JP2003172212A - 内燃機関の排気還流装置 - Google Patents

内燃機関の排気還流装置

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JP2003172212A JP2001367744A JP2001367744A JP2003172212A JP 2003172212 A JP2003172212 A JP 2003172212A JP 2001367744 A JP2001367744 A JP 2001367744A JP 2001367744 A JP2001367744 A JP 2001367744A JP 2003172212 A JP2003172212 A JP 2003172212A
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exhaust
valve
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Masahiro Misawa
昌宏 三沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】排気還流率を高めつつ、小型化を図る。 【解決手段】吸気マニホールド11Aと排気マニホール
ド12Aとを連通する排気還流通路13に形成された略
直線部分に、機関運転状態に応じて排気還流通路13を
開閉する排気還流弁としてのバタフライ弁14を介装さ
せる。このようにすれば、排気還流弁が介装される位置
の排気還流通路13を屈曲させる必要がなく、屈曲によ
る流通抵抗の増加が抑制される。また、バタフライ弁1
4はその開度が大であるため、排気還流通路13に介装
された排気還流弁により、排気還流ガスの圧力損失が増
大することが抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の排気還
流(以下「EGR」という)装置に関し、特に、EGR
率を高めつつ、小型化を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、排気中に含有される窒素酸化
物(NOx)を低減させるために、例えば、特開平9−
137754号公報に開示されるように、排気の一部を
吸気系に還流させるEGR装置が広く採用されている。
EGR装置は、排気の一部を吸気系に還流させること
で、燃焼混合気中における不活性ガス(N2,CO2,H
2O等)の割合を増加して燃焼温度を低下させ、NOxの
発生を抑制することができる。そして、EGR装置で
は、排気通路と吸気通路とを連通するEGR通路を開閉
するEGR弁は、機関運転状態としての機関回転速度及
び機関負荷に応じて、その開度が制御される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来技術で
は、EGR通路を開閉するEGR弁として、図7に示す
ようなポペット弁1が用いられていた。ポペット弁1
は、弁体2に連結された弁軸3をアクチュエータにより
進退動作させて、EGR通路4の開度を制御する構成と
なっている。この場合、ポペット弁1を進退動作させる
べく、弁軸3の延長線上にアクチュエータを配置せざる
を得ず、図示するように、EGR通路4の一部を屈曲さ
せて、弁軸3の先端部を外部に露出させる必要があっ
た。このように、EGR通路4の一部が屈曲している
と、ここを流通するEGRガスの流通抵抗が増大しがち
であった。また、ポペット弁1では、その開口面積が小
であるため、ここを通過するEGRガスの圧力損失が大
であるという特性がある。このため、流通抵抗の増大及
び圧力損失により、排気系から吸気系へと還流されるE
GRガス量が低減し、EGR率が低下してしまうおそれ
があった。
【0004】EGR率の低下を抑制するためには、ポペ
ット弁1の大径化、EGR通路4の流路断面積の増大な
どの方法があるが、EGR装置の大型化に伴うコスト及
び重量増加が発生するため、現実には採用し難いもので
あった。また、近年の車両の軽量化,燃費向上及び性能
向上の要請から、過給機の一種であるターボチャージャ
を搭載した内燃機関も多く見られるようになってきてい
る。特に、ディーゼル機関は、ガソリン機関に比べて燃
費が良い反面、機関出力が低く、高速回転にも弱いた
め、これらの欠点をカバーするには、ターボチャージャ
