改善効果が得られにくいという問題点があった。ま
た、上述のエアリングを行なう人の技量次第で処理を施
す飲料もしくは液体調味料類の風味が変わったり、2個
のグラスを使用するために衛生的にも問題が生じやすい
という欠点があった。 【解決手段】ワイン、清酒等の飲料もしくは液体調味料
類を貯留するとともに、適所にワイン、清酒等の飲料も
しくは液体調味料類をごく少量ずつ放出するノズルを形
成され、当該ノズルからワイン、清酒等の飲料もしくは
液体調味料類をごく少量ずつ放出することにより、飲料
もしくは液体調味料類の風味を飛躍的に改善するように
したことを特徴とする飲料もしくは液体調味料類の風味
改善具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワイン、清酒、
焼ちゅう、中国酒、ブランデー、発泡酒、醤油等の飲料
もしくは液体調味料類を飲食に利用するに際し、ワイ
ン、清酒、焼ちゅう、中国酒、ブランデー、発泡酒、醤
油等の飲料もしくは液体調味料類を効果的に空気に触れ
させ、ワイン、清酒、焼ちゅう、中国酒、ブランデー、
発泡酒、醤油等の飲料もしくは液体調味料類の香りや風
味をマイルドにして、おいしく飲食することができるよ
うにするための飲料もしくは液体調味料類の風味改善具
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば飲料もしくは液体調味料類を開封
して飲む前に空気に触れさせることにより風味を改善す
る手段としては、「エアリング」と称する手段が知られ
ている。このエアリングとは、グラス2個を使って高い
ところから飲料もしくは液体調味料類を2〜3回交互に
入れ換えることであり、このようにすると飲料もしくは
液体調味料類は空気を吸って渋みが抜け、マイルドにな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
「エアリング」では処理に時間がかかりすぎたり、飲料
もしくは液体調味料類に対する十分な風味の改善効果が
得られにくいという問題点があった。また、上述のエア
リングを行なう人の技量次第で処理を施す飲料もしくは
液体調味料類の風味が変わったり、2個のグラスを使用
するために衛生的にも問題が生じやすいという欠点があ
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の飲料もしくは
液体調味料類の風味改善具は、ワイン、清酒、焼ちゅ
う、中国酒、ブランデー、発泡酒、醤油等の飲料もしく
は液体調味料類を貯留するとともに、適所にワイン、清
酒、焼ちゅう、中国酒、ブランデー、発泡酒、醤油等の
飲料もしくは液体調味料類を少量ずつ放出するノズルを
形成され、当該ノズルからワイン、清酒、焼ちゅう、中
国酒、ブランデー、発泡酒、醤油等の飲料もしくは液体
調味料類を少量ずつ放出することにより、放出されたブ
イン、清酒、焼ちゅう、中国酒、ブランデー、発泡酒、
醤油等の飲料もしくは液体調味料類が効率よく空気に触
れてワイン、清酒、焼ちゅう、中国酒、ブランデー、発
泡酒、醤油等の飲料もしくは液体調味料類の風味が飛躍
的に改善されるようにしたことを特徴とするものであ
る。なお、上記中国酒としては紹興酒や老酒が挙げられ
る。
【0005】また上記飲料もしくは液体調味料類の風味
改善具において、ワインを少量ずつ放出するノズルが、
ワインを滴下させる滴下口を備えていることをも特徴と
するものである。
【0006】さらに上記飲料もしくは液体調味料類の風
味改善具において、ワイン、清酒、焼ちゅう、中国酒、
ブランデー、発泡酒、醤油等の飲料もしくは液体調味料
類を少量ずつ放出するノズルが、ワイン、清酒、焼ちゅ
う、中国酒、ブランデー、発泡酒、醤油等の飲料もしく
は液体調味料類を少量ずつ越流させる越流口を備えてい
ることをも特徴とするものである。
【0007】一般にワイン、清酒、焼ちゅう、中国酒、
