JP2003171966A - 洗浄ノズル - Google Patents

洗浄ノズル

Info

Publication number
JP2003171966A
JP2003171966A JP2001376877A JP2001376877A JP2003171966A JP 2003171966 A JP2003171966 A JP 2003171966A JP 2001376877 A JP2001376877 A JP 2001376877A JP 2001376877 A JP2001376877 A JP 2001376877A JP 2003171966 A JP2003171966 A JP 2003171966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
swirl
swirl chamber
water
chamber
cleaning nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001376877A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003171966A5 (ja
JP3855757B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Usui
宏之 臼井
Minoru Sato
稔 佐藤
Yasuo Hamada
靖夫 濱田
Koichi Toyoda
弘一 豊田
Hirofumi Sato
裕文 佐藤
Noboru Niihara
登 新原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2001376877A priority Critical patent/JP3855757B2/ja
Publication of JP2003171966A publication Critical patent/JP2003171966A/ja
Publication of JP2003171966A5 publication Critical patent/JP2003171966A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3855757B2 publication Critical patent/JP3855757B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 旋回室へ供給された洗浄水の運動エネルギー
から直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力
および遠心力によって前記旋回部材が旋回する洗浄ノズ
ルにおいて、簡単に制作可能であり、確実に、旋回部材
における揺動を始動させ、旋回部材の摺動抵抗を低減さ
せることを実現した洗浄ノズルを提供する。 【解決手段】 円筒状に形成された部屋の周面に沿って
洗浄水が供給される旋回室と、この旋回室の貫通穴から
一端が突出すると共に、他端が旋回室内を自由に回転可
能である吐水流路が穿設された旋回部材とを備え、前記
旋回室へ供給された洗浄水の運動エネルギーから直接受
ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠心
力によって前記旋回部材が旋回する洗浄ノズルにおい
て、前記旋回部材が回転する軌跡と対抗する面であって
前記旋回室の中心軸上に、前記旋回部材と干渉する突起
を設けた構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄水を吐水する
ことにより、洗浄を行う洗浄ノズルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、円筒状に形成された部屋の周面に
沿って洗浄水が供給される旋回室と、この旋回室の貫通
穴から一端が突出すると共に、他端が旋回室内を自由に
回転可能である吐水流路が穿設された旋回部材とを備
え、前記旋回室へ供給された洗浄水の運動エネルギーか
ら直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力お
よび遠心力によって前記旋回部材が旋回する洗浄ノズル
において、旋回部材を回転の中心軸から傾かせ、揺動を
始動させる技術は、洗浄水の運動エネルギーから直接受
ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠心
力によって傾かせていた。揚力とは、洗浄水の流速が旋
回部材付近で不均一なために生じる圧力差のことを指
す。また、旋回部材を回転の中心軸から傾かせ、揺動を
始動させる技術には、旋回部材の下端に本体支持部を設
け、旋回部材を強制的に回転の中心軸より傾かせる技術
もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、旋回部
材を洗浄水の運動エネルギーから直接受ける力と該運動
エネルギーにより生じる揚力および遠心力によって傾か
せ揺動を始動させる技術においては、旋回室内の圧力に
より旋回部材が旋回室の貫通穴周囲との接触部である摺
動部に押し付けられちょうど旋回室の中心軸上の中央部
で吐水方向の力により固着する。旋回室内の圧力による
旋回部材が旋回室の貫通穴周囲との接触部である摺動部
に押し付けられる力がかかっている状態で旋回部材を揺
動させるためには旋回部材を旋回室の中央部より偏心さ
せるだけの洗浄水の運動エネルギーから直接受ける力と
該運動エネルギーにより生じる揚力および遠心力が必要
であり、条件によって確実に揺動を起こさない可能性が
あった。
【0004】図面を用いて具体的に説明すると、従来は
図26のように旋回室105内の圧力Pにより旋回部材
102が洗浄ノズル101との摺動部109に力F1で
押し付けられている。また、旋回部材102には洗浄水
の運動エネルギーから直接受ける力と該運動エネルギー
により生じる揚力および遠心力F2も影響をおよぼす。
これを模式的に描いたものが図27である。図27は物
体111にF1,F2の力が働いており、点Qは平面1
12に固定されている。この物体が点Qを中心に回転す
る条件、つまり旋回部材102が旋回室105の中央部
より偏心する条件は点Qまわりの回転モーメントの釣り
合いより時計回りを正とすると、F2×A−F1×B/2>
0である。(F1がちょうど真ん中に働いているとき)
つまり、Bの距離が大きいほど物体を移動する力F2は
大きくなる。図26において、従来旋回部材102の洗
浄ノズルとの接触部108にRを設けて摺動部を球面に
する技術においても、旋回部材と洗浄ノズルの接触部1
09は平面と曲線の接触であるが、R部の加工精度など
により、接触部109において平面同士の接触に近くな
っている場合があった。そのため図11におけるBが大
きくなり洗浄水の運動エネルギーから直接受ける力と該
運動エネルギーにより生じる揚力および遠心力では旋回
部材102が揺動を起こさない可能性があった。また、
一度洗浄水の通水を行い、旋回室が満水時において、再
び洗浄水の通水を開始した場合、旋回室内の圧力伝播の
ほうが洗浄水の粘性により、洗浄水の運動エネルギーか
ら直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力お
よび遠心力よりも旋回部材に早く影響を及ぼすため、初
期における旋回部材の偏心も期待できなくなり、さらに
揺動を確実に始動することが困難であった。
【0005】また、旋回部材の下端に本体支持部を設
け、旋回部材を強制的に回転の中心軸より傾かせ、旋回
部材を回転の中心軸から傾かせ、揺動を始動させる技術
は、旋回部材の下端に設けた本体支持部によって、旋回