の搭載によって得られる高トルクを利用することが非常
に有益である。
【0005】しかし、EGR装置は、排気通路内の排圧
と吸気通路内の負圧との差圧を利用して、排気の一部を
吸気系に還流する構成であるため、ターボチャージャを
搭載した内燃機関では、次のような問題点を抱えてい
た。即ち、ターボチャージャの効率が高い場合には、吸
気通路に介装されたコンプレッサの出口圧力(負圧)
が、排気通路に介装されたタービンの入口圧力(排圧)
より高くなってしまい、差圧により排気の一部を吸気系
に還流することができなくなってしまう。
【0006】このため、図8及び前述した公報に開示さ
れるように、EGR通路4におけるポペット弁1の下流
側に、一方向弁(逆止弁)としてのリード弁5を介装
し、EGRガスの圧力脈動を利用してこれを開弁させ、
EGR量を確保する技術が提案されている。しかし、ポ
ペット弁1を用いたEGR装置では、EGRガスの圧力
損失が増大して圧力脈動が弱められてしまい、必要なE
GR率が得にくかった。
【0007】そこで、本発明は以上のような従来の問題
点に鑑み、排気還流通路を開閉する機構を見直すことに
より、EGR率を高めつつ、小型化を図った内燃機関の
排気還流装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明では、排気通路と吸気通路とを連通する排気還流
通路に形成された略直線部分に、機関運転状態に応じて
該排気還流通路を開閉するバタフライ弁を介装したこと
を特徴とする。排気還流通路にポペット弁を介装したも
のでは、排気還流通路を屈曲せざるを得ず、排気還流ガ
スの流通抵抗が増大してしまう。また、ポペット弁で
は、その開口面積が小であるため、圧力損失が増大して
しまう。このようなことから、機関運転状態に応じた排
気還流ガス量が得られず、排気還流率が低下してしま
う。
【0009】しかし、請求項1の構成によれば、排気還
流通路の略直線部分にバタフライ弁が介装されるため、
排気還流通路の屈曲による流通抵抗の増大が抑制され
る。また、バタフライ弁は、開口面積を大とすることが
可能なため、ここを排気還流ガスが通過しても、その圧
力損失が抑制される。従って、流通抵抗及び圧力損失の
増大が抑制されることから、機関運転状態に応じた排気
還流量が得られるようになり、排気還流率が向上する。
一方、ポペット弁を用いた排気還流装置と同じ排気還流
率を得ようとするならば、排気還流通路の小径化などに
より装置の小型化が促進され、コスト,重量などが低減
される。
【0010】請求項2記載の発明では、排気通路にター
ビンが介装されると共に、吸気通路にコンプレッサが介
装されるターボチャージャを搭載した内燃機関の排気還
流装置であって、前記タービン上流側の排気通路とコン
プレッサ下流側の吸気通路とを連通する排気還流通路に
形成された略直線部分に、機関運転状態に応じて該排気
還流通路を開閉するバタフライ弁を介装したことを特徴
とする。
【0011】かかる構成によれば、請求項1記載の発明
の作用及び効果に加え、ターボチャージャの搭載によっ
て得られる高トルクを利用することができ、車両の軽量
化,燃費向上及び性能向上が図られる。請求項3記載の
発明では、前記排気還流通路におけるバタフライ弁と吸
気通路との間には、前記排気通路内の排圧が吸気通路内
の負圧より大となったときに開弁する一方向弁が介装さ
れたことを特徴とする。
【0012】吸気通路内の吸気及び排気通路内の排気に
は、内燃機関の稼動に伴ってその圧力が変動する脈動が
ある。このため、吸気及び排気の脈動の位相によって
は、吸気通路内の負圧が排気通路内の排圧より高くな
り、吸気の一部が排気側に流れてしまうおそれがある。
無過給の内燃機関では、かかる現象が発生し難いが、タ
ーボチャージャを搭載した内燃機関では、吸気通路に介
装されたコンプレッサにより吸気が過給されるため、か
かる現象が発生し易い。
【0013】しかし、請求項3の構成によれば、排気還
流通路には、排圧が負圧より大となったときに開弁する
一方向弁が介装されているので、排圧が負圧よりも大に
なったときのみ排気還流が行なわれ、吸気の一部が排気
側に流れることを起因とする、例えば、空気量不足によ
る機関出力の低下などが防止される。請求項4記載の発
明では、前記一方向弁は、リード弁であることを特徴と
する。
【0014】かかる構成によれば、一方向弁として、採
