JP2003172128A5 - - Google Patents

Claims (8)

1. エンジンからの排気ガスを排出する排気管に接続されたハウジング，及び前記ハウジング内に配置された前記排気ガスに含まれるパティキュレート物質を捕集し且つ捕集された前記パティキュレート物質を加熱焼却するフィルタを有する排気ガス浄化装置において，
   前記フィルタは，セラミックス不織布，金網及びヒータから周方向にコルゲート状に折り曲げられて全体的に筒体に形成され，前記筒体のコルゲート形状を補強保持するための骨組用補強部材を有し，前記補強部材は，前記ハウジングの前記排気ガスの流入側に位置する前記筒体の端部に配置され且つ外周に前記筒体の内周側山部に対応する形状の突起部を備えた円盤部材，及び前記ハウジングの前記排気ガスの流出側に位置する前記筒体の端部と長手方向の所定箇所とに配置され且つ外周に前記筒体の内周側山部に対応する形状の突起部を備えたリング部材を有することを特徴とする排気ガス浄化装置。
2. 前記補強部材は，前記筒体の前記端部にそれぞれ配置された前記円盤部材と前記リング部材との間で且つ前記円盤部材と前記リング部材との前記突起部間の谷部に配置された樋状フレームを有することを特徴とする請求項１に記載の排気ガス浄化装置。
3. 前記樋状フレームは，少なくとも長手方向の熱膨張量を小さくするためフェライト系ステンレススチール等の熱膨張の小さい金属材料で作製されていることを特徴とする請求項２に記載の排気ガス浄化装置。
4. 前記補強部材の前記円盤部材と前記リング部材とは，オーステナイト系ステンレススチール等の金属材料で作製されていることを特徴とする請求項２に記載の排気ガス浄化装置。
5. 前記フィルタの前記端部に固定された前記円盤部材及び／又は前記リング部材は，前記フィルタの熱膨張を許容するばね部材又はリンク機構によって前記ハウジングに取り付けられていることを特徴とする請求項１〜４のいずれか１項に記載の排気ガス浄化装置。
6. 前記フィルタは，耐熱性に優れた前記セラミックス不織布，前記セラミックス不織布を前記排気ガスの流れの上下流方向から挟み込んで保持する一対の前記金網，及び前記セラミックス不織布内に埋め込まれ且つ前記フィルタに捕集された前記パティキュレート物質を加熱焼却するための前記ヒータから成る５層構造に形成されていることを特徴とする請求項１〜５のいずれか１項に記載の排気ガス浄化装置。
7. 前記ハウジングは隔壁によって少なくとも３個以上の区画室に分割され，前記区画室には前記フィルタが内外周に排気ガス通路を形成してそれぞれ配置され，前記区画室の排気ガス入口を開閉するための開閉弁がそれぞれ配置され，前記排気管からの前記排気ガスを前記区画室へ送り込むため前記開閉弁を開放制御すると共に前記フィルタに捕集された前記パティキュレート物質を加熱焼却して前記フィルタを再生するため前記開閉弁を閉鎖制御すると共に前記フィルタに設けた前記ヒータを通電制御するコントローラを有することを特徴とする請求項１〜６のいずれか１項に記載の排気ガス浄化装置。【請求項８】 前記ハウジングには前記排気管に連通して前記排気ガスを前記区画室へ送り込むガス室を形成する入口管が接続され，また，前記ハウジングの前記区画室には前記区画室から送り出される前記排気ガスを集合する集合管が接続されていることを特徴とする請求項７に記載の排気ガス浄化装置。
8. 前記ハウジング内で前記フィルタの外側に形成される排気ガス通路には，前記フィルタの長手方向に沿って延びる筒状の反射板が支持部材によって配置されており，前記反射板は，前記フィルタに設けられたヒータに通電して前記フィルタに捕集された前記パティキュレート物質を加熱焼却する再生時に発生する熱を反射することを特徴とする請求項１〜８のいずれか１項に記載の排気ガス浄化装置。