部材の回転の中心軸からの傾き角度が完全に規制されて
おり、前記本体支持部における摺動抵抗により、揺動回
転数が低下し、条件によっては揺動を始動することがで
きない可能性があった。
【0006】また、本発明は、上記課題を解決するため
になされたものであり、円筒状に形成された部屋の周面
に沿って洗浄水が供給される旋回室と、この旋回室の貫
通穴から一端が突出すると共に、他端が旋回室内を自由
に回転可能である吐水流路が穿設された旋回部材とを備
え、前記旋回室へ供給された洗浄水の運動エネルギーか
ら直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力お
よび遠心力によって前記旋回部材が旋回する洗浄ノズル
において、簡単に制作可能であり、確実に、旋回部材に
おける揺動を始動させ、旋回部材の摺動抵抗を低減させ
ることを実現した洗浄ノズルを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】
【0008】上記目的を達するためになされた本発明に
おいては、請求項1のように、円筒状に形成された部屋
の周面に沿って洗浄水が供給される旋回室と、この旋回
室の貫通穴から一端が突出すると共に、他端が旋回室内
を自由に回転可能である吐水流路が穿設された旋回部材
とを備え、前記旋回室へ供給された洗浄水の運動エネル
ギーから直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる
揚力および遠心力によって前記旋回部材が旋回する洗浄
ノズルにおいて、前記旋回部材が回転する軌跡と対抗す
る面であって前記旋回室の中心軸上に、前記旋回部材と
干渉する突起を設けた構成とする洗浄ノズルを提供す
る。このような構成とすることによって、旋回部材の中
心軸が揺動初期において旋回室の中心軸から傾いている
ため、傾いていない場合と比較して、洗浄水の運動エネ
ルギーから直接受ける力と該運動エネルギーにより生じ
る揚力および遠心力を大きく受けるために、確実に、旋
回部材における揺動を始動させることが可能となる。
【0009】本発明の好ましい態様においては、請求項
2のように、前記突起 との干渉により、旋回部材の中
心軸が旋回室の中心軸に対して傾く角度は、旋回部材が
旋回することにより旋回室内と当接した際の最大傾斜角
度よりも小である構成とすることである。このような構
成とすることによって、旋回室における旋回部材と干渉
する突起による、旋回部材の中心軸が、旋回室の中心軸
に対して傾く角度は、旋回部材の最大傾き角度を規制す
るものではないため、初期における傾き角度と揺動を起
こした後の最大傾き角度に達するまでの間には、旋回部
材の運動を規制するものはなく、スムーズに揺動を行う
ことが可能となり、摺動抵抗が低減し、効率良く揺動を
行うことが可能となる。
【0010】また、本発明においては、請求項3のよう
に、 円筒状に形成された部屋の周面に沿って洗浄水が
供給される旋回室と、この旋回室の貫通穴から一端が突
出すると共に、他端が旋回室内を自由に回転可能である
吐水流路が穿設された旋回部材とを備え、前記旋回室へ
供給された洗浄水の運動エネルギーから直接受ける力と
該運動エネルギーにより生じる揚力および遠心力によっ
て前記旋回部材が旋回する洗浄ノズルにおいて、前記旋
回部材は、その軸線方向に移動可能であると共に、前記
旋回室に洗浄水が供給されて、旋回部材と接触する前記
貫通穴周囲の一部に突起を設けた洗浄ノズルを提供す
る。このような構成とすることによって、旋回室に洗浄
水が供給されて、旋回部材が貫通穴方向へ移動して旋回
室の貫通穴周囲が接触する際、旋回部材の一方側が突起
と接触し他方は突起の無い貫通穴周囲と当接することに
なり、旋回部材の中心軸が旋回室の中心軸から傾くた
め、傾いていない場合と比較して、洗浄水の運動エネル
ギーから直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる
揚力および遠心力を大きく受けるために、確実に、旋回
部材における揺動を始動させることが可能となる。
【0011】本発明の好ましい態様においては、請求項
4のように、前記突起と接することにより、旋回部材の
中心軸が、旋回室の中心軸に対して傾く角度は、旋回部
材が旋回することにより旋回室内と当接した際の最大傾
斜角度よりも小である構成とすることである。このよう
な構成とすることによって、旋回室における貫通穴周囲
の一部設設けた突起による、旋回部材の中心軸が、旋回
室の中心軸に対して傾く角度は、旋回部材の最大傾き角
度を規制するものではないため、初期における傾き角度
と揺動を起こした後の最大傾き角度に達するまでの間に
は、旋回部材の運動を規制するものはなく、スムーズに
揺動を行うことが可能となり、摺動抵抗が低減し、効率
良く揺動を行うことが可能となる。
【0012】また、本発明においては、請求項5のよう
に、円筒状に形成された部屋の周面に沿って洗浄水が供
給される旋回室と、この旋回室の貫通穴から一端が突出
すると共に、他端が旋回室内を自由に回転可能である吐
水流路が穿設された旋回部材とを備え、前記旋回室へ供
給された洗浄水の運動エネルギーから直接受ける力と該
運動エネルギーにより生じる揚力および遠心力によって
前記旋回部材が旋回する洗浄ノズルにおいて、前記旋回
部材の重心は、前記旋回部材の貫通穴に突出している部
分の中心軸上から偏心している洗浄ノズルを提供する。
このような構成とすることによって、旋回部材が旋回室
の貫通穴周囲との接触部である摺動部における荷重分布
が不均一になり、旋回部材があらかじめ傾くため、傾い
ていない場合と比較して、洗浄水の運動エネルギーから
直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力およ
び遠心力を大きく受け、旋回部材における揺動を始動さ
せることが容易となる。
【0013】本発明の好ましい態様においては、請求項
6のように、前記旋回室の貫通穴周囲の一部における突
起は、その貫通穴の周方向に沿って滑らかなな傾斜構造
とした構成とすることである。このような構成とするこ
とによって、旋回部材の中心軸が、旋回室の中心軸に対
して確実に傾き、且つ旋回部材の回転がスムーズに行わ
れるようにすることが可能となる。
【0014】本発明の好ましい態様においては、請求項
7のように、前記旋回部材は旋回室に流入する洗浄水の
力を受ける受圧部を有していて、受圧部の形状は回転の
周方向に不均一である構成とすることである。このよう
な構成とすることによって、旋回部材における受圧部の
形状は回転軸に対して不均一のため洗浄水の力を大きく
受け、旋回部材における揺動の始動をより確実に行うこ
とが可能となる。
【0015】また、本発明の好ましい態様においては、
請求項8のように、前記旋回室の貫通穴周囲から漏水さ
せる漏水部を有する構成とすることである。このような
構成とすることによって、旋回室内の圧力を、漏水させ
ない場合と比較して、低下させることが可能となり、旋
回部材と旋回室の貫通穴周囲との接触部である摺動部の
摩擦抵抗が低下し、より確実に旋回部材における揺動の
始動が可能となる。
【0016】また、本発明の好ましい態様においては、
請求項9のように、前記旋回室の貫通穴周囲からの漏水
手段は、前記旋回室の貫通穴周囲の一部に漏水口を設け
た構成とすることである。このような構成とすることに
よって、簡単な構成で、旋回部材と旋回室の貫通穴周囲
との接触部である摺動部から漏水させることが可能とな
り、摩擦抵抗を低減させることが可能なばかりでなく、
漏水部の漏水における力により旋回部材を傾けることが
可能となる。
【0017】また、本発明の好ましい態様においては、
請求項10のように、前記旋回室の貫通穴周囲からの漏
