JP2003170082A - 洗浄ノズル - Google Patents

洗浄ノズル

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JP2003170082A
JP2003170082A JP2001400543A JP2001400543A JP2003170082A JP 2003170082 A JP2003170082 A JP 2003170082A JP 2001400543 A JP2001400543 A JP 2001400543A JP 2001400543 A JP2001400543 A JP 2001400543A JP 2003170082 A JP2003170082 A JP 2003170082A
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Japan
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water
swirl chamber
hole
swirl
cleaning
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Application number
JP2001400543A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Usui
宏之 臼井
Minoru Sato
稔 佐藤
Yasuo Hamada
靖夫 濱田
Koichi Toyoda
弘一 豊田
Hirofumi Sato
裕文 佐藤
Noboru Niihara
登 新原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 旋回室へ供給された洗浄水の運動エネルギー
から直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力
および遠心力によって前記旋回部材が旋回する洗浄ノズ
ルにおいて、旋回部材が条件によって確実に揺動を起こ
さない可能性があった。 【解決手段】 略円筒状に形成された部屋の周面に沿っ
て洗浄水が供給される旋回室と、この旋回室の貫通穴か
ら一端が突出すると共に、他端が旋回室内を自由に回転
可能である吐水流路が穿設された旋回部材とを備え、前
記旋回室へ供給された洗浄水の運動エネルギーから直接
受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠
心力によって前記旋回部材が旋回する洗浄ノズルにおい
て、前記旋回室の貫通穴周囲から漏水させる漏水部を有
する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄水を吐水する
ことにより、洗浄を行う洗浄ノズルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、円筒状に形成された部屋の周面に
沿って洗浄水が供給される旋回室と、この旋回室の貫通
穴から一端が突出すると共に、他端が旋回室内を自由に
回転可能である吐水流路が穿設された旋回部材とを備
え、前記旋回室へ供給された洗浄水の運動エネルギーか
ら直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力お
よび遠心力によって前記旋回部材が旋回する洗浄ノズル
において、旋回部材を回転の中心軸から傾かせ、揺動を
始動させる技術は、洗浄水の運動エネルギーから直接受
ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠心
力によって傾かせていた。揚力とは、洗浄水の流速が旋
回部材付近で不均一なために生じる圧力差のことを指
す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、旋回室
内の圧力により旋回部材が旋回室の貫通穴周囲との接触
部である摺動部に押し付けられ、前記貫通穴周囲からの
漏水を防止し、さらに旋回室内の圧力が高まると、前記
旋回部材は、ちょうど旋回室の中心軸上の中央部で吐水
方向の力により固着する。旋回室内の圧力による旋回部
材が旋回室の貫通穴周囲との接触部である摺動部に押し
付けられる力がかかっている状態で旋回部材を揺動させ
るためには旋回部材を旋回室の中央部より偏心させるだ
けの洗浄水の運動エネルギーから直接受ける力と該運動
エネルギーにより生じる揚力および遠心力が必要であ
り、条件によって確実に揺動を起こさない可能性があっ
た。
【0004】図面を用いて具体的に説明すると、従来は
