JP2003174203A - 熱電変換装置 - Google Patents

熱電変換装置

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JP2003174203A
JP2003174203A JP2001373606A JP2001373606A JP2003174203A JP 2003174203 A JP2003174203 A JP 2003174203A JP 2001373606 A JP2001373606 A JP 2001373606A JP 2001373606 A JP2001373606 A JP 2001373606A JP 2003174203 A JP2003174203 A JP 2003174203A
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thermoelectric conversion
conversion device
thermoelectric
graphite sheet
polymer
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JP2001373606A
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Masaki Orihashi
正樹 折橋
Shigeki Motoyama
茂樹 本山
Seiichi Miyai
清一 宮井
Kaoru Kobayashi
薫 小林
Keiichi Kimura
景一 木村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素な構造でありながら高い可撓性を有する
熱電変換素子を提供すること、更には、簡素な構造であ
りながら高い可撓性と熱伝導性も有する熱電変換装置を
提供すること。 【解決手段】 可撓性を有する高分子シート4と、熱伝
導性の良いグラファイトシート6とが一体化され、高分
子シート4にペルチェ冷却素子又はゼーベック発電素子
等の熱電変換素子7が支持され、グラファイトシート6
の側に発熱体8が配置される熱電変換装置30。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばペルチェ素
子等の熱電変換素子を使用した熱電変換装置に関するも
のである。
【従来の技術】
【0002】従来、ペルチェ効果を利用したペルチェ冷
却素子は、熱電(変換)半導体を利用したヒートポンプ
の一種として知られており、直流電圧を印加することに
より、素子の一方の片面においては発熱し、他方の片面
においては吸熱するという特徴を持っており、この原理
を活用して、半導体プロセス用恒温プレート、保温庫及
びCPU(Central Processing U
nit)クーラー等への応用が拡大している。このペル
チェ冷却素子は、発熱側と吸熱側との温度差が小さいほ
ど、冷却効果が高くなる。
【0003】これとは別に、ゼーベック効果を利用した
ゼーベック発電素子も知られており、素子の片面に熱を
加え、素子の上部と下部とで温度差をつけることによ
り、効率は低いが発電することができ、この原理は発電
式の腕時計等に活用されている。このゼーベック発電素
子は、素子の上部と下部との温度差が大きくなるほど、
発生する起電力(熱起電力)が大きくなる。
【0004】ここで、上記のペルチェ効果及びゼーベッ
ク効果等を総称して熱電変換効果と称し、これらの効果
を利用したペルチェ冷却素子及びゼーベック発電素子を
熱電変換素子と称する。
【0005】上記のペルチェ冷却素子とゼーベック発電
素子とは、動作方法が異なるが、全く同じ構造を有して
いる。
【0006】図12(a)について、一般的な熱電変換
素子(例えば、ペルチェ冷却素子)の構造を説明する。
【0007】熱電変換素子57を具備した熱電変換装置
80においては、板状の金属電極53をそれぞれ形成し
た一対のセラミックス基板74の間に、Sb2Te3−B
2Te3合金等で構成されるp型熱電半導体のエレメン
ト51と、Bi2Te3−Bi2Se3合金等で構成される
n型熱電半導体のエレメント52とを交互に配列し、そ
れぞれの熱電半導体のエレメントを金属電極53にはん
だ付けした構造となっている。
【0008】片方のセラミックス基板74上には半導体
発熱部品等の発熱体58が接触して固定されており、対
向する他方のセラミックス基板74の電極53には、熱
電変換素子57に直流電圧を印加するためのリード線5
5が接続されている。
【0009】ここで、p型熱電半導体のエレメント51
及びn型熱電半導体のエレメント52の材質としての熱
電変換材料には、一般に、下記の式で表される性能指数
Zが高い材料が用いられる。
【0010】Z=α2・σ/κ (但し、αは、熱電半導体材料に1K(ケルビン温度)
の温度差が生じた時に得られる起電力のことであって、
ゼーベック係数と呼ばれ、またσは熱電半導体材料の電
気伝導率を表し、κは熱電半導体材料の熱伝導率を表
す。)
【0011】従って、性能指数Zの値を大きくするに
は、電気的な性能を表すα2・σの値を大きくするだけ
でなく、熱伝導率κの値を小さくしなければならない。
【0012】しかし、一般に、熱電半導体材料において
は、σの値が大きくなると、αの値が小さくなる傾向が
ある。
【0013】現在、一般にペルチェ冷却素子として用い
られている熱電半導体材料の材質は、Bi2Te3系の材
料であり、その性能指数Zは3.0×10-3-1程度で
ある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記の熱電変換装置8
0においては、基板74の材質として、アルミナや窒化
アルミニウム等が用いられる。しかし、これらのセラミ
ックスを基板材料として用いるために、エレメント51
及び52等を、外部からの衝撃や圧力に対して保護でき
るが、その剛性の故に可撓性が少なく、柔軟性に欠けて
いる。
【0015】また、アルミナ基板の熱伝導率は30〜4
