JP2003173815A - 密閉式角型アルカリ蓄電池 - Google Patents

密閉式角型アルカリ蓄電池

Info

Publication number
JP2003173815A
JP2003173815A JP2001372274A JP2001372274A JP2003173815A JP 2003173815 A JP2003173815 A JP 2003173815A JP 2001372274 A JP2001372274 A JP 2001372274A JP 2001372274 A JP2001372274 A JP 2001372274A JP 2003173815 A JP2003173815 A JP 2003173815A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode plate
storage battery
alkaline storage
plate group
negative electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001372274A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Kikuyama
享 菊山
Kazutaka Ikeda
一貴 池田
Akiko Miyahara
亜希子 宮原
Souryu Nakayama
相龍 中山
Koji Yuasa
浩次 湯浅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001372274A priority Critical patent/JP2003173815A/ja
Publication of JP2003173815A publication Critical patent/JP2003173815A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 充放電サイクルによる極板群の厚みの増大を
抑制し、極板群の極間の密接性を良好に保て、サイクル
特性劣化の小さい角型アルカリ蓄電池を提供する。 【解決手段】 セパレータ7を介して正極板5と負極板
6とを交互に積層又は交互に重ねて巻回して構成した極
板群と、アルカリ電解液とを角型金属ケース1に収容し
た密閉式角型アルカリ蓄電池であって、前記極板群を帯
状のもの8により少なくとも一周以上巻くことにより拘
束する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密閉式角型アルカ
リ蓄電池とそれに用いられる極板群に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】密閉式アルカリ蓄電池特にニッケル−水
素蓄電池は低公害性、高エネルギー密度、高出力などの
特徴を有する電池として、通信機器、パソコンなど各種
のコードレス機器や電子機器の電源に広く使用されてい
る。また普及の著しいAV機器、通信機を始めとする各
種のポータブル電子機器は、小型軽量化、薄型化傾向が
強くなっている。これらの要求に対応するために、電池
を小型化、省スペース化とすることを目的として、電池
外装缶の形状を一般的な円筒型から体積効率の高い角型
形状にした小型電池が多く利用されるようになってい
る。
【0003】このような小型密閉角型蓄電池は、正極板
と負極板とをセパレータを介して交互に積層して構成し
た積層型極板群あるいは重ねて巻回して構成した巻回型
極板群と、アルカリ電解液とを角型の金属ケースに挿入
して密閉された構造となっている。この構造の角型電池
は一般的な円筒型電池に比べてケースの変形が極板構造
によらず発生し易い。積層型の電極群を用いるとより顕
著になる。これは、円筒型が耐圧に対して理想的な形状
となっているので、充電中の電池内圧上昇および活物質
の膨潤により電池厚さ方向の膨らみを受けても、十分な
強靭性を有するので変形を受け難い。
【0004】しかしながら、角型は各面が平面で特に最
大の面積を持つ幅広面が圧力変形を受け易い。また、一
旦変形した後は、圧力が低下しても元の形状に復元する
作用が少ない欠点がある。このため、ケースが変形する
と、電極群の極間隔が設計値よりも広くなって、それに
伴い電池内部抵抗が上昇し、充放電サイクル寿命特性を
著しく低下させるという問題がある。この問題は、電池
の高容量化のために活物質の高密度充填およびケースの
薄肉化に伴い、より顕著となる。
【0005】従来、角型ケースの変形を抑制するため
に、ケースの幅広面をプレス加工して凹部を設ける方法
(特開昭62−126566号公報)、ケースの幅広面
