JP2003174796A - モータ制御装置及びそれを用いた電気掃除機 - Google Patents
モータ制御装置及びそれを用いた電気掃除機Info
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Abstract
を制御回路により制御することにより、起動時の突入電
流を抑え、直流用整流子モータの寿命向上を図ることを
目的としている。 【解決手段】 モータに生ずる突入電流が、定格電流を
超えるピーク値となるまでにOFFするようにON時間
の設定をするとともに、定格電流値に達するまで徐々に
ON時間、OFF時間を長く設定し、前記モータに流れ
る電流の波形が徐々に定格電流に向け立ち上がるように
運転制御するモータ制御装置で、直流用整流子モータの
寿命をより向上させることができる。
Description
電気機器に搭載されるモータ制御装置に関するものであ
る。
制御回路は、図3〜図6のような構造になっていた。直
流用整流子モータ19については図3に示すように、回
転駆動を行うロータ1は整流子2を有し、前記整流子2
にはロータ1へ電力を供給するためのブラシ8が接触さ
れており、ロータ1の外周には巻線(図示せず)又はマ
グネット(図示せず)からなるステータ9が配置されて
いる。また、電気掃除機等に使用される場合において
は、ロータ1の出力軸3に、外部からの空気を吸引する
ためのファン11が固定される。前記直流用整流子モー
タ19を運転させるための回路図は図4に示すように、
電源62、制御回路70、駆動手段71からなってお
り、電源62については直流である電池等が一般的であ
るが、交流を供給し制御回路70で直流へ整流、変換し
ても同様である。
9、及び制御回路70は構成されており、作用としては
図5、及び6の直流用整流子モータ19に加わる電圧、
及び電流波形をもとに説明する。まず直流用整流子モー
タ19の消費電力を、定格直流電圧時に対し何割かダウ
ンさせて運転させたい場合について示したものが図5で
ある。前記の場合、制御回路70により電圧をON−O
FF制御し、図に示すような一定時間幅のパルス電圧波
形80(パルス幅であるイとロとハを同一に設定)を直
流用整流子モータ19の電源電圧として供給する。この
時、直流用整流子モータ19に流れる電流波形は、パル
ス電圧波形80のON時に定常電流の何倍かの突入電流
79が発生するため、図に示すようなパルス電圧波形8
0のON時に突出した電流波形となる。次に、直流用整
流子モータ19へ通常の定格直流電圧を加え定格運転し
た場合について示したものが図6である。前記の場合も
パルス電圧波形80を加えた場合と同様に、ON時に定
常電流の何倍かの突入電流79が発生するため、図に示
すようなON時に突出した電流波形となる。
制御回路70が電気掃除機に組み込まれる場合について
は、図7、図8のような構造となっていた。電気掃除機
本体61(以下、本体と称す)は中央部に設けられた隔
壁53により集塵室51とモータ室52に分けられてお
り、集塵室51には紙袋54、モータ室52には直流用
整流子モータ19、電池62、及び制御回路70と駆動
手段71を有する制御基板63が備えつけられている。
本体61には接続パイプ60、ホース59、先端パイプ
58、延長管57、吸込部56が接続されている。よっ
て作用としては、直流用整流子モータ19の吸引力によ
り吸込部28から集められたゴミは、延長管29、先端
パイプ30、ホース31、接続パイプ32を通り、集塵
室24の紙袋27に集められる。
来の直流用整流子モータ19及び制御回路70では、直
流用整流子モータ19に流れる突入電流79が大きく、
この際に整流子2、ブラシ8間で発生するスパークが、
直流用整流子モータ19の寿命を低下させる大きな要因
の一つとなっていた。
用整流子モータ運転時に加える電圧波形を制御回路によ
り制御することにより、起動時の突入電流を抑え、直流
用整流子モータの寿命向上を図ることを目的としてい
る。
に本発明は、回転自在で整流子を有するロータと、前記
ロータへ電力を供給するブラシと、ステータと、前記ロ
ータの出力軸に固定したファンを備えたモータを備え、
前記モータを運転する際、モータに加える直流電圧波形
を、前記モータに生ずる突入電流が、定格電流を超える
までにOFFするようにON時間を設定するとともに、
前記モータに流れる電流の波形が徐々に定格電流に向け
立ち上がるように、定格電流値に達するまで徐々にON
時間、OFF時間を長く設定するモータ制御装置で、直
流用整流子モータの消費電力を定格直流電圧時の消費電
力に対し何割かダウンさせて運転を行いたい場合におい
て、起動時の突入電流を抑えることができ、すなわち直
流用整流子モータの整流子、ブラシ間で発生するスパー
クを抑制し、直流用整流子モータの寿命をより向上させ
ることができる。
回転自在で整流子を有するロータと、前記ロータへ電力
を供給するブラシと、ステータと、前記ロータの出力軸
に固定したファンを備えたモータを備え、前記モータを
運転する際、モータに加える直流電圧波形を、前記モー
タに生ずる突入電流が、定格電流を超えるまでにOFF
するようにON時間を設定するとともに、前記モータに
流れる電流の波形が徐々に定格電流に向け立ち上がるよ
うに、定格電流値に達するまで徐々にON時間、OFF
時間を長く設定するモータ制御装置で、直流用整流子モ
ータの消費電力を定格直流電圧時の消費電力に対し何割
かダウンさせて運転を行いたい場合において、起動時の
突入電流を抑えることができ、すなわち直流用整流子モ
ータの整流子、ブラシ間で発生するスパークを抑制し、
直流用整流子モータの寿命をより向上させることができ