水手段は、前記旋回室の貫通穴と旋回部材の少なくとも
一方の接触部の形状が略楕円もしくは長円構造とした構
成とすることである。このような構成とすることによっ
て、簡単な構成で、旋回部材と旋回室の貫通穴周囲との
接触部である摺動部から漏水させることが可能であると
共に、旋回部材の中心軸が、旋回室の中心軸に対して傾
いてもスムーズに回転を行うことが可能となる。
【0018】また、本発明の好ましい態様においては、
請求項11のように、前記旋回室の貫通穴周囲と旋回部
材が点接触となるような構成することである。また、本
発明における点接触とは鋭角同士、もしくは鋭角と平面
の接触であることを指す。このような構成とすることに
より、旋回部材と旋回室の貫通穴周囲との接触部である
摺動部が点接触という不安定な状態であるので、洗浄水
の運動エネルギーから直接受ける力と該運動エネルギー
により生じる揚力および遠心力を受けて、より確実に旋
回部材における揺動の始動が可能となる。
【0019】また、本発明の好ましい態様においては、
請求項12のように、洗浄ノズルは、前記旋回室に旋回
部材が旋回室に流入する洗浄水の力による最大傾斜角度
を規制する最大角度規制ガイド部を設け、旋回部材が角
度規制ガイドに接触し、最大傾斜角度に達するまでに、
旋回部材と接触する前記貫通穴の摺動部は点接触である
構成とすることである。このような構成とすることによ
り、旋回部材の中心軸が、旋回室の中心軸に対して傾く
とき、最大傾斜角度に達する間に摺動部が点接触であ
り、非常に小さな接触面積であるために、回転が滑らか
に行われ、また摺動抵抗が低くなり、摩耗も少なくな
る。
【0020】また、本発明の好ましい態様においては、
請求項13のように、前記旋回部材において、前記旋回
室の貫通穴周囲との接触部は、テーパー構造とした構成
とすることである。このような構成とすることにより、
テーパー構造という非常に単純な構造により、旋回室
の貫通穴周囲との接触部である摺動部を確実に点接触に
することが可能となる。
【0021】また、本発明の好ましい態様においては、
請求項14のように、前記旋回部材のテーパー角度は、
旋回部材が旋回室に流入する洗浄水の力により傾く最大
傾斜角度よりも大である構成とすることである。このよ
うな構成とすることにより、旋回部材が洗浄水の力を受
けて、旋回部材の中心軸が、旋回室の中心軸に対して傾
くとき、最大傾斜角に達する間に、旋回部材のテーパー
部が旋回室の貫通穴周囲との接触部である摺動部の形状
によらずに、前記摺動部を確実に点接触にすることが可
能となる。
【0022】また、本発明の好ましい態様においては、
請求項15のように、前記旋回室の貫通穴周囲または旋
回部材において、旋回部材と旋回室の貫通穴周囲との接
触部である摺動部には、回転の周方向に均一に突起を設
けた構成とすることである。このような構成とすること
により、旋回部材において、洗浄ノズルとの接触部の形
状によらずに旋回部材のとの接触部である接触部を確実
に点接触にすることが可能となる。
【0023】また、本発明の好ましい態様においては、
請求項16記載のように、前記洗浄ノズルは、水道直圧
による人体を洗浄するシャワー装置に用いた構成とする
ことである。本発明の洗浄ノズルは、旋回部材を揺動さ
せる洗浄ノズルにおいて、洗浄ノズルと旋回部材の一部
を直接接触して摺動させており、シール部を有してない
ため、摺動部より若干の水漏れを生じることがあるの
で、浴室などで用いられるシャワー装置に本発明の洗浄
ノズルを用いると、摺動部における若干の水漏れが気に
ならないため特に本発明の洗浄ノズルは適している。ま
た、摺動部に若干の水漏れをすることにより、洗浄水に
よる摺動部の潤滑作用が期待され、摺動抵抗が低くな
り、摩耗も少なくなる。また、洗浄水を揺動吐水させる
ことにより、低流量の洗浄水によって広範囲の洗浄可能
となり、さらに洗浄水の揺動吐水により心地よい刺激感
を得ることが可能となる。また、本発明のシャワー装置
を頭皮洗浄装置として用いた場合、洗浄水が揺動吐水し
ているので、毛穴の詰まった皮脂などを効率良く除去す
ることも可能となる。また、水道直圧で使用可能するこ
とによって、装置が単純になる。
【0024】また、本発明の好ましい態様においては、
請求項17記載のように、前記洗浄ノズルは、ポンプに
よる洗浄水圧送手段による人体を洗浄するシャワー装置
に用いた構成とすることである。洗浄水の揺動吐水によ
る刺激により血行促進効果やマッサージ効果を得ようと
する場合、水道圧不足の場合による刺激不足などを解消
することが可能となる。また、洗浄水の揺動吐水によ
り、低流量の洗浄水によって広範囲の洗浄可能となり、
さらに洗浄水の揺動吐水により心地よい刺激感を得るこ
とが可能となる。また、本発明のシャワー装置を頭皮洗
浄装置として用いた場合、洗浄水が揺動吐水しているの
で、毛穴の詰まった皮脂などを効率良く除去することも
可能となる。
【0025】
【発明の実施形態】以下に、図面に基づいて本発明の実
施例について説明する。図1〜図3は本発明の第一の実
施例に用いる洗浄ノズルの構成図であり、図1は洗浄ノ
ズルの上からの透視図、図2は洗浄ノズルの横からの透
視断面図である。給水源(図示せず)から供給された洗
浄水は、洗浄ノズル1に供給されると洗浄ノズル1内部
に設けられた通水路3、旋回室流入路4、旋回室5の順
に供給される。旋回室流入路4は通水路3よりも通水断
面積が小さく構成されており、かつ旋回室5の中心に対
して接線方向から洗浄水を供給されるように構成されて
いる。
【0026】旋回室5には、旋回室の中心軸14上に突
起9と、貫通穴8および最大角度規制ガイド12が設け
られている。
【0027】前記旋回室5の内部には旋回部材2が一端
を前記貫通穴8に突出された状態で設けられており、前
記旋回部材2は干渉部10が前記突起9と干渉してい
る。上記構成により、旋回部材2の貫通穴8に突出して
いる部分の中心軸13は、旋回室の中心軸14に対して
傾く構成となっている。
【0028】また、旋回部材2は洗浄水が供給される給
水口6と前記給水口6と連通して洗浄水が最終的吐水さ
れる吐水口7が設けられており、前記旋回部材2におけ
る旋回室5の貫通穴8周囲との接触部11はテーパー構
造となっているため、旋回室5の貫通穴8周囲と旋回部
材2は点接触となる構成となっている。
【0029】図1の構成で、洗浄水を吐水した場合につ
いて図3に基づいて説明すると、洗浄ノズル1に供給さ
れた洗浄水は通水路3より通水路面積が狭くなった旋回
室流入路4によって流速が速められることで運動エネル
ギーが大きくなった状態で旋回室5に流入する。また、
前記旋回室流入路4は旋回室5に対して接線方向から洗
浄水を流入するように構成されているため、旋回室5に
流入した洗浄水は、旋回室5内部で旋回する。このとき
旋回部材2は、旋回室5内の圧力により、旋回室の中心
軸に沿って、洗浄水の吐水方向に力を受け、旋回部材の
貫通穴に突出している部分の中心軸13は、旋回室の中
心軸14と平行になろうとするが突起9および干渉部1
3により傾く。傾いた旋回部材2は、傾いていない場合
に比べ、洗浄水から直接受ける力と該運動エネルギーに
より生じる揚力および遠心力を大きく受け、旋回部材の
貫通穴に突出している部分の中心軸13は、旋回室の中
心軸14に対してさらに傾斜して揺動を起こす。また、
旋回部材2における旋回室5の貫通穴8周囲との接触部
11はテーパー構造となっており、旋回室5の貫通穴8
周囲と旋回部材2は点接触になっているので、洗浄水か
ら直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力お
よび遠心力によって旋回部材2は、旋回室5の中心軸に
対して傾斜しやすくなっている。また、旋回部材2は旋
回室5上部に設けられている最大角度規制ガイド12に