0W/mKと低いために、発熱体58と熱電変換素子5
7との間の熱抵抗が大きくなって、熱が伝わり難くなる
という問題がある。
【0016】基板材料として、100〜170W/mK
の熱伝導率を持つ窒化アルミニウムを用いる場合がある
が、これはアルミナに比べて高価である。
【0017】また、窒化アルミニウムの熱膨張係数は、
4.4×10-6/Kであり、一般に金属電極3の材質と
して使われている銅(Cu)の熱膨張係数:16.4×
10 -6/Kと比べてかなり小さく、アルミナの熱膨張係
数も銅に比べて小さい。
【0018】そして、上部及び下部のセラミックス基板
74に対する加熱及び冷却の熱サイクルによって熱電変
換素子57内に温度差が生じると、図12(b)に示す
ように、素子(具体的には電極53)が変形を生じる。
【0019】即ち、セラミックス基板74の熱伝導率が
小さいため、セラミックス基板74の面内で温度分布が
生じ、発熱体58と直接接触する部分は比較的高温(又
は低温)であるが、周辺部分は比較的低温(又は高温)
となり易い。
【0020】この結果、上部及び下部のセラミック基板
74に対する加熱及び冷却の熱サイクル時に、熱電変換
素子57が図12(b)中に破線で示すように変形して
しまう。即ち、上記の温度分布によって、セラミックス
基板74の中央部(発熱体が接触する部分)と周辺部と
の温度差によって、熱電変換素子57が特に電極の部分
において反ってしまい、エレメント51、52及び金属
電極53が図12(c)に×印で示す箇所75で破断し
易くなる。
【0021】特に、エレメント51と52とが電気的に
直列に接続されているため、エレメント51、52及び
金属電極53のうち1つでも破断すると、熱電変換素子
57自体が使用不可能になってしまう。
【0022】そこで、図13に示すように、熱電変換素
子57の上部及び下部のセラミックス基板74の面内の
温度差によって生じる上記した熱電半導体のエレメント
51、52及び金属電極53の破断を防ぐために、更に
は、熱電変換素子57の発熱体に対する熱吸収効率を高
くするために、セラミックス基板74を除いたスケルト
ン構造の熱電変換素子57が提案されている。
【0023】このスケルトン構造は、p型熱電半導体の
エレメント51及びn型熱電半導体のエレメント52が
金属電極53によって連結されたものであり、各エレメ
ントが、同一形状で向きの同じ2列の上部電極53a
と、折り返し位置で向きの変更された3列の下部電極5
3bとにより、蛇行状に直列接続されたものである。
【0024】しかし、実際には、熱電変換素子57が強
度的に脆弱となり、また発熱体と金属電極53との間の
電気絶縁性を保持する必要があるために、発熱体と金属
電極53との間に何らかの絶縁板を挟んでいる。
【0025】他方、特開平10−51039号公報にお
いては、p型熱電半導体のエレメント及びn型熱電半導
体のエレメントの各側面に、柔軟で絶縁性を有する保持
部材を充填して、両エレメントを支持した構造が開示さ
れている。
【0026】この場合、両エレメントに接続される金属
電極が、曲げ可能な厚さ、或いは可撓性を有する厚さで
あれば、セラミックス基板等の基板を用いないで曲面状
に変形の可能な熱電変換素子を構成することができる。
【0027】しかし、この熱電変換素子においては、金
属電極の厚さを増していくと可撓性が減少して、柔軟性
という点で電極の厚さに制限がある。
【0028】また、特開2000−244024号公報
においては、複数個の小型の熱電変換素子を電気的に接
続し、それらを比較的柔軟な共通基板に配置したものが
開示されている。
【0029】しかし、複数の小型の熱電変換素子をそれ
ぞれ支持する各基板にセラミックスが用いられているた
めに、柔軟性や可撓性が不足して、熱電変換素子を曲面
状に形成するのに限界がある。また、電極が湾曲部を有
していたり、板ばねを備えている等の構造を有すること
があるが、その際には、柔軟性のある共通基板に電極を
形成しにくくなる。
【0030】加えて、上記の各公報に開示された熱電変
換素子はいずれも、絶縁性の基材を用いるために、その
基材の熱伝導率が低く、上記した理由と同様に、発熱体
を配した基板表面の場所によって温度が異なり、温度分
布を生じて、熱電半導体のエレメント全体に熱が伝わり
にくいという問題がある。
【0031】このため、上記したと同様に、基板に対す
る加熱及び冷却の熱サイクル時に発熱体が接触する部分
の変形量とそれ以外の部分の変形量とに差が生じ、熱電
半導体のエレメント及び電極が破断し易くなる。
【0032】本発明は、上記のような状況に鑑みてなさ
れたものであって、その第1の目的は、簡素な構造であ
りながら高い可撓性を有する支持体を用い、曲げ等に対
し追随して変形できる熱電変換装置を提供することにあ
る。
【0033】又、本発明の第2の目的は、上記第1の目
的に加えて、高い熱伝導性を有する支持体を用い、面内
温度分布を可能な限り均一にし、素子の破断を防止でき
る熱電変換装置を提供することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明における第
1の発明は、可撓性を有する高分子体と、この高分子体
に支持された熱電変換素子とによって構成され、前記高
分子体の側に発熱体が配置される熱電変換装置に係わる
ものである。
【0035】又、本発明における第2の発明は、可撓性
を有する高分子体と、この高分子体に一体化された熱伝
導性の良好な高熱伝導体と、前記高分子体に支持された
熱電変換素子とによって構成され、前記高熱伝導体の側
に発熱体が配置される熱電変換装置に係わるものであ
る。
【0036】第1の発明によれば、可撓性を有する高分
子体に熱電変換素子を支持しているために、高分子体が
熱電変換素子を支持しつつ曲げ等に追随して変形し易
く、熱電変換素子が外力を受けても、或いは曲面等に固
定する場合にも、素子破壊なしに変形することができ、
熱電変換装置の可撓性が向上する。
【0037】又、第2の発明によれば、可撓性を有する
高分子体に熱電変換素子を支持すると共に、この高分子
体に熱伝導性の良好な高熱伝導体を一体化しているため
