JP2003171966A5 - - Google Patents

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図面を用いて具体的に説明すると、従来は図26のように旋回室105内の圧力Pにより旋回部材102が洗浄ノズル101との摺動部109に力F1で押し付けられている。また、旋回部材102には洗浄水の運動エネルギーから直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠心力F2も影響をおよぼす。これを模式的に描いたものが図27である。
図27は物体111にF1,F2の力が働いており、点Qは平面112に固定されている。
この物体111が図27に示す点Qを中心に回転する条件、つまり図26の旋回部材102が旋回室105の中央部より偏心する条件は図27の点Qまわりの回転モーメントの釣り合いより時計回りを正とすると、F2×A−F1×B/2>0である。ここで、F1は図27に示すように、物体111のちょうど真ん中に働いているとする。そうすると、Bの距離が大きいほど物体を移動する力F2は大きくなる。
図26において、従来旋回部材102の洗浄ノズルとの接触部108にRを設けて摺動部を球面にする技術においても、旋回部材と洗浄ノズルの接触部109は平面と曲線の接触であるが、R部の加工精度などにより、接触部109において平面同士の接触に近くなっている場合があった。
そのため図27におけるBが大きくなり洗浄水の運動エネルギーから直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠心力では物体111(図26の旋回部材102)が揺動を起こさない可能性があった。
また、一度洗浄水の通水を行い、旋回室が満水時において、再び洗浄水の通水を開始した場合、旋回室内の圧力伝播のほうが洗浄水の粘性により、洗浄水の運動エネルギーから直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠心力よりも旋回部材に早く影響を及ぼすため、初期における旋回部材の偏心も期待できなくなり、さらに揺動を確実に始動することが困難であった。
上記目的を達するためになされた本発明の洗浄ノズルは、
筒状に形成された部屋の周面に沿って洗浄水が供給される旋回室と、
の旋回室の貫通穴から一端を旋回室外部に突出させ他端が旋回室内に位置するようにして前記旋回室に配設され、前記洗浄水の吐水流路を穿設して備えて該吐水流路から洗浄水を吐水する旋回部材とを備え、
記旋回室へ供給された洗浄水の運動エネルギーから直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠心力によって前記旋回部材を旋回させる洗浄ノズルにおいて、
前記旋回部材は、旋回部材中心軸の軸線方向に移動可能とされ、該軸線方向に移動して前記貫通穴周囲に点接触しつつ、前記旋回室部材中心軸が旋回室中心軸に対して傾く揺動を起こして旋回することを特徴とする。
この本発明において、旋回部材と貫通穴周囲との点接触とは鋭角同士、もしくは鋭角と平面の接触であることを指す。
このような構成とすることによって、旋回室に洗浄水が供給されて、旋回部材が旋回部材中心軸の軸線方向に移動して旋回室の貫通穴と接触する際、この旋回部材は、貫通穴周囲に点接触するという不安定な状態となるので、洗浄水の運動エネルギーから直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠心力を受けて、より確実に旋回部材における揺動を始動させることが可能となる。
上記した本発明は、以下のような態様を取ることができる。即ち、前記旋回室部材中心軸が前記旋回室中心軸に対して傾く前記旋回部材の最大傾斜角度を規制する最大角度規制ガイド部を前記旋回室に備えるようにした上で、前記旋回部材は、前記最大角度規制ガイドに接触して最大傾斜角度に達するまでにおいても、前記貫通穴周囲と点接触するようにすることができる。
このような構成とすることにより、旋回部材中心軸が旋回室中心軸に対して傾くよう旋回部材が傾くとき、最大傾斜角度に達する間の旋回部材の摺動が点接触で起きるので、常に小さな接触面積であるために、回転が滑らかに行われ、また摺動抵抗が低くなり、摩耗も少なくなる。