の中央部を周縁部に対して電池の内部方向に湾曲する方
法(特開平5−13054号公報)などが提案されてい
る。このような角型電池は凹部が補強リブとなって、幅
広面の変形を少なくできる特徴がある。またケースの幅
広面の中央部を周縁部に対して電池の内部方向に湾曲す
ることにより従来の平面状に比較すると、耐圧強度を向
上させ変形量も少なくできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の構造の電池はケースの変形を少なくできる効果はある
が、一旦変形を形成した後は、元の形状に復元する作用
が少ない欠点がある。この現象はケースの薄肉化に伴い
顕著となる。元の形状に復元できない変形したケースは
極板群を抑える効果が小さくなり、活物質の膨潤による
電極群の極間距離が広がり、電池の内部抵抗が上昇し、
充放電サイクル寿命が悪くなってしまう。
【0007】本発明はこのような課題を解決するもの
で、充放電サイクルによる極板群の厚みの増大を抑制
し、極板群の極間の密接性を良好に保て、サイクル特性
劣化の小さい角型ニッケル−水素蓄電池を提供すること
を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明はセパレータと、正極板と、負極板とからな
る極板群およびアルカリ電解液を角型金属ケース内に収
容した密閉式角型ニッケル−水素蓄電池において、極板
群を帯状のものにより拘束することを特徴とするもので
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、セパレ
ータを介して正極板と負極板とを交互に積層して構成し
た極板群と、アルカリ電解液とを角型金属ケースに収容
した密閉式角型アルカリ蓄電池であって、前記極板群を
帯状のものにより拘束することを特徴とする密閉式角型
アルカリ蓄電池である。
【0010】角型電池は各面が平面であるが最大の面積
を持つ幅広面が圧力変形を受け易い。また、一旦変形し
た後は、圧力が低下しても元の形状に復元する作用が少
ない。このため、ケースが変形すると、電極群の極間隔
が設計値よりも広くなって、それに伴い電池内部抵抗が
上昇し、充放電サイクル寿命特性を著しく低下させる。
この問題は、電池の高容量化のために活物質の高密度充
填およびケースの薄肉化に伴いより顕著となる。
【0011】請求項1に記載の発明によると、極板の膨
潤による極板群の厚み方向の膨らみを抑えると共に、金
属ケースは元の形状に復元できなくでも極板群の層間の
密接性を良好に保つことができ、充放電サイクル特性に
優れる密閉式角型電池が得られる。
【0012】極板群を拘束する帯状のものは特に限定さ
れないが、例えば、ポリプロピレン、ポリエステル、ポ
リイミドなどの粘着テープ、ポリプロピレンなどの不織
布、ニッケル箔、アルミニウム箔、銅箔などの金属箔な
どの薄くて高強度、高耐アルカリ性のものでもよい。
【0013】請求項2に記載の発明はセパレータを介し
て帯状の正極板と負極板とを交互に重ねて巻回した極板
群と、アルカリ電解液とを角型金属ケースに収容した密
閉式角型アルカリ蓄電池であって、前記極板群を帯状の
ものにより拘束することを特徴とする密閉式角型アルカ
リ蓄電池。
【0014】セパレータを介して帯状の正極板と負極板
とを交互に重ねて巻回した極板群は略楕円形となり、積
層型と同様に最大の面積を持つ幅広面が存在する。この
極板群を角型金属ケースに挿入して作成された角型電池
は積層式と同様に、金属ケースにおいて最大の面積を持
つ幅広面が圧力変形を受け易い。また、ケースが一旦変
形すると、電極群を押える力がなくなって電極群の極間
隔が設計値より広くなって、それに伴い電池内部抵抗が
上昇し、充放電サイクル寿命特性を著しく低下させる。
本発明により極板の膨潤による極板群の厚み方向の膨ら
みを抑えると共に、変形した金属ケースは元の形状に復
元できなくでも極板群の極間の密接性を良好に保つこと
ができ、充放電サイクル特性に優れる巻回型密閉角型電
池が得られる。
【0015】請求項3に記載の発明はセパレータと、正
極板と、負極板とからなる極板群と、アルカリ電解液と
を角型金属ケースに収容した密閉式角型アルカリ蓄電池
であって、前記極板群の中央部を拘束することを特徴と
する密閉式角型アルカリ蓄電池である。
【0016】角型電池は各面が平面であるが最大の面積
を持つ幅広面の中央部が特に圧力変形を受け易い。この
ため、極板群の中央部の膨らみは顕著となる。極板群の
中央部を拘束することにより極板群の厚み方向の膨らみ
を抑える効果がより大きい。
【0017】請求項4に記載の発明はセパレータと、正
極板と、負極板とからなる極板群と、アルカリ電解液と
