JPH08189340A - 消音機能付きバイパス管を備えたディーゼルパティキュレートフィルタ装置 - Google Patents
消音機能付きバイパス管を備えたディーゼルパティキュレートフィルタ装置Info
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- JPH08189340A JPH08189340A JP7013290A JP1329095A JPH08189340A JP H08189340 A JPH08189340 A JP H08189340A JP 7013290 A JP7013290 A JP 7013290A JP 1329095 A JP1329095 A JP 1329095A JP H08189340 A JPH08189340 A JP H08189340A
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- JP
- Japan
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- bypass pipe
- exhaust gas
- filter body
- diesel particulate
- particulate filter
- Prior art date
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
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- Exhaust Silencers (AREA)
- Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、フィルタ本体をバイパスするバイ
パス管に絞り機能を有する内筒管を配置した消音機能付
きバイパス管を備えたディーゼルパティキュレートフィ
ルタ装置を提供する。 【構成】 本発明は、パティキュレートを捕集するため
排気ガス通路２に耐熱性に優れたフィルタ本体４を配置
し、捕集されたパティキュレートを通電金網５に通電す
ることで加熱焼却する。フィルタ本体４の再生時には、
制御弁６，７の開閉状態を切り換えてバイパス管９に排
気ガスを流す。バイパス管９には、その内壁面に吸音材
１１が配置され、上流側から下流側へ通路面積が小さく
形成された絞り機能を有する多数の通孔１２を形成した
内筒管１０が配置されている。
パス管に絞り機能を有する内筒管を配置した消音機能付
きバイパス管を備えたディーゼルパティキュレートフィ
ルタ装置を提供する。 【構成】 本発明は、パティキュレートを捕集するため
排気ガス通路２に耐熱性に優れたフィルタ本体４を配置
し、捕集されたパティキュレートを通電金網５に通電す
ることで加熱焼却する。フィルタ本体４の再生時には、
制御弁６，７の開閉状態を切り換えてバイパス管９に排
気ガスを流す。バイパス管９には、その内壁面に吸音材
１１が配置され、上流側から下流側へ通路面積が小さく
形成された絞り機能を有する多数の通孔１２を形成した
内筒管１０が配置されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ディーゼルエンジン
から排出される排気ガス中のパティキュレートを捕集す
るフィルタ本体を備えた消音機能付きバイパス管を備え
たディーゼルパティキュレートフィルタ装置に関する。
から排出される排気ガス中のパティキュレートを捕集す
るフィルタ本体を備えた消音機能付きバイパス管を備え
たディーゼルパティキュレートフィルタ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、エンジンの排気ガスを処理する排
気ガス処理装置として、フィルタの面積が大きく、その
フィルタの前面部にカーボンが堆積されて捕集される。
その堆積したカーボンを焼却するため、パティキュレー
トフィルタの一部に加熱コイルを取り付け、堆積したカ
ーボンを除去するのに、焼却することによりフィルタを
再生している。例えば、実開平１−１４４４２７号公報
に開示されたディーゼルパティキュレートフィルタ装置
は、排気ガスをフィルタ本体に通し、該フィルタ本体で
排気ガス中のカーボン、スモーク等のパティキュレート
を捕集し、フィルタ本体にパティキュレートが堆積して
目詰まりした場合に、フィルタ本体に排気ガスを流すの
を遮断し、別のフィルタ本体に排気ガスを流すように切
り換え、目詰まりしたフィルタ本体の下流側から空気を
送り込み、フィルタ本体を加熱して目詰まりしているパ
ティキュレートを焼却するものである。
気ガス処理装置として、フィルタの面積が大きく、その
フィルタの前面部にカーボンが堆積されて捕集される。
その堆積したカーボンを焼却するため、パティキュレー
トフィルタの一部に加熱コイルを取り付け、堆積したカ
ーボンを除去するのに、焼却することによりフィルタを
再生している。例えば、実開平１−１４４４２７号公報
に開示されたディーゼルパティキュレートフィルタ装置
は、排気ガスをフィルタ本体に通し、該フィルタ本体で
排気ガス中のカーボン、スモーク等のパティキュレート
を捕集し、フィルタ本体にパティキュレートが堆積して
目詰まりした場合に、フィルタ本体に排気ガスを流すの