このように旋回部材が貫通穴周囲と点接触する上で、旋回部材は貫通穴周囲との接触部をテーパー構造とすることができる。こうすれば、テーパー構造という非常に単純な構造により、旋回室の貫通穴周囲との接触を確実に点接触にすることが可能となる。
この場合、旋回部材のテーパー角度を旋回部材が旋回室において傾く最大傾斜角度よりも大きくすることができる。こうすれば、旋回部材が洗浄水の力を受けて、旋回部材中心軸が旋回室中心軸に対して傾いて旋回部材が最大傾斜角に達する間において、旋回部材のテーパー部は旋回室の貫通穴周囲と接触しつつ摺動するが、この摺動を点接触の状態で起こすことが可能となる。
また、旋回室の貫通穴周囲に貫通穴を取り囲む突起を有するようにすることもできる。こうすれば、旋回部材と貫通穴周囲との接触をより確実に点接触の状態とでき、好ましい。
こうした突起を貫通穴周囲の一部範囲にかけて形成するようにすることもできる。こうすれば、旋回室に洗浄水が供給されて、旋回部材が貫通穴方向へ移動して旋回室の貫通穴周囲に接触する際、旋回部材の一方側が突起と接触し他方は突起の無い貫通穴周囲と当接することになる。よって、旋回部材はその中心軸が旋回室中心軸から傾くよう揺動を起こすので、こうした傾きがない場合と比較して、旋回部材は、洗浄水の運動エネルギーから直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠心力を大きく受ける。このために、旋回部材における揺動をより確実に始動させることが可能となる。
この場合、貫通穴周囲の一部範囲のこの突起を、貫通穴周方向に沿って滑らかに傾斜した傾斜構造を有するものとすることができる。こうすれば、旋回部材中心軸が旋回室の中心軸に対して確実に傾き、且つ旋回部材の回転がスムーズに行われるようにすることが可能となる。
このように貫通穴周囲の突起により旋回部材を傾けるに当たり、旋回部材が突起と接することにより旋回部材中心軸が旋回室中心軸に対して傾く角度を、旋回部材が旋回室と当接して傾斜し得る最大傾斜角度よりも小さくすることができる。こうすれば、突起と接して傾いた旋回部材は、最大傾斜角度までさらに傾くことができる。つまり、突起は、旋回部材の最大傾き角度を規制するものではないため、初期における傾き角度と揺動を起こした後の最大傾斜角度に達するまでの間には、旋回部材の運動を規制するものはなく、スムーズに揺動を行うことが可能となり、摺動抵抗が低減し、効率良く揺動を行うことが可能となる。
また、貫通穴と対向する旋回室底面に、旋回室中心軸において旋回部材と干渉する突起を設けるようにすることもできる。こうすれば、旋回部材中心軸が旋回室中心軸から傾くよう旋回部材が揺動を起こす際、この揺動初期の状態において既に旋回部材中心軸が旋回室中心軸から傾いていることになる。よって、このように旋回部材中心軸が傾いていない場合と比較して、旋回部材は、洗浄水の運動エネルギーから直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠心力を大きく受けるために、確実に、旋回部材における揺動を始動させることが可能となる。
この場合、旋回部材が突起に干渉して旋回部材中心軸が旋回室中心軸に対して傾く角度を、旋回部材が旋回室と当接して傾斜し得る最大傾斜角度よりも小さくすることができる。こうすれば、旋回室底面の突起と当接することで傾いた旋回部材は、最大傾斜角度までさらに傾くことができる。つまり、旋回室底面の突起は、旋回部材の最大傾き角度を規制するものではないため、初期における傾き角度と揺動を起こした後の最大傾斜角度に達するまでの間には、旋回部材の運動を規制するものはなく、スムーズに揺動を行うことが可能となり、摺動抵抗が低減し、効率良く揺動を行うことが可能となる。
