JP2003174945A - 保護キャップ - Google Patents

保護キャップ

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JP2003174945A
JP2003174945A JP2001376514A JP2001376514A JP2003174945A JP 2003174945 A JP2003174945 A JP 2003174945A JP 2001376514 A JP2001376514 A JP 2001376514A JP 2001376514 A JP2001376514 A JP 2001376514A JP 2003174945 A JP2003174945 A JP 2003174945A
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Japan
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protective cap
fitting groove
bar
angle member
rod
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JP2001376514A
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Yasushi Nakanishi
靖 中西
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Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 棒材の端部に容易に装着することができる保
護キャップを提供する。 【解決手段】 棒材、例えばアングル材10の端部に装
着される保護キャップ30は、アングル材10の長さ方
向端面21を覆う端面被覆部31と、アングル材10の
端部側面を覆う側面被覆部32とを一体に有する。端面
被覆部31上には、側面被覆部32で囲まれてアングル
材10の断面形状とほぼ適合する形状を有する嵌込み溝
33が形成されている。側面被覆部32は低い頂部39
を有する内側被覆部34と、高い頂部38を有する外側
被覆部34とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アングル材、チャ
ンネル材等の端部に装着される保護キャップに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、組立棚、テーブル、椅子等
や、柵、梯子、脚立等においては、平板材、丸棒、角棒
等や、断面形状が屈曲している棒材、例えばアングル
材、チャンネル材等が支柱、脚、フレーム材等として広
く用いられている。
【0003】この種の棒材における端部が直接床面等の
設置面に当接していたり、外部に突出し露出している
と、種々の不都合が生じやすい。例えば支柱や脚の下端
部の場合は設置面を傷つけやすくなる。また、端部が上
方或いは横方向に突出し露出していると、不用意に周囲
の物や人と接触して傷つけやすくなる。
【0004】このため、従来より、この種の棒材に装着
して該端部を保護するための保護キャップが広く用いら
れている。
【0005】例えば、実公平7−56456号にはアン
グル材若しくはチャンネル材の端部に装着される合成樹
脂製の保護キャップが示されている。この保護キャップ
は、図7に示すように、例えばアングル材1の長さ方向
端面を覆う端面被覆部2と、アングル材1の端部側面を
覆う側面被覆部3とを有しており、端面被覆部2上に、
側面被覆部3で囲まれてアングル材1の断面形状とほぼ
適合する形状を有する嵌込み溝4を形成したものとなっ
ている。さらに、保護キャップの底部には、アングル材
1の屈曲部内面側空間を覆うカバー部5が端面被覆部2
と一体に設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の保護キ
ャップ構造においては、図7に示すように、側面被覆部
3の頂部が嵌込み溝4の開口部全周にわたり同一高さに
形成されているので、アングル材1の端部を保護キャッ
プの嵌込み溝4に嵌め込むとき、アングル材1の端部を
嵌込み溝4の開口部に位置合わせすることが難しく、こ