を遮断し、別のフィルタ本体に排気ガスを流すように切
り換え、目詰まりしたフィルタ本体の下流側から空気を
送り込み、フィルタ本体を加熱して目詰まりしているパ
ティキュレートを焼却するものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディーゼル
エンジンから排出される排気ガス中には、カーボン、ス
モーク、ＨＣ、ＳＯX 等のパティキュレートが含まれて
いるが、該パティキュレートはカーボンと炭化水素の合
成物であり、その大きさは、数μｍから数十μｍまで分
散している。パティキュレートを捕集するためディーゼ
ルパティキュレートフィルタが種々開発されている。デ
ィーゼルパティキュレートフィルタで捕集されたパティ
キュレートは、加熱することによって酸素と反応して容
易に燃焼して焼却できるが、燃焼には高温度が必要であ
り、排気ガス温度のみでは完全に燃焼することができな
い。
エンジンから排出される排気ガス中には、カーボン、ス
モーク、ＨＣ、ＳＯX 等のパティキュレートが含まれて
いるが、該パティキュレートはカーボンと炭化水素の合
成物であり、その大きさは、数μｍから数十μｍまで分
散している。パティキュレートを捕集するためディーゼ
ルパティキュレートフィルタが種々開発されている。デ
ィーゼルパティキュレートフィルタで捕集されたパティ
キュレートは、加熱することによって酸素と反応して容
易に燃焼して焼却できるが、燃焼には高温度が必要であ
り、排気ガス温度のみでは完全に燃焼することができな
い。
【０００４】そこで、ディーゼルパティキュレートフィ
ルタは、フィルタ本体で捕集されたパティキュレートを
加熱焼却してフィルタ本体を再生できる機能を有する必
要がある。そのため、フィルタ本体の全面に通電できる
金網を配設することが考えられるが、金網をフィルタ本
体に設けた場合に、該金網に通電してフィルタ本体を再
生するタイミング及びフィルタ本体に対して排気ガスを
流す状態が問題となる。例えば、フィルタ本体を再生す
るため、フィルタ本体に排気ガスを流しながら金網に通
電しても、フィルタ本体は排気ガスで冷却されてパティ
キュレートの燃焼状態に温度を昇温することができな
い。そこで、フィルタ本体を配置した排気ガス通路から
分岐してバイパス管を設けることが考えられる。
ルタは、フィルタ本体で捕集されたパティキュレートを
加熱焼却してフィルタ本体を再生できる機能を有する必
要がある。そのため、フィルタ本体の全面に通電できる
金網を配設することが考えられるが、金網をフィルタ本
体に設けた場合に、該金網に通電してフィルタ本体を再
生するタイミング及びフィルタ本体に対して排気ガスを
流す状態が問題となる。例えば、フィルタ本体を再生す
るため、フィルタ本体に排気ガスを流しながら金網に通
電しても、フィルタ本体は排気ガスで冷却されてパティ
キュレートの燃焼状態に温度を昇温することができな
い。そこで、フィルタ本体を配置した排気ガス通路から
分岐してバイパス管を設けることが考えられる。
【０００５】しかしながら、バイパス管をストレート管
で形成した場合には、バイパス管に排気ガスを流すた
め、バイパス管に設けた制御弁を切り換えてバイパス管
を開放した場合に、バイパス管には排気ガスがスムース
に流れるが、排気ガスに発生する圧力波のため、排気衝
撃音が発生し、騒音の原因になる。
で形成した場合には、バイパス管に排気ガスを流すた
め、バイパス管に設けた制御弁を切り換えてバイパス管
を開放した場合に、バイパス管には排気ガスがスムース
に流れるが、排気ガスに発生する圧力波のため、排気衝
撃音が発生し、騒音の原因になる。
【０００６】この発明の目的は、上記の課題を解決する
ことであり、ディーゼルエンジンから排気される排気ガ
ス中に含まれるカーボン、ＨＣ、ＳＯX 等のパティキュ
レートをフィルタ本体で捕集し、フィルタ本体に所定量
のパティキュレートが捕集された時点でパティキュレー
トを加熱焼却してフィルタ本体を再生する時に、排気ガ
スを消音機能と絞り機能とを有するバイパス管に流すと
共に、通電金網に通電してフィルタ本体に捕集されてい
るパティキュレートを加熱焼却し、フィルタ機能を再生
させ、その時にバイパス管に排気ガスを流して通路面積
の急変により消音効果を発揮させ、内管から外側にガス
が流れる時に排気衝撃音を吸収して消音すると共に、フ
ィルタ本体側にも若干の排気ガスを流してフィルタ本体
に空気を供給することができる消音機能付きバイパス管
を備えたディーゼルパティキュレートフィルタ装置を提
供することである。
ことであり、ディーゼルエンジンから排気される排気ガ
ス中に含まれるカーボン、ＨＣ、ＳＯX 等のパティキュ
レートをフィルタ本体で捕集し、フィルタ本体に所定量
のパティキュレートが捕集された時点でパティキュレー
トを加熱焼却してフィルタ本体を再生する時に、排気ガ
スを消音機能と絞り機能とを有するバイパス管に流すと
共に、通電金網に通電してフィルタ本体に捕集されてい
るパティキュレートを加熱焼却し、フィルタ機能を再生
させ、その時にバイパス管に排気ガスを流して通路面積
の急変により消音効果を発揮させ、内管から外側にガス
が流れる時に排気衝撃音を吸収して消音すると共に、フ
ィルタ本体側にも若干の排気ガスを流してフィルタ本体