より最大傾斜角度が規制されるように構成されており、
旋回部材の接触部11のテーパー角度は旋回部材2の揺
動による傾斜角度よりも大きくしているため、旋回部材
2は揺動による最大傾斜角度に達するまで点接触となっ
ている。そのため、初期の傾きから最大傾き角度まで旋
回部材2の運動を規制するものがなく、スムーズに揺動
を行うことが可能となり、摺動抵抗が少なく、効率よく
揺動を行う。
【0030】以上のような構成で吐水された洗浄水の軌
跡について説明すると、洗浄水が旋回室内部5で旋回し
て、旋回部材2を揺動させることで、旋回部材2に設け
られた吐水口7より噴射吐水される洗浄水は、吐水口7
が旋回部材2の揺動に伴い吐水方向を変えながら揺動す
ることで、螺旋状に拡大した軌道を描きながら吐水され
る。したがって、旋回部材2に設けた吐水口7の軌跡よ
りもはるかに大きい軌跡で吐水を揺動させることが可能
となる。
【0031】第二の実施例について図面を用いて説明す
る。図4から図10は本発明の第二の実施例に用いる洗
浄ノズルの構成図であり、図4は洗浄ノズルの上からの
透視図、図5は洗浄ノズルの横からの透視断面図であ
る。給水源(図示せず)から供給された洗浄水は、洗浄
ノズル21に供給されると洗浄ノズル21内部に設けら
れた通水路23、旋回室流入路24、旋回室25の順に
供給される。旋回室流入路24は通水路23よりも通水
断面積が小さく構成されており、且つ旋回室25の中心
に対して接線方向から洗浄水を供給されるように構成さ
れている。
【0032】前記旋回室25の内部には旋回部材22
が、旋回室内に設けられてある貫通穴33に突出された
状態で設けられ、旋回室の中心軸31の軸線方向に移動
可能な構成となっている。
【0033】また、旋回部材22は洗浄水が供給される
給水口26と前記給水口26と連通して洗浄水が最終的
吐水される吐水口27が設けられている。
【0034】旋回室25には、旋回部材22の運動を規
制するガイド29が設けてある。前記ガイド29を図面
を用いて詳しく説明する。図7はガイド29における下
からの透視図、図6は図7におけるA-A断面図を示して
おり、図6は図5における洗浄ノズル21における横か
らの断面図と同じ方向から見ている。ガイド29には、
前記貫通穴33と旋回部材22の揺動角度を規制する最
大角度規制ガイド部30と、旋回部材22と前記貫通穴
33周囲との接触部には、旋回部材22の貫通穴33に
突出している部分の中心軸32を旋回室25の中心軸に
対して傾きをもたせる突起部28が備えられている。突
起部28は滑らかな傾斜構造となっている。この傾斜構
造について詳しく説明すると、図7における網掛け部が
突起部28である。今、図7のように突起部28におけ
る周方向の距離をXとし、仮に突起部の端点の上点を
0、下点を1とする。また、図6のように突起部28の
高さ方向にY軸を設け、突起部の高さの最も低い点を
0、最も高い点を1としたとき、XとYの関係は図8の
ようになっている。以上のことからわかるように突起部
28は、X0の時高さは最も低く周方向に徐々に高さを
上げ、ちょうどA-A断面の軸上で最も高さを高くし、ま
た徐々に高さを低くしてX1のとき最も低い点となって
いる。つまり、突起部28は回転の周方向に滑らかな傾
斜構造をしている。突起部28は、旋回部材22の回転
運動の周方向に一個所だけ設けられており、回転運動の
周方向に不均一に設けられている。
【0035】図4の構成で、洗浄水を吐水した場合につ
いて図9および図10に基づいて説明すると、洗浄ノズ
ル21に供給された、洗浄水は通水路23より通水路面
積が狭くなった旋回室流入路24によって流速が速めら
れることで運動エネルギーが大きくなった状態で旋回室
25に流入する。前記旋回室流入路24は旋回室25に
対して接線方向から洗浄水を流入するように構成されて
いるため、旋回室25に流入した洗浄水は旋回室25内
部で旋回する。また、旋回室25が洗浄水で満たされ、
旋回室内の圧力Pが上昇すると旋回部材22は、旋回室
の中心軸31の軸線方向に移動し、図9のようにガイド
29に押し付けられ、突起部28により旋回部材22の
貫通穴33に突出している部分の中心軸32は、旋回室
の中心軸31からある傾斜角度を持った状態となる。傾
いた旋回部材22は、傾いていない場合に比べ、洗浄水
から直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力
および遠心力を大きく受け、旋回部材の貫通穴に突出し
ている部分の中心軸32は、旋回室の中心軸31に対し
てさらに傾斜して揺動を起こす。前記突起28により、
旋回部材22の傾く角度は、最大角度規制ガイド部30
による旋回部材22の最大傾斜角度よりも小となるよう
にしてある。そのため、初期の傾きから最大傾き角度ま
で旋回部材2の運動を規制するものがなく、スムーズに
揺動を行うことが可能となり、摺動抵抗が少なく、効率
よく揺動を行う。また、突起部28が滑らかな傾斜構造
としているため、旋回部材22の揺動はスムーズに行わ
れる。
【0036】以上のような構成で吐水された洗浄水の軌
跡について説明すると、図10のように洗浄水が旋回室
内部25で旋回して旋回部材22を揺動させることで、
旋回部材22に設けられた吐水口27より噴射吐水され
る洗浄水は、吐水口27が旋回部材22の揺動に伴い吐
水方向を変えながら揺動することで、螺旋状に拡大した
軌道を描きながら吐水される。したがって、旋回部材2
2に設けた吐水口27の軌跡よりもはるかに大きい軌跡
で吐水を揺動させることが可能となる。
【0037】第三の実施例について図面を用いて説明す
る。図11〜図17は本発明の第三の実施例に用いる洗
浄ノズルの構成図であり、図11は洗浄ノズルの上から
の透視図、図12は洗浄ノズルの横からの透視断面図で
ある。給水源(図示せず)から供給された洗浄水は、洗
浄ノズル41に供給されると洗浄ノズル41内部に設け
られた通水路43、旋回室流入路44、旋回室45の順
に供給される。旋回室流入路44は通水路43よりも通
水断面積が小さく構成されており、且つ旋回室45の中
心に対して接線方向から洗浄水を供給されるように構成
されている。
【0038】前記旋回室45の内部には旋回部材42
が、旋回室内に設けられてある貫通穴48に突出された
状態で設けられ、旋回室の中心軸51の軸線方向に移動
可能な構成となっている。
【0039】また、旋回部材42は洗浄水が供給される
給水口46と前記給水口46と連通して洗浄水が最終的
吐水される吐水口47が設けられている。
【0040】また、洗浄ノズル41には、旋回部材42
の運動を規制するガイド49が設けてある。前記ガイド
49を図面を用いて詳しく説明する。図13はガイド4
9における上からの透視図、図14は図13におけるA-
A断面図を示しており、図14は図12における洗浄ノ
ズル41における横からの断面図と同じ方向から見てい
る。ガイド49には、旋回部材42の揺動角度を規制す
る最大角度規制ガイド部50と旋回室45内の洗浄水を
漏水させるために楕円形状にしてある前記貫通穴48
と、旋回部材42と前記貫通穴48周囲の接触部には突
起部54が設けられている。前記突起部54は、前記貫
通穴48の周方向に沿って均一に配置されており、旋回
部材42と前記貫通穴48周囲の接触部は点接触となっ
ている。
【0041】また、旋回部材42には、洗浄水の運動エ
ネルギーによる力を受ける受圧部52が設けてある。前
記旋回部材42を図面を用いて詳しく説明する。図15
は旋回部材42を上から見た透視図であり、図16は図
15におけるA-A断面図である。図15、図16からわ
かるように受圧部52の重心は、旋回部材42の貫通穴
48に突出している部分の中心軸53から偏心したとこ
ろに配置してある。
【0042】図11の構成で、洗浄水を吐水した場合に