ブランデー、発泡酒、醤油等の飲料もしくは液体調味料
類は酸化に弱く、酸化防止剤の入っていないワイン、清
酒、焼ちゅう、中国酒、ブランデー、発泡酒、醤油等の
飲料もしくは液体調味料類は長期間保存ができない。す
なわち、ワイン、清酒、焼ちゅう、中国酒、ブランデ
ー、発泡酒、醤油等の飲料もしくは液体調味料類は製造
直後は未だ十分に熟成していない段階であり、製造後に
品質が向上して行くことに大きな特徴がある。そして、
酸化防止剤の入っていないワイン、清酒、焼ちゅう、中
国酒、ブランデー、発泡酒、醤油等の飲料もしくは液体
調味料類は短期間で酸化されてしまい、ワイン、清酒、
焼ちゅう、中国酒、ブランデー、発泡酒、醤油等の飲料
もしくは液体調味料類としての品質を損なってしまう。
しかしながら、この発明の飲料もしくは液体調味料類の
風味改善具は以上のようにワイン、清酒、焼ちゅう、中
国酒、ブランデー、発泡酒、醤油等の飲料もしくは液体
調味料類を滴下させたり、ワイン、清酒、焼ちゅう、中
国酒、ブランデー、発泡酒、醤油等の飲料もしくは液体
調味料類を少量ずつ均一に放出するよう構成したので、
空気に触れた際の酸化・還元作用により、ワイン、清
酒、焼ちゅう、中国酒、ブランデー、発泡酒、醤油等の
飲料もしくは液体調味料類の醸造中に混入した酸化防止
剤や、醗酵に起因する硫化物等を原因とする硫黄臭やそ
の他の好ましくない臭いや苦味や渋み等の風味が大幅に
改善される。
【0008】すなわち、従来からワイン、清酒、焼ちゅ
う、中国酒、ブランデー、発泡酒、醤油等の飲料もしく
は液体調味料類の醸造中に酸化防止剤として使用されて
いて、醸造中の酸化防止と、野生酵母などの殺菌作用を
備えている亜硫酸塩や、醸造中に醗酵により発生あるい
は混入した硫化物等の副産物は、硫黄臭やその他の好ま
しくない臭いや若味や渋み等の風味を発生する。このよ
うな好ましくない臭いや若味や渋み等の風味が、ワイ
ン、清酒、焼ちゅう、中国酒、ブランデー、発泡酒、醤
油等の飲料もしくは液体調味料類を滴下させたり、ワイ
ン、清酒、焼ちゅう、中国酒、ブランデー、発泡酒、醤
油等の飲料もしくは液体調味料類を少量ずつ均一に放出
して空気に触れさせることによって大幅に改善される。
【0009】このような飲料もしくは液体調味料類の酸
化を促進して風味を改善するため、従来「エアリング」
と称する手段が採用されることがあった。このエアリン
グとは、グラス2個を使って高いところから飲料もしく
は液体調味料類を2〜3回交互に入れ換えることであ
り、このようにすると飲料もしくは液体調味料類は空気
を吸って渋みが抜け、マイルドになる。しかしながら、
従来の「エアリング」では処理に時間がかかりすぎた
り、十分な風味の改善効果が得られにくいという問題点
があった。他方、この発明の飲料もしくは液体調味料類
の風味改善具を用いた場合には、ワイン、清酒、焼ちゅ
う、中国酒、ブランデー、発泡酒、醤油等の飲料もしく
は液体調味料類の酸化・還元等が非常に効率よく、しか
もムラなく行なうことができるので風味改善の効果が頼
著に現われる。なお、上記飲料もしくは液体調味料類の
どの成分の酸化もしくは還元が風味改善の効果に寄与す
るのかは明らかではない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面に基いてこの発明の飲料
もしくは液体調味料類の風味改善具の実施の形態を詳細
に説明する。図1はこの発明の飲料もしくは液体調味料
類の風味改善具の1実施例を示す説明図、図2は第2の
実施例を示す説明図、図3は第3の実施例を示す説明
図、図4は第4の実施例を示す説明図、図5は処理済み
のワインを未処理のワインと比較した結果を示すグラフ
である。
【0011】図1において、11は飲料もしくは液体調
味料類の風味改善具の本体で、ガラスや透明プラスチッ
ク類、アルミやステンレス等の金属で容器状に作製され