用実績が多く、作動機構の簡単なリード弁を採用するこ
とで、排気還流装置のコスト上昇が抑制されつつ、その
信頼性が向上する。請求項5記載の発明では、前記バタ
フライ弁を多段階に開閉駆動するアクチュエータと、機
関運転状態に応じた排気還流量を演算する排気還流量演
算手段と、該排気還流量演算手段により演算された排気
還流量に基づいて、前記アクチュエータを制御する制御
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0015】かかる構成によれば、機関運転状態に応じ
た排気還流量が演算され、これによりバタフライ弁を多
段階に開閉駆動するアクチュエータが制御される。この
ため、内燃機関の吸気通路には、その運転状態に応じた
排気還流量が導入されることとなり、窒素酸化物の低減
効果が最大限に発揮される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照して
本発明を詳述する。図1は、本発明の第1実施形態とし
て、ディーゼル機関に対して、本発明に係る内燃機関の
EGR装置を適用した全体構成を示す。6気筒のディー
ゼル機関10には、吸気通路11と排気通路12とが接
続される。吸気通路11を構成する吸気マニホールド1
1A、及び、排気通路12を構成する排気マニホールド
12Aは、夫々、小型化を図るべく、2つに分割された
構造となっている。そして、図示しないエアクリーナに
より埃等が除去された吸気は、吸気通路11を介してデ
ィーゼル機関10の燃焼室に導入される。
【0017】吸気マニホールド11Aと排気マニホール
ド12Aとは、EGR通路13を介して連通される。E
GR通路13には、機関運転状態に応じて開閉すべく、
EGR弁としてのバタフライ弁14が介装される。バタ
フライ弁14は、図2に示すように、薄板の円盤形状か
らなる弁体14Aと、その中心点を通る弁軸14Bと、
を含んで構成される。そして、弁軸14Bは、EGR通
路13に形成された略直線部分の周壁に回動自由に軸支
され、その一方の先端部にアクチュエータとしてのDC
モータ15が連結される。
【0018】また、DCモータ15の制御系として、機
関回転速度Neを検出する回転速度センサ16と、機関
負荷Lを検出する負荷センサ17と、マイクロコンピュ
ータを内蔵したコントロールユニット18と、が備えら
れる。そして、コントロールユニット18では、回転速
度センサ16及び負荷センサ17からの信号に基づいて
図3に示す制御が所定時間毎に繰り返し実行され、機関
運転状態に応じてバタフライ弁14の開度を変えるべ
く、DCモータ15が駆動制御される。なお、コントロ
ールユニット18により、排気還流量演算手段及び制御
手段がソフトウエア的に実現される。
【0019】ステップ1(図では「S1」と略記する。
以下同様)では、回転速度センサ16から、機関回転速
度Neが読み込まれる。ステップ2では、負荷センサ1
7から、機関負荷Lが読み込まれる。ステップ3では、
EGR制御マップが参照され、機関運転状態としての機
関回転速度Ne及び機関負荷Lに応じたEGR量が演算
される。なお、ステップ1〜ステップ3における一連の
処理が排気還流量演算手段に該当する。
【0020】ステップ4では、ステップ3で演算された
EGR量に基づいて、DCモータ15が駆動制御され
る。一方、機関運転領域がEGR領域になければ、EG
R量を0とすべく、バタフライ弁14によりEGR通路
13を閉じる制御が実行される。なお、ステップ4にお
ける処理が、制御手段に該当する。次に、上述した第1
実施形態の効果について説明する。
【0021】従来技術のように、EGR通路にポペット
弁を介装したEGR装置では、ポペット弁を進退動作さ
せる必要上、EGR通路の一部を屈曲せざるを得ず、E
GR通路を流通するEGRガスの流通抵抗が増大してし
まう。また、ポペット弁は、その開口面積が小であるた
め、ここを通過するEGRガスの圧力損失が増大してし
まう。このため、EGRガスの流通抵抗及び圧力損失の
増大により、機関運転状態に応じたEGR量が得られ
ず、EGR率が低下しがちであった。
【0022】しかし、EGR通路13の略直線部分にバ
タフライ弁14を介装するようにすれば、EGR通路1
3の屈曲による流通抵抗の増大が抑制される。また、バ
タフライ弁14は、その開口面積を大とすることが可能
なため、ここをEGRガスが通過しても、その圧力損失
