JP2003171575A - 積層型干渉性紫外線遮蔽顔料及びそれを配合した化粧料 - Google Patents
積層型干渉性紫外線遮蔽顔料及びそれを配合した化粧料Info
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Abstract
度の光沢が無い上、可視光透過性が高いため自然な仕上
り感が得られ、延展性等の使用性に優れる化粧料を提供
することを課題とする。 【解決手段】 本発明は、高屈折率を有する金属酸化物
と低屈折率を有する金属酸化物との少なくとも三層以上
の交互層によって被覆された薄片状乃至板状顔料からな
り、紫外線を遮蔽することを特徴とする積層型干渉性紫
外線遮蔽顔料、及び、高屈折率を有する金属酸化物と低
屈折率を有する金属酸化物との少なくとも三層以上の交
互層からなり、且つ、中空構造を有し、紫外線を遮蔽す
ることを特徴とする積層型干渉性紫外線遮蔽顔料、並び
に、前記積層型干渉性紫外線遮蔽顔料を含有することを
特徴とする化粧料を提供することにより、前記課題を解
決したものである。
Description
て作用する光干渉材及びこれを含有する化粧料、詳細に
は、化粧料等に配合されることによって、紫外線遮蔽効
果及び可視光透過性を向上できる積層型干渉性紫外線遮
蔽顔料、及び肌に有害な紫外線を効果的に遮蔽し、自然
な仕上りが得られる化粧料にに関する。
散乱効果により紫外線を遮蔽する方法と、紫外線のエネ
ルギーを吸収し、これを熱エネルギーに変換する方法が
知られている。前者の代表的な材料としては、二酸化チ
タンや酸化亜鉛が知られおり、紫外線遮蔽剤として化粧
品、プラスチック、塗料等に利用されている(特開昭4
9−450号公報、特開昭62−228006号公
報)。後者の材料としては、ケイ皮酸誘導体あるいはベ
ンゾフェノン誘導体等の紫外線吸収剤が知られている。
の無機系の紫外線遮蔽剤は、紫外線を遮断する効果には
優れているものの同時に可視光線も散乱するため、高い
紫外線遮蔽効果を得ようとして、例えば化粧料に高配合
した場合、白く不自然な化粧仕上りになってしまうとい
う欠点がある。また、これらの紫外線遮蔽剤は、粒子径
が0.02μm〜0.3μm程度の微粒子であり、粒子
自体が一次粒子の凝集体として存在するため、特に、パ
ウダー系の化粧料に配合する場合には化粧料中に均一に
分散させることが困難である。さらに、使用性について
言えば、非常に感触が悪く、配合量に相対して化粧料の
延展性を悪化させるという問題がある。
案が成されている。すなわち、特開昭62−18777
0号公報には、雲母の表面に真珠光沢感及び隠蔽力が実
質上発現しない厚さに微粒子酸化チタンを被覆してなる
紫外線遮蔽顔料の開示が成されている。特開平5−17
329号公報には、鱗片状顔料の表面をチタン酸化物で
被覆し、さらに該チタン酸化物上に亜鉛酸化物を被覆さ
せた化粧料への分散性が良好で、UV-A波の波長領域
を含む紫外線を効果的に遮蔽する鱗片状顔料組成物の開
示が成されている。特開平9−59129号公報には、
スメクタイト属粘土鉱物からなる薄片状粒子の表面が酸
化チタンで被覆された、紫外線遮蔽性、延展性及び感触
に優れる薄片状被覆粒子の開示が成されている。特開平
9−132514号公報には、雲母等の薄片状基質の表
面に、無機化合物を担時させてなり、動摩擦係数が1.