に、高分子体が熱電変換素子を支持しつつ曲げ等に追随
して変形し易く、熱電変換素子が外力を受けても、或い
は曲面等に固定する場合にも、素子破壊なしに変形する
ことができ、熱電変換装置の可撓性が向上し、また、熱
伝導性の良好な高熱伝導体を介して高分子体の面全体に
発熱体からの熱がほぼ均一に伝達されることによって、
面内の温度分布が均一となり、熱により不均一に変形す
ることを防止して、高分子体に支持された熱電変換素子
の破断を防ぐことができる。
【0038】
【発明の実施の形態】第1及び第2の発明においては、
前記熱電変換素子が、互いに電気的に接続されたp型及
びn型の熱電半導体からなるのが望ましい。
【0039】又、第1の発明においては、熱伝導性の向
上のために、前記高分子体に、熱伝導性の良好な高熱伝
導体が一体化されて形成された支持体に、前記熱電変換
素子が支持されているのが望ましい。
【0040】又、第1及び第2の発明においては、前記
高分子体のフィルムのほぼ全面に、前記高熱伝導体とし
て、グラファイトシートが接合されているのが望まし
い。
【0041】この場合、熱電変換素子の強度保持のため
に、前記高熱伝導体上に、熱伝導率が高いダイヤモンド
ライクカーボンが被着されているのが望ましい。
【0042】又、前記高分子体の材質として、ポリイミ
ド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタ
レート及びポリエーテルサルホンからなる群から選ばれ
た少なくとも一種類の物質を用いるのが望ましい。
【0043】又、前記グラファイトシートの厚さは、
0.05〜0.5mmと薄くしても熱伝導性が十分であ
る。この厚み範囲については、強度の保持及びシート化
の確保のためには0.05mm以上であるのが望ましい
が、例えば、ポリイミドシートの焼成によるシート化時
の製造条件の限界やその製造時のガスの抱き込みによる
熱伝導性の低下を考慮すると、厚みの上限を0.5mm
とするのが望ましい。
【0044】又、熱伝導性の一層の向上のために、前記
グラファイトシートに、高熱伝導性のフィラーの充填さ
れた熱伝導性シリコーンが被着されているのが望まし
い。
【0045】又、熱電変換素子の可撓性の一層の向上の
ために、前記熱電変換素子の電極体に導電性ゴムが用い
られているのが望ましい。
【0046】又、熱電変換素子の性能や変形時の強度を
向上し、更には、隣接する前記熱電変換材料間の絶縁性
を向上させるために、前記熱電変換素子の隣接する熱電
変換エレメント間に、絶縁性の樹脂、発泡材、多孔質で
ありかつ柔軟であって熱伝導率の低い絶縁材料、及び内
部が空洞であるセラミックス粒状体(例えば球状体)か
らなる群より選ばれた少なくとも一種の材料が充填され
ているのが望ましい。
【0047】又、前記発熱体とは反対側において、前記
熱電変換素子にヒートシンク、ヒートパイプ等の放熱手
段が設けられているのが、放熱特性(熱伝達効率)をよ
り向上させる上で望ましい。
【0048】又、前記熱電変換素子がペルチェ素子又は
ゼーベック発電素子であるのが望ましい。
【0049】次に、本発明の第1及び第2の発明におけ
る好ましい実施の形態を図面の参照下に具体的に説明す
る。
【0050】第1の発明による実施の形態 図1〜図7は、第1の発明による実施の形態を示すもの
である。
【0051】本実施の形態の熱電変換装置30において
は、図1に示すように、電気絶縁性で可撓性のある一対
のフレキシブル高分子シート4に板状の金属電極3をそ
れぞれ形成し、両高分子シート4の間に、図12に示し
た構造と同様に、p型熱電半導体のエレメント1及びn
型熱電半導体のエレメント2が交互に配列され、それぞ
れのエレメントが金属電極3にはんだ付けされ、図13
に示したパターン及び接続方法によってペルチェ冷却素
子(又はゼーベック発電素子)としての熱電変換素子7
を構成している。
【0052】更に、片方の高分子シート4面には半導体
発熱部品等の発熱体8が接触して固定されており、また
対向する高分子シート4面の電極3には、熱電変換素子
7に直流電圧を印加するためのリード線5が接続されて
いる。なお、p型熱電半導体のエレメント1とn型熱電
半導体のエレメント2とは金属電極3を介して電気的に
直列に接続するのがよいが、並列に接続してもよい。
【0053】このような構造に代えて、図13に示した
と同様のスケルトン構造の熱電変換素子としてよいこと
は勿論である。
【0054】このように、可撓性のある高分子シート4
に熱電変換素子7を支持しているので、フレキシブルな
熱電変換装置30が得られる。この場合、電極3の材質
として薄い銅箔等を用いることにより、電極3の部分に
おいても可撓性を確保することができる。
【0055】従って、既述した従来のセラミックス基板
に代えて、可撓性があって各電極3間を絶縁する高分子
シート4を基板として用いるが、この高分子シート4の
材質としては、曲げ応力や圧縮力等に対する機械的強度
に優れかつ耐熱性があって、更にはある程度の熱伝導性
を有するポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リエチレンナフタレート及びポリエーテルサルホン等か
らなる群から選ばれた少なくとも一種類の物質を用いる
ことができる。
【0056】又、p型熱電半導体のエレメント1とn型
熱電半導体のエレメント2とに使用される熱電変換材料
としては、ペルチェ冷却素子の材料の代表的な例として
知られる、例えばSb2Te3−Bi2Te3合金、Bi2
Te3−Bi2Se3合金等のペルチェ材料に限られず、
その他にも、Si−Ge合金、CoSb3系合金、Fe
Si2系合金、YbAl3系合金、NaCo24などの酸
化物熱電変換材料及びポリピロールなどの導電性ポリマ
ーからなる有機物熱電変換材料等を使用できる。
【0057】なお、発熱体8から発生した熱は、熱電半
導体のエレメントによって冷却されると同時に、他方の
面側から更に放熱するために、放熱手段としてのヒート
シンク(図1の26参照)が設けられてよい。
【0058】本実施の形態によれば、この高分子シート