のため嵌め込み作業に手間取ることとなる。
【0007】さらに、従来の保護キャップにおいては、
嵌込み溝4の深さ方向全区間にわたり、嵌込み溝4の幅
が一定に形成されているため、アングル材1や保護キャ
ップの製造時における寸法バラツキ等により、嵌込み溝
4の幅が狭くなりすぎてアングル材1の端部を嵌め込む
ことが困難となったり、嵌込み溝4の幅が広すぎてアン
グル材1の端部から脱落しやすくなるなどの不具合が発
生しやすい。
【0008】したがって、本発明の目的は、屈曲した断
面形状を有する棒材の端部に容易に装着することができ
る保護キャップを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、棒材の端部に装着される保護キャップで
あって、棒材の長さ方向端面を覆う端面被覆部と、棒材
の端部側面を覆う側面被覆部とを有し、端面被覆部上
に、側面被覆部で囲まれて棒材の断面形状とほぼ適合す
る形状を有する嵌込み溝が形成されており、側面被覆部
は、嵌込み溝の一側に沿う領域と嵌込み溝の他側に沿う
領域との間に少なくとも部分的に高低の段差を有し、こ
の段差の箇所から高さの高い頂部を有する側面被覆領域
の内面に棒材の端部を当接させることができるようにし
たことを特徴とする保護キャップを提供する。
【0010】上記構成を有する保護キャップにおいて
は、側面被覆部は、嵌込み溝の一側に沿う領域と嵌込み
溝の他側に沿う領域との間に少なくとも部分的に高低の
段差を有し、この段差の箇所から高さの高い頂部を有す
る側面被覆領域の内面に棒材の端部を当接させることが
できるように構成されているので、棒材の端部を、段差
の箇所から高さの高い頂部を有する側面被覆領域の内面
に当接させた後、高さの高い頂部を有する側面被覆領域
の内面を案内面として棒材の端部と保護キャップの嵌込
み溝とを容易且つ安定に位置合わせすることができる。
したがって、棒材の端部を容易に保護キャップの嵌込み
溝に嵌め込むことができる。
【0011】上記構成の保護キャップが屈曲した断面形
状を有する棒材の端部に装着される場合、好ましくは、
側面被覆部における高さの低い頂部と高さの高い頂部と
の境界部が、棒材の屈曲部の内面側に位置するように形
成される。
【0012】上記構成によれば、保護キャップを棒材の
端部に装着したとき、側面被覆部における高さの低い頂
部と高さの高い頂部との境界部を、棒材の屈曲部の内面
側、すなわち、棒材の外部から見えにくい場所に位置さ
せることができるので、保護キャップ装着時における美
観を向上させることができる。
【0013】上記各構成の保護キャップにおいて、さら
に好ましくは、嵌込み溝の幅が、嵌込み溝の開口部から
底部に向かうに従って次第に減少するように形成され
る。
【0014】上記構成の保護キャップにおいては、嵌込
み溝の開口部おいてその溝幅が広く形成されているの
で、棒材の端部を嵌込み溝に嵌め込みやすくなる。しか
も、嵌込み溝の開口部から底部に向かうに従って溝幅が
次第に減少しているので、嵌込み溝の底部においては適
度の力で棒材の端部を挟持させることができる。したが
って、棒材の端部に対する保護キャップの嵌め込みの容
易性を確保しつつ、保護キャップを棒材の端部に確実且
つ安定に取り付けることができるものとなる。
【0015】保護キャップが屈曲した断面形状を有する
棒材の端部に装着される場合、さらに好ましくは、上記
構成を実現するために、側面被覆部は、棒材の屈曲部の
外面側を覆う領域の内面が嵌込み溝の底部に対しほぼ垂
直に延び、且つ、棒材の屈曲部の内面側を覆う領域の内
面が嵌込み溝の底部に対し傾斜して延びるように形成さ
れる。
【0016】上記構成によれば、棒材の端部に対する保
護キャップの嵌め込みの容易性を確保できるとともに、
保護キャップを棒材の端部に装着したとき、棒材の屈曲
部の外面側を覆う領域、すなわち、外部から見えやすい
領域を棒材の側面に密着させることができるので、美観
を向上させることができる。
【0017】上記各構成の保護キャップにおいて、さら
に好ましくは、側面被覆部の内面に、棒材の端部が嵌込
み溝内に嵌め込まれたとき、該棒材の端部に形成されて
いる穴又は凹みと係わり合って棒材の抜けを防止する引
掛け爪が形成される。
【0018】上記構成によれば、棒材の端部に装着した
後、容易に脱落することのない保護キャップを提供する
ことができる。引掛け爪は、棒材の屈曲部内面側を被覆