ついて図17に基づいて説明すると、洗浄ノズル41に
供給された、洗浄水は通水路43より通水路面積が狭く
なった旋回室流入路44によって流速が速められること
で運動エネルギーが大きくなった状態で旋回室45に流
入する。前記旋回室流入路44は旋回室45に対して接
線方向から洗浄水を流入するように構成されているた
め、旋回室45に流入した洗浄水は旋回室45内部で旋
回する。旋回室45が洗浄水で満たされ、旋回室内の圧
力Pが上昇すると旋回部材42は、ガイド49に押し付
けられるが、貫通穴48により、洗浄水が漏水するため
旋回室45内の圧力は漏水がない時に比較して低くな
る。そのため旋回部材42がガイド49に押しつけられ
る力が小さくなるために、洗浄水から直接受ける力と該
運動エネルギーにより生じる揚力および遠心力を受け、
旋回部材42の貫通穴48に突出している部分の中心軸
53は、旋回室の中心軸51に対して傾きやすくなって
いる。また、貫通穴48は楕円形状のため旋回部材42
の揺動運動がスムーズに行われる。
【0043】また、前記突起部54により、旋回部材4
2と前記貫通穴48周囲の接触部は点接触となっている
ので、旋回部材42は、浄水から直接受ける力と該運動
エネルギーにより生じる揚力および遠心力を受け、旋回
部材42の貫通穴48に突出している部分の中心軸53
は、旋回室の中心軸51に対して傾きやすくなってい
る。
【0044】また、旋回部材42には、旋回部材42の
貫通穴48に突出している部分の中心軸53から偏心し
た位置に重心を設けられている受圧部52があるから、
旋回部材42が旋回室45の貫通穴周囲との接触部であ
る摺動部における荷重分布が不均一になり、旋回部材4
2があらかじめ傾くため、浄水から直接受ける力と該運
動エネルギーにより生じる揚力および遠心力を強く受け
て揺動を始動しやすくなる。
【0045】受圧部52の形状は、回転の周方向に不均
一であるため、浄水から直接受ける力と該運動エネルギ
ーにより生じる揚力および遠心力をより強く受けて、揺
動を始動しやすくなる。
【0046】以上のような構成で吐水された洗浄水の軌
跡について説明すると、図17のように洗浄水が旋回室
内部45で旋回して旋回部材42を揺動させることで、
旋回部材42に設けられた吐水口47より噴射吐水され
る洗浄水は、吐水口47が旋回部材42の揺動に伴い吐
水方向を変えながら揺動することで、螺旋状に拡大した
軌道を描きながら吐水される。したがって、旋回部材4
2に設けた吐水口47の軌跡よりもはるかに大きい軌跡
で吐水を揺動させることが可能となる。
【0047】第四の実施例について図面を用いて説明す
る。図18〜図22は本発明の第四の実施例に用いる洗
浄ノズルの構成図であり、図18は洗浄ノズルの上から
の透視図、図19は洗浄ノズルの横からの透視断面図で
ある。給水源(図示せず)から供給された洗浄水は、洗
浄ノズル61に供給されると洗浄ノズル61内部に設け
られた通水路63、旋回室流入路64、旋回室65の順
に供給される。旋回室流入路64は通水路63よりも通
水断面積が小さく構成されており、且つ旋回室65の中
心に対して接線方向から洗浄水を供給されるように構成
されている。
【0048】前記旋回室65の内部には旋回部材62
が、旋回室内に設けられてある貫通穴74に突出された
状態で設けられ、この旋回部材62は洗浄水が供給され
る給水口66と前記給水口66と連通して洗浄水が最終
的に吐水される吐水口67が設けられてある。
【0049】また、洗浄ノズル61には、旋回部材62
の運動を規制するガイド70が設けてある。前記ガイド
70を図面を用いて詳しく説明する。図30はガイド7
0における上からの透視図、図21は図20におけるA-
A断面図を示しており、図21は図19における洗浄ノ
ズル61における横からの断面図と同じ方向から見てい
る。ガイド70には、旋回部材62の揺動角度を規制す
る最大角度規制ガイド部70と前記貫通穴74、旋回部
材62と前記貫通穴74周囲の接触部に漏水口68が設
けられている。
【0050】また、旋回部材62には、カウンターウエ
イト72が備え付けてある。カウンターウエイト72は
旋回部材62に一箇所だけ備え付けてあり、回転の周方
向に不均一である。そのためカウンターウェイト62に
より旋回部材62の重心は、旋回部材62の貫通穴74
に突出している部分の中心軸73偏心したところに配置
してあることになる。
【0051】図18の構成で、洗浄水を吐水した場合に
ついて図22に基づいて説明すると、洗浄ノズル61に
供給された、洗浄水は通水路63より通水路面積が狭く
なった旋回室流入路64によって流速が速められること
で運動エネルギーが大きくなった状態で旋回室65に流
入する。前記旋回室流入路64は旋回室65に対して接
線方向から洗浄水を流入するように構成されているた
め、旋回室65に流入した洗浄水は旋回室65内部で旋
回する。また、旋回室65が洗浄水で満たされ、旋回室
内の圧力Pが上昇すると旋回部材62は、旋回部材62
と前記貫通穴74周囲の接触部に押し付けられるが、漏
水口68により、洗浄水が漏水するため旋回室65内の
圧力は漏水がない時に比較して低くなる。そのため旋回
部材62が旋回部材62と前記貫通穴73周囲の接触部
に押しつけられる力が低くなるために、洗浄水から直接
受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠
心力を受けて旋回部材62の貫通穴73に突出している
部分の中心軸73が旋回室の中心軸71から傾きやすく
なっている。また、漏水口68からの漏水による力を受
けて旋回部材62は、傾きやすくなっている。
【0052】また、旋回部材62には旋回部材62の重
心を、旋回部材62の貫通穴73に突出している部分の
中心軸73から偏心させるカウンターウェイト72があ
るから、旋回部材62が旋回室65の貫通穴周囲との接
触部である摺動部における荷重分布が不均一になり、旋
回部材62があらかじめ傾くため、浄水から直接受ける
力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠心力を
強く受けて揺動を始動しやすくなる。
【0053】また、カウンターウェイト72により旋回
部材の形状は、回転の周方向に不均一になるため、浄水
から直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力
および遠心力をより強く受けて、揺動を始動しやすくな
る。
【0054】以上のような構成で吐水された洗浄水の軌
跡について説明すると、図22のように洗浄水が旋回室
内部65で旋回して旋回部材62を揺動させることで、
旋回部材62に設けられた吐水口67より噴射吐水され
る洗浄水は、吐水口67が旋回部材62の揺動に伴い吐
水方向を変えながら揺動することで、螺旋状に拡大した
軌道を描きながら吐水される。したがって、旋回部材6
2に設けた吐水口67の軌跡よりもはるかに大きい軌跡
で吐水を揺動させることが可能となる。
【0055】第五の実施例について図面を用いて説明す
る。図23、図24に基づいて説明すると、図23は本
発明の洗浄ノズルシャワーをシャワー装置として用いた
場合のシャワー装置の横からの断面図、図24は図23
におけるA-A断面図である。給水源(図示せず)から供
給された洗浄水はシャワー装置81に供給されるとシャ
ワー装置81内部に設けられた通水路82、バッファ室
83旋回室流入路84、旋回室85の順に供給される。
旋回室流入路84は通水路82よりも通水断面積が小さ
く構成されており、洗浄水の運動エネルギーが高められ
た状態で旋回室85内に洗浄水を供給するように構成さ
れている。
【0056】まバッファ室83内部には旋回室流入路8
4と旋回室85と旋回部材86が複数設けられている。