4が高い可撓性を有する材質であるために、この高分子
シート4の形状の変化に追随して、高分子シート4に支
持された熱電変換素子7の形状も変化することができ、
熱電変換装置30が高い可撓性と柔軟性を有することが
できる。そのために、曲面形状の取り付け面や発熱体等
に密着させることができる。
【0059】そして、熱電変換素子7を高分子シート4
に支持したので、構造も簡素となる。
【0060】使用可能な熱電変換材料においては、図2
(a)及び図2(b)に示すように、断面角型で長い棒
状のp型熱電半導体のエレメント1及びn型熱電半導体
のエレメント2を用いてもよい。
【0061】又、図3に示すように、断面円形で長い棒
状のp型熱電半導体のエレメント1及びn型熱電半導体
のエレメント2を用いてもよい。
【0062】この断面円形で長い棒状のエレメント1及
び2を用いる際には、図3(b)及び(c)に示すよう
に、断面円形のエレメント1及び2を保持するための断
面円弧状の凹部28を、電極箔18上に形成されたエレ
メント保持電極17に設けるのが、安定した支持の上で
好ましい。
【0063】凹部28に、エレメント1及び2をはめ込
み、更に、これらのエレメント1及び2及びエレメント
保持電極17をはんだ19によって固定することによっ
て、高い強度で容易に固定することができる。
【0064】そして、p型熱電半導体のエレメント1及
びn型熱電半導体のエレメント2の熱電変換材料とはん
だ19との濡れ性が良くない場合には、前もって各エレ
メント1及び2に、例えば、ニッケル等を蒸着法やめっ
き法等の被着方法により予めコーティングしておくのが
よい。
【0065】ここで、本実施の形態の熱電変換素子の形
成工程においては、図4に示すように、例えば、p型熱
電半導体のエレメント1とn型熱電半導体のエレメント
2とを粘着シート27に交互に貼り付けて熱電変換素子
シート23とし、この熱電変換素子シート23をロール
20に巻き付けておく。
【0066】そして、この巻き付けられた熱電変換素子
シート23をロール20から必要な長さだけ繰り出して
切断位置にて切断し、それを基板である高分子シート4
(ここでは図示せず)に貼り付けることによって、熱電
変換装置を作製できる。
【0067】次に、p型熱電半導体のエレメント1及び
n型熱電半導体のエレメント2の寸法においては、一般
的に、単位面積当たりのエレメント1及び2の本数を可
能な限り増やすために、アスペクト比(熱電半導体のエ
レメントの断面の縦と横との寸法比)を1より大きくす
るのが望ましい。
【0068】但し、基板である高分子シートに貼り付け
る工程を簡便にするには、所要の大きさの熱電半導体の
エレメントが配列された熱電変換素子シート23が必要
であるが、そのためには、熱電半導体のエレメントのア
スペクト比を2以下とするのがよいが、高分子シートに
貼り付けることのできる熱電半導体のエレメントの数量
が減少してしまう。このため、既述した性能指数Zが同
じであるとすれば、熱電半導体のエレメントにゼーベッ
ク係数が大きい熱電変換材料を使用する方が有利であ
る。
【0069】又、図5に示すように、p型熱電半導体の
エレメント1及びn型熱電半導体のエレメント2等の形
状を、上記の断面角型又は円形の棒状のみならず、球形
状(ボール状)にしてもよい。
【0070】このように、エレメント1及び2を球形状
にすることによって、はんだボールを配置する装置を、
各エレメントを配置する装置としてそのまま転用するこ
とができる。
【0071】また、図3(c)で述べたと同様に、エレ
メント1及び2を保持電極17の凹部28にはめ込み、
はんだ付けすることにより、棒状のエレメントと平面状
の電極3とを接続する構造に比べ、エレメントが電極か
ら剥離しにくくなり、かつ電極をフレキシブルにするこ
とができる。
【0072】ここで、フレキシブル電極は、銅箔のみな
らず、例えば、導電性のペーストを塗布した電極として
もよい。
【0073】又、発熱体の幅等が熱電変換素子シート2
3(図4参照)の大きさよりも大きい場合には、例え
ば、図6に示すように、複数(例えば、2つ)の熱電変
換素子7をリード線21を用いて直列に接続してほぼ面
を構成し、この面に発熱体を接触させてもよい。
【0074】このように、2つの熱電変換素子7を直列
に接続して面を構成した構造だけでなく、発熱体の大き
さや面積等に応じて、熱電変換素子7の接続のパターン
や個数を変えてよい。
【0075】上記した絶縁シートとして用いられるポリ
エチレンテレフタレートなどの高分子シート4は、一般
に熱伝導率が比較的小さいために、高分子シート4に接
触する発熱体8からの熱が発生したときに、高分子シー
ト4内で熱が均一に分散されにくく、その面内の温度分
布が不均一となる傾向がある。
【0076】そこで、図7に示すように、例えば、厚さ
0.2mm以下のポリイミドからなる柔軟な高分子シー
ト4の片側の面に、熱伝導性接着材若しくは熱伝導性両
面テープ等でグラファイトシート6を貼り付け、また反
対側の面には銅箔等からなる金属電極3を印刷、配線
し、この電極3にp型熱電半導体のエレメント1及びn
型熱電半導体のエレメント2をはんだ付けで接続して、
熱電変換装置30を作製するのがよい。
【0077】グラファイトシート6は、図8(c)に示
すように、カーボン層12によるグラファイトの層状構
造20を有していて熱伝導率は600〜800W/mK
であって、398W/mKの銅(Cu)或いは237W
/mKのアルミニウム(Al)等の金属類よりも高く、
更に密度が1g/cm3程度であって比較的軽い材質で
あると共に、高い電気伝導性も有する材質である。
【0078】従って、図7に示すように、このグラファ
イトシート6を高分子シート4上に貼り付けることによ
り、グラファイトシート6の熱伝導率が高いために、高
分子シート4の全面に、グラファイトシート6に接触す
る発熱体8からの熱が均一に伝わるので、高分子シート
4のみを用いた場合に比べて面内の温度差(温度分布)
を小さくすることができる。
【0079】このグラファイトシート6の厚さは、0.