図17のように旋回室105内の圧力Pにより旋回部材
102が洗浄ノズル101との摺動部109に力F1で
押し付けられている。また、旋回部材102には洗浄水
の運動エネルギーから直接受ける力と該運動エネルギー
により生じる揚力および遠心力F2も影響をおよぼす。
これを模式的に描いたものが図27である。図18は物
体111にF1,F2の力が働いており、点Qは平面1
12に固定されている状態を示す。この物体が点Qを中
心に回転する条件、つまり旋回部材102が旋回室10
5の中央部より偏心する条件は点Qまわりの回転モーメ
ントの釣り合いより時計回りを正とすると、F2×A−
F1×B/2>0である。(F1がちょうど真ん中に働い
ているとき)つまり、F1、が大きいほど物体を移動す
る力F2は大きくなる。図において、旋回室内の圧力が
上昇するとF1が大きくなり、洗浄水の運動エネルギー
から直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力
および遠心力では旋回部材102が揺動を起こさない可
能性があった。また、一度洗浄水の通水を行い、旋回室
が満水時において、再び洗浄水の通水を開始した場合、
旋回室内の圧力伝播のほうが洗浄水の粘性により、洗浄
水の運動エネルギーから直接受ける力と該運動エネルギ
ーにより生じる揚力および遠心力よりも旋回部材に早く
影響を及ぼすため、初期における旋回部材の偏心も期待
できなくなり、さらに揺動を確実に始動することが困難
であった。
【0005】また、本発明は、上記課題を解決するため
になされたものであり、円筒状に形成された部屋の周面
に沿って洗浄水が供給される旋回室と、この旋回室の貫
通穴から一端が突出すると共に、他端が旋回室内を自由
に回転可能である吐水流路が穿設された旋回部材とを備
え、前記旋回室へ供給された洗浄水の運動エネルギーか
ら直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力お
よび遠心力によって前記旋回部材が旋回する洗浄ノズル
において、簡単に制作可能であり、確実に、旋回部材に
おける揺動を始動させ、旋回部材の摺動抵抗を低減させ
ることを実現した洗浄ノズルを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記目
的を達するためになされた本発明においては、請求項1
のように、略円筒状に形成された部屋の周面に沿って洗
浄水が供給される旋回室と、この旋回室の貫通穴から一
端が突出すると共に、他端が旋回室内を自由に回転可能
である吐水流路が穿設された旋回部材とを備え、前記旋
回室へ供給された洗浄水の運動エネルギーから直接受け
る力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠心力
によって前記旋回部材が旋回する洗浄ノズルにおいて、
前記旋回室の貫通穴周囲から漏水させる漏水部を有する
構成とすることである。このような構成とすることによ
って、旋回室内の圧力を、漏水させない場合と比較し
て、低下させることが可能となり、旋回部材の旋回室の
貫通穴周囲との接触部に押しつけられる力が低下し、洗
浄水の運動エネルギーから直接受ける力と該運動エネル
ギーにより生じる揚力および遠心力を受けることによっ
てより確実に旋回部材における揺動の始動が可能とな
る。
【0007】また、本発明の好ましい態様においては、
請求項2のように、前記旋回室の貫通穴周囲からの漏水
部は、前記旋回室の貫通穴周囲の一部に漏水口を設けた
構成とすることである。このような構成とすることによ
って、簡単な構成で、旋回部材と旋回室の貫通穴周囲と
の接触部から漏水させ、旋回室内の圧力を、漏水させな
い場合と比較して、低下させることが可能となり、旋回
部材の旋回室の貫通穴周囲との接触部に押しつけられる
力が低下させることがが可能なばかりでなく、漏水部の
漏水における力が旋回部材に作用することにより、旋回
部材を傾けることが可能となり、洗浄水の運動エネルギ
ーから直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚
力および遠心力も受けることによって、より確実に旋回
部材における揺動の始動が可能となる。
【0008】また、本発明の好ましい態様においては、
請求項3のように、前記旋回室の貫通穴周囲からの漏水
部は、前記旋回室の貫通穴と旋回部材の一方の接触部形
状が略楕円もしくは長円構造とした構成である。このよ
うな構成とすることによって、簡単な構成で、旋回部材
と旋回室の貫通穴周囲との接触部である摺動部から漏水
させることが可能であると共に、旋回部材の中心軸が、