に空気を供給することができる消音機能付きバイパス管
を備えたディーゼルパティキュレートフィルタ装置を提
供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、次のように構成されている。即ち、
この発明は、ディーゼルエンジンの排気ガス中に含まれ
るパティキュレートを捕集するため排気ガス通路に配置
された耐熱性に優れたセラミックスから成るフィルタ本
体、該フィルタ本体に捕集されたパティキュレートを加
熱焼却するため前記フィルタ本体に対して配置された通
電金網、前記フィルタ本体をバイパスする内壁面に吸音
材が配置されたバイパス管、前記排気ガス通路と前記バ
イパス管を開閉するためそれぞれに設けられた各制御
弁、及び前記フィルタ本体によるパティキュレートの捕
集量に応答して前記各制御弁の開閉切換制御と前記通電
金網への通電制御を行うコントローラを有することを特
徴とする消音機能付きバイパス管を備えたディーゼルパ
ティキュレートフィルタ装置に関する。
を達成するために、次のように構成されている。即ち、
この発明は、ディーゼルエンジンの排気ガス中に含まれ
るパティキュレートを捕集するため排気ガス通路に配置
された耐熱性に優れたセラミックスから成るフィルタ本
体、該フィルタ本体に捕集されたパティキュレートを加
熱焼却するため前記フィルタ本体に対して配置された通
電金網、前記フィルタ本体をバイパスする内壁面に吸音
材が配置されたバイパス管、前記排気ガス通路と前記バ
イパス管を開閉するためそれぞれに設けられた各制御
弁、及び前記フィルタ本体によるパティキュレートの捕
集量に応答して前記各制御弁の開閉切換制御と前記通電
金網への通電制御を行うコントローラを有することを特
徴とする消音機能付きバイパス管を備えたディーゼルパ
ティキュレートフィルタ装置に関する。
【０００８】また、前記バイパス管には、内壁面にフェ
ルト状吸音材が付設されると共に内筒管が配置され、前
記内筒管には排気ガスを通過させる多数の通孔が吸音内
壁方向に向かって形成されている。また、前記バイパス
管内に配置された前記内筒管は上流側から渦流側へ通路
面積が小さくなる絞り機能を有するものである。
ルト状吸音材が付設されると共に内筒管が配置され、前
記内筒管には排気ガスを通過させる多数の通孔が吸音内
壁方向に向かって形成されている。また、前記バイパス
管内に配置された前記内筒管は上流側から渦流側へ通路
面積が小さくなる絞り機能を有するものである。
【０００９】このディーゼルパティキュレートフィルタ
装置では、前記フィルタ本体に捕集されたパティキュレ
ートの捕集量は前記排気ガス通路に設けたセンサーで測
定できる。また、前記フィルタ本体側の前記排気ガス通
路に設けた前記制御弁には、前記バイパス管の開放時に
僅かな排気ガスを通過できるように通孔又は隙間が形成
され、フィルタに捕集されたパティキュレートの焼却に
供することができる。
装置では、前記フィルタ本体に捕集されたパティキュレ
ートの捕集量は前記排気ガス通路に設けたセンサーで測
定できる。また、前記フィルタ本体側の前記排気ガス通
路に設けた前記制御弁には、前記バイパス管の開放時に
僅かな排気ガスを通過できるように通孔又は隙間が形成
され、フィルタに捕集されたパティキュレートの焼却に
供することができる。
【００１０】また、前記フィルタ本体はＳｉＣ系セラミ
ックス繊維及び／又はＳｉ3 Ｎ4 系セラミックス繊維を
アトランダムに積層したセラミックス繊維積層部材から
構成され、前記通路金網は重ね合わせた前記セラミック
ス繊維積層部材の間に配置されている。
ックス繊維及び／又はＳｉ3 Ｎ4 系セラミックス繊維を
アトランダムに積層したセラミックス繊維積層部材から
構成され、前記通路金網は重ね合わせた前記セラミック
ス繊維積層部材の間に配置されている。
【００１１】
【作用】この発明による消音機能付きバイパス管を備え
たディーゼルパティキュレートフィルタ装置は、上記の
ように構成されており、次のように作用する。即ち、こ
の消音機能付きバイパス管を備えたディーゼルパティキ
ュレートフィルタ装置は、排気ガス通路にフィルタ本体
を配置し、前記フィルタ本体に対して通電金網を配置
し、内壁面に吸音材を配置したバイパス管に前記フィル
タ本体の再生時に排気ガスを前記フィルタ本体をバイパ
スして流し、コントローラによってパティキュレートの
捕集量に応答して前記排気ガス通路と前記バイパス管と
に設けた各制御弁で開閉切換制御すると共に、前記通電
金網への通電制御を行うので、前記フィルタ本体の再生
時にはディーゼルエンジンからの排気ガスを前記バイパ
ス管に流した状態で、前記通電金網に電流を流して前記
フィルタ本体を短時間でパティキュレートの加熱燃焼温
度まで上昇させ、前記フィルタ本体に捕集されているパ
ティキュレートを短時間で加熱焼却することができる。
この時、ディーゼルエンジンでは空気過剰率が大であ
り、排気ガス中にはＯ2 が含まれているので、前記フィ
ルタ本体には排気ガスが若干流されてパティキュレート
の焼却のためのＯ2が供給されている状態であるので、
パティキュレートは十分に加熱されて焼却されるので、
排気ガスで前記フィルタ本体が冷却され過ぎて前記通電
金網への通電によってパティキュレートが加熱され焼却
温度まで到達できないという現象は発生しない。