0以下で化粧料の良好な使用感と均一な分散性を有する
紫外線遮蔽の機能を持つ薄片状微粉末の開示が成されて
いる。
外線遮蔽用の顔料は、紫外線を遮蔽する手段として、基
本的に粒子の散乱効果により紫外線を遮蔽する方法であ
るため、十分な紫外線遮蔽効果を得ようとする場合、配
合量が多くなり白く不自然な化粧仕上りになったり、延
展性等の使用性を著しく低下てしまうという欠点があ
る。
長範囲で顕著な紫外線吸収能を有しているが、耐候性に
乏しく、また、安全性に欠ける問題がある。
に化粧塗布膜の色彩の多様性等の要求に応じて、種々の
干渉性発色材が多用されている。すなわち、干渉性発色
材とは、光の干渉現象を利用した顔料であり、古くから
用いられている代表的なものには微薄片状の雲母に二酸
化チタンを被覆した雲母チタンがある。すなわち、雲母
チタンは、微薄片状の雲母からなるマイカフレーク(屈
折率n=1.5〜2.0)の表面に、屈折率が少し高い
二酸化チタン(屈折率n=2.3〜2.7)を干渉発色
させたい色の波長の1/4の奇数倍の光学厚さ(Opt
ical Thickness:屈折率と幾何学的厚み
の積)で被覆したものである。しかしながら、従来の雲
母チタンは、色々な発色が可能なものの、二酸化チタン
が一層であるため、光反射率が低く、発色は非常に色の
薄いものであった。
6号公報、特表2000−501774号公報、特表2
000−517374号公報には、上記問題を解決する
目的で、低屈折率と高屈折率の金属酸化物の交互層で透
明キャリア材料を被覆した多層干渉顔料の提案がある。
に基づくものである。すなわち、干渉色を有する生成物
は、これらの層の厚さが相互に関連している。nが層の
屈折率であり、dが層の幾何学的厚さであるとすると、
薄層に現れる干渉色は光学厚さである。反射光で垂直光
入射をもって生成されるものとして、この様な薄膜の色
は、任意波長の光の増大λ=(4/2N−1)・nd、
及び、任意波長の光の減衰λ=(2/N)・ndにより
生じる(ここで、Nは正の整数である)。膜厚の厚さが
厚くなるに従い生じる色の変化は、干渉による任意光の
波長の増大、または、減衰からもたらされる。例えば、
2.0の屈折率を有する二酸化チタンの115nm厚さ
の薄膜は、115×2.0=230の光学厚さを有し、
そして波長2×230=460nmの光(青)が反射中
に減衰され、この結果として、反射光は黄となる。
光の増大(または、減衰)によって決定され、多層干渉
顔料中の二又は三層が同一の光学厚さを有する場合、反
射光の色はさらに強力になり、層の数が増加する程、完
全になる。つまり、前記公報では低屈折率と高屈折率の
金属酸化物の交互層で透明キャリア材料を被覆すること
によって従来の雲母チタンの反射率を高めた、すなわ
ち、可視光域での濃い干渉光を発色させた多層干渉顔料
の提供に係るものである。
如き多層干渉顔料は、被覆層に紫外線遮蔽効果を有する
二酸化チタン等が用いられていても、干渉顔料の所以と
も言える干渉発光を発現させるための顔料設計が成され
ているものであり、実質上、高い紫外線遮蔽効果を発現
できない。また、高い紫外線遮蔽効果を所望して従来の
多層干渉顔料を化粧料に高配合した場合、これら自身の
干渉発光によって、当該化粧料は特有の光沢が強くな
り、非常に不自然な化粧仕上りになってしまうという問
題がある。
は成し得なかった、紫外線遮蔽効果に優れ、同時に過度
の光沢が無い上、可視光透過性が高いため自然な仕上り
感が得られ、延展性等の使用性に優れる化粧料を提供す
ることを目的とするものである。
明者は上記目的を達成するため、従来技術の有する前記
欠点がなく、しかも優れた化粧性能を有する化粧料を得
るべく鋭意検討を行った。その結果、本発明者は、高い
紫外線遮蔽効果を有すると共に、高い可視光透過性を有
する特定の積層型干渉性顔料を化粧料に配合することに
より、肌に有害な紫外線を効果的に遮蔽し、延展性等の
使用性が良好で、透明感の高い自然な仕上りが得られる
化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至