旋回室の中心軸に対して傾いても、旋回部材および貫通
穴は曲面同士で接触するため、スムーズに回転を行うこ
とが可能となる。
【0009】また、本発明の好ましい態様においては、
請求項4記載のように、前記洗浄ノズルは、水道直圧に
よる人体を洗浄するシャワー装置に用いた構成とするこ
とである。本発明の洗浄ノズルは、旋回部材を揺動させ
る洗浄ノズルにおいて、洗浄ノズルと旋回部材の一部を
直接接触して摺動させており、シール部を有してないた
め、摺動部より若干の水漏れを生じることがあるので、
浴室などで用いられるシャワー装置に本発明の洗浄ノズ
ルを用いると、摺動部における若干の水漏れが気になら
ないため特に本発明の洗浄ノズルは適している。また、
摺動部に若干の水漏れをすることにより、洗浄水による
摺動部の潤滑作用が期待され、摺動抵抗が低くなり、摩
耗も少なくなる。また、洗浄水を揺動吐水させることに
より、低流量の洗浄水によって広範囲の洗浄可能とな
り、さらに洗浄水の揺動吐水により心地よい刺激感を得
ることが可能となる。また、本発明のシャワー装置を頭
皮洗浄装置として用いた場合、洗浄水が揺動吐水してい
るので、毛穴の詰まった皮脂などを効率良く除去するこ
とも可能となる。また、水道直圧で使用可能することに
よって、装置が単純になる。
【0010】また、本発明の好ましい態様においては、
請求項5記載のように、前記洗浄ノズルは、ポンプによ
る洗浄水圧送手段による人体を洗浄するシャワー装置に
用いた構成とすることである。洗浄水の揺動吐水による
刺激により血行促進効果やマッサージ効果を得ようとす
る場合、水道圧不足の場合による刺激不足などを解消す
ることが可能となる。また、洗浄水の揺動吐水により、
低流量の洗浄水によって広範囲の洗浄可能となり、さら
に洗浄水の揺動吐水により心地よい刺激感を得ることが
可能となる。また、本発明のシャワー装置を頭皮洗浄装
置として用いた場合、洗浄水が揺動吐水しているので、
毛穴の詰まった皮脂などを効率良く除去することも可能
となる。
【0011】
【発明の実施形態】以下に、図面に基づいて本発明の実
施例について説明する。図1〜図5は本発明の第一の実
施例に用いる洗浄ノズルの構成図であり、図1は洗浄ノ
ズルの上からの透視図、図2は洗浄ノズルの横からの透
視断面図である。給水源(図示せず)から供給された洗
浄水は、洗浄ノズル1に供給されると洗浄ノズル1内部
に設けられた通水路3、旋回室流入路4、旋回室5の順
に供給される。旋回室流入路4は通水路3よりも通水断
面積が小さく構成されており、且つ旋回室5の中心に対
して接線方向から洗浄水を供給されるように構成されて
いる。
【0012】前記旋回室5の内部には旋回部材2が、旋
回室内に設けられてある貫通穴8に突出された状態で設
けられ、旋回室の中心軸11の軸線方向に移動可能な構
成となっている。
【0013】また、旋回部材2は洗浄水が供給される給
水口6と前記給水口6と連通して洗浄水が最終的吐水さ
れる吐水口7が設けられている。
【0014】また、洗浄ノズル1には、旋回部材2の運
動を規制するガイド9が設けてある。前記ガイド9を図
面を用いて詳しく説明する。図3はガイド9における上
からの透視図、図4は図3におけるA-A断面図を示して
おり、図4は図2における洗浄ノズル1における横から
の断面図と同じ方向から見ている。ガイド9には、旋回
部材2の揺動角度を略円軌道に規制するために略円構造
としてある最大角度規制ガイド部10と旋回室5内の洗
浄水を漏水させるために楕円形状にしてある前記貫通穴
8が設けられている。
【0015】図1の構成で、洗浄水を吐水した場合につ
いて図5に基づいて説明すると、洗浄ノズル1に供給さ
れた、洗浄水は通水路3より通水路面積が狭くなった旋
回室流入路4によって流速が速められることで運動エネ
ルギーが大きくなった状態で旋回室5に流入する。前記
旋回室流入路4は旋回室5に対して接線方向から洗浄水
を流入するように構成されているため、旋回室5に流入
した洗浄水は旋回室5内部で旋回する。旋回室5が洗浄
水で満たされ、旋回室内の圧力Pが上昇すると旋回部材
2は、旋回室5の中心軸11の軸線方向に移動して、ガ
イド9に押し付けられるが、貫通穴8が楕円形状なの
で、洗浄水が漏水するため旋回室5内の圧力は漏水がな
い時に比較して低くなる。そのため旋回部材2がガイド
9に押しつけられる力が小さくなるために、洗浄水から
直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力およ
び遠心力を受け、旋回部材2の貫通穴8に突出している
部分の中心軸12は、旋回室の中心軸11に対して傾