たディーゼルパティキュレートフィルタ装置は、上記の
ように構成されており、次のように作用する。即ち、こ
の消音機能付きバイパス管を備えたディーゼルパティキ
ュレートフィルタ装置は、排気ガス通路にフィルタ本体
を配置し、前記フィルタ本体に対して通電金網を配置
し、内壁面に吸音材を配置したバイパス管に前記フィル
タ本体の再生時に排気ガスを前記フィルタ本体をバイパ
スして流し、コントローラによってパティキュレートの
捕集量に応答して前記排気ガス通路と前記バイパス管と
に設けた各制御弁で開閉切換制御すると共に、前記通電
金網への通電制御を行うので、前記フィルタ本体の再生
時にはディーゼルエンジンからの排気ガスを前記バイパ
ス管に流した状態で、前記通電金網に電流を流して前記
フィルタ本体を短時間でパティキュレートの加熱燃焼温
度まで上昇させ、前記フィルタ本体に捕集されているパ
ティキュレートを短時間で加熱焼却することができる。
この時、ディーゼルエンジンでは空気過剰率が大であ
り、排気ガス中にはＯ2 が含まれているので、前記フィ
ルタ本体には排気ガスが若干流されてパティキュレート
の焼却のためのＯ2が供給されている状態であるので、
パティキュレートは十分に加熱されて焼却されるので、
排気ガスで前記フィルタ本体が冷却され過ぎて前記通電
金網への通電によってパティキュレートが加熱され焼却
温度まで到達できないという現象は発生しない。
【００１２】また、前記バイパス管には、内壁面に吸音
材を配置されているので、前記バイパス管への排気ガス
の流れが内筒管から通孔を通って衝突し、吸音材に吸収
されるので、排気ガスの圧力波で発生する排気衝撃音は
前記吸音材によって小さくなると共に外側へ漏れること
なく吸音され、前記バイパス管での騒音発生を低減でき
る。即ち、バイパス管に排気ガスを流すが、排気衝撃音
が気体の圧力変動であるため、通路面積の急変により消
音効果があるので、内筒管から外側にガスが流れる時、
排気衝撃音を吸収すると共に、通孔から流れ出た排気ガ
スが多通孔より吸音材に衝突して音圧レベルが下げられ
るので消音できると共に、フィルタ本体側にも若干の排
気ガスを流してフィルタ本体に空気を供給することがで
きる。更に、前記バイパス管内には、上流側から下流側
へ通路面積が小さく形成された絞り機能を有する内筒管
が配置され、前記内筒管には排気ガスを通過させる多数
の通孔が形成されているので、前記バイパス管には流れ
抵抗が発生し難く、また、通孔からの排気ガス流れ速度
が同一となり、吸音効果が発揮される。また、前記バイ
パス管の前記制御弁を開放した時に、全ての排気ガスが
前記バイパス管を流れることなく、前記フィルタ本体側
にも若干流されて、パティキュレートを焼却するための
空気が供給される。
材を配置されているので、前記バイパス管への排気ガス
の流れが内筒管から通孔を通って衝突し、吸音材に吸収
されるので、排気ガスの圧力波で発生する排気衝撃音は
前記吸音材によって小さくなると共に外側へ漏れること
なく吸音され、前記バイパス管での騒音発生を低減でき
る。即ち、バイパス管に排気ガスを流すが、排気衝撃音
が気体の圧力変動であるため、通路面積の急変により消
音効果があるので、内筒管から外側にガスが流れる時、
排気衝撃音を吸収すると共に、通孔から流れ出た排気ガ
スが多通孔より吸音材に衝突して音圧レベルが下げられ
るので消音できると共に、フィルタ本体側にも若干の排
気ガスを流してフィルタ本体に空気を供給することがで
きる。更に、前記バイパス管内には、上流側から下流側
へ通路面積が小さく形成された絞り機能を有する内筒管
が配置され、前記内筒管には排気ガスを通過させる多数
の通孔が形成されているので、前記バイパス管には流れ
抵抗が発生し難く、また、通孔からの排気ガス流れ速度
が同一となり、吸音効果が発揮される。また、前記バイ
パス管の前記制御弁を開放した時に、全ての排気ガスが
前記バイパス管を流れることなく、前記フィルタ本体側
にも若干流されて、パティキュレートを焼却するための
空気が供給される。
【００１３】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明による消音
機能付きバイパス管を備えたディーゼルパティキュレー
トフィルタ装置の実施例を説明する。図１はこの発明に
よる消音機能付きバイパス管を備えたディーゼルパティ
キュレートフィルタ装置の一実施例を示す概略説明図で
ある。
機能付きバイパス管を備えたディーゼルパティキュレー
トフィルタ装置の実施例を説明する。図１はこの発明に
よる消音機能付きバイパス管を備えたディーゼルパティ
キュレートフィルタ装置の一実施例を示す概略説明図で
ある。
【００１４】この消音機能付きバイパス管を備えたディ
ーゼルパティキュレートフィルタ装置は、排気管２２に
配置されたケース３内に排気ガスを浄化することができ
るディーゼルパティキュレートフィルタ１を収容したも
のである。ディーゼルパティキュレートフィルタ１は、
ケース３の内壁面に遮熱材８を配置されて排気ガス通路
２内が遮熱構造に構成され、その排気ガス通路２内にフ
ィルタ本体４が配置されると共に、フィルタ本体４を加
熱するためのフィルタ本体４に接触して通電金網５が設
けられている。フィルタ本体４は、ディーゼルエンジン