05〜0.5mmであるのが望ましい。
【0080】グラファイトシート6の厚さが0.05m
m未満であれば、薄すぎるために、グラファイトシート
6の強度が低下し、シート化が難しくなり、また面方向
への熱伝導が不均一になり易い。グラファイトシート6
の厚さが0.5mmを超えると、厚すぎるために、ポリ
イミドシートを焼成してグラファイトシート6を作製す
る時に、厚いグラファイトシートは却って作製し難い上
に、グラファイトシート外に排出されるはずのガスがグ
ラファイトシート6内に残留して熱伝導性を低下させ易
くなる。
【0081】高分子シート4とグラファイトシート6と
の接合(貼り付け)工程においては、絶縁性無機物や金
属粉等が充填された電気絶縁性を持つ熱伝導性接着剤
や、100μm以下の厚さを有する熱伝導性テープ等を
用いるのが好ましい。
【0082】又、グラファイトシート6は、図9(b)
に示すように、高分子シート4の上に貼り付ける構造だ
けでなく、熱伝導率を維持できれば、図9(c)に示す
ように、2枚の高分子シート4間にグラファイトシート
6を挟み込んだ構造にしたり、或いは、図9(d)に示
すように、グラファイトシート6を高分子シート4で包
み込んだ構造にしてもよい。
【0083】又、グラファイトシート6が貼り付けられ
た基板である高分子シート4と発熱体8との間に絶縁を
必要とする場合には、発熱体8とグラファイトシート6
との間に、熱伝導性の良い接着剤を薄く塗布したり、或
いは、樹脂材や高分子シート4等をグラファイトシート
6と積層接着してもよい。
【0084】又、発熱体8とグラファイトシート6との
密着性を上げる場合には、発熱体8とグラファイトシー
ト6との間を、導電性フィラーの充填されたグリース、
放熱シート及び相変化(フェーズチェンジ)材等で接着
してもよい。
【0085】又、p型熱電半導体のエレメント1とn型
熱電半導体のエレメント2との間の空間に、熱伝導率が
低くて多孔質でかつ発泡性及び柔軟性を有するシリコー
ン等のゴム系の材料や、内部が空洞の球状等の粒状セラ
ミックスを充填することにより、エレメント1、2によ
る熱伝導を支障なく行えると共に、エレメントの強度が
増し、曲げ等に対する衝撃を吸収できる。
【0086】上記のように、高分子シート4に熱伝導性
の良い高熱伝導体であるグラファイトシート6を一体化
すると、グラファイトシート6を介して、発熱対8から
の熱がほぼ均一に伝導されることによって、高分子シー
ト4の面内の熱分布がほぼ均一となり、不均一な変形に
よって生じる熱電変換素子7の破損(電極の破断等)を
防ぐことができる。
【0087】又、p型熱電半導体のエレメント、n型熱
電半導体のエレメント及び金属電極等を強度の高い構造
にすることにより、各エレメントの電極の基板からの剥
離を防ぐことができる。
【0088】そのために、上記の特性を備えた熱電変換
素子においては、ペルチェ冷却素子或いはゼーベック発
電素子として用いた場合に、効率のよい熱電変換が可能
となる。
【0089】第2の発明による実施の形態 図8〜図11は、第2の発明による実施の形態を示すも
のである。
【0090】本実施の形態の熱電変換装置30において
は、図8(a)に示すように、厚さ0.2mm以下のポ
リイミド等からなる柔軟な電気絶縁性の高分子シート4
の片側の面に、熱伝導性接着材若しくは熱伝導性両面テ
ープ等でグラファイトシート6を貼り付け、反対側の面
には銅箔等からなる金属電極3を印刷、配線し、この電
極3にp型熱電半導体のエレメント1及びn型熱電半導
体のエレメント2をはんだ付けで接続し、これらのエレ
メントにリード線5で通電し、これによって、図13に
示したパターン及び接続方法によってペルチェ冷却素子
(又はゼーベック発電素子)としての熱電変換素子7を
構成している。各エレメントは直列(若しくは並列)に
接続されてよく、また図13に示した如きスケルトン構
造の熱電変換素子を高分子シート4に固定してもよい。
【0091】そして、一方のグラファイトシート6上に
取り付けられた発熱体8から発生した熱を熱電変換素子
7によって冷却して反対側のグラファイトシートから放
熱するために、図8(b)に示すように、放熱手段とし
てのヒートシンク26(又はヒートパイプ)が設けられ
ている。高分子シート4、エレメント1及び2、電極3
等は上述したものと同様の材質からなっている。
【0092】なお、図9(a)に示すように、例えば、
ヒートシンク26側にはグラファイトシート6を設けな
いで、高分子シート4にヒートシンク26を直接接触さ
せて、高分子シート4から伝わってくる熱を放熱する構
造にしてもよい。
【0093】図8(c)に示すように、グラファイトシ
ート6は、カーボン層12によるグラファイトの層状構
造20を有しており、このグラファイトシート6の熱伝
導率は600〜800W/mKであって、398W/m
Kの銅(Cu)或いは237W/mKのアルミニウム
(Al)等の金属類よりも高く、更に密度が1g/cm
3程度と比較的軽い材質であると共に、高い電気伝導性
も有する材質である。
【0094】従って、図8(a)に示すように、このグ
ラファイトシート6を高分子シート4上に貼り付けるこ
とにより、このグラファイトシート6の熱伝導率が高い
ために、高分子シート4の全面に、グラファイトシート
6に接触する発熱体8からの熱が均一に伝わるので、高
分子シート4のみを用いた場合に比べて、高分子シート
4面内の温度差を小さくし、温度分布を均一にすること
ができる。
【0095】このグラファイトシート6の厚さは、0.