する領域、或いは、棒材の屈曲部外面側を被覆する領域
のうちのどちらに形成してもよいが、保護キャップを成
形により形成する場合、棒材の屈曲部外面側を被覆する
領域の内面に引掛け爪を形成することが望ましく、これ
により、引掛け爪を形成するために成形時に必要となる
中子の抜き穴を、棒材の屈曲部内面側を被覆する領域、
すなわち外部から見えにくい領域に形成することができ
るので、美観の低下を防止できるという利点がある。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態を説明する。
【0020】図1から図5までは本発明を棒材であるア
ングル材用の保護キャップに適用した場合の一実施形態
を示したものであり、図1はアングル材の端部と保護キ
ャップを示す斜視図である。図2(a)、(b)、
(c)はそれぞれ図1に示す保護キャップの平面図、正
面図及び背面図である。図3は図1に示す保護キャップ
の図2中3−3線に沿った断面図である。図4(a)、
(b)はそれぞれ保護キャップにアングル材の端部を嵌
め込む様子を示す要部断面図である。図5(a)、
(b)はそれぞれ保護キャップにアングル材の端部を嵌
め込んだ状態を示す内側斜視図及び外側斜視図である。
【0021】はじめに図1を参照すると、棒材としての
アングル材10は、細長い帯状の板状金属素材を符号1
1で示す中央部で略L字状に曲げて形成したものであ
る。さらに、図1に示すアングル材10は、特に組立棚
の支柱やテーブルの脚等として好適に用いることができ
るものであり、その剛性を高めるために、中央屈曲部1
1から両側端部12,13までの板壁部14,15がそ
れぞれ浅く波板状に屈曲形成されている。
【0022】上記アングル材10は板厚の両側に長さ方
向に延びる側面領域を有するが、ここでは、中央屈曲部
11の内側となる側面領域を内側面16と称し、中央屈
曲部11の外側となる側面領域を外側面17と称するこ
ととする。したがって、アングル材10の側面は、内側
面16と、外側面17と、両側端12,13とからな
る。
【0023】アングル材10の側面が組立棚の支柱やテ
ーブルの脚等として用いられるときは、一般に、アング
ル材10の外側面17が組立棚やテーブル等の外を向く
ように配設されるので、アングル材10の外側面17が
外部から見えやすくなり、且つ、アングル材10の内側
面16が外部から見えにくくなる。
【0024】さらに、図1に示すアングル材10の板壁
部14,15には、棚板或いは棚板取付具(図示省略)
を取り付けるための取付穴18,19,20(図1,図
5参照)がそれぞれアングル材10の長さ方向に一定の
ピッチ間隔で形成されている。また、アングル材10の
下端面21の近傍には後述する保護キャップ30の取付
け時に使用する穴22が形成されている。
【0025】次に、図1から図3までを参照すると、保
護キャップ30は、アングル材1の長さ方向端面である
下端面21を被覆する端面被覆部31と、アングル材1
の端部側面を被覆する側面被覆部32とを有し、これら
を合成樹脂により一体に成形して形成したものである。
端面被覆部31上には、側面被覆部32で囲まれた嵌込
み溝33が形成されている。この嵌込み溝33はアング
ル材10の断面形状とほぼ適合する形状を有している。
【0026】より具体的には、側面被覆部32は、アン
グル材10の内側面16を被覆する内側被覆部34と、
アングル材10の外側面17を被覆する外側被覆部35
と、アングル材10の両側端12,13を被覆する側端
被覆部36,37とを有している。
【0027】そして、側面被覆部32の頂部の高さは、
嵌込み溝33の一側に沿って、ここでは該嵌込み溝33
のほぼ全長にわたり、嵌込み溝33の他側の頂部よりも
低くく設定されており、これにより高低の段差が形成さ
れている。
【0028】より具体的には、外側被覆部35と、側端
被覆部36,37とが同一高さで連続した高い頂部38
を有しており、一方、内側被覆部34は、嵌込み溝33
の中央から両端近傍までの領域において、上記高い頂部
38よりも低くく設定された低い頂部39と、この低い
頂部39と高い頂部38とを繋ぐ境界部40,41とを
有している。本実施形態においては、境界部40,41
は傾斜面となっているが、低い頂部39及び高い頂部3
8に対し垂直な面であってもよい。