った。
属酸化物と低屈折率を有する金属酸化物との少なくとも
三層以上の交互層によって被覆された薄片状乃至板状顔
料からなり、紫外線を遮蔽することを特徴とする積層型
干渉性紫外線遮蔽顔料(以下、この発明を「第1発明の
積層型干渉性紫外線遮蔽顔料」ともいう。)を提供する
ものである。
化物と低屈折率を有する金属酸化物との少なくとも三層
以上の交互層からなり、且つ、中空構造を有し、紫外線
を遮蔽することを特徴とする積層型干渉性紫外線遮蔽顔
料(以下、この発明を「第2発明の積層型干渉性紫外線
遮蔽顔料」ともいう。)を提供するものである。
線遮蔽顔料を含有することを特徴とする化粧料を提供す
るものである。
料は、化粧料等に配合されることによって、高い紫外線
遮蔽効果と高い可視光透過性を向上できる性質を有して
いる。従って、本発明の積層型干渉性紫外線遮蔽顔料に
よって化粧料に配合すれば、紫外線を効果的に遮蔽しつ
つも、透明感のある化粧料塗布膜の形成が可能である
が、本発明の実施において、しみやそばかす等の肌のト
ラブルを隠蔽するために、特に適当な可視光の隠蔽性が
所望される場合においては、可視光の遮蔽効果を付与さ
せることは可能である。
形態に基づいて詳細に説明する。
料)第1発明の積層型干渉性紫外線遮蔽顔料は、高屈折
率を有する金属酸化物と低屈折率を有する金属酸化物と
の少なくとも三層以上の交互層によって被覆された薄片
状乃至板状顔料からなり、紫外線を遮蔽するものであ
る。
上記構成からなるため化粧料に配合されることによっ
て、良好な延展性、光干渉効果による高い紫外線遮蔽効
果、さらに、高い可視光透過性による自然な仕上りを得
ることができる。
は、キャリア材となるものであり、その粒子表面が前記
交互層によって被覆されるものである。この薄片状乃至
板状顔料(キャリア材)としては、所望の屈折率を有す
る金属酸化物等が挙げられ、光学厚さの制御が可能であ
れば、低屈折率の金属酸化物であっても高屈折率の金属
酸化物であっても良い。具体的には、例えば、雲母、合
成金雲母、タルク、セリサイト、カオリン、酸化アルミ
ニウム、硫酸バリウム等が挙げられる。また、キャリア
材の幾何学的厚みは、最終的に得られる積層型干渉性紫
外線遮蔽顔料の紫外線遮蔽能並びに可視光透過性に影響
を及ぼすことから、揃った(均一な)ものを用いること
が好ましい。
状は、キャリア材としての薄片状乃至板状顔料の粒子表
面が、高屈折率を有する金属酸化物と低屈折率を有する
金属酸化物とにより少なくとも三層以上の交互層によっ
て被覆された構造を有する薄片状乃至板状である。
料は、このように薄片状乃至板状であるため、化粧料に
配合される場合に、該化粧料の塗布時に肌上で均一に延
展し、化粧料基質の使用性を向上させ、また、化粧料塗
布膜の形成時には、該薄片状乃至板状の積層型干渉性紫
外線遮蔽顔料が肌をムラなく覆う層を形成し、効果的に
紫外線を遮蔽する。
薄片状乃至板状顔料(キャリア材)の粒子表面が高屈折
率を有する金属酸化物と低屈折率を有する金属酸化物と
により少なくとも三層以上の交互層によって被覆された
積層構造を有する。
記載の基本原理に記述する通りの任意波長の光を干渉効
果的に反射させ得るものである。本発明の効果である高
い紫外線反射効果、並びに、高い可視光透過性は、該光
の干渉効果を利用したものである。但し、本発明の実施
において、該光の干渉効果は、従来技術にある干渉発色
材の如き、狭い領域の波長光の干渉反射強度を強め、強
い有彩色(高彩度の発色)を得んとするものではなく、
波長域としては逆に広い領域の紫外線(特に、地上に到
達する光線であって、人体に悪影響を及ぼす290〜4
00nmの紫外光)を効果的に反射し、且つ、従来技術
の無機系紫外線遮蔽剤を用いた場合に認識される不自然
な白浮き現象(白化)が認められない高い可視光透明性
(400〜800nmの可視光線について高い透過率)
を発現するために利用されるものである。
前述の通り、キャリア材となる薄片状乃至板状顔料に少