05〜0.5mmであるのが望ましい。
【0096】グラファイトシート6の厚さが、0.05
mm未満であれば、薄すぎるために、グラファイトシー
ト6の強度が低下し、シート化が難しくなり、また面方
向への熱伝導が不均一になり易い。グラファイトシート
6の厚さが、0.5mmを超えると、厚すぎるために、
ポリイミドシートを焼成してグラファイトシート6を作
製する時に、厚いグラファイトシートは却って作製し難
い上に、グラファイトシート外に排出されるはずのガス
がグラファイトシート6内に残留して熱伝導性を低下さ
せ易くなる。
【0097】高分子シート4とグラファイトシート6と
の接合(貼り付け)工程においては、絶縁性無機物や金
属粉等が充填された電気絶縁性を持つ熱伝導性接着剤
や、100μm以下の厚さを有する熱伝導性テープ等を
用いるのが好ましい。
【0098】又、グラファイトシート6は、図9(b)
に示すように、高分子シート4の上に貼り付ける構造だ
けでなく、熱伝導率を維持できれば、図9(c)に示す
ように、2枚の高分子シート4間にグラファイトシート
6を挟み込んだ構造にしたり、或いは、図9(d)に示
すように、グラファイトシート6を高分子シート4で包
み込んだ構造にしてもよい。これによって、グラファイ
トシート6をその主面又は全面において強度保持するこ
とができる。高分子シート4に代えて、高熱伝導性フィ
ラーが充填された熱伝導性シリコーンを用いてもよい。
【0099】又、グラファイトシート6が貼り付けられ
た基板である高分子シート4と発熱体8との間に絶縁を
必要とする場合には、発熱体8とグラファイトシート6
との間に、熱伝導性の良い接着剤を薄く塗布したり、或
いは、樹脂材や高分子シート等をグラファイトシート6
と積層接着してもよい。
【0100】又、発熱体8とグラファイトシート6との
密着性を上げる場合には、発熱体8とグラファイトシー
ト6との間を、導電性フィラーの充填されたグリース、
放熱シート及び相変化(フェーズチェンジ)材等で接着
してもよい。
【0101】又、グラファイトシート6の表面にダイヤ
モンドライクカーボン(DLC:Diamond Li
ke Carbon)を、例えばスパッタ法等により、
厚さ10μm以下で薄くコーティングしておけば、ダイ
ヤモンドライクカーボンが硬くて熱伝導率が良い材質で
あるために、グラファイトシート6の強度が向上すると
共に、発熱体8からグラファイトシート6への熱伝導性
も良好となる(これは、図7に示した例でも同様であ
る)。
【0102】次に、図10(a)及び図10(b)に示
すように、p型熱電半導体のエレメント1とn型熱電半
導体のエレメント2とを接続する電極として、例えば、
電気伝導率が102Ω-1-1以上であり、導電性フィラ
ーが充填されて可撓性を有する導電性ゴム電極9を用
い、これにエレメントを固定するのがよい(これは、図
7に示した例でも同様である)。
【0103】この場合、導電性ゴム電極9に設けられた
凹部10に、例えば、円柱状のエレメント1及び2を導
電性の接着材で固定する。これによって、高分子シート
4(即ち、熱電変換素子)の変形の際に、これに追随し
て可撓性の導電性ゴム電極9も変形するために、エレメ
ント1及び2と電極9の破断を効果的に防止し、また素
子に対する外力の衝撃吸収材となり、熱電変換素子7の
強度を維持できる。
【0104】又、図11(a)、(b)及び(c)に示
すように、p型熱電半導体のエレメント1とn型熱電半
導体のエレメント2との間の空間に、所定の物質を充填
することによって、熱電変換素子7の強度を維持するこ
とができる(これは、図7に示した例でも同様であ
る)。
【0105】例えば、図11(a)に示すように、熱伝
導率が低く、多孔質でかつ発泡性及び柔軟性を有する絶
縁材料13を充填することにより、絶縁材料13を通し
ての熱の伝達を妨げられ、各エレメント1及び2による
熱伝導の支障とはならないと共に、熱電変換素子7の変
形に対しての衝撃吸収材となり、エレメント等の破断を
一層防止できる。
【0106】図11(b)の例では、ゴム系の多孔質絶
縁材料14を用いることによって、絶縁材料13を用い
るのとほぼ同様の効果が得られる。
【0107】また、図11(c)の例では、内部が空洞
である例えば球状のセラミックスボール15を用いるこ
とによって、絶縁材料13を用いるのとほぼ同様の効果
が得られると共に、p型熱電半導体のエレメント1やn
型熱電半導体のエレメント2等の強度を維持することが
できる。
【0108】なお、熱電変換材料としては、図2、図3
及び図5に示した断面角型又は円形で長い棒状又はボー
ル状のp型熱電半導体のエレメント1及びn型熱電半導
体のエレメント2を用いてよく、上述したように、これ
らのエレメントを保持するための円弧状の凹部28をエ
レメント保持電極17に設けて、各エレメントをはんだ
付けで固定することによって、高い固定強度が得られ
る。
【0109】この場合、各エレメントとはんだ19との
濡れ性が良くない場合には、前もって各エレメントに、
例えばニッケル等を蒸着法やめっき法等により予めコー
ティングしておけばよい。
【0110】なお、図5に示したような球状のエレメン
トを用いると、はんだボールを配置する装置を各エレメ
ントの配置にそのまま転用することができる。
【0111】また、フレキシブルな電極は、銅箔のみな
らず、例えば、導電性のペーストを塗布した電極として
もよい。
【0112】また、図6に示したように、複数(例えば
2つ)の熱電変換素子7をリード線21を用いて直列に
接続してほぼ面を構成し、この面に発熱体を接触させて
もよい。
【0113】また、図4に示したように、各エレメント
を粘着シート27に交互に貼り付けて熱電変換素子シー