を角型金属ケースに収容した密閉式角型アルカリ蓄電池
であって、前記極板群をテープにより拘束することを特
徴とする密閉式角型アルカリ蓄電池である。
【0018】テープの幅は、負極板の長辺の長さに対し
て20%以上とし、前記テープは少なくとも極板群を一
周以上巻くこととした。テープの面積は20%より小さ
くすると、充電過程において正極と負極の膨潤による厚
さ方向の膨らみを十分に抑制できず、極板群の極間の密
接性を保持し難く、充放電サイクル寿命を低下させてし
まう。また、巻いているテープが一周未満の場合、テー
プの粘着力は十分に発揮できず、充放電サイクル中に剥
がれてしまうことがある。
【0019】また極板群に巻いているテープの強度は4
0N/10mm幅以上、テープの厚みは0.02〜0.
10mmであることに限定した。極板群に巻いているテ
ープの強度は40N/10mm幅より弱くすると、充電
過程において正極と負極の膨潤により、テープが切れて
しまうことがあり、厚さ方向の膨らみを十分に抑制でき
ない。
【0020】また、テープの厚みを0.02mmより薄
くすると、充電過程において正極と負極の膨潤により、
テープが切れ易くなり、極板群厚さ方向の膨らみを十分
に抑制できない。テープの厚みを0.10mmより厚く
すると極板群厚さ方向の膨らみを十分に抑制できるがケ
ース内部に収納する極板群の体積が制約され、電池容量
が少なくなる。
【0021】よって、テープの強度を40N/10mm
幅以上、テープの厚みは0.02〜0.10mmの範囲
にすると、正極と負極の膨潤による厚さ方向の膨らみを
十分に抑制でき、極板群の極間の密接性を保持できるの
で好ましい。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いながら詳
細に説明する。
【0023】(実施例1)図1は、外形が矩形で、平板状
の正極板と負極板とを、セパレータを介してを交互に積
層した本発明の密閉式角型ニッケル−水素蓄電池の斜視
図、図2はセパレータを介して帯状の正極板と負極板と
を交互に重ねて巻回した巻回型の電極群の斜視図、図3
は極板群の縦断面模式図を示す。図1、図2および図3
において、1は外装金属ケース、2は金属製蓋体、3は
正極リード、4は負極リード、5は正極板、6は負極
板、7はセパレータ、8はテープをそれぞれ示す。ま
た、9は極板群の幅広面を示す。
【0024】水酸化ニッケルを主体とする活物質粉末
と、水酸化コバルト粉末を重量比で100:10の割合
で混合し、所定量の純水を加えて活物質ペーストとし、
この活物質ペーストを多孔度95%の発泡ニッケル多孔
体基板に所定量充填した。ついで、これを80℃で乾燥
させ、加圧成型した後非焼結式ニッケル正極板を得た。
この正極板に集電用のニッケルリードをスポット溶接
し、所定寸法に切断して本発明の実施例1における非焼
結式ニッケル正極板aを作製した。
【0025】そして引き続き、ポリプロピレンの不織布
にスルフォン基を導入したセパレータを用い、正極板a
を包み、袋状に溶着した。
【0026】負極板は次のようにして製作した。組成が
MmNi3.55Co0.75Mn0.4Al0 .3(Mmはミッシュ
メタルで希土類元素の混合物)からなる水素吸蔵合金を
ボールミルで粉砕し、この水素吸蔵合金粉末と増粘剤と
してのカルボキシメチルセルロースと、導電剤としての
カーボンブラックと、結着剤としてのスチレン−ブタジ
エン共重合体および分散媒としての水とを混合してペー
ストを調整し、このペーストをパンチングメタルからな
る芯材に塗着、乾燥、圧延を行い、所定寸法に切断して
水素吸蔵合金負極を作成した。さらにこの負極表面には
フッ素樹脂微粉末を所定重量均一に塗布して本発明の実
施例1における水素吸蔵合金負極板aを作製した。
【0027】セパレータを袋状に溶着した正極板aを3
枚、負極板aを4枚用いて交互に積層してベース極板群
を構成し、それぞれの集電リードをそれぞれ纏めた。そ
の後、ベース極板群の中央部に圧力を掛けながら幅9m
m、厚み0.06mm、引張り強度60N/10mm幅
のポリプロピレン製テープを短側面方向に一周半巻い
て、本発明実施例1の極板群aを作製した。幅広面のテ
ープが占める面積は幅広面全体の32%である。
【0028】蓋板の正極集電用ワッシャに先に作成した
極板群aから上方に伸び出した正極リードの先端をスポ
ット溶接し、また、負極リードの先端を負極集電用ワッ
シャにスポット溶接し、金属ケースに挿入する。比重
1.30の苛性カリ水溶液に40g/lの水酸化リチウ
ムを溶解した電解液を所定量注入した後、蓋板の周辺を
レーザー溶接して本発明における密閉式角型ニッケル−
水素蓄電池Aを構成した。
【0029】この電池は正極で容量が規制され、外寸法