き、揺動を始動することが可能となる。また、貫通穴8
は楕円形状のため旋回部材2との接触は曲面同士の接触
となるので揺動運動がスムーズに行われる。
【0016】以上のような構成で吐水された洗浄水の軌
跡について説明すると、図5のように洗浄水が旋回室内
部5で旋回して旋回部材2を揺動させ、旋回部材2は、
最大角度規制ガイドにより略円軌道を描きながら旋回す
ることで、旋回部材2に設けられた吐水口7より噴射吐
水される洗浄水は、吐水口7が旋回部材2の揺動に伴い
吐水方向を変えながら揺動することで、螺旋状に拡大し
た軌道を描きながら吐水される。したがって、旋回部材
2に設けた吐水口7の軌跡よりもはるかに大きい軌跡で
吐水を揺動させることが可能となる。
【0017】第二の実施例について図面を用いて説明す
る。図6〜図11は本発明の第二の実施例に用いる洗浄
ノズルの構成図であり、図6は洗浄ノズルの上からの透
視図、図7は洗浄ノズルの横からの透視断面図である。
給水源(図示せず)から供給された洗浄水は、洗浄ノズ
ル21に供給されると洗浄ノズル21内部に設けられた
通水路23、旋回室流入路24、旋回室25の順に供給
される。旋回室流入路24は通水路23よりも通水断面
積が小さく構成されており、且つ旋回室25の中心に対
して接線方向から洗浄水を供給されるように構成されて
いる。
【0018】前記旋回室25の内部には旋回部材22
が、旋回室内に設けられてある貫通穴33に突出された
状態で設けられ、この旋回部材22は洗浄水が供給され
る給水口26と前記給水口26と連通して洗浄水が最終
的に吐水される吐水口27が設けられてある。
【0019】また、洗浄ノズル21には、旋回部材22
の運動を規制するガイド29が設けてある。前記ガイド
29を図面を用いて詳しく説明する。図8はガイド29
における上からの透視図、図9は図8におけるA-A断面
図を示しており、図9は図7における洗浄ノズル21に
おける横からの断面図と同じ方向から見ている。ガイド
29には、旋回部材22の揺動角度をを略円軌道に規制
するために略円構造としてある最大角度規制ガイド部3
0と前記貫通穴33、旋回部材22と前記貫通穴33周
囲の接触部に漏水口28が設けられている。
【0020】図6の構成で、洗浄水を吐水した場合につ
いて図10および11に基づいて説明すると、洗浄ノズ
ル21に供給された、洗浄水は通水路23より通水路面
積が狭くなった旋回室流入路24によって流速が速めら
れることで運動エネルギーが大きくなった状態で旋回室
25に流入する。前記旋回室流入路24は旋回室25に
対して接線方向から洗浄水を流入するように構成されて
いるため、旋回室25に流入した洗浄水は旋回室25内
部で旋回する。また、旋回室25が洗浄水で満たされ、
旋回室内の圧力Pが上昇すると旋回部材22は、旋回室
25の中心軸31の軸線方向に移動して旋回部材22と
前記貫通穴33周囲の接触部に押し付けられるが、漏水
口28により、洗浄水が漏水するため旋回室25内の圧
力は漏水がない時に比較して低くなる。そのため旋回部
材22が旋回部材22と前記貫通穴33周囲の接触部に
押しつけられる力が低くなるために、洗浄水から直接受
ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠心
力を受けて旋回部材22の貫通穴23に突出している部
分の中心軸32が旋回室の中心軸31から傾きやすくな
っており、揺動を始動しやすくなっている。また、図1
0のように揺動初期において、漏水口28からの漏水す
るので、漏水による力受けて旋回部材22は、傾きやす
くなって、揺動を始動することが可能となる。
【0021】以上のような構成で吐水された洗浄水の軌
跡について説明すると、図11のように洗浄水が旋回室
内部25で旋回して旋回部材22を揺動させ、旋回部材
2は、最大角度規制ガイドにより略円軌道を描きながら
旋回することで、旋回部材22に設けられた吐水口27
より噴射吐水される洗浄水は、吐水口27が旋回部材2
2の揺動に伴い吐水方向を変えながら揺動することで、
螺旋状に拡大した軌道を描きながら吐水される。したが
って、旋回部材22に設けた吐水口27の軌跡よりもは
るかに大きい軌跡で吐水を揺動させることが可能とな
る。
【0022】第三の実施例について図面を用いて説明す
る。図12〜図16は本発明の第三の実施例に用いる洗
浄ノズルの構成図であり、図12は本発明の洗浄ノズル
シャワーをシャワー装置として用いた場合のシャワー装
置の横からの断面図、図13は図12におけるA-A断面
図である。給水源(図示せず)から供給された洗浄水は
シャワー装置41に供給されるとシャワー装置41内部