なくとも三層以上の金属酸化物被覆層(高屈折率を有す
る金属酸化物と低屈折率を有する金属酸化物により交互
に被覆された積層)を形成させた積層構造を有する。か
かる積層構造によって、強い干渉効果によって高い紫外
線遮蔽と高い可視光透過性を同時に達成することができ
る。
板状顔料や被覆物質の選定及び幾何学的厚みの決定につ
いて、つまり、積層構造の設計については、基本的には
従来技術の欄に記載の多層干渉の原理に基づいて実施す
ることが好ましいが、本発明の実施においては、若干の
調整を加える必要がある。
在るように、特定波長の光の反射強度のみを強力にした
い場合には、多層干渉顔料中の二又は三層に同一の光学
厚さを保有させ、反射光の色を強力にすることが可能で
あるが、本発明の実施の効果に在るように、反射(ある
いは、透過)する波長の範囲を限定する場合、すなわ
ち、290〜400nmの紫外線は反射させ、400〜
800nmの可視光線は透過させるという様な、光フィ
ルター効果を高めたい場合には、各層において分光反射
波形のピーク位置にずれを生じさせ、そららの影響を加
味して積層構造が最適になる様に設計を行う必要があ
る。
術の場合と同様、フレネルの干渉原理に基づき、反射分
光曲線をコンピューターシュミレーションで最適化を図
ることができる。好ましくは、遺伝的アルゴリズムを利
用することにより、積層構造を短時間で設計することが
可能である。
としては、遺伝的アルゴリズムにおける遺伝子は積層干
渉性紫外線遮蔽顔料を構成するキャリア材となる薄片状
乃至板状顔料及び各被覆物質の光学厚さを要素に持ち、
遺伝的アルゴリズムにおける適応度が、与えられた光学
特性の条件(;290〜400nmの紫外線を完全に反
射し、400〜800nmの可視光線を完全に透過する
という条件)と前記積層干渉性紫外線遮蔽顔料について
の物性値(;遺伝的アルゴリズムによって得られた積層
干渉性顔料の最適解が示す光学的性質)とに基づいて求
められることにあり、前記遺伝子と前記適合度を用いた
遺伝的アルゴリズムをコンピューターが行うことによっ
て、積層干渉性紫外線遮蔽顔料の幾何学的態様の最適化
が行われ、前記条件を満たす積層干渉性紫外線遮蔽顔料
の構造を、短い時間で得ることができる。
料は、キャリア材となる薄片状乃至板状顔料に、湿式法
により、金属酸化物を被覆することによって得られる。
る金属酸化物と高屈折率を有する金属酸化物に相当する
水溶性金属化合物を加水分解することによって、キャリ
ア材に水和金属酸化物として被覆することができる。次
いで、得られた水和金属酸化物に被覆されたキャリア材
を分離し、乾燥させ、次いで所望により生成する顔料を
焼成することによって積層型干渉性顔料の第一層目の被
覆が完了される。例えば、二酸化チタンを被覆する場合
には、チタンの無機酸塩(例えば、硫酸チタニル、四塩
化チタン等)の水溶液中で、キャリア材粒子の表面に含
水二酸化チタンを析出させた後、これを大気で加熱する
方法、あるいは、溶媒中でチタンアルコキシドとキャリ
ア材粒子とを接触させつつ、このチタンアルコキシドを
加水分解して焼成する方法等を用いることができる。
は、pHを調整した水酸化ナトリウム水溶液中で、ケイ
酸ナトリウム溶液をキャリア材粒子の表面に接触させつ
つ、塩酸を添加して、含水シリカを析出せしめ、これを
洗浄、乾燥、加熱する方法等を用いることができる。
には、この操作を所望の層数になる様、被覆操作を回数
繰り返せば良い。
折率を有する金属酸化物及び高屈折率を有する金属酸化
物は、互いに屈折率が異なる関係(高低を有する関係)
にある限り、その種類等には特に制限されるものではな
い。
至板状顔料と第一層被覆物質との屈折率の差は、0.1
以上であることが本発明の効果をより向上できる点で好
ましい。また、被覆物質としての低屈折率を有する金属
酸化物及び高屈折率を有する金属酸化物それぞれの屈折
率の差は、0.1以上であることが本発明の効果をより
向上できる点で好ましい。
調製の容易さから、キャリア材を中心に幾何学的に対象
構造を有していることが好ましい。