は縦16.5mm、横5.8mm、高さ34.8mm
で、公称容量は600mAhである。
【0030】(比較例1)ニッケル−水素蓄電池Aにお
ける極板群aで、その中央部にテープを巻くこと以外は
極板群aと同じ構成とした比較例1における極板群bを
作製した。この極板群bを用いた以外は、電池Aと同じ
構成として比較例1の電池Bを作製した。
【0031】次に、本発明の実施例1における電池A、
比較例1における電池Bを用いて、25℃で一日放置し
た後、20℃で60mAで15時間充電し、600mA
で電池の端子電圧が1.0Vに至るまで放電とする充放
電を1サイクルとし、この充放電を2サイクル行い、電
池の初期活性化を行った。そして引き続き、電池の厚み
方向からプレスにより金属ケースの側面の中央部分を圧
縮し、中央部分の厚さは周縁部に比較して0.2mm薄
く圧縮した後、充放電サイクルに伴う電池内部抵抗の変
化と放電容量の変化について評価した。
【0032】電池の充放電サイクルについては、20℃
においてこれらの電池を120mAhの電流で7時間充
電し、600mAhの電流で電池電圧が1.0Vになる
まで放電するサイクルを繰り返し、電池内部抵抗の変化
と放電容量の変化を求めた。その結果を図4に示す。
【0033】図4から明らかなように実施例1の電池A
は、比較例1の電池Bに比べて充放電サイクル特性が優
れていることが分かる。これは、実施例1の電池Aでは
極板群の中央部をテープにより拘束したため、充電過程
において正極と負極の膨潤による極板群厚さ方向の膨ら
みを十分に抑制でき、極板間の近接状態が良好に保たれ
て、内部抵抗の上昇が抑制されたためと思われる。
【0034】一方、比較例1において充放電サイクル後
の内部抵抗が大きく、放電容量が小さくなっている。こ
れは、極板群の中央部をテープにより拘束しないため、
充電過程において正極と負極の膨潤による極板群厚さ方
向の膨らみを直接抑制できず、極間距離が広がり電池の
内部抵抗が上昇したためである。また、サイクルの増加
に連れて充電中の電池内圧上昇が顕著となり、これによ
り電池が厚さ方向に膨らんで、ケースの変形が発生し、
変形した後のケースは圧力が低下しても完全に元の形状
に復元できない。このため、極板群の中央部をテープに
より拘束しないと極板群がケースに抑えられる効果を失
い、極板の膨潤による電極群の極間距離がさらに広がり
易く、電池の内部抵抗の上昇を促進したと思われる。
【0035】上記、実施例1の密閉式角型ニッケル−水
素蓄電池では、それに用いたテープとしてはポリプロピ
レン製であるが、それ以外の耐熱、耐アルカリ性テー
プ、例えばポリエステル粘着テープ、ポリイミド粘着テ
ープ、カプトン粘着テープなどを用いても同様の作用効
果を得ることができる。
【0036】また、テープ以外の耐熱、耐アルカリ性、
高強度のもの、例えばニッケル箔、アルミニウム箔、銅
箔などの金属箔、ポリプロピレンなどの不織布を用いて
も同様の作用効果を得ることができる。
【0037】また、実施例1の密閉式角型ニッケル−水
素蓄電池では、極板群の中央部にテープを短側面方向に
巻いて評価したが、テープを長側面方向に巻いても同様
の作用効果を得ることができる。
【0038】また、実施例1の密閉式角型ニッケル−水
素蓄電池では、極板群の中央部に巻いたテープの面積は
32%、厚みは0.06mm、引張り強度60N/10
mm幅としたが、面積は20%以上、厚みは0.02〜
0.10mm、引張り強度40N/10mm幅以上の範
囲であれば、実施例とほぼ同様な効果が得られる。
【0039】また、実施例1の密閉式角型ニッケル−水
素蓄電池では、セパレータを介して正極板と負極板とを
交互に積層して構成した極板群であるが、図2に示すよ
うにセパレータを介して帯状の正極板と負極板とを交互
に重ねて巻回した略楕円形電極群を角型金属ケースに挿
入して作成された角型ニッケル−水素蓄電池についても
同様な効果が得られる。
【0040】この発明は、正極板と負極板とが膨脹しや
すい角型ニッケル−水素蓄電池で実施例を示したが、正
極板が膨脹するニッケル−カドミウム蓄電池にも適応で
きる。
【0041】また、この発明は、角型ケースを用いた
が、角型ケースのコーナー部にRを取った略角型ケース
や楕円形のケースを用いた略角型のアルカリ蓄電池にも
適用できる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明はセパレータと、
正極板と、負極板とからなる極板群およびアルカリ電解
液を角型金属ケース内に収容した密閉式角型アルカリ蓄
電池において、前記極板群の中央部に帯状のものを少な
くとも一周以上巻くことにより、極板群の厚み方向の膨
らみを抑えると共に、極板群の極間の密接性を向上させ