の排気ガス中に含まれるカーボン、スモーク、ＨＣ、Ｓ
ＯX 等のパティキュレートを捕集することができ、耐熱
性に優れたセラミックスから構成されている。また、フ
ィルタ本体４に捕集されたパティキュレートは、フィル
タ本体４に対して配置された通電金網５に電極端子１８
を通じて電流を流すことによって加熱焼却される。通電
金網５は、例えば、Ｎｉ系合金等で金網に構成してフィ
ルタ本体４を均一に加熱できるように構成することがで
きる。フィルタ本体４は、入口１９側が中央が遮蔽プレ
ート１６で閉鎖され、出口側２１が中央が開放されて外
側が遮蔽プレート１５で閉鎖された状態に排気ガス通路
２に配置されている。従って、ディーゼルエンジンから
排出される排気ガスは、排気管２２から排気ガス通路２
に送り込まれ、入口１９側のフィルタ本体４の外周側か
らフィルタ本体４を横断して中央側へ流れ、出口２１か
ら排気ガス通路２を通って排気管２２からターボチャー
ジャ或いは大気へ排出される。
ーゼルパティキュレートフィルタ装置は、排気管２２に
配置されたケース３内に排気ガスを浄化することができ
るディーゼルパティキュレートフィルタ１を収容したも
のである。ディーゼルパティキュレートフィルタ１は、
ケース３の内壁面に遮熱材８を配置されて排気ガス通路
２内が遮熱構造に構成され、その排気ガス通路２内にフ
ィルタ本体４が配置されると共に、フィルタ本体４を加
熱するためのフィルタ本体４に接触して通電金網５が設
けられている。フィルタ本体４は、ディーゼルエンジン
の排気ガス中に含まれるカーボン、スモーク、ＨＣ、Ｓ
ＯX 等のパティキュレートを捕集することができ、耐熱
性に優れたセラミックスから構成されている。また、フ
ィルタ本体４に捕集されたパティキュレートは、フィル
タ本体４に対して配置された通電金網５に電極端子１８
を通じて電流を流すことによって加熱焼却される。通電
金網５は、例えば、Ｎｉ系合金等で金網に構成してフィ
ルタ本体４を均一に加熱できるように構成することがで
きる。フィルタ本体４は、入口１９側が中央が遮蔽プレ
ート１６で閉鎖され、出口側２１が中央が開放されて外
側が遮蔽プレート１５で閉鎖された状態に排気ガス通路
２に配置されている。従って、ディーゼルエンジンから
排出される排気ガスは、排気管２２から排気ガス通路２
に送り込まれ、入口１９側のフィルタ本体４の外周側か
らフィルタ本体４を横断して中央側へ流れ、出口２１か
ら排気ガス通路２を通って排気管２２からターボチャー
ジャ或いは大気へ排出される。
【００１５】このディーゼルパティキュレートフィルタ
装置は、特に、フィルタ本体４をバイパスするバイパス
管９を排気ガス通路２に分岐して設けたことであり、バ
イパス管９の内壁面に吸音材１１を配置したことであ
る。吸音材１１は、例えば、多孔質セラミックス、或い
はセラミックス繊維材等の耐熱性材料で作製することが
できると共に、遮熱性を持たせることもできる。バイパ
ス管９には、上流側から下流側へ通路面積が小さくテー
パ状に形成された絞り機能を有する内筒管１０が配置さ
れ、内筒管１０には排気ガスを通過させる多数の通孔１
２が形成されている。内筒管１０は、バイパス管９内に
入口側が支持板２４で支持され、出口側が支持柱２３で
支持されている。例えば、バイパス管９内に配置された
内筒管１０は、入口側の開口径は大きく開放され且つ出
口側が閉鎖された多孔質の金属プレート又は多孔質セラ
ミックス板でテーパ状に形成されている。
装置は、特に、フィルタ本体４をバイパスするバイパス
管９を排気ガス通路２に分岐して設けたことであり、バ
イパス管９の内壁面に吸音材１１を配置したことであ
る。吸音材１１は、例えば、多孔質セラミックス、或い
はセラミックス繊維材等の耐熱性材料で作製することが
できると共に、遮熱性を持たせることもできる。バイパ
ス管９には、上流側から下流側へ通路面積が小さくテー
パ状に形成された絞り機能を有する内筒管１０が配置さ
れ、内筒管１０には排気ガスを通過させる多数の通孔１
２が形成されている。内筒管１０は、バイパス管９内に
入口側が支持板２４で支持され、出口側が支持柱２３で
支持されている。例えば、バイパス管９内に配置された
内筒管１０は、入口側の開口径は大きく開放され且つ出
口側が閉鎖された多孔質の金属プレート又は多孔質セラ
ミックス板でテーパ状に形成されている。
【００１６】バイパス管９を上記の構造に構成すると、
管径が徐々に絞られた形状に形成されているので、バイ
パス管９を流れるガスは内筒管１０から通孔１２を通っ
て外側へ流出されるので、内筒管１０では先端ほど流速
が要求され、外側ほど通孔１２が大きく形成されている
ので流れ抵抗が増加せず、バイパス管９内の排気ガス圧
の上昇が小さい。従って、排気ガス通路２を制御弁６で
閉鎖したとしても、若干の排気ガスが制御弁６の隙間等
を通ってフィルタ本体４側へ供給され、パティキュレー
トの焼却に使用される。或いは、図示していないが、バ
イパス管９からフィルタ本体４側の排気ガス通路２へ連
絡パイプを設けておき、該連絡パイプを通じて排気ガス
通路２へ僅かな排気ガスを供給し、該排気ガスに含まれ
る空気をフィルタ本体４に捕集されているパティキュレ
ートの焼却に使用することができる。
管径が徐々に絞られた形状に形成されているので、バイ
パス管９を流れるガスは内筒管１０から通孔１２を通っ