ている。この本体11は、ワイン、清酒、焼ちゅう、中
国酒、ブランデー、発泡酒、醤油等の飲料もしくは液体
調味料類を貯留するとともに、適所にワイン、清酒、焼
ちゅう、中国酒、ブランデー、発泡酒、醤油等の飲料も
しくは液体調味料類をごく少量ずつ放出するノズル12
を形成されている。この実施例では本体11の底部にノ
ズル12が設けられており、ワイン、清酒、焼ちゅう、
中国酒、ブランデー、発泡酒、醤油等の飲料もしくは液
体調味料類は当該ノズル12からごく少量ずつ、好まし
くは滴下状に放出される。このように、滴下状に放出さ
れたワイン、清酒、焼ちゅう、中国酒、ブランデー、発
泡酒、醤油等の飲料もしくは液体調味料類は、雫13の
空気に触れる面積が従来のエアリング等の手段とは比較
にならないほど大きく、非常に効率よく酸化・還元され
てワイン、清酒、焼ちゅう、中国酒、ブランデー、発泡
酒、醤油等の飲料もしくは液体調味料類の風味が飛躍的
に改善される。
【0012】得た処理済みのワインを未処理のワインと
比較した結果を図5に示す。このグラフで明らかなよう
に、未処理のワインでは硫黄成分が判然と検出されたの
に対し、処理済みのワインにおいてはほとんど検出され
ず、硫黄臭さが確実に解消されていることがわかる。す
なわち、上記処理済みのワインと未処理のワインとをガ
スクロマトグラムにより検査した際の条件は下記の通り
である。 <ガスクロマトグラフ操作条件> 機 種:GC−14A(株式会社島津製作所) 検 出 器:FPD(S) カ ラ ム:25%β,β’−ODPN/Uniport HP,60〜80mesh, ガラス管,φ2.6mm×3m 温 度:カラム60℃(2min保持)−10℃/min−90℃ 試料注入口及び検出器150℃ ガス流量:窒素(キャリヤーガス)30ml/min ガス圧力:水素75kPa,空気 80kPa 注 入 量:ヘッドスペースガス 2.5ml 図5によれば、矢印に示すように飲料もしくは液体調味
料類の風味改善具による処理後、硫黄成分が大幅に低減
していることがわかる。
【0013】次に図2において、21はやはり飲料もし
くは液体調味料類の風味改善具の本体で、ガラスや透明
プラスチック類、アルミやステンレス等の金属で容器状
に作製されている。またこの例においてもノズル22は
本体21の底部に設けられており、しかもノズル22の
端面が下向きのテーパ状あるいはドーム状をなし、より
大きく開口している。この例では、ワイン、清酒、焼ち
ゅう、中国酒、ブランデー、発泡酒、醤油等の飲料もし
くは液体調味料類の雫23は当該ノズル22から滴下状
に放出されるが、図1の実施例よりは雫23のサイズが
かなり大きく、より迅速にワイン、清酒、焼ちゅう、中
国酒、ブランデー、発泡酒、醤油等の飲料もしくは液体
調味料類を放出することができる。このように、滴下状
に放出されたワイン、清酒、焼ちゅう、中国酒、ブラン
デー、発泡酒、醤油等の飲料もしくは液体調味料類も、
雫23の空気に触れる面積が従来のエアリング等の手段
とは比較にならないほど大きく、非常に効率よく酸化・
還元されてワイン、清酒、焼ちゅう、中国酒、ブランデ
ー、発泡酒、醤油等の飲料もしくは液体調味料類の風味
が飛躍的に改善される。
【0014】次に図3において、31はやはり飲料もし
くは液体調味料類の風味改善具の本体で、ガラスや透明
プラスチック類、アルミやステンレス等の金属で容器状
に作製されている。この例におけるノズル32は、本体
31の底部から折り曲げられて横方向に向くよう設けら
れており、ノズル32の端面が斜め横向きに開口してい
る。この例では、ワイン、清酒、焼ちゅう、中国酒、ブ
ランデー、発泡酒、醤油等の飲料もしくは液体調味料類
の雫33は当該ノズル32から滴下状に放出されるが、
図1の実施例よりは雫33のサイズはやや小さく、しか
もかなり連続的にワイン、清酒、焼ちゅう、中国酒、ブ