また、旋回部材の重心が、貫通穴から旋回室外部に突出させている一端側の部分における中心軸から偏心した位置に来るよう、この旋回部材を形成するようにもすることができる。こうすれば、旋回部材が旋回室の貫通穴周囲に接触する部分となる摺動部における荷重分布が不均一になり、旋回部材はあらかじめ傾く。よって、こうした傾きを起こしていない場合と比較して、旋回部材は、洗浄水の運動エネルギーから直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠心力を大きく受け、旋回部材における揺動を始動させることが容易となる。
この場合、旋回部材の受圧部で旋回室に流入する洗浄水の力を受けるようにし、この受圧部により重心を中心軸から偏心させるようにし、その上で、この受圧部を、その形状が中心軸周りにおいて不均一なものとすることができる。こうすれば、この受圧部で洗浄水の力を大きく受けることが可能となり、旋回部材における揺動の始動をより確実に行うことが可能となる。
上記目的を達するためになされた本発明の他の洗浄ノズルは、
円筒状に形成された部屋の周面に沿って洗浄水が供給される旋回室と、
この旋回室の貫通穴から一端を旋回室外部に突出させ他端が旋回室内に位置するようにして前記旋回室に配設され、前記洗浄水の吐水流路を穿設して備えて該吐水流路から洗浄水を吐水する旋回部材とを備え、
前記旋回室へ供給された洗浄水の運動エネルギーから直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠心力によって前記旋回部材を旋回させる洗浄ノズルにおいて、
前記貫通穴と対向する旋回室底面に、前記旋回室中心軸において前記旋回部材と干渉する突起を有することを特徴とする。
こうしても、旋回室底面の突起による上記した旋回部材の揺動初期の状態における旋回部材中心軸の傾きにより、旋回部材における揺動を始動させることが可能となる。
なお、この場合であっても、旋回部材が旋回室底面の突起に干渉して旋回部材中心軸が旋回室中心軸に対して傾く角度を、旋回部材が旋回室と当接して傾斜し得る最大傾斜角度よりも小さくすることができる。
上記目的を達するためになされた本発明の他の洗浄ノズルは、
円筒状に形成された部屋の周面に沿って洗浄水が供給される旋回室と、
この旋回室の貫通穴から一端を旋回室外部に突出させ他端が旋回室内に位置するようにして前記旋回室に配設され、前記洗浄水の吐水流路を穿設して備えて該吐水流路から洗浄水を吐水する旋回部材とを備え、
前記旋回室へ供給された洗浄水の運動エネルギーから直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠心力によって前記旋回部材を旋回させる洗浄ノズルにおいて、
前記旋回部材は、前記貫通穴から旋回室外部に突出させている前記一端側の部分における中心軸から偏心した位置に重心が来るよう、形成されていることを特徴とする。
こうしても、重心の偏心による荷重分布の不均一により、旋回部材における揺動を始動させることが容易となる。
なお、この場合であっても、旋回部材の受圧部で旋回室に流入する洗浄水の力を受けるようにし、この受圧部により重心を中心軸から偏心させるようにし、その上で、この受圧部を、その形状が中心軸周りにおいて不均一なものとすることができる。
また、これら洗浄ノズルにおいて、旋回室は、貫通穴の周囲から漏水させる漏水部を有するものとすることができる。こうすれば、旋回室内の圧力を、漏水させない場合と比較して、低下させることが可能となり、旋回部材と旋回室の貫通穴周囲との接触部である摺動部の摩擦抵抗が低下し、より確実に旋回部材における揺動の始動が可能となる。
また、この漏水部は旋回室の貫通穴周囲の一部に形成された漏水口を有するものとすることができる。こうすれば、簡単な構成で、旋回部材と旋回室の貫通穴周囲との接触部である摺動部から漏水させることが可能となり、摩擦抵抗を低減させることが可能なばかりでなく、漏水部の漏水における力により旋回部材を傾けることが可能となる。
更に、漏水部は、旋回室の貫通穴と貫通穴内に位置する旋回部材の部位の少なくとも一方の形状を略楕円もしくは長円構造とすることができる。こうすれば、簡単な構成で、旋回部材と旋回室の貫通穴周囲との接触部である摺動部から漏水させることが可能であると共に、旋回部材の中心軸が、旋回室の中心軸に対して傾いてもスムーズに回転を行うことが可能となる。
また、人体を洗浄する本発明のシャワー装置は、既述したいずれかの洗浄ノズルに、水道直圧により給水するようにした構成とすることである。