【0029】さらに、本実施形態においては、図3に示
すように、保護キャップ30の側面被覆部32は、嵌込
み溝33の幅が、嵌込み溝33の開口部から底部に向か
うに従って次第に減少するように形成されている。
【0030】より具体的には、外側被覆部35の内面が
嵌込み溝33の底部に対しほぼ垂直に延びており、且
つ、内側被覆部34の内面が嵌込み溝33の底部に対し
垂直な角度から角度θだけ外方に傾斜して延びている。
【0031】この場合、嵌込み溝33の開口部において
は溝幅をアングル材11の板厚と同一寸法に、或いは、
板厚寸法よりも広く、或いは、板厚寸法よりも若干狭く
設定することができる。そして、嵌込み溝33の底部に
おいては溝幅を開口部よりも狭く且つアングル材10の
板厚寸法よりも狭く設定することが望ましい。
【0032】さらに、本実施形態においては、保護キャ
ップ30の外側被覆部32の内面に、アングル材10の
端部が嵌込み溝33に嵌め込まれたとき、アングル材1
0に形成されている穴22の下端と係わり合ってアング
ル材10の抜けを防止する引掛け爪42が形成されてい
る。
【0033】上記構成を有する保護キャップ30は、内
側被覆部34に形成された低い頂部39と、外側被覆部
35及び両側端被覆部36,37に形成された高い頂部
38とを有しているので、嵌込み溝33の開口部におい
て、高い頂部38を有する外側被覆部35の内面が、低
い頂部39の上で外部側方に露出した状態となってい
る。
【0034】したがって、アングル材10の端部を保護
キャップ30の嵌込み溝33に嵌め込む際に、アングル
材10の端部を先ず、図4(a)に示すように、高い頂
部39を有する外側被覆部35の内面に当接させること
ができるので、高い頂部39を有する外側被覆部35の
内面を案内面としてアングル材10の端部と保護キャッ
プ30の嵌込み溝33とを容易且つ安定に位置合わせす
ることができる。したがって、アングル材10の端部を
容易に保護キャップ30の嵌込み溝33に嵌め込むこと
ができる(図4(b)参照)。
【0035】また、本実施形態の保護キャップ30にお
いては、外側被覆部35が、嵌込み溝33の全長にわた
り同一高さに連続して延びる高い頂部38を有してお
り、且つ、内側被覆部34が、嵌込み溝33のほぼ全長
にわたり同一高さに連続して延びる低い頂部39を有し
ているので、最初にアングル材10の端部の一部を外側
被覆部35と内側被覆部34との間に挟み込ませてその
部分における外側被覆部35と内側被覆部34との間隔
を拡げたときに、他の近辺の部分も連動して拡開させる
ことができる。したがって、高い頂部38や低い頂部3
9が断続している場合と比べてアングル材10の嵌め込
みを容易に行うことができる。
【0036】さらに、上記構成の保護キャップ30にお
いては、低い頂部39と高い頂部38との境界部40,
41が内側被覆部34に形成されているので、保護キャ
ップ30をアングル材10の端部に装着したとき、図5
(a)に示すように、低い頂部39及び境界部40,4
1を、アングル材10の内側面16、すなわち、アング
ル材10の外部から見えにくい場所に位置させることが
でき、且つ、図5(a)に示すように、同一高さで連続
した高い頂部38をアングル材10の外部から見えやす
い場所に位置させることができる。したがって、保護キ
ャップ30の装着時における美観を向上させることがで
きる。
【0037】さらに、上記構成の保護キャップ30にお
いては、嵌込み溝33の開口部おいてその溝幅が広く形
成されているので、アングル材10の端部を嵌込み溝3
3に嵌め込みやすくなる。しかも、嵌込み溝33の開口
部から底部に向かうに従って溝幅が次第に減少している
ので、嵌込み溝33の底部においては適度の力でアング
ル材10の端部を挟持させることができる。したがっ
て、アングル材10の端部に対する保護キャップ30の
嵌め込みの容易性を確保しつつ、保護キャップ30をア
ングル材10の端部に確実且つ安定に取り付けることが
できるものとなる。
【0038】さらに、上記構成の保護キャップ30にお
いては、外側被覆部35の内面が嵌込み溝33の底部に
対しほぼ垂直に延びており、且つ、内側被覆部34の内
面が嵌込み溝33の底部に対し傾斜して延びているの
で、保護キャップ30をアングル材10の端部に装着し
たとき、外側被覆部35、すなわち、外部から見えやす
い被覆部をアングル材10外側面17に密着させること