ト23とし、これをロール状にして必要な長さだけ繰り
出して切断位置にて切断し、これを高分子シートに貼り
付けてもよい。
【0114】各エレメントの寸法は、熱電変換素子中の
本数を可能な限り増やすために、アスペクト比(エレメ
ントの断面の縦と横との寸法比)を1より大きくするの
が望ましい。但し、上述したように、高分子シートに貼
り付ける工程を簡便にするには、アスペクト比が2以上
となってしまい、高分子シートに貼り付けることのでき
るエレメントの数量が減少してしまうので、同じ性能指
数Zをもつ熱電変換材料を使用する場合には、ゼーベッ
ク係数が大きい熱電変換材料を使用する方が有利であ
る。
【0115】上記した絶縁シートとして用いられている
ポリエチレンテレフタレートなどの高分子シート4は、
一般に熱伝導率が比較的小さいために、高分子シート4
に接触する発熱体8からの熱が発生した時に、高分子シ
ート4内で熱が均一に分散されにくく、その面内の温度
分布が不均一となる傾向がある。
【0116】しかし、本実施の形態によれば、高分子シ
ート4上に熱伝導性の良い高熱伝導体であるグラファイ
トシート6を一体化しているために、グラファイトシー
ト6を介して、発熱体8からの熱がほぼ均一に伝導され
ることによって、高分子シート4の面内の熱分布がほぼ
均一となり、不均一な変形によって生じる熱電変換素子
7の破損(電極の破断等)を防ぐことができる。
【0117】又、高分子シート4によって、グラファイ
トシート6を支持し、かつフレキシブルとなるため、曲
げに対しての強度が高くなり、また、曲面状の発熱体や
取り付け面にも十分に密着させて固定することができ
る。
【0118】また、従来の熱電変換素子と比べ、構造が
簡素であり、板状の基板にエレメントの電極を被着し易
くなる。
【0119】以上に述べた本発明の実施の形態は、本発
明の技術的思想に基づいて更に変形が可能である。
【0120】例えば、高分子シート4の材質、大きさ、
形状、厚さ等は、所定の効果が有れば、任意に変えてよ
い。これはグラファイトシート6も同様であり、高分子
シート4との一体化構造も上述したものに限定されるこ
とはない。
【0121】また、熱電変換素子7及び熱電変換装置3
0の形状、サイズ、発熱体の固定又は被着位置や被着状
態等は、所定の効果が有れば、任意に変えてよい。
【0122】
【発明の作用効果】上述のように、第1の発明によれ
ば、可撓性を有する高分子体に熱電変換素子を支持して
いるために、高分子体が熱電変換素子を支持しつつ曲げ
等に追随して変形し易く、熱電変換素子が外力を受けて
も、或いは曲面等に固定する場合にも、素子破壊なしに
変形することができ、熱電変換装置の可撓性が向上す
る。
【0123】又、第2の発明によれば、可撓性を有する
高分子体に熱電変換素子を支持すると共に、この高分子
体に熱伝導性の良好な高熱伝導体を一体化しているため
に、高分子体が熱電変換素子を支持しつつ曲げ等に追随
して変形し易く、熱電変換素子が外力を受けても、或い
は曲面等に固定する場合にも、素子破壊なしに変形する
ことができ、熱電変換装置の可撓性が向上し、また、熱
伝導性の良好な高熱伝導体を介して高分子体の面全体に
発熱体からの熱がほぼ均一に伝達されることによって、
面内の温度分布が均一となり、熱により不均一に変形す
ることを防止して、高分子体に支持された熱電変換素子
の破断を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による熱電変換装置の斜視
図である。
【図2】同、他の熱電変換装置の斜視図(a)及び断面
図(b)である。
【図3】同、他の熱電変換装置の斜視図(a)及び断面
図(b)である。
【図4】同、熱電変換装置の作製に用いる熱電変換シー
トの斜視図である。
【図5】同、他の熱電変換装置の斜視図である。
【図6】同、他の熱電変換装置の斜視図である。
【図7】同、更に他の熱電変換装置の斜視図である。
【図8】本発明の他の実施の形態における熱電変換装置
の斜視図(a)、側面図(b)及びグラファイトシート
の構造図(c)である。
【図9】同、他の熱電変換装置の側面図(a)、及びグ
ラファイトシートと高分子シートとの積層構造の断面図
(b)、(c)、(d)である。
【図10】同、他の熱電変換装置における導電性ゴム電
極の斜視図(a)及び熱電変換装置の断面図(b)であ
る。
【図11】同、各種熱電変換装置の断面図である。
【図12】従来例による熱電変換装置の斜視図(a)、
側面図(b)及び平面図(c)である。
【図13】同、他の熱電変換素子の斜視図、正面図、側
面図、上面図及び下面図である。
【符号の説明】
1…p型熱電半導体(エレメント)、2…n型熱電半導
体(エレメント)、3…電極、4…高分子シート、5…
リード線、6…グラファイトシート、7…熱電変換素
子、8…発熱体、9…導電性ゴム電極、10…凹部、1
1…素子上部、12…カーボン層、13…絶縁材料、1
4…多孔質絶縁材料、15…セラミックスボール、17
…エレメント保持電極、18…電極箔、19…はんだ、
20…グラファイトの層状構造、21…リード線、22
…ロール、23…熱電変換素子シート、24…セラミッ
クス基板、26…ヒートシンク、27…粘着シート、2