て外側へ流出されるので、内筒管１０では先端ほど流速
が要求され、外側ほど通孔１２が大きく形成されている
ので流れ抵抗が増加せず、バイパス管９内の排気ガス圧
の上昇が小さい。従って、排気ガス通路２を制御弁６で
閉鎖したとしても、若干の排気ガスが制御弁６の隙間等
を通ってフィルタ本体４側へ供給され、パティキュレー
トの焼却に使用される。或いは、図示していないが、バ
イパス管９からフィルタ本体４側の排気ガス通路２へ連
絡パイプを設けておき、該連絡パイプを通じて排気ガス
通路２へ僅かな排気ガスを供給し、該排気ガスに含まれ
る空気をフィルタ本体４に捕集されているパティキュレ
ートの焼却に使用することができる。
【００１７】また、排気ガス通路２とバイパス管９に
は、排気ガス通路２とバイパス管９を開閉するため、そ
れぞれに制御弁６，７が設けられている。排気ガス通路
２に設けられた制御弁６は、コントローラ２０の指令で
アクチュエータ１３を作動して開閉制御される。また、
バイパス管９に設けられた制御弁７は、コントローラ２
０の指令でアクチュエータ１４を作動して開閉制御され
る。制御弁６と制御弁７とは、開閉作動が互いに逆にな
るので、アクチュエータ１３と１４とを連動させて作動
できるように構成することができる。コントローラ２０
は、フィルタ本体４によるパティキュレートの捕集量に
応答して各制御弁６，７の開閉切換制御と、通電金網５
への通電制御を行うことができる。フィルタ本体４に捕
集されたパティキュレートの捕集量は、排気ガス通路２
に設けた圧力センサー１７によって検出することができ
る。排気ガス通路２内に設置した圧力センサー１７で測
定された排気ガス圧は、フィルタ本体４にパティキュレ
ートが所定量以上捕集されると高くなり、その検出値で
フィルタ本体４に捕集されたパティキュレート量を検出
することができる。
は、排気ガス通路２とバイパス管９を開閉するため、そ
れぞれに制御弁６，７が設けられている。排気ガス通路
２に設けられた制御弁６は、コントローラ２０の指令で
アクチュエータ１３を作動して開閉制御される。また、
バイパス管９に設けられた制御弁７は、コントローラ２
０の指令でアクチュエータ１４を作動して開閉制御され
る。制御弁６と制御弁７とは、開閉作動が互いに逆にな
るので、アクチュエータ１３と１４とを連動させて作動
できるように構成することができる。コントローラ２０
は、フィルタ本体４によるパティキュレートの捕集量に
応答して各制御弁６，７の開閉切換制御と、通電金網５
への通電制御を行うことができる。フィルタ本体４に捕
集されたパティキュレートの捕集量は、排気ガス通路２
に設けた圧力センサー１７によって検出することができ
る。排気ガス通路２内に設置した圧力センサー１７で測
定された排気ガス圧は、フィルタ本体４にパティキュレ
ートが所定量以上捕集されると高くなり、その検出値で
フィルタ本体４に捕集されたパティキュレート量を検出
することができる。
【００１８】このディーゼルパティキュレートフィルタ
装置では、フィルタ本体４側の排気ガス通路２に設けた
制御弁６には、バイパス管９の開放時に、僅かな排気ガ
スを通過できるように通孔又は隙間（図示せず）が形成
されている。従って、フィルタ本体４に捕集されている
パティキュレートは、排気ガス中に含まれる空気を使用
して加熱燃焼して焼却され、排気ガス通路２の出口２１
からクリーンな排気ガスとなって排出される。
装置では、フィルタ本体４側の排気ガス通路２に設けた
制御弁６には、バイパス管９の開放時に、僅かな排気ガ
スを通過できるように通孔又は隙間（図示せず）が形成
されている。従って、フィルタ本体４に捕集されている
パティキュレートは、排気ガス中に含まれる空気を使用
して加熱燃焼して焼却され、排気ガス通路２の出口２１
からクリーンな排気ガスとなって排出される。
【００１９】このディーゼルパティキュレートフィルタ
装置では、例えば、フィルタ本体４はセラミックス繊維
積層部材を重ね合わせて作製でき、通路金網５は重ね合
わせたセラミックス繊維積層部材の間に配置されてい
る。フィルタ本体４は、セラミックス繊維積層部材で筒
状で襞状に折り曲げられて形成できるが、その他、円筒
形等の筒状、平板状、波状等の形状に構成することもで
きる。フィルタ本体４を構成する材料は、Ｓｉ3 Ｎ4 又
はＳｉＣのセラミックス繊維をアトランダムに積層した
セラミックス繊維積層部材及び／又はＳｉ3 Ｎ4 又はＳ
ｉＣのセラミックス多孔質部材を選定できる。セラミッ
クス繊維の繊維径は、５〜１５μｍ程度であり、長さは
３０〜１５０ｍｍ程度である。また、フェルト状に積層
したセラミックス繊維積層部材は、その厚さが３〜５ｍ
ｍ程度に形成されている。また、セラミックス繊維積層
部材をセラミックス繊維で作製した場合には、セラミッ
クス繊維同志の一部を接合して繊維の飛散等を防止して
フェルト形状を強固に保持することもできる。セラミッ
クス繊維積層部材を構成するＳｉＣ系セラミックス繊維
としては、Ｓｉ−Ｃ−Ｏ，Ｓｉ−Ｔｉ−Ｃ−Ｏ，Ｓｉ−
Ｃがある。セラミックス繊維としては、上記セラミック
スの他に、Ａｌ2 Ｏ3 ，ＺｒＯ2 を含んでいてもよい。
また、Ｓｉ3 Ｎ4 系繊維は、Ｓｉ3 Ｎ4 とオキシナイト
ガラスの合成材である。
装置では、例えば、フィルタ本体４はセラミックス繊維