本発明のシャワー装置は、旋回部材を揺動させる洗浄ノズルにおいて、洗浄ノズルと旋回部材の一部を直接接触して摺動させており、シール部を有してないため、摺動部より若干の水漏れを生じることがあるので、浴室などで用いられるシャワー装置に本発明の洗浄ノズルを用いると、摺動部における若干の水漏れが気にならないため特に本発明の洗浄ノズルは適している。また、摺動部に若干の水漏れをすることにより、洗浄水による摺動部の潤滑作用が期待され、摺動抵抗が低くなり、摩耗も少なくなる。
また、洗浄水を揺動吐水させることにより、低流量の洗浄水によって広範囲の洗浄可能となり、さらに洗浄水の揺動吐水により心地よい刺激感を得ることが可能となる。
また、本発明のシャワー装置を頭皮洗浄装置として用いた場合、洗浄水が揺動吐水しているので、毛穴の詰まった皮脂などを効率良く除去することも可能となる。
また、水道直圧で使用可能することによって、装置が単純になる。
また、人体を洗浄する本発明のシャワー装置は、既述したいずれかの洗浄ノズルに、洗浄水圧送手段により給水するようにした構成とすることである。
洗浄水の揺動吐水による刺激により血行促進効果やマッサージ効果を得ようとする場合、水道圧不足の場合による刺激不足などを解消することが可能となる。
また、洗浄水の揺動吐水により、低流量の洗浄水によって広範囲の洗浄可能となり、さらに洗浄水の揺動吐水により心地よい刺激感を得ることが可能となる。
また、本発明のシャワー装置を頭皮洗浄装置として用いた場合、洗浄水が揺動吐水しているので、毛穴の詰まった皮脂などを効率良く除去することも可能となる。
図1の構成で、洗浄水を吐水した場合について図3に基づいて説明すると、洗浄ノズル1に供給された洗浄水は通水路3より通水路面積が狭くなった旋回室流入路4によって流速が速められることで運動エネルギーが大きくなった状態で旋回室5に流入する。また、前記旋回室流入路4は旋回室5に対して接線方向から洗浄水を流入するように構成されているため、旋回室5に流入した洗浄水は、旋回室5内部で旋回する。
このとき旋回部材2は、旋回室5内の圧力により、旋回室の中心軸に沿って、洗浄水の吐水方向に力を受け、旋回部材の貫通穴に突出している部分の中心軸13は、旋回室の中心軸14と平行になろうとするが突起9および干渉部10により傾く。
傾いた旋回部材2は、傾いていない場合に比べ、洗浄水から直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠心力を大きく受け、旋回部材の貫通穴に突出している部分の中心軸13は、旋回室の中心軸14に対してさらに傾斜して揺動を起こす。
また、旋回部材2における旋回室5の貫通穴8周囲との接触部11はテーパー構造となっており、旋回室5の貫通穴8周囲と旋回部材2は点接触になっているので、洗浄水から直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠心力によって旋回部材2は、旋回室5の中心軸に対して傾斜しやすくなっている。
また、旋回部材2は旋回室5上部に設けられている最大角度規制ガイド12により最大傾斜角度が規制されるように構成されており、旋回部材の接触部11のテーパー角度は旋回部材2の揺動による傾斜角度よりも大きくしているため、旋回部材2は揺動による最大傾斜角度に達するまで点接触となっている。
そのため、初期の傾きから最大傾き角度まで旋回部材2の運動を規制するものがなく、スムーズに揺動を行うことが可能となり、摺動抵抗が少なく、効率よく揺動を行う。
図4の構成で、洗浄水を吐水した場合について図9および図10に基づいて説明すると、洗浄ノズル21に供給された、洗浄水は通水路23より通水路面積が狭くなった旋回室流入路24によって流速が速められることで運動エネルギーが大きくなった状態で旋回室25に流入する。前記旋回室流入路24は旋回室25に対して接線方向から洗浄水を流入するように構成されているため、旋回室25に流入した洗浄水は旋回室25内部で旋回する。また、旋回室25が洗浄水で満たされ、旋回室内の圧力Pが上昇すると旋回部材22は、旋回室の中心軸31の軸線方向に移動し、図9のようにガイド29に押し付けられ、突起部28により旋回部材22の貫通穴33に突出している部分の中心軸32は、旋回室の中心軸31からある傾斜角度を持った状態となる。