に設けられた通水路42、バッファ室43旋回室流入路
44、旋回室45の順に供給される。旋回室流入路44
は通水路42よりも通水断面積が小さく構成されてお
り、洗浄水の運動エネルギーが高められた状態で旋回室
45内に洗浄水を供給するよう構成されており、且つ旋
回室45の中心に対して接線方向から洗浄水を供給され
るように構成されている。
【0023】また、バッファ室43内部には旋回室流入
路44と旋回室45と旋回部材46が複数設けられてい
る。
【0024】前記旋回室45の内部には旋回部材46
が、旋回室内に設けられてある貫通穴51に突出された
状態で設けられ、旋回室45の中心軸の軸線方向に移動
可能な構成となっている。
【0025】また、旋回部材46は洗浄水が供給される
給水口47と前記給水口47と連通して洗浄水が最終的
吐水される吐水口48が設けられている。
【0026】また、前記旋回室45には、旋回部材46
の運動を規制するガイド49が設けてある。前記ガイド
49を図面を用いて詳しく説明する。図14はガイド4
9における上からの透視図、図15は図14におけるA-
A断面図を示しており、図15は図13におけるシャワ
ー装置41における横からの断面図と同じ方向から見て
いる。ガイド49には、旋回部材46の揺動角度を略円
軌道に規制するために略円構造としてある最大角度規制
ガイド部50と旋回室45内の洗浄水を漏水させるため
に楕円形状にしてある前記貫通穴51が設けられてい
る。
【0027】図12の構成で、洗浄水を吐水した場合に
ついて図16に基づいて説明すると、シャワー装置41
に供給された洗浄水は通水路42、バッファ室43旋回
室流入路44、旋回室45の順に供給される。また、前
記旋回室流入路44は旋回室45に対して接線方向から
洗浄水を流入するように構成されているため、旋回室4
5に流入した洗浄水は、旋回室45内部で旋回する。旋
回室45が洗浄水で満たされ、旋回室内の圧力Pが上昇
すると旋回部材46は、旋回室45の中心軸の軸線方向
に移動して、ガイド49に押し付けられるが、貫通穴5
1が楕円形状なので、洗浄水が漏水するため旋回室45
内の圧力は漏水がない時に比較して低くなる。そのため
旋回部材46がガイド49に押しつけられる力が小さく
なるために、洗浄水から直接受ける力と該運動エネルギ
ーにより生じる揚力および遠心力を受け、旋回部材46
の貫通穴51に突出している部分の中心軸は、旋回室の
中心軸に対して傾き、揺動を始動することが可能とな
る。また、貫通穴8は楕円形状のため旋回部材2との接
触は曲面同士の接触となるので揺動運動がスムーズに行
われる。
【0028】以上の構成にて洗浄水を吐水した場合につ
いて、図16に基づいて説明すると、シャワー装置41
に供給された洗浄水は、シャワー装置41に複数設けら
れた旋回部材46によって揺動しながら吐水される。し
たがって、吐水された洗浄水の軌跡は、それぞれ独立し
た複数の揺動軌跡として吐水されて、人体などの洗浄を
行う。したがって、洗浄水量を減らしても、刺激と洗浄
面積を広く確保した吐水を行うことが可能であり、節水
に効果がある。
【0029】また、揺動吐水による心地良い刺激感を得
ることが可能となり、人体の特に頭部のマッサージ効果
には適している。また、頭部にこのシャワー装置を用い
ると、揺動吐水によって、マッサージ効果による頭部の
血行促進効果を得ることが可能になるばかりでなく、毛
穴に詰まった皮脂などを効率良く除去することが可能と
なる。
【0030】また、給水源には、水道直圧でも十分な吐
水能力があるが、マッサージ効果を高めるなどの目的
で、ポンプによる洗浄水圧送手段を用いた方がより効果
的であることは言うまでもない。
【0031】また、シャワー装置41と旋回部材46を
直接接触させて摺動させているので、洗浄水がシャワー
装置41と旋回部材46の接触部より若干の水漏れなど
を起こすことが予想されるが、シャワー装置としては問
題ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施例に係わる洗浄ノズルの
上からの透視図。
【図2】 本発明の第一の実施例に係わる洗浄ノズルの
横からの断面図。
【図3】 本発明の第一の実施例に係わる洗浄ノズルに
おけるガイド部の上からの透視図。
【図4】 本発明の第一の実施例に係わる洗浄ノズルに
おけるガイド部のA-A断面図。
【図5】 本発明の第一の実施例に係わる洗浄ノズルの
吐水状態。
【図6】 本発明の第二の実施例に係わる洗浄ノズルの
上からの透視図。
【図7】 本発明の第二の実施例に係わる洗浄ノズルの
横からの断面図。
【図8】 本発明の第二の実施例に係わる洗浄ノズルに
おけるガイド部の上からの透視図。