積層部材を重ね合わせて作製でき、通路金網５は重ね合
わせたセラミックス繊維積層部材の間に配置されてい
る。フィルタ本体４は、セラミックス繊維積層部材で筒
状で襞状に折り曲げられて形成できるが、その他、円筒
形等の筒状、平板状、波状等の形状に構成することもで
きる。フィルタ本体４を構成する材料は、Ｓｉ3 Ｎ4 又
はＳｉＣのセラミックス繊維をアトランダムに積層した
セラミックス繊維積層部材及び／又はＳｉ3 Ｎ4 又はＳ
ｉＣのセラミックス多孔質部材を選定できる。セラミッ
クス繊維の繊維径は、５〜１５μｍ程度であり、長さは
３０〜１５０ｍｍ程度である。また、フェルト状に積層
したセラミックス繊維積層部材は、その厚さが３〜５ｍ
ｍ程度に形成されている。また、セラミックス繊維積層
部材をセラミックス繊維で作製した場合には、セラミッ
クス繊維同志の一部を接合して繊維の飛散等を防止して
フェルト形状を強固に保持することもできる。セラミッ
クス繊維積層部材を構成するＳｉＣ系セラミックス繊維
としては、Ｓｉ−Ｃ−Ｏ，Ｓｉ−Ｔｉ−Ｃ−Ｏ，Ｓｉ−
Ｃがある。セラミックス繊維としては、上記セラミック
スの他に、Ａｌ2 Ｏ3 ，ＺｒＯ2 を含んでいてもよい。
また、Ｓｉ3 Ｎ4 系繊維は、Ｓｉ3 Ｎ4 とオキシナイト
ガラスの合成材である。
【００２０】
【発明の効果】この発明による消音機能付きバイパス管
を備えたディーゼルパティキュレートフィルタ装置は、
上記のように構成されており、次のような効果を有す
る。即ち、この消音機能付きバイパス管を備えたディー
ゼルパティキュレートフィルタ装置は、排気ガス通路に
フィルタ本体に捕集されたパティキュレートを加熱焼却
する場合には、排気ガス通電金網を制御弁で閉鎖し、バ
イパス管を開放して排気ガスをバイパス管に流し、前記
フィルタ本体に対して通電金網に通電してフィルタ本体
を加熱し、パティキュレートを加熱焼却する。従って、
フィルタ本体が排気ガスで冷却されてパティキュレート
が加熱燃焼温度まで昇温されないことはなく、通電金網
に供給される電力は少量で済み、しかもパティキュレー
トは短時間で加熱焼却され、フィルタ本体は再生され、
安価で安定した装置として提供される。
を備えたディーゼルパティキュレートフィルタ装置は、
上記のように構成されており、次のような効果を有す
る。即ち、この消音機能付きバイパス管を備えたディー
ゼルパティキュレートフィルタ装置は、排気ガス通路に
フィルタ本体に捕集されたパティキュレートを加熱焼却
する場合には、排気ガス通電金網を制御弁で閉鎖し、バ
イパス管を開放して排気ガスをバイパス管に流し、前記
フィルタ本体に対して通電金網に通電してフィルタ本体
を加熱し、パティキュレートを加熱焼却する。従って、
フィルタ本体が排気ガスで冷却されてパティキュレート
が加熱燃焼温度まで昇温されないことはなく、通電金網
に供給される電力は少量で済み、しかもパティキュレー
トは短時間で加熱焼却され、フィルタ本体は再生され、
安価で安定した装置として提供される。
【００２１】このディーゼルパティキュレートフィルタ
装置には、特に、バイパス管の内壁面に吸音材が配置さ
れているので、前記フィルタ本体の再生時に排気ガスを
前記フィルタ本体をバイパスして流しても、排気ガスの
圧力波で衝撃音が発生することが防止されると共に、前
記バイパス管には上流側から下流側へ通路面積が小さく
形成された絞り機能を有する多数の通孔を有するテーパ
状の内筒管が配置されているので、前記バイパス管の排
気ガスの流れ抵抗が大きくなり、前記バイパス管の前記
制御弁を開放した時に、全ての排気ガスが前記バイパス
管を流れることなく、前記フィルタ本体側にも若干流さ
れて、パティキュレートを焼却するための空気が供給さ
れる。
装置には、特に、バイパス管の内壁面に吸音材が配置さ
れているので、前記フィルタ本体の再生時に排気ガスを
前記フィルタ本体をバイパスして流しても、排気ガスの
圧力波で衝撃音が発生することが防止されると共に、前
記バイパス管には上流側から下流側へ通路面積が小さく
形成された絞り機能を有する多数の通孔を有するテーパ
状の内筒管が配置されているので、前記バイパス管の排
気ガスの流れ抵抗が大きくなり、前記バイパス管の前記
制御弁を開放した時に、全ての排気ガスが前記バイパス
管を流れることなく、前記フィルタ本体側にも若干流さ
れて、パティキュレートを焼却するための空気が供給さ
れる。
【図１】この発明による消音機能付きバイパス管を備え
たディーゼルパティキュレートフィルタ装置の一実施例
を示す概略説明図である。
たディーゼルパティキュレートフィルタ装置の一実施例
を示す概略説明図である。
１ ディーゼルパティキュレートフィルタ ２ 排気ガス通路 ４ フィルタ本体 ５ 通電金網 ６，７ 制御弁 ８ 遮熱材 ９ バイパス管 １０ 内筒管 １１ 吸音材 １２ 通孔 １７ 圧力センサー ２０ コントローラ
Claims (6)
- 【請求項１】 ディーゼルエンジンの排気ガス中に含ま
れるパティキュレートを捕集するため排気ガス通路に配
置された耐熱性に優れたセラミックスから成るフィルタ
本体、該フィルタ本体に捕集されたパティキュレートを
加熱焼却するため前記フィルタ本体に対して積層配置さ
れた通電金網、前記フィルタ本体をバイパスする内壁面