酸化物は、SiO2、または、Al 2O3等を単独で、
あるいは、低屈折率を有する金属酸化物を複合化させた
複合金属酸化物等が挙げられる。所望により、低屈折率
を有する金属酸化物により形成される金属酸化物層は、
その構成成分としてアルカリ金属酸化物及びアルカリ土
類金属酸化物を含有することができる。
る金属酸化物は、TiO2、Ti2O、TiO、Ti2
O3、Ti3O5、Ti4O、ZrO2、Fe2O3、
Fe 3O4、または、ZnO等を単独で、あるいは、こ
れらの金属酸化物を複合化させた複合金属酸化物等が挙
げられる。
の各層での成分的な独立性を確保したり、被覆膜を形成
させることが比較的容易であるという理由から、低屈折
率の金属酸化物としてシリカ(SiO2)、高屈折率の
金属酸化物として二酸化チタン(TiO2)を用いるこ
とが好ましい。
高い可視光透過性を所望する場合には、キャリア材とな
る物質の全表面の厚さを揃え、さらに、本発明の積層型
干渉性紫外線遮蔽顔料の粒子全表面の厚さを揃えること
が好ましい。
料の厚みについては、本発明の効果の一つである高い紫
外線遮蔽能を発現させるため適宜に決定されるため一元
的に定義することはできない。但し、本発明の積層型干
渉性紫外線遮蔽顔料を化粧料に配合した場合において該
化粧料の塗布時に良好な使用性を得るという点から、5
μm以下、特に0.2μm〜2.0μmであることが好
ましい。特に、厚みが0.2μm〜2.0μmである
と、化粧料の塗布時の使用性を一層向上させることがで
きる。
顔料の粒子径については、化粧料に配合した際、使用性
を悪化させない範囲にあれば特に限定はないが、0.5
μm〜100μmであることが好ましい。0.5μmよ
り小さい場合には、光散乱が強くなり、可視光の透過性
を低下させる場合があり、100μmより大きい場合に
は、ざらつきを感じさせ使用性を悪化させる場合があ
る。なお、ここでいう粒子径は、薄片状乃至板状を球状
に相当させた場合の粒子径をいう。
料は、キャリア材としての薄片状乃至板状顔料の屈折率
が1.5〜2.0であって、第一被覆層が厚さ19nm
〜35nmの二酸化チタン層、第二被覆層が厚さ29n
m〜55nmのシリカ層、第三被覆層が厚さ23nm〜
43nmの二酸化チタン層、及び第四被覆層が厚さ81
nm〜150nmのシリカ層の四層交互層によって被覆
されているものが好ましい。かかる構造の積層型干渉性
紫外線遮蔽顔料は、比較的調製が容易であり、より高い
紫外線遮蔽効果とより高い可視光透過性を達成すること
ができる。
物理的処理や化学的処理によって表面組成、あるいは、
単体としての組成を変化させないことが望ましい。既知
の処理剤による表面処理等は、積層型干渉性顔料の有す
る効果を低減させる場合がある。但し、本発明の積層型
干渉性紫外線遮蔽顔料に、ジメチルポリシロキサン、メ
チルハイドロジェンポリシロキサン等のシリーコン化合
物やフルオロアルキルリン酸エステル等のフルオロ化合
物等を表面処理剤として表面処理を施す場合において
は、積層型干渉性紫外線遮蔽顔料の化学的構造、また
は、屈折率を極端に変化させないため、本発明に係る効
果を充分に発現することが可能であり、本発明において
適用できる。
化粧料等の種々の組成物に適用でき、例えば、従来の化
粧料用粉体を配合するのと同様の方法により化粧料中に
配合することができる。
その反射率の積分値(面積値)の比率によって、紫外線
遮蔽効果及び可視光透過性それぞれを数値化し、その値
に基づいて適宜選定することができる。具体的には、本
発明の積層型干渉性紫外線遮蔽顔料を化粧料等に配合し
て使用(塗布)した際に、塗布膜の紫外線反射率の積分
値をR1、可視光反射率の積分値をR2とし、これらの
比R1/R2が所定の範囲にあるものを選定すること
で、所望の紫外線遮蔽効果及び可視光透過性を有する化
粧料等を得ることができる。
料)第2発明の積層型干渉性紫外線遮蔽顔料は、高屈折
率を有する金属酸化物と低屈折率を有する金属酸化物と
の少なくとも三層以上の交互層からなり、且つ、中空構