ランデー、発泡酒、醤油等の飲料もしくは液体調味料類
を放出(噴射)することができる。このように、滴下状
に放出されたワイン、清酒、焼ちゅう、中国酒、ブラン
デー、発泡酒、醤油等の飲料もしくは液体調味料類も、
雫33の空気に触れる面積が従来のエアリング等の手段
とは比較にならないほど大きく、非常に効率よく酸化・
還元されてワイン、清酒、焼ちゅう、中国酒、ブランデ
ー、発泡酒、醤油等の飲料もしくは液体調味料類の風味
が飛躍的に改善される。またノズル32が斜め横向きで
あり、グラス等へ注ぎやすくなっている。なお、図3で
は上記ノズル32の端面としてテーパ状あるいはドーム
状をなし、より大きく開口している例を示したが、もち
ろん末端まで均一な内径を備えたものであってもよい。
【0015】図4において、41はやはり飲料もしくは
液体調味料類の風味改善具の本体で、ガラスや透明プラ
スチック類、アルミやステンレス等の金属で容器状に作
製されている。この例におけるノズル42は、本体41
の底部から折り曲げられてU字形をなすよう形成されて
おり、ノズル42の端面が上向きに開口している。この
例では、ワイン、清酒、焼ちゅう、中国酒、ブランデ
ー、発泡酒、醤油等の飲料もしくは液体調味料類の雫4
3は当該ノズル42から放出される。その際の放出量が
小さいときは雫43はノズル42の外周を伝わって滴下
状になるが、放出量が大きいときにはワイン、清酒、焼
ちゅう、中国酒、ブランデー、発泡酒、醤油等の飲料も
しくは液体調味料類は当該ノズル42から噴射(噴霧)
ないし膜状に放出される。いずれにしても連続的にワイ
ン、清酒、焼ちゅう、中国酒、ブランデー、発泡酒、醤
油等の飲料もしくは液体調味料類を放出することができ
る。このように、滴下状に放出されたワイン、清酒、焼
ちゅう、中国酒、ブランデー、発泡酒、醤油等の飲料も
しくは液体調味料類も、雫43の空気に触れる面積が従
来のエアリング等の手段とは比較にならないほど大き
く、非常に効率よく酸化・還元されてワイン、清酒、焼
ちゅう、中国酒、ブランデー、発泡酒、醤油等の醸造吻
の風味が飛躍的に改善される。なお、図4では上記ノズ
ル42の端面としてテーパ状あるいはドーム状をなし、
より大きく開口している例を示したが、もちろん末端ま
で均一な内径を備えたものであってもよい。
【0016】以上の各実施例においては、風味のみの改
善効果について検証したが、上記図1に示す実施例に基
いて得た日本酒の成分を分析したところ、ビタミンB6
に顕著な増加が見られることが見つかった。分析結果を
分析試験成績書(参考資料1,2)に示す。
【0017】
【考案の効果】この発明の飲料もしくは液体調味料類の
風味改善具は以上のようにワイン、清酒、焼ちゅう、中
国酒、ブランデー、発泡酒、醤油等の飲料もしくは液体
調味料類を滴下させたり、ワイン、清酒、焼ちゅう、中
国酒、ブランデー、発泡酒、醤油等の飲料もしくは液体
調味料類をごく少量ずつ放出するよう構成したので、醸
造中の酸化防止と、野生酵母などの殺菌作用のために添
加する亜硫酸塩や、醸造中に醗酵により発生あるいは混
入した硫化物等を原因とする硫黄臭やその他の好ましく
ない臭いや苦味や渋み等の風味が大幅に改善される。
【0018】すなわち、従来から醸造中に酸化防止剤と
して使用されていて、醸造中の酸化防止と、野生酵母な
どの殺菌作用を備えている亜硫酸塩や、醸造中に醗酵に
より発生あるいは混入した硫化物等は、硫黄臭やその他
の好ましくない臭いや蕾味や渋み等の風味を発生する。
このような好ましくない臭いや苦味や渋み等の風味が、
ワイン、清酒、焼ちゅう、中国酒、ブランデー、発泡
酒、醤油等の飲料もしくは液体調味料類を滴下させた
り、ワイン、清酒、焼ちゅう、中国酒、ブランデー、発
泡酒、醤油等の飲料もしくは液体調味料類をごく少量ず
つ放出することによって大幅に改善されるのである。
【0019】またこのような飲料もしくは液体調味料類