ることができ、サイクル寿命特性に優れる密閉式角型ア
ルカリ蓄電池が得られる。特に正極板と負極板と両方が
膨脹しやすい角型ニッケル−水素蓄電池に適応するとよ
り効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の積層型極板群、ケース、封口
板の斜視図
【図2】本発明の別の実施例の巻回型極板群の斜視図
【図3】本発明の実施例の極板群構造を示す断面図
【図4】サイクル充放電に伴う電池容量と内部抵抗を示
すグラフ
【符号の説明】
1 外装金属ケース 2 金属製蓋体 3 正極リート゛ 4 負極リート゛ 5 正極板 6 負極板 7 セパレータ 8 テープ 9 極板群の幅広面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮原 亜希子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中山 相龍 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 湯浅 浩次 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5H028 AA01 AA05 CC12 HH00 HH01 HH05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セパレータを介して正極板と負極板とを交
    互に積層して構成した極板群と、アルカリ電解液とを角
    型金属ケースに収容した密閉式角型アルカリ蓄電池であ
    って、前記極板群を帯状のものにより拘束することを特
    徴とする密閉式角型アルカリ蓄電池。
  2. 【請求項2】セパレータを介して帯状の正極板と負極板
    とを交互に重ねて巻回した極板群と、アルカリ電解液と
    を角型金属ケースに収容した密閉式角型アルカリ蓄電池
    であって、前記極板群を帯状のものにより拘束すること
    を特徴とする密閉式角型アルカリ蓄電池。
  3. 【請求項3】セパレータと、正極板と、負極板とからな
    る極板群と、アルカリ電解液とを角型金属ケースに収容
    した密閉式角型アルカリ蓄電池であって、前記極板群の
    中央部を拘束することを特徴とする密閉式角型アルカリ
    蓄電池。
  4. 【請求項4】セパレータと、正極板と、負極板とからな
    る極板群と、アルカリ電解液とを角型金属ケースに収容
    した密閉式角型アルカリ蓄電池であって、前記極板群を
    テープにより拘束することを特徴とする密閉式角型アル
    カリ蓄電池。
  5. 【請求項5】セパレータと、正極板と、負極板とからな
    る極板群であって、前記極板群はセパレータを介して正
    極板と負極板とを交互に積層して構成したことを特徴と
    する請求項3および請求項4に記載の密閉式角型アルカ
    リ蓄電池。
  6. 【請求項6】セパレータと、正極板と、負極板とからな
    る極板群であって、前記極板群はセパレータを介して帯
    状の正極板と負極板とを交互に重ねて巻回して構成した
    ことを特徴とする請求項3および請求項4に記載の密閉
    式角型アルカリ蓄電池。
  7. 【請求項7】テープの幅は、負極板の長辺の長さに対し
    て20%以上とし、前記テープは、少なくとも極板群を
    一周以上巻いている請求項4に記載の密閉式角型アルカ
    リ蓄電池。
  8. 【請求項8】前記テープの強度は40N/10mm幅以
    上である請求項4に記載の密閉式角型アルカリ蓄電池。
  9. 【請求項9】前記テープの厚みは0.02〜0.10m
    mである請求項4に記載の密閉式角型アルカリ蓄電池。
JP2001372274A 2001-12-06 2001-12-06 密閉式角型アルカリ蓄電池 Withdrawn JP2003173815A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001372274A JP2003173815A (ja) 2001-12-06 2001-12-06 密閉式角型アルカリ蓄電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001372274A JP2003173815A (ja) 2001-12-06 2001-12-06 密閉式角型アルカリ蓄電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003173815A true JP2003173815A (ja) 2003-06-20