傾いた旋回部材22は、傾いていない場合に比べ、洗浄水から直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠心力を大きく受け、旋回部材の貫通穴に突出している部分の中心軸32は、旋回室の中心軸31に対してさらに傾斜して揺動を起こす。
前記突起28により、旋回部材22の傾く角度は、最大角度規制ガイド部30による旋回部材22の最大傾斜角度よりも小となるようにしてある。そのため、初期の傾きから最大傾き角度まで旋回部材22の運動を規制するものがなく、スムーズに揺動を行うことが可能となり、摺動抵抗が少なく、効率よく揺動を行う。
また、突起部28が滑らかな傾斜構造としているため、旋回部材22の揺動はスムーズに行われる。
また、洗浄ノズル61には、旋回部材62の運動を規制するガイド69が設けてある。前記ガイド69を図面を用いて詳しく説明する。図20はガイド69における上からの透視図、図21は図20におけるA-A断面図を示しており、図21は図19における洗浄ノズル61における横からの断面図と同じ方向から見ている。
ガイド69には、旋回部材62の揺動角度を規制する最大角度規制ガイド部70と前記貫通穴74、旋回部材62と前記貫通穴74周囲の接触部に漏水口68が設けられている。
また、旋回部材62には、カウンターウエイト72が備え付けてある。カウンターウエイト72は旋回部材62に一箇所だけ備え付けてあり、回転の周方向に不均一である。そのためカウンターウェイト72により旋回部材62の重心は、旋回部材62の貫通穴74に突出している部分の中心軸73偏心したところに配置してあることになる。
図18の構成で、洗浄水を吐水した場合について図22に基づいて説明すると、洗浄ノズル61に供給された、洗浄水は通水路63より通水路面積が狭くなった旋回室流入路64によって流速が速められることで運動エネルギーが大きくなった状態で旋回室65に流入する。前記旋回室流入路64は旋回室65に対して接線方向から洗浄水を流入するように構成されているため、旋回室65に流入した洗浄水は旋回室65内部で旋回する。
また、旋回室65が洗浄水で満たされ、旋回室内の圧力Pが上昇すると旋回部材62は、旋回部材62と前記貫通穴74周囲の接触部に押し付けられるが、漏水口68により、洗浄水が漏水するため旋回室65内の圧力は漏水がない時に比較して低くなる。そのため旋回部材62が旋回部材62と前記貫通穴74周囲の接触部に押しつけられる力が低くなるために、洗浄水から直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠心力を受けて旋回部材62の貫通穴74に突出している部分の中心軸73が旋回室の中心軸71から傾きやすくなっている。
また、漏水口68からの漏水による力を受けて旋回部材62は、傾きやすくなっている。
また、旋回部材62には旋回部材62の重心を、旋回部材62の貫通穴74に突出している部分の中心軸73から偏心させるカウンターウェイト72があるから、旋回部材62が旋回室65の貫通穴周囲との接触部である摺動部における荷重分布が不均一になり、旋回部材62があらかじめ傾くため、浄水から直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠心力を強く受けて揺動を始動しやすくなる。
また、それぞれの旋回部材86には洗浄水が給水される給水口87と給水口87と連通して洗浄水を噴射吐水する吐水口88が備わっている構成となっている。
図23の構成で、洗浄水を吐水した場合について図24に基づいて説明すると、シャワー装置81に供給された洗浄水は通水路82、バッファ室83旋回室流入路84、旋回室85の順に供給される。
また、前記旋回室流入路84は旋回室85に対して接線方向から洗浄水を流入するように構成されているため、旋回室85に流入した洗浄水は、旋回室85内部で旋回する。