が抑制される。従って、流通抵抗及び圧力損失の増大が
抑制されることから、機関運転状態に応じたEGR量が
得られるようになり、EGR率を向上させることができ
る。
【0023】一方、ポペット弁を用いたEGR装置と同
じEGR率を得ようとするならば、EGR通路13の小
径化などにより装置の小型化が促進され、コスト,重量
などを低減することができる。重量低減は、排気性状及
び燃費などの向上にも大きく寄与するため、地球環境の
保全の面では極めて有益なものである。図4は、本発明
の第2実施形態として、ターボチャージャを搭載したデ
ィーゼル機関に対して、本発明に係る内燃機関のEGR
装置を適用した全体構成を示す。なお、先の第1実施形
態と同一構成については、同一符号を付すことにより、
その説明を省略するものとする。
【0024】ディーゼル機関10の吸気通路11及び排
気通路12には、夫々、ターボチャージャを構成するコ
ンプレッサ19及びタービン20が介装される。タービ
ン20は、排気通路12を流通する排気エネルギーを吸
収し、図示しないシャフトを介して一体的に連結される
コンプレッサ19を駆動する。そして、エアクリーナに
より埃等が除去された吸気は、吸気通路11に介装され
たコンプレッサ19により圧縮されて過給状態となり、
ディーゼル機関10の燃焼室に導入される。
【0025】また、コンプレッサ19下流側の吸気マニ
ホールド11Aとタービン20の上流側の排気マニホー
ルド12Aとは、EGR通路13を介して連通される。
EGR通路13には、機関運転状態に応じて開閉すべ
く、EGR弁としてのバタフライ弁14が介装される。
さらに、EGR通路13におけるバタフライ弁14と吸
気マニホールド11Aとの間には、排気通路12内の排
圧が吸気通路11内の負圧より大となったときに開弁駆
動する一方向弁としてのリード弁21が介装される。こ
こで、一方向弁として、採用実績が多く、作動機構の簡
単なリード弁を採用することで、EGR装置のコスト上
昇を抑制しつつ、その信頼性を向上することができる。
【0026】ところで、吸気通路11内の吸気及び排気
通路12内の排気には、内燃機関の稼動に伴ってその圧
力が変動する脈動がある。このため、吸気及び排気の脈
動の位相によっては、吸気通路11内の負圧が排気通路
12内の排圧より高くなり、吸気の一部が排気側に流れ
てしまうおそれがある。無過給の内燃機関では、かかる
現象が発生し難いが、ターボチャージャを搭載した内燃
機関では、吸気通路11に介装されたコンプレッサ19
により吸気が過給されるため、かかる現象が発生し易
い。
【0027】しかし、EGR通路13には、排圧が負圧
よりも大となったときに開弁するリード弁21が介装さ
れているため、排圧が負圧よりも大になったときのみE
GRが行われ、吸気の一部が排気側に流れることを起因
とする、例えば、空気量不足による機関出力の低下など
を防止することができる。図6は、EGR通路13にリ
ード弁21を介装した効果として、EGR通路13にお
ける圧力変動を示しており、点線は従来技術の特性、実
線は本発明の特性を表わしている。
【0028】なお、第2実施形態による他の作用及び効
果は、先の第1実施形態と同様であるので、その説明は
省略することとする。また、本発明に係るEGR装置
は、ガソリン機関等にも適用可能であることはいうまで
もない。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、流通抵抗及び圧力損失の増大が抑制される
ため、機関運転状態に応じた排気還流量が得られるよう
になり、排気還流率を向上させることができる。そし
て、ポペット弁を用いた排気還流装置と同じ排気還流率
を得ようとするならば、排気還流通路の小径化などによ
り装置の小型が促進され、コスト,重量などを低減する
ことができる。
【0030】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加え、ターボチャージャの搭載によっ
て得られる高トルクを利用することができ、車両の軽量
化,燃費向上及び性能向上を図ることができる。請求項
3記載の発明によれば、排気通路内の排圧が吸気通路内
の負圧よりも大になったときのみ排気還流が行なわれ、
吸気の一部が排気側に流れることを起因とする、例え
ば、空気量不足による機関出力の低下などを防止するこ
とができる。
【0031】請求項4記載の発明によれば、排気還流装