の酸化を促進して風味を改善するため、従来「エアリン
グ」と称する手段が採用されることがあった。このエア
リングとは、グラス2個を使って高いところから飲料も
しくは液体調味料類を2〜3回交互に入れ換えることで
あり、このようにすると飲料もしくは液体調味料類は空
気を吸って渋みが抜け、マイルドになる。しかしなが
ら、従来の「エアリング」では処理に時間がかかりすぎ
たり、十分な風味の改善効果が得られにくいという問題
点があった。他方、この発明の飲料もしくは液体調味料
類の風味改善具を用いた場合には、ワイン、清酒、焼ち
ゅう、中国酒、ブランデー、発泡酒、醤油等の飲料もし
くは液体調味料類の酸化・還元が非常に効率よく、しか
もムラなく行なうことができるので風味改善の効果が頼
著に現われる。
【0020】また、上記酸化・還元の促進による風味の
改善効果のみならず、ビタミンB6に顕著な増加が見ら
れることが見つかった。このビタミンB6の増加には栄
養の観点からのメリットのみならず、ビタミンB6も風
味改善に寄与することが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の飲料もしくは液体調味料類の風味改
善具の1実施例を示す説明図である。
【図2】第2の実施例を示す説明図である。
【図3】第3の実施例を示す説明図である。
【図4】第4の実施例を示す説明図である。
【図5】処理済みのワインを未処理のワインと比較した
結果を示すグラフである。
【符号の説明】
11 本体 12 ノズル 13 雫 21 本体 22 ノズル 23 雫 31 本体 32 ノズル 33 雫 41 本体 42 ノズル 43 雫

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイン、清酒、焼ちゅう、中国酒、ブラン
    デー、発泡酒、醤油等の飲料もしくは液体調味料類を貯
    留するとともに、適所にワイン、清酒、焼ちゅう、中国
    酒、ブランデー、発泡酒、醤油等の飲料もしくは液体調
    味料類を少量ずつ放出するノズルを形成され、当該ノズ
    ルからワイン、清酒、焼ちゅう、中国酒、ブランデー、
    発泡酒、醤油等の飲料もしくは液体調味料類を少量ずつ
    放出することにより、放出されたワイン、清酒、焼ちゅ
    う、中国酒、ブランデー、発泡酒、醤油等の飲料もしく
    は液体調味料類が効率よく空気に触れてこれらの風味が
    飛躍的に改善されるようにしたことを特徴とする飲料も
    しくは液体調味料類の風味改善具。
  2. 【請求項2】請求項1の飲料もしくは液体調味料類の風
    味改善具において、ワイン、清酒、焼ちゅう、中国酒、
    ブランデー、発泡酒、醤油等の飲料もしくは液体調味料
    類を少量ずつ放出するノズルが、ワイン、清酒、焼ちゅ
    う、中国酒、ブランデー、発泡酒、醤油等の飲料もしく
    は液体調味料類を滴下させる滴下口を備えていることを
    特徴とする飲料もしくは液体調味料類の風味改善具。
  3. 【請求項3】請求項1の飲料もしくは液体調味料類の風
    味改善具において、ワイン、清酒、焼ちゅう、中国酒、
    ブランデー、発泡酒、醤油等の飲料もしくは液体調味料
    類を少量ずつ放出するノズルが、ワイン、清酒、焼ちゅ
    う、中国酒、ブランデー、発泡酒、醤油等の飲料もしく
    は液体調味料類を少量ずつ越流させる越流口を備えてい
    ることを特徴とする飲料もしくは液体調味料類の風味改
    善具。
  4. 【請求項4】請求項1の飲料もしくは液体調味料類の風
    味改善具において、ノズルを備えた風味改善具がガラス
    製であることを特徴とする飲料もしくは液体調味料類の
    風味改善具。
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