このとき旋回部材86は、旋回室85内の圧力により、旋回室の中心軸に沿って、洗浄水の吐水方向に力を受け、旋回部材の貫通穴に突出している部分の中心軸は、旋回室の中心軸と平行になろうとするが突起90および干渉部89により傾く。
傾いた旋回部材86は、傾いていない場合に比べ、洗浄水から直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠心力を大きく受け、旋回部材の貫通穴に突出している部分の中心軸は、旋回室の中心軸に対してさらに傾斜して揺動を起こす。
【符号の説明】
1…洗浄ノズル
2…旋回部材
3…通水路
4…旋回室流入路
5…旋回室
6…給水口
7…吐水口
8…貫通穴
9…突起
10…干渉部
11…接触部
12…最大角度規制ガイド
13…旋回部材の貫通穴に突出している部分の中心軸
14…旋回室の中心軸
21…洗浄ノズル
22…旋回部材
23…通水路
24…旋回室流入路
25…旋回室
26…給水口
27…吐水口
28…突起部
28…突起
29…ガイド
30…最大角度規制ガイド部
30…度規制ガイド部
31…旋回室の中心軸
32…旋回部材の貫通穴に突出している部分の中心軸
33…貫通穴
41…洗浄ノズル
42…旋回部材
43…通水路
44…旋回室流入路
45…旋回室
46…給水口
47…吐水口
48…貫通穴
49…ガイド
51…旋回室の中心軸
52…受圧部
53…旋回部材の貫通穴に突出している部分の中心軸
54…突起部
61…洗浄ノズル
62…旋回部材
63…通水路
64…旋回室流入路
65…旋回室
66…給水口
67…吐水口
68…漏水口
69…ガイド
70…最大角度規制ガイド部
71…旋回室の中心軸
72…カウンターウェイト
73…旋回部材の貫通穴に突出している部分の中心軸
74…貫通穴
81…シャワー装置
82…通水路
83…バッファ室
84…旋回室流入路
85…旋回室
86…旋回部材
87…給水口
88…吐水口
89…干渉部
90…突起
91…貫通穴
92…最大角度規制ガイド
101…洗浄ノズル
102…旋回部材
103…通水路
104…旋回室流入路
105…旋回室
106…給水
107…吐水口
108…旋回部材32における洗浄ノズル31との摺動部
109…洗浄ノズル31における旋回部材32との摺動部
110…角度規制ガイド
111…物体
112…平面

Claims (20)

  1. 円筒状に形成された部屋の周面に沿って洗浄水が供給される旋回室と、
    の旋回室の貫通穴から一端を旋回室外部に突出させ他端が旋回室内に位置するようにして前記旋回室に配設され、前記洗浄水の吐水流路を穿設して備えて該吐水流路から洗浄水を吐水する旋回部材とを備え、
    記旋回室へ供給された洗浄水の運動エネルギーから直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠心力によって前記旋回部材を旋回させる洗浄ノズルにおいて、
    前記旋回部材は、旋回部材中心軸の軸線方向に移動可能とされ、該軸線方向に移動して前記貫通穴周囲に点接触しつつ、前記旋回室部材中心軸が旋回室中心軸に対して傾く揺動を起こして旋回する
    浄ノズル。
  2. 請求項1記載の洗浄水ノズルであって、
    前記旋回室部材中心軸が前記旋回室中心軸に対して傾く前記旋回部材の最大傾斜角度を規制する最大角度規制ガイド部を前記旋回室に備え、
    前記旋回部材は、前記最大角度規制ガイドに接触して最大傾斜角度に達するまでにおいても、前記貫通穴周囲と点接触する
    浄ノズル。
  3. 請求項1または請求項2記載の洗浄水ノズルであって、
    前記旋回部材は、前記貫通穴周囲との接触部をテーパー構造として備える
    浄ノズル。
  4. 請求項3記載の洗浄水ノズルであって、
    前記旋回部材のテーパー角度は、前記旋回部材が旋回室において傾く前記最大傾斜角度よりも大きくされている
    浄ノズル。
  5. 請求項1ないし請求項4いずれか記載の洗浄水ノズルであって、
    前記旋回室の貫通穴周囲に、貫通穴を取り囲む突起を有する
    浄ノズル。
  6. 請求項5記載の洗浄水ノズルであって、
    前記突起は、前記貫通穴周囲の一部範囲にかけて形成されている
    浄ノズル。
  7. 請求項6記載の洗浄水ノズルであって、