置のコスト上昇を抑制しつつ、その信頼性を向上させる
ことができる。請求項5記載の発明によれば、内燃機関
の吸気通路には、その運転状態に応じた排気還流量が導
入されることとなり、窒素酸化物の低減効果を最大限に
発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す構成図
【図2】第1実施形態におけるEGR通路の詳細図
【図3】EGR装置の制御内容を示すフローチャート
【図4】本発明の第2実施形態を示す構成図
【図5】第2実施形態におけるEGR通路の詳細図
【図6】第2実施形態の効果を示す特性図
【図7】従来のEGR装置の一例で、EGR通路とEG
R弁の概略図
【図8】従来のEGR装置の他の例で、EGR通路とE
GR弁の概略図
【符号の説明】
10 ディーゼル機関 11 吸気通路 11A 吸気マニホールド 12 排気通路 12A 排気マニホールド 13 EGR通路 14 バタフライ弁 15 DCモータ 16 回転速度センサ 17 負荷センサ 18 コントロールユニット 19 コンプレッサ 20 タービン 21 リード弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 25/07 580 F02M 25/07 580B 580P F02D 21/08 311 F02D 21/08 311B Fターム(参考) 3G062 AA01 AA03 AA05 CA06 EA11 EB13 ED03 ED10 FA05 FA13 GA00 GA06 3G092 AA02 AA18 AB03 DC08 DC09 DF10 DG08 EA01 EA02 EC02 EC09 FA11 FA17 HA11Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排気通路と吸気通路とを連通する排気還流
    通路に形成された略直線部分に、機関運転状態に応じて
    該排気還流通路を開閉するバタフライ弁を介装したこと
    を特徴とする内燃機関の排気還流装置。
  2. 【請求項2】排気通路にタービンが介装されると共に、
    吸気通路にコンプレッサが介装されるターボチャージャ
    を搭載した内燃機関の排気還流装置であって、 前記タービン上流側の排気通路とコンプレッサ下流側の
    吸気通路とを連通する排気還流通路に形成された略直線
    部分に、機関運転状態に応じて該排気還流通路を開閉す
    るバタフライ弁を介装したことを特徴とする内燃機関の
    排気還流装置。
  3. 【請求項3】前記排気還流通路におけるバタフライ弁と
    吸気通路との間には、前記排気通路内の排圧が吸気通路
    内の負圧より大となったときに開弁する一方向弁が介装
    されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
    内燃機関の排気還流装置。
  4. 【請求項4】前記一方向弁は、リード弁であることを特
    徴とする請求項3記載の内燃機関の排気還流装置。
  5. 【請求項5】前記バタフライ弁を多段階に開閉駆動する
    アクチュエータと、 機関運転状態に応じた排気還流量を演算する排気還流量
    演算手段と、 該排気還流量演算手段により演算された排気還流量に基
    づいて、前記アクチュエータを制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれ
    か1つに記載の内燃機関の排気還流装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008151027A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Isuzu Motors Ltd ターボ付エンジンの排気ガス循環装置及び排気ガス循環方法
CN111102068A (zh) * 2018-10-29 2020-05-05 广州汽车集团股份有限公司 发动机稀薄燃烧装置、控制方法、发动机及汽车
CN111102068B (zh) * 2018-10-29 2024-06-07 广州汽车集团股份有限公司 发动机稀薄燃烧装置、控制方法、发动机及汽车

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