旋回室85には、旋回室の中心軸上に突起90と、貫通
穴91および最大角度規制ガイド92が設けられてい
る。
【0057】前記旋回室85の内部には旋回部材86が
一端を前記貫通穴91に突出された状態で設けられてお
り、前記旋回部材86の干渉部89が前記突起90と干
渉している。上記構成により、旋回部材86の貫通穴9
1に突出している部分の中心軸は、旋回室の中心軸に対
して傾く構成となっている。
【0058】また、それぞれの旋回部材86には洗浄水
が給水される給水口87と給水口87と連通して洗浄水
を噴射吐水する吐水口88が備わっている構成となって
いる。図23の構成で、洗浄水を吐水した場合について
図25に基づいて説明すると、シャワー装置81に供給
された洗浄水は通水路82、バッファ室83旋回室流入
路84、旋回室85の順に供給される。また、前記旋回
室流入路84は旋回室85に対して接線方向から洗浄水
を流入するように構成されているため、旋回室85に流
入した洗浄水は、旋回室85内部で旋回する。このとき
旋回部材86は、旋回室85内の圧力により、旋回室の
中心軸に沿って、洗浄水の吐水方向に力を受け、旋回部
材の貫通穴に突出している部分の中心軸は、旋回室の中
心軸と平行になろうとするが突起90および干渉部89
により傾く。傾いた旋回部材86は、傾いていない場合
に比べ、洗浄水から直接受ける力と該運動エネルギーに
より生じる揚力および遠心力を大きく受け、旋回部材の
貫通穴に突出している部分の中心軸は、旋回室の中心軸
に対してさらに傾斜して揺動を起こす。
【0059】初期の傾きから最大傾き角度まで旋回部材
86の運動を規制するものがなく、スムーズに揺動を行
うことが可能となり、摺動抵抗が少なく、効率よく揺動
を行う。
【0060】以上の構成にて洗浄水を吐水した場合につ
いて、図25に基づいて説明すると、シャワー装置81
に供給された洗浄水は、シャワー装置81に複数設けら
れた旋回部材86によって揺動しながら吐水される。し
たがって、吐水された洗浄水の軌跡は、それぞれ独立し
た複数の揺動軌跡として吐水されて、人体などの洗浄を
行う。したがって、洗浄水量を減らしても、刺激と洗浄
面積を広く確保した吐水を行うことが可能であり、節水
に効果がある。
【0061】また、揺動吐水による心地良い刺激感を得
ることが可能となり、人体の特に頭部のマッサージ効果
には適している。また、頭部にこのシャワー装置を用い
ると、揺動吐水によって、マッサージ効果による頭部の
血行促進効果を得ることが可能になるばかりでなく、毛
穴に詰まった皮脂などを効率良く除去することが可能と
なる。
【0062】また、給水源には、水道直圧でも十分な吐
水能力があるが、マッサージ効果を高めるなどの目的
で、ポンプによる洗浄水圧送手段を用いた方がより効果
的であることは言うまでもない。
【0063】また、シャワー装置81と旋回部材86を
直接接触させて摺動させているので、洗浄水がシャワー
装置81と旋回部材86の接触部より若干の水漏れなど
を起こすことが予想されるが、シャワー装置としては問
題ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施例に係わる洗浄ノズルの
上からの透視図。
【図2】 本発明の第一の実施例に係わる洗浄ノズルの
横からの断面図。
【図3】 本発明の第一の実施例に係わる洗浄ノズルの
吐水状態。
【図4】 本発明の第二の実施例に係わる洗浄ノズルの
上からの透視図。
【図5】 本発明の第二の実施例に係わる洗浄ノズルの
横からの断面図。
【図6】 本発明の第二の実施例に係わる洗浄ノズルに
おけるガイド部のA-A断面図。
【図7】 本発明の第二の実施例に係わる洗浄ノズルに
おけるガイド部の下からの透視図。
【図8】 本発明の第二の実施例に係わる突起部の高さ
勾配を表すグラフ。
【図9】 本発明の第二の実施例に係わる洗浄ノズルの
横からの断面図。
【図10】 本発明の第二の実施例に係わる洗浄ノズル
の吐水状態。
【図11】 本発明の第三の実施例に係わる洗浄ノズル
の上からの透視図。
【図12】 本発明の第三の実施例に係わる洗浄ノズル
の横からの断面図。
【図13】 本発明の第三の実施例に係わる洗浄ノズル
におけるガイド部の上からの透視図。
【図14】 本発明の第三の実施例に係わる洗浄ノズル
におけるガイド部のA-A断面図。
【図15】 本発明の第三の実施例に係わる洗浄ノズル
における旋回部材の上からの透視図。
【図16】 本発明の第三の実施例に係わる洗浄ノズル
におけるガイド部のA-A断面図。
【図17】 本発明の第三の実施例に係わる洗浄ノズル
の吐水状態。
【図18】 本発明の第四の実施例に係わる洗浄ノズル
の上からの透視図。
【図19】 本発明の第四の実施例に係わる洗浄ノズル
の横からの断面図。
【図20】 本発明の第四の実施例に係わる洗浄ノズル
におけるガイド部の上からの透視図。
【図21】 本発明の第四の実施例に係わる洗浄ノズル
におけるガイド部のA-A断面図。
【図22】 本発明の第四の実施例に係わる洗浄ノズル
の吐水状態。
【図23】 本発明の第五の実施例に係わるシャワー装
置の上からの断面図図。
【図24】 本発明の第五の実施例に係わるシャワー装
置の横からの断面図。
【図25】 本発明の第五の実施例に係わるシャワー装
置の吐水状態。
【図26】 従来技術における洗浄ノズルの横からの断
面図。
【図27】 従来技術における洗浄ノズルの模式図。
【符号の説明】
1 洗浄ノズル 2 旋回部材 3 通水路 4 旋回室流入路 5 旋回室 6 吸水口 7 吐水口 8 貫通穴 9 突起 10 干渉部 11 テーパ部 12 最大角度規制ガイド 13 旋回部材の貫通穴に突出している部分の中心軸 14 旋回室の中心軸 21 洗浄ノズル 22 旋回部材 23 通水路 24 旋回室流入路 25 旋回室 26 吸水口 27 吐水口 28 突起部 29 ガイド 30 最大角度規制ガイド部 31 旋回室の中心軸 32 旋回部材の貫通穴に突出している部分の中心軸 33 貫通穴 41 洗浄ノズル 42 旋回部材 43 通水路 44 旋回室流入路 45 旋回室 46 給水口 47 吐水口 48 貫通穴 49 ガイド 50 最大角度規制ガイド部 51 旋回室の中心軸 52 受圧部 54 旋回部材の貫通穴に突出している部分の中心軸 54 突起部 61 洗浄ノズル 62 旋回部材 63 通水路 64 旋回室流入路 65 旋回室 66 給水口 67 吐水口 68 漏水口 69 ガイド 70 角度ガイド部 71 旋回室の中心軸 72 カウンターウェイト 73 旋回部材の貫通穴に突出している部分の中心軸 74 貫通穴 81 シャワー装置 82 通水路 83 バッファ室 84 旋回室流入路 85 旋回室 86 旋回部材 87 給水口 88 吐水口 89 干渉部 90 突起 91 貫通穴 92 最大角度規制ガイド部 101 洗浄ノズル 102 旋回部材 103 通水路 104 旋回室流入路 105 旋回室 106 吸水口 107 吐水口 108 旋回部材32における洗浄ノズル31との摺
動部 109 洗浄ノズル31における旋回部材32との摺
動部 110 角度規制ガイド 111 物体 112 平面
フロントページの続き (72)発明者 濱田 靖夫 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 豊田 弘一 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 佐藤 裕文 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 新原 登 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D038 JA00