    前記貫通穴周囲の一部範囲の前記突起は、貫通穴周方向に沿って滑らかに傾斜した傾斜構造を有する
    浄ノズル。
  8. 請求項5ないし請求項7いずれか記載の洗浄水ノズルであって、
    前記旋回部材が前記突起と接することにより前記旋回部材中心軸が前記旋回室中心軸に対して傾く角度は、前記旋回部材が前記旋回室と当接して傾斜し得る最大傾斜角度よりも小さくされている
    浄ノズル。
  9. 請求項1ないし請求項8いずれか記載の洗浄水ノズルであって、
    前記貫通穴と対向する旋回室底面に、前記旋回室中心軸において前記旋回部材と干渉す る突起を設けた
    浄ノズル。
  10. 請求項9記載の洗浄水ノズルであって、
    前記旋回部材が前記突起に干渉して前記旋回部材中心軸が前記旋回室中心軸に対して傾く角度は、前記旋回部材が前記旋回室と当接して傾斜し得る最大傾斜角度よりも小さくされている
    浄ノズル。
  11. 請求項1ないし請求項10いずれか記載の洗浄水ノズルであって、
    前記旋回部材は、前記貫通穴から旋回室外部に突出させている前記一端側の部分における中心軸から偏心した位置に重心が来るよう、形成されている
    浄ノズル。
  12. 請求項11記載の洗浄水ノズルであって、
    前記旋回部材は旋回室に流入する洗浄水の力を受ける受圧部を有し、該受圧部により前記重心を前記中心軸から偏心させている
    浄ノズル。
  13. 請求項11記載の洗浄水ノズルであって、
    前記受圧部は、その形状が前記中心軸周りにおいて不均一とされている
    浄ノズル。
  14. 円筒状に形成された部屋の周面に沿って洗浄水が供給される旋回室と、
    この旋回室の貫通穴から一端を旋回室外部に突出させ他端が旋回室内に位置するようにして前記旋回室に配設され、前記洗浄水の吐水流路を穿設して備えて該吐水流路から洗浄水を吐水する旋回部材とを備え、
    前記旋回室へ供給された洗浄水の運動エネルギーから直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠心力によって前記旋回部材を旋回させる洗浄ノズルにおいて、
    前記貫通穴と対向する旋回室底面に、前記旋回室中心軸において前記旋回部材と干渉する突起を有する
    浄ノズル。
  15. 円筒状に形成された部屋の周面に沿って洗浄水が供給される旋回室と、
    この旋回室の貫通穴から一端を旋回室外部に突出させ他端が旋回室内に位置するようにして前記旋回室に配設され、前記洗浄水の吐水流路を穿設して備えて該吐水流路から洗浄水を吐水する旋回部材とを備え、
    前記旋回室へ供給された洗浄水の運動エネルギーから直接受ける力と該運動エネルギーにより生じる揚力および遠心力によって前記旋回部材を旋回させる洗浄ノズルにおいて、
    前記旋回部材は、前記貫通穴から旋回室外部に突出させている前記一端側の部分における中心軸から偏心した位置に重心が来るよう、形成されている
    浄ノズル。
  16. 請求項1ないし請求項15いずれか記載の洗浄水ノズルであって、
    前記旋回室は、前記貫通穴の周囲から漏水させる漏水部を有する
    浄ノズル。
  17. 請求項16記載の洗浄水ノズルであって、
    前記漏水部は、前記旋回室の貫通穴周囲の一部に形成された漏水口を有する
    浄ノズル。
  18. 請求項16記載の洗浄水ノズルであって、
    前記漏水部は、前記旋回室の前記貫通穴と前記貫通穴内に位置する旋回部材の部位の少なくとも一方の形状を略楕円もしくは長円構造とすることで構成される
    洗浄ノズル。
  19. 人体を洗浄するシャワー装置であって、
    請求項1ないし請求項18いずれかに記載の洗浄ノズルに、水道直圧により給水するようにした
    シャワー装置。
  20. 人体を洗浄するシャワー装置であって、
    請求項1ないし請求項18いずれかに記載の洗浄ノズルに、洗浄水圧送手段により給水するようにした
    シャワー装置。
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