に吸音材が配置されたバイパス管、前記排気ガス通路と
前記バイパス管を開閉するためそれぞれに設けられた各
制御弁、及び前記フィルタ本体によるパティキュレート
の捕集量に応答して前記各制御弁の開閉切換制御と前記
通電金網への通電制御を行うコントローラを有すること
を特徴とする消音機能付きバイパス管を備えたディーゼ
ルパティキュレートフィルタ装置。 - 【請求項２】 前記バイパス管には内壁面にフェルト状
吸音材が付設されると共に内筒管が配置され、前記内筒
管には排気ガスを通過させる多数の通孔が吸音内壁方向
に向かって形成されていることを特徴とする請求項１に
記載の消音機能付きバイパス管を備えたディーゼルパテ
ィキュレートフィルタ装置。 - 【請求項３】 前記バイパス管内に配置された前記内筒
管は上流側から渦流側へ通路面積が小さくなる絞り機能
を有することを特徴とする請求項１に記載の消音機能付
きバイパス管を備えたディーゼルパティキュレートフィ
ルタ装置。 - 【請求項４】 前記フィルタ本体に捕集されたパティキ
ュレートの捕集量は前記排気ガス通路に設けたセンサー
で達成できることを特徴とする請求項１に記載の消音機
能付きバイパス管を備えたディーゼルパティキュレート
フィルタ装置。 - 【請求項５】 前記フィルタ本体側の前記排気ガス通路
に設けた前記制御弁には、前記バイパス管の開放時に僅
かな排気ガスを通過できるように通孔又は隙間が形成さ
れていることを特徴とする請求項１に記載の消音機能付
きバイパス管を備えたディーゼルパティキュレートフィ
ルタ装置。 - 【請求項６】 前記フィルタ本体はＳｉＣ系セラミック
ス繊維及び／又はＳｉ3 Ｎ4 系セラミックス繊維をアト
ランダムに積層したセラミックス繊維積層部材から構成
され、前記通路金網は重ね合わせた前記セラミックス繊
維積層部材の間に配置されていることを特徴とする請求
項１に記載の消音機能付きバイパス管を備えたディーゼ
ルパティキュレートフィルタ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7013290A JPH08189340A (ja) | 1995-01-04 | 1995-01-04 | 消音機能付きバイパス管を備えたディーゼルパティキュレートフィルタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7013290A JPH08189340A (ja) | 1995-01-04 | 1995-01-04 | 消音機能付きバイパス管を備えたディーゼルパティキュレートフィルタ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08189340A true JPH08189340A (ja) | 1996-07-23 |
Family
ID=11829075
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7013290A Pending JPH08189340A (ja) | 1995-01-04 | 1995-01-04 | 消音機能付きバイパス管を備えたディーゼルパティキュレートフィルタ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08189340A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6584767B1 (en) * | 2001-11-09 | 2003-07-01 | Steve Koenig | Exhaust diverter |
| KR101035995B1 (ko) * | 2009-02-23 | 2011-05-23 | 주식회사 알란텀 | 배기가스 여과 장치 |
| KR101471090B1 (ko) * | 2012-08-07 | 2014-12-09 | 한국기계연구원 | 과잉 포집 방지장치가 설치된 매연 여과장치 |
| CN112459866A (zh) * | 2020-11-25 | 2021-03-09 | 德清县高桥绢纺厂 | 一种具有制冷降温功能的汽车用排气管 |
-
1995
- 1995-01-04 JP JP7013290A patent/JPH08189340A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6584767B1 (en) * | 2001-11-09 | 2003-07-01 | Steve Koenig | Exhaust diverter |
| KR101035995B1 (ko) * | 2009-02-23 | 2011-05-23 | 주식회사 알란텀 | 배기가스 여과 장치 |
| KR101471090B1 (ko) * | 2012-08-07 | 2014-12-09 | 한국기계연구원 | 과잉 포집 방지장치가 설치된 매연 여과장치 |
| CN112459866A (zh) * | 2020-11-25 | 2021-03-09 | 德清县高桥绢纺厂 | 一种具有制冷降温功能的汽车用排气管 |
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