ができるので、美観を向上させることができる。
【0039】さらに、上記構成の保護キャップ30にお
いては、アングル材30の端部を嵌込み溝33に嵌め込
んだとき、図4(b)に示すように、保護キャップ30
の弾性を利用して、引掛け爪42をアングル材10の穴
22に嵌め入れることができ、穴22の下端に当接させ
ることができる。したがって、アングル材10の端部に
装着した後、保護キャップ30が不用意に脱落すること
を防止できる。なお、アングル材10には穴22の代わ
りに凹みや切欠きを設け、これら凹みや切欠きに対し引
掛け爪42を引っ掛けて抜け止めを行うようにしてもよ
い。
【0040】引掛け爪42は、外側被覆部35の内面、
或いは、内側被覆部34の内面のうちのどちらに形成し
てもよいが、保護キャップ30を成形により形成する場
合、外側被覆部35の内面に形成することが望ましい。
なぜなら、保護キャップ30の成形時に引掛け爪42を
形成するために必要となる中子の抜き穴43を、内側被
覆部34側、すなわち外部から見えにくい領域に形成す
ることができるので、美観の低下を防止できるからであ
る。
【0041】図6(a)、(b)、(c)はそれぞれ本
発明の他の実施形態を示したものである。同図におい
て、上記実施形態と同一の構成要素には同一の参照符号
が付されている。
【0042】図6(a)に示す保護キャップ30におい
ては、高い頂部38と低い頂部39との間の境界部4
0,41が両側端被覆部36,37に設けられており、
一方、図6(b)に示保護キャップ30においては、境
界部40,41が外側被覆部35に設けられている。こ
れらの実施形態の場合、アングル材に装着した時の美観
の点では上記実施形態よりも劣るが、上記実施形態と同
様に、本発明の所期目的を達成することができる。
【0043】また、図6(c)に示す保護キャップ30
は、略コ字状に屈曲した断面形状を有するチャンネル材
の端部に装着されるものであり、嵌込み溝33はチャン
ネル材の断面形状に適合するように略コ字状に形成され
ている。この実施形態においても、低い頂部39が内側
被覆部34に形成されており、高い頂部38は外側被覆
部35と両側端被覆部36,37に形成されている。
【0044】以上、図示実施形態につき説明したが、本
発明は上記実施形態の態様のみに限定されるものではな
く、その構成要素に種々の変更を加えることができる。
【0045】例えば、上記実施形態においては、外側被
覆部35が高い頂部38を有し、内側被覆部34が低い
頂部39を有するが、内側被覆部34が高い頂部を有
し、且つ、外側被覆部35が低い頂部を有する形態であ
ってもよい。
【0046】また、側面被覆部35は、嵌込み溝33の
一側に沿う領域と嵌込み溝33の他側に沿う領域との間
に設ける高低の段差は、その箇所から高さの高い頂部を
有する側面被覆領域の内面に棒材の端部を当接させるこ
とができるものであればよいので、該段差を嵌込み溝3
3の一側又は他側に沿って部分的に形成してもよい。例
えば、棒材が断面略L字形のアングル材であるときは、
側面被覆部における高低の段差が、少なくとも略直角に
屈曲した中央部分のみに形成されていてもよい。また、
棒材が断面略コ字形のチャンネル材であるときは、側面
被覆部における高低の段差が、少なくとも略直角に屈曲
した2つの屈曲部に跨って部分的に形成されていればよ
い。
【0047】さらに、本発明を適用する棒材は、上記屈
曲断面形状を有するものに限られず、例えば、略H字
形、略C字形、略M字形、略W字形等の断面形状を有す
るものであってもよく、さらに、棒材は、平板材、丸
棒、角棒等であってもよい。また、上記各断面形状を有
する棒材は中実構造のものに限られず、内部が中空構造
のものであってもよい。さらに、本発明による保護キャ
ップは支柱や脚となる棒材の下端部に装着される場合に
限られず、上下方向に配設される棒材の上端部に装着し
たり、横方向に突出した棒材の端部に装着して用いるこ
とができる。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の構成によれば、棒材の端部を保護キャップの嵌込み溝
に嵌め込む際に、棒材の端部を先ず、高さの高い頂部を
有する側面被覆領域の内面に当接させることができ、そ
の後、高さの高い頂部を有する側面被覆領域の内面を案
内面として棒材の端部と保護キャップの嵌込み溝とを容
易且つ安定に位置合わせすることができる。したがっ
て、棒材の端部を容易に保護キャップの嵌込み溝に嵌め
込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を棒材であるアングル材用の保護キャッ
プに適用した場合の一実施形態を示すアングル材の端部
と保護キャップの斜視図である。
【図2】(a)、(b)、(c)はそれぞれ図1に示す
保護キャップの平面図、正面図及び背面図である。
【図3】図1に示す保護キャップの図2中3−3線に沿
った断面図である。
【図4】(a)、(b)はそれぞれ保護キャップにアン
グル材の端部を嵌め込む様子を示す要部断面図である。
【図5】(a)、(b)はそれぞれ保護キャップにアン
グル材の端部を嵌め込んだ状態を示す内側斜視図及び外
側斜視図である。
【図6】(a)、(b)はそれぞれ本発明の他の実施形
態を示す保護キャップの斜視図である。
【図7】従来の保護キャップとアングル材の端部を示す
斜視図である。
【符号の説明】
10 アングル材(棒材) 12 端面 16 内側面 17 外側面 22 穴 30 保護キャップ 31 端面被覆部 32 側面被覆部 33 嵌込み溝 34 内側被覆部 35 外側被覆部 36,37 側端被覆部 38 高い頂部 39 低い頂部 40,41 境界部 42 引掛け爪

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒材の端部に装着される保護キャップで
    あって、 棒材の長さ方向端面を覆う端面被覆部と、棒材の端部側
    面を覆う側面被覆部とを有し、 端面被覆部上に、側面被覆部で囲まれて棒材の断面形状
    とほぼ適合する形状を有する嵌込み溝が形成され、 側面被覆部は、嵌込み溝の一側に沿う領域と嵌込み溝の
    他側に沿う領域との間に少なくとも部分的に高低の段差
    を有し、この段差の箇所から高さの高い頂部を有する側
    面被覆領域の内面に棒材の端部を当接させることができ
    るようにしたことを特徴とする保護キャップ。
  2. 【請求項2】 屈曲した断面形状を有する棒材の端部に
    装着される請求項1記載の保護キャップにおいて、側面
    被覆部における高さの低い頂部と高さの高い頂部との境
    界部が、棒材の屈曲部の内面側に位置するように形成さ
    れていることを特徴とする保護キャップ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の保護キャップにおいて、
    嵌込み溝の幅が、嵌込み溝の開口部から底部に向かうに
    従って次第に減少していることを特徴とする保護キャッ
    プ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の保護キャップにおいて、
    側面被覆部は、棒材の屈曲部の外面側を覆う領域の内面
    が嵌込み溝の底部に対しほぼ垂直に延び、且つ、棒材の
    屈曲部の内面側を覆う領域の内面が嵌込み溝の底部に対
    し傾斜して延びるように形成されていることを特徴とす
    る保護キャップ。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までの何れかに記載の保
    護キャップにおいて、側面被覆部の内面に、棒材の端部
    が嵌込み溝内に嵌め込まれたとき、該棒材の端部に形成
    されている穴又は凹みと係わり合って棒材の抜けを防止
    する引掛け爪が形成されていることを特徴とする保護キ
    ャップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101338359B1 (ko) * 2011-12-29 2013-12-09 정영국 분할형 조립식 인테리어 선반 세트
KR20180045479A (ko) * 2016-10-26 2018-05-04 김창희 앵글 캡

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KR20180045479A (ko) * 2016-10-26 2018-05-04 김창희 앵글 캡
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