8…凹部、30…熱電変換装置、75…素子破断箇所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 35/22 H01L 35/22 35/24 35/24 35/32 35/32 A 35/34 35/34 H02N 11/00 H02N 11/00 A // C08L 87:00 C08L 87:00 (72)発明者 宮井 清一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 小林 薫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 木村 景一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 4F071 AA45 AA46 AA60 AB03B AF44 AH19 CA01 CB04 CD01

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する高分子体と、この高分子
    体に支持された熱電変換素子とによって構成され、前記
    高分子体の側に発熱体が配置される熱電変換装置。
  2. 【請求項2】 前記熱電変換素子が、互いに電気的に接
    続されたp型及びn型の熱電半導体からなる、請求項1
    に記載の熱電変換装置。
  3. 【請求項3】 前記高分子体に熱伝導性の良好な高熱伝
    導体が一体化されて形成された支持体に、前記熱電変換
    素子が支持されている、請求項1に記載の熱電変換装
    置。
  4. 【請求項4】 前記高分子体のフィルムのほぼ全面に、
    前記高熱伝導体として、グラファイトシートが接合され
    ている、請求項3に記載の熱電変換装置。
  5. 【請求項5】 前記高熱伝導体上に、ダイヤモンドライ
    クカーボンが被着されている、請求項4に記載の熱電変
    換装置。
  6. 【請求項6】 前記高分子体の材質として、ポリイミ
    ド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタ
    レート及びポリエーテルサルホンからなる群から選ばれ
    た少なくとも一種類の物質を用いる、請求項1に記載の
    熱電変換装置。
  7. 【請求項7】 前記グラファイトシートの厚さが、0.
    05〜0.5mmである、請求項4に記載の熱電変換装
    置。
  8. 【請求項8】 前記グラファイトシートに、高熱伝導性
    のフィラーの充填された熱伝導性シリコーンが被着され
    ている、請求項4に記載の熱電変換装置。
  9. 【請求項9】 前記熱電変換素子の電極体に導電性ゴム
    が用いられている、請求項1に記載の熱電変換装置。
  10. 【請求項10】 前記熱電変換素子の隣接する熱電変換
    エレメント間に、絶縁性の樹脂、発泡材、多孔質であり
    かつ柔軟であって熱伝導率の低い絶縁材料、及び内部が
    空洞であるセラミックス粒状体からなる群より選ばれた
    少なくとも一種の材料が充填されている、請求項1に記
    載の熱電変換装置。
  11. 【請求項11】 前記発熱体とは反対側において、前記
    熱電変換素子に放熱手段が設けられている、請求項1に
    記載の熱電変換装置。
  12. 【請求項12】 前記熱電変換素子がペルチェ素子又は
    ゼーベック発電素子である、請求項1に記載の熱電変換
    装置。
  13. 【請求項13】 可撓性を有する高分子体と、この高分
    子体に一体化された熱伝導性の良好な高熱伝導体と、前
    記高分子体に支持された熱電変換素子とによって構成さ
    れ、前記高熱伝導体の側に発熱体が配置される熱電変換
    装置。
  14. 【請求項14】 前記熱電変換素子が、互いに電気的に
    接続されたp型及びn型の熱電半導体からなる、請求項
    13に記載の熱電変換装置。
  15. 【請求項15】 前記高分子体のフィルムのほぼ全面
    に、前記高熱伝導体として、グラファイトシートが接合
    されている、請求項13に記載の熱電変換装置。
  16. 【請求項16】 前記高熱伝導体上に、ダイヤモンドラ
    イクカーボンが被着されている、請求項13に記載の熱
    電変換装置。
  17. 【請求項17】 前記高分子体の材質として、ポリイミ
    ド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタ
    レート及びポリエーテルサルホンからなる群から選ばれ
    た少なくとも一種類の物質を用いる、請求項13に記載
    の熱電変換装置。
  18. 【請求項18】 前記グラファイトシートの厚さが、
    0.05〜0.5mmである、請求項15に記載の熱電
    変換装置。
  19. 【請求項19】 前記グラファイトシートに、高熱伝導
    性のフィラーの充填された熱伝導性シリコーンが被着さ
    れている、請求項15に記載の熱電変換装置。
  20. 【請求項20】 前記熱電変換素子の電極体に導電性ゴ
    ムが用いられている、請求項13に記載の熱電変換装
    置。
  21. 【請求項21】 前記熱電変換素子の隣接する熱電変換
    エレメント間に、絶縁性の樹脂、発泡材、多孔質であり
    かつ柔軟であって熱伝導率の低い絶縁材料、及び内部が
    空洞であるセラミックス粒状体からなる群より選ばれた
    少なくとも一種の材料が充填されている、請求項13に
    記載の熱電変換装置。
  22. 【請求項22】 前記発熱体とは反対側において、前記
    熱電変換素子に放熱手段が設けられている、請求項13
    に記載の熱電変換装置。
  23. 【請求項23】 前記熱電変換素子がペルチェ素子又は
    ゼーベック発電素子である、請求項13に記載の熱電変
    換装置。
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