Family

ID=19181196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001372274A Withdrawn JP2003173815A (ja) 2001-12-06 2001-12-06 密閉式角型アルカリ蓄電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003173815A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017510035A (ja) * 2014-04-10 2017-04-06 バイエリシエ・モトーレンウエルケ・アクチエンゲゼルシヤフト 電気的なエネルギー蓄積セルに自己付着性フィルムを着設する方法及び装置
WO2022215918A1 (ko) * 2021-04-06 2022-10-13 삼성에스디아이(주) 원통형 이차전지

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017510035A (ja) * 2014-04-10 2017-04-06 バイエリシエ・モトーレンウエルケ・アクチエンゲゼルシヤフト 電気的なエネルギー蓄積セルに自己付着性フィルムを着設する方法及び装置
WO2022215918A1 (ko) * 2021-04-06 2022-10-13 삼성에스디아이(주) 원통형 이차전지

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8129048B2 (en) Method for producing rectangular flat secondary battery
US6200705B1 (en) Nickel-hydrogen secondary battery
US7435511B2 (en) Nickel-metal hydride storage battery
JP4836351B2 (ja) アルカリ蓄電池用極板およびそれを用いたアルカリ蓄電池
JP2003173815A (ja) 密閉式角型アルカリ蓄電池
JP3893856B2 (ja) 角型アルカリ蓄電池
JP2003242936A (ja) 電 池
JPH1083829A (ja) 巻取極板群及びその製造方法
JP2001196090A (ja) アルカリ蓄電池
JP2989877B2 (ja) ニッケル水素二次電池
JP3815511B2 (ja) ニッケル・金属水素化物密閉形アルカリ蓄電池
JP2001176541A (ja) アルカリ蓄電池
JP4239229B2 (ja) 円筒形非水電解液二次電池
JP2988974B2 (ja) 角形ニッケル水素蓄電池
JP3568316B2 (ja) 角型アルカリ蓄電池
JP2001351673A (ja) アルカリ蓄電池
JP2000285871A (ja) 角形電池
JP2005243274A (ja) 非水系角型二次電池
JPH103928A (ja) ニッケル−水素二次電池
JP4783980B2 (ja) 円筒形二次電池
JP2000164246A (ja) アルカリ蓄電池
JP2006019083A (ja) 円筒型アルカリ蓄電池
JPH0745280A (ja) 密閉形ニッケル−水素蓄電池の製造法
JP2001135310A (ja) ペースト式水素吸蔵合金電極の製造方法及び角形アルカリ二次電池の製造方法
JPH08293320A (ja) 角形密閉二次電池の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040415

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050704

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060516

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071122

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20080911