造を有し、紫外線を遮蔽するものである。
上記構成からなるため化粧料に配合されることによっ
て、光干渉効果による高い紫外線遮蔽効果、さらに、高
い可視光透過性による自然な仕上りを得ることができ
る。
第1発明で用いられる薄片状乃至板状顔料(キャリア材
となるもの)が存在せず、中空構造を有するものであ
る。尚、本発明の構成は、第1発明とかかる点で異なる
以外は、第1発明と同様である。従って、本発明につい
て特に詳述しない点については、第1発明について詳述
した前記事項が適宜適用される。
高屈折率を有する金属酸化物と低屈折率を有する金属酸
化物の少なくとも三層以上の交互層からなる積層構造且
つ中空構造を有する。
状は、化粧料に配合した場合の使用時における延展性等
の使用性を向上できる点で、高屈折率を有する金属酸化
物と低屈折率を有する金属酸化物との少なくとも三層以
上の交互層からなる積層構造及び中空構造を有する薄片
状乃至板状であることが好ましい。
料の設計においても、第1発明と同様の理由から、好ま
しくは遺伝的アルゴリズムを利用することにより、積層
構造を短時間で設計することが可能である。
料においても、基本的には第1発明と同様な方法で調製
できる。すなわち、最終的に分解除去が可能なキャリア
材を用いて、前述の第1発明の製法と同様な手段によ
り、一旦、積層型干渉性顔料を得て、さらに、キャリア
材を除去することによって、中空構造を有する本発明の
積層型干渉性紫外線遮蔽顔料を得ることが可能となる。
例えば、最終的に分解除去が可能なキャリア材として
は、大気での加熱によって熱分解が可能な有機系粉体等
を用いることができる。
第1発明と同様に、調製の容易さから、中空構造を形成
する中空部を中心に幾何学的に対象構造を有しているこ
とが好ましい。
層型干渉性紫外線遮蔽顔料(第1発明又は第2発明)を
含有するものである。
により、肌に有害な紫外線を効果的に遮蔽し、自然な仕
上りが得られるものである。また、本発明の化粧料は、
特に、積層型干渉性紫外線遮蔽顔料が薄片状乃至板状を
有する場合には、延展性等の使用性に特に優れたものと
なる。
紫外線遮蔽顔料を単独で用いることも複数種混合して用
いることも可能である。
線遮蔽顔料の配合量は、化粧料の剤形や形態、さらに、
該積層型干渉性紫外線遮蔽顔料を配合する目的に応じて
適宜に選択することが可能であり特に限定されるべきも
のではなく、通常は、1重量%以上、好ましくは10重
量%以上である。また、本発明の化粧料を、化粧仕上げ
用化粧料や化粧直し用化粧料として実施する際には、積
層型干渉性紫外線遮蔽顔料100重量%をもって化粧料
と成すこともできる。尚、積層型干渉性紫外線遮蔽顔料
の配合量が本発明の化粧料中1重量%未満であると、本
発明に係る紫外線遮蔽効果を得ることできない場合があ
る。
配合するのと同様の方法によって、積層型干渉性紫外線
遮蔽顔料を配合することにより得ることができる。
られる粉体は全て使用することができる。例えば、タル
ク、マイカ、セリサイト、カオリン、クレー、ベントナ
イト、ベンガラ、チタン被覆雲母、オキシ塩化ビスマ
ス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、
酸化チタン、酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸
バリウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、酸化鉄、群青、酸化クロム、水酸化クロ
ム、カラミン及びカーボンブラック及びこれらの複合体
等の無機粉体、ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピ
レン、ポリスチレン、ポリウレタン、ビニル樹脂、尿素
樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、珪素樹脂、アクリ
ル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂、ジビニルベンゼン・スチレン共重合体、シルク