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状に形成された部屋の周面に沿って
    洗浄水が供給される旋回室と、この旋回室の貫通穴から
    一端が突出すると共に、他端が旋回室内を自由に回転可
    能である吐水流路が穿設された旋回部材とを備え、前記
    旋回室へ供給された洗浄水の運動エネルギーから直接受
    ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠心
    力によって前記旋回部材が旋回する洗浄ノズルにおい
    て、前記旋回部材が回転する軌跡と対抗する面であって
    前記旋回室の中心軸上に、前記旋回部材と干渉する突起
    を設けたことを特徴とする洗浄ノズル。
  2. 【請求項2】 前記突起 との干渉により、旋回部材の
    中心軸が旋回室の中心軸に対して傾く角度は、旋回部材
    が旋回することにより旋回室内と当接した際の最大傾斜
    角度よりも小であることを特徴とする請求項1記載の洗
    浄ノズル。
  3. 【請求項3】 円筒状に形成された部屋の周面に沿って
    洗浄水が供給される旋回室と、この旋回室の貫通穴から
    一端が突出すると共に、他端が旋回室内を自由に回転可
    能である吐水流路が穿設された旋回部材とを備え、前記
    旋回室へ供給された洗浄水の運動エネルギーから直接受
    ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠心
    力によって前記旋回部材が旋回する洗浄ノズルにおい
    て、前記旋回部材は、その軸線方向に移動可能であると
    共に、前記旋回室に洗浄水が供給されて、旋回部材と接
    触する前記貫通穴周囲の一部に突起を設けたことを特徴
    とする洗浄ノズル。
  4. 【請求項4】 前記突起と接することにより、旋回部材
    の中心軸が、旋回室の中心軸に対して傾く角度は、旋回
    部材が旋回することにより旋回室内と当接した際の最大
    傾斜角度よりも小であることを特徴とする請求項3記載
    の洗浄ノズル。
  5. 【請求項5】 円筒状に形成された部屋の周面に沿って
    洗浄水が供給される旋回室と、この旋回室の貫通穴から
    一端が突出すると共に、他端が旋回室内を自由に回転可
    能である吐水流路が穿設された旋回部材とを備え、前記
    旋回室へ供給された洗浄水の運動エネルギーから直接受
    ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠心
    力によって前記旋回部材が旋回する洗浄ノズルにおい
    て、前記旋回部材の重心は、前記旋回部材の貫通穴に突
    出している部分の中心軸上から偏心していることを特徴
    とする洗浄ノズル。
  6. 【請求項6】 前記旋回室の貫通穴周囲の一部における
    突起は、その貫通穴の周方向に沿って滑らかなな傾斜構
    造としたことを特徴とした請求項3または4いずれか記
    載の洗浄ノズル。
  7. 【請求項7】 前記旋回部材は旋回室に流入する洗浄水
    の力を受ける受圧部を有していて、受圧部の形状は回転
    の周方向に不均一であることを特徴とする請求項5記載
    の洗浄ノズル。
  8. 【請求項8】 前記旋回室の貫通穴周囲から漏水させる
    漏水部を有することを特徴とする請求項1から7いずれ
    か一項記載の洗浄ノズル。
  9. 【請求項9】 前記旋回室の貫通穴周囲からの漏水手段
    は、前記旋回室の貫通穴周囲の一部に漏水口を設けた構
    成としたことを特徴とする請求項8記載の洗浄ノズル。
  10. 【請求項10】 前記旋回室の貫通穴周囲からの漏水手
    段は、前記旋回室の貫通穴と旋回部材の少なくとも一方
    の接触部の形状が略楕円もしくは長円構造としたことを
    特徴とする請求項8もしくは9記載の洗浄ノズル。
  11. 【請求項11】 前記旋回室の貫通穴周囲と旋回部材が
    点接触となるような構成としたことを特徴とする請求項
    1から10いずれか記載の洗浄ノズル。
  12. 【請求項12】 洗浄ノズルは、前記旋回室に旋回部材
    が旋回室に流入する洗浄水の力による最大傾斜角度を規
    制する最大角度規制ガイド部を設け、旋回部材が角度規
    制ガイドに接触し、最大傾斜角度に達するまでに、旋回
    部材と接触する前記貫通穴の摺動部は点接触である構成
    としたことを特徴とした請求項11記載の洗浄ノズル。
  13. 【請求項13】 前記旋回部材において、前記旋回室の
    貫通穴周囲との接触部は、テーパー構造としたことを特
    徴とする請求項11または12いずれか記載の洗浄ノズ
    ル。
  14. 【請求項14】 前記旋回部材のテーパー角度は、旋回
    部材が旋回室に流入する洗浄水の力により傾く最大傾斜
    角度よりも大であることを特徴とする請求項13記載の
    洗浄ノズル。
  15. 【請求項15】 前記旋回室の貫通穴周囲または旋回部
    材において、旋回部材と旋回室の貫通穴周囲との接触部
    である摺動部には、回転の周方向に均一に突起を設けた
    ことを特徴とする請求項11から14いずれか記載の洗
    浄ノズル。
  16. 【請求項16】 前記洗浄ノズルは、水道直圧による人
    体を洗浄するシャワー装置に用いたことを特徴とする請
    求項1から15いずれか記載の洗浄ノズル。
  17. 【請求項17】 前記洗浄ノズルは、ポンプによる洗浄
    水圧送手段による人体を洗浄するシャワー装置に用いた
    ことを特徴とする請求項1から15いずれか記載の洗浄
    ノズル。
JP2001376877A 2001-03-16 2001-12-11 洗浄ノズル Expired - Fee Related JP3855757B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001376877A JP3855757B2 (ja) 2001-03-16 2001-12-11 洗浄ノズル