る。
に達した後は、定格電圧のまま一定の直流電圧をモータ
に加えるもので、通常どおり、定格直流電圧を加える場
合においても、起動時の突入電流を抑えることができ、
すなわち直流用整流子モータの整流子、ブラシ間で発生
するスパークを抑制し、直流用整流子モータの寿命をよ
り向上させることができる。
引する吸込部を備え、請求項1または2記載のモータ制
御装置を搭載した電気掃除機で、直流用整流子モータの
高寿命化を図った電気掃除機を提供することができる。
に沿って説明する。従来の技術と同一の構成には同一の
符号を付して説明を省略する。
を定格直流電圧時の消費電力に対し何割かダウンさせて
運転を行いたい場合について、図1で説明する。図1に
示すように、整流子モータ19を運転する際に加える直
流電圧波形を、前記整流子モータ19の突入電流82
が、定格直流を超えるピークに達するまでにOFFする
ようにON時間を設定したパルス電圧波形81をイとす
る。その後、ロ、ハのパルス電圧波形81のON時間に
ついても前記と同様に直流用整流子モータ19の突入電
流82がピークに達するまでにOFFするようにON時
間を設定し、定格電流に達するに向けて徐々にパルス電
圧波形81のON時間、OFF時間を長く設定し、直流
用整流子モータ19の起動時の電流波形が徐々に定格電
流に向け立ち上がるようにする。定格電流に達したパル
ス電圧波形81のニ以降は電流値が徐々にダウンするよ
うにパルス電圧波形81のON時間及びOFF時間を設
定した制御回路70とする。このことにより、起動時の
突入電流82を抑えることができ、すなわち直流用整流
子モータ19の整流子2、ブラシ8間で発生するスパー
クを抑制し、直流用整流子モータ19の寿命をより向上
させることができる。
合について、図2で説明する。この場合についても前記
の場合と同様に、直流用整流子モータ19の起動時の電
流波形が徐々に立ち上がるようにパルス電圧波形81を
設定し、定格電流に達した後は、定格電圧のまま一定の
直流電圧を加える設定とした制御回路70とすることに
より、通常通り定格直流電圧を加える場合においても、
起動時の突入電流82を抑えることができ、すなわち直
流用整流子モータ19の整流子2、ブラシ8間で発生す
るスパークを抑制し、直流用整流子モータ19の寿命を
より向上させることができる。
19及び制御回路70を図7、図8に示すような電気掃
除機の本体61に搭載すれば、直流用整流子モータ19
の高寿命化を図った電気掃除機を提供することができ
る。
転時に加える電圧波形を制御回路により制御することに
より、起動時の突入電流を抑え、直流用整流子モータの
寿命向上を実施できる。また、直流用整流子モータの高
寿命化を図った電気掃除機を提供することができる。
図(消費電力ダウン運転時) (b)同電流波形を示す図(消費電力ダウン運転時)
時) (b)同電流波形を示す図(定格直流電圧運転時)
転時) (b)同電流波形を示す図(消費電力ダウン運転時)
時) (b)同電流波形を示す図(定格直流電圧運転時)
Claims (3)
- 【請求項1】 回転自在で整流子を有するロータと、前
記ロータへ電力を供給するブラシと、ステータと、前記
ロータの出力軸に固定したファンを備えたモータを備
え、前記モータを運転する際、モータに加える直流電圧
波形を、前記モータに生ずる突入電流が、定格電流を超
えるまでにOFFするようにON時間を設定するととも
に、前記モータに流れる電流の波形が徐々に定格電流に
向け立ち上がるように、定格電流値に達するまで徐々に
ON時間、OFF時間を長く設定するモータ制御装置。 - 【請求項2】 定格電流に達した後は、定格電圧のまま
一定の直流電圧をモータに加える請求項1記載のモータ
制御装置。 - 【請求項3】 塵埃を吸引する吸込部を備え、請求項1
または2記載のモータ制御装置を搭載した電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001371280A JP3767472B2 (ja) | 2001-12-05 | 2001-12-05 | モータ制御装置及びそれを用いた電気掃除機 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001371280A JP3767472B2 (ja) | 2001-12-05 | 2001-12-05 | モータ制御装置及びそれを用いた電気掃除機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003174796A true JP2003174796A (ja) | 2003-06-20 |
JP3767472B2 JP3767472B2 (ja) | 2006-04-19 |
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---|---|
JP (1) | JP3767472B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2623359A (en) * | 2022-10-14 | 2024-04-17 | Iic Products Ltd | Battery powered cleaning device |
-
2001
- 2001-12-05 JP JP2001371280A patent/JP3767472B2/ja not_active Expired - Fee Related
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