【図9】 本発明の第二の実施例に係わる洗浄ノズルに
おけるガイド部のA-A断面図。
【図10】本発明の第二の実施例に係わる洗浄ノズルに
おける通水初期の横からの断面図。
【図11】 本発明の第二の実施例に係わる洗浄ノズル
の吐水状態。
【図12】 本発明の第三の実施例に係わるシャワー装
置の上からの断面図図。
【図13】 本発明の第三の実施例に係わるシャワー装
置の横からの断面図。
【図14】 本発明の第三の実施例に係わる洗浄ノズル
におけるガイド部の上からの透視図。
【図15】 本発明の第三の実施例に係わる洗浄ノズル
におけるガイド部のA-A断面図。
【図16】 本発明の第三の実施例に係わるシャワー装
置の吐水状態。
【図17】 従来技術における洗浄ノズルの横からの断
面図。
【図18】 従来技術における洗浄ノズルの模式図。
【符号の説明】
1 洗浄ノズル 2 旋回部材 3 通水路 4 旋回室流入路 5 旋回室 6 給水口 7 吐水口 8 貫通穴 9 ガイド 10 最大角度規制ガイド部 11 旋回室の中心軸 12 旋回部材の貫通穴に突出している部分の中心軸 21 洗浄ノズル 22 旋回部材 23 通水路 24 旋回室流入路 25 旋回室 26 給水口 27 吐水口 28 漏水口 29 ガイド 30 角度ガイド部 31 旋回室の中心軸 32 旋回部材の貫通穴に突出している部分の中心軸 33 貫通穴 41 シャワー装置 42 通水路 43 バッファ室 44 旋回室流入路 45 旋回室 46 旋回部材 47 給水口 48 吐水口 49 ガイド 50 最大角度規制ガイド部 51 貫通穴 61 洗浄ノズル 62 旋回部材 63 通水路 64 旋回室流入路 65 旋回室 66 吸水口 67 吐水口 68 旋回部材62における洗浄ノズル61との摺動
部 69 洗浄ノズル61における旋回部材62との摺動
部 70 角度規制ガイド 71 物体 72 平面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱田 靖夫 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 豊田 弘一 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 佐藤 裕文 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 新原 登 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D032 FA04 2D034 DA00 4F033 AA04 BA04 CA01 DA01 EA01 KA00 NA01 PA01 PB02 PC02 PD01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円筒状に形成された部屋の周面に沿っ
    て洗浄水が供給される旋回室と、この旋回室の貫通穴か
    ら一端が突出すると共に、他端が旋回室内を自由に回転
    可能である吐水流路が穿設された旋回部材とを備え、前
    記旋回室へ供給された洗浄水の運動エネルギーから直接
    受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠
    心力によって前記旋回部材が旋回する洗浄ノズルにおい
    て、前記旋回室の貫通穴周囲から漏水させる漏水部を有
    することを特徴とする洗浄ノズル。
  2. 【請求項2】 前記旋回室の貫通穴周囲からの漏水部
    は、前記旋回室の貫通穴周囲の一部に漏水口を設けた構
    成としたことを特徴とする請求項1記載の洗浄ノズル。
  3. 【請求項3】 前記旋回室の貫通穴周囲からの漏水部
    は、前記旋回室の貫通穴と旋回部材の一方の接触部形状
    が略楕円もしくは長円構造であることを特徴とする請求
    項1もしくは2記載の洗浄ノズル。
  4. 【請求項4】 前記洗浄ノズルは、水道直圧による人体
    を洗浄するシャワー装置に用いたことを特徴とする請求
    項1から3いずれか記載の洗浄ノズル。
  5. 【請求項5】 前記洗浄ノズルは、ポンプによる洗浄水
    圧送手段による人体を洗浄するシャワー装置に用いたこ
    とを特徴とする請求項1から3いずれか記載の洗浄ノズ
    ル。
JP2001400543A 2001-03-16 2001-12-28 洗浄ノズル Pending JP2003170082A (ja)

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