パウダー、セルロース及びこれらの複合体等の有機粉
体、さらに、これらを界面活性剤、シリコーン、金属石
けん、レシチン、アミノ酸、コラーゲン、ポリマー、フ
ッ素化合物等で表面処理したもの等が挙げられる。ま
た、本発明の化粧料には、前記成分のほか、通常の化粧
料に用いられる成分、例えば、ワセリン、ラノリン、セ
レシン、マイクロクリスタリンワックス、カルナバロ
ウ、キャンデリラロウ、高級脂肪酸、高級アルコール等
の固形・半固形油分、スクワラン、流動パラフィン、エ
ステル油、ジグリセライド、トリグリセライド、シリコー
ン油等の流動油分、パーフルオロポリエーテル、パーフ
ルオロデカリン、パーフルオロオクタン等のフッ素系油
剤、水溶性及び油溶性ポリマー、水、無機及び有機顔
料、金属石けん処理又はシリコーン処理された無機及び
有機顔料、有機染料等の色剤、界面活性剤、エタノー
ル、防腐剤、酸化防止剤、色素、増粘剤、pH調整剤、
香料、紫外線吸収剤、保湿剤、血行促進剤、冷感剤、制
汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤等を、本発明の効果を損なわ
ない範囲で適宜配合することができる。
ウダーファンデーション、フェイスパウダー等のベース
メイクアップ化粧料、パウダーリップ、チークカラー、
アイカラーシャドー、マスカラ、アイライナー、アイブ
ロウ等のポイントメークアップ化粧料を中心として、そ
の他種々剤形の化粧料に適用することができる。
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
なお、配合割合は、特に断らない限り、重量部を示す。
蔽顔料の製造市販の雲母(薄片状、体積平均粒子径20
μm、幾何学的厚み330nm、屈折率1.56)を脱
イオン水中に懸濁させ、この懸濁液を約75℃に加熱し
た。さらに、この懸濁液に四塩化チタン水溶液を計量滴
下した。滴下中は水酸化ナトリウム水溶液によってpH
2.2に一定保持した。滴下終了後、同一温度で加熱攪
拌を行い、粉体を沈殿させた。この際、雲母80.5部
に対し、二酸化チタンが19.5部になるように四塩化
チタンの仕込量を調節した。沈殿した粉体を濾過し洗浄
した後、この粉体を250℃で12時間乾燥させ、続い
て、900℃で3.5時間焼成した。これにより、二酸
化チタンによって表面被覆された雲母:積層型顔料
(1)を得た。
を、水酸化ナトリウム水溶液に分散させ、この分散液に
ケイ酸ナトリウム溶液を計量滴下した。この際、水溶液
のpHは塩酸によってpH7.5強に一定保持した。滴
下終了後、同一温度で加熱攪拌を行い、粉体を沈殿させ
た。この際に、積層型顔料(1)85.5部に対し、シ
リカが14.5部になるようにケイ酸ナトリウムの仕込
量を調節した。沈殿した粉体を濾過し洗浄した後、この
粉体を250℃で12時間乾燥させ、続いて、750℃
で3.5時間焼成した。これにより、キャリア材となる
雲母、第一層の二酸化チタン被覆、第二層のシリカ被覆
の積層型顔料(2)を得た。
様な方法によって第三層を二酸化チタンにて被覆した積
層型顔料(3)を得た。但し、ここでは、積層型顔料
(2)82.7部に対し、二酸化チタンが17.3部に
なるように四塩化チタンの仕込量を調節した。
様な方法によって第四層をシリカにて被覆した積層型干
渉性顔料を得た。但し、ここでは、積層型顔料(3)7
4.5部に対し、シリカが25.5部になるようにケイ
酸ナトリウムの仕込量を調節した。
ら、キャリア材となる雲母が42部、第一層と第三層を
合わせて二酸化チタンが23部、第二層と第四層を合わ
せてシリカが34部であることが分かった。また、積層
型干渉性顔料の各層における幾何学的厚みは、キャリア
材となる雲母が330nm、第一層の二酸化チタンが2
7nm、第二層のシリカが42nm、第三層の二酸化チ
タンが33nm、第四層のシリカが115nmであるこ
とが分かった。また、この積層型干渉性顔料の形状は、
板状であった。
積層型干渉性紫外線遮蔽顔料を実施例1において用い
た。
させると同時に、別途に加熱混合した油剤成分(B)を添
加した。さらに、これらを充分混合し、プレス成型して
パウダーファンデーションを得た。
ーションについて、専門パネラー5名により塗布時の使
用感(延展性等の使用性)、及び仕上がりの透明感や光
沢感等の自然さ(仕上り感)の評価を行った。評価は下
記に示す5段階評価で行い、平均値を記号化して示し
た。パウダーファンデーションの官能評価結果(評価結
果1)を表2に示す。
ーションをサージカルテープ(3M corporat
ion)上に、各々、二酸化チタン量が5mg/40cm
2になるように塗布し、MPF(1/Tλ:波長λnm
透過度の逆数)をOptometrics SPF−2
90 Analyzer(Optometrics U
SA, Inc.)を用いて測定した。測定結果を図1
に示す。
ーションをサージカルテープ(3M corporat
ion)上に、各々、二酸化チタン量が5mg/40cm
2になるように塗布し、これを黒色布の上に置いて、反
射率(%)をSPECTROPHOTOMETER CM−2002(MINO
LTA)を用いて測定した。測定結果を図2に示す。
は、化粧料等に配合されることによって、紫外線遮蔽効
果(積層構造の光干渉効果に起因する広い紫外領域にお
ける波長光の高い遮蔽能)及び可視光透過性(広い可視
領域における波長光の高い透過性)を向上できるもので
ある。本発明の化粧料は、前記積層型干渉性紫外線遮蔽
顔料を含有するものであるため、肌に有害な紫外線を効
果的に遮蔽(前記顔料の積層構造の光干渉効果に起因す
る広い紫外領域における波長光の高い遮蔽能)し、自然
な仕上りが得られる(広い可視領域における波長光の高
い透過性)ものである。また、本発明の化粧料は、前記
積層型干渉性紫外線遮蔽顔料が薄片状乃至板状を有する
場合には、延展性等の使用性に特に優れたものとなる
(前記薄片状乃至板状に起因する肌の上での延展効果や
密着感の増大)。
化粧料を実施した場合における入射光の波長(紫外光領
域)とMPFとの関係を示すグラフである。
化粧料を実施した場合における入射光の波長(可視光領
域)と反射率との関係を示すグラフである。
Claims (7)
- 【請求項1】 高屈折率を有する金属酸化物と低屈折率
を有する金属酸化物との少なくとも三層以上の交互層に
よって被覆された薄片状乃至板状顔料からなり、紫外線
を遮蔽することを特徴とする積層型干渉性紫外線遮蔽顔
料。 - 【請求項2】 前記積層型干渉性紫外線遮蔽顔料は、そ
の厚さが0.2μm〜2.0μmである、請求項1記載
の積層型干渉性紫外線遮蔽顔料。 - 【請求項3】 高屈折率を有する金属酸化物と低屈折率
を有する金属酸化物との少なくとも三層以上の交互層か
らなり、且つ、中空構造を有し、紫外線を遮蔽すること
を特徴とする積層型干渉性紫外線遮蔽顔料。 - 【請求項4】 前記積層型干渉性紫外線遮蔽顔料は、そ
の形状が薄片状乃至板状であり且つその厚さが0.2μ
m〜2.0μmである、請求項3記載の積層型干渉性紫
外線遮蔽顔料。 - 【請求項5】 前記高屈折率を有する金属酸化物が二酸
化チタンであり、且つ、前記低屈折率を有する金属酸化
物がシリカである、請求項1乃至4の何れかに記載の積
層型干渉性紫外線遮蔽顔料。 - 【請求項6】 前記薄片状乃至板状顔料は、その屈折率
が1.5〜2.0であって、第一被覆層が厚さ19nm
〜35nmの二酸化チタン層、第二被覆層が厚さ29n
m〜55nmのシリカ層、第三被覆層が厚さ23nm〜
43nmの二酸化チタン層、及び第四被覆層が厚さ81
nm〜150nmのシリカ層の四層交互層によって被覆
されている、請求項1、2又は5記載の積層型干渉性紫
外線遮蔽顔料。 - 【請求項7】 請求項1乃至6の何れかに記載の積層型
干渉性紫外線遮蔽顔料を含有することを特徴とする化粧
料。
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