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001076857 2001-03-16
JP2001-76857 2001-03-16
JP2001292530 2001-09-25
JP2001-292530 2001-09-25
JP2001376877A JP3855757B2 (ja) 2001-03-16 2001-12-11 洗浄ノズル

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003171966A true JP2003171966A (ja) 2003-06-20
JP2003171966A5 JP2003171966A5 (ja) 2005-04-21
JP3855757B2 JP3855757B2 (ja) 2006-12-13

Family

ID=27346270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001376877A Expired - Fee Related JP3855757B2 (ja) 2001-03-16 2001-12-11 洗浄ノズル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3855757B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101643368B1 (ko) * 2015-12-21 2016-07-28 (주) 아이젠 비데의 분사노즐
CN110899035A (zh) * 2019-11-22 2020-03-24 恒洁卫浴集团有限公司 除垢花洒

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101643368B1 (ko) * 2015-12-21 2016-07-28 (주) 아이젠 비데의 분사노즐
CN110899035A (zh) * 2019-11-22 2020-03-24 恒洁卫浴集团有限公司 除垢花洒

Also Published As

Publication number Publication date
JP3855757B2 (ja) 2006-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3518542B2 (ja) 吐水装置
JP4244374B2 (ja) 吐水装置
US8720795B2 (en) Shower device
US6925659B2 (en) Fluid jetting device
US7578808B2 (en) Suction-cleansing device and cleansing apparatus having the same
JP2003171966A (ja) 洗浄ノズル
JP5477766B2 (ja) 吐水装置
JP2003170082A (ja) 洗浄ノズル
JP4737705B2 (ja) 洗浄ノズルおよび衛生洗浄装置
JP4061571B2 (ja) 吐水装置
JP2003171966A5 (ja)
JP2010069445A (ja) 吐水装置
JP2011173080A (ja) 吐水装置
JP4721025B2 (ja) 洗浄装置
JP3422328B2 (ja) 吐水装置
JP2003038382A (ja) 吸引洗浄器及びそれを備えた洗浄装置
JP3422786B2 (ja) 流体噴出装置
JP3925215B2 (ja) 浴槽水噴射装置
JP2003116728A (ja) ジェットバス用の回転ノズル装置
KR100276391B1 (ko) 세척수 분사장치
KR20210096763A (ko) 워터팬을 포함하는 샤워기
JP2002285618A (ja) 洗浄装置
JP4341264B2 (ja) 洗浄ノズル
JP2003201732A (ja) 流体噴出装置
JP2011072875A (ja) 吐水装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040611

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040611

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20040611

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060418

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060822

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060904

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3855757

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090922

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100922

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100922

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110922